JPH0540021Y2 - - Google Patents

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JPH0540021Y2
JPH0540021Y2 JP7372088U JP7372088U JPH0540021Y2 JP H0540021 Y2 JPH0540021 Y2 JP H0540021Y2 JP 7372088 U JP7372088 U JP 7372088U JP 7372088 U JP7372088 U JP 7372088U JP H0540021 Y2 JPH0540021 Y2 JP H0540021Y2
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roller
paper
feed roller
pinch roller
feed
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は複写機、プリンタなどに組み込まれる
紙送り機構に関する。
<従来の技術> 従来より、この種の紙送り機構としては、送り
ローラとピンチローラとの組み合わせによるもの
が多用されている。その構造を第3図a,b,
〔aは側面図、bは正面図〕に示す機構を例にと
つて説明する。
回転軸10に支持された送りローラ1の下方
に、回転軸20に支持されたピンチローラ2が向
かい合つて設けられている。ピンチローラ2の回
転軸20は上下に可動で、両側に設けた押圧機構
としてのスプリング23により上方へ押されてピ
ンチローラ2を送りローラ1に押圧する。送りロ
ーラ1およびピンチローラ2の後方にはプラテン
ローラ3が設けられており、これにはプレシヤロ
ーラ32,33が押圧し、プリントヘツド34が
向かい合つている。
駆動源としては、プラテンローラギア31にモ
ータ(図示せず)が接続されている。モータの回
転は、プラテンローラ3を回転させる一方で、中
間ギア4を介して送りローラギア11およびピン
チローラギア21を回転させる。送りローラギア
11は送りローラ1の回転軸10に固着され、ギ
ア11の回転を送りローラ1に直接伝える。これ
に対し、ピンチローラギア21はその回転をクラ
ツチ機構22を介してピンチローラ2の回転軸2
0に伝える。
クラツチ機構22は、ピンチローラ2の回転軸
20に非固定のピンチローラギア21が、回転軸
20に固着のクラツチ板220に圧力バネ221
にて圧着し、この圧着による伝達トルクを超える
負荷がピンチローラ2に加わつたときにクラツチ
板220がギア21に対してスリツプする構造で
ある。
このような構造の紙送り機構において、プラテ
ンローラ3がモータの駆動により時計方向(第3
図aにおける時計方向)に回転すると、送りロー
ラギア11およびピンチローラギア21はともに
時計方向に回転し、送りローラギア11の回転は
送りローラ1を時計方向に回転させる。この状態
で送りローラ1とピンチローラ2との間に用紙5
が挟まれているときは、ピンチローラ2は送りロ
ーラ1から用紙5を介して送りローラ1の回転と
反対、すなわち反時計方向の回転力を受けるとと
もに、ピンチローラギア21からクラツチ機構2
2を介して時計方向の回転力を受ける。ピンチロ
ーラ2が送りローラ1との間に用紙5を挟んで送
りローラ1の側に押圧された状態では、送りロー
ラ1と用紙5および用紙5とピンチローラ2との
摩擦力が、クラツチ機構22における伝達トルク
を勝るように設定されているので、クラツチ板2
20がスリツプし、ピンチローラ2が送りローラ
1に従動する形で反時計方向に回転して、用紙5
を出側へ向けて移送する。
出側へ向けて移送された用紙5は、プラテンロ
ーラ3の表面にプレツシヤローラ32,33にて
圧着され、プラテンローラ3の回転にともなつて
移動する間にヘツド33にてプリントが行われ
る。
ところで、用紙5に対してプリントが行われて
いるときは、プラテンローラ3のところに次の用
紙5が移送されるのを阻止する必要がある。この
ため、上記従来例に見られるように、送りローラ
1の側にその回転軸10に平行な回転軸60にて
支持された押圧解除レバー6を設け、用紙5に対
