JPH0699492B2 - 耐熱性樹脂の製造方法 - Google Patents

耐熱性樹脂の製造方法

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JPH0699492B2
JPH0699492B2 JP59113853A JP11385384A JPH0699492B2 JP H0699492 B2 JPH0699492 B2 JP H0699492B2 JP 59113853 A JP59113853 A JP 59113853A JP 11385384 A JP11385384 A JP 11385384A JP H0699492 B2 JPH0699492 B2 JP H0699492B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は高温成形時の熱安定性にすぐれ、かつ耐熱性を
損わないα−メチルスチレン/アクリロニトリル系共重
合体樹脂の製造方法に関する。
〔従来技術〕
スチレン−アクリロニトリル共重合体の耐熱性改良方法
としてスチレンの一部または全量をα−メチルスチレン
に置き換えて使用する方法が一般に行なわれている。ま
たABS樹脂で代表されるゴム変性熱可塑性樹脂の耐熱性
向上のため、グラフトモノマーの一部にα−メチルスチ
レンを用いる方法、あるいはα−メチルスチレン−アク
リロニトリル共重合体とアクリロニトリル−ブタジエン
−スチレン共重合体を混合する方法などが用いられてい
る。これらの熱可塑性樹脂は自動車分野あるいは弱電分
野の内装材料として用いられるに至ったが、高温での使
用において変形が問題となる。また射出成形により大型
成形品を得ようとすると成形温度を高くして成形する必
要がある。この場合、樹脂の熱安定性が特に要求され
る。
上記問題を解決するために、樹脂中のα−メチルスチレ
ン含量を出来るだけ高くする方法(特公昭58−12300号
公報など)があり、耐熱性は改善されるが高温成形時の
熱安定性が低下するという欠点を有していた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は樹脂の耐熱性を損なうことなく、高温で
の変形を低減させ高温成形時の熱安定性を向上させたα
−メチルスチレン/アクリロニトリル共重合体樹脂の製
造方法を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明に従って、α−メチルスチレン及びアクリロニト
リルの混合物をα−メチルスチレン/アクリロニトリル
の重量比が9未満で仕込み、これを乳化状態とし、67〜
90℃の温度で重合を開始し、該温度範囲で系中の未反応
単量体のα−メチルスチレン/アクリロニトリルの重量
比を7〜9.5に保持するように、更にアクリロニトリル
あるいはα−メチルスチレンおよびアクリロニトリルの
混合物を連続的にあるいは間欠的に添加することによ
り、共重合体中のモノマーの連鎖の比率が、(a)結合
様式の[(A)・(A)・(A)]が0〜10重量%、
(b)結合様式の[(A)・(A)・(B)]が55重量
%以上及び(c)結合様式の[(B)・(A)・
(B)]が45重量%以下(上記(a),(b)及び
(c)の合計量を100重量%とする)で表わされる共重
合体を得ることを特徴とする、耐熱性樹脂の製造方法が
提供される。
〔発明の実施態様〕
(A)成分としてα−メチルスチレン(以下αMSと略
称)と(B)成分としてアクリロニトリル(以下ANと略
称)との共重合体において反応条件、モノマーの共重合
量、モノマーの反応性によりαMSの連鎖が生じるが、通
常そのαMSの連鎖は3個までであり、その結合様式とし
て次の3種がある: (a) (A)・(A)・(A) (αMSの3個連
鎖) (b) (A)・(A)・(B) (c) (B)・(A)・(B) 本発明において特に重要な特徴は結合様式(a)の
(A)・(A)・(A)の含有量を(a),(b)と
(c)の合計量に対し10重量%以下、好ましくは8重量
%以下に抑えることにある。10%をこえると高温成形時
に分解が激しくおこり成形時のガス焼け性を生じ作業性
を著しく低下させる。また分解により発生するモノマー
が成形樹脂中に残留し耐熱性をも低下させることにな
る。
一方耐熱性を維持させるためには結合様式(b)の
(A)・(A)・(B)の比率を(a),(b),
(c)の合計量に対し55重量%以上、好ましくは60〜10
0重量%及び結合様式(c)の(B)・(A)・
(B)の比率を(a),(b),(c)の合計量に対
し45重量%以下、好ましくは35〜0重量%の範囲に制御
することが必要である。
