JP2652067B2 - デカール機構及び前記デカール機構を用いた記録装置 - Google Patents

デカール機構及び前記デカール機構を用いた記録装置

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JP2652067B2 JP19264189A JP19264189A JP2652067B2 JP 2652067 B2 JP2652067 B2 JP 2652067B2 JP 19264189 A JP19264189 A JP 19264189A JP 19264189 A JP19264189 A JP 19264189A JP 2652067 B2 JP2652067 B2 JP 2652067B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/40Type of handling process
    • B65H2301/41Winding, unwinding
    • B65H2301/413Supporting web roll
    • B65H2301/4137Supporting web roll on its outer circumference

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  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Unwinding Webs (AREA)
  • Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はロール状に巻き取られたシート材の巻きぐせ
を矯正するためのデカール機構及び前記デカール機構を
有する記録装置に関する。
<従来の技術> 今日、ファクシミリやプリンタ等の事務機器が広く普
及しているが、これら装置の記録系には一般に長尺の記
録シートを巻芯に巻き付けたロールシートを使用してい
る。
このシート材はロール状に巻き付けられていることか
ら巻きぐせ(以下『カール』という)が付き易く、カー
ルしたシート材は搬送する際にジャムを生じ易くなる。
このため前記カールを除去或いは軽減するために前記ロ
ールシートを用いる記録装置の多くはデカール機構を設
けている。
前記デカール機構の一例としては、例えば第14図に示
すように構成したものがある。
これは本体51と蓋体52をピン53によって開閉可能に構
成し、一方の本体51内にロールホルダー54、プラテンロ
ーラ55、カッター56を設け、他方の蓋体52にデカール機
構を構成するデカールシャフト57及び記録ヘッド58を設
けて構成している。
前記装置の動作を説明すると、シート材59をロール状
に巻いたシートロール59aをロールホルダー54内に装填
し、プラテンローラ55の回転によってシート材59をデカ
ールシャフト57を経由して搬送すると共に、記録ヘッド
58で画像を形成し、カッター56でカットして装置外へ排
出するものである。
上記装置に於いては、シート材59をデカールシャフト
57によりカールと逆方向に反らせて搬送することにより
カールを軽減している。
また、第15図に示すデカール機構を有する装置は、プ
ラテンローラ55及びガイドシャフト60を本体51側に取り
付け、デカールシャフト57及び記録ヘッド58を蓋体52に
取り付けたものである。
上記装置はシート材59を本体51にセットする時には、
二点鎖線で示す如くデカールシャフト57及び記録ヘッド
58を蓋体52と共にピン53を中心に上方に回転させて本体
51の上面を開放することが出来るので、シート材59をセ
ットし易くなっている。
前記装置に於いては、いずれも第16図に示す如く、シ
ート材59は半径Rをもつデカールシャフト57に巻付中心
角αで巻き付けられることによりカールと反対方向に屈
曲して導かれてカールが矯正されるものである。
この場合、シート材59のデカールシャフト57に対する
巻付中心角αが大きいほどカール矯正効果が大きいこと
が知られている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、前記第14図のデカール機構にあって
は、シート材59を使用するにしたがってシートロール59
aの径が小さくなり、シート材59のデカールシャフト57
に対する巻付中心角αがαからαへと徐々に小さく
なる。
従って、前述した様にシート材59のカール除去効果も
徐々に小さくなってしまい、シートロール59aの径が小
さいほどカールがきついにもかかわらず十分なカール除
去を行われない場合が多い。
また、第15図のデカール機構にあっては、蓋板52の回
転と共に、デカールシャフト57も回転するので、本体51
側に設けられたガイドシャフト60は、デカールシャフト
57の上方には取り付けることが出来ない。
従って、シート材59のデカールシャフト57に対する巻
付中心角αは最大約90゜にしか設定することが出来ず、
カール除去効果が十分得られない。
上記カール除去効果を高めるためには、巻付中心角α
を大きくしなければならず、例えば第17図に示す如くデ
カールシャフト57の回転方向にガイドシャフト60を設け
なければならない。
従って、この場合にはシート材59を本体51にセットす
る場合に、蓋体52を回転させたときにデカールシャフト
57はガイドシャフト60と干渉するため上方へ回転させる
ことが出来ない。
そのため、デカールシャフト57及びガイドシャフト60
は本体51側に設けなければならず、従ってシート材59の
セット時にシート材59の先端をデカールシャフト57とガ
イドシャフト60との間を通過させてデカールシャフト57
に巻き付けることが必要であり、作業が煩雑になり易
い。
また、デカールシャフト57を蓋体52に取り付け、かつ
シート材59のデカールシャフト57に対する巻付中心角α
の値を大きくするために、第18図に示す如くデカールシ
ャフト57をプラテンローラ55及びガイドシャフト60から
遠く離れた位置に設けた場合には、シート材59の搬送経
路が長くなりジャムを生ずるおそれがあった。
本発明は上記従来技術の課題を解決し、ガイド部材或
いはデカール部材の一方を蓋体に取り付けると共に、蓋
体開閉時に装置本体側に取り付けた前記ガイド部材或い
はデカール部材を強制的に移動させる支持部材を有する
デカール機構及び該デカール機構を有する記録装置を提
供するものである。
<課題を解決するための手段> 前記課題を解決するための本発明の代表的な手段は、
シート材を搬送するための搬送手段と、前記シート材の
搬送をガイドするためのガイド部材と、前記搬送される
