JP2005227765A - 液晶ガラス基板の異物除去装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液晶ガラス基板の表面に付着したカレット等の異物を確実にかつ効率良く除去することができ、異物除去時に基板表面を傷付けることがなく、しかも、構造が比較的簡単な異物除去装置を提供する。
【解決手段】異物除去装置は、ガラス基板1a(1b)の表面1a1(1b1)に対して平行な回転軸2aを有する円筒状の研磨ホイール2と、ガラス基板1a(1b)と研磨ホイール2との間に相対的な送り運動を与えるコンベア3とを備えている。コンベア3上に移送された液晶セル1は、コンベア3によって所定方向Xに送られ、一方の押さえロール6を通過して研磨ホイール2に供給される。回転する研磨ホイール2の研磨面2bの砥粒によって、ガラス基板1a(1b)の表面1a1(1b1)に付着したカレットCを研磨除去された後、他方の押さえロール6を通過し、さらにコンベア3によって搬送されて異物除去装置から排出される。
【選択図】図2
【解決手段】異物除去装置は、ガラス基板1a(1b)の表面1a1(1b1)に対して平行な回転軸2aを有する円筒状の研磨ホイール2と、ガラス基板1a(1b)と研磨ホイール2との間に相対的な送り運動を与えるコンベア3とを備えている。コンベア3上に移送された液晶セル1は、コンベア3によって所定方向Xに送られ、一方の押さえロール6を通過して研磨ホイール2に供給される。回転する研磨ホイール2の研磨面2bの砥粒によって、ガラス基板1a(1b)の表面1a1(1b1)に付着したカレットCを研磨除去された後、他方の押さえロール6を通過し、さらにコンベア3によって搬送されて異物除去装置から排出される。
【選択図】図2
Description
本発明は、液晶ガラス基板の表面に付着したカレット等の異物を除去する装置に関する。
一般に、液晶表示装置の製造の基本工程は、基板作製工程、セル作製工程、モジュール作製工程に大別できる。基板作製工程は、ガラス基板の一面に機能膜(能動マトリクス液晶ディスプレイのトランジスタやダイオード、画素電極、単純マトリクス液晶ディスプレイやカラーフィルタ基板の透明電極等)を形成する工程である。セル作製工程は、液晶セルを形成する工程であり、基板作製工程で電極パターンが形成されたガラス基板の一面にポリイミド等の有機高分子樹脂からなる配向膜を形成する工程、これら機能膜が形成された一対のガラス基板の一面同士を互いに対向させ、両者の間にセル厚を制御するためのスペーサを介装し、両者を所定のギャップを介してシール剤で貼り合わせる工程、ガラス基板を所定のサイズに切断してセル容器を形成する工程、セル容器に液晶材料を封入して液晶セルを形成する工程、液晶セルを構成するガラス基板の表面(他面)に偏光板を貼り付ける工程を含んでいる。モジュール作製工程は、液晶セルと、液晶セルを駆動するためのドライバLSIや電源回路を配置した実装基板、液晶セルの電極とドライバLSIとの電気的な接続と部品を支持する筐体を組立てる工程である(透過型ディスプレイの場合には背面照明ユニットを設ける。)。
上記のような液晶表示装置の製造工程において、液晶セルを構成するガラス基板の表面に偏光板を貼り付ける際(偏光板貼り付け工程)、ガラス基板の表面に異物が付着したまま偏光板を貼り付けると、異物の部分で表示品位の不良が発生する。そこで、偏光板貼り付け工程に入る前に、ガラス基板の表面に付着した異物を除去するようにしている。ここでの異物としては、ガラス基板の切断工程や端面研磨工程等で発生したガラス粉(このようなガラス粉を「カレット」という。)や、液晶の封止工程等で基板表面に付着したシール剤(接着剤)が代表的なものである。特に、カレットは、その平面部分がガラス基板の表面に密着した場合、密着面が真空状態となり、基板表面に強固に付着して簡単には剥がれないことがある。