また本発明の共重合体はαMSの74〜82好ましくは76〜80
重量部とANの18〜26、好ましくは24〜20重量部を共重合
させることにより得られる。αMSが74重量部未満では
(c)の(B)・(A)・(B)の比率が多量にな
り耐熱性が低下する。一方82重量部をこえると(a)の
(A)・(A)・(A)を多量に生成させることに
なり熱安定性が低下する。
更に本発明の目的を阻害しない範囲内でαMS及びANの外
に他の共重合性単量体たとえばスチレンなどαMS以外の
芳香族ビニル化合物や、MMAなどの(メタ)アクリル酸
エステルなどを10重量%以下の量で使用してもよい。
本発明の共重合体の製造方法は、例えば、乳化重合法に
おいて重合の開始時にαMSとANを重量比が9以下、好ま
しくは6.5〜8.5となるように仕込み、開始剤を加えて67
゜〜90℃、好ましくは70゜〜85℃で重合を開始した後、
系中のαMS/AN比が7〜9.5となるように未反応のモノマ
ーの濃度比を保ち乍ら上記温度範囲でANあるいはαMSと
ANを連続的にあるいは間欠的に長時間かけて添加して重
合を完結することにより行なわれる。
系中のαMS/ANが7未満では(c)結合様式の(B)
・(A)・(B)の比率が増大し(b)の(A)・
(A)・(B)の比率が減少し耐熱性の効果が達成さ
れない。一方αMS/ANが9.5をこえると(a)の(A)
・(A)・(A)の比率が増大し熱安定性の効果が得
られない。
また重合温度が67℃未満では(a)の(A)・(A)
・(A)の比率が多くなり熱安定性効果が達成され
ず、一方90℃をこえると(c)の(B)・(A)・
(B)の比率が大きくなり、また生成ラテックスの安
定性が低下する。
上記の乳化重合は通常の方法及び条件下で行われる。こ
こで使用される開始剤としては、特に制限はないが、含
糖ピロリン酸鉄処方によるレドックス触媒を使用するこ
とにより重合が上記の温度範囲で行なわれるのでとくに
好ましい。
上記αMSの連鎖の(A)・(A)・(A),
(A)・(A)・(B)及び(B)・(A)・
(B)の比率は下記のとおりαMSの芳香族炭素(1)
のピークおよびその面積比より決定される。
共重合体を重クロロホルムに溶解し、テトラメチルシラ
ンを内部標準としてC13NMRを測定し140〜150ppmに現わ
れるピークのうち、141〜144ppmの範囲のピークを
(c)(B)・(A)・(B)連鎖、144.5〜147pp
mの範囲のピークを(b)(A)・(A)・(B)
連鎖、147.5〜150ppmの範囲のピークを(a)(A)
・(A)・(A)連鎖として帰属し、その面積を測定
することにより各連鎖の分布を決定した。
また本発明の耐熱性樹脂の極限粘度〔η〕(メチルエチ
ルケトン中30℃)は、0.2〜0.7が好ましく、更に好まし
くは0.25〜0.5である。
次に、本発明の耐熱性樹脂はゴム成分に芳香族ビニル化
合物と必要に応じてシアン化ビニル化合物および/又は
(メタ)アクリル酸エステルから選ばれる単量体とをグ
ラフト共重合させた樹脂と混合することにより耐衝撃性
を付与した樹脂組成物が得られる。
ゴム成分としてはポリブタジエンゴム、スチレン−ブタ
ジエンゴム、エチレン−プロピレンゴム、アクリルゴム
などを使用しることができる。
芳香族ビニル化合物としては、スチレン、o−メチルス
チレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、ク
ロルスチレン、ジクロルスチレン、プロムスチレン、ジ
ブロムスチレン、α−メチルスチレン、α−エチルスチ
レン、メチル−α−メチルスチレン、ジメチルスチレ
ン、ビニルナフタレンなどが挙げられる。好ましい化合
物はスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ンである。
ビニルシアン化合物としては、例えばアクリロニトリ
ル、メタクリロニトリルなどが挙げられる。
(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えばメタアク
リレート、エチルアクリレート、ブチルアクリレート、
メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、β−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、β−ヒドロキシエチルメ
タクリレート等が挙げられる。好ましい化合物としては
メチルメタクリレートである。
ゴム成分へのグラフト単量体成分の好ましい単量体の組
合せとしては スチレン及び/又はα−メチルスチレン−アクリロニト