シート材を屈曲ガイドするためのデカール部材と、前記
ガイド部材とデカール部材の少なくとも一方を移動させ
るための移動手段と、前記移動手段に移動トルクを付与
するための付勢手段と、前記ガイド部材或いはデカール
部材を蓋体或いは装置本体に取り付けると共に、蓋体開
閉時に前記ガイド部材或いはデカール部材を移動させる
ことが出来る支持部材とを設けてデカール機構を構成し
たことを特徴としてなる。
<作用> 前記手段にあっては、シート材を搬送するときに、移
動手段はシート材にかかるテンションと、付勢手段によ
る付勢力とが釣り合った状態で停止する。従って、前記
テンションが大きいときは前記移動手段に対する付勢力
の影響は小さく、該移動手段の動作量が小さくなるため
にシート材の屈曲量は小さくなる。一方、前記テンショ
ンが小さいときは前記と逆に移動手段の移動量が大きく
なってシート材の屈曲量が大きくなる。これによりカー
ル強さに応じたカール矯正が行われる。
また前記移動手段の付勢は付勢手段によって行われる
ために、搬送手段には前記移動手段を動作させるための
負荷がかからない。
また、前記ガイド部材とデカール部材とを装置本体と
蓋体とに分けて設けることにより、蓋体を開放するとガ
イド部材とデカール部材とが大きく離隔し、シート材の
装填を容易になし得るようになる。
また、蓋体開閉時に装置本体側或いは蓋体側にに取り
付けた前記ガイド部材或いはデカール部材を支持部材に
より強制的に移動させることが出来るので、シート材の
デカール部材に対する巻付中心角を十分大きくすること
が出来、小径のシートロールを用いた場合にはカール除
去効果を一層高めることが出来る。
また、蓋体開閉時にデカール部材とガイド部材が干渉
することがないので、シート材の搬送経路を簡略化して
ジャムの発生を低減することが出来、しかもシート材を
セットし易く装置を小型化することが出来る。
また、前記付勢手段は例えば比較的大きなロール径の
時に前記移動手段に最大移動トルクを付与し、小径ロー
ル時及び記録待機状態に移行するに従って移動トルクを
小さくすることで移動手段の駆動負荷を軽減することが
出来る。
また、移動手段の駆動源の自己保持力のある程度大き
くすることでガイド部材とデカール部材との関係を適切
に保持することが出来る。
また、前記デカール機構を設けて記録装置を構成し、
搬送手段と移動手段を同一の駆動源で動作させるように
すると共に、カッターから記録手段までシート材を逆送
するよう前記駆動源を駆動したときに、移動手段が初期
位置に戻るようにすることで、記録待機状態には移動手
段が常に処理位置に位置するようになる。
更に、前記駆動源の出力をシート材を記録方向に搬送
する場合よりも前記記録方向と逆方向に搬送する場合を
大きく設定することにより、シート材を安定して搬送す
ることが可能となるものである。
<実施例> 次に前記手段をファクリミリ装置に適用した一実施例
を例示して説明する。
〔第一実施例〕
第1図はファクシミリ装置の記録系の斜視説明図、第
2図はファクシミリ装置全体の断面説明図である。
このファクシミリ装置は第2図に示すようにデカール
機構Aを有する記録系Bと、原稿読み取り系Cとから構
成されている。
先ず第2図を参照して全体構成を概略説明すると、記
録系Bは装置本体1に蓋体2が軸3によって開閉可能に
構成されており、前記蓋体2は図示しないクリック機構
によって本体1に係止し得る如く構成されている。また
記録系本体の奥側所定位置にはロールホルダー4が設け
られており、該ホルダー4にロール状に巻きとられた感
熱シート材5のロール5aが装填されている。このシート
材5は搬送手段を構成するプラテンローラ6aの回転によ
って搬送され、このときデカール機構Aを通過する際に
シート材5はカール方向と逆方向に折り曲げられること
によりカールが矯正される。
前記カールが矯正されたシート材5は記録手段6に於
いて所定画像が形成され、記録後のシート材5はカッタ
ー7によってカットされて排出ローラ8により排出スタ
ッカ9へ排出される如く構成されている。
原稿読み取り系Cは前記蓋体2の上面に形成された原
稿載置台10に複数枚の原稿11をセットし、読み取り操作
すると前記セットした複数枚の原稿11のうち、下から数
枚の原稿11が予備搬送ローラ12a及びこれと圧接する圧
接部材12bで搬送され、分離ローラ13aとこれに圧接する
圧接部材13bとによって一枚ずつ分離供給される如く構
成されている。更に分離された原稿11は搬送ローラ対14
a,14b及び15a,15bによって搬送される間に光源16で光照
射され、その反射光がミラー17及びレンズ18を介してCC
D等の光電変換素子19に至って電気信号に変換され、こ
の信号がコピーモードの場合は自己の記録系Bに伝達さ
るれ、ファクシミリモードの場合は他機の記録系に伝達
される如く構成されている。
次に前記ファクシミリ装置に於けるデカール機構Aを
有する記録系Bの各部の構成について詳細に説明する。
ロールホルダー4は、上部が開放された形状に形成さ
れ、これが記録系本体1の奥側に配置されている。この
ロールホルダー4にはシートロール5aが装填され、この
ロール5aの外周面とホルダー4の内面とが接触すること
で、摩擦抵抗を生ずる。即ち、シート材5が引き出され
るときにロール5aの径が大きく、重量が重いときは大き
な摩擦抵抗を生じ、シート材5が引き出されてロール5a
の重量が減少するにつれて前記摩擦抵抗も減少する。そ
の摩擦抵抗はシート材5が引き出されるときの該シート
材5にテンションを付与する作用をもつものであり、摩
擦抵抗の大小に比例して引き出されるシート材5にかか
るテンションも変化する。
前記シート材5に所定画像を記録するための記録手段
6の構成は、プラテンローラ6aと記録ヘッド6bとからな
る。プラテンローラ6aは硬質ゴム等の摩擦係数の高い部
材をローラ状に形成したものを本体1に回動可能に取り
付けたものであり、これを駆動源となるモーター20で駆
動するように構成している。即ち、第1図に示すよう
に、モーター20の回転力がモーター軸に固着したギヤ21
aから中間ギヤ21bを介してプラテンローラ6aのロール軸
に固着したギヤ21cに伝達され、プラテンローラ6aが回
転する。このプラテンローラ6aの回転によってシート材
5が搬送され、前記プラテンローラ6aはシート材5の搬
送手段も兼ねている。
記録ヘッド6aは画信号に応じて前記シート材5を加熱
することにより、該シート材5に画像を形成するもので
あり、シート材5を介してプラテンローラ6aを押圧する
如く構成されている。具体的には軸6cにより蓋体2に回
動可能に取り付けられ、この蓋体2を閉じたときに圧縮
