JPH0699159A - パネルクリーニング装置 - Google Patents

パネルクリーニング装置

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Publication number
JPH0699159A
JPH0699159A JP25268392A JP25268392A JPH0699159A JP H0699159 A JPH0699159 A JP H0699159A JP 25268392 A JP25268392 A JP 25268392A JP 25268392 A JP25268392 A JP 25268392A JP H0699159 A JPH0699159 A JP H0699159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knife
glass panel
holder
polishing
work
Prior art date
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Pending
Application number
JP25268392A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Miyake
泰明 三宅
Hiromi Haraguchi
博美 原口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBOSHI DAIYAMONDO KOGYO KK
Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd
Original Assignee
MITSUBOSHI DAIYAMONDO KOGYO KK
Mitsuboshi Diamond Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0699159A publication Critical patent/JPH0699159A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機溶剤等使用することなく、パネルクリー
ニグを効率よく自動的に行える装置を提供する。 【構成】 液晶基板等の処理工程で生じたガラスパネル
表面の付着物を除去するための装置であって、テーブル
にセットしたガラスパネルを移送する移送手段と、ガラ
スパネルの表面に対してナイフを所定刃先角度でもって
当接した状態で保持するヘッドと、ヘッドで保持したナ
イフを該ナイフの刃の方向に、もしくはヘッド自体をワ
ーク移送方向と直交する方向に振動させる振動手段とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶基板等の処理工程
でガラスパネル表面に付着したガラス粉やゴミ等の付着
物を除去するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LCDのパネルプロセスにおいて、ガラ
スパネル表示面にはガラス粉、雑多な汚れやゴミ等が付
着する。そのようなガラスパネルに、偏光板を貼り付け
てLCDを組み立てると、付着物のために鮮明な表示が
得られなくなる。そこで、従来は、手作業にてフロン、
アセトン等の有機溶剤を含ませたウエス等にてその表示
面をこすったりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近来、
大気汚染および健康障害につながる有機溶剤の使用は極
度に制限されてきており、このような状況から、多数の
人手をかけてのこのような作業が困難になりつつあっ
た。本発明は、上述した課題を解決するためになされた
ものであり、有機溶剤等使用することなく、パネルクリ
ーニグを効率よく自動的に行える装置を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、液晶基板等の
処理工程で生じたガラスパネル表面の付着物を除去する
ための装置であって、テーブルにセットしたガラスパネ
ルを移送する移送手段と、移送されるガラスパネルの表
面に対してナイフを所定刃先角度でもって当接した状態
で保持するホルダーと、ホルダーで保持したナイフを該
ナイフの刃の方向に、もしくはホルダー自体をワーク移
送方向と直交する方向に振動させる振動手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0005】
【作用】有機溶剤を用いない付着物の除去方法として
は、図1に示すように、一定速度(1300ミリ/分)で送給
されるワークAに対して、市販の片面切削用ナイフB(1
8.4×39.3×0.25Tミリ)を、該ナイフの刃先Cのライン
がワークAの送給方向と直交する方向(以下横方向とい
う)に、刃先角度23°で押し当てることで、パネル表
面の付着物をこそげて除去するクリーニング法が考えら
れる。ところがこの方法で実際に行ってみると、刃先角
