JPH0699621A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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Publication number
JPH0699621A
JPH0699621A JP25105692A JP25105692A JPH0699621A JP H0699621 A JPH0699621 A JP H0699621A JP 25105692 A JP25105692 A JP 25105692A JP 25105692 A JP25105692 A JP 25105692A JP H0699621 A JPH0699621 A JP H0699621A
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JP
Japan
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platen roller
recording paper
recording
thermal head
size
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Pending
Application number
JP25105692A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Terao
健司 寺尾
Hidenori Hayashi
秀則 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なるサイズの記録紙を使用しても、記録紙
を搬送するモータに脱調を起こさずに記録紙を正しく送
ることができるようにする。 【構成】 サーマルヘッド12とプラテンローラ13と
の間に、使用する記録紙11のサイズに応じて低摩擦部
材14を挿脱する手段を備えている。例えば最大B4サ
イズの記録紙が使用可能な装置において、A4サイズの
記録紙を使用する場合は、ヘッド12とプラテンローラ
13とが直接接触する領域Dに低摩擦部材14を挿入す
ることにより、モータの負荷を低減することができる。
また、ヘッドとプラテンローラとの間に、記録紙サイズ
に応じてプラテンローラの剛性を変化させる手段や、ヘ
ッドのプラテンローラに対する押圧分布を変化させる手
段を備えてもよく、またプラテンローラの端部を低摩擦
部としてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッドとプラテン
ローラとの間に供給される記録紙として、サイズの異な
る記録紙を使用可能なファクシミリ等の記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図16は従来のこの種の記録装置装置の
構成を示している。図16において、1はロール状の記
録紙であり、2は記録紙1に記録を行なうサーマルヘッ
ドであり、3は記録紙1をサーマルヘッド2に対して搬
送する表面がゴム製のプラテンローラである。4はプラ
テンローラの回転軸3aに固定された従動ギヤであり、
5はこの従動ギヤ4に噛み合う駆動ギヤであり、6は駆
動ギヤ5を回転させるパルスモータである。図示しない
パルスモータ駆動部の信号に基づいて、パルスモータ6
を矢印方向に回転駆動し、ギヤ5、ギヤ4、プラテンロ
ーラ3および記録紙1をそれぞれ矢印方向に駆動すると
ともに、図示しないサーマルヘッド駆動部からの信号に
よって、サーマルヘッド2の各電極が選択的に通電され
て、記録紙1に所定の画像が記録される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録紙
サイズとしてB4幅とA4幅の2種類の記録紙を使用可
能な記録装置では、サーマルヘッド2やプラテンローラ
3等の長さが、大きい方のB4幅に対応できるように設
定されており。小さい方のA4幅の記録紙を使用する
と、パルスモータ6の負荷が増加し、モータが脱調を起
こして正常な紙送りができないことがあった。また逆
に、モータ負荷の増加に対処するためには、より大きな
モータを使用する必要があった。以下、その理由につい
て説明する。
【0004】図17(a)はB4記録紙1Bをセットし
た場合のサーマルヘッド2とプラテンローラ3および記
録紙1Bの接触状態を示し、図18(a)はA4記録紙