バネ6dによってプラテンローラ6aを押圧する如く構成さ
れている。従って、プラテンローラ6aと記録ヘッド6a間
にシート材5を挿通した状態でプラテンローラ6aが回転
すると、シート材5が搬送されるものである。
本実施例に於ける記録ヘッド6bはシート材5と接触す
る面に、通電により発熱する多数の発熱素子6b1をシー
ト材5の幅方向に配列した、所謂ライン型のサーマルヘ
ッドを使用しており、前記発熱素子6b1へ画信号に応じ
た通電を行うことによりシート材5を選択的に加熱し、
感熱シート材5を発色させて記録を行うものである。
次にカッター7は本実施例では固定刃7aと駆動刃7bと
からなる回転式カッターを使用している。具体的には固
定刃7aは本体1に固定されており、駆動刃7bは軸7cを中
心として回動可能に取り付けられ、前記駆動刃7bが駆動
手段によって回動すると固定刃7aと擦り合ってシート材
5をカットするものである。
尚、前記駆動刃7bはプラテンローラ6aを駆動するモー
ター20で駆動するように構成しても良く、他の独立した
モーターで駆動するようにしても良い。
前記カッター7でカットされたシート材5は図示しな
い駆動手段によって駆動する排出ローラ8でスタッカ9
に排出されるが、前記記録に用いられるシート材5は巻
芯5bに巻き付けられているために、シートロール5aから
引き出された状態ではカールが生じている。
前記カールはロール5aの径によって異なる。例えばロ
ール径が大きいときに発生するカールは第4図(a)に
示すカール高さhが小さく、ロール径が小さくなると前
記カール高さhは大きくなり、更には第4図(b)に示
すように丸まってしまう。
本実施例の装置にあっては前記カールはシート材5が
デカール機構Aを通過する際に矯正される。即ち、デカ
ール部材となるデカールシャフト22に対してガイド部材
となるガイドシャフト23の位置が移動可能に構成され、
シート材5が前記両シャフト22,23でガイドされる際に
カール方向と逆方向に折り曲げられることによりカール
矯正されるものである。
またガイドシャフト23は後述する付勢手段によりシー
ト材5に付勢され、第5図(a)に示す如き大径ロール
5aを装填した場合と、第6図(b)に示す如き小径ロー
ル5aを装填した場合とでデカール効果が異なるようにな
っている。
ここで前記デカール機構Aの構成について具体的に説
明する。
デカールシャフト22は第1図に示す如く蓋体2の裏面
に固着した支持部材であるブラケット24に回動自在に取
り付けられている。このデカールシャフト22は例えば直
径約4mmの金属シャフトで構成されている。前記ブラケ
ット24は蓋体2の左右に起立形成され、前記両ブラケッ
ト24の間隔はシート材5の幅よりも大きく、後述するガ
イドシャフト23の両端を支持するアームの間隔よりも小
さく形成されている。また、上記ブラケット24のデカー
ルシャフト22を支持する突出片の上下には傾斜部24a,24
bが形成されており、蓋体2の開閉時に上記傾斜部24a,2
4bがガイドシャフト23に当接することによって強制的に
移動させることが出来るものである。
上記デカールシャフト22は第5図(a)及び第6図
(a)に示すように、蓋体2を閉じたときの本体1に対
する位置が常に一定であり、このときの位置がプラテン
ローラ6aに対してシート材5の搬送方向上流側であっ
て、且つシート材5のプラテンローラ6aへの導入角度が
あまり大きくならないようにブラケット24に支持されて
いる。
また前記デカールシャフト22と対抗した本体1にはロ
ール5aから引き出されたシート材5をプラテンローラ6a
までガイドするためのガイド37が設けられている。この
ガイド37の一方端はプラテンローラ6aの近傍まで延長さ
れており、他方端はロールホルダー4と一体となるよう
に構成されている。
一方、ガイドシャフト23は例えば直径約4mmの金属シ
ャフトにより構成されている。
また、上記ガイドシャフト23は移動手段により前記デ
カールシャフト22に対して移動可能に構成されている。
この移動手段の構成は第1図の斜視説明図に示すよう
に、本体1に取り付けられた軸25に2個のアーム26が固
着され、両アーム26の先端にガイドシャフト23が回動自
在に取り付けられ、軸25が回動するとアーム26が一体的
に回動し、これによってデカールシャフト22に対してガ
イドシャフト23が移動可能となっている。
前記軸25は本体1に軸受27を介して回動可能に取り付
けられ、一方の軸端には前記シート材のロール径に応じ
て前記移動手段に移動トルクを付与するための付勢手段
であるクラッチギヤ28,バネクラッチ29,クランク30,及
び引張バネ32が取り付けられ、軸25に一方向の回転力の
みが伝達される如く構成されている。
前記クランク30は第3図に示す如く円筒部30aとクラ
ンク板30bとを有し、前記円筒部30aを軸25に一体的に嵌
着して同一方向に回転するものである。また上記クラン
ク板30bの外側面の一端に突起30cが突設されており、本
体1に突設された突起31との間には引張バネ32が架設さ
れている。上記引張バネ32の弾性力によりクランク30に
は常に矢印a方向の回転トルクが生じている。
また前記クラッチギヤ28は円筒部28aとギヤ部28bとか
らなり、前記軸25を挿通する孔の内径は軸25の外径より
も若干大きく形成され、軸25に対して回動自在に取り付
けられている。
またバネクラッチ29はバネ用鋼線、バネ用鋼帯或いは
プラスチック線等をコイル状に巻き回してなり、前記ク
ラッチギヤ28及びクランク30の円筒部30aの外周にわた
って巻き付けられ、その一端はクランク板30bに係止し
ている。
前記バネクラッチ29はクラッチギヤ28の回転力をクラ
ンク30に対して一方向のみ伝達し、他方向へは伝達しな
いものである。即ち、クラッチギヤ28が第1図の矢印a
方向に回転するときは、バネクラッチ29が緩んでフリー
状態となり、クランク30には回転力が伝達されない。一
方、クラッチギヤ28が前記と逆の矢印−a方向(以下マ
イナス記号は矢印の逆方向を示す)に回転したときは、
バネクラッチ29が前記クラッチギヤ28及びクランク30の
円筒部30aを締め付けてロック状態となり、クランク30
に回転力が伝達され、ガイドシャフト22を矢印b方向へ
移動させる回転力が伝達されるものである。
前記クラッチギヤ28を回転させるための駆動源は前記
プラテンローラ6aを回転させる駆動源と同一であり、モ
ーター20によって駆動する。即ち、第1図に示すように
モーター20の駆動力は前述した如くギヤ21a〜21cを介し
てプラテンローラ6aに伝達されるが、プラテンローラ軸
に取り付けられたギヤ21cは中間ギヤ21dを介してクラッ
