JPH07102196A - 電着塗装剤および電着塗装方法 - Google Patents

電着塗装剤および電着塗装方法

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JPH07102196A
JPH07102196A JP5246863A JP24686393A JPH07102196A JP H07102196 A JPH07102196 A JP H07102196A JP 5246863 A JP5246863 A JP 5246863A JP 24686393 A JP24686393 A JP 24686393A JP H07102196 A JPH07102196 A JP H07102196A
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JP
Japan
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water
electrodeposition coating
soluble
polyimide precursor
film
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JP5246863A
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Shinichi Oda
慎一 小田
Shunei Okamoto
俊英 岡本
Hiroshi Yokota
洋 横田
Kenjiro Hayashi
健二郎 林
Kazufumi Hamabuchi
一文 濱渕
Toshio Mizuno
敏夫 水野
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Daikin Industries Ltd
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Nitto Denko Corp
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/44Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes for electrophoretic applications
    • C09D5/4419Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes for electrophoretic applications with polymers obtained otherwise than by polymerisation reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09D179/04Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain; Polyhydrazides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C09D179/08Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗膜の連続性がよく、均一な焼付塗膜を形成
し得、また、下地との密着性が優れ、強靭な焼付塗膜が
形成し得る水溶性ポリイミド組成物の実用に耐え得る電
着塗装方法ならびに電着塗装剤を提供する。 【構成】 1・2・3・4−ブタンテトラカルボン酸と
4・4´−ジアミノジフェニルメタンを反応させて酸価
残存率22.0%のポリイミド前駆体を合成し、アンモ
ニア水で水溶性とし、更にトリエチレングリコールとポ
リテトラフルオロエチレンディスパ−ジョンと水とを混
合して電着塗装剤を得る。この電着塗装剤からなる塗装
用溶液3を用いて陰極1と陽極4に直流電源2より電圧
を印加し、電着を行い、乾燥し、230℃で30分間焼
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水溶性ポリイミド組成物
の電着塗装方法および水溶性ポリイミド組成物から成る
電着塗装剤に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリイミド組成物は、耐熱性・化学安定
性・電気特性に優れているという理由からコーティング
剤や接着剤、封止材、繊維など広い分野で使用され、そ
の実績も大きい。特にポリイミド組成物を塗布し、その
優秀な皮膜特性を利用するケースが多いが、その塗装方
法として従来は、スプレー塗装やディッピング方式によ
るものが一般である。スプレー塗装の場合は塗着効率が
他の方式に比べて約30%程度ダウンすることや塗りム
ラが発生し易いなどの問題があり、ディッピングの場合
は、たまりの部分のクラック発生やシャープな形状の場
所(エッヂ、ピン先)などに皮膜がつき難い等の問題が
ある。
【0003】このような問題点を解決する方法として電
着塗装方法は有力な方法である。ポリイミド組成物を電
着塗装に適用する方法として、一般的に無水ピロメリッ
ト酸のような芳香族系テトラカルボン酸とジアミンから
得られるポリイミド前駆体であるポリアミック酸を水溶
性組成物として利用する方法が考えられるが、特に芳香
族系ポリイミド前駆体の水溶化の場合、重合反応時イミ
ド化反応の共存等により水溶化するにあたって分子量を
上げることが難しいことから、焼付皮膜は強度や伸びが
なく、たやすくダメージを受け易い欠点がある。
【0004】また、文献や特許等にはポリイミド系ポリ
マーの電着塗装によるコーティング例が見受けられる
が、電着出来ても焼付け後被膜化出来なかったり、皮膜
の連続性、可とう性、耐熱性等に問題があり、実用レベ
ルに至っていないのが現状である。
【0005】本発明者等は以上のような問題点を解決す
べく鋭意検討を行なった結果、電着塗装における水溶性
ポリイミドの皮膜物性を従来よりも向上でき、かつ水溶
液の安定性を計る上において1・2・3・4−ブタンテ
トラカルボン酸もしくはそのイミド形成性誘導体とほぼ
当モルのジアミンから得たポリアミック酸をアンモニア
等により中和・水溶液化したものが良いことを見い出し
