JP2002001920A - 印刷機ローラの表面上のインキ層の調量及び均し装置 - Google Patents

印刷機ローラの表面上のインキ層の調量及び均し装置

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JP2002001920A
JP2002001920A JP2001155975A JP2001155975A JP2002001920A JP 2002001920 A JP2002001920 A JP 2002001920A JP 2001155975 A JP2001155975 A JP 2001155975A JP 2001155975 A JP2001155975 A JP 2001155975A JP 2002001920 A JP2002001920 A JP 2002001920A
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doctor
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metering
ink
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Wolfgang Bayer
ヴォルフガング・バイアー
Andreas Berchtold
アンドレアス・ベルヒトルト
Thomas Bock
トーマス・ベック
Robert Konrad
ローベルト・コンラート
Harald Lesti
ハラルト・レスティ
Xaver Bachmeir
クサーヴァー・バッハマイール
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MAN Roland Druckmaschinen AG
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F31/00Inking arrangements or devices
    • B41F31/02Ducts, containers, supply or metering devices
    • B41F31/027Ink rail devices for inking ink rollers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラ表面上に条痕及び擦過痕を形成するこ
となく、均一なインキ層が得られるインキ調量装置を提
供する。 【解決手段】 本発明による調量及び均し装置1は、印
刷機のインキ着けローラ2の表面4上のインキ層6を調
量し均すために設けられ、表面4は付加的に湿し剤8で
濡らされる。調量及び均し装置1は、ローラ2の回転方
向で僅かな間隔をおいて順次配置された少なくとも2つ
のドクター10,14を備え、複数のドクターのうち、
ローラ2の回転方向で見て前方のドクター10は、湿し
剤8だけをローラ2の表面4から掻き取るような大きさ
のドクターエッジ曲率半径を有し、一方、後方のドクタ
ー14は、ローラ2の表面4上のインキ層6の一部47
を掻き取ることができるように前方のドクター10より
小さいドクターエッジ曲率半径を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の上位概
念部に記載の、印刷機ローラの表面上のインキ層のため
の調量及び均し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような、例えば独国特許第32 2
5 982号公開公報から公知の調量装置は、特にオフ
セット印刷機のインキ装置におけるインキ着けローラに
対して使用され、この場合、このようなインキ着けロー
ラの表面は一般に、インキ着けローラと協働する版胴が
硬質表面を有しているため、弾性的に構成されている。
インキ着けローラ上に薄くかつ均一なインキ層を形成す
るには、望ましくないインキ転移を制限し又は完全に防
止するため、インキ着けローラ上のインキ層の一部を取
り除く必要がある。版胴の画線部がインキを直接紙に転
移させると、細かい紙繊維が版胴表面上に付着し、次い
で該紙繊維はインキ着けローラ上に引き渡される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】過去において、インキ
着けローラ表面上の印刷インキの調量手段としてドクタ
ーブレードを使用する試みがなされたが、これによって
インキ着けローラの軟らかい弾性表面が部分的に損傷さ
れた。他方では、版胴からインキ着けローラへ引き渡さ
れた異物粒状物、さらにはインキ着けローラ上にある湿
し剤が、該ローラと協働するドクターブレードのエッジ
に集まり、これによりローラ表面上に望ましくない条痕
及び擦過痕を生じることがある。