従来、ガラス基板の表面に付着した異物、特にカレットを除去する手段として、ブラシを用いる手段(例えば特許文献1)、ナイフブレードの摺動によって基板表面から異物を掻き取る手段(例えば特許文献2〜7)、下面に布状素材や研磨シート材を貼着した回転体に自転と公転運動を与えながら基板表面から異物を除去する手段(特許文献8)、走行しかつ回転する研磨テープを基板表面に押し付けて異物を除去する手段(特許文献9)などが知られている。
特開2000―180808号公報
特開2002―287123号公報
特開2002―244115号公報
特開2000―347169号公報
特開2000―180806号公報
特開2000―15188号公報
特開平10―39282号公報
特許3148808号公報
特開平11―19859号公報
ブラシを用いる手段では、基板表面に強固に付着した異物を除去することはできない。ナイフブレードを用いる手段は、ナイフブレードの刃先を基板表面に押し付けた状態で摺動させて異物を掻き取り除去するため、異物除去時に基板表面に傷が入り易く、不良率が高くなる。自転及び公転運動を行なう回転体を用いる手段は、回転体の駆動に複雑な機構が必要になる。同様に、走行しかつ回転する研磨テープを用いる手段も、研磨テープの駆動に複雑な機構が必要になる。
本発明の課題は、液晶ガラス基板の表面に付着したカレット等の異物を確実にかつ効率良く除去することができ、異物除去時の基板表面の傷付きによる不良発生を防止又は抑制することができ、しかも、構造が比較的簡単な異物除去装置を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、液晶ガラス基板の表面に対して平行な回転軸を有する円筒状の研磨ホイールと、液晶ガラス基板と研磨ホイールとの間に相対的な送り運動を与える送り機構とを備え、液晶ガラス基板の表面に付着した異物を回転する研磨ホイールによって研磨除去する液晶ガラス基板の異物除去装置を提供する。
上記構成において、研磨ホイールの研磨面の長さLが、液晶ガラス基板の送り方向と直交する方向の幅Wに対してL≧Wであることが好ましい。
また、以上の構成において、研磨ホイールを、並列配置された第1研磨ホイールと第2研磨ホイールとで構成すると共に、第1研磨ホイールと第2研磨ホイールとの間に液晶セルを反転させる反転機構を配置し、液晶セルを構成する一方の液晶ガラス基板の表面に付着した異物を第1研磨ホイールにより研磨除去し、該液晶セルを反転機構により反転させて、他方の液晶ガラス基板の表面に付着した異物を第2研磨ホイールにより研磨除去する構成としても良い。
さらに、上記構成において、送り機構は、第1研磨ホイールに対する液晶セルの送り運動と、第2研磨ホイールに対するセルの送り運動とを同時並行して行なう構成とすることができる。すなわち、第1研磨ホイールによる異物の研磨除去および反転機構による反転が行なわれた液晶セルを第2研磨ホイールに対して送る動作と、次の液晶セルを第1研磨ホイールに対して送る動作とを、送り機構により同時並行して行なう構成とすることができる。
液晶ガラス基板の表面に付着したカレット等の異物を、回転する研磨ホイールによって研磨除去するので、従来のナイフブレードを用いる手段に比べて、基板表面に傷が入る心配がなく、あるいは、基板表面が研磨ホイールとの接触によって研磨されたとしても、不良となるような表面性状の劣化はなく、不良率を大幅に低減することができる。また、従来の自転及び公転運動を行なう回転体を用いる手段や、走行しかつ回転する研磨テープを用いる手段に比べて、装置の機構や構造を簡略化することができる。
また、研磨ホイールの研磨面の長さLを、液晶ガラス基板の送り方向と直交する方向の幅Wに対してL≧Wとすることにより、液晶ガラス基板の表面に付着したカレット等の異物を1回の所定方向送り動作で全て除去することでき、作業効率を大幅に向上させることが可能となる。
