JP3054846B2 - 画像読み取り記録装置 - Google Patents

画像読み取り記録装置

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JP3054846B2 JP6160959A JP16095994A JP3054846B2 JP 3054846 B2 JP3054846 B2 JP 3054846B2 JP 6160959 A JP6160959 A JP 6160959A JP 16095994 A JP16095994 A JP 16095994A JP 3054846 B2 JP3054846 B2 JP 3054846B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像読み取り記録装置に
係り、特に小型化、薄型化、高画質化、操作性向上およ
びロール状に巻かれた記録用紙の曲がりぐせ除去に効果
的な、画像情報の通信を行う画像読み取り記録装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】本発明に近い構造をもつ従来の画像読み
取り記録装置の構造を、特開平5−238617号公報
に記載の例をもとに説明する。本例の画像読み取り記録
装置は、前端部から後端部に向かって順番に、原稿排紙
ローラ、読み取りセンサ、原稿挿入ローラおよび原稿挿
入ローラ、分離ローラおよび分離パッド、記録用紙、曲
がりぐせ除去のための第一の凸部および第二の凸部、サ
ーマルヘッドおよび記録用紙搬送ローラを備えている。
【0003】記録用紙保持部に置かれた記録用紙は、サ
ーマルヘッドで印字されながら、記録用紙搬送ローラで
搬送され、記録用紙排出口から装置外に排出される。一
方、送信原稿は、原稿挿入口から装置内に挿入され、原
稿挿入ローラおよび原稿挿入補助ローラによって読み取
りセンサに導かれ、そこで光電変換された後、原稿排出
ローラによって装置外に排出されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、これまで主に企
業の事務所で用いられてきたファクシミリに代表される
画像読み取り記録装置が一般家庭でも用いられるように
なり、装置の小型化、薄型化や操作性向上に対する要求
が非常に高まってきている。また、ロール状に巻かれた
記録用紙を用いる画像読み取り記録装置では、記録用紙
に曲がりぐせがつき、受信した内容を記録した記録用紙
が見づらくなるため、簡単な構造でこの曲がりぐせを除
去することに対する要求も非常に高まってきている。ま
た、一般家庭では、ここで述べている画像読み取り記録
装置を複写機として用いる場合が多くあると考えられ、
高い印画品質や複写速度の高速性に対する要求も非常に
高まってきている。また、ここで述べている画像読み取
り装置には、一般家庭でも用いられるように、部品点数
の低減による低価格化も要求されている。
【0005】ここで、画像読み取り記録装置の参考例か
らその問題点を説明する。図12に画像読み取り記録装
置の一参考例の断面構造を示す。本例は、装置の前端部
から後端部に向かって順番に、原稿排紙ローラ3a、4
a、読み取りセンサ14、原稿挿入ローラ3b、4b、
分離ローラ9および分離パッド10、記録用紙8、曲が
りぐせ除去のための第一の凸部7aおよび第二の凸部7
b、サーマルヘッド13および記録用紙搬送ローラ1を
備えている。記録用紙保持部41にロール状に巻かれて
いる記録用紙8は、曲がりぐせ除去用の凸部を通過する
ことによって曲がりぐせが除去された後、サーマルヘッ
ドによって記録され、装置後端部にある記録用紙排出口
15より装置外へ排出される。尚、送信原稿は原稿挿入
口16から原稿挿入ローラ3bおよび原稿挿入補助ロー
ラ4bによって読み取りセンサ14に導かれ、光電変換
された後、原稿排出ローラ3a、4aによって装置外に
排出される。
【0006】したがって、本参考例では、装置の後端が
垂直に立った壁に接するように置かれると、排出された
記録用紙が壁にぶつかり新たな曲がりぐせやしわが記録
用紙に発生する、という問題がある。またこの問題を回
避できるように本画像読み取り記録装置を置くために
は、装置の後端部から排出された紙が他のものに接しな
いような広い空間を本画像読み取り記録装置と壁との間
に必要とし、設置に必要な面積が非常に大きくなってし
まうという問題がある。
【0007】次に、他の例として、画像読み取り記録装
置の記録部の斜視構造を図13に示す。プラスチックか
らなる下部構造体33に金属からなるローラ支持板32
aおよび32bが固定され、ローラ支持板32aには、
駆動源であるモータ31、モータ軸のギア21から駆動
力を受け、記録用紙搬送ローラ1の軸に固定されたギア
24に駆動力を伝達するためのギア列22a、22bが
固定されている。また、記録用紙搬送ローラは、ローラ
支持板32aとローラ支持板32bに固定されている。
記録用紙8は、モータから駆動力を受けて回転する記録
用紙搬送ローラによって搬送される。
【0008】この例では、プラスチックからなる下部構
造体33に、駆動源であるモータやギア列を固定した金
属からなるローラ支持板32aと、それに対向するよう
に金属からなるローラ支持板32bを固定した構造にな
っているため、部品点数が多く、また下部構造体33に
2枚のローラ支持板を固定する必要があるため、組立性
が悪く装置の価格が高くなるという問題がある。
【0009】図14は、さらに別の画像形成装置の読み
取り部のギア列を示す。この例では、駆動源であるモー
タ軸に固定されたギア21から複数の原稿を分離搬送す
るための分離ローラに固定されたギア25までが、ギア
列23aおよび23bによって接続され、さらに、前記
分離ローラに固定されたギア25から原稿搬送ローラに
固定されたギア27までが、ギア列26によって接続さ
れている。
【0010】しかし、このようなギア構成は、以下に述
べるような問題を発生させる。すなわち、複数の原稿
は、分離ローラと分離パッドで挟持されながら一枚ずつ
分離され、分離ローラによって原稿搬送ローラの所まで
搬送され、さらに、原稿搬送ローラによって一定速度で
搬送されることになる。この場合、原稿搬送ローラで搬
送される一枚の原稿は、始め分離ローラと分離パッドに
挟持されているが、あるところで挟持されていた分離ロ