た。ところが、このものは電着塗装は出来るが、皮膜を
焼き付けた時、皮膜が島状、つぶ状になるなど皮膜の連
続性がなく、均一な焼付塗膜が形成できず、また下地と
の密着性に欠け、強靭な皮膜が得られないという欠点が
あることがわかった。
【0006】
【発明が解決しようする課題】本発明は、これらの欠点
のない水溶性ポリイミド組成物の電着塗装方法ならびに
水溶性ポリイミドから成る電着塗装剤を提供するもので
あり、皮膜の連続性が得られ、均一な焼付塗膜を形成し
得、また、下地との密着性が優れ、強靭な焼付皮膜が形
成し得る水溶性ポリイミド組成物の実用に耐え得る電着
塗装方法ならびに電着塗装剤を提供する事を目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために次の構成を有する。 (1) 1・2・3・4−ブタンテトラカルボン酸もし
くは、そのイミド形成性誘導体とジアミンより得られる
酸価残存率30〜3%のポリイミド前駆体の水溶性組成
物を電着塗装するに当り、該水溶性組成物にアルコール
系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルム
アミドまたはジメチルアセトアミドから選ばれた水溶性
溶媒を添加しておくことを特徴とする電着塗装方法。
【0008】(2) アルコール系溶媒、N−メチル−
2−ピロリドン、ジメチルホルムアミドまたはジメチル
アセトアミドから選ばれた水溶性溶媒の含有量がポリイ
ミド前駆体の水溶性組成物との合計量に基づいて20重
量%以上である前記(1)項に記載の電着塗装方法。
【0009】(3) 1・2・3・4−ブタンテトラカ
ルボン酸もしくは、そのイミド形成性誘導体とジアミン
より得られる酸価残存率30〜3%のポリイミド前駆体
の水溶性組成物を電着塗装した後、該電着塗装面にアル
コール系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチル
ホルムアミドまたはジメチルアセトアミドから選ばれた
水溶性溶媒またはその水溶液を塗布することを特徴とす
る電着塗装方法。
【0010】(4) ポリイミド前駆体の水溶性組成物
に、さらにフッ素樹脂を含むディスパ−ジョンが添加さ
れてなる前記(1)〜(3)項のいずれかに記載の電着
塗装方法。
【0011】(5) ポリイミド前駆体の水溶性組成物
とフッ素樹脂を含むディスパ−ジョンとが固形分重量比
で5:95〜95:5である前記(4)項に記載の電着
塗装方法。
【0012】(6) フッ素樹脂を含むディスパ−ジョ
ンが、ポリテトラフルオロエチレンのディスパ−ジョン
である前記(4)又は(5)項のいずれかに記載の電着
塗装方法。
【0013】(7) 1・2・3・4−ブタンテトラカ
ルボン酸もしくは、そのイミド形成性誘導体とジアミン
より得られる酸価残存率30〜3%のポリイミド前駆体
の水溶性組成物にアルコール系溶媒、N−メチル−2−
ピロリドン、ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセ
トアミドから選ばれた水溶性溶媒を添加して成る電着塗
装剤であって、前記水溶性溶媒の含有量が前記ポリイミ
ド前駆体の水溶性組成物との合計量に基づいて20重量
%以上である電着塗装剤。
【0014】(8) ポリイミド前駆体の水溶性組成物
に、さらにフッ素樹脂を含むディスパ−ジョンが添加さ
れてなる前記(7)項に記載の電着塗装剤。 (9) ポリイミド前駆体の水溶性組成物とフッ素樹脂
を含むディスパ−ジョンとが固形分重量比で5:95〜
95:5である前記(8)項に記載の電着塗装剤。
【0015】(10) フッ素樹脂を含むディスパ−ジ
ョンが、ポリテトラフルオロエチレンのディスパ−ジョ
ンである前記(7)〜(9)項のいずれかに記載の電着
塗装剤。
【0016】以下さらに本発明について詳細に説明す
る。本発明により使用する電着塗装用ポリイミド組成物
の主たる成分であるポリイミド前駆体の水溶性組成物
は、1・2・3・4−ブタンテトラカルボン酸または場
合によってはその誘導体(一無水物、二無水物、エステ
ル、アミド等)とジアミンとを水溶性溶媒中、あるいは
場合によっては水溶性溶媒と水との共存下で加熱し反応
(アミド化およびイミド化)を進行せしめて酸価残存率
30〜3%のポリイミド前駆体を生成させ、これに例え
ばアンモニアを添加することによって水溶性組成物とす
るなどの方法で好ましく達せられる。
【0017】ジアミンとしては脂肪族、脂環族、芳香
族、それらの混合物等適宜のジアミンを用い得るがより
実用的なものは芳香族ジアミンである。ジアミンの具体
的化合物をいくつか例示すると次のものがあげられる。
メタフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、4
・4´−ジアミノジフェニルメタン、4・4´−ジアミ
ノジフェニルエタン、4・4´−ジアミノジフェニルプ
ロパン、4・4´−ジアミノジフェニルエーテル、3・
4´−ジアミノジフェニルエーテル、ベンジジン、3・
3´−ジメトキシベンジジン、4・4´−ジアミノジフ
ェニルサルファイド、4・4´−ジアミノジフェニルス
ルホン、3・3´−ジアミノジフェニルスルホン、p−
ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、m−ビス(4
−アミノフェノキシ)ベンゼン、4・4´−ジアミノビ
フェニル、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジア
ミン、ノナメチレンジアミン、4・4´−ジメチルヘプ
タメチレンジアミン、3−メトキシヘプタメチレンジア
ミン、2・11−ジアミノドデカン、1・4−ジアミノ
シクロヘキサン、2・2´−ジアミノジエチルエーテ
ル、2・2´−ジアミノジエチルチオエーテル、3・3
´−ジアミノジプロポキシエタン、2・6−ジアミノピ
リジン、グアナミン、2・5−ジアミノ−1・3・4−
オキサジアゾール、2−(3´−アミノフェニル)−5
−アミノベンツオキサゾール、ビス−(4−アミノフェ
ニル)ホスフィンオキシド、ビス−(4−アミノフェニ
ル)ジエチルシラン等であり、これらは単独ないし混合
物として使用され得る。
【0018】本発明に使用される水溶性溶媒としては、