リル、 スチレン及び/又はα−メチルスチレン−メチルメタク
リレート、 スチレン及び/又はα−メチルスチレン−アクリロニト
リル−メチルメタクリレート であり、全グラフト単量体成分中のスチレン及び/又は
α−メチルスチレンの含有量は、好ましくは50重量%〜
90重量%である。
好ましいグラフト共重合体としてはゴム成分の含有量20
〜70重量%、グラフト率が25%以上、非グラフト成分
(メチルエチルケトン可溶分)の極限粘度〔η〕が02〜
1.0dl/g(メチルエチルケトン中、30℃)であり更に好
ましくはゴム成分の含有量30〜70重量%、グラフト率30
%以上、非グラフト成分の極限粘度〔η〕が0.25〜0.8
である。一方本発明の耐熱性樹脂とグラフト共重合体の
好ましい混合割合は50〜80/20〜50重量%である。
以上の範囲でグラフト共重合体を配合することで本発明
の耐熱性樹脂が有している優れた耐熱性熱安定性をより
有効に耐衝撃性樹脂へ付与することができる。
また上記グラフト共重合体を混合して得られる熱可塑性
樹脂にさらに耐熱性を有する熱可塑性樹脂、例えばポリ
フェニレンオキシド、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リブチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリアミ
ド、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポリカーボネ
ートなどを混合してもよい。
このようにして得られた耐熱性樹脂は自動車の内装部品
や電気製品などの耐熱性を必要とする分野に使用するこ
とが出来る。
以下に本発明を実施例を用いて具体的に説明する。
実施例1 イオン交換水200部、オレイン酸カリウム2.5部、表1に
示す単量体Aのα−メチルスチレン、アクリロニトリル
からなる混合物とt−ドデシルメルカプタン0.4部を窒
素置換した反応器に仕込み、窒素気流下で撹拌しながら
乳化させた。反応器内の温度を第1表に示した温度にし
た後ピロリン酸ソーダ0.25部、ぶどう糖0.35部、硫酸第
1鉄0.005部をイオン交換水20部に溶解した溶液を加
え、次にキュメンハイドロパーオキサイド0.1部を加え
重合を開始した。次に、重合を1時間続けた後、表1に
示す単量体Bのアクリロニトリルあるいはアクリロニト
リルとα−メチルスチレンからなる混合物を4時間かけ
て連続的に添加した。重合中の反応温度は第1表に示し
た温度に保った。添加終了後さらに2時間重合を続け
た。本重合反応中、一定時間毎にサンプリングし未反応
モノマーをガスクロマトグラフィにより測定し、系中の
αMS/AN比を求めた。
得られた共重合体ラテックスを塩化カルシウムを用いて
凝固、回収し、水洗後乾燥した。この粉末を更に120℃
で5時間真空乾燥した後、ペレット化し、230℃にシリ
ンダー温度をセットした射出成形機にて試験片を作成
し、ビカット軟化温度を測定した。次に、射出成形機の
シリンダー温度を280℃にセットし、上記ペレットを用
いて、シリンダー内に15分滞留させた後、射出成形を行
なった。上述と同様の試験片を作成しビカット軟化温度
を測定した。またこの試験片及び成形前のペレットのそ
れぞれをN,N−ジメチルホルムアミドに溶解しガスクロ
マトグラフィーにより成形前後の残留モノマー量の変化
を見た。
前記ペレット化前の粉末をテトラヒドロフランに再溶解
し、イソプロパノールに再沈澱させて得られた精製粉末
をC13NMRの測定に供した。すなわちこの精製粉末を重水
素化クロロホルムに溶解し、内部標準としてテトラメチ
ルシランを加えた溶液を25MHzのC13NMRにより測定し、1
40〜150ppmに現われるピークのうち、141〜144ppmの範
囲のピークを(c)の(B)・(A)・(B)連
鎖、144.5〜147ppmの範囲のピークを(b)の(A)
・(A)・(B)連鎖及び147.5〜150ppmの範囲のピ
ークを(a)の(A)・(A)・(A)連鎖として
帰属し、各々のピーク面積比から各連鎖の分布を決定し
た。
これらの結果を表1に示した。
比較例1〜3 表2に本発明の範囲外である共重合体の例を示した。比
較例1は低温で重合を行なったので(A)・(A)・
(A)連鎖を多く生成し、本発明で規定された範囲を
越えている。その結果、共重合体のビカット軟化点は高
い値を示すが、280℃で15分滞留後に成形した試験片の
ビカット軟化点は大巾に低下し、しかも成形前の残留モ
ノマー量も増大している。よって(A)・(A)・
(A)の連鎖が多いと共重合体の熱安定性が低下する
ことを示している。比較例2は単量体中のα−メチルス
