JP2560146B2 - プラテン位置決め装置 - Google Patents

プラテン位置決め装置

Info

Publication number
JP2560146B2
JP2560146B2 JP2336437A JP33643790A JP2560146B2 JP 2560146 B2 JP2560146 B2 JP 2560146B2 JP 2336437 A JP2336437 A JP 2336437A JP 33643790 A JP33643790 A JP 33643790A JP 2560146 B2 JP2560146 B2 JP 2560146B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platen
cam
print head
friction clutch
positioning device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2336437A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04201468A (ja
Inventor
伊勢雄 高橋
良宣 菊池
純 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinko Seisakusho KK
Original Assignee
Shinko Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Seisakusho KK filed Critical Shinko Seisakusho KK
Priority to JP2336437A priority Critical patent/JP2560146B2/ja
Publication of JPH04201468A publication Critical patent/JPH04201468A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2560146B2 publication Critical patent/JP2560146B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、プリンタにおいて印字媒体の厚さが異なっ
ても、その印字媒体と印字ヘッドとの間に一定のギャッ
プを確保して、安定した印字品質を実現するためのプラ
テン位置決め装置に関する。
【従来の技術】
厚さが異なる印字媒体に印字するプリンタが、プラテ
ンが固定され、印字ヘッドが印字媒体の厚みに応じてプ
ラテンと接離する方向に移動される印字ヘッド移動式で
あると、印字ヘッド移動量が大きすぎて印字品質が低下
する問題があることから、まずプラテンを印字媒体の厚
みに応じて粗移動させ、その後に印字ヘッドを微量移動
するようにしたプリンタが特開平2−130170に開示され
ている。このプリンタでは、印字ヘッドがキャリアフレ
ームに上下動可能に支持されている。また、ガイド脚に
回転軸が水平に設けられ、この回転軸に一対の偏心カム
が一体回転可能に設けられており、偏心カムが下向き状
態にあるときは、その偏心カムがプラテンのブラケット
から離間し、また、偏心カムが上向きの状態にあるとき
は、ブラケットに当接してプラテンを上方に押し上げる
ようになっている。 また、回転軸の一端側は摩擦クラッチ、ギヤを介して
モータに連結されており、偏心カムによってプラテンが
押し上げられ、プラテン上に載置した通帳等の印字媒体
が印字ヘッドに当接した場合に、摩擦クラッチが空転す
る。この後、プラテンが自重によって降下し、印字ヘッ
ドによる印字可能な位置でロック手段により停止した
後、印字ヘッドの下降により印字媒体に印字される。 ここで、印字媒体の厚さが小さい場合にはプラテンの
移動量が大きく、印字媒体の厚さが大きい場合にはプラ
テンの移動量が小さい。
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、厚さの異なる印字媒体を対象とする従
来のプリンタでは、プラテンを印字ヘッドに対して相対
移動し、印字可能な位置でプラテンをロックし、さらに
印字ヘッドを印字媒体に下降させて印字するように構成
してあり、印字媒体の厚さの大小によって印字ヘッドの
移動量を制御しているから、構成及び制御が複雑であっ
た。 本発明は、上記の点に鑑み、構成も制御も簡単にで
き、印字媒体の厚みに容易にかつ正確に対応できるプラ
テン位置決め装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本発明に係るプラテン位置決め装置は、上記の目的を
達成するため印字ヘッドに対して接離する方向に移動可
能に設けられ、付勢部材により前記印字ヘッドから離間
する方向に付勢されたプラテンと、前記プラテンの前記
印字ヘッドと反対側に設けられ、リンク機構を介してそ
の回転角度に応じて前記プラテンを前記印字ヘッド方向
に移動させるカムと、前記カムに摩擦クラッチを介して
連結され、一定回転負荷の範囲内で、前記カムに回転力
を伝達する正逆転可能なモータとからなり、前記カムは
逆転方向回転範囲を規制する手段を有していることを特
徴としている。 また、リンク機構は、一端がプラテンに枢着され、支
点において回転自在に支持された左右一対のレバーと、
両レバーの他端間を連結するリンクと、このリンクに回
転自在に取付けられ、前記カムの周面に当接されたロー
ラとからなり、前記カムの逆方向回転範囲を規制する手
段はプラテンの最大離間時に前記ローラに係合する凸部
であることを特徴としている。
【作用】
上記構成において、モータを所定方向へ回転させる
と、摩擦クラッチを介してカムが回転され、そのカムの
回転によりリンク機構を介してプラテンが印字ヘッド方
向に接近される。プラテンが印字ヘッドに近接すると停
止されるため、摩擦クラッチに一定以上の負荷がかか
る。これにより、摩擦クラッチが滑りにより空転する。
モータは所定量まで回転した後に停止され、逆方向に所
定量回転されて、印字媒体と印字ヘッドの間に所定のギ
ャップが確保される。 印字終了後はモータが所定量逆転され、カムの逆方向
回転と付勢部材によりプラテンが印字ヘッドから離間退
避される。最大退避位置まで離間すると、カムの逆方向
回転規制手段が摩擦クラッチに一定以上の負荷を与える
ため、摩擦クラッチが空転し、その後にモータの逆転が
停止される。
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。 第1図は正面図、第2図は平面図、第3図は第2図の
III−III線断面図、第4図は側面図である。 第1図に示すように水平なガイド軸1に印字ヘッド2
がキャリア2Aを介して水平方向に移動可能に設けられて
いる。 印字ヘッド2と対向してプラテン3がガイド軸1と平
行に配置されている。 プラテン3の左右両端部の下側にはL字形のレバー4
の一端が枢着されている。レバー4をその屈曲部の支点
