JPH07101041A - ブラシ付きアニロックスコーター - Google Patents

ブラシ付きアニロックスコーター

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JPH07101041A
JPH07101041A JP5321425A JP32142593A JPH07101041A JP H07101041 A JPH07101041 A JP H07101041A JP 5321425 A JP5321425 A JP 5321425A JP 32142593 A JP32142593 A JP 32142593A JP H07101041 A JPH07101041 A JP H07101041A
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liquid
tank
applicator roller
brush
tank cavity
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JP5321425A
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Steven M Person
マーク パーソン スティーブン
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HOWARD WARREN DEMOORE
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HOWARD WARREN DEMOORE
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/02Ducts, containers, supply or metering devices
    • B41F31/027Ink rail devices for inking ink rollers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F23/00Devices for treating the surfaces of sheets, webs, or other articles in connection with printing
    • B41F23/08Print finishing devices, e.g. for glossing prints
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/02Ducts, containers, supply or metering devices
    • B41F31/08Ducts, containers, supply or metering devices with ink ejecting means, e.g. pumps, nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41PINDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
    • B41P2200/00Printing processes
    • B41P2200/10Relief printing
    • B41P2200/12Flexographic printing

Abstract

(57)【要約】 【目的】 彫刻アプリケーターローラー(58)のセル
(72)内に閉じ込められた気泡を、ローラーの彫刻面
(60)をブラシ(106)の毛で拭うことによってセ
ルから排除する。 【構成】 ローラーがドクターブレードのタンク空洞
(82)内の液状コーティング材と接触しながら回転す
ると、ブラシの毛が閉じ込められた気泡を突き破り、こ
の閉じ込められた空気をセルから排除する。ドクターブ
レードヘッド(88)の一端から他端に延びているブラ
シはブラシよりも上方に位置する上部タンクチェンバー
(102B)からブラシの下方にあってセルへの液状コ
ーティング材充填に直接関与する下方タンクチェンバー
(102A)へ分散された気泡が移行するのを阻止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は枚葉紙用または巻取紙用
のロータリーオフセットまたはフレキソ印刷機設備に係
わり、特にタンクからプレートシリンダーまたはブラン
ケットシリンダーにインクまたは保護及び/または装飾
コーティングを供給する改良型コーティング装置に係わ
る。
【0002】一般に“アニロックスローラー”と呼称さ
れる液体配量ローラーまたはアプリケーターローラーは
定量の印刷インクまたは保護及び/または装飾用液体コ
ーティングをプレートシリンダーまたはブランケットシ
リンダーへ転写するため広く印刷の分野で使用されてい
る。アプリケーターローラーの表面には“セル”と呼ば
れる間隔の詰まった浅い凹み群が彫刻されている。アニ
ロックスローラーがタンク内で回転するとインクまたは