ーラと分離パッドから離れることになる。その瞬間に原
稿にかかる張力が変動し、また、分離ローラ軸にかかる
トルクも変動する。この分離ローラ軸にかかるトルク変
動が分離ローラ軸のギア25の回転速度を変動させ、そ
の変動が原稿搬送ローラ軸に固定されたギア27に伝わ
り、原稿搬送ローラの回転速度を変動させることにな
る。この回転速度の変動は、原稿の搬送速度の変動にな
るため、印画品質を低下させるという問題がある。
【0011】本発明は、これらの問題点に鑑みなされた
もので、小型で、記録用紙の交換や原稿の紙づまりが起
きた時に容易に上部構造体を開き、記録用紙の交換やつ
まった原稿の除去を行なうことができる高い操作性を有
する画像読み取り記録装置とすることを第1の目的とす
る。さらに本発明は、ロール状に巻かれた記録用紙を用
いた場合でも、サーマルヘッドで記録した後で曲がりぐ
せが残らず、かつ、垂直の壁に装置の後端が接するよう
に装置を置いた場合でも、記録後の記録用紙に新たな曲
がりぐせやしわが発生せず記録内容の確認やファイルで
の保存が容易に行える画像読み取り記録装置とすること
を第2の目的とする。さらに本発明は、部品点数の低減
により、低価格で組立性の良い画像読み取り記録装置と
することを第3の目的とする。さらに本発明は、複数の
原稿を一枚ずつ分離し搬送するための分離ローラと分離
パッドを有する画像読み取り記録装置における、記録用
紙や原稿の搬送送りむらを低減することを第4の目的と
する。さらに本発明は、小型で複写速度の速い画像読み
取り記録装置とすることを第5の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、送信原稿の画像情報を電気信号に変換し通
信網に送出する手段と、通信網から電気信号を受け取
り、それを画像情報に変換後、記録用紙に表示する手段
とを構造体に具備する画像読み取り記録装置において、
前記構造体は、後端部の支点を中心にして開閉する上部
構造体と、前記上部構造体を前記支点で支持する下部構
造体とから構成され、前記構造体の前端部に、前記画像
情報を記録するサーマルヘッド、前記記録用紙の搬送ロ
ーラが配設され、ロール状の記録用紙の曲がりぐせを除
去する第一の凸部および第二の凸部が、前記サーマルヘ
ッドに隣接する前端部の直近に配置されており、前記上
部構造体に前記第一の凸部が、前記下部構造体に前記第
二の凸部および主たる制御用の回路基板が固定されてい
ることを特徴とするものである。
【0013】また、前記送信原稿を搬送する原稿搬送ロ
ーラ軸に固定されたギアと、該ギアに回転力を供給する
モータに固定されたギアとの間に、両者を接続する接続
ギアが1もしくは2個存在し、かつ、複数の送信原稿を
一枚ずつ分離搬送する分離ローラ軸に固定されたギア
が、前記接続ギアに接続されていることを特徴とする。
【0014】また、前記送信原稿を搬送する原稿搬送ロ
ーラ軸に固定されたギアと、該ギアに回転力を供給する
モータに固定されたギアとの間に、両者を接続する接続
ギアが1もしくは2個存在し、かつ、複数の送信原稿を
一枚ずつ分離搬送する分離ローラ軸に固定されたギア
と、前記接続ギアとの間に、両者を接続する別の接続ギ
アが1個存在していることを特徴とする。
【0015】また、前記記録用紙を搬送する記録用紙搬
送ローラが、2枚のローラ支持板によって保持され、前
記記録紙搬送用ローラの軸にギアが固定されている側の
前記ローラ支持板が金属材料によって形成され、反対側
の前記ローラ支持板がプラスティック材料によって形成
されていることを特徴とする。
【0016】
【0017】また、前記記録用紙のロール状に巻かれた
記録紙を保持するプラスティックからなる記録紙保持部
を有し、前記記録紙保持部の記録用サーマルヘッドに近
い側に、記録用紙に対する摩擦係数がプラスチックより
も大きい材料からなる摩擦力付加板が固定されているこ
とを特徴とする。
【0018】
【作用】上記構成の画像読み取り記録装置の作用につい
て以下説明する。本発明の画像読み取り記録装置は、上
部構造体と下部構造体という2つの構造体により構成さ
れ、上部構造体は、装置の後端にある支点を中心にして
上に持ち上げることができるような構造になっている。
更に、記録部を構成するサーマルヘッドや記録用紙搬送
ローラが装置の前端部にあり、ロール状の記録用紙の曲
がりぐせを除去するための凸部が、サーマルヘッドに隣
接する装置前端部に極めて近い位置に配置されており、
第一の凸部は上部構造体に、第二の凸部は下部構造体
に、それぞれ固定されている。更に、主たる制御用の回
路基板が下部構造体に固定されている。
【0019】従って、記録用紙の交換や、記録用紙や送
信用の原稿が紙づまりを起こしたときの紙の引き出し
を、上部構造体を上に持ち上げることによってきわめて
容易に行なうことができる。上部構造体には、大きい回
路基板が固定されていないので、質量が軽く容易に上に
持ち上げることができ、また、その状態で保持するため
の大がかりな保持機構を必要としない。また、記録用紙
の曲がりぐせ除去用の第一の凸部が、上部構造体を開動
させるときの支点から離れた、装置の前端部に近い位置
に配置されているため、上部構造体を持ち上げたときの
開口部を広くとることができ、この凸部が記録用紙の交
換や、記録用紙や送信用の原稿が紙づまりを起こしたと
きの紙の引き出し作業の障害になることがない。また、
サーマルヘッド、記録用紙搬送ローラ、およびロール状
の記録用紙の曲がりぐせを除去するための第一の凸部お
よび第二の凸部が、すべて装置の前端部に隣接して配置
されており、曲がりぐせの除去された記録済みの記録用
紙は、装置の前側に排出されるようになっているため、
本装置を後端部が垂直の壁に接するように設置した場合
でも、排出された記録用紙が壁に接触して再び曲がりく
せを持つようになったり、新たにしわが発生したりする
ことがない。
【0020】このことは、本画像読み取り記録装置を設
置する場所に対する自由度を、大きく拡大させる作用も
有することになる。また、原稿の読み取り部における原
稿搬送は、複数の原稿を一枚ずつ分離し搬送するための
分離ローラと、原稿を読み取りセンサに押し付けながら
搬送するための原稿搬送ローラという2本のローラによ
って行なわれているため、装置の大きさを小型化するこ
とができる。
【0021】本装置に、原稿排出ローラおよび原稿排出