度を色々と変えてみても好ましい除去効果は得られず、
しかも刃こぼれが生じ、かつナイフの寿命も短いことが
判明した。そこで、図1の矢印Dで示したように、ワー
クAに押し当てているナイフBを横方向に振動(15回
/秒の割で1.2ミリの振幅で振動)させてみると、優れた
除去効果が得られるばかりでなく刃こぼれがなく、か
つ、ナイフ寿命も長くなることがわかった。これは、ナ
イフBを横方向に移動させることで、付着物への刃先C
の切り込み角度が非常に鋭くなるため除去効果が高ま
り、又、刃先CのワークAへの摩擦抵抗が低減されるた
めに刃こぼれが少なくなり、更にナイフBの横方向の振
動により、刃先Cに研磨作用が付加され、常時刃先を研
ぎながら除去を行うためナイフ寿命が長くなったからと
推測される。
【0006】図2は、ホルダーを回動させた状態でナイ
フを刃のラインに沿って振動させる場合であって、この
場合には、刃こぼれおよびナイフ寿命は図1(ナイフ振
動)の場合と同じであったが、除去効果は、更に改善さ
れた。その理由は、刃先の全長L1に対してワーク上の
横方向のクリーニング長L2が小さくなることにより、
クリーニング密度が高くなったためと思われる。
【0007】図3は、ホルダーを回動させた状態でホル
ダー自身を横方向に振動させた場合であって、除去効果
および刃こぼれは図1(ナイフ振動)の場合と同じであっ
たが、ナイフの振動方向と刃のライン方向とがずれるた
めに前述したような研磨効果が低減されるため、ナイフ
寿命は、図1(ナイフ振動)と図2との場合の中間であっ
た。次表に以上の結果をまとめる。
【0008】
【表1】 図1(ナイフ固定) 図1(ナイフ振動) 図2 図3 除去効果 : 不良 良 優 良 刃こぼれ : 有 無 無 無 ナイフ寿命: 不良 良 良 中
【0009】従って本発明では、図1(ナイフ振動)ない
し図3の方法に係わるパネルクリーニング装置を請求し
た。又、こられの装置に併用して、又は単独で請求項3
で記載した研磨装置を使用することができる。
【0010】
【実施例】図4は、本発明の装置の一実施例を示した斜
視図であり、図5にその側断面図を示した。1は、ガイ
ドレール2に沿い一定速度で移送されるテーブルであ
り、このテーブル1上にはガラスパネル3が吸引固定さ
れる。4は、ナイフであり、5は、そのナイフ4を保持
するホルダーである。このホルダー5はその中央部にて
ピン5aによって回動自在に軸支され、かつこのピン5
aを中心として矢印Y方向に自由に揺動可能となってお
り、この構成により、後記のエアシリンダ10でホルダ
ー5を押し下げた時、刃先4aがガラスパネル3に密着
するようになっている。又、ホルダー5の後端部(図5
中の右端)には切り込みが形成されており、その切り込
み部には、モータ6の回転軸6aに挿通された偏心カム
6bが位置している。この構成により、モータ6が回転
すると、ホルダー5の後端部が上から見て左右に振動
し、よってナイフ4の刃先4aも左右方向に振動する。
【0011】7は、ホルダー5を覆うカバーであり、前
記モータ6はこのカバー7に固定される。このカバー7
内に、エアーを送給するために供給ポート8および除去
した付着物等を吐き出す吐出しポート9を備える。10
は、適当な水平部材11に設けたエアシリンダであり、
そのシリンダ軸10aの先端部がカバー7に固定されて
いる。又、図6で示すように、カバー7の両側壁に横架
したピンPにホルダー5が挿通されており、そのため、
このホルダー5は、図5に示した矢印Yの方向に揺動可
能となっており、従ってカバー7を押し下げた時、ナイ
フ4の刃先4aが、ガラスパネル3に対して所望の刃先
角度で当接するようになっている。一方、12は、モー
タ13により回転する歯車であり、その歯車12の回転
軸12aの他端は、ナイフ4の刃先4aの上方にて、水
平部材11に固定されている。この構成により、モータ
13が回転すると、刃先4aを旋回中心として図2に示
したようにナイフ4を随意の方向に回動することができ
る。又、エアシリンダ10を作動させ、カバー7を昇降
させることで、ナイフ4の交換のために、ホルダー5お
よびナイフ4を上方へ移動させたり、クリーニングのた
めに、ナイフ4の刃先4aをガラスパネル3へ押し下げ
たりすることができる。
【0012】上記実施例では、モータ6および偏心カム
6bの作用によりナイフ4を横方向に振動させたが、偏
心カム7とホルダー5とを係合させることにより、ホル
ダー5に円運動を与えても同様な除去効果を得ることが
できる。又、振動手段として、例えばホルダー5の両側
に圧電素子を設け、一方の圧電素子が伸長するとき、他
方の圧電素子が収縮するように交流電圧を印加すること
で、ナイフ4に横方向の微振動を与えてもよい。
【0013】又、上記実施例では、ホルダー5およびナ
イフ4を刃のライン方向に振動させたが図3のようにホ
ルダー5自体を横方向に振動させてもよく、その1実施
例を図6に示している。尚、図6において、図4、図5
と共通する部分には同じ番号を付している。横方向に移
動自在に設けられた、ホルダー5を支える水平部材21