【0004】これに対して本発明の課題は、ローラ表面
上に、条痕及び擦過痕を形成することなく、均一なイン
キ層が得られる、始めに述べた形式の調量装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明によれ
ば、請求項1記載の特徴を有する手段によって解決され
ている。
【0006】前方の、鈍角状のドクターによってまず、
障害になる汚れ粒子の大部分が含まれている湿し剤の剥
離が達成される。このためこのような粒子が後方ドクタ
ーにせき止められることも生じ得ない。それでもなお前
方ドクターを通過してしまった汚れ粒子は、後方ドクタ
ーによって掻き取られたインキと一緒に搬出される。こ
のような手段により条痕及び擦過痕の形成が確実に避け
られる。後方ドクターは、その著しく小さいドクターエ
ッジ曲率半径に基づき、所定の厚さの残りインキ層にま
で達しかつインキ過剰分が調量されてなくなるところま
で掻き取りを行い、これにより、残りインキ層の高いグ
レードの均らしが達成される。特に、例えば印刷速度の
ような印刷パラメータに関連する、ローラ表面に対する
両ドクターのその都度の押圧力は、この場合、上記に述
べたような効果が生じるように調節することができる。
【0007】従属請求項に記載された手段によれば、請
求項1に記載された本発明の有利な展開及び改良が可能
である。
【0008】掻き取られたインキの戻しは通常の形式で
駆動モータを有するポンプによって実現されるが、この
ことはインキ装置の所要スペース及び製造費に顕著に影
響しない。
【0009】これに対して、本発明の特に好ましい一手
段による調量装置は、ローラの周方向では前方のドクタ
ー及び後方のドクターによって、かつローラの半径方向
では室底及びローラ表面によって、かつローラの軸方向
では2つの側壁によって、それぞれ区画されている室を
有しており、この場合後方のドクターから掻き取られた
インキが室内にとどめられかつ該室に過圧を生じさせな
がら単数又は複数の室孔を介して外側へ導出可能であ
る。室内の過圧によりインキは付加的なエネルギーを使
用することなくローラ表面から排出される。これにより
ポンプ装置のために必要な構造部分が不要になるので、
故障の一層少ない、スペース節減的なかつコスト的に有
利な解決手段が得られる。
【0010】ドクター及びローラの既存の形状、表面特
性及び材料並びに特にローラ周速度では、インキ層厚は
一般にローラ表面へのドクターの押圧力に関連して調節
される。
【0011】特に好ましい別の一手段によれば、室内に
その都度存在する圧力に関連して所定層厚のインキ層を
生じさせるために、室が、有利には、室底内の貫通孔に
よって形成された室開口を介して圧力源に接続されてい
る。これにより層厚の制御は、室内圧力を所定の圧力に
調節することによって、インキ着けローラに対するドク
ターの押圧力を変える必要なしに、簡単な形式で可能で
ある。
【0012】本発明のさらに別の一構成によれば、調量
装置が、室に対して有利には平行にかつ半径方向距離を
おいて延在している通路を含んでおり、該通路が、圧力
作用下にあるインキを搬送可能であるインキ循環路の一
区間を形成しており、この場合、通路が室底内の貫通孔
によって室に常時接続している。通路及び室内にかかる
圧力はこの場合、通路の、流動方向で見て有利にはその
後方に配置された、該通路の流過横断面を調節可能な絞
りによって、制御又は調整可能である。戻し路内のこの
ような制御可能な絞りにより、室内には定常的な圧力が
発生し、これによって、所定の層厚の均一なインキが得
られる。調整された圧力で室にインキが供給されれば、
調量装置によりローラ上にダイレクトにインキを着ける
ことができ、その結果、僅かな準備時間と高い動圧とを
有する極めて短いインキ装置が得られる。
【0013】さらに別の手段によれば、前方のドクター
及び/又は後方のドクターがインキ反発性のコーティン
グを有し、あるいは、インキ反発性コーティングとイン
キ親和性コーティングとを組み合わせたコーティングを
有しており、これによりドクターエッジのインキによる
濡れが一層避けられる。これにより、条痕形成が申し分
なく防止されると共に、クリーニング経費が節減され
る。
【0014】調量装置は有利にはローラよりも短い全長
を有しかつ該ローラに対して運動可能に、有利にはロー
ラ軸線に対して平行な綾振り運動、振動運動又は揺動運
動可能に構成されている。このことはローラ長手方向で
インキを均一に均しかつ条痕形成を避けるために役立
つ。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施形態を参照しな
がら本発明を詳細に説明する。
【0016】図1に全体を符号1で示している本発明に
よる調量装置の好ましい一実施形態は、印刷機のインキ