N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミドま
たはジメチルアセトアミドないしは下記の一般式で示さ
れるアルコール系溶媒を使用することができる。これら
は単独ないしは混合して用いてもよいことは勿論であ
る。
【0019】
【化1】
【0020】(RはC3 8 の脂肪族或は脂環族化合物
の一価残基)
【0021】
【化2】
【0022】(R1はC3 8 の脂肪族或は脂環族化合
物の二価残基、或は式
【0023】
【化3】
【0024】“nは0〜5の整数、R2 は水素原子或は
メチル基”で表される二価残基)
【0025】
【化4】
【0026】(mは1〜3の整数、R3 はC1 4 の低
級アルキル基、R4 は水素原子或は−OOCCH3 基、
或はR3 及びR4 がメチル基)
【0027】
【化5】
【0028】(R5 はグリセリン或はトリメチロールプ
ロパンの残基)。上記一般式で示される水溶性溶媒の具
体例としては、前記一般式(化1)で示される化合物と
して、例えばイソプロピルアルコール、n−ブチルアル
コール、t−ブチルアルコール、ヘキシルアルコール、
シクロヘキサノール等が挙げられる。
【0029】前記一般式(化2)で示される化合物とし
ては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコー
ル、低分子量ポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、1・4−ブタンジオ
ール、1・6−ヘキサンジオール、1・4−シクロヘキ
サンジオール等が挙げられる。
【0030】前記一般式(化4)で示される化合物とし
ては、例えばエチレングリコールモノメチルエーテル、
エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリ
コールモノイソプロピルエーテル、エチレングリコール
モノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、
ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコール
ジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエー
テル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールモ
ノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテルアセテート等が挙げられる。
【0031】前記一般式(化5)で示される化合物とし
ては、例えばグリセリン、トリメチロールプロパン等が
挙げられる。以上の反応成分を重合釜中に投入し反応さ
せるが、1・2・3・4−ブタンテトラカルボン酸また
はその誘導体とジアミンの水溶性溶媒中ないしは水溶性
溶媒と水の共存下での重合反応時の濃度は通常50〜9
5%(wt%)が好ましく、95%を越えるとコントロ
ールが難しくなり、また、低すぎるとコスト的に不利で
ある。
【0032】反応に際し水溶性溶媒は単独でも用いられ
るが、更に反応初期に水の共存下で反応を行なうと操作
上非常に有効な場合がある。この水は昇温と共に反応系
外へ排出されるもので、反応系を初期から均一に保つこ
とが出来る。
【0033】このような方法は酸成分が実質的に遊離の
酸として反応を進行せしめる場合に用いられる。一方、
酸無水物を無水物として反応を進める必要のある場合は
反応時に水を共溶媒とする事は好ましくない。
【0034】ブタンテトラカルボン酸とジアミンのモル
比はほぼ1:1の割合で行われるが、どちらかの成分が
数%多い場合でも所定の性能が得られる。反応温度は通
常60℃以上、常圧下で沸点までの温度の間で行われる
が好ましくは80℃〜沸点の間で行われる。
【0035】以上の反応で縮合反応が起り、酸価残存率
30〜3%の縮合物が得られる。以下酸価は試料1g当
りのカルボキシル基のmg当量で表わし、またここでい
う酸価残存率は反応初期の系内の酸成分の酸価を100
%として、反応後どれだけの酸基が残存しているかを示
すものである。酸価残存率3〜30%にするには、重合
中に適宜酸価残存率を測定して、酸価残存率3〜30%
になった時点で、重合を停止すればよい。酸価残存率3
〜30%にすることにより可とう性と耐熱性をあわせ持
ったポリイミド前駆体とすることが出来る。3%未満で
あると、水溶性化が困難となりまた30%を越えると水
溶性化が容易となる反面機械的特性が低下したり、目的
とする用途に適用し加熱する際に水などの脱成分が多く
なり脱水反応により発泡が皮膜に発生し外観が悪くな
る。
【0036】かくして得られたポリイミド前駆体を水溶
性組成物とするため、各種の方法が採用される。通常、
好ましくは残存するカルボン酸残基とアンモニアを反応
させて、アンモニウム塩とするのが一般的である。アン
モニウム塩を形成せしめるアンモニアとしてはアンモニ
ア、アンモニア水が用いられ通常組成物を目的に応じて
稀釈する時の稀釈水と共に用いるのが簡便である。その
使用量は生成ポリイミド前駆体の酸価に対して当量程度
が望ましいが、上限に特に制限はない。この場合も過剰
であれば当然不経済であって放出量が多くなる。ポリイ
ミド前駆体を塩形成する時の温度は0℃から200℃、
特に40℃から120℃で充分である。かくして容易に
水溶性組成物を得ることが出来る。
【0037】これらの水溶性ポリイミド組成物に必要に
応じて水溶性添加物を添加することは可能であり、皮膜
の特性向上を計ることも可能である。かかる水溶性物質
としては、フェノール類、メラミン類、アルデヒド類、
水溶性チタン化合物、水溶性ジルコニア化合物等が挙げ
られ、その添加量は通常10%wt以内、好ましくは組
成物の0.1〜5wt%の範囲で用いられる。
【0038】また、硬化促進剤として、有機金属化合
物、例えばSn,Zn,Mn,Fe,Co,Pbのオク
テン酸塩のようなもの、あるいはナフテン酸塩が0.0
1〜0.1wt%の範囲で用いることが出来る。
【0039】上記により得られた水溶性ポリイミド前駆
体の水溶性組成物を電着塗装に適用するに当り、本発明
の一の発明は、該水溶性組成物中に前述したアルコール