1Aをセットした場合のサーマルヘッド2とプラテンロ
ーラ3および記録紙1Aの接触状態を示している。まず
図18(a)に示すように、A4記録紙1Aをセットし
た場合には、サーマルヘッド2の両端部とプラテンロー
ラ3の両端部とが直接接触している。サーマルヘッド2
の表面は、ガラス等の耐摩耗性の材料で形成されてお
り、プラテンローラ3との摩擦係数は高い。またプラテ
ンローラ3は、シリコンゴム等の高摩擦係数材料から構
成されており、サーマルヘッド2に対する摩擦係数は記
録紙1Aよりも非常に高い。このため、静止しているサ
ーマルヘッド2と回転しているプラテンローラと3が直
接接触している領域Dでは、プラテンローラ3の回転に
大きな負荷が加わることになる。図17(b)および図
18(b)には、それぞれサーマルヘッド2の表面に対
する記録紙1およびまたはプラテンローラ3との単位長
さ(プラテン軸方向に対する)当りの接触圧力(線圧kg
/cmという)を示している。領域Dにおいても、プラテ
ンローラ3のゴムの変形により、A4幅領域とほぼ同様
の線圧がサーマルヘッド2とプラテンローラ3との間に
かかっていることが分かる。
【0005】したがって本発明の目的は、異なるサイズ
の記録紙を使用しても、記録紙を搬送するモータに脱調
を起こさずに記録紙を正しく送ることができ、より小形
のモータを使用することのできる優れた記録装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、記録ヘッドとプラテンローラとの間に、
記録紙サイズに応じて低摩擦部材を挿脱する手段を備え
たものである。
【0007】本発明はまた、記録ヘッドとプラテンロー
ラとの間に、記録紙サイズに応じてプラテンローラの剛
性を変化させる手段を備えたものである。
【0008】本発明はまた、記録ヘッドとプラテンロー
ラとの間に、記録紙サイズに応じて記録ヘッドのプラテ
ンローラに対する押圧分布を変化させる手段を備えたも
のである。
【0009】本発明はまた、記録紙サイズに応じてプラ
テンローラの端部を低摩擦部としたものである。
【0010】
【作用】本発明は、記録ヘッドとプラテンローラとの間
に、記録紙サイズに応じて低摩擦部材を挿脱する手段を
備えているので、例えば最大B4サイズの記録紙が使用
可能な装置において、A4サイズの記録紙を使用する場
合は、記録ヘッドとプラテンローラとが直接接触する領
域に低摩擦部材を挿入することにより、モータの負荷を
低減することができる。
【0011】本発明はまた、記録ヘッドとプラテンロー
ラとの間に、記録紙サイズに応じてプラテンローラの剛
性を変化させる手段を備えているので、例えば最大B4
サイズの記録紙が使用可能な装置において、A4サイズ
の記録紙を使用する場合は、記録ヘッドとプラテンロー
ラとが直接接触する領域のプラテンローラの剛性を小さ
くすることにより、モータの負荷を低減することができ
る。
【0012】本発明はまた、記録ヘッドとプラテンロー
ラとの間に、記録紙サイズに応じて記録ヘッドのプラテ
ンローラに対する押圧分布を変化させる手段を備えてい
るので、例えば最大B4サイズの記録紙が使用可能な装
置において、A4サイズの記録紙を使用する場合は、記
録ヘッドとプラテンローラとが直接接触する領域の記録
ヘッドのプラテンローラに対する押圧を小さくすること
により、モータの負荷を低減することができる。
【0013】本発明はまた、記録紙サイズに応じてプラ
テンローラの端部を低摩擦部としたので、例えば最大B
4サイズの記録紙が使用可能な装置において、A4サイ
ズの記録紙を使用する場合は、記録ヘッドとプラテンロ
ーラとが直接接触する領域のプラテンローラの端部を低
摩擦部とすることにより、モータの負荷を低減すること
ができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例について図
面を参照しながら説明する。以下の各実施例では、記録
紙を中央基準で位置決めするタイプの記録装置を例にと
ってあり、使用可能な記録紙サイズはB4サイズとA4
サイズとしている。
【0015】(実施例1)図1は本発明の第1実施例の
構成を示すものであり、図2はその概略横断面図であ
る。図1および図2において、11はロール状の記録紙
であり、12は記録紙11に記録を行なうサーマルヘッ
ドであり、13は記録紙11をサーマルヘッド12に対
して搬送するゴム製表面のプラテンローラである。サー
マルヘッド12は、図示されない板ばね等の弾性部材に
よりプラテンローラ13側に押圧されている。14はA
