JP2616704B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2616704B2
JP2616704B2 JP18527594A JP18527594A JP2616704B2 JP 2616704 B2 JP2616704 B2 JP 2616704B2 JP 18527594 A JP18527594 A JP 18527594A JP 18527594 A JP18527594 A JP 18527594A JP 2616704 B2 JP2616704 B2 JP 2616704B2
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roller
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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は定着装置に係り、特にプ
リンタ、複写機及びファクシミリ等の記録装置におい
て、記録紙に形成されたトナー像を定着する定着装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の定着装置の一例の斜視図を
示す。従来の定着装置は同図に示すように、熱源1を内
部に備えた熱ローラ2と、この熱ローラ2の外周面と圧
接して回転する加圧ローラ3と、これら熱ローラ2及び
加圧ローラ3のそれぞれの両端を保持する軸受4及び5
とよりなる。
【0003】また、加圧ローラ3の軸受5には、上端面
にコイルバネ6の一端が固定され、そのコイルバネ6の
他端がレバー7の先端部に固定され、レバー7によりコ
イルバネ6のバネ力に抗して軸受5が熱ローラ2の軸心
方向へ力を付勢されている。これにより、軸受5を介し
て加圧ローラ3が熱ローラ2を加圧している。
【0004】印字媒体である記録紙は、熱ローラ2と加
圧ローラ3との接触部分に搬送され、記録紙上の未定着
トナーが熱ローラ2の熱を受けて溶融され、加圧ローラ
3の加圧力により、圧力定着される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の定着装置では、加圧ローラ3を熱ローラ2に加圧する
ためのコイルバネ6やレバー7などの機構が必要である
ため、部品点数が多く、構造が複雑であるという問題が
ある。
【0006】また、上記の従来の定着装置では、加圧条
件が一定であるため、多種多様の記録紙に対してすべて
同一定着条件で定着することとなり、結果として定着不
良や用紙しわの発生が生じることがあるという問題があ
る。
【0007】後者の問題に対しては、例えば熱ローラに
向けて加圧ローラを押圧する加圧部材の加圧力を通常の
所定の加圧力よりも低減するように変換する圧力変換部
材を備えた定着装置(特開昭63−206790号公
報)や、記録紙の厚さを検知する手段により検知された
記録紙の厚さに応じて、加圧ローラの加圧力を制御する
加圧力可変設定手段を備えた定着装置(特開平4−73
785号公報)などが知られているが、これらは記録紙
のしわの発生は防止することができるものの、図2に示
した従来の定着装置の構成に更に圧力変換部材や加圧力
設定手段などが必要であるため、より部品点数が増加
し、構成が複雑となってしまうという問題がある。
【0008】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
少ない部品点数で良好な定着を行い得る定着装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、熱源と、熱源からの熱を記録紙に伝達する
熱ローラと、熱ローラに圧接しつつ回転することにより
記録紙を熱ローラとの間に挟んで搬送する加圧ローラと
を有する定着装置において、熱ローラの両端部にそれぞ
れ一端が連接し、かつ、他端が一端よりも大径の円錐形
状とされた、熱ローラの両端をそれぞれ保持する熱ロー
ラと同軸の熱ローラ軸受と、加圧ローラの両端をそれぞ
れ保持すると共に、加圧ローラ側端部の径が加圧ローラ
と反対側端部の径よりも大径の円錐形状とされた、加圧
ローラと同軸の加圧ローラ軸受とを有し、熱ローラ軸受