チギヤ28のギヤ部と噛合している。
従って、第1図に示すようにモーター20が矢印c方向
に正回転するとプラテンローラ6aは矢印d方向へ回転
し、クラッチギヤ28は矢印a方向へ回転する。即ち、プ
ラテンローラ6aがシート材5を矢印e方向へ引き出す方
向へ回転するときは、バネクラッチ29はフリー状態とな
る。
またモーター20が前記と逆の矢印−c方向へ逆回転す
ると、プラテンローラ6aはシート材5を逆送する方向へ
回転し、このときクラッチギヤ28が矢印−a方向に回転
してバネクラッチ29がロック状態となり、ガイドシャフ
ト23を第1図の矢印b方向へ回転させる回転力を伝達す
る。
前記引張バネ32の引張力により軸25は第1図の矢印a
方向(ガイドシャフト23によるデカール効果が大きくな
る方向)へ常に付勢されている。
また本体1の所定位置であって、前記アーム26の回動
範囲にはストッパー36が設けられている。このストッパ
ー36はアーム26が第1図の矢印−b方向へ回転したとき
に当接するものであり、アーム26の回転量を制限し、デ
カールシャフト22に対するシート材5の巻付量の最大値
を設定するものである。
次に前記の如く構成されたデカール機構Aを有する記
録系Bを用いて記録を行う場合の動作を、第5図(a)
(b)に示す如きロール径が大きい場合と第6図(a)
(b)に示す如きロール径が小さい場のカール矯正作用
を中心に説明する。
先ず、蓋体2の開閉動作に伴うブラケット24の動作に
ついて説明する。
記録待機状態にあっては、第1図に示すモータ20の−
c方向に回転により軸25が−a方向に回転し、従ってガ
イドシャフト23は矢印方向に回転して第6図(a)の二
点鎖線で示す位置に待機している。
このため蓋体2をピン3を中心に上方に回転させて、
装置本体1の上面を開放した場合、デカールシャフト22
はガイドシャフト23と干渉することなく記録ヘッド6b,
ブラケット24と共に上方に回転し、両シャフト22,23は
大きく離れる。
従って、シートロール5aをロールホルダー4に装填
し、そのシート先端をガイドシャフト23,プラテンロー
ラ6aを経てカッター7a,7bの間を通して容易にセットす
ることが出来る。
次に小径ロールより引き出されたシート材5が搬送途
中にある場合、第6図(a)の実線で示す如く、停電等
により装置が停止するとガイドシャフト23がデカールシ
ャフト22の略真上に位置する場合がある。
このとき蓋体2を上方に回転して装置本体1の上面を
開放しようとすると、ブラケット24とガイドシャフト23
とが干渉する。しかし、上記ブラケット24の突出部の上
側には傾斜部24aが形成されており、この傾斜部24aはガ
イドシャフト23に接触して矢印b方向に回転させるだけ
の水平方向に対する傾斜角を有する。
従って、上記ブラケット24によりガイドシャフト23を
強制的に矢印b方向に回転させながら蓋体2を上方に回
転させることが出来る。
また、上記蓋体2を上方に回転させて装置本体の上面
を開放し、シート材5を新たにセットした後、何らかの
原因でガイドシャフト23の位置が蓋体2の開放時の位置
に戻った場合、蓋体2を装置本体1に閉じていくとブラ
ケット24とガイドシャフト23とが干渉する。しかし、上
記ブラケット24の突出部の下側には傾斜部24bが形成さ
れており、この傾斜部24aはガイドシャフト23に接触し
て矢印b方向に回転させるだけの水平方向に対する傾斜
角を有する。
従って、上記ブラケット24によりガイドシャフト23を
強制的に矢印b方向に回転させながら蓋体2を下方に回
転させて装置本体1の上面を閉じることが出来る。
上述の如く、蓋体2に取り付けたブラケット24が、ガ
イドシャフト23を強制的に移動させることが出来るの
で、特に小径ロールを用いた場合であってシート材搬送
時に蓋体2を開閉してもデカールシャフト22がガイドシ
ャフト23に干渉することがない。
従って、デカールシャフト22を蓋体2に取り付けて
も、シート材5のデカールシャフト22に対する巻付中心
角αを十分大きくしてカール除去効果を高めることが出
来る。
また、本実施例では、プラテンローラ6aに対するデカ
ールシャフト22の位置が一定であるので、シート材5を
プラテンローラ6aに対して安定した搬送が可能である。
次に蓋体2を閉じた状態で記録開始信号を入力する
と、モーター20が正転してプラテンローラ6aが矢印d方
向へ回転し、シート材5が矢印e方向へ搬送される。こ
の搬送に同期して記録ヘッド6bの発熱素子6b1が選択的
に発熱してシート材5に所定記録が行われる。そして前
記シート材5が搬送される際にデカール機構Aが動作し
てシート材5のカールが矯正される。
即ち、モーター20の正転駆動力はクラッチギヤ28にも
伝達されるが、前述したようにバネクラッチ29がフリー
状態となってクラッチギヤ28はクランク30に対して空回
りしている。
一方、軸25には第1図に示すように引張バネ32の弾性
力により矢印a方向の付勢力が作用しているために、ア
ーム26が矢印−b方向に回転してガイドシャフト23が移
動し、シート材5のテンションと釣り合った位置で停止
する。
これによりシート材5の搬送経路はシートロール5aか
らガイドシャフト23に対してカール方向に巻き付き、次
にデカールシャフト22で屈曲して該シャフト22に対して
カールと逆方向に巻き付く。このデカールシャフト22に
対する巻き付きによりシート材5のカールが矯正される
ものである。
ここで前記搬送されるシート材5にかかるテンション
はロールホルダー4と、このホルダー4に装填されたロ
ール5aとの接触摩擦が作用する。即ち、第5図(a)に
示すように、ロール5aの重量をG1とし、このときシート
材5に作用するテンションをF1とすると、上記重量G1
よる摩擦力によってシート材5に生ずるテンションF1
アーム26の回動力(引張バネ32の引張力によるクランク
30の回動トルク)とが釣り合った位置でアーム26が停止
する。
第5図(a)に示すように、ロール径が大きいとき、
例えば、1インチ芯に厚さ65μの感熱シートを100m巻き
回したものを用いた場合にはシート材5に対するテンシ
ョンF1とアーム26の回動力とが釣り合ったときのシート
材5がデカールシャフト22に巻き付く巻付角はθとな
り、その後プラテンローラ6aに導かれる。上記デカール
シャフト22に対する巻付角θは必要以上に大きいと、
カールと反対方向に逆カールが生じてしまうおそれがあ
るため、シートロール5aの径に応じて適度な巻付角θ
がえられるように引張バネ32の弾性力を設定すればよ
い。実験的には本実施例に於けるシートロール5aの場
合、第5図(b)に示す如く上記巻付角θが120゜〜9