補助ローラを備えた場合は、原稿搬送用のローラの数が
4本になり装置の大きさがやや大きくなるが、読み取り
センサ上の原稿搬送ローラによって搬送された原稿が、
読み取りセンサの先端に溜り紙づまりを起こす問題を解
決することができる。特に、原稿排出方向が水平面より
も上を向いている場合でも、読み取りセンサの先端での
紙づまりを防止できるという作用をもつ。
【0022】本装置に、原稿挿入ローラおよび原稿挿入
補助ローラを備えた場合は、同様に原稿搬送用のローラ
の数が4本になり装置の大きさがやや大きくなるが、原
稿の搬送精度を高くし、印字品質を向上させることがで
きる。特に、分離ローラと分離パッドに挟持されながら
原稿搬送ローラで搬送されている読み取り中の原稿が、
分離ローラと分離パッドから離れた瞬間の原稿送り速度
の変動を、この原稿挿入ローラおよび原稿挿入補助ロー
ラによって低減することが可能となる。
【0023】また、本発明の画像読み取り記録装置の読
み取り部においては、3枚以下の少ない枚数の接続ギア
を用いて、モーターの駆動力を原稿搬送ローラと分離ロ
ーラに伝達している。ただし、モーターに固定されたギ
アと原稿搬送ローラに固定されたギアとの間には、1枚
または2枚の接続ギアがあり、かつ分離ローラに固定さ
れたギアは、一枚の接続ギアを介して、または直接、前
述したモーターと原稿搬送ローラ間の接続ギアに接続さ
れる。
【0024】このようなギア構造は、次のような作用を
有する。例えば画像読み取り記録装置の読み取り部の駆
動源として、1ー2相駆動で1パルスあたり3.75度
回転するモーターを用い、そのモーターを400パルス
/秒の速度で回転させ、その駆動力で直径が12ミリメ
ートルの原稿搬送ローラを1秒あたり124.5度回転
させて原稿を1秒あたり13ミリ搬送させる場合、モー
ターから原稿搬送ローラまでのギア列での減速比は、
0.083となる。このような減速比を、モーターに固
定されたギアと原稿搬送ローラに固定されたギアだけで
達成しようとすると、原稿搬送ローラに固定されたギア
の歯数や外径が大きくなり装置の高さを大きくしてしま
うが、本発明の構成にすれば、装置の高さを低くおさえ
ることが可能となる。
【0025】また、モーターに固定されたギアと原稿搬
送ローラに固定されたギアとの間に3枚以上の接続ギア
を設けるとギア列の長さが長くなり、またギアによる伝
達トルクの損失が大きくなって、モーターに要求される
駆動トルクの値が大きくなり、モーターの大きさそのも
のも大きくなるが、本発明の構成にすれば、ギア列での
伝達トルクの損失を小さく抑えることができるので、小
さいモーターを用いることができ、装置の大きさを小型
化することができる。
【0026】また、本発明の構成では、分離ローラに固
定されたギアは、前記したモーターに固定されたギアと
原稿搬送ローラに固定されたギアの間の接続ギアに接続
されているため、原稿搬送ローラに固定されたギアに
は、分離ローラの回転変動が直接は伝わらない構造にな
っている。そのため、従来の構成では、分離ローラと分
離パッドに挟持されながら原稿搬送ローラで搬送されて
いる読み取り中の原稿は、分離ローラと分離パッドから
離れた瞬間に負荷変動による回転変動を分離ローラに与
え、そのことが原稿搬送速度の変動となって画質劣化を
引き起こすが、本発明の構成では、この分離ローラの回
転変動による原稿搬送ローラの回転変動や原稿搬送速度
の変動を小さく抑えることが可能となる。
【0027】また、本発明の画像読み取り記録装置は、
1つのモータで記録用紙搬送ローラ、原稿搬送ローラお
よび分離ローラを駆動しても良いが、その場合は、モー
ター数の低減によって、小型化と低価格化を行なうこと
が可能となる。
【0028】また、本発明の画像読み取り記録装置は、
2枚のローラ支持板によって記録用紙搬送ローラが保持
されており、しかも記録用紙搬送ローラにギアが固定さ
れている側のローラ支持板(ローラ支持板Aと呼ぶ)は
金属材料によって形成され、反対側のローラ支持板(ロ
ーラ支持板Bと呼ぶ)はプラスチック材料によって形成
されている。従って、まず、記録用紙搬送ローラに固定
されているギアに駆動力を与えるモーターは、金属で形
成されたローラ支持板Aに固定することができるので、
モーターから発生する熱を効率的に逃がすことができ、
ファンのような特別の冷却装置を設ける必要がなく、さ
らに、反対側のローラ支持板Bは、プラスチックで形成
されているので、下部構造体と一体で形成することがで
きる。この構造により、部品点数を低減し、組立性を良
くし、さらに装置の小型化と低価格化を行なうことが可
能となる。
【0029】また、本発明の画像読み取り記録装置は、
記録用紙搬送ローラとロール状に巻かれた記録用紙との
間に、記録用紙の曲がりぐせ除去用の第一の凸部と第二
の凸部を有しており、さらにこの第二の凸部と記録用紙
の間に第三の凸部を設けることも可能である。
【0030】ロール状に巻かれた記録用紙の曲がりくせ
を除去するためには、図8に示したように、構造的な第
一の凸部と第二の凸部を用いて記録用紙の曲がりぐせと
反対の方向に記録用紙の搬送路を強制的に曲げてやれば
良いが、効率的に曲がりぐせを除去するためには、記録
用紙に適当な張力を印加してやる必要がある。このよう
な張力を記録用紙に印加するためには、上部張力印加部
71bと下部張力印加部71aを用いて、細い隙間を形
成し、その間に記録用紙を通す方法が考えられるが、こ
の場合十分な張力を記録用紙に印加するためには、上部
張力印加部と下部張力印加部の長さL3を十分長くする
か、もしくは上部張力印加部と下部張力印加部の隙間を
短くする必要がある。
【0031】後者の方法は、上部張力印加部と下部張力
印加部が接触しないようにするため、高い位置精度が要
求されるので現実的でない。従って、実用上は、前者の
方法、すなわち上部張力印加部と下部張力印加部の長さ
3を十分長くする必要がある。本発明の方法は、曲が
りぐせを効率的に除去するために必要な張力を、記録用
紙の曲がりぐせ除去用の第一の凸部および第二の凸部
と、この第二の凸部と記録用紙の間にもう一つ別の第三
の凸部を設けることにより印加することができるので、
上部張力印加部と下部張力印加部の長さを長くしたり隙
間を狭くしたりする必要がなく、図8で示したL3の長
さを短くすることができ装置を小型化することが可能と
なる。