装置内のローラ2に押付けられている。ローラ2のロー
ラ表面4上にはハッチングして示されたインキ6及び湿
し剤又は湿し水8の層があり、これらは図1では見やす
くするために、2つの互いに分離した層として図示して
いる。
【0017】調量装置1は、ローラ2の回転方向で見て
有利には2つの順次後方に配置されかつローラ表面4に
押圧されたドクターを含んでおり、該ドクターのうち前
方のドクター(以下においては閉鎖ドクター10と呼
ぶ)が調量装置1のローラ2の入口に配置されている。
この閉鎖ドクター10はずんぐりした鈍角状に形成され
ていて、有利には2〜10mmのエッジ曲率半径を有して
いる。閉鎖ドクター10の後方に、有利には僅かな周方
向距離をおいて、後方ドクター(以下においては作用ド
クター14と呼ぶ)が設けられており、これは閉鎖ドク
ター10より明らかにシャープな鋭角的なエッジを有し
ており、例えば0.1〜0.8mmのエッジ曲率半径を有
している。
【0018】ローラ2の周方向で見て、閉鎖ドクター1
0と作用ドクター14との間には、室16が形成されて
おり、該室の縦方向延長部は、図2からもっとも良く判
るように、ローラ軸線18に対してほぼ平行に延在して
いる。両ドクター10,14は半径方向外側へ向かって
収斂して、ローラ表面4に対してほぼ平行な室底20へ
合流しており、かつ室16は、図1に示されているよう
に、ローラ表面4によって半径方向内側から区画されて
いる。
【0019】ローラ軸線18の方向で見て、室16はそ
れぞれ1つの側壁22によって区画されており、該側壁
はローラ軸線18に対して垂直の平面に配置されかつ半
径方向で見て調量装置1の底24からローラ表面4まで
延在している。調量装置1の底24内には通路26が設
けられていて、該通路は室底20中の、有利には半径方
向の貫通孔28によって室16に連通している。付加的
に側壁22内には、室16を外部と連通させる排出孔3
0を設けることができる。
【0020】通路26は例えば閉じたインキ循環路32
の一部であり、流入側でインキ循環路32の送り路34
に、また流出側で戻し路36に連通しており、これらを
通して圧力作用下にあるインキがポンプで送られる。イ
ンキ循環路32の戻し路36内には調節可能な絞り38
が組み込まれており、これは、絞りの流過横断面、ひい
ては該絞りを通過するインキ−質量流量を調節若しくは
調整できるようにするために、制御及び調整装置40の
制御信号によって制御可能とされている。
【0021】ローラ表面4上に付着したインキ6及び湿
し剤8の層を有するローラ2が回転すると、本発明によ
る調量装置1は以下のように機能する。
【0022】鈍角状の閉鎖ドクター10では実質的に湿
し剤8だけがローラ表面4から掻き取られ、該湿し剤8
は、図1によれば、閉鎖ドクター10の、室16から離
れていく方向に向いている外面42に沿って流動して、
例えば捕集容器内へ集められる。ローラ表面4に対する
閉鎖ドクター10の押圧力、若しくはローラ表面4と閉
鎖ドクター10との間の前方ドクターギャップ46は、
この場合、主として湿し剤8が掻き取られるように調節
されている。これに対して、ローラ表面4に付着する全
インキは、ローラ表面4と閉鎖ドクター10との間に存
在する前方ドクターギャップ46通り抜けることができ
る。作用ドクター14は、その小さいエッジ曲率半径に
よって閉鎖ドクター10よりも著しくシャープに形成さ
れているため、該作用ドクター14により、ローラ表面
4に付着したインキ6の少なくとも一部47が掻き取ら
れ、その結果、作用ドクター14とローラ表面4との間
に形成される後方のドクターギャップ50を通過した後
に、残りインキ層48が付着した状態でとどまる。
【0023】ローラ2が閉鎖ドクター10とローラ表面
4との間の前方ドクターギャップ46内へ回転して入り
込むから、作用ドクター14によって掻き取られて室1
6内に集まるインキが前方ドクターギャップ46を通っ
て室16外へ出ることが防止される。シャープな作用ド
クター14はさらにカッティングパッキンの形式で室1
6の出口側を密封する。側壁22は室16を外気に対し
て側方から密封する。
【0024】従って作用ドクター14によって掻き取ら
れたインキ47が室16内にせき止められ、その結果、
ここに一時的に外気に対して過圧が生じる。室16内の
圧力の上昇に基づき、掻き取られたインキ47は半径方
向の貫通孔28を通って調量装置1の底側の通路26内
へ押し出される。インキ循環路32の戻し路36内の絞
り38の位置に応じて通路26内に背圧が発生し、該背
圧は貫通孔28を介して室16内にもかかる。この圧力
が小さければ小さいほど、絞り38のその都度調節され
る流過横断面は大きくなり、掻き取られたインキ47が
それだけ多量に室16から貫通孔28を通って搬送さ
れ、ローラ表面4の、既に後方のドクターギャップ50