0゜,巻付中心角αが60゜〜90゜になるように引張バ
ネ32の弾性力を設定することが望ましい。
一方、第6図(a)に示すようにロール5aの径が小さ
くなり、例えば残り20m程度になるとロール重量G2も小
さくなり(G2<G1)、シート材5に作用するテンション
F2も小さくなる(F2<F1)。このためアーム26はロール
径が大きい場合よりも更に矢印−B方向へ回転する。そ
してアーム26の回動力と前記テンションF2が釣り合った
場合にはアーム26はその位置で停止するが、該アーム26
の回動量の方が大きい場合にはストッパー36に当接した
位置で停止する。このときシート材5がデカールシャフ
ト22に巻き付く巻付角はθとなり、前記ロール径が大
きい場合の巻付角θよりも小さくなる。前述の如く巻
付角はθは引張バネ32の弾性力により定まるが、実験
的には前記シートロール5bの場合、第6図(b)に示す
如く巻付角θが0゜〜30゜,巻付中心角αが150゜
〜180゜となるように設定することが望ましい。この場
合のガイドシャフト23の位置は、デカールシャフト22の
略真上かそれよりもプラテンローラ6a側に寄った位置と
なる。
従って、ロール5aの径が大きい場合にはデカールシャ
フト22へのシート材巻付量は小さく、ロール径が小さく
なってカールが強くなるに従って前記巻付量が大きくな
る。そして前記巻付量が大きくなるほどシート材5はカ
ールと逆方向へ折り曲げられるためにカール矯正効果が
高まる。即ち、カールが強くなるロール径が小さくなる
に従ってカール矯正効果が大きくなるものである。
上記シート材5のデカールシャフト23に対する巻付中
心角αとカールと高さhとの関係を第7図のグラフに示
す。
第7図によれば、シート材5のデカールシャフト23に
対する巻付中心角αが略90゜以上になると、カールの高
さhの値が著しく減少してカール除去効果が高められる
ことが判る。
ここで前記デカール機構Aにより、種々のロール径の
シート材5を搬送し、カールを矯正した実験結果を示
す。
この実験で使用したシート材5は幅210mm(A4サイ
ズ)、長さ100mの感熱記録紙を1インチ(25.4mm)の巻
芯5bに巻き付けたシートロール5aを用いた。の場合、シ
ート未使用状態ではロール5aの径は96mmであった。また
アーム26の回動力が1kgcmとなるように引張バネ32を設
定し、デカールシャフト22は直径4mmのものを使用し、
ガイドシャフト23の移動半径は13mmとした。更にシート
材5がデカールシャフト22に巻き付く巻付角θの範囲を
130〜30度となるように構成し、シート材5を297mm(A4
サイズの長さ)搬送して結果を見た。
前記実験結果は第8図に示す如くであった。第8図に
於いて、白三角はカール補正を行わない状態でカール形
状が第4図(a)となったものであり、黒三角は同じく
カール矯正を行わない状態でカール形状が第4図(b)
となったものである。また白丸は前記デカール機構Aに
よりカール矯正したものであり且つカール状態が第4図
(a)となったものである。
この結果から明らかなように、シート材5に発生する
カールはロール5aの径が大きいほどカール高さhの値が
小さく、ロール径が小さくなるに従ってカール高さhの
値が大きくなる。そしてロール径が約450mm以下になる
と、丸まった状態のカールが発生する。
これに対し、前述した実施例のデカール機構Aによっ
てデカールしたシート材5には殆どカールの発生がな
く、且つ測定されたカールの高さhの値が略一定の値を
示した。
このように前記デカール機構Aはシート材5に作用す
るテンションとアーム26の回動力との釣り合いによりカ
ールの強さに応じてカール効果が変わり、カールを適切
に矯正するものである。
また、前記アーム26の付勢は引張バネ32によって行わ
れ、モーター20c方向への回転力はプラテンローラ6aに
は伝達されるがアーム26には伝達されない。従って、記
録時にモーター20にはアーム26を移動させるための負荷
がかからないことから、搬送精度が高まり高画質の記録
を行うことが出来るものである。
次に、ガイドシャフト23かシートロール5aの径に応じ
て適切な位置を保持するための回転角θと軸25の回転ト
ルクTとの関係について第9図を参照して説明する。
第9図に於いて、先ずシートロール5aが小径のロール
の場合(例えば残り1mの場合)、モータ20が−c方向に
回転することにより軸25が−a方向に従動回転し、ガイ
ドシャフト23は図の軸25を中心として−b方向に回転し
て23aの位置まで回転する。この時のシート材5のデカ
ールシャフト22に対する巻付中心角αは150゜であ
る。この位置にガイドシャフト23を安定させるために
は、軸25に−b方向に回転トルクT=200gcmを必要とす
る。
また、大径ロールの場合(例えば未使用で100mの場
合)、同様にしてモータ20がc方向に回転することによ
り軸25がa方向に従動回転し、ガイドシャフト23は図の
軸25を中心として−b方向に回転して23bの位置まで回
転する。この時のシート材5のデカールシャフト22に対
する巻付中心角αは90゜である。この時小径ロール時
に比べて、シート材5のテンションが増加するためθ=
45゜だけ矢印b方向に引き戻される。この位置にガイド
シャフト23を安定させるためには、軸25に−b方向に回
転トルクT=400gcmを必要とする。
また、記録待機状態にあっては、モータ20が−c方向
に回転することにより、軸25が大径ロールの場合よりも
更に矢印−a方向に回転し、ガイドシャフト23は矢印b
方向に回転して前記23aの位置よりθ=135゜の位置23c
まで回転する。
尚、上記回転トルクT,デカールシャフト22に対する巻
付中心角α1とカールとの関係は、シート材5の種
類(巻芯径,紙厚等)に応じて適宜設定すれば良く、或
いは回転トルクTは常時一定であっても良い。また、T
の値が最大になるのは、大径ロールに限らず任意のロー
ル径であっても良い。
上記実施例によれば、小径のシートロール5aを用いた
場合のガイドシャフト23の位置23aを基準にして、軸25
の回転によりガイドシャフト23が矢印b方向に回転する
回転角θが0゜〜45゜では回転角θの増加に応じて回転
トルクTが増加する。そして、θ=45゜以上になると回
転トルクTは減少して行き、記録待機状態には最小とな
る。
次に、上記ガイドシャフト23の回転角θと回転トルク
Tとの特性を得るための構成について第10図(a)
(b)(c)について説明する。尚、図中lは引張バネ
32の長さ、Pは引張バネの弾性力、rは弾性力Pの作用
線と軸25との垂直距離を夫々示すものである。
第10図(a)は小径ロールを用いた場合、第10図