4記録紙11Aの両側に対応する位置に配置された四弗
化フルオロエチレン等の低摩擦係数を有するシート状の
低摩擦部材であり、基端部が記録紙ガイド等に固定され
た支軸15に固定され、支軸15の回りに回転させるこ
とにより、自由端部がサーマルヘッド12とプラテンロ
ーラ13との間に選択的に位置決めされるように構成さ
れている。
【0016】次に上記第1実施例の動作について説明す
る。図1に示すように、B4記録紙11Bが使用される
場合には、シート状の低摩擦部材14を支軸15を中心
に破線の位置まで回転させて、サーマルヘッド12とプ
ラテンローラ13との間の位置から退避させる。また、
A4記録紙11Aを使用した場合は、低摩擦部材14は
支軸15を中心に実線の位置まで回転させて、サーマル
ヘッド12とプラテンローラ13との間に位置させる。
こうすることにより、図3に示すように、サーマルヘッ
ド12とプラテンローラ13との間のA4記録紙11A
が介在しない領域Dは、サーマルヘッド12とプラテン
ローラ13とが直接接触することなく低摩擦部材14を
介して接触するので、回転するプラテンローラ13は低
摩擦部材14に対して滑らかに摺動し、このプラテンロ
ーラ13を回転駆動するモータに余分な負荷をかけるこ
とがなく、A4記録紙11Aを正しく搬送することがで
きる。
【0017】(実施例2)次に図4および図5を参照し
て本発明の第2実施例について説明する。図4および図
5において、21はロール状の記録紙であり、22は記
録紙21に記録を行なうサーマルヘッドであり、23は
記録紙21をサーマルヘッド22に対して搬送するゴム
製表面のプラテンローラである。24は四弗化フルオロ
エチレン等の低摩擦係数を有するベルト状の低摩擦部材
であり、記録紙ガイド25に回転可能に支持されたプー
リ軸26とプラテンローラ23との間に掛け渡されてい
る。サーマルヘッド22は、図示されない板ばね等の弾
性部材によりプラテンローラ23側に押圧されている。
【0018】次に上記第2実施例の動作について説明す
る。記録紙のサイズに応じて、記録紙ガイド25をプラ
テンローラ23の軸方向に移動させると、プーリ軸26
とともにベルト状の低摩擦部材24も移動する。したが
って、B4記録紙21Bを使用した場合は、低摩擦部材
24はB4記録紙21Bの外側に位置しており、A4記
録紙21Aを使用した場合は、低摩擦部材24は、サー
マルヘッド22とプラテンローラ23との間に入り込
む。この場合、A4記録紙21Aの両側の領域は、図3
と同様に、サーマルヘッド22とプラテンローラ23と
が直接接触することなく低摩擦部材24を介して接触す
るので、回転するプラテンローラ23は低摩擦部材24
に対して滑らかに摺動し、このプラテンローラ23を回
転駆動するモータに余分な負荷をかけることがなく、A
4記録紙21Aを正しく搬送することができる。また本
実施例では、ベルト状の低摩擦部材24自体がプラテン
ローラ23に従動して回転するので、プラテンローラ2
3の駆動力増加は、低摩擦部材24とサーマルヘッド2
2の摩擦力だけに依存し、この摩擦力は、プラテンロー
ラ23と低摩擦部材24の摩擦力よりも小さいため、モ
ータのトルクの増加を防止することができる。また本実
施例のように、低摩擦部材24として四弗化フルオロエ
チレン樹脂を使用すれば、A4記録紙21Aとサーマル
ヘッド22の摩擦よりも低摩擦部材24とサーマルヘッ
ド22との摩擦をより小さくすることができる。
【0019】(実施例3)次に本発明の第3実施例につ
いて図6を参照して説明する。31はロール状の記録紙
であり、32は記録紙31に記録を行なうサーマルヘッ
ドであり、33は記録紙31をサーマルヘッド32に対
して搬送するゴム製表面のプラテンローラである。34
は四弗化フルオロエチレン等の低摩擦係数を有するシー
ト状の低摩擦部材であり、35は低摩擦部材34の一端
部を固定したアクチュエータ、36はアクチュエータ3
5の進退を案内するガイド、37はガイド36の底部に
配置された圧縮コイルばね、38は記録紙押さえ、39
は記録紙押さえ38に設けられたアクチュエータ35の
ための逃げ穴である。低摩擦部材34およびこれを支持
するアクチュエータ35は、A4記録紙31Aの両側に
対応する部分に配置されている。サーマルヘッド32
は、図示されない板ばね等の弾性部材によりプラテンロ
ーラ33側に押圧されている。
【0020】次に上記第3実施例の動作について説明す
る。記録紙31は、記録紙押さえ38とガイド36の間