さらに、第1研磨ホイールと第2研磨ホイールとを並列配置すると共に、第1研磨ホイールと第2研磨ホイールとの間に液晶セルを反転させる反転機構を配置した構成とすることにより、液晶セルを構成する一対の液晶ガラス基板の表面に付着した異物を効率よく除去することができる。特に、この効果は、送り機構を、第1研磨ホイールに対する液晶セルの送り運動と、第2研磨ホイールに対する液晶セルの送り運動とを同時並行して行なう構成とすることにより顕著になる。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、第1の実施形態に係る異物除去装置の全体構成を概念的に示し、図2は、その要部を概念的に示している。この異物除去装置は、液晶セル1を構成するガラス基板1a、1bの表面1a1、1b1に付着した異物、特にカレットCを除去するためのものである。液晶セル1は、前述のように、一面に機能膜が形成された一対のガラス基板1a、1b同士を所定のギャップを介して貼り合わせ、所定のサイズに切断した後、内部に液晶材料を封入したものである。液晶セル1は、異物除去装置により、ガラス基板1a、1bの表面1a1、1b1に付着したカレットCを除去された後、洗浄工程を経て、偏光板貼り付け工程に移送される。
異物除去装置は、ガラス基板1a(1b)の表面1a1(1b1)に対して平行な回転軸2aを有する円筒状の研磨ホイール2と、ガラス基板1a(1b)と研磨ホイール2との間に相対的な送り運動を与える送り機構、例えばコンベア(ベルトコンベア等)3と、図示されていない研磨ホイール2の回転駆動機構および上下位置調整機構、並びにコンベア3の駆動機構とを主要な要素として備えている。
コンベア3は基台4上に設置され、研磨ホイール2およびコンベア3を挟んで基台4の両側にそれぞれボックス5が配置されている。研磨ホイール2の回転駆動機構および上下位置調整機構はボックス5の内部に収容されている。上下位置調整機構は、研磨ホイール2の上下方向位置を手動又は自動で調整することができるものである。
また、研磨ホイール2を挟んで送り方向の前後に、それぞれ、押さえロール(フリーロール)6とシャワーパイプ7が配置されている。押さえロール6は、液晶セル1の送り時にガラス基板1a(1b)の表面1a1(1b1)を押さえて姿勢を安定させるためのものである。シャワーパイプ7は、研磨ホイール2による研磨部位に水、その他の液体を散布して、研磨部位で発生する粉塵の飛散を防止するためのものである(研磨部位を潤滑、冷却等する効果もある。)。
図2(a)に示すように、研磨ホイール2は、所定粒度の砥粒が保持された研磨面2bを有し(同図では砥粒の図示を省略している。)、回転軸2aを中心として回転する。また、研磨ホイール2は、上下位置調整機構により、ガラス基板1a(1b)の表面1a1(1b1)に付着したカレットCを研磨によって除去することができる位置に調整される。研磨ホイール2の研磨面2bとガラス基板1a(1b)の表面1a1(1b1)との間のギャップδは、δ=0{研磨面2bが表面1a1(1b1)に対して接触圧を持たないで接触している状態}となるのが理想的であるが、実際の調整作業では、δが僅かにマイナス{研磨面2bが表面1a1(1b1)に対して軽く接触する状態}となるように研磨ホイール2の位置を調整することが好ましい。あるいは、カレットCを研磨除去するという目的の範囲内で、δが僅かにプラス{研磨面2bが表面1a1(1b1)に対して非接触となる状態}となるように研磨ホイール2の位置を調整しても良い。
図2(b)に示すように、研磨ホイール2の研磨面2bの長さLは、ガラス基板1a(1b)の表面1a1(1b1)の幅W{基板1a(1b)の角部に面取りが施されている場合は、面取り部を除いた部分の寸法である。}と同じか(L=W)、それよりも大きい(L>W)。従って、研磨ホイール2に対する液晶セル1の1回の所定方向送り動作によって、ガラス基板1a(1b)の表面1a1(1b1)に付着したカレットCを全て除去することが可能である。
研磨ホイール2の研磨面2bの粗さ(粒度、番手)、材質などは、諸条件に応じて適宜決定すれば良いが、一例を挙げれば、セラミックCP#3000・2・3Bである。また、装置仕様の一例を挙げれば、研磨ホイール2の回転速度:可変式、オシュレーション:ストローク 5mm 速度可変式、コンベア3の速度:2.0m/minである。尚、研磨ホイール2の研磨面2bをドレッシングするための機構を設けても良い。