系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルム
アミドまたはジメチルアセトアミドから選ばれた水溶性
溶媒を添加してなる電着塗装剤を用いて、電着塗装を行
う方法である。
【0040】電着塗装の具体的手法としては公知の手法
に従うことができ、目的、用途、素材の種類その他によ
って好適な条件を選定して用いればよく、一概に限定す
るものではないが、一例を示すと例えば図1に示す如
く、適宜の容器5中に電着塗装用溶液3を入れ、陽極4
として例えばアルミニウム板を用い、陰極1として例え
ばステンレス板(この場合SUS304)を用い、直流
電源2を用い、30V〜300Vで1〜5Aの電圧、電
流をかけることにより、電着塗装を施すことができる。
【0041】かくして得られた電着塗装物は通常200
〜400℃で5〜60分焼付けされる。本発明方法によ
れば、被塗装対象物の形が複雑な形をしていたり、シャ
ープな形状部分(例えばエッジ部とかピン先部)をなど
を有する物体、例えばボルトやナットのネジ山の部分な
どにも均一に塗膜を形成することができる。
【0042】かかる電着塗装を行う場合に水溶性ポリイ
ミド前駆体に添加する前述の水溶性溶媒の量は好ましく
は、両者の合計量に基づき20重量%以上であり、上限
は特に制限するものではないが、経済性の点から95重
量%であり、特に好ましくは25〜90重量%である。
特にこの範囲にすることにより、焼付け塗膜の皮膜の連
続性、下地との密着性、強靭性等をより好ましく改良し
得る。
【0043】また、本発明においては、1・2・3・4
−ブタンテトラカルボン酸もしくは、そのイミド形成性
誘導体とジアミンより得られる酸価残存率30〜3%の
ポリイミド前駆体の水溶性組成物を電着塗装した後、該
電着塗装面に前述したアルコール系溶媒、N−メチル−
2−ピロリドン、ジメチルホルムアミドまたはジメチル
アセトアミドから選ばれた水溶性溶媒またはその水溶液
を塗布する電着塗装方法によっても、本発明の前記目的
を達成することができる。
【0044】すなわち、上記の水溶性ポリイミド前駆体
組成物をまず電着塗装し、焼付ける前に得られた電着塗
装品の該塗装面に、上記水溶性溶媒またはその水溶液を
スプレー等の方法や電着塗装品を上記水溶性溶媒または
その水溶液に浸漬する等の適宜の方法により塗布し、そ
の後焼付け硬化することにより、連続した可とう性・密
着性に優れたポリイミド皮膜を形成することができる。
上記水溶性溶媒を水溶液として用いる場合、その濃度は
50wt%以上、好ましくは75〜99wt%である。
焼付け硬化の条件等は前述と同様の条件でよい。
【0045】尚、本発明における水溶性溶媒としては、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テト
ラエチレングリコール、グリセリン、N−メチル−2−
ピロリドン等の沸点が200℃以上の水溶性溶媒を用い
ることが、焼付け硬化する際に、連続した可とう性・密
着性に優れたポリイミド皮膜を容易に形成することがで
きるので特に好ましい。
【0046】また、以上説明した電着塗装剤ならびに電
着塗装方法においては、ポリイミド前駆体の水溶液性組
成物に、さらにフッ素樹脂を含むディスパ−ジョンが添
加されたものを用いることが、シャープなエッジ部など
を有する塗装対象物のエッジ部などへの塗膜の均一な付
着性をより一層向上させることができ、また、塗膜の耐
熱性もより向上し、更に非粘着性、低摩擦性(潤滑
性)、防錆姓や防蝕性などの耐薬品性が優れた塗膜の形
成が可能となり好ましい。
【0047】フッ素樹脂を含むディスパ−ジョンとは、
疎水性コロイド状のフッ素樹脂粒子の水性懸濁液をい
う。フッ素樹脂としては、各種のフッ素含有重合体を使
用し得るが、特にポリテトラフルオロエチレン、ポリビ
ニリデンフルオライド等のホモポリマ−、テトラフルオ
ロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、エチ
レン−テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピ
レン共重合体、エチレン−テトラフルオロエチレン共重
合体、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体
のコポリマ−、ポロテトラフルオロエチレンをクロロト
リフルオロエチレンやパ−フルオロアルキルビニルエ−
テルで変性した変性ポリマ−、およびこれらの混合物を
使用することができる。
【0048】ここで変性とは、粒子全体に対して約2重
量%以下の量で共重合させることにより、本来の有用な
性質を保持したまま、不足する性質を改質することをい
う。上述したフッ素樹脂を含むディスパ−ジョンのフッ
素樹脂のうち、特にポリテトラフルオロエチレンは、そ
のディスパ−ジョンの入手が容易であり、且つ、耐熱
性、低摩擦性(潤滑性)の点で更にすぐれた塗膜が形成
可能であることなどからも特に好ましいものの一つであ
る。
【0049】これらのフッ素樹脂は、通常30〜70重
量%程度の水性懸濁液として入手することができる。ポ
リイミド前駆体の水溶性組成物とフッ素樹脂を含むディ
スパ−ジョンとの固形分重量比率は、好ましくは5:9
5〜95:5、より好ましくは40:60〜60:40
であり、ポリイミド前駆体の割合が極めて少なくなりす
ぎると、塗膜の強靭性が低下する恐れがあり、フッ素樹
脂成分の比率が少なすぎると、フッ素樹脂を含むディス
パ−ジョンを添加することによる前述の改良効果が十分
に発揮できないこともあり、上述したような割合で用い
ることが好ましい。
【0050】前記フッ素樹脂を含む水性懸濁液は、通
常、懸濁安定剤として界面活性剤を含有している。この
他、必要に応じて、無機充填剤や顔料などを配合するこ
ともできる。
【0051】
【作用】
(1) 本発明の第1の発明である電着塗装方法は、1
・2・3・4−ブタンテトラカルボン酸もしくは、その
イミド形成性誘導体とジアミンより得られる酸価残存率
30〜3%のポリイミド前駆体の水溶性組成物を電着塗
装するに当り、該水溶性組成物にアルコール系溶媒、N
−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミドまた
はジメチルアセトアミドから選ばれた水溶性溶媒を添加
しておくことにより、水溶性組成物であるので、電着塗
装が可能となり、且つ、前記特定の溶媒が、可塑剤的な
役割を果たすためか、皮膜の連続性が得られ、均一な焼
付塗膜を形成し得、また、下地との密着性が優れ、強靭
な焼付皮膜が形成し得る水溶性ポリイミド組成物の実用
に耐え得る電着塗装方法が提供できるものと考えられ
る。
【0052】(2) 更に前記電着塗装方法において、
アルコール系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン、ジメ
チルホルムアミドまたはジメチルアセトアミドから選ば
れた水溶性溶媒の含有量がポリイミド前駆体の水溶性組
成物との合計量に基づいて20重量%以上である好まし
い態様とすることにより、より容易に皮膜の連続性が達
成でき、均一な焼付塗膜を形成し得、また、下地との密
着性が優れ、強靭な焼付皮膜が形成し得る水溶性ポリイ
ミド組成物の実用に耐え得る電着塗装方法が提供でき好
ましい。
【0053】(3) また、本発明の電着塗装方法とし
て、1・2・3・4−ブタンテトラカルボン酸もしく
は、そのイミド形成性誘導体とジアミンより得られる酸
価残存率30〜3%のポリイミド前駆体の水溶性組成物
を電着塗装した後、該電着塗装面にアルコール系溶媒、
N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミドま
たはジメチルアセトアミドから選ばれた水溶性溶媒また
はその水溶液を塗布する方法によれば、前記電着塗装面
の塗膜に前記特定の水溶性溶媒が染み込んで、可塑剤的
な役割を果たすためか、皮膜の連続性が達成でき、均一
な焼付塗膜を形成し得、また、下地との密着性が優れ、
強靭な焼付皮膜が形成し得る水溶性ポリイミド組成物の
実用に耐え得る電着塗装方法が提供できるものと考えら
れる。
【0054】(4) また、前記いずれかの電着塗装方
法において、ポリイミド前駆体の水溶液性組成物に、さ
らにフッ素樹脂を含むディスパ−ジョンが添加される事
により、シャープなエッジ部を有する塗装対象物のエッ
ジ部なども塗膜が薄くならずに、より一層均一に塗膜を
形成することができ、また、耐熱性も向上し、更に非粘
着性、低摩擦性(潤滑性)、防錆性や防蝕性などの耐薬
品性が優れた塗膜が形成可能な電着塗装方法が提供でき
好ましい。
【0055】(5) また、前記電着塗装方法におい
て、ポリイミド前駆体の水溶液性組成物とフッ素樹脂を
含むディスパ−ジョンとが固形分重量比で5:95〜9
5:5とすることにより、塗膜の強靭性を低下させるこ
となく、前述の作用が十分に発揮され、好ましい。
【0056】(6) フッ素樹脂を含むディスパ−ジョ
ンが、ポリテトラフルオロエチレンのディスパ−ジョン
とすることにより、ポリテトラフルオロエチレンのディ
スパ−ジョンは入手が容易であり、且つ、耐熱性、低摩
擦性(潤滑性)の点でよりすぐれた塗膜を形成可能な電
着塗装方法を提供でき、好ましい。
【0057】(7) また、本発明の電着塗装剤は、1
・2・3・4−ブタンテトラカルボン酸もしくは、その
イミド形成性誘導体とジアミンより得られる酸価残存率
30〜3%のポリイミド前駆体の水溶性組成物にアルコ
ール系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホ
ルムアミドまたはジメチルアセトアミドから選ばれた水
溶性溶媒を添加して成る電着塗装剤であって、前記水溶
性溶媒の含有量が前記ポリイミド前駆体の水溶性組成物
との合計量に基づいて20重量%以上としたので、電着
塗装が可能で、且つ、電着塗装した場合に前記特定の溶
媒が、可塑剤的な役割を果たすためか、皮膜の連続性が
得られ、均一な焼付塗膜を形成し得、また、下地との密
着性が優れ、強靭な焼付皮膜が形成し得る水溶性ポリイ
ミド組成物の実用に耐え得る電着塗装剤とすることがで
きるものと考えられる。
【0058】(8) また、更に、前記ポリイミド前駆
体の水溶性組成物に、フッ素樹脂を含むディスパ−ジョ
ンが添加される事によって、シャープなエッジ部などを
有する塗装対象物のエッジ部なども塗膜が薄くならず
に、より一層均一に塗膜を形成することができ、また、
塗膜の耐熱性もより向上し、更に非粘着性、低摩擦性
(潤滑性)、防錆性や防蝕性などの耐薬品性が優れた電
着塗膜が形成可能な電着塗装剤とすることができるので
好ましい。
【0059】(9) また、前記電着塗装剤において、
ポリイミド前駆体の水溶性組成物とフッ素樹脂を含むデ
ィスパ−ジョンとが固形分重量比で5:95〜95:5
とすることにより、塗膜の強靭性を低下させることな
く、前述の作用が十分に発揮される電着塗装剤とするこ
とができるので好ましい。
【0060】(10) また、フッ素樹脂を含むディス
パ−ジョンが、ポリテトラフルオロエチレンのディスパ
−ジョンとすることにより、ポリテトラフルオロエチレ
ンのディスパ−ジョンは入手が容易であり、且つ、耐熱
性、低摩擦性(潤滑性)の点でよりすぐれた塗膜を形成
可能な電着塗装剤とすることができるので好ましい。
【0061】
【実施例】
実施例−1 117.0g(0.5モル)の1・2・3・4−ブタン
テトラカルボン酸、99.0g(0.5モル)の4・4
´−ジアミノジフェニルメタン、70.0gのトリエチ
レングリコールを温調器、コンデンサ、スターラのつい
た500ccの3つ口フラスコで攪拌し合成を開始し
た。約100℃になったところで水の留出が始まり、次
第に褐色の均一な溶液になった。130℃になった時点
では、反応水は14ml、得られたポリイミド前駆体の
酸価は1.54mg(酸価残存率22.0%)であっ
た。その時点で反応を止めアンモニア水(28%)を
1.5倍の精製水で薄めて使用し過剰のアンモニアは系
外に留去した。最終的に溶液からアンモニア臭は認めら
れなかった。次にトリエチレングリコールを480g添
加し、50℃で30分攪拌を続けて、電着用組成物を得
た。得られた水溶性電着用組成物は、粘度1.7ポイズ
(at30℃)、固型分22.1%であった。
【0062】電着塗装は、図1に示した装置を用いて行
った。図1中の陰極1として、ステンレスのSUS30
4板は2cm×10cm、陽極4のAl板は2cm×1
0cm、直流電源2により150ボルト、max.1.