(b)は大径ロールを用いた場合、第10図(c)は記録
待機状態を夫々示す。
引張バネ32がクランク30を介して軸25を矢印−a方向
に回転させるためのトルクTは T=Pr で与えられる。
第10図(a)に示す小計ロールから大径ロールを用い
た場合、クランク30及び軸25がシート材5のテンション
により矢印−a方向に押し戻されて、ガイドシャフト23
が矢印b方向に回転する。このとき、引張バネ32が引き
伸ばされることにより、弾性力Pが増加する。また、弾
性力Pの作用線と軸25との垂直距離rも増加するので、
回転トルクTも増加する。そして、第10図(b)に示す
如くクランク板30aの長手方向の中心線と弾性力P作用
線が直行する時に回転トルクTは最大となる。
記録待機時にあっては、大径ロールを用いた場合より
クランク30及び軸25が更に矢印−a方向に回転し、ガイ
ドシャフト23は矢印b方向に夫々回転する。このとき、
第10図(c)に示す如く引張バネ32は更に引き伸ばされ
るので弾性力Pは増加する。しかし、弾性力Pの作用線
と軸25との垂直距離rが著しく減少するので、回転トル
クTは全体として減少する。
以上の関係をグラフに表したのが第11図である。第11
図に於いて、点線で示す直線は軸25に捩じりコイルバネ
等で回転トルクTを付与する場合を示す。この場合、記
録待機時には大径ロール時に必要はトルクTの約2倍の
800gcmのトルクを要する。従って、軸25を回転させるモ
ータ20の出力も大きくする必要があり、更にはプラテン
ローラ6aに負荷変動を及ぼす等の弊害が生ずるおそれが
ある。
本実施例に於いては、ガイドシャフト23の回転角θに
対する軸25の回転トルクTの値を比較的大きい任意のロ
ール径において最大とすることで、記録待機時にガイド
シャフト23を引張バネ32の弾性力Pに抗して矢印b方向
に回転させる際のモータ20の負荷を低減して装置全体を
小型化することが出来る。
尚、上記ガイドシャフト23の回転角θと軸25の回転ト
ルクTの値は上記実施例に限られるものではなく、引張
バネ32のバネ定数,クランク30の形状,突起30b及び突
起31の位置等を適時選定することにより決定されるもの
である。
また、シートロール5aの径が大きい時より小さい時の
ほうが回転トルクTの値を大きくなるように設定するこ
とも可能である。
更に、いかなるロール径によっても(即ち、いかなる
位置にガイドシャフト23があっても)、すべりクラッ
チ,ネゲータスプリング等の定トルク機構を用いて回転
トルクTを一定にすることも可能である。
前記の如くしてカールを矯正したシート材5に画像を
記録した後はカッター7でカットし、排出ローラ8で排
出する。
一方、装置内にあるシート材5はその先端をカッター
7位置から記録手段6までの距離lだけ逆送する。これ
は次の記録の際にシート先端に空白部分を生じさせない
ためである。そのためモーター20を所定量逆転駆動する
と、その駆動力はプラテンローラ6aのみならず前述した
ようにバネクラッチ29がロック状態となってクランク30
にも伝達され、アーム26を矢印b方向へ回転させる力が
作用する。
このとき前記アーム26には第1図に示すように、引張
バネ32により前記回転を防げる方向に引張力が作用して
いる。このため本実施例に於けるモーター20は前記の如
く逆転駆動する際の駆動力を、引張バネ32の引張力によ
るアーム回転力よりも大きく設定してある。
従って、前記の如くシート材5を逆送するためにモー
ター20を逆転駆動すると、その駆動力によりアーム26が
矢印b方向へ回転してシート材5から離隔し、第5図の
二点鎖線に示す初期位置に戻る。尚、ここで初期位置と
はガイドシャフト23がロールホルダー4の開口部を塞が
ない位置であって、蓋体2を開くときにガイドシャフト
23がデカールシャフト22を干渉しない場所にある位置を
いう。この状態にあってはガイドシャフト23がシート材
5から離隔しているために、記録待機状態が長く続いて
もシート材5に逆方向のカールが付与されることはな
い。
尚、シート材5を距離lだけ逆送するためにモーター
20を逆転駆動したときにアーム26が回転する量(戻り角
α)は、第5図(a)に示すようにアーム26がストッパ
ー36に当接している位置から初期位置まで回転する角度
に設定している。
即ち、シート材5を長さlだけ巻き戻す際のモーター
20の回転量と、アーム26を矢印b方向へ角度αでけ回転
させる際のモーター20の回転量とが同一になるように、
プラテンローラ6aとカッター7との距離l、プラテンロ
ーラ6aと軸25の回転比、ストッパー36の位置等を設定し
ている。
次に前記モーター20を正転駆動する場合と、逆転駆動
する場合とで、各部材を動作させるのに必要なモーター
駆動力について説明する。
モーター20を正転駆動する場合(シート材5を記録方
向へ搬送する場合)のモーター出力をP1とすると、この
場合はバネクラッチ29がフリー状態になるために、前記
出力P1はプラテンローラ6aを回転させるのに必要な駆動
力で良い。
一方、モーター20を逆転駆動する場合(シート材5を
巻き戻す方向へ搬送する場合)のモーター出力をP2とす
ると、この場合はバネクラッチ29がロック状態となるた
めに、前記出力P2はプラテンローラ6aを回転させるのに
必要な駆動力と、前記引張バネ32に抗してアーム26を回
転させるのに必要な駆動力を要し、正転駆動する場合よ
りも大きな駆動力(P1<P2)が必要となる。
そのためモーター20の定格出力を前記P2に設定する
と、モーター20を正転駆動してシート材5を記録方向へ
搬送したときに、モーター20の余剰出力(P2−P1)が原
因となって振動が発生し、送りムラや騒音等が生ずるこ
とがある。
そのため本実施例ではモーター20を正転駆動するとき
の出力を前記P1に設定し、逆転駆動するときは正転駆動
時よりも大きな出力P2となるように駆動する。これは正
転時に対して逆転時に於けるモーター20の駆動電流を大
きくし、或いは回転数を低くする等の公知の方法により
容易になし得る。
前記の如く逆転駆動時に駆動電流を大きくし、或いは
回転数を低く設定しても、シート材5の記録時搬送量
(例えばA4サイズにあっては210mm)に対して巻き戻し
量l(例えば20mm程度)の方が充分小さいために、逆転
駆動時に於けるモーター20の温度上昇、或いはシート材
5の逆送時間の遅延の影響は極めて小さい。
また前記モーター20の駆動により駆動するアーム26の
回動速度は、プラテンローラ6aの回転周速度(シート材
5の搬送速度)と同一、或いは若干速くなるようにギヤ
比等を設定することが好ましい。即ち、前記の如く構成
することによりシート材5を逆送する際にガイドシャフ