を走行する。図6(a)のように記録紙31がB4記録
紙31Bである場合、アクチュータ35の一端部に固定
された低摩擦部材34は、アクチュエータ35の上端部
が記録紙31Bに当たって上方に移動できないので、そ
の自由端部がサーマルヘッド32とプラテンローラ33
との間の位置から離れている。一方、図6(b)のよう
にA4記録紙31Aの場合は、アクチュエータ35は、
その上方にA4記録紙31Aが位置していないので、記
録紙押さえ38の逃げ穴39から突出し、低摩擦部材3
4の自由端部がサーマルヘッド32とプラテンローラ3
3との間に入り込み、サーマルヘッド32とプラテンロ
ーラ33との間の摩擦力を低下させる。
【0021】(実施例4)次に本発明の第4実施例につ
いて図7および図8を参照して説明する。本実施例は、
プラテンローラの剛性を変化させることにより、サーマ
ルヘッドとプラテンローラ間の摩擦力を小さくしようと
するものである。図7および図8において、41はロー
ル状の記録紙、42はサーマルヘッド、43はプラテン
ローラである。プラテンローラ43は、金属またはプラ
スチックで形成された芯金44と、その上に被覆された
シリコンゴム等のゴム部材45と、芯金44の両端部の
小径部44aに軸方向に沿って移動可能に装着されたバ
ックアップ部材46とを備えている。バックアップ部材
46は、その外周面46aが軸方向内側が小径になった
テーパ状に形成されて、ゴム部材45の同様にテーパ状
に形成された内周面45aと嵌合している。
【0022】次に上記第4実施例の動作について説明す
る。図7はB4記録紙41Bを使用した状態を示し、バ
ックアップ部材46は、その外周面46aがゴム部材4
5の内周面45aときちんと嵌合しているので、プラテ
ンローラ43は、従来と同様に高い剛性を持って機能す
る。これに対し、図8に示すように、A4記録紙41A
を使用した場合は、バックアップ部材46を芯金44か
ら少し抜き出して使用する。これにより、バックアップ
部材46の外周面46aとゴム部材45の内周面45a
との間に隙間が生じるので、プラテンローラ43の剛性
が弱まり、サーマルヘッド42とプラテンローラ43と
の間にA4記録紙41Aが介在しない領域Dでは、サー
マルヘッド42からの押圧をゴム部材45の強度だけで
支持することになる。したがって、図8のサーマルヘッ
ド42における線圧に示すように、破線で示す従来例に
比べて領域Dにおける線圧が非常に小さくなり、サーマ
ルヘッド42とプラテンローラ43との間の摩擦力を小
さくすることができる。
【0023】(実施例5)図9に示す第5実施例は、上
記第4実施例と同様にプラテンローラの剛性を変化させ
ることにより、サーマルヘッドとプラテンローラ間の摩
擦力を小さくしようとするものである。図9において、
51はロール状の記録紙、52はサーマルヘッド、53
はプラテンローラである。プラテンローラ53は、金属
またはプラスチックで形成された芯金54と、その上に
被覆されたシリコンゴム等のゴム部材55と、芯金54
の両端部の段部54aに固定されたパイプ部材56と、
このパイプ部材56の内周面に軸方向に沿って移動可能
に装着されたバックアップ部材57とを備えている。
【0024】本実施例においては、B4記録紙を使用す
る場合は、バックアップ部材57はパイプ部材56の中
に装着されて使用されるので、プラテンローラ53は、
従来と同様に高い剛性を持って機能する。これに対し、
A4記録紙を使用する場合は、バックアップ部材57を
パイプ部材56から抜き出して使用するので、剛性が弱
まり、サーマルヘッド52とプラテンローラ53との間
にA4記録紙が介在しない領域Dでは、サーマルヘッド
52からの押圧をゴム部材55とパイプ部材56の強度
だけで支持することになるので、プラテンローラ等53
の剛性は弱くなり、サーマルヘッド52とプラテンロー
ラ53との間の摩擦力は小さくなる。なお、パイプ部材
56と芯金54とは一体に形成してもよい。
【0025】(実施例6)次に本発明の第6実施例につ
いて図10および図12を参照して説明する。本実施例
は、サーマルヘッドのプラテンローラに対する押圧分布
を変化させることにより、サーマルヘッドとプラテンロ
ーラ間の摩擦力を小さくしようとするものである。図1
0において、61はロール状の記録紙、62はサーマル
ヘッド、63はプラテンローラである。サーマルヘッド
62は、中間部を板ばね状の4枚のメインばね64によ
り、また両端部を同じく板ばね状のサブばね65によっ