液状コーティング材がセルに流入する。ドクターブレー
ドがアプリケーターローラーの彫刻転写面から余剰のイ
ンクまたは液状コーティング材を掻き取る。アニロック
スローラー面に残ったインクまたは液状コーティング材
はセル内に保持される。プレートシリンダーまたはブラ
ンケットシリンダーはアニロックスローラーのセルから
印刷済み枚葉紙または所期の画像を印刷すべきプラスチ
ック材または紙ウェブの全面または一部にインクまたは
液状コーティング材を付着させる。
【0003】アニロックスローラーは円筒面を有し、直
径及び長さは任意であり、セルのサイズ及び形状も任意
である。アニロックスローラーの体積容量は製造時に設
定されるが、それはセルのサイズ、形状及び単位面積当
りのセル個数の選択に左右される。用途に応じて、例え
ばUVコーティングのようにコーティング重量が小さい
用途にはセルパターンを細かく(即ち、単位面積に小さ
いセルを多数配分)すればよく、光沢紙に保護コーティ
ングまたは接着コーティングを付着させる用途にはセル
パターンを粗く(単位面積に大きいセルを少数配分)す
ればよい。
【0004】
【従来の技術】アプリケーターローラーはプレートシリ
ンダーの回転軸線と平行な軸線を中心に回転自在に軸支
される。ドクターブレードヘッドはアプリケーターロー
ラーとの係合・離脱のため進退自在である。作用位置に
おいてアプリケーターローラーの周面はドクターブレー
ドヘッド内の細長いタンク空洞内に進入する。ドクター
ブレードヘッドはアニロックス円筒面に密着してタンク
を閉鎖する1つまたは2つ以上のドクターブレードを備
えることができる。一部のドクターブレードはインクロ
ーラーと密着してインクタンク空洞の底を形成し、他の
ドクターブレードは逆向きに傾斜してアプリケーターロ
ーラー上の液膜の厚さを掻き揃えるのに使用される。
【0005】彫刻アプリケーターローラーの性能は彫刻
セル内に閉じ込められる小気泡により制限される。閉じ
込められた気泡はセルに流入するインクまたは他の液状
媒の量を制限する。セル内に閉じ込められた気泡はセル
の壁がインクまたは液状コーティング材で完全に湿潤状
態になるのを妨げるから、セルにインクまたは液状コー
ティング材を充填できるようにあらかじめ除去する必要
がある。
【0006】一般に、アニロックスのセル内に閉じ込め
られる空気の量は印刷機の速度、液状媒の流動特性、及
びタンク内におけるアプリケーターローラーの回転速度
に比例する。回転速度が大きければ、回転中のアプリケ
ーターローラーの表面に付着する空気層の慣性により閉
じ込められる空気量が増大する。閉じ込められた空気は
液状材の不足を招き、液状材の補給にばらつきを生じさ
せる。気泡が閉じ込められた領域ではインクまたは保護
コーティング材がアニロックスセルを満たすことができ
ない。また、印刷及び/または保護コーティングの質は
アニロックスセルの充填不足によって低下する。アプリ
ケーターローラーの露出周面が引き込んだ気泡が閉じ込
められることによって生じる充填不足を克服する1つの
方法は、インクまたはコーティング材が均等に付着する
ようになるまで印刷機速度を落とすことである。
【0007】アニロックスセルへのインクの充填を不均
一にする他の原因として、タンク内のインクまたは液状
材中に閉じ込められた気泡が存在することである。回転
するアニロックスローラーによって引き込まれた周面空
気がインクまたは液状コーティング材と混合する。ドク
タータンク空洞内でアニロックスローラーの周面が回転
するのに伴って発生する乱流の作用により閉じ込められ
た気泡がタンク中にエアエマルジョンとして分散する。
閉じ込められた気泡はセル直径よりも大きいのが普通で
あり、インクまたは液状コーティング材がセルの側壁と
湿潤接触するのを妨げる。毛細管流によってセルが満た
されるためには充分な湿潤接触が不可欠である。
【0008】インクまたは液状コーティング材から閉じ
込められた気泡を分離するため種々のバッフル構造が提
案されている。このような公知のバッフル構造は、ドク
ターブレードで掻きとる前に閉じ込められた空気の一部
をタンク空洞から逃すと共に、タンクを横断方向に仕切
ってインクまたは液状コーティング材の乱流運動を減少
させる。
【0009】閉じ込められた空気の影響を軽減させる公
知の方法は、インクまたはコーティング材を均等に付着
させるには印刷機速度を落とす必要があるため必ずしも
満足すべきものではない。例えば、印刷業者が利益をあ
げるには印刷の線速度が1,000ft/min(30
4.8m/分)程度でなければならない場合がある。さ
らに、競争に勝ち残るには印刷の質が極めて高いもので
なければならない。従って、印刷機速度に制限を課すこ
となくタンクからプレートシリンダーまたはブランケッ
トシリンダーへ液状インクまたは液状コーティング材を
均一に付着できる改良型のインカーまたはコーターの実
現が絶えず要望されて来た。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、枚葉紙用ま
たは巻取紙用オフセットロータリーまたはフレキソ印刷
機において印刷されたばかりの枚葉紙または巻取紙の表