ト23が速やかに初期位置へ退避するようになる。
尚、前記モーター20はシート材5を所定量l巻き戻し
た後に停止状態となるが、このときアーム26は引張バネ
32により引っ張られた状態にある。この引張力は第1図
に示すように、クランク30を矢印a方向へ回転させよう
とするために、バネクラッチ30がロック状態となってク
ラッチギヤ28を矢印a方向へ付勢する力となり、これは
ギヤ21a〜21dを介してモーター20を回転させる回転トル
クとして作用する。
例えば前記クランク30を矢印a方向へ回転させる回動
トルクがT1(例えば1kgcm)である場合、モーター20と
クラッチギヤ28の回転数比を10:1とすると、前記回動力
によりモーター20に伝達される回転トルクT2はT1/10
(0.1kgcm)となる。
そこで本実施例ではモーター20が停止した状態でアー
ム26が回動しないようにするために、モーター20の自己
保持トルク(永久磁石よりなる回転子に外部からトルク
が加わった場合に、前記磁力等により回転子が静止しよ
うとするトルク)を前記モーター20に伝達される回転ト
ルクT2よりも大きく(例えば0.2kgcm)設定している。
これにより本実施例の記録装置にあっては記録待機状
態ではアーム26は第5図(a)及び第6図(a)の二点
鎖線の初期位置に保持される。
従って、ロール5aを交換する場合等、蓋体2を開くと
きにガイドシャフト23がデカールシャフト22と干渉する
ことがなく、蓋体2をスムーズに開放することが出来
る。
本実施例の装置にあっては前述した如く構成してある
ために、カールの強さに応じたカール矯正が出来ると共
に、記録時にモーター20にかかる負荷はプラテンローラ
6aを回転させる負荷のみであるためにシート搬送が正確
に行われ、更にはロール5aの交換等も容易になし得るも
のである。
〔第二実施例〕
前述した第一実施例ではデカールシャフト22を蓋体2
に取り付けるブラケット24によりガイドシャフト23を強
制的に移動可能に構成したが、第二実施例としてガイド
シャフト23装置本体1に取り付けるアームによりデカー
ルシャフト22を強制的に移動可能に構成した一実施例を
第12図及び第13図に示す。
尚、第一実施例と同一部分及び同一機能を有する部分
は同一符号を付すことにより説明を省略する。
第12図に於いて、デカールシャフト22は蓋体2の左右
に起立して固設された側板34にピン35によって軸支され
たブラケット24により回動可能に支持されている。
上記ピン35には一端を蓋体2に他端をブラケット24に
夫々固定された捩じりコイルバネ36が取り付けられてお
り、デカールシャフト22はブラケット24と共に上記捩じ
りコイルバネ36の弾性力により常時矢印f方向に付勢さ
れている。
一方、ガイドシャフト23は、装置本体に取付固定され
たアーム37により回動可能に支持されている。上記アー
ム37の先端部に形成された突出部には、上下に傾斜部37
a及び37bが夫々形成されている。
次に第13図を参照して蓋体2の開閉動作に伴うブラケ
ット24の動作について説明する。
第13図において、シート材搬送時はデカールシャフト
22はシートロール5aの重量によりシート材5に作用する
張力と、捩じりコイルバネ36によりブラケット24に作用
する弾性力の釣り合う位置に移動して静止する。
小径のシートロール5aほど重量が少ないためシート材
5に作用する張力が弱まり、デカールシャフト22は矢印
f方向に回転してガイドシャフト23が略真上に位置する
ようになる。
このとき蓋体2を上方に回転して装置本体1の上面を
開放しようとすると、アーム37とデカールシャフト22と
が干渉する。しかし、上記アーム37の突出部の下側には
傾斜部37bが形成されており、この傾斜部37bはデカール
シャフト22に当接して矢印−f方向に回転させるだけの
水平方向に対する傾斜角を有する。
従って、上記アーム37によりデカールシャフト22を捩
じりコイルバネ36の弾性力に抗して強制的に矢印−f方
向に回転させながら蓋体2を上方に回転させることが出
来る。
また、上記蓋体2を回転させて装置本体1の上面を閉
じる場合にも、アーム37とデカールシャフト22とが再び
干渉する。しかし、上記アーム37の突出部の上側には傾
斜部37bが形成されており、この傾斜部37aはデカールシ
ャフト22に当接して矢印−f方向に回転させるだけの水
平方向に対する傾斜角を有する。
従って、上記アーム37によりデカールシャフト22を捩
じりコイルバネ36の弾性力に抗して強制的に矢印−f方
向に回転させながら蓋体2を下方に回転させて装置本体
1の上面を閉じることが出来る。
上述の如く、装置本体1に取り付けたアーム37が、デ
カールシャフト22を強制的に移動させることが出来るの
で、特に小径ロールを用いた場合に蓋体2の開閉しても
デカールシャフト22がガイドシャフト23に干渉すること
がない。
従って、デカールシャフト22を蓋体2に取り付けて
も、シート材5のデカールシャフト22に対する巻付中心
角αを十分大きくしてカール除去効果を高めることが出
来る。
また、第一実施例と組み合わせた実施例として、ブラ
ケット24を蓋体2に固定し、傾斜を持ったアーム37が移
動するように構成しても良い。即ち、蓋体2の開閉時に
はデカールシャフト22が傾斜図37a,37bに当接してアー
ム37を移動させるように構成することも出来る。
上述の如く、デカールシャフト22,ガイドシャフト23
はどちらが移動するように構成しても良い。また、蓋体
2の開閉時に上記デカールシャフト22或いはガイドシャ
フト23を移動させる支持部材は装置本体1或いは蓋体2
のいずれに設けることも可能である。
〔他の実施例〕
前述した第一実施例ではガイドシャフト23をアーム26
に取り付け、このアーム26を回動させることで移動する
ように構成したが、前記移動手段はこれに限定する必要
はなく、例えば他の構成としてガイドシャフト23或いは
デカールシャフト22をラック或いはレールに沿って平行
移動するように構成しても良く、カム等で押し上げるこ
とによって移動させるようにしても良い。またデカール
シャフト22とガイドシャフト23の双方を移動可能に構成
しても良い。
また上記円柱状のデカールシャフト22,ガイドシャフ
ト23に代えて、各シャフトの曲率半径と同じ曲率半径を
有する曲面をもった板金等の板状部材を用いることも出
来る。
またモーターの駆動力を前記デカールシャフト22或い
はガイドシャフト23に選択的に伝達するものとして、第
一実施例ではバネクラッチ30を使用したが、これに限定
しなくても例えばローラタイプのニードルクラッチ等を
用いるようにしても良い。
また第一実施例ではガイドシャフト23を移動させるた