て、プラテンローラ63側に押圧されている。メインば
ね64は、ばね支持部材66に一端部が固定され、他端
部はサーマルヘッド62の基台62a上に位置してい
る。サブばね65は、一端部をリフトカム67に固定さ
れ、他端部をサーマルヘッド基台62aの係止穴68に
係止されている。リフトカム67は支軸69により回転
可能に支持されており、その上面に復帰ばね70を備え
て、リフトカム67を図において時計回り方向に回動付
勢している。71は記録紙61の両サイドを支持する記
録紙ガイドであり、A4サイズの記録紙がセットされる
場合には、図示のように、リフトカム67のストッパと
しても機能する。
【0026】図11はサーマルヘッド62の構成を示し
ている。サーマルヘッド62は、放熱を行なうためのア
ルミ、鉄等からなる基台62aと、発熱体、配線パター
ンを構成するセラミック基板62bとからなる。基台6
2aは、サーマルヘッド62を押圧するばね64、65
の力を受ける強度部材としても機能している。基台62
aは、使用されるA4記録紙61Aの幅単位に溝を入れ
て、強度的に分離している。このように構成されたサー
マルヘッド62は、A4範囲はメインばね64により押
圧され、それ以外の領域Dは、サブばね65によって押
圧される。したがって、サブばね65の押圧解除によっ
て、領域Dにおける押圧力は弱まり、サーマルヘッド6
2とプラテンローラ63との間の摩擦力を容易に減らせ
ることができる。
【0027】次に上記第6実施例の動作について説明す
る。図12(a)はA4記録紙61Aを使用した場合を
示し、図12(b)はB4記録紙61Bを使用した場合
を示している。図12(a)においては、記録紙ガイド
71がリフトカム67のストッパとして機能しており、
リフトカム67に支持されたサブばね65は、サーマル
ヘッド62をプラテンローラ63方向に押圧する。図1
2(b)においては、リフトカム67はストッパとして
の記録紙ガイド71に接触しないため、リフトカム67
は復帰ばね70によって時計回り方向に回動し、サブば
ね65をサーマルヘッド62を持ち上げる方向に作用す
る。
【0028】図13はB4記録紙61Bが使用された場
合の断面図とサーマルヘッド62に対する線圧を示して
おり、図14はA4記録紙61Aが使用された場合の断
面図とサーマルヘッド62に対する線圧を示しており、
それぞれF1はメインばねによる押圧、F2、F3はサ
ブばね65の押圧を示している。図13では、従来例と
同様に、B4記録紙61Bの幅全体に渡って均一な線圧
が、メインばね64とサブばね65との押圧により維持
されている。また図14では、サブばね65の押圧が、
サーマルヘッド62を持ち上げる方向に作用し、領域D
における線圧が、破線で示す従来例と比較して小さくな
っているので、サーマルヘッド62とプラテンローラ6
3との間の摩擦力を小さくすることができる。
【0029】(実施例7)図15は本発明の第7実施例
を示している。本実施例では、プラテンローラ自体の端
部の摩擦係数を低下させることによって、サーマルヘッ
ドとプラテンローラとの間の摩擦によるプラテンローラ
のトルク上昇を防止するものである。図15において、
プラテンローラ81は、A4幅以外の両端部に低摩擦部
82を備えている。低摩擦部82は、プラテンローラ8
1の表面を低摩擦処理したものでもよく、より低摩擦の
ゴム部材で構成してもよい。このように、プラテンロー
ラ81の両端部に低摩擦部82を設けることにより、サ
ーマルヘッドとプラテンローラとの間の記録紙が介在し
ない領域Dにおいて、サーマルヘッドとプラテンローラ
とが直接接触しても、プラテンローラ81に余計な負荷
がかかることがなく、モータのトルク増大による脱調を
防止することができる。
【0030】以上の各実施例では、B4記録紙とA4記
録紙の交換を例に示したが、本発明は、別の異なったサ
イズを使用する記録装置にも適応できることは勿論であ
り、また、記録紙は中心振り分けで説明したが、片側基
準にして、記録紙を片側によせてセットする装置にも同
様に適用できるものである。
【0031】
【発明の効果】本発明は、上記実施例から明らかなよう
に、記録ヘッドとプラテンローラとの間に、記録紙サイ
ズに応じて低摩擦部材を挿脱する手段を備えているの
で、例えば最大B4サイズの記録紙が使用可能な装置に
おいて、A4サイズの記録紙を使用する場合は、記録ヘ
ッドとプラテンローラとが直接接触する領域に低摩擦部
材を挿入することにより、モータの負荷を低減すること