してプリントが行われているときは押圧解除レバ
ー6が、回転軸60を支点として下方に回動し、
用紙5の上からピンチローラ2をその突部61で
下方に押し下げて、送りローラ1に対するピンチ
ローラ2の押圧を解除するのが通例となつてい
る。
送りローラ1に対するピンチローラ2の押圧が
解除されると、ピンチローラギア21の時計方向
の回転がクラツチ機構22を介して回転軸20に
伝わり、ピンチローラ2を時計方向に回転させ
る。かくして、用紙5は入側へ逆戻りし、プラテ
ンローラ3の側への進入が阻止される。
<考案が解決しようとする課題> しかるに、上記従来例による場合には、クラツ
チ機構22における伝達トルクが経時的な材料劣
化等で低下したときに、押圧解除レバー6が動作
しても押圧解除レバー6と用紙5との間の摩擦力
が上記伝達トルクを超え、用紙5が十分に戻らな
いという問題を生じる。この問題はクラツチ機構
22の大型化、高級化である程度は解決できる
が、これらの対策はいずれも紙送り機構の大型
化、コストアツプを招来する。
本考案はかかる実情に鑑み、大型化、コストア
ツプを避け、むしろ小型化、コストダウンを図り
つつ上記問題の解決を図つた紙送り機構を提供す
ることを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本考案は、送りローラと対をなし、送りローラ
による送り方向と逆方向の回転力がクラツチ機構
を介して伝達されるピンチローラと、ピンチロー
ラを送りローラに押圧させる押圧機構とを備え、
送りローラにピンチローラが押圧された状態でピ
ンチローラが送りローラの回転力を受け前記クラ
ツチ機構の伝達力に抗して従動回転することによ
り、両ローラ間に挟み用紙を搬送する紙送り機構
を対象とする。
本考案第1機構は、上記対象の紙送り機構にお
いて、前記ピンリトーラを前記送りローラとの間
に挟む用紙の上から押して送りローラに対する押
圧力を解除する押圧解除レバーと、押圧解除レバ
ーに付設され用紙に接触して用紙の移動に追従し
て回転するフリーローラとを具備する。
本考案第2機構は、上記対象の紙送り機構にお
いて、ギア駆動され駆動軸方向で可動に構成され
た前記送りローラの回転軸と、回転軸に送りロー
ラに隣接して装着された送りローラと外径の等し
いフリーローラとを具備する。
<作用> 本考案第1機構において、押圧解除レバーが駆
動されると、押圧解除レバーに付設されたフリー
ローラが用紙と押圧解除レバーとの間の摩擦力を
減じ、クツチ機構における伝達トルクが低下して
もピンチローラが上記摩擦力に抗して回転して、
用紙の戻りを保証する。
本考案第2機構において、用紙の戻りを必要と
するときに送りローラの回転軸を軸方向にスライ
ドさせれば、駆動ギアの噛み合いが外れると同時
に、送りローラに代わつてフリーローラを送りロ
ーラのところに位置させることができる。その結
果、用紙がフリーローラとピンチローラとの間で
挟まれることになり、送りローラに対するピンチ
ローラの押圧を解除しなくても、更にはクラツチ
機構における伝達トルクが低下したとしても、用
紙の円滑な戻りが保証される。
<実施例> 以下、本考案に係る紙繰り機構の実施例を第1
機構、第2機構のそれぞれについて図面を参照し
て説明する。第1図a,bは第1機構についての
実施例、第2図a,bは第2機構についての実施
例をそれぞれ示し、いずれの図面においてもaは
断面図、bは正面図である。
第1図によると、左右1組の送りローラ1の間
には送りローラ1の回転軸10に平行な回転軸6
0に支持された押圧解除レバー6が設けられてい
る。押圧解除レバー6は、その回転軸60に平行
な支軸620にて回転可能に支持されたフリーロ
ーラ62を左右に備えている。左右のフリーロー
ラ6はピンチローラ2に対向し、かつ押圧解除レ
バー6の下面より下方に突出したものとなつてい
る。押圧解除レバー6およびこれに附随する構造
以外は、第2図に示した従来例と同一であるの
で、従来例に付したのと同じ番号を対応する部分
に付して構造説明を省略する。
第1図に示す実施例において、プラエンローラ
3をモータで時計方向(第1図aにおける時計方
向)に回転させると、送りローラギア11および
ピンチローラギア21が時計方向に回転し、押圧