3Aで60秒間電着を行った。なお、図中3の電着塗装
用溶液として本実施例の水溶性電着用組成物を用いた。
上記により被覆されたAl板を120℃×30分、25
0℃で60分焼付けした。焼付け後のAl板は表面が平
滑でピンホールは全く見られなかった。1cm×1cm
で100分割のゴバン目試験(JIS K5400)を
行ったところ剥離0で密着性は著しく良好であった。
【0063】実施例−2 117.0g(0.5モル)の1・2・3・4−ブタン
テトラカルボン酸、58.0g(0.5モル)のヘキサ
メチレンジアミンと35.0gのエチレングリコールモ
ノエチルエーテルを用いて実施例−1と同様の操作の下
でポリイミド前駆体を合成した。得られたポリイミド前
駆体の酸価は2.23mg(酸価残存率23.4%)で
あった。
【0064】次にアンモニア水を精製水とともに添加し
アンモニウム塩を形成させ、N−メチル−2−ピロリド
ンを100g添加し、粘度1.1ポイズ、固型分24.
2%の電着塗装様組成物を得た。電着塗装は図1と同様
の装置を用いて150V、max.1.0Aで60秒間
で行なった。焼付けは実施例−1と同様に処理した。得
られた皮膜はピンホールが無く平滑であった。ゴバン目
試験で剥離は認められず良好であった。
【0065】比較例−1 117.0g(0.5モル)の1・2・3・4−ブタン
テトラカルボン酸、99.0g(0.5モル)の4・4
´−ジアミノジフェニルメタン、70.0gのトリエチ
レングリコールを実施例−1と同様の操作で酸価1.5
4mg(酸価残存率22.0%)のポリイミド前駆体を
合成し、実施例−1と同様にアンモニア水を添加しアン
モニウム塩を形成させた後に、水を480g添加し、5
0℃で30分攪拌し電着塗装用組成物を得た。得られた
組成物は、粘度0.8ポイズ(at30℃)、固型分2
2.0%であった。
【0066】電着塗装は図1と同様の装置を用いて15
0V、max.1.5Aで60秒間で行なったところA
l板上にポリイミドの皮膜が形成されるのが観察され
た。次に実施例−1と同様に焼付けを行なったところ、
砂をまぶしたような粒状皮膜が出来ており連続性が殆ど
なく、ツメで軽くこするとその粒状皮膜は容易に剥離し
た。
【0067】実施例−3 117.0g(0.5モル)の1・2・3・4−ブタン
テトラカルボン酸、99.0g(0.5モル)の4・4
´−ジアミノジフェニールメタン、70.0gのトリエ
チレングリコールを温調器、コンデンサ、スターラのつ
いた500ccの3つ口フラスコで攪拌し合成を開始し
た。約100℃になったところで水の留出が始まり、次
第に褐色の均一な溶液になった。130℃になった時点
では、反応水は14ml、得られたポリイミド前駆体の
酸価は1.54mg(酸価残存率22.0%)であっ
た。その時点で反応を止めアンモニア水(28%)を
1.5倍の精製水で薄めて使用し過剰のアンモニアは系
外に留去した。最終的に溶液からアンモニア臭は認めら
れなかった。さらに水を480g添加し、50℃で30
分攪拌し、電着塗装用組成物を得た。得られた水溶性電
着用組成物は、粘度1.7ポイズ(at30℃)、固型
分22.0%であった。
【0068】得られた水溶性電着用組成物を用い実施例
−1と同様の方法で電着塗装し、得られた塗装物をトリ
エチレングリコール中に短時間浸漬後、120℃×30
分、250℃×60分焼付けた。焼付け後の塗装皮膜
は、表面が平滑でピンホールはなかった。また、1cm
×1cmで100分割のゴバン目試験を行ったところ剥
離は0で、密着性は著しく良好であった。
【0069】実施例−4 117.0g(0.5モル)の1・2・3・4−ブタン
テトラカルボン酸、58.0g(0.5モル)のヘキサ
メチレンジアミンと35.0gのエチレングリコールモ
ノエチルエーテルを実施例−3と同様の操作の下でポリ
イミド前駆体を合成した。得られたポリイミド前駆体の
酸価は2.23mg(酸価残存率23.4%)であっ
た。
【0070】次にアンモニア水を精製水とともに添加し
アンモニウム塩を形成させ、さらに水を100g添加
し、電着塗装用組成物を得た。得られた組成物は、粘度
0.5ポイズ、固型分24.9%であった。この組成物
を用い、150V、max.1.2Aにて60秒間電着
塗装したものをN−メチル−2−ピロリドン中に短時間
浸漬後、実施例−3と同様に焼付けた皮膜は表面が平滑
でピンホールはなく、また、下地に対する密着性は良好
であった。
【0071】実施例−5 実施例−3にて得られた電着塗装用組成物を用い、実施
例−3と同様に電着塗装後、トリエチレングリコールを
噴霧器により、塗装面全面に均一に噴霧出来るようにス
プレーした後、実施例−3と同様に焼付けた。得られた
皮膜は、表面が平滑でピンホールはなく、また下地に対
する密着性は良好であった。
【0072】比較例−2 実施例−3と同様に電着塗装を行った後、すぐに皮膜を
焼付けた。焼付けた皮膜は、砂をまぶしたような粒状の
皮膜であり、連続性はなく、またツメで軽くこするとそ
の粒状皮膜は容易に剥離した。
【0073】実施例−6 固形分40重量%に調製する以外は実施例1の手順を繰