の外周側面と加圧ローラ軸受の外周側面とが圧接して熱
ローラ及び加圧ローラとの間の軸間距離を規定する構成
としたものである。
【0010】また、本発明では、前記加圧ローラ軸受
を、加圧ローラの軸方向に任意の距離移動する加圧ロー
ラ軸受ガイドを更に有する構成としたものである。
【0011】
【作用】本発明では、熱ローラの両端をそれぞれ保持す
る円錐形状の熱ローラ軸受の外周側面と、加圧ローラの
両端をそれぞれ保持する円錐形状の加圧ローラ軸受の外
周側面とが圧接して熱ローラ及び加圧ローラとの間の軸
間距離を規定するようにしたため、加圧ローラの軸受に
対して加圧力を付与するために従来必要であったレバー
やコイルバネなどの部品を不要にできる。
【0012】また、本発明では、加圧ローラ軸受ガイド
により加圧ローラ軸受を加圧ローラの軸方向に任意の距
離移動できるため、加圧ローラ軸受と熱ローラ軸受との
間の軸間距離、すなわち加圧ローラと熱ローラとの間の
軸間距離を調整することができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明の一実施例の斜視図を示す。同図に示すよう
に、本実施例は丸棒状のハロゲンランプ等の熱源11
を、その中空内部に有する中空円筒状の熱ローラ12
と、熱ローラ12の外周面に圧接した状態で回転自在に
構成された円筒状の加圧ローラ13と、熱ローラ12の
両端部にそれぞれ一端が連接され、かつ、他端が該一端
よりも大径の中空円錐形状で、熱ローラ12と同軸の熱
ローラ軸受14と、加圧ローラ13の端部の中心部にそ
れぞれ一端が固定された加圧ローラと同軸の丸棒15
と、丸棒15が中心部に貫通されて加圧ローラ13の両
端を保持し、かつ、熱ローラ軸受14の外周面にその外
周面が接する斜辺を有する円錐形の加圧ローラ軸受16
と、加圧ローラ軸受16を熱ローラ軸受14方向へ加圧
する加圧ローラ軸受ガイド17とより構成されている。
【0014】熱ローラ12は例えばアルミニウム等から
なり、加圧ローラ13は例えば円筒状のアルミニウムの
外周にシリコンゴム等の弾性部材を被覆形成した構成で
ある。また、熱ローラ12の両端をそれぞれ保持する熱
ローラ軸受14は、例えばPPSなどの耐熱性プラスチ
ックから構成されている。
【0015】加圧ローラ13の両端をそれぞれ保持する
とともに、加圧ローラ13を熱ローラ12方向へ加圧す
る加圧ローラ軸受16は、加圧ローラ軸受ガイド17に
より加圧ローラ13の軸方向、すなわち図中、A又はB
方向に移動自在に構成されている。
【0016】加圧ローラ13の軸方向は熱ローラ12及
び熱ローラ軸受14の軸方向と平行である。また、加圧
ローラ軸受16は加圧ローラ13と同軸で、熱ローラ軸
受14と同様にその軸方向と平行な平面での断面形状が
台形状であるが、熱ローラ軸受14と反対に加圧ローラ
13側端部の径が加圧ローラ13と反対側端部の径より
も大径とされている。
【0017】従って、加圧ローラ軸受16は加圧ローラ
軸受ガイド17により矢印A方向へ移動されるほど熱ロ
ーラ軸受14との接触圧が大となり、加圧ローラ13と
熱ローラ12との間の軸間距離が大となるように作用
し、反対に矢印B方向へ移動されるほど熱ローラ軸受1
4との接触圧が小となり、加圧ローラ13と熱ローラ1
2との間の軸間距離が小となるように作用する。
【0018】次に、本実施例の動作について説明する。
熱ローラ12と加圧ローラ13とは、熱ローラ軸受14
と加圧ローラ軸受16との円錐斜辺部で接触することに
より、その時の接触圧で軸間距離が決定され、加圧ロー
ラ13は熱ローラ12に加圧されている。
【0019】この状態において、転写器によりトナー像
が転写されている図示しない記録紙が熱ローラ12と加
圧ローラ13との接触部分に搬送され、記録紙上のトナ
ー像が熱ローラ12を介して熱源11からの熱を受けて
溶融され、加圧ローラ13の加圧力により定着される。
トナー像が定着された記録紙は、熱ローラ12及び加圧
ローラ13がそれぞれ回転するのに伴って搬送されて排
出される。
【0020】このようにして記録紙の未定着トナーを定
着するのであるが、ここで、いままでと異なる厚さや外
形の記録紙の未定着トナーを定着しようとする場合は、