5を中心に回動することにより、プラテン3が上下動す
る。すなわち、印字ヘッド2に対して相対移動する。各
レバー4の他端部と固定部材6との間にコイルばねなど
の付勢部材7を設けて、プラテン3を印字ヘッド2から
離間する方向に常に付勢している。 左右のL字形のレバー4はリンク8により連結されて
いる。左右のレバー4とリンク8はリンク機構を構成し
ている。 プラテン3と直角方向に回転軸9を設け、その回転軸
上に摩擦クラッチ10と、カム11が設けられている。 回転軸9は摩擦クラッチ10の従動側に結合されてお
り、摩擦クラッチの駆動側には歯付きベルト12が巻回さ
れ、その歯付きベルトは駆動源であるパルスモータ13の
回転軸14上に巻回されている。 パルスモータ13は正逆回転可能なものであり、回転さ
れると、その回転力をベルト12及び摩擦クラッチ10を介
して回転軸に伝達する。摩擦クラッチ10は回転軸9に一
定以上の負荷が作用した場合に滑りにより空転するもの
である。 前記カム11は、第3図の例では、外周の径が反時計方
向にほぼ180゜にわたって漸増し、終端部に凸部11aが形
成されている。そしてカムは前記リンク8に回転自在に
設けられているローラ15と摺接しており、カム11が第1
図における実線矢印A1方向に回転するときはリンク8を
左方に移動してプラテン3が上昇し、点線矢印A2方向に
回転するときは、付勢部材7がリンク8を逆の右方に移
動させるため、プラテン3が下降するようになってい
る。 上記レバー4,4とリンク8及びローラ15が、カム11の
回転角度に応じてその回転運動をプラテン3の印字ヘッ
ド2方向の接離移動に変換させる運動変換手段の一例を
構成している。 こうして、プラテン3に印字媒体を載置すると、回転
軸9は実線矢印A1の方向に回転し始め、印字媒体が印字
ヘッド2に当接するまでプラテン3が上昇する。当接す
ると、カム10がローラ15を押し付け、回転軸9に負荷が
かかるため摩擦クラッチ10は回転軸と分離してパルスモ
ータと共に空転する。モータが所定量又は所定角度に達
するまで回転すると、停止する。 この停止位置より所定量又は所定角度だけパルスモー
タが逆回転し、つまりプラテンが下降して、印字媒体と
印字ヘッドの間に最適なギャップを保持する。 印字終了後は、パルスモータ13は鎖線矢印A2の方向に
所定量だけ回転し、カム11が鎖線矢印A2方向に回転され
てプラテン3が下降される。カムの回転によりその凸部
11aがローラ10に当ってその回転が止められるため、摩
擦クラッチ10は空転する。 上記の実施例は、印字媒体の厚みが印字ヘッド2によ
る印字方向の全長にわたって一定である場合、例えば、
カット用紙又は第5図に示すように綴じ目と平行に印字
される冊子M1などの場合の構成例であり、一つのプラテ
ン3と、一つのカム11と、一つの摩擦クラッチ10と一つ
のモータ13の一組を構成要素とするものである。 印字媒体が第6図に示すように綴じ目と直角方向に印
字される冊子M2の場合は、綴じ目の左側と右側の厚さが
異なる場合があるから、上記実施例はこれに対応できな
い。 第7図は搬送される印刷媒体の綴じ目を境としてその
媒体の左右両側に、それぞれ上記プラテン、リンク機
構、カム、摩擦クラッチを内容とする組を左右二組設
け、一個のモータ13により伝動ベルト12a,12b,12cを介
して各クラッチ10A,10Bに回転力を伝達するようにした
ものであり、各プラテン3A,3Bがこれに載せられた冊子
の見開き部分の厚みに応じて一つの印字ヘッド2に対す
る位置決めを正確に行なうことができる。
【発明の効果】
以上のように、本発明によるプラテン位置決め装置
は、駆動源と摩擦クラッチと、運動変換手段とからなる
ので、構成が非常に簡単であって、小さいスペースに容
易に設置でき、かつ、プラテン最大接近位置及び最大退
避位置に達したときは摩擦クラッチが一定以上の負荷が
加えられて、モータを空転させるようにしたので、制御
も簡単であり、ギャップの確保が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の正面図、第2図は平面図、第
3図は第2図のIII−III線断面図、第4図は第1図の左
側面図、第5図は印字媒体の一種の見開き状態の平面
図、第6図は他種の印字媒体の同様の平面図、第7図
は、第6図の印字媒体用に適用した実施例の正面図であ
る。 2……印字ヘッド、 3……プラテン、 4……レバー、 5……支点、 7……付勢部材、 8……リンク、 9……回転軸、 10……摩擦クラッチ、 11……カム、 11a……凸部、 13……パルスモータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−79614(JP,A) 特開 昭53−8210(JP,A) 特開 平2−130170(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字ヘッドに対して接離する方向に移動可
    能に設けられ、付勢部材により前記印字ヘッドから離間
    する方向に付勢されたプラテンと、 前記プラテンの前記印字ヘッドと反対側に設けられ、リ
    ンク機構を介してその回転角度に応じて前記プラテンを
    前記印字ヘッド方向に移動させるカムと、 前記カムに摩擦クラッチを介して連結され、一定回転負
    荷の範囲内で、前記カムに回転力を伝達する正逆転可能
    なモータとからなり 前記カムは逆転方向回転範囲を規制する手段を有してい
    る、 プラテン位置決め装置。
  2. 【請求項2】リンク機構は、一端がプラテンに枢着さ
    れ、支点において回転自在に支持された左右一対のレバ
    ーと、両レバーの他端間を連結するリンクと、このリン
    クに回転自在に取付けられ、前記カムの周面に当接され
    たローラとからなり、前記カムの逆方向回転範囲を規制
    する手段はプラテンの最大離間時に前記ローラに係合す
    る凸部であることを特徴とする請求項1記載のプラテン
    位置決め装置。
JP2336437A 1990-11-30 1990-11-30 プラテン位置決め装置 Expired - Lifetime JP2560146B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2336437A JP2560146B2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 プラテン位置決め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2336437A JP2560146B2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 プラテン位置決め装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04201468A JPH04201468A (ja) 1992-07-22
JP2560146B2 true JP2560146B2 (ja) 1996-12-04