【0032】また、本発明の画像読み取り記録装置は、
ロール状に巻かれた記録用紙を保持するためのプラスチ
ックからなる記録用紙保持部の、サーマルヘドに近い側
に摩擦力付加板が固定されている。従って、使い始めの
質量の大きい記録用紙を用いる場合は、この摩擦力付加
板に記録用紙が触れないので、記録用紙に印加される張
力は記録用紙の質量分だけ増加する。また、質量の小さ
い使用途中の記録用紙を用いる場合は、この摩擦力付加
板に記録用紙が触れるので、記録用紙に印加される張力
は記録用紙の質量分および摩擦力付加板から受ける摩擦
力分増加する。従って、記録用紙の残量が減り質量が軽
くなってしまった後でも、記録用紙に十分大きな張力が
印加されるため、使用途中の記録用紙の曲がりぐせも効
率的に除去することができる。
【0033】また、本発明の画像記録読み取り装置は、
画像読み取り部と画像形成部を同時に駆動するときに、
記録用紙と原稿の搬送速度を1秒あたり21ミリメート
ルから26ミリメートルとしているので、装置の大きさ
を大きくせずに原稿を複写するために必要な時間を短く
することができる。
【0034】
【実施例】以下、本発明のいくつかの実施例を、図面を
参照して説明する。本発明の第1の実施例を図1および
図2を用いて説明する。図1および図2は、本実施例を
示す画像読み取り記録装置の断面図を示している。本実
施例の画像読み取り記録装置は、装置の後部にある支点
5を中心に開閉可能な上部構造体12と下部構造体11
より構成されている。上部構造体12は、アーム17に
よって支点5に接続されている。図1および図2は、上
部構造体12を矢印方向に開閉したときの開と閉の状態
を重ねて示すものである。
【0035】本実施例において、図1の装置は、前段に
原稿搬送ローラ2、読み取りセンサ14、後段に原稿排
出ローラ3a、原稿排出補助ローラ4aを設けた例、図
2の装置は、逆に前段に原稿挿入ローラ3b、原稿挿入
補助ローラ4b、後段に原稿搬送ローラ2、読み取りセ
ンサ14を設けた本実施例の他の例である。
【0036】画像情報の記録を行なう部分は、すべて装
置の前部に配置されており、上部構造体12には前端部
より順番に、サーマルヘッド13とロール状の記録用紙
の曲がりぐせを除去するための第一の凸部7aが固定さ
れ、下部構造体11には前端部より順番に、記録用紙搬
送ローラ1、ロール状の記録用紙の曲がりぐせを除去す
るための第二の凸部7b、および記録用紙保持部41が
固定されている。
【0037】サーマルヘッド13は、ヘッド押し付けバ
ネ6によって2.5kgの荷重で記録用紙搬送ローラ1
に押し付けられ、また、記録用紙保持部41には、記録
用紙8が置かれている。記録用紙保持部41に置かれた
記録用紙8は、記録用紙の曲がりぐせを除去するための
凸部を通過する過程で曲がりぐせが矯正され、その後
で、記録用紙搬送ローラ1によってサーマルヘッド13
に押し付けられながら搬送され、その過程で印字が行な
われ、最後に記録用紙排出口15より装置外に排出され
る。
【0038】一方、原稿の読み取りを行なう部分は、す
べて装置の後部に配置されており、上部構造体12に
は、前部より順番に、原稿排出補助ローラ4aと分離パ
ッド10が固定され、下部構造体11には、前部より順
番に、原稿排出ローラ3a、読み取りセンサ14、原稿
搬送ローラ2、分離ローラ9が固定されている。読み取
りセンサ14としては小型化に有利な密着型の読み取り
センサを用いており、原稿搬送ローラ2が、1.0kg
の荷重でこの読み取りセンサ14に押し付けられてい
る。分離パッド10は、複数の原稿を一枚ずつ分離でき
るように300gの荷重で分離ローラ9に押し付けられ
ている。
【0039】また、これらのローラを駆動するためのモ
ータやサーマルヘッド13や読み取りセンサ14を制御
する主たる回路基板18は、下部構造体11の後部に固
定されている。読み取るべき複数の原稿は、原稿挿入口
16から挿入され、まず分離ローラ9と分離パッド10
によって一枚ずつ分離された後、原稿搬送ローラ2まで
搬送され、次に、原稿搬送ローラ2によって読み取りセ
ンサ14に押し付けられながら搬送され、その過程で原
稿の読み取りが行なわれ、最後に原稿排出ローラ3aお
よび原稿排出補助ローラ4aによって装置外に排出され
る。
【0040】このような構成にすることによって、本実
施例の画像読み取り記録装置は、次に述べるような作用
効果を持つ。すなわち、記録を終えた記録用紙は、ロー
ル状の記録用紙のもつ曲がりくせを除去された後で、装
置の前端部にある記録用紙排出口より装置外へ排出され
るので、本装置の後端部を垂直の壁に接するように配置
しても、排出された記録用紙が壁に接触して新たな曲が
りぐせが生じたりしわになったりするようなことがな
い。このことは、本画像読み取り装置を設置する場所に
対する自由度を大きく拡大させることになり、例えば、
机上に本画像読み取り記録装置を設置する場合、装置を
机の一番奥に置くことが可能となり机上の空間を有効に
活用することができる。
【0041】また、上部構造体には、大きい回路基板が
固定されていないので、質量が軽く、記録紙の交換や記
録紙や原稿の紙づまりが起きたときにも、上部構造体を
上に持ち上げることによって極めて容易に詰った紙の引
き出しなどを行なうことができる。もちろん、上部構造
体が軽いので、上に持ち上げたときにその状態で保持す
るための大がかりな保持機構も必要としない。
【0042】また、記録用紙曲がりぐせ除去用の凸部
が、上部構造体を開動させるときの支点から最も離れた
上部構造体の前端部に近い位置に配置されているため、
上部構造体を持ち上げたときに開口部を広くとることが
でき、さらに、装置の内部が操作者のいる前方向から良
く認識できるので、この凸部が記録用紙の交換や記録用
紙や原稿が紙づまりを起こしたときの紙の引き出し作業
の障害になることがなく、極めて容易に行うことが可能
となる。
【0043】また、原稿の搬送は、複数の原稿を一枚づ
つ分離し搬送するための分離ローラ、原稿を読み取りセ
ンサに押し付けながら搬送するための原稿搬送ローラ、
原稿排出ローラおよび原稿排出補助ローラによって行わ
れるため、原稿の排出方向が水平面よりも上を向いてい
る場合でも、読み取りセンサの先端に読み取り済の原稿
が溜り、紙づまりを起こすということがない。
【0044】本実施例では、原稿排出ローラと原稿排出