加圧ローラ軸受ガイド17を矢印A又はB方向へ移動し
て熱ローラ12と加圧ローラ13との軸間距離を変更す
る。
【0021】例えば、それまでよりも厚い記録紙の未定
着トナーを定着するときには、加圧ローラ軸受ガイド1
7を矢印B方向へ適当な距離移動して熱ローラ12と加
圧ローラ13との軸間距離を小さくすることにより、加
圧力を強くする。また、薄紙上の未定着トナーを定着す
るときには、上記とは反対に加圧ローラ軸受ガイド17
を矢印A方向へ適当な距離移動して熱ローラ12と加圧
ローラ13との軸間距離を大きくすることにより、加圧
力を弱くする。
【0022】このようにして、本実施例によれば、加圧
ローラ軸受ガイド17を矢印A又はB方向へ移動するこ
とにより、熱ローラ12と加圧ローラ13との軸間距離
を調整することができるため、記録紙の厚さや外形によ
らず、常に最適の加圧力を付与して定着を行うことがで
きる。
【0023】また、従来のコイルバネ6やレバー7に代
えて加圧ローラ軸受ガイド17を設けると共に、軸受5
を加圧ローラ軸受16の構造に変更することにより、部
品点数少なく構造の簡素化を実現することができる。
【0024】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えば加圧ローラ軸受ガイド17は移動
しない構成としても良く、その場合は熱ローラ12と加
圧ローラ13との軸間距離を調整することができない
が、構造の簡略化は実現できる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
円錐形状の熱ローラ軸受の外周側面と、円錐形状の加圧
ローラ軸受の外周側面とが圧接して熱ローラ及び加圧ロ
ーラとの間の軸間距離を規定することにより、加圧ロー
ラの軸受に対して加圧力を付与するために従来必要であ
ったレバーやコイルバネなどの部品を不要にしたため、
従来装置に比し、部品点数少なく、構造を簡素化でき
る。
【0026】また、本発明によれば、加圧ローラ軸受ガ
イドにより加圧ローラ軸受を加圧ローラの軸方向に任意
の距離移動することにより、加圧ローラと熱ローラとの
間の軸間距離を調整するようにしたため、加圧ローラ軸
受ガイドの移動により加圧ローラの熱ローラへの加圧力
を調整することができ、よって記録紙の厚みや外形に応
じて最適な加圧力を得ることができ、記録紙の厚みや外
形によらず、常にしわの発生や定着性の悪化のない最適
で良好な定着ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】従来装置の一例の斜視図である。
【符号の説明】
11 熱源 12 熱ローラ 13 加圧ローラ 14 熱ローラ軸受 15 丸棒 16 加圧ローラ軸受 17 加圧ローラ軸受ガイド

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源と、該熱源からの熱を記録紙に伝達
    する熱ローラと、該熱ローラに圧接しつつ回転すること
    により記録紙を該熱ローラとの間に挟んで搬送する加圧
    ローラとを有する定着装置において、 前記熱ローラの両端部にそれぞれ一端が連接し、かつ、
    他端が該一端よりも大径の円錐形状とされた、該熱ロー
    ラの両端をそれぞれ保持する該熱ローラと同軸の熱ロー
    ラ軸受と、 前記加圧ローラの両端をそれぞれ保持すると共に、該加
    圧ローラ側端部の径が該加圧ローラと反対側端部の径よ
    りも大径の円錐形状とされた、該加圧ローラと同軸の加
    圧ローラ軸受とを有し、前記熱ローラ軸受の外周側面と
    前記加圧ローラ軸受の外周側面とが圧接して前記熱ロー
    ラ及び加圧ローラとの間の軸間距離を規定することを特
    徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記加圧ローラ軸受を、前記加圧ローラ
    の軸方向に任意の距離移動する加圧ローラ軸受ガイドを
    有することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
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