チレンを本発明で規定した範囲より多量に使用した場合
であり(A)・(A)・(A)の連鎖が増大し、本
発明の効果が達成されない。
比較例3はα−メチルスチレンを本発明で規定した範囲
より少なく使用した場合であり、(A)・(A)・
(A)の連鎖は本発明の範囲内であるが(A)・
(A)・(B)の連鎖が低下し、本発明の範囲外であ
る。その結果ビカット軟化点が低く、耐熱性が低い。ま
た重合中のAMS/AN比も本発明で規定した範囲より低い。
実施例7,比較例4 グラフト共重合体の製造: イオン交換水60部、スチレン28部、アクリロニトリル12
部、オレイン酸カリウム1部、t−ドデシルメルカプタ
ン0.2部を乳化させた溶液(a)の1/3量及びイオン交換
水80%、ポリブタジエンラテックス(固形分換算)60部
を窒素置換した撹拌機を有する反応器に仕込み乳化させ
た。窒素気流下で撹拌しながら温度を40℃に上げた後、
イオン交換水20部にピロリン酸ソーダ0.2部、ぶどう糖
0.4部、硫酸第1鉄0.01部を溶解した溶液とキュメンハ
イドロパーオキサイド0.1部を加え、ジャケットを70℃
に保ち1時間反応させた。次いで上記単量体等の乳化溶
液(a)の残部及びキュメンハイドロパーオキサイド0.
1部をそれぞれ3時間にわたって連続的に重合系内に添
加した。添加終了後イオン交換水5部にピロリン酸ソー
ダ0.05部、ぶどう糖0.1部、硫酸第1鉄0.0025部を溶解
した溶液にキュメンハイドロパーオキサイド0.025部を
加え、さらに1時間そのまま撹拌して重合を完結させ
た。
実施例1で得た共重合体と上記グラフト共重合体を固形
分重量比で67:33になるようにラテックス状態で混合
(混合組成物中のジエン系ゴム状重合体は約20%)し、
酸化防止剤を加え、塩化カルシウムを用いて凝固した。
凝固物を過、洗浄、乾燥後さらに120℃で5hr真空乾燥
した後、ペレット化した。得られたペレットを230℃に
シリンダー温度をセットした射出成形機にて試験片を作
製し、物理的性質を測定した結果を表3に示した。
は48%、非グラフト成分の〔η〕は0.35dl/gであった。
これとは別に以下に示す方法によりガス焼け試験を行な
ったところ、耐ガス焼け性が良好であった。
比較例1で得られた共重合体ラテックスと上記グラフト
共重合体を67:33の混合比で混合した樹脂の物理的性質
を比較のため表3に示した。得られた物質は実施例7よ
りも良好な耐熱性を有しているが、耐ガス焼け性は劣っ
ている。このことは(A)・(A)・(A)の連鎖
が本発明で規定した範囲を超えるため、成形時に熱分解
を生じ、耐ガス焼け性が劣ると考えられる。すなわち加
工性に悪影響を与えている。
「ガス焼け試験」 ガス焼け評価用金型を用い、シリンダー温度を260℃に
セットして射出速度を種々変量させ、ガス焼けの状態を
評価した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 慎一 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−86613(JP,A) 特開 昭58−23810(JP,A) 特開 昭57−8208(JP,A) 特開 昭56−103211(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】α−メチルスチレン及びアクリロニトリル
    の混合物をα−メチルスチレン/アクリロニトリルの重
    量比が9未満で仕込み、これを乳化状態とし、67〜90℃
    の温度で重合を開始し、該温度範囲で系中の未反応単量
    体のα−メチルスチレン/アクリロニトリルの重量比を
    7〜9.5に保持するように、更にアクリロニトリルある
    いはα−メチルスチレンおよびアクリロニトリルの混合
    物を連続的にあるいは間欠的に添加することにより、共
    重合体中のモノマーの連鎖の比率が、(a)結合様式の
    [(A)・(A)・(A)]が0〜10重量%、(b)結
    合様式の[(A)・(A)・(B)]が55重量%以上及
    び(c)結合様式の[(B)・(A)・(B)]が45重
    量%以下(上記(a),(b)及び(c)の合計量を10
    0重量%とする)で表わされる共重合体を得ることを特
    徴とする、耐熱性樹脂の製造方法。
JP59113853A 1984-06-05 1984-06-05 耐熱性樹脂の製造方法 Expired - Lifetime JPH0699492B2 (ja)

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