めの駆動源としてプラテンローラ6aを駆動するモーター
20を用いたが、これらは別々のモーターで駆動するよう
にしても良いことは当然である。更に前記駆動源はモー
ターに限定する必要はなく、例えばプランジャ等を用い
るようにしても良い。
更にデカールシャフト22或いはガイドシャフト23をデ
カール効果が高くなる方向へ付勢する付勢手段として第
一実施例では引張バネ32を、第二実施例では捩じりコイ
ルバネ36を夫々使用したが、本発明はこれに限定する必
要はなく、例えば圧縮バネ、ゼンマイ等のバネ類以外に
もエアシリンダーやオイルシリンダー等のシリンダー
類、或いはマグネットを用いても良い。
更に前述した記録系は感熱シート材を用いる感熱記録
装置を例にとって説明したが、本発明はインクシートの
インクを普通紙に転写する熱転写記録装置にも同様に適
用することが出来るものである。
<発明の効果> 本発明は前述した如く、シート材に作用するテンショ
ンと、ガイド部材或いはデカール部材に付与される移動
力との相互作用によってガイド部材或いはデカール部材
を移動可能に構成したために、ロールシートのカールの
度合い応じてカール矯正を行うことが出来る。
また、蓋体開閉時に装置本体側或いは蓋体側に取り付
けた前記ガイド部材或いはデカール部材を支持部材によ
り強制的に移動させることが出来るので、シート材のデ
カール部材に対する巻付中心角を十分大きくすることが
出来、特に小径のシートロールを用いた場合にはカール
除去効果を一層高めることが出来る。
また、蓋体開閉時にデカール部材とガイド部材が干渉
することがないので、シート材の搬送経路を簡略化して
ジャムの発生を低減することが出来、しかもシート材を
セットし易く装置を小型化することが出来る。
更に、前記デカール部材或いはガイド部材を付勢手段
によって付勢するようにしたために、シート搬送手段の
駆動源に不必要な負荷をかけることを防止出来、シート
搬送精度を向上させることが出来ると共に、駆動源を小
型化してコストダウンを図ることが出来る等の特徴を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をファクシミリ装置の記録系に適用した
第一実施例の斜視説明図、第2図はファクシミリ装置の
全体断面説明図、第3図は移動手段の断面説明図、第4
図(a)(b)はシート材のカールの説明図、第5図
(a)(b)は大径シートロールを装填して記録を行う
状態説明図、第6図(a)(b)は小径シートロールに
より記録を行う状態説明図、第7図は巻付中心角αとカ
ールの高さhとの関係を示すグラフ、第8図はロール径
とカールの度合いを示す説明図、第9図はガイド部材の
回転角θと回転トルクTとの関係を示す断面説明図、第
10図(a)(b)(c)は上記回転トルクを付与するた
めの構成を示す説明図、第11図は上記回転角θと回転ト
ルクTとの関係を示すグラフ、第12図及び第13図は第二
実施例の説明図、第14図乃至第18図は従来技術の説明図
である。 Aはデカール機構、Bは記録系、Cは原稿読み取り系、
1は装置本体、2は蓋体、3は軸、4はロールホルダ
ー、5はシート材、5aはシートロール、5bは巻芯、6は
記録手段、6aはプラテンローラ、6bは記録ヘッド、6b1
は発熱素子、6cは軸、6dは圧縮バネ、7はカッター、7a
は固定刃、7bは駆動刃、7cは軸、8は排出ローラ、9は
スタッカ、10は原稿載置台、11は原稿、12aは予備搬送
ローラ、12bは圧接部材、13aは分離ローラ、13bは圧接
部材、14a,14b、15a,15bは搬送ローラ、16は光源、17は
ミラー、18はレンズ、19は光電変換素子、20はモータ
ー、21a〜21dはギヤ、22はデカールシャフト、23はガイ
ドシャフト、24はブラケット、24a,24b,37a,37bは傾斜
部、25は軸、26,37はアーム、27は軸受、28はクラッチ
ギヤ、28aは円筒部、28bはギヤ部、29はバネクラッチ、
29aは円筒部、29bはギヤ部、30はクランク、30aはクラ
ンク板、30b,31は突起,32は引張バネ、33はストッパ
ー、34は側板、35はピン、36は捩じりコイルバネであ
る。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材を搬送するための搬送手段と、 前記シート材の搬送をガイドするためのガイド部材と、 前記搬送されるシート材を屈曲ガイドするためのデカー
    ル部材と、 前記ガイド部材とデカール部材の少なくとも一方を移動
    させるための移動手段と、 前記移動手段に移動トルクを付与するための付勢手段
    と、 前記ガイド部材或いはデカール部材を蓋体或いは装置本
    体に取り付けると共に、蓋体開閉時に前記ガイド部材或
    いはデカール部材を移動させることが出来る支持部材
    と、 を有するデカール機構。
  2. 【請求項2】前記蓋体に前記デカール部材を設け、前記
    装置本体にガイド部材を設けたことを特徴とした請求項
    (1)記載のデカール機構。
  3. 【請求項3】前記移動手段を動作させるための駆動源の
    自己保持力を、前記付勢手段による移動手段への付勢力
    よりも大きく設定したことを特徴とした請求項(1)記
    載のデカール機構。
  4. 【請求項4】前記移動手段による移動力を前記付勢手段
    による移動手段の付勢力よりも大きく設定したことを特
    徴とした請求項(1)記載のデカール機構。
  5. 【請求項5】前記請求項(1)記載のデカール機構と、 搬送手段により搬送されるシート材に画像を記録するた
    めの記録手段と、 を有する記録装置。
  6. 【請求項6】前記記録手段よりもシート材搬送方向下流
    側にカッターを設けると共に、前記シート材を搬送する
    ための搬送手段の駆動源と前記移動手段を動作させるた
    めの駆動源とを同一に構成し、 前記カッターから前記記録手段までシート材を逆送する
    のに要する駆動源の回転量と、前記移動手段を初期位置
    に戻すのに要する駆動源の回転量とを略同一に設定した
    ことを特徴とした請求項(5)記載の記録装置。
  7. 【請求項7】前記シート材を搬送するための搬送手段の
    駆動源と前記移動手段を動作させるための駆動源とを同
    一に構成し、 前記駆動源の出力を、シート材を記録方向に搬送する場
    合よりも前記記録方向と逆方向に搬送する場合を大きく
    設定したことを特徴とした請求項(5)記載の記録装
    置。
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