面に保護及び/またはは装飾コーティング及び/または
インクを付着させる、極めて確実かつ有効に作用する改
良型コーティング装置を提供する。
【0011】彫刻アプリケーターローラーの表面を液透
過性ブラシで拭うことによって彫刻アプリケーターロー
ラーのセル内に閉じ込められた気泡をセルから除去す
る。この目的で、ドクターブレードヘッドのタンク空洞
内に細長いブラシを取り付ける。ドクターブレードヘッ
ドは供給源からインクまたは液状コーティング材の供給
を受けるタンクを画定する細長い空洞を含む。タンク空
洞内に細長いブラシを配設し、アプリケーターローラー
と係合させる。1つの実施例では、ブラシは作用位置に
おいてドクターブレードがアプリケーターローラーに密
着するとアプリケーターローラーの彫刻面を拭うように
該ローラーと係合する可撓性ブラシ毛群を有する。他の
実施例では、ブラシを連続気泡フォーム材から成る細長
体で形成する。ブラシはドクターブレードヘッドまたは
ドクターブレードに取り付ければよい。
【0012】彫刻アプリケーターローラーがドクターブ
レードタンク内の液状材と接触しながら回転すると、ブ
ラシ毛が閉じ込められた気泡を突き破り、閉じ込められ
た空気をセルから駆逐する。ブラシ毛がタンク内の液状
材で濡れ、ブラシ毛の先端に付着した液状材がセル入口
を濡らすことにより、毛細管流による充填を促進する。
ブラシ毛は個々のセル内のエアロックを破る機能をも果
す。閉じ込められた気泡を突き破り掃き出すブラシ毛の
掃除作用により、セル内に比較的低い圧力状態が生まれ
る。この低い差圧状態がセルへの液状材流入を促進す
る。
【0013】ブラシ毛はタンク内の液状材中に閉じ込め
られ分散した気泡をも破る。さらにまた、ドクターブレ
ードヘッドの一端から他端に至る細長ブラシはブラシの
上方に位置する上方タンクチェンバー内の液状材からブ
ラシの下方にあってセル充填が行われる下方タンクチェ
ンバーへ分散気泡が移行するのを防ぐバッフルとして作
用する。
【0014】以下、本発明をその実施例につき添付図面
に従って詳細に説明する。
【0015】
【実施例】図示の実施例では枚葉紙用または巻取紙用ロ
ータリーオフセットまたはフレキソ印刷機12において
印刷されたばかりの紙面に保護及び/または装飾コーテ
ィングまたはインクを付着させるのに使用される改良型
のインライン・ドクターブレード装置に本発明を組み込
んでいる。この例では、図1に示すように、ドクターブ
レード装置は4色刷り印刷機12、例えば、ドイツ連邦
共和国のHeidelberger Druckmaschinen AG社製のHeidel
berg Speedmaster 102V(102cm)に組み込まれて
おり、この印刷機12は一端、ここでは右端が給紙装置
16と接続し、この給紙装置16から枚葉紙18が1枚
ずつかつ順次印刷機へ給紙され、反対端が最終的に印刷
された枚葉紙が回収され、積み重ねられる枚葉紙デリバ
リースタッカー20と接続している機枠14を有する。
給紙装置16と枚葉紙デリバリースタッカー20の間に
は印刷機12を通過する枚葉紙に異なる色のインクを印
刷することのできる4つの実質的には同じ枚葉紙印刷ユ
ニット22、24、26、28が介在する。
【0016】図示のように、印刷ユニット22、24、
26、28はいずれも公知の態様に構成された実質的に
同じものであり、枚葉紙搬送シリンダー30、プレート
シリンダー32、ブランケットシリンダー34及び印刷
シリンダー36を含む。最初の3つの印刷ユニット2
2、24、26がそれぞれ隣接の印刷シリンダーから印
刷されたばかりの枚葉紙を引出し、これを搬送シリンダ
ー40を介して次の印刷ユニットへ搬送するように配置
された搬送シリンダー38を有する。最終印刷ユニット
28は図示実施例の場合デリバリーシリンダー42を含
み、該シリンダー42は印刷済み枚葉紙18が最終印刷
シリンダー36からデリバリ−コンベアシステム44に
よって枚葉紙デリバリースタッカー20へ搬送される
間、印刷済み枚葉紙18を支持する。
【0017】図2に示すデリバリーコンベアシステム4
4は公知構成のものであり、図面に一方だけを示した1
対のエンドレスデリバリーグリッパーチェーン46を有
する。該チェーンには横に配置されたグリッパーバーが
装着され、該バーは最終印刷ユニット28のデリバリー
シリンダー42と印刷シリンダー36の間のニップから
出た枚葉紙18の前縁を把持するグリッパー要素を有す
る。枚葉紙18の前縁Eがグリッパーによって把持され
ると、デリバリーチェーン46が印刷シリンダー36か
ら枚葉紙を引き離し、この印刷されたばかりの枚葉紙を
デリバリースタッカー20まで搬送し、ここでグリッパ
ーが最終的に印刷された枚葉紙を放す。
【0018】エンドレスデリバリーチェーン46は印刷
機駆動系と(図示しない)機械歯車機構により連結され
たデリバリー駆動軸48の両側端付近に固定されたスプ
ロケットホイールによって印刷シリンダー36に同期さ
せて駆動される。デリバリー駆動軸48は最終印刷ユニ
ット28の印刷シリンダー36付近で機枠14の両側間
にまたがり、印刷シリンダー36の軸線と平行に取り付
けられている。この実施例では、適当な手段で直径を調