Family

ID=18299129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2336437A Expired - Lifetime JP2560146B2 (ja) 1990-11-30 1990-11-30 プラテン位置決め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2560146B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2562503A (en) * 2017-05-16 2018-11-21 Asm Assembly Systems Singapore Pte Ltd Workpiece transfer and printing

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04201468A (ja) 1992-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6273978A (ja) 印字装置
KR900002738Y1 (ko) 열감응 프린터
KR950007740B1 (ko) 프린터
JP2651460B2 (ja) 印字ヘッド駆動装置
US4952084A (en) Head position controller for thermal printer
JPH0720717B2 (ja) 印字装置の給紙機構
JP2560146B2 (ja) プラテン位置決め装置
JP3302491B2 (ja) サーマルプリンタ装置
JPS6358704B2 (ja)
KR920002364A (ko) 전자식프린터
JP3886208B2 (ja) プラテンの回転駆動構造
JPH028781Y2 (ja)
JPH0517245Y2 (ja)
JP3259934B2 (ja) 熱転写式記録装置
JP2536870Y2 (ja) シリアルプリンタ
JP2712294B2 (ja) 熱転写記録装置
JPH0534937Y2 (ja)
JP3752813B2 (ja) 給紙装置
JP2534749Y2 (ja) 記録装置
JPS6323158Y2 (ja)
JPH06238967A (ja) 通帳類印字装置
JPH0518714B2 (ja)
JPH05262006A (ja) プリンタのイコライザ装置
JP2530929Y2 (ja) 印字装置のピンチローラ開閉機構
JPS621836B2 (ja)