解除レバー6が下方に押し下げられていない場
合、すなわちプラテンローラ3に用紙5が噛み込
まれていない場合は、送りローラ1と用紙5およ
び用紙5とピンチローラ2との摩擦力が、クラツ
チ機構22における伝達トルクを凌ぎ、ピンチロ
ーラ2が送りローラ1に従動する形で反時計方向
に回転して、用紙5を出側の方に移送する。
プラテンローラ3に用紙5が噛み込まれ、押圧
解除レバー6が下方に押し下げられると、ピンチ
ローラ2が降下し、ピンチローラギア21の時計
方向の回転がクラツチ機構22を介して回転軸2
0に伝わり、ピンチローラ2を時計方向に回転さ
せ、押圧解除レバー6とピンチローラ2との間の
用紙5は入側へ逆戻りする。のみならずこの状態
で用紙5は押圧解除レバー6に備わるフリーロー
ラ62とピンチローラ2との間に挟まれることに
なり、フリーローラ62がピンチローラ2に従動
して僅かの力で回転するので、クラツチ機構22
における伝達トルクが低下した場合であつても、
用紙5の戻りが阻害されることはない。
次に、第2機構についての実施例を説明する。
第2図によると、送りローラ1の回転軸10が
軸方向に移動可能に設けられ、その一端に送りロ
ーラギア11を備えるとともに、他端につば12
が固着され、回転軸10をケースに対して回転自
在に支持する軸受13と上記したつば12との間
にスプリング14が介在して、通常の状態で送り
ローラギア11が中間ギア4と係合するように構
成されている。回転軸10における左右一組の送
りローラ1の反ギア側には、送りローラ1に夫々
隣接した形で左右一組のフリーローラ15が回転
可能な状態で支持されている。しかも左右1組の
フリーローラ15は、送りローラ1と同じ外径を
有し、スラストストツパー16にて軸方向の位置
決めがなされている。送りローラ1に関係する部
分および押圧解除レバー6が具備されていないこ
とを除けば、第2図に示す従来例と同じ構造であ
るので、同一構造部分は従来例に付したのと同じ
番号を付してその説明は省略する。
第2図に示す実施例によれば、通常の状態では
送りローラギア11が中間ギア4に噛み合い、プ
ラテンローラ3の回転が中間ギア4を介して送り
ローラギア11に伝わり、送りローラ1を回転さ
せることにより、用紙5が出側に移送される。出
側に移送された用紙5がプラテンローラ3のとこ
ろでプリントされる間、送りローラ1の回転軸1
0をスプリング14に抗してギア側にスライドさ
せれば、送りローラギア11と中間ギア4との噛
合が外れ、送りローラ1に代わつてフリーローラ
15にピンチローラ2が押圧される。これによ
り、ピンチローラギア21の回転がクラツチ機構
22を介してピンチローラ2の回転軸20に伝わ
り、ピンチローラ2がプラテンローラ3と同じ方
向に回転し、フリーローラ15とピンチローラ2
との間に挟まれた用紙を入側へ逆戻りさせる。こ
のときフリーローラ15はピンチローラ2に殆ど
負荷を与えず、したがつてクラツチ機構22にお
ける伝達トルクが低下しても用紙5の円滑な戻り
を保証する。
第1図及び第2図のいずれの実施例による場合
も僅かの伝達トルク(クラツチ機構22における
伝達トルク)で用紙5の戻りが保証されるので、
伝達トルクに経時低下が生じても用紙の戻りが阻
害されないのは勿論のこと、設計段階から伝達ト
ルクを低く設定することができる。それ故、大き
な伝達トルクが不要になれば、クラツチ機構22
を小型化できるとともに、通常の用紙送り時にピ
ンチローラギア21とクラツチ板220とがこす
れ合つて逆回転することによるスリツプトルクが
小さくなり、駆動系の小型化、コストダウンをも
図ることができる。
これに加えて第2図の実施例による場合は、従
来必要とされていた押圧解除レバーそのものが不
要になり、送りローラ1とピンチローラ2との間
にレバー設置スペースを確保する必要性がなくな
るので、送りローラ1およびピンチローラ2の小
型化を図ることができる上に、コストダウンも可
能となる。しかも押圧解除レバーの押し下げにと
もなつてピンチローラ2が下降したときに生じる
騒音、すなわちピンチローラギア21と中間ギア
4との噛み合いが離れることに起因する騒音も発
生しないというメリツトがある。
本考案にかかる紙送り機構は上記実施例に限定