節できるように構成されてデリバリーシリンダー42
を、該デリバリーシリンダー42も印刷シリンダーと正
確に同期回転するようにデリバリー駆動軸48に取り付
けてある。
【0019】ここで重要なことは、デリバリーチェーン
46に装着されたグリッパーによって最終印刷ユニット
28の印刷シリンダー36から印刷されたばかりの枚葉
紙18を搬出する時、枚葉紙のインクで濡れた面がデリ
バリー駆動軸48の方に向き、枚葉紙を搬送過程でイン
クが装置に付着しないように支持しなければならないこ
とである。典型的な実施態様としては、このような支持
をデリバリー駆動軸48に取り付けたスケルトンホイー
ルやスケルトンシリンダーによって行なわせることが可
能であるが、テキサス州ダラス市のPrinting Research,
Inc.から商品名“SUPER BLUE”で市販されているマー
キング防止用ネットを装備したデリバリーシリンダー及
び搬送シリンダーがこの目的に広く利用されている。ラ
イセンス生産販売のこのシステムはHoward W. DeMoorの
米国特許第4,402,267号に従って製造され、作
用する。
【0020】Howard W. DeMooreの米国特許第5,12
7,329号“vacuum Transfer Apparatus for Sheet-
Fed Printing Presses”に開示されているような真空式
搬送装置が最近使用されるようになっている。上記特許
に開示されている真空式搬送装置をデリバリーシリンダ
ーまたはスケルトンホイールの代りに使用することによ
り、枚葉紙のインクで濡れた表面が印刷機部分と接触し
ないように枚葉紙の印刷されていない側をデリバリー駆
動軸48から離脱させることができる。
【0021】本発明によると、枚葉紙18に保護または
装飾コーティングを付着させるためのインライン・ドク
ターブレードコーティング装置10は、既存印刷機のデ
リバリー駆動軸48をコーティングアプリケーター10
の取り付け場所として利用することによって印刷機12
を通常の態様で、最終印刷ユニット28をそのままに、
かつ印刷機に実質的な改装を施す必要なしに高速運転す
ることを可能にする。
【0022】デリバリー駆動軸48に取り付けられたス
ケルトンホイールや米国特許第5,127,329号に
開示されているような真空式搬送装置のようなデリバリ
ーシステムを有する印刷機の場合、スケルトンホイール
の代りにまたは真空式搬送装置のほかに、ブランケット
シリンダーとデリバリー搬送シリンダーの機能を兼ねる
ことができる適当なデリバリー搬送シリンダー42を印
刷機のデリバリー駆動軸48に取り付けることにより、
コーティング作業への転換を迅速かつ容易に達成するこ
とができる。ブランケットシリンダーの機能を兼ねるよ
うにデリバリー駆動軸48にデリバリー搬送シリンダー
42を取り付ければ、印刷済み枚葉紙18に正確なタイ
ミングで保護コーティングを付着させ、すべての印刷ユ
ニットを作動させながら印刷機を運転し、印刷ユニット
を1つ減らすことなくコーティングの付着を行うことが
できる。
【0023】これらの目的を達成するため、本発明のコ
ーティング装置10はデリバリー駆動軸48に取り付け
たデリバリー搬送シリンダー42のブランケット面に液
状コーティング材を付着させるようにデリバリー駆動軸
の下流で機枠14に取り付けた比較的簡単な、積極的に
作用する経済的なドクターブレードコーティングユニッ
ト50を含む。特に図2から明らかなように、図面に1
つだけを示した両側枠52でドクターブレードコーティ
ングユニット50が支持されている。なお他方の枠も図
示の枠と実質的に同じであり、いずれも機枠14のそれ
ぞれの側に取り付けられている。
【0024】各側枠52の一端には支持ブラケット54
が枢動自在に取り付けられており、デリバリー駆動軸4
8と平行に印刷機12を横切って側方へ張り出すように
配置されたドクターブレードコーティングユニット50
及びこれと協働する液状材アプリケーターローラー58
の一端が支持ブラケット54によって支持されている。
コーティングユニット50はデリバリー駆動軸48の下
流でデリバリーチェーン46の上下走路間に設けられ、
アプリケーターローラー58の外周面60がデリバリー
駆動軸48に取り付けたデリバリーブランケットシリン
ダー42のコーティングブランケット転写面と係合でき
るように配置されている。
【0025】図2に示すように、支持ブラケット54は
該ブラケットの下端部に設けた軸62を介して側枠52
の端部に枢動自在に取り付けられている。この集合体は
図面では空気圧シリンダーとして示す伸張駆動シリンダ
ー64によって軸62を中心に枢動させられ、このシリ
ンダーはその一端66が側枠52に固定され、他端68
がピボット軸70を介してブラケットの上端部と連動す
る。空気圧シリンダー64を伸縮させることにより、コ
ーティングブランケットシリンダー42の面とコーティ
ングアプリケーターローラー58との係合圧を制御する
ことができ、アプリケーターローラーをコーティングブ
ランケットシリンダーから完全に離脱させることができ
る。
【0026】図3及び4を参照して、公知構成の、好ま