を通過したローラ表面区分上に残される残りインキ層4
8はそれだけ一層薄くなる。これに反して、絞りの適宜
の調節によって室16内により高い圧力が発生すると、
ローラ表面4上の残りインキ層48の厚さは増大する。
従って絞り38を適宜制御することによりローラ2上に
残される残りインキ層48の層厚を所期の目的通りに制
御又は調整することが可能である。
【0025】室16内におけるインキ圧の上記に述べた
圧力制御又は圧力調整以上にローラ表面4上のインキ6
の層厚を調節できるようにするために、付加的に、ロー
ラ表面4上のドクター10,14に所定の押圧力を発生
させる押圧装置を設けることができる。この装置は、ド
クター10,14ごとに個別的な押圧力の調節ができる
ように構成することができる。
【0026】有利な一実施形態では、調量装置1がロー
ラ2に対して相対的に運動可能であり、例えば、図2に
矢印で示されているように、ローラ軸線18に対して平
行かつローラ表面4に沿って、往復式に綾振り運動又は
揺動運動可能である。
【0027】ドクター10,14に付着するインキによ
って出口側においてローラ表面4上に掻き取り条痕が形
成されるのを防ぐために、両ドクター10,14又は両
ドクターの一方、有利には作用ドクター14に、インキ
反発性のコーティングを設けることができる。インキ親
和性及びインキ反発性のコーティングの組み合わせによ
ってもインキによるドクター10,14の濡れを防止す
ることができる。さらに付加的に、ドクター10,14
を通過した残りインキ層48を平滑に均すために、ロー
ラの回転方向で見てドクター10,14の後方に擦りド
クター52を設けることができる。この作用は、擦りド
クター52を運動させることによって、例えばローラ表
面4に対して綾振り又は振動させることによって、さら
に助成される。
【0028】さらに別の一実施形態によれば、調量装置
1はローラ2の周方向で見て順次後方に配置された3つ
以上のドクター10,14を有し、これらが少なくとも
1つの閉鎖ドクター10及び作用ドクター14を含んで
おり、この場合それぞれ2つのこのようなドクターの間
にそれぞれ1つの室16が形成されている。このような
手段によれば所期のインキ層厚を段階的に形成すること
ができ、その結果、流動機械的な不安定性の傾向を伴う
ドクター10,14のところでの高い圧力勾配の発生を
避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 印刷機のローラに押付けられている本発明の
調量装置の好ましい一実施形態を原理的に著しく簡略化
して示す横断面図である。
【図2】 図1のII-II線による横断面図である。
【符号の説明】
1 調量装置 2 ローラ 4 ローラ表面 6 インキ 8 湿し剤(湿し水) 10 前方のドクター(閉鎖ドクター) 14 後方のドクター(作用ドクター) 16 室 18 ローラ軸線 20 室底 22 側壁 24 底 26 通路 28 貫通孔 30 排出孔 32 インキ循環路 34 送り路 36 戻し路 38 絞り 40 制御及び調整装置 46 ドクターギャップ 47 インキ部分 48 残りインキ層 50 ドクターギャップ 52 擦りドクター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・ベック ドイツ・D−86356・ノイゼース・フリュ ーリングシュトラーセ・8 (72)発明者 ローベルト・コンラート ドイツ・D−86519・ヴィーゼンバッハ・ オルツシュトラーセ・23 (72)発明者 ハラルト・レスティ ドイツ・D−86551・アイヒャッハ・シュ ティヒャナーシュトラーセ・8 (72)発明者 クサーヴァー・バッハマイール ドイツ・D−86444・アフィング−ハウン スヴィース・ヴィーゼンシュトラーセ・5 Fターム(参考) 2C250 DA02 DB14 DB21 DC01 DC10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機ローラ(2)の表面(4)上のイ
    ンキ層(6)、特に印刷機のインキ装置におけるインキ
    着けローラの表面上のインキ層(6)を調量しかつ均す
    ための調量及び均し装置(1)であって、この場合、前
    記表面(4)が付加的に湿し剤(8)で濡らされる形式
    のものにおいて、 前記ローラ(2)の回転方向で有利には僅かな間隔をお
    いて順次に配置されかつ圧力作用で前記ローラ(2)の
    表面(4)に押付けられる少なくとも2つのドクター
    (10,14)を備え、該複数のドクターのうち、前記
    ローラ(2)の回転方向を基準にして前方のドクター
    (10)は、該ドクター(10)によってインキ層
    (6)ではなく実質的に湿し剤(8)だけがローラ