り返して水溶性電着用組成物を得た。一方、乳化重合に
より直径0.2〜0.4μm、固形分60重量%、粘度
25c.p.(25℃)、pH10、分子量250万〜
500万のポリテトラフルオロエチレンディスパージョ
ンを得た。
【0074】次いでこの水溶性電着用組成物を100重
量部と、ポリテトラフルオロエチレンディスパージョン
100重量部と、水800重量部とを混合して電着塗装
剤を得た。
【0075】電着塗装は、図1に示した装置を用いて行
った。図1中の陰極1のステンレスSUS304板(厚
み1.5mm)は5cm×10cm、陽極4のアルミニ
ウム板(厚み1.5mm)は、2.5cm×10cm、
直流電源2により100ボルト、90秒間電着を行っ
た。なお、図1中3の電着塗装用溶液として本実施例の
電着塗装剤を用いた。上記により被覆されたアルミニウ
ム板を水洗し、赤外線雰囲気70〜85℃で15分間乾
燥し、230℃で30分間焼成した。
【0076】焼成後のアルミニウム板は表面が平滑でピ
ンホールは全く見られなかった。実施例1と同様にゴバ
ン目試験を行ったところ剥離0で密着性は著しく良好で
あった。また、鉛筆硬度試験(JIS K6894)を
行うと共に摩擦係数(バウデン−レーベンス式 荷重
1.0kg、速度0.23cm/sec,鋼球8mm
φ)を調べた。その結果を表1に示す。
【0077】実施例−7、8 水溶性電着用組成物の固形分と配合量、ポロテトラフル
オロエチレンディスパージョンの固形分と配合量、水の
配合量を表1のように代えた以外は実施例6の手順を繰
り返し、得られた電着塗装剤で電着塗装を行った。これ
を実施例6と同様に評価した結果を表1に示す。
【0078】
【表1】
【0079】
【発明の効果】
(1) 本発明の第1の発明である電着塗装方法によれ
ば、皮膜の連続性が達成でき、均一な焼付塗膜を形成し
得、また、下地との密着性が優れ、強靭な焼付皮膜が形
成し得る水溶性ポリイミド組成物の実用に耐え得る電着
塗装方法が提供できる。
【0080】(2) 更に前記電着塗装方法において、
アルコール系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン、ジメ
チルホルムアミドまたはジメチルアセトアミドから選ば
れた水溶性溶媒の含有量がポリイミド前駆体の水溶性組
成物との合計量に基づいて20重量%以上である好まし
い態様とすることにより、より容易に皮膜の連続性が達
成でき、均一な焼付塗膜を形成し得、また、下地との密
着性が優れ、強靭な焼付皮膜が形成し得る水溶性ポリイ
ミド組成物の実用に耐え得る電着塗装方法が提供でき
る。
【0081】(3) また、本発明の電着塗装方法とし
て、1・2・3・4−ブタンテトラカルボン酸もしく
は、そのイミド形成性誘導体とジアミンより得られる酸
価残存率30〜3%のポリイミド前駆体の水溶性組成物
を電着塗装した後、該電着塗装面にアルコール系溶媒、
N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミドま
たはジメチルアセトアミドから選ばれた水溶性溶媒また
はその水溶液を塗布する方法によれば、皮膜の連続性が
達成でき、均一な焼付塗膜を形成し得、また、下地との
密着性が優れ、強靭な焼付皮膜が形成し得る水溶性ポリ
イミド組成物の実用に耐え得る電着塗装方法が提供でき
る。
【0082】(4) また、前記いずれかの電着塗装方
法において、ポリイミド前駆体の水溶性組成物に、さら
にフッ素樹脂を含むディスパ−ジョンが添加される事に
より、シャープなエッジ部を有する塗装対象物のエッジ
部なども塗膜が薄くならずに、より一層均一に塗膜を形
成することができ、また、塗膜の耐熱性もより向上し、
更に非粘着性、低摩擦性(潤滑性)、防錆性や防蝕性な
どの耐薬品性が優れた塗膜が形成可能な電着塗装方法が
提供できる。
【0083】(5) また、前記電着塗装方法におい
て、ポリイミド前駆体の水溶液性組成物とフッ素樹脂を
含むディスパ−ジョンとが固形分重量比で5:95〜9
5:5とすることにより、塗膜の強靭性を低下させるこ
となく、前述の効果が十分に発揮できる電着塗装方法が
提供できる。
【0084】(6) フッ素樹脂を含むディスパ−ジョ
ンが、ポリテトラフルオロエチレンのディスパ−ジョン
とすることにより、入手が容易であり、且つ、耐熱性、
低摩擦性(潤滑性)の点でよりすぐれた塗膜を形成可能
な電着塗装方法を提供できる。
【0085】(7) また、本発明の電着塗装剤は、電
着塗装した場合に皮膜の連続性が優れ、均一な焼付塗膜
を形成し得、また、下地との密着性が優れ、強靭な焼付
皮膜が形成し得る水溶性ポリイミド組成物の実用に耐え
得る電着塗装剤を提供できる。
【0086】(8) また、更に、前記ポリイミド前駆
体の水溶性組成物に、フッ素樹脂を含むディスパ−ジョ
ンが添加される事によって、シャープなエッジ部を有す
る塗装対象物のエッジ部なども塗膜が薄くならずに、よ
り一層均一に塗膜を形成することができ、また、塗膜の
耐熱性も向上し、更に非粘着性、低摩擦性(潤滑性)、
防錆性や防蝕性などの耐薬品性が優れた電着塗膜が形成
可能な電着塗装剤を提供できる。