しくは、ノースカロライナ州シャーロット市のA.R.C. I
nternationalによって製造され、“PRINTMASTER”の商
品名で販売されている、セラミックまたはクロム製彫刻
外周面60を有するアニロックス彫刻ローラーのような
コーティングアプリケーターローラー58は、ドクター
ブレードヘッド50のタンクから一定の厚さの液状コー
ティング材またはインクをピックアップし、これをブラ
ンケットシリンダー42の転写面へ均一に付着させるよ
うに構成されている。アプリケーターローラー58はイ
ンク浴中で回転する供給ローラーからプレートシリンダ
ーへ正確に配量されたインクを付着させる目的でフレキ
ン印刷の分野で広く利用されるインク配量ローラーまた
はインク塗布ローラーとしても利用できる。
【0027】アプリケーターローラー58のインク付着
面60にはアプリケーターローラーの表面に均等に広が
る細かい凹みまたはセル72が形成され、セルの総容積
がコーティングブランケットシリンダーへ液状コーティ
ング材を供給するタンクを画定するように彫刻を施され
ている。図4に示すセルは6角形であり、隣接するセル
72は溝74によって互いに連通している。
【0028】ピックアップローラー58を回転させるた
め、適当な原動機76、ここでは液圧モーターを一方の
側枠52に取り付け、部材78、80を介して(図示し
ない)適当な作動流体供給源と連結する。
【0029】好ましい実施例では、特に図5から明らか
なように、ピックアップローラー58の周面部分58P
が液状コーティング材またはインクが収容されているド
クターのタンク空洞82内へ半径方向に張り出してい
る。ドクターブレードヘッド88の肩部88A、88B
に取り付けた上下1対の傾斜ドクターブレード84、8
6がアプリケーターローラーと係合し、ローラーの彫刻
面60によってタンクからピックアップされた液状コー
ティング材またはインクの余剰分を掻き取る。
【0030】ピックアップローラー58と対向する側に
沿った長手方向の開口部90を有する断面がほぼC字形
の細長いドクターブレードヘッド88内にタンク空洞8
2が形成される。タンク空洞82には印刷機12内また
は印刷機12の近傍において離れた場所に設けた供給ド
ラム92から液状コーティング材またはインクが供給さ
れる。図示実施例では、ギザギザのある拡径ヘッドを有
し、ブラケットに形成したスロットに螺入することによ
ってドクターブレードヘッド88をブラケット54に固
定することのできるボルトを介してドクターブレードヘ
ッド88をブラケット54に着脱自在に取り付けること
が好ましい。
【0031】タンク空洞82内に常時充分な量の液状コ
ーティング材が存在し、しかも液状コーティング材また
はインクによってドクターブレード84、86に詰まり
が生じないようにするため、図2に示すように2つのポ
ンプ94、96によりタンク空洞82に液状コーティン
グ材またはインクを循環させる。即ち、一方のポンプ9
4は供給ドラム92から供給管98を介して液状材Lを
汲み上げ、供給口100からタンク空洞82の底部へ放
出し、他方のポンプ96は還流口104A、104Bを
介してタンク空洞の上部付近と連通する枝管102A、
102Bを介して戻り管102へ吸引することによりタ
ンク空洞から余剰の液状コーティング材を取り出す。
【0032】アプリケーターローラー58によるコーテ
ィング材の付着量を上回る流量で供給ドラム92からコ
ーティング材またはインクを供給することにより、タン
ク82空洞内に常時ほぼ一定量のコーティング材または
インクを確保することができる。戻り管104(図5)
の液面以上に上昇する余剰のコーティング材またはイン
クは吸引還流ポンプ96によって汲み出される。
【0033】アプリケーターローラー58、ドクターブ
レード84、86、及び端部シールが全体で密閉された
タンク空洞82を構成する。本発明の重要な特徴は、ド
クターブレードのタンク空洞82が公知技術が教示する
ように加圧状態になく、その代わりにコーティング液ま
たはインクが、ポンプ96によって発生され、ポンプ9
4によって補助される吸引流によってドクターブレード
タンク82へ供給されることである。この構成では、吸
引ポンプ96がタンク空洞内に真空または吸引力を作用
させ、これによって供給ドラムから供給管98を介して
タンク空洞へ液状コーティング材Lを引き込む。ドクタ
ーブレードのタンク空洞82からの余剰液状コーティン
グ材Lは吸引流によって戻り管102を介して遠隔タン
ク92へ戻される。ポンプ94は液状コーティング材の
循環を助ける。タンク空洞内の正圧状態が回避され、大
気圧以下の真空圧レベルが維持される。
【0034】図2及び5を参照して、液状コーティング
材はドクターブレードのタンク空洞下部82Aへ供給さ
れ、タンク空洞上部82Bから戻り管102A、102
Bを介して取り出される。還流口の液面高を液状コーテ
ィング材またはインクがタンク空洞82の約半分よりも
やや高く確保されるように設定することにより、ピック
アップローラー58がタンク空洞82内で回転するのに
伴なってピックアップローラー58の彫刻面60がコー
ティング材またはインクLで完全に濡れるようにするこ