    (2)の表面(4)から掻き取られるような大きさのド
    クターエッジ曲率半径を有し、これに対して、前記ロー
    ラ(2)の回転方向を基準にして後方のドクター(1
    4)は、前記ローラ(2)の表面(4)上にとどまって
    いるインキ層(6)の少なくとも一部(47)を掻き取
    ることができるよう前記前方のドクターより小さいドク
    ターエッジ曲率半径を有していることを特徴とする、調
    量及び均し装置。
  2. 【請求項2】 室(16)をさらに備え、該室は、前記
    ローラ(2)の周方向では前記前方のドクター(10)
    及び前記後方のドクター(14)によって区画され、前
    記ローラ(2)の半径方向では室底(20)及びローラ
    表面(4)によって区画され、かつ前記ローラ(2)の
    軸方向では2つの側壁(22)によって区画されてお
    り、この場合、前記後方のドクター(14)から掻き取
    られたインキ(47)が前記室(16)内にとどめられ
    かつ該室に過圧を生じさせながら単数又は複数の室孔
    (28,30)を介して外部へ排出可能とされているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の調量及び均し装置。
  3. 【請求項3】 前記室(16)内にその都度存在する圧
    力に関連して所定の層厚の残りインキ層(48)を生じ
    させるために、前記室(16)は、有利には、室底(2
    0)内の貫通孔(28)によって形成されている室孔を
    介して、圧力源(26,32,34,36)に接続され
    ていることを特徴とする請求項2に記載の調量及び均し
    装置。
  4. 【請求項4】 前記室(16)に対して有利には平行に
    かつ半径方向距離をおいて延在する通路(26)をさら
    に備え、該通路は、圧力作用下にあるインキが循環可能
    であるインキ循環路(32)の一区間を形成しており、
    この場合、前記通路(26)が室底(20)内の貫通孔
    (28)によって室(16)に常時連通していることを
    特徴とする請求項3に記載の調量及び均し装置。
  5. 【請求項5】 前記通路(26)及び前記室(16)内
    にかかる圧力は、前記通路(26)に対して流動方向で
    見て有利には後方に配置されかつ該通路の流過横断面を
    調節可能な絞り(38)によって制御又は調整可能とさ
    れていることを特徴とする請求項4に記載の調量及び均
    し装置。
  6. 【請求項6】 前記通路(26)は、その流入側でイン
    キ循環路(32)の送り路(34)に連通し、かつ流出
    側で、前記調節可能な絞り(38)を含む戻し路(3
    6)に連通していることを特徴とする請求項5に記載の
    調量及び均し装置。
  7. 【請求項7】 前記前方のドクター(10)は、有利に
    は2〜10mmのドクターエッジ曲率半径を有し、前記後
    方のドクター(14)は、有利には0.1〜0.8mmの
    ドクターエッジ曲率半径を有していることを特徴とする
    請求項1から6のいずれか1項に記載の調量及び均し装
    置。
  8. 【請求項8】 前記前方のドクター(10)及び/又は
    前記後方のドクター(14)は、インキ反発性のコーテ
    ィング、又はインキ反発性コーティングとインキ親和性
    コーティングとの組合せから成るコーティングを有して
    いることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に
    記載の調量及び均し装置。
  9. 【請求項9】 該調量及び均し装置は前記ローラ(2)
    より小さい長さに形成されかつ前記ローラ(2)に対し
    て運動可能に、有利にはローラ軸線(18)に対して平
    行な綾振り運動、振動運動又は揺動運動可能に構成され
    ていることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項
    に記載の調量及び均し装置。
  10. 【請求項10】 前記ローラ表面上に残されている残り
    インキ層(48)を均すために両ドクター(10,1
    4)の後方に配置された少なくとも1つの擦りドクター
    (52)をさらに備え、該擦りドクターは、有利には前
    記ローラ(2)に押付けられた状態で前記ローラに対し
    て相対的に運動可能に、有利には綾振り運動、振動運動
    又は揺動運動可能に構成されていることを特徴とする請
    求項1から9のいずれか1項に記載の調量及び均し装
    置。
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