は、左端よりスプリングSにより付勢されており、又、
その右端には、モータ6の偏心カム6bが当接してい
る。従ってモータ6が回転することにより、水平部材2
1が横方向に振動し、よってホルダー5自体が横方向に
振動する。
【0014】以上のパネルクリーニング装置によっても
クリーニングされたなかったガラスパネルに付着した油
脂や手垢等のミクロンオーダーの汚れをクリーニングす
るための研磨装置を図7に示している。一定速度で送給
されるガラスパネル3の表面に対して、粒径10ミクロ
ン以下の砥粒をコーティングしたプラスチックフィル
ム、又は布、不織布等の研磨材料31をプレスローラ3
2でもって押し当て、かつ、その研磨材料31を、ガラ
スパネル3の送給方向と反対方向に送ると同時にプレス
ローラ32を振動手段(不図示)によってローラ軸方向
に振動させることで、ガラスパネル表面を効果的に研磨
することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、移送さ
れるガラスパネルに対してナイフの刃を押し当ててガラ
スパネルの付着物をこそげるに際し、ナイフ自体を横方
向に振動させたことにより、ナイフを固定した場合と比
較して、付着物の除去効果を高めたばかりでなく、刃こ
ぼれを低減し、かつナイフ寿命も長くなる効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の装置の第1の動作例を示した概略図
【図2】 本発明の装置の第2の動作例を示した概略図
【図3】 本発明の装置の第3の動作例を示した概略図
【図4】 図1,図2に係わる装置の1実施例を示した
斜視図
【図5】 図4の装置の側断面図
【図6】 図3に係わる装置の1実施例を示した正面図
【図7】 本発明のクリーニング装置に追加して用いる
研磨装置の斜視界図
【符号の説明】
1 テーブル 2 ガイドレール 3 ガラスパネル 4 ナイフ 4a 刃先 5 ホルダー 6 モータ 6b 偏心カム 7 カバー 8 供給ポート 9 吐出しポート 10 エアシリンダ 11 水平部材 12 歯車 13 モータ 21 水平部材 31 研磨材料 32 プレスローラー S スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶基板等の処理工程で生じたガラスパ
    ネル表面の付着物を除去するための装置であって、 テーブルにセットしたガラスパネルを移送する移送手段
    と、 移送されるガラスパネルの表面に対してナイフを所定刃
    先角度でもって当接した状態で保持するホルダーと、 ホルダーで保持したナイフを該ナイフの刃の方向に、も
    しくはホルダー自体をワーク移送方向と直交する方向に
    振動させる振動手段とを備えたことを特徴とするパネル
    クリーニング装置。
  2. 【請求項2】 ナイフ刃のワークへの当接方向を随意に
    変えるべく、上記ホルダーを回動可能に設けた請求項1
    記載のパネルクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 上記のクリーニング装置の後段に、もし
    くは単独で用いられる研磨装置であって、移送されるガ
    ラスパネルに対し、フィルム状の研磨材料をプレスロー
    ラで押し当て、かつ、研磨材料を、ガラスパネルの移送
    方向と反対方向に前記研磨材料を送ると共に、前記プレ
    スローラを該ローラ軸方向に振動させることでガラスパ
    ネルを研磨することを特徴とする研磨装置。
JP25268392A 1992-09-22 1992-09-22 パネルクリーニング装置 Pending JPH0699159A (ja)

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JP25268392A Pending JPH0699159A (ja) 1992-09-22 1992-09-22 パネルクリーニング装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009016508A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 洗浄装置、洗浄方法、予備吐出装置、及び塗布装置
JP2009011919A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 洗浄装置、洗浄方法、予備吐出装置、塗布装置及び予備吐出方法
KR101154908B1 (ko) * 2007-07-03 2012-06-13 도오꾜오까고오교 가부시끼가이샤 세정 장치, 세정 방법, 예비 토출 장치 및 도포 장치
KR101352387B1 (ko) * 2013-06-12 2014-01-16 주식회사 코빅 건식 글라스 패널 세정 장치

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