とが好ましい。タンク空洞82の上下方向境界はドクタ
ーヘッドの上下肩部88A、88Bによって画定される
から、還流口104A、104B及び戻り管102A、
102Bは上下肩部によって画定される上下限の中間に
位置する液面Rに配置される。還流口の液面Rよりも上
昇する余剰の液状コーティング材またはインクはポンプ
96によって汲み出される。
【0035】補助供給ポンプ94は一定流量でタンク空
洞82への正圧流を発生させる。還流用吸引ポンプ96
の吸引流量は供給流量よりも大きいから、タンク空洞8
2内に正圧が発生することはあり得ない。図2に示すよ
うに2つのポンプを利用することにより、正圧を発生さ
せることなくタンク空洞82内の液面を正確に制御し、
端部シールにおける漏れを軽減することができる。
【0036】図5から明らかなように、還流用吸引ポン
プ96の吸引作用によってタンク空洞82が大気圧以下
の圧力レベルに維持される。コーティング液Lが還流口
Rの液面まで上昇するや否や吸引ポンプ96によって汲
み出される。タンク空洞の上部82B内の空気も吸引さ
れてタンク空洞圧力が大気圧以下のレベルまで降下す
る。
【0037】アプリケーターローラー58の彫刻面60
がタンク空洞82内で回転すると、空気層がアプリケー
ターローラーの表面に付着してセル72内に閉じ込めら
れる。アプリケーターローラー58の回転によって周囲
空気もタンク上部82Bに引き込まれる。この周囲空気
はタンク上部82Bのインクまたは液状コーティング材
と混合し、アプリケーターローラー58の周面がタンク
空洞82内で回転することによって発生する乱流の作用
によりタンク空洞中にエアエマルジョンとして分散す
る。
【0038】本発明では、アプリケーターローラー58
の彫刻面60を細長ブラシ106の毛106Bで拭うこ
とにより、アプリケーターローラーのセルに閉じ込めら
れた気泡をセルから駆逐する。細長ブラシ106はドク
ターブレードヘッド88をその全長に亘って横断する矩
形溝108内に取り付けられる。矩形溝108はその中
心線が供給口100と還流口104A、104Bのほぼ
中間の高さに位置するように設定することが好ましい。
図5に示す作用位置ではドクターブレード84、86が
アプリケーターローラー58の彫刻面60と密封状態に
接触し、ブラシ106の毛106Bが彫刻面60と係合
してこれを拭う状態にある。
【0039】彫刻アプリケーターローラー58がタンク
空洞82内の液状コーティング材と接触しながら回転す
ると、ブラシ毛106Bが閉じ込められた気泡を突き破
り、閉じ込められた空気をセル72から排除する。ブラ
シ106の毛がタンク内の液状コーティング材で濡れ、
ブラシ先端の液状コーティング材がセルの入口を濡らし
て毛細管流を促進する。閉じ込められた気泡を突き破っ
て排除するブラシ毛106Bの掃除作用により、ブラシ
を通過するセル内に比較的低い圧力状態が発生する。こ
の差圧状態がセルへの液状コーティング材の流入を促進
する。ブラシ毛は液状コーティング材の動的粘性を軽減
する予備剪断手段として作用する。
【0040】ブラシ毛106Bはタンク上部82Bの液
状コーティング材中に分散する可能性のある閉じ込めら
れた気泡を破壊する作用をも行う。ドクターブレードヘ
ッドの一端から他端にまで達する細長ブラシ106は、
ブラシ106よりも上方に位置するタンク空洞の上部8
2B内の液状コーティング材から分散気泡がブラシ10
6よりも下方に位置してセルへの充填に直接関与するタ
ンク空洞下部82Aへ移行するのを阻止する液透過性隔
壁として作用する。
【0041】タンク空洞上部82Bからタンク空洞下部
82Aへの分散気泡はタンク空洞上部82B内に大気圧
以下の圧力レベルを維持することによっても阻止され
る。液状コーティング材はタンク空洞下部82Aへ供給
されるから、ブラシ106を挟んで弱い正の差圧が発生
し、これがタンク空洞上部からタンク空洞下部への気泡
移動を抑止する。
【0042】図7及び8は液透過性ワイパー手段の他の
実施例を示す。この実施例ではブラシが連続気泡フォー
ム材から成る細長い可撓性ブロック110である。適当
な連続気泡フォーム材としては、ポリウレタン、可塑化
ポリビニルクロライド及びゴムが挙げられるが、ポリウ
レタンフォームが好ましい。連続気泡フォームブロック
110は溝108内に固定され、端部がアプリケーター
ローラー58の彫刻面と係合してこれを拭う。
【0043】連続気泡フォームブラシ110は、図7に
示すように作用位置で圧縮状態にあるのが好ましく、こ
れにより確実なワイパー作用が得られる。連続気泡フォ
ーム材のブラシの密度は約1ポンドないし約2ポンド/
ft2 (32kg/m2 )の範囲に設定される。連続気泡フ
ォーム材ブラシ110の密度は特定の液状コーティング
材に適応できる透過性を有し、余剰の液状コーティング
材をタンク空洞下部82Aからブラシを通してタンク空
洞上部82Bへ逃がし、管102Aを介して供給源へ還
流させることができるように設定しなければならない。
【0044】さらに他の実施例を図9に示した。この実
施例ではブラシ106を上方のドクターブレード84に