補助ローラが、備えられているが、もちろんこれを省く
こともできる。その場合、原稿の搬送を2本のローラの
みで行うことができるため、装置を小型化することがで
きる。
【0045】また、図2に示したように、原稿排出ロー
ラおよび原稿排出補助ローラを削除し、そのかわりに、
分離ローラと原稿搬送ローラの間に、原稿挿入ローラと
原稿挿入補助ローラを設けることも可能である。この場
合は、分離ローラと分離パッドに挟持されながら原稿搬
送ローラで搬送されている読み取り中の原稿が、分離ロ
ーラと分離パッドから離れた瞬間に発生する原稿搬送速
度の変動を低減することができるので、原稿の搬送精度
を高くし、印字品質を向上させることができる。
【0046】本発明の第2の実施例を図3および図4を
用いて説明する。図3は、本発明の画像読み取り記録装
置の記録部の駆動力伝達機構を示している。モーター軸
に固定されたギア20と記録用紙搬送ローラ1に固定さ
れたギア24は、2枚の接続ギア22aと22bとによ
って接続される。ギア20の歯数は13、ギア22aの
歯数は、外側が52、内側が23、ギア22bの歯数
は、外側が46、内側が28、ギア24の歯数は42に
それぞれなっており、モーターから記録用紙搬送ローラ
1までのギア列の減速比は、0.083となっている。
【0047】この減速比は、ちょうど、駆動源として、
1−2相駆動で1パルスあたり3.75度回転するモー
ターを用い、そのモーターを1−2相400パルス/秒
の速度で回転させたときに、直径が12ミリメートルの
記録用紙搬送ローラ1を1秒あたり124.5度回転さ
せ、記録用紙を1秒あたり約13ミリメートル搬送させ
る値になっている。
【0048】この値を、モーター軸に固定されたギア
(歯数13)と記録用紙搬送ローラ1に固定されたギア
だけで達成しようとすると、記録用紙搬送ローラ1に固
定されたギアの歯数を156にする必要があり、ギアの
外径が大きくなり装置全体の高さを高くしてしまうが、
本実施例の構成にすれば、ギアの最大外径L2をこのと
きの約1/3に低減することができ、装置の高さを低く
抑えることができる。
【0049】逆に、モーター軸のギアと記録用紙搬送ロ
ーラ軸のギアとの間に3枚以上の接続ギアを設けると、
ギア列の長さL1が長くなり、また、ギアによる伝達ト
ルクの損失が大きくなり駆動のためのモーターが大型化
してしまうことになるばかりか、ギアによる回転むらが
ギア枚数とともに増加するため、記録用紙の搬送精度が
悪くなり印字品質を劣化させることになる。
【0050】本実施例のように接続ギアが2枚以下であ
れば、このようなモーターの大型化や印字品質の劣化を
回避することができる。尚、本実施例では、接続ギアの
枚数は2枚になっているが、1枚でも同じ効果を得るこ
とができる。
【0051】図4は、本発明の画像読み取り記録装置の
読み取り部の駆動力伝達機構を示している。駆動源であ
るモーター軸に固定されたギア21と原稿搬送ローラに
固定されたギア25との間には、2枚の接続ギア23a
と23bがあり、分離ローラ軸に固定されたギア27
は、さらに異なる接続ギア26を介して前記した接続ギ
ア23bに接続されている。
【0052】ギア21の歯数は13、ギア23aの歯数
は、外側が52、内側が23、ギア23bの歯数は、外
側が46、内側が28、ギア25の歯数は42、ギア2
7の歯数は43、ギア26の歯数は、外側が41、内側
が22にそれぞれなっており、モーターから原稿搬送ロ
ーラまでのギア列の減速比は、0.083、モーターか
ら分離ローラまでのギア列の減速比は、0.044とな
っている。
【0053】この減速比は、ちょうど、駆動源として、
1−2相駆動で1パルスあたり3.75度回転するモー
ターを用い、そのモーターを1−2相400パルス/秒
の速度で回転させたときに、直径が12ミリメートルの
原稿搬送ローラを1秒あたり124.5度回転させ、原
稿を1秒あたり約13ミリメートル搬送させ、また直径
が20ミリメートルの分離ローラを1秒あたり66度回
転させ、原稿を1秒あたり11.5ミリメートル搬送さ
せる値になっている。
【0054】モータから原稿搬送ローラまでのギア列を
このような構成にすることによって、前述した記録部の
場合と同じように、装置の高さを低くおさえることが可
能となり、また、ギアでのトルク損失を低減して小型の
モーターが使用できるようになり、さらに原稿の搬送精
度を高め高画質化を行うことができるようになる。
【0055】また本実施例では、分離ローラ軸のギアが
原稿搬送ローラ軸のギアに直接は接続されず、モーター
と原稿搬送ローラをつなぐ接続ギア23bに、別の接続
ギア26を介して接続されているので、分離ローラの回
転変動が直接は原稿搬送ローラには伝わらない構造にな
っている。そのため、分離ローラと分離パッドに挟持さ
れながら原稿搬送ローラで搬送されている読み取り中の
原稿は、分離ローラと分離パッドからはなれた瞬間に負
荷変動による回転変動を分離ローラに与えるが、その回
転変動が直接は原稿搬送ローラに伝わらないため、原稿
搬送速度の精度を高め、高画質化を行うことが可能とな
る。
【0056】尚、記録部の場合と同様、モータ軸と原稿
搬送ローラ軸の間の接続ギアの数は、1枚でも同様の効
果を得ることができるのは勿論である。また、本実施例
では、分離ローラ軸のギアが他の接続ギア1枚(ギア2
6)を介して、モータ軸と原稿搬送ローラ軸の間の接続
ギアに接続されているが、このギア(ギア26)はなく
ても同様の効果を得ることができる。
【0057】本発明の第3の実施例を図5を用いて説明
する。図5は本発明の駆動力伝達機構を示す。記録用紙
搬送ローラ、原稿搬送ローラおよび分離ローラが一つの
モータで駆動されており、記録用紙搬送ローラ軸のギア
24と原稿搬送ローラ軸のギア25と分離ローラ軸のギ
ア27とがそれぞれ接続ギアを介してモータ軸のギア2
1zに接続されている。
【0058】記録部の機構では、モータ軸のギア21z
が、接続ギア225、224、28c、28b、22
3、222、221を介して記録用紙搬送ローラ軸のギ
ア24に接続される。読み取り部の機構では、モータ軸
のギア21zが、接続ギア225、224、28c、2
8a、231、232、233、234を介して原稿搬
送ローラ軸のギア25に接続される。また、さらに、接
続ギア233から接続ギア261、262、263、2