されず、例えば紙送り機構の本体構造は勿論、フ
リーローラの個数、大きさ、更には送りローラの
回転軸スライド機構等についても、本考案の主旨
を逸脱しない範囲内で様々な変更が可能であるこ
とは言うまでもない。
<考案の効果> 以上のとおり、本考案にかかる紙送り機構によ
る場合は、大型化、コストアツプをともなうこと
なく、むしろ小型化、コストダウンを図りつつ円
滑な用紙戻り動作が保証され、紙送り機構を備え
る複写機、プリンタ等に構造上、経済上、大きな
効果をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案にかかる紙送り機構
の実施例、第3図は紙送り機構の実施例を夫々示
し、いずれの図面においてもaは側面図、bは正
面図である。 1……送りローラ、10……回転軸、15……
フリーローラ、2……ピンチローラ、5……用
紙、6……押圧解除レバー、62……フリーロー
ラ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 送りローラと対をなし、送りローラによる送
    り方向と逆方向の回転力がクラツチ機構を介し
    て伝達されるピンチローラと、ピンチローラを
    送りローラに押圧させる押圧機構とを備え、送
    りローラにピンチローラが押圧された状態でピ
    ンチローラが送りローラの回転力を受け前記ク
    ラツチ機構の伝達力に抗して従動回転すること
    により、両ローラ間に挟む用紙を搬送する紙送
    り機構において、前記ピンチローラを前記送り
    ローラとの間に挟む用紙の上から押して送りロ
    ーラに対する押圧力を解除する押圧解除レバー
    と、押圧解除レバーに付設され用紙に接触して
    用紙の移動に追従して回転するフリーローラと
    を具備することを特徴とする紙送り機構。 (2) 送りローラと対をなし、送りローラによる送
    り方向と逆方向の回転力がクラツチ機構を介し
    て伝達されるピンチローラと、ピンチローラを
    送りローラに押圧させる押圧機構とを備え、送
    りローラにピンチローラが押圧された状態でピ
    ンチローラが送りローラの回転力を受け前記ク
    ラツチ機構の伝達力に抗して従動回転すること
    により、両ローラ間に挟む用紙を搬送する紙送
    り機構において、ギア駆動され駆動軸方向で可
    動に構成された前記送りローラの回転軸と、回
    転軸に送りローラに隣接して装着された送りロ
    ーラと外径の等しいフリーローラとを具備する
    ことを特徴とする紙送り機構。
JP7372088U 1988-06-01 1988-06-01 Expired - Lifetime JPH0540021Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7372088U JPH0540021Y2 (ja) 1988-06-01 1988-06-01

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JP7372088U JPH0540021Y2 (ja) 1988-06-01 1988-06-01

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Publication Number Publication Date
JPH01176637U JPH01176637U (ja) 1989-12-15
JPH0540021Y2 true JPH0540021Y2 (ja) 1993-10-12

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ID=31298852

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JP7372088U Expired - Lifetime JPH0540021Y2 (ja) 1988-06-01 1988-06-01

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