取り付けている。この構成では、ブラシ106の毛がア
プリケーターローラー58の彫刻60を拭う。ブラシ毛
が閉じ込められた気泡を突き破り、彫刻セルからここに
閉じ込められていた空気を排除する。ブラシ毛先端の液
状コーティング材がセル入口を濡らすことにより図5の
実施例に関連して述べたように毛細管流を促進する。
【0045】運転に際しては、先ずコーティング装置
を、ドクターブレード84、86がアプリケーターロー
ラー58と係合する作用状態で印刷機機枠にロックす
る。印刷機が印刷動作中でない場合には、タンク空洞9
2からドクターブレード集合体内のタンク空洞下部82
Bへ液状コーティング材を圧送しながらアプリケーター
ローラー58を液圧モーター76によって回転させる。
液状コーティング材がアプリケーターローラー58の彫
刻面上に広がり、アプリケーターローラー58が図5に
示すように反時計方向に回転するのに伴って液状コーテ
ィング材が下方のドクターブレード86によって配量さ
れる。
【0046】液状コーティング材がアプリケーターロー
ラー58の彫刻面60によってピックアップされ、余剰
のコーティング材が戻り管102を通って供給タンク9
2に戻される。この構成では、ブラシのワイパー動作と
も相俟って流路または彫刻面のセルが乾いたコーティン
グ材で詰まるのを防ぐことによってアプリケーターロー
ラーが機能しなくなるのを防止するのに充分な液状コー
ティング材流量が確保される。
【0047】印刷機が印刷動作中である場合、空気圧シ
リンダーが機械的に調節自在な圧力レベルでアプリケー
ターローラー58をコーティングブランケットシリンダ
ー42に圧接させる。コーティングブランケットシリン
ダー42はアプリケーターローラー58と係合しながら
矢印方向に回転する。コーティングブランケットシリン
ダー42の回転に伴ない、アプリケーターローラー58
とコーティングブランケットシリンダー42の間のニッ
プにおいて定量の液状コーティング材またはインクがコ
ーティングブランケットシリンダーに供給される。コー
ティングブランケットシリンダー42はコーティング材
またはインクを枚葉紙18の印刷されたばかりの面に付
着させる。非使用時にはアプリケーターローラー58が
コーティングブランケットシリンダー42から離脱させ
られる。
【0048】彫刻アプリケーターローラーのセルがブラ
シ106によって拭われると、液状コーティング材が迅
速かつ均等にアプリケーターローラーの彫刻面上にピッ
クアップされる。従って、彫刻セル72内の液状コーテ
ィング材が不足したり乾いたりすることはなく、アプリ
ケーターローラー58がタンク空洞82内を回転するご
とに均一な液状コーティング材層がピックアップされ
る。ブラシのワイパー動作によってセル内に小さい差圧
が発生するから、印刷機がが高速で動作している場合で
もセルには素早く液状コーティング材が充填される。さ
らにまた、ブラシ106がバッフルとして作用するか
ら、ポンプ上部からポンプ下部へ気泡が送入されること
がない。
【0049】従って、もし気泡群が存在すれば彫刻セル
を空洞化させる可能性があるタンク空洞下部に気泡群が
発生することはない。その結果、アプリケーターローラ
ーの彫刻セルが液状インクまたは液状コーティング材で
完全に満され、これがプレートシリンダーまたはブラン
ケットシリンダーへ均等に付着される。そのために印刷
機運転速度に制限を課す必要はなく、プレートシリンダ
ーまたはブランケットシリンダーに付着されるコーティ
ングに縞が現れるというようにコーティングの質を犠牲
にする必要もない。
【0050】以上の説明から明らかなように、本発明の
コーティング装置10は、枚葉紙用ロータリーオフセッ
ト印刷機12において印刷されたばかりの枚葉紙18に
コーティング材を均等に付着させるための極めて確実、
有効、経済的なインライン装置である。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の改良型コーティング装置を装備した枚
葉紙用ロータリーオフセット印刷機を略示する側面図。
【図2】図1の印刷機に取り付けたコーティング装置の
一方の側を示すと共に遠隔の供給ドラムからコーティン
グ・ユニットのタンク空洞に至るコーティング材の流路
を示す部分斜視図。
【図3】彫刻アプリケーターローラーの部分斜視図。
【図4】図3のアプリケーターローラーの転写面に形成
される彫刻セルの拡大図。
【図5】コーティング装置及び彫刻アプリケーターロー
ラーの図2の5−5線における断面図。
【図6】細長ブラシの取り付け方を示すためドクターブ
レードを取り外した状態で示すドクターヘッドの斜視
図。
【図7】本発明の連続気泡ブラシ型実施例を示す図5と
同様の断面図。
【図8】ドクターヘッドのタンク空洞への連続気泡フォ
ーム材のブラシの取り付け方を示す図6と同様の斜視
図。
【図9】細長ブラシ型実施例の他の取り付け態様を示す
図7と同様の断面図。
【符号の説明】
58 アプリケーターローラー 60 彫刻面 72 セル 82 タンク空洞 88 ドクターブレードヘッド 106 ブラシ 102A タンク空洞上部 102B タンク空洞下部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給源からの液状材をアプリケーターロ