64を介して分離ローラ軸のギア27に接続される。
【0059】記録部と読み取り部の切り換えは、ソレノ
イドを用いて接続ギア28aと接続ギア28bの噛み合
わせを切り換えることによって行われる。このように1
つのモータで記録用紙搬送ローラ、原稿搬送ローラおよ
び分離ローラを駆動しているので、記録部の機構と読み
取り部の機構をそれぞれ異なるモータで駆動するより
も、小型化と低価格化を行うことができる。
【0060】本発明の第4の実施例を図6を用いて説明
する。図6は、本発明の記録部の構造を示している。ロ
ール状に巻かれた記録用紙8を搬送するための記録用紙
搬送ローラ1は、2枚のローラ支持板32、34によっ
て保持されており、記録用紙搬送ローラ1に固定された
ギア24がある側のローラ支持板32は金属材料によっ
て形成され、反対側のローラ支持板34はプラスチック
材料によって形成されている。
【0061】ローラ支持板32には、記録用紙搬送ロー
ラ1を駆動するためのモータ31が固定されており、モ
ータ軸に固定されたギア20から記録用紙搬送ローラ1
に固定されたギア24までは、ローラ支持板32に固定
された接続ギア22aと22bによって接続されてい
る。ローラ支持板32は、プラスチック材料で形成され
た下部構造体11にネジで固定されているが、ローラ支
持板34は、下部構造体11と同一の材料で、一体成型
で形成されている。
【0062】このような構造にすることにより、ローラ
支持板34を下部構造体と一体で形成できるので、部品
点数を削減でき、さらに、装置の組立性も向上させるこ
とができる。このことは、本画像読み取り記録装置の低
価格化にも有効である。また、本構造では、モータが固
定されている側のローラ支持板は金属で形成されてるの
で、モータから発生する熱を効率的に放散させることが
でき、モータの過加熱によるモータ駆動トルクの低下を
防止することができる。また、金属は、プラスチックと
比較して、強度が高く、熱膨張係数が小さく、加工精度
が高いので、接続ギアの軸を細くでき、熱による変形も
少なくでき、更に、ギアの軸間距離の精度も高くでき、
画像読み取り装置の小型化や高画質化にも効果がある。
【0063】本発明の第5の実施例を図7を用いて説明
する。図7は、本発明のカール除去部の断面図を示して
いる。記録用紙保持部41に置かれたロール状に巻かれ
た記録用紙8は、記録用紙の曲がりぐせ除去用の第一の
凸部7aおよび第二の凸部7bの間を通って、記録用紙
搬送ローラ1によってサーマルヘッド13に押しつけら
れながら搬送される。本実施例では、記録用紙8と記録
用紙の曲がりぐせ除去用の第二の凸部7bとの間に、さ
らに別の張力印加用の第三の凸部7cが設けられてい
る。
【0064】図8に示すように、ロール状に巻かれた記
録用紙の曲がりぐせを除去するためには、曲がりぐせ除
去用の第一の凸部7aおよび第二の凸部7bを用いて、
記録用紙の曲がりぐせと反対の方向に記録用紙の搬送路
を強制的に曲げてやれば良いが、効率的に曲がりぐせを
除去するためには、記録用紙に適当な張力を印加する必
要がある。図8では、この張力を印加する手段として、
上部張力印加部71aと下部張力印加部71bを設け、
この隙間に記録用紙を通して張力を印加しているが、十
分な張力を印加するためには、上部張力印加部71aと
下部張力印加部71bの長さL3を十分長くする必要が
あり、装置が大型化してしまう。本実施例によれば、上
部張力印加部71aと下部張力印加部71bの中に、張
力印加用の第三の凸部7cが設けられており、この隙間
を通ることによって紙に張力が効率的に印加されるの
で、L3の長さを短くすることができ、画像読み取り記
録装置の大きさを小型化することができる。
【0065】なお、図7に示したように、第三の凸部7
cと記録用紙8との間に第四の凸部7dを設けても良
い。この場合は、より効果的に記録用紙に張力を印加す
ることができることになる。
【0066】本発明の第6の実施例を図9を用いて説明
する。図9は、本発明のカール除去部の断面図を示して
いる。プラスチック材料により形成された記録用紙保持
部41に置かれたロール状に巻かれた記録用紙は、記録
用紙の曲がりぐせ除去用の第一の凸部7aおよび第二の
凸部7bの間を通って、記録用紙搬送ローラ1によって
サーマルヘッド13に押しつけられながら搬送される。
本実施例では、記録用紙保持部41のサーマルヘッドに
近い側に、記録用紙に対する摩擦係数がプラスチックよ
りも大きい材料からなる摩擦力付加板42が固定されて
る。使い始めの記録用紙81は、外径が大きいため、記
録用紙保持板41に固定された摩擦力付加板42に接触
することはないが、使用が進んだ記録用紙82は、記録
用紙の外径が小さくなり、印字中に摩擦力付加板42に
接触するようになる。
【0067】本発明の第5の実施例を説明するところで
述べたように、記録用紙の曲がりぐせ除去を行うために
は、記録用紙に張力を印加する必要がある。使い始めの
時の記録用紙は、質量が重いため、記録用紙自身の重さ
で張力を印加することができる。しかし、使用が進んだ
記録用紙は、質量が軽くなっており、記録用紙自身の重
さだけでは、十分な張力を印加することができない。本
実施例では、使用が進んだ記録用紙は、摩擦力付加板に
接触するような構造になっているため、記録用紙に印加
される張力が、摩擦力付加板から受ける摩擦力分増加す
ることになり、使用が進んだ記録用紙に対しても十分大
きな張力を印加することが可能となる。従って、使い始
めから使い終わりに至るまで、同じように記録用紙の曲
がりぐせを除去することが可能となる。
【0068】本実施例では、摩擦力付加板は記録用紙保
持部のサーマルヘッドに近い側の下部に固定されている
が、サーマルヘッドに近い側の全面に固定してもよい。
また、紙に対する摩擦係数を摩擦力付加板上部よりも下
部の方が大きくなるようにしておくと、より大きな効果
が得られる。また、摩擦力付加板を固定するかわりに、
記録用紙保持部のサーマルヘッドに近い側の表面を紙に
対する摩擦係数が高くなるように、凹凸をつけてもよ
い。
【0069】本発明の第7の実施例を図10を用いて説
明する。本実施例は、第一の実施例で説明した画像読み
取り記録装置の記録部と読み取り部を、第3の実施例で
説明した駆動力伝達機構を用いて同時に駆動する例で、
このとき、駆動に必要なモータトルクの大きさは、0.