【0087】(9) また、前記電着塗装剤において、
ポリイミド前駆体の水溶性組成物とフッ素樹脂を含むデ
ィスパ−ジョンとが固形分重量比で5:95〜95:5
とすることにより、塗膜の強靭性を低下させることな
く、前述の作用が十分に発揮される電着塗装剤を提供で
きる。 (10) また、フッ素樹脂を含むディスパ−ジョン
が、ポリテトラフルオロエチレンのディスパ−ジョンと
することにより、入手が容易であり、且つ、耐熱性、低
摩擦性(潤滑性)の点でよりすぐれた塗膜を形成可能な
電着塗装剤を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電着塗装方法に使用する装置の一例を
示す概念図である。
【符号の説明】
1…陰極 2…直流電源 3…電着塗装用溶液 4…陽極 5…容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 俊英 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 横田 洋 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 林 健二郎 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 濱渕 一文 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 水野 敏夫 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1・2・3・4−ブタンテトラカルボン
    酸もしくは、そのイミド形成性誘導体とジアミンより得
    られる酸価残存率30〜3%のポリイミド前駆体の水溶
    性組成物を電着塗装するに当り、該水溶性組成物にアル
    コール系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチル
    ホルムアミドまたはジメチルアセトアミドから選ばれた
    水溶性溶媒を添加しておくことを特徴とする電着塗装方
    法。
  2. 【請求項2】 アルコール系溶媒、N−メチル−2−ピ
    ロリドン、ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセト
    アミドから選ばれた水溶性溶媒の含有量がポリイミド前
    駆体の水溶性組成物との合計量に基づいて20重量%以
    上である請求項1に記載の電着塗装方法。
  3. 【請求項3】 1・2・3・4−ブタンテトラカルボン
    酸もしくは、そのイミド形成性誘導体とジアミンより得
    られる酸価残存率30〜3%のポリイミド前駆体の水溶
    性組成物を電着塗装した後、該電着塗装面にアルコール
    系溶媒、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルム
    アミドまたはジメチルアセトアミドから選ばれた水溶性
    溶媒またはその水溶液を塗布することを特徴とする電着
    塗装方法。
  4. 【請求項4】 ポリイミド前駆体の水溶性組成物に、さ
    らにフッ素樹脂を含むディスパ−ジョンが添加されてな
    る請求項1〜3のいずれかに記載の電着塗装方法。
  5. 【請求項5】 ポリイミド前駆体の水溶性組成物とフッ
    素樹脂を含むディスパ−ジョンとが固形分重量比で5:
    95〜95:5である請求項4に記載の電着塗装方法。
  6. 【請求項6】 フッ素樹脂を含むディスパ−ジョンが、
    ポリテトラフルオロエチレンのディスパ−ジョンである
    請求項4又は5のいずれかに記載の電着塗装方法。
  7. 【請求項7】 1・2・3・4−ブタンテトラカルボン
    酸もしくは、そのイミド形成性誘導体とジアミンより得
    られる酸価残存率30〜3%のポリイミド前駆体の水溶
    性組成物にアルコール系溶媒、N−メチル−2−ピロリ
    ドン、ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミ
    ドから選ばれた水溶性溶媒を添加して成る電着塗装剤で
    あって、前記水溶性溶媒の含有量が前記ポリイミド前駆
    体の水溶性組成物との合計量に基づいて20重量%以上
    である電着塗装剤。
  8. 【請求項8】 ポリイミド前駆体の水溶性組成物に、さ
    らにフッ素樹脂を含むディスパ−ジョンが添加されてな
    る請求項7に記載の電着塗装剤。
  9. 【請求項9】 ポリイミド前駆体の水溶性組成物とフッ
    素樹脂を含むディスパ−ジョンとが固形分重量比で5:
    95〜95:5である請求項8に記載の電着塗装剤。
  10. 【請求項10】 フッ素樹脂を含むディスパ−ジョン
    が、ポリテトラフルオロエチレンのディスパ−ジョンで
    ある請求項7〜9のいずれかに記載の電着塗装剤。
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