ができる。
【0032】本発明はまた、記録ヘッドとプラテンロー
ラとの間に、記録紙サイズに応じてプラテンローラの剛
性を変化させる手段を備えているので、例えば最大B4
サイズの記録紙が使用可能な装置において、A4サイズ
の記録紙を使用する場合は、記録ヘッドとプラテンロー
ラとが直接接触する領域のプラテンローラの剛性を小さ
くすることにより、モータの負荷を低減することができ
る。
【0033】本発明はまた、記録ヘッドとプラテンロー
ラとの間に、記録紙サイズに応じて記録ヘッドのプラテ
ンローラに対する押圧分布を変化させる手段を備えてい
るので、例えば最大B4サイズの記録紙が使用可能な装
置において、A4サイズの記録紙を使用する場合は、記
録ヘッドとプラテンローラとが直接接触する領域の記録
ヘッドのプラテンローラに対する押圧分布を小さくする
ことにより、モータの負荷を低減することができる。
【0034】本発明はまた、記録紙サイズに応じてプラ
テンローラの端部を低摩擦部としたので、例えば最大B
4サイズの記録紙が使用可能な装置において、A4サイ
ズの記録紙を使用する場合は、記録ヘッドとプラテンロ
ーラとが直接接触する領域のプラテンローラの端部を低
摩擦部とすることにより、モータの負荷を低減すること
ができる。
【0035】このため、本発明は、モータの脱調を防止
して記録紙を正しく搬送することができる。また、トル
クの増大に対処する必要もないので、小形のモータを使
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す記録装置の要部斜視
【図2】同装置の概略横断面図
【図3】同装置の概略縦断面図
【図4】本発明の第2実施例を示す記録装置の要部斜視
【図5】同装置の概略横断面図
【図6】本発明の第3実施例を示す記録装置の要部概略
横断面図
【図7】本発明の第4実施例を示す記録装置の要部概略
縦断面図
【図8】同装置の別の使用態用における要部概略縦断面
【図9】本発明の第5実施例を示す記録装置の要部概略
縦断面図
【図10】本発明の第6実施例を示す記録装置の要部斜
視図
【図11】同装置のサーマルヘッドを示す側面図
【図12】同装置の動作を示す概略横断面図
【図13】同装置の動作を示す概略縦断面図
【図14】同装置の別の動作を示す概略縦断面図
【図15】本発明の第7実施例におけるプラテンローラ
を示す斜視図
【図16】従来例を示す記録装置の要部斜視図
【図17】従来例における動作を示す概略縦断面図
【図18】従来例における別の動作を示す概略縦断面図
【符号の説明】 11、21、31 記録紙 11A、21A、31A A4記録紙 11B、21B、31B B4記録紙 12、22、32 サーマルヘッド 13、23、33 プラテンローラ 14、24、34 低摩擦部材 41、51 記録紙 41A、51A A4記録紙 41B、51B B4記録紙 42、52 サーマルヘッド 43、53 プラテンローラ 46、57 バックアップ部材 61 記録紙 61A A4記録紙 61B B4記録紙 62 サーマルヘッド 63 プラテンローラ 64 メインばね 65 サブばね 81 プラテンローラ 82 低摩擦部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドとプラテンローラとの間に、
    記録紙サイズに応じて低摩擦部材を挿脱する手段を備え
    た記録装置。
  2. 【請求項2】 記録ヘッドとプラテンローラとの間に、
    記録紙サイズに応じてプラテンローラの剛性を変化させ
    る手段を備えた記録装置。
  3. 【請求項3】 記録ヘッドとプラテンローラとの間に、
    記録紙サイズに応じて記録ヘッドのプラテンローラに対
    する押圧分布を変化させる手段を備えた記録装置。
  4. 【請求項4】 記録紙サイズに応じてプラテンローラの
    端部を低摩擦部とした記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6398360B1 (en) 2000-01-04 2002-06-04 International Business Machines Corporation Thermal printer using a split rotary platen to print on different widths of paper

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