027Nmとなる。図10は、このときのモータの駆動
速度と読み取りと記録にかかる時間と駆動に必要なモー
タ高さとの関係を示したものである。このように、記録
用紙と原稿の搬送速度が本実施例で述べたように、26
ミリ/秒以下では、高さ7ミリのモータを用いることが
できるが、それ以上の速度にするためには、モータの高
さを高くしなければならない。
【0070】一方、JIS規格A列4判の原稿(長さが
297ミリ)を搬送し、同じ大きさの記録用紙に記録を
行うのに必要な時間は、一つのモータで記録部と読み取
り部を駆動する従来の画像読み取り記録装置では、搬送
速度が13ミリ/秒以下なので22.8秒以上かかる
が、本実施例で述べたように21ミリ/秒以上の時には
14.1秒以下となり約40%短縮することができる。
搬送速度が13ミリ/秒から21ミリ/秒までの間で
は、モータは高さ7ミリのものを用いることができる
が、読み取りと記録に要する時間を十分に短縮すること
ができない。
【0071】このように本実施例を用いることにより、
一つのモータで記録部と読み取り部を駆動する従来の画
像読み取り記録装置で用いたモータと同じモータを用い
て、読み取りや記録に要する時間を大幅に短縮すること
が可能となる。
【0072】本発明の第8の実施例を図11を用いて説
明する。本実施例は、図1に示した本発明の第1の実施
例の画像読み取り記録装置から、原稿排出ローラ3aと
原稿排出補助ローラ4aを削除し、さらに原稿の排出方
向を水平面よりも下向きにした画像読み取り記録装置で
ある。このような構造にすることにより、原稿排出ロー
ラと原稿排出補助ローラとを削除しても、読み取られた
原稿が自由落下するので、原稿が読み取りセンサ14の
先端に堆積し紙づまりを起こす、ということがない。
【0073】以上のようにこれらの実施例によれば、以
下のような作用効果がある。 装置の前端部に記録部があり、その中に曲がりぐせ
除去用の凸部があるので、記録用紙の交換が容易に行
え、かつ装置後端を壁に接するように設置しても、記録
用紙に新たな曲がりぐせやしわが発生することがない。 大きく開口する上部構造体と下部構造体を有し、下
部構造体に主な制御回路が設けられているので、容易に
上部構造体を開けることができ、特別な保持機構も必要
ない。 複数の原稿の分離と搬送を2個または4個のローラ
で行っているので、装置を小型化でき、原稿排出時の紙
づまりを防止でき、原稿の高い搬送精度を得ることがで
きる。 1枚または2枚の接続ギアを介して原稿搬送ローラ
がモータに接続され、さらにその伝達ギアに分離ローラ
が最大1枚の伝達ギアを介して接続されているので、ギ
ア列の高さが低く、ギア列での伝達トルクの損失が小さ
く、原稿の高い搬送精度を得ることができる。 記録用紙搬送ローラのギア側のローラ支持板を金属
とし、反対側のローラ支持板をプラスチックとしている
ので、後者のローラ支持板を下部構造体と一体成形で作
ることができ、装置の部品点数を低減でき装置の低価格
化にも効果がある。 曲がりぐせ除去用の第一の凸部および第二の凸部を
有し、更に第二の凸部と記録用紙との間に、張力印加用
の第三の凸部を設けているため、曲がりぐせ除去のため
の張力印加部を小型化することができる。 記録用紙保持部のサーマルヘッドに近い側に、摩擦
力付加板を固定しているため、使用の進んだ記録用紙
に、曲がりぐせ除去のための張力を、効果的に印加する
ことができる。 原稿と記録用紙を同時に搬送するときの搬送速度を
21ミリ/秒から26ミリ/秒としているため、装置の
大きさを大型化させずに、A判4列の原稿を14.1秒
以下で複写することができる。
【0074】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、装置の上
部構造体を大きく開口できるので操作性が良く、また、
記録用紙の曲がりくせを小さい三個の凸部によって効率
的に除去できるので、装置の小型化が可能となる。その
ため、画像情報を電気信号に変換する機能と電気信号を
画像情報に変換する機能を有する画像読み取り記録装置
の小型化、低価格化、および操作性の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の画像読み取り記録装置の
断面図である。
【図2】本発明の第1実施例の他の画像読み取り記録装
置の断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の画像読み取り記録装置
の記録部の駆動力伝達機構の説明図である。
【図4】本発明の第2の実施例の画像読み取り記録装置
の読み取り部の駆動力伝達機構の説明図である。
【図5】本発明の第3の実施例の画像読み取り記録装置
の駆動力伝達機構の説明図である。
【図6】本発明の第4の実施例の画像読み取り記録装置
の記録部の斜視図である。
【図7】本発明の第5の実施例の画像読み取り記録装置
の記録部の断面図である。
【図8】曲がりぐせ除去機構を有する画像読み取り記録
装置の記録部の断面図である。
【図9】本発明の第6の実施例の画像読み取り記録装置
の記録部の断面図である。
【図10】本発明の第7の実施例の画像読み取り記録装
置において、記録用紙および原稿の搬送速度と記録用紙
および原稿の搬送時間とモータの大きさの関係説明図で
ある。
【図11】本発明の第8の実施例の画像読み取り記録装
置の記録部の断面図である。
【図12】従来の他の画像読み取り記録装置の断面図で
ある。
【図13】従来の画像読み取り記録装置の記録部の斜視
図である。
【図14】従来の画像読み取り記録装置の読み取り部の
駆動力伝達機構の説明図である。
【符号の説明】
1 記録用紙搬送ローラ 2 原稿搬送ローラ 3a 原稿排出ローラ 3b 原稿挿入ローラ 4a 原稿排出補助ローラ 4b 原稿挿入補助ローラ 5 支点 6 ヘッド押し付けバネ 7a 曲がりぐせ除去用第一の凸部 7b 曲がりぐせ除去用第二の凸部 7c 曲がりぐせ除去用第三の凸部 8 記録用紙 9 分離ローラ 10 分離パッド 11 下部構造体 12 上部構造体 13 サーマルヘッド 14 読み取りセンサ 15 記録用紙排出口 16 原稿挿入口 17 アーム 18 制御用回路基板 20 モータ軸のギア 21 モータ軸のギア 21z モータ軸のギア 22a、22b 接続ギア 23a、23b、26 接続ギア 24 記録用紙搬送ローラ軸のギア 25 原稿搬送ローラ軸のギア 27 分離ローラ軸のギア 221、222、223、224、225 接続ギア 231、232、233、234 接続ギア 261、262、263、264 接続ギア 28a、28b、28c 切り換え用接続ギア 31 モータ 32、32b 金属のローラ支持板 34 プラスチックのローラ支持板 41 記録用紙保持部 42 摩擦力付加板 71a 上部張力付加部 71b 下部張力印加部 81 初期の記録用紙 82 使用の進んだ記録用紙
フロントページの続き (72)発明者 清野 太作 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (72)発明者 福田 裕光 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社 日立製作所 機械研究所内 (72)発明者 清水 晃 茨城県勝田市稲田1410番地 株式会社 日立製作所 情報映像メディア事業部内 (72)発明者 成井 陽一 茨城県勝田市稲田1410番地 株式会社 日立製作所 情報映像メディア事業部内 (72)発明者 大塚 康男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所 映像メディア研 究所内 (56)参考文献 特開 平5−238617(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信原稿の画像情報を電気信号に変換し