    ーラーに付着させる装置において、 供給源から液状材を供給されるタンクを画定する細長い
    空洞を有し、作用位置において該空洞内の液状材と浸潤
    接触するアプリケーターローラーの一部と整列し、また
    作用位置においてアプリケーターローラーの周面と係合
    するようにタンク空洞に沿って延設された少なくとも1
    つのドクターブレードを含むドクターブレードヘッド
    と;タンク空洞内に設けられ、作用位置においてアプリ
    ケーターローラーの周面を拭うように該ローラーと係合
    するワイパー手段とより成ることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 ワイパー手段が作用位置においてアプリ
    ケーターローラーの周面を拭うように該ローラーと係合
    関係に配設された可撓性ブラシ毛を有する細長ブラシで
    あることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 ワイパー手段が作用位置においてアプリ
    ケーターローラーの周面を拭うように該ローラーと係合
    関係に配設された連続気泡フォーム材から成る細長体で
    あることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 ドクターブレードヘッドに取り付けたワ
    イパー手段がタンク空洞内へ突出して、作用位置におい
    てアプリケーターローラーの周面を拭うように該ローラ
    ーと係合することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも1つのドクターブレードヘッ
    ドに取り付けたワイパー手段がタンク空洞内へ突出し
    て、作用位置においてアプリケーターローラーの周面と
    係合することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 供給源からタンク空洞へ液状材を流動さ
    せると共に吸引作用によってタンク空洞から供給源へ余
    剰液状材を還流させるため供給源及びタンク空洞に接続
    したポンプ手段を含むことを特徴とする請求項1に記載
    の装置。
  7. 【請求項7】 タンク空洞内にワイパー手段を配設し、
    下方タンクチェンバーと上方タンクチェンバーの間にタ
    ンク空洞を介在させたことを特徴とする請求項1に記載
    の装置。
  8. 【請求項8】 ドクターブレードヘッドが作用位置にあ
    る時に第2液面位置よりも高い第1液面位置においてタ
    ンク空洞と連通する戻り管と;第2液面位置においてタ
    ンク空洞と連通する供給管とを具備し;第1と第2の液
    面位置の中間液面位置である第3液面位置にワイパー手
    段を配設したことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 ワイパー手段が、タンク空洞内へ突出し
    作用位置においてアプリケーターローラーの周面を拭う
    ように該ローラーと係合する可撓性で液透過性の本体部
    分を有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 【請求項10】 彫刻面部分がタンク内に延びてタンク
    内の液状コーティング材と湿潤接触するように構成され
    た彫刻アプリケーターローラーのセル内に閉じ込められ
    た気泡を除去する方法において、 アプリケーターローラーの彫刻面をブラシで拭うステッ
    プを有することを特徴とする気泡除去方法。
  11. 【請求項11】 ブラシが可撓性のブラシ毛を有し、こ
    のブラシ毛で閉じ込められた気泡を突き破るステップを
    含むことを特徴とする請求項10に記載の気泡除去方
    法。
  12. 【請求項12】 ブラシが連続気泡フォーム材から成る
    可撓性で液透過性の本体部分を含み、アプリケーターロ
    ーラーの彫刻面を可撓性で液透過性の本体部分とこすり
    合わせることによって拭うことを特徴とする請求項10
    に記載の気泡除去方法。
  13. 【請求項13】 ブラシが液透過性の本体部分を含み、
    タンクを液透過性本体部分で仕切ることにより下方タン
    ク域と上方タンク域を画定するステップを含むことを特
    徴とする請求項10に記載の気泡除去方法。
  14. 【請求項14】 ブラシに差圧を作用させるステップを
    含むことを特徴とする請求項10に記載の気泡除去方
    法。
  15. 【請求項15】 ブラシが液透過性本体部分を有し、下
    方タンク域から液透過性本体部分を通して上方タンク領
    域へ液状コーティング材を流動させるステップを含むこ
    とを特徴とする請求項10に記載の気泡除去方法。
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