    通信網に送出する手段と、通信網から電気信号を受け取
    り、それを画像情報に変換後、記録用紙に表示する手段
    とを構造体に具備する画像読み取り記録装置において、
    前記構造体は、後端部の支点を中心にして開閉する上部
    構造体と、前記上部構造体を前記支点で支持する下部構
    造体とから構成され、前記構造体の前端部に、前記画像
    情報を記録するサーマルヘッド、前記記録用紙の搬送ロ
    ーラが配設され、ロール状の記録用紙の曲がりぐせを除
    去する第一の凸部および第二の凸部が、前記サーマルヘ
    ッドに隣接する前端部の直近に配置されており、前記上
    部構造体に前記第一の凸部が、前記下部構造体に前記第
    二の凸部および主たる制御用の回路基板が固定されてい
    ることを特徴とする画像読み取り記録装置。
  2. 【請求項2】 送信原稿の画像情報を電気信号に変換し
    通信網に送出する手段と、通信網から電気信号を受け取
    り、それを画像情報に変換後、記録用紙に表示する手段
    とを構造体に具備する画像読み取り記録装置において、
    前記送信原稿を搬送する原稿搬送ローラ軸に固定された
    ギアと、該ギアに回転力を供給するモータに固定された
    ギアとの間に、両者を接続する接続ギアが1もしくは2
    個存在し、かつ、複数の送信原稿を一枚ずつ分離搬送す
    る分離ローラ軸に固定されたギアが、前記接続ギアに接
    続されていることを特徴とする画像読み取り記録装置。
  3. 【請求項3】 送信原稿の画像情報を電気信号に変換し
    通信網に送出する手段と、通信網から電気信号を受け取
    り、それを画像情報に変換後、記録用紙に表示する手段
    とを構造体に具備する画像読み取り記録装置において、
    前記送信原稿を搬送する原稿搬送ローラ軸に固定された
    ギアと、該ギアに回転力を供給するモータに固定された
    ギアとの間に、両者を接続する接続ギアが1もしくは2
    個存在し、かつ、複数の送信原稿を一枚ずつ分離搬送す
    る分離ローラ軸に固定されたギアと、前記接続ギアとの
    間に、両者を接続する別の接続ギアが1個存在している
    ことを特徴とする画像読み取り記録装置。
  4. 【請求項4】 送信原稿の画像情報を電気信号に変換し
    通信網に送出する手段と、通信網から電気信号を受け取
    り、それを画像情報に変換後、記録用紙に表示する手段
    とを構造体に具備する画像読み取り記録装置において、
    前記記録用紙を搬送する記録用紙搬送ローラが、2枚の
    ローラ支持板によって保持され、前記記録紙搬送用ロー
    ラの軸にギアが固定されている側の前記ローラ支持板が
    金属材料によって形成され、反対側の前記ローラ支持板
    がプラスティック材料によって形成されていることを特
    徴とする画像読み取り記録装置。
  5. 【請求項5】 送信原稿の画像情報を電気信号に変換し
    通信網に送出する手段と、通信網から電気信号を受け取
    り、それを画像情報に変換後、記録用紙に表示する手段
    とを構造体に具備する画像読み取り記録装置において、
    前記記録用紙のロール状に巻かれた記録紙を保持するプ
    ラスティックからなる記録紙保持部を有し、前記記録紙
    保持部の記録用サーマルヘッドに近い側に、記録用紙に
    対する摩擦係数がプラスチックよりも大きい材料からな
    摩擦力付加板が固定されていることを特徴とする画像
    読み取り記録装置。
  6. 【請求項6】 送信原稿の画像情報を電気信号に変換し
    通信網に送出する手段と、通信網から電気信号を受け取
    り、それを画像情報に変換後、記録用紙に表示する手段
    とを構造体に具備する画像読み取り記録装置において、
    前記構造体は、後部の支点を中心に前部が開閉する上部
    構造体(12)と下部構造体(11)とから構成され、前端部か
    ら後端部に向かって順に、記録用のサーマルヘッド(13)
    および記録用紙(8)を搬送する記録用紙搬送ローラ(1)、
    記録用紙(8)の曲がりぐせを除去する第一の凸部(7a)、
    記録用紙(8)の曲がりぐせを除去する第二の凸部(7b)、
    記録用紙(8)、送信原稿読み取り用の読み取りセンサ(1
    4)および送信原稿を搬送する原稿搬送ローラ(2)、複数
    の原稿を一枚ずつ分離搬送する分離パッド(10)および分
    離ローラ(9)を備えるものであって、前記上部構造体(1
    2)に、前記サーマルヘッド(13)、前記第一の凸部(7a)、
    および前記分離パッド(10)が固定され、かつ前記下部構
    造体(11)に、前記記録用紙搬送ローラ(1)、前記第二の
    凸部(7b)、前記読み取りセンサ(14)、前記原稿搬送ロー
    ラ(2)、前記分離ローラ(9)、および主たる制御を行なう
    回路基板(18)が固定されていることを特徴とする画像読
    み取り記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項に記載の画像読み取り記録装置
    において、前記読み取りセンサ(14)および前記原稿搬送
    ローラ(2)と、前記記録用紙(8)との間に、原稿排出ロー
    ラ(3a)および原稿排出補助ローラ(4a)を備え、かつ、前
    記原稿排出ローラ(3a)が下部構造体(11)に固定され、前
    記原稿排出補助ローラ(4a)が上部構造体(12)に固定され
    ていることを特徴とする画像読み取り記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項に記載の画像読み取り記録装置
    において、前記読み取りセンサ(14)および前記原稿搬送
    ローラ(2)と、前記分離パッド(10)および分離ローラ(9)
    との間に、原稿挿入ローラ(3b)および原稿挿入補助ロー
    ラ(4b)を備え、かつ、前記原稿挿入ローラ(3b)が下部構
    造体(11)に固定され、前記原稿挿入補助ローラ(4b)が上
    部構造体(12)に固定されていることを特徴とする画像読
    み取り記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項に記載の画像読み取り記録装置
    において、前記記録用紙搬送ローラ(1)、前記原稿搬送
    ローラ(2)、および前記分離ローラ(9)を、一つのモータ
    で回転させることを特徴とする画像読み取り記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項に記載の画像読み取り記録装
    置は、前記画像情報の読み取りと形成とを同時に行うと
    きに、読み取るべき原稿の搬送速度と記録用紙の搬送速
    度とを共に、1秒あたり21ミリメートルから26ミリ
    メートルとしたことを特徴とするファクシミリ装置。
  11. 【請求項11】 請求項に記載の画像読み取り記録装
    置は、前記送信原稿の排出方向を、水平面と同等もしく
    は水平面よりも下向きにしたことを特徴とするファクシ
    ミリ装置。
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