図1に示すように、コンベア3上に移送された液晶セル1は、コンベア3によって同図に示す矢印方向Xに送られ、一方の押さえロール6を通過して研磨ホイール2に供給される。そして、図2(a)に示すように、回転する研磨ホイール2の研磨面2bの砥粒によって、一方のガラス基板1aの表面1a1に付着したカレットCを研磨除去された後、他方の押さえロール6を通過し、さらにコンベア3によって搬送されて異物除去装置から排出される。排出された液晶セル1は、表裏反転されて再び異物除去装置に供給され、他方のガラス基板1bの表面1b1に付着したカレットCを上記と同様の態様で除去される。その後、液晶セル1は洗浄工程に移送され、洗浄後、偏光板貼り付け工程に移送される。
上記の実施形態では、研磨ホイール2と液晶セル1{ガラス基板1a(1b)}との間に相対的な送り運動を与える手段として、液晶セル1{ガラス基板1a(1b)}をコンベア3によって所定方向Xに搬送する手段を採用しているが、研磨ホイール2を液晶セル1{ガラス基板1a(1b)}に対して所定方向に移動させる構成としても良い。
図3は、第2の実施形態に係る異物除去装置の全体構成を概念的に示している。この実施形態の異物除去装置では、液晶セル1の進行方向Xに沿って第1研磨ホイール21と第2研磨ホイール22とが並列配置され、第1研磨ホイール21と第2研磨ホイール22との間に液晶セル1を反転させる反転機構10が配置されている。
第1研磨ホイール21と第2研磨ホイール22は、第1の実施形態の研磨ホイール2と同様に、所定粒度の砥粒が保持された研磨面を有し、図示されていない回転駆動機構により回転軸を中心として回転駆動され、また、上下位置調整機構により、液晶セル1のガラス基板1a、1bの表面1a1、1b1に付着したカレット等の異物を研磨によって除去することができる位置に調整される。また、第1研磨ホイール21と第2研磨ホイール22の研磨面の長さLは、ガラス基板1a(1b)の表面1a1(1b1)の幅W{基板1a(1b)の角部に面取りが施されている場合は、面取り部を除いた部分の寸法である。}と同じか(L=W)、それよりも大きい(L>W)。ただし、第1の実施形態の研磨ホイール2は、いわゆる両持ち式(両端支持)であるのに対し、この実施形態の第1研磨ホイール21と第2研磨ホイール22は、それぞれ片持ち式(一端支持)になっている。もちろん、第1の実施形態と同様に、第1研磨ホイール21と第2研磨ホイール22を両持ち式にしても良い。
この実施形態において、送り機構31は、例えば負圧吸引により液晶セル1をテーブル面32a、33aに保持する一対の送りテーブル32、33と、送りテーブル32、33を一体的にスライド駆動させるスライド駆動手段34とを備えている。送りテーブル32のテーブル面32aに吸引保持された液晶セル1と、送りテーブル33のテーブル面33aに吸引保持された液晶セル1は、スライド駆動手段34の作動により、第1研磨ホイール21と第2研磨ホイール22に同時並行して送られる。
例えば、異物除去装置の供給部35において、液晶セル1は負圧吸引によりテーブル上に吸引保持され、スライド駆動手段によって所定位置まで搬送される。そして、供給部35により所定位置に搬送された液晶セル1は、第1搬送ユニット36により送りテーブル32に搬送される。尚、この実施形態において、第1搬送ユニット36は、真空パッド36a1が設けられた吸引ヘッド36aと、吸引ヘッド36aの上下駆動手段(図示省略)と、吸引ヘッド36aのスライド駆動手段36bとを備えている。
送りテーブル32のテーブル面32a上に吸引保持された液晶セル1は、スライド駆動手段34の作動により第1研磨ホイール21に送られ、回転する第1研磨ホイール21により、一方のガラス基板1aの表面1a1に付着したカレットを研磨除去される。その後、液晶セル1は、反転機構10により表裏反転され、第2搬送ユニット37により送りテーブル33に搬送される。尚、この実施形態において、第2搬送ユニット37は、真空パッド37a1が設けられた吸引ヘッド37aと、吸引ヘッド37aの上下駆動手段(図示省略)と、吸引ヘッド37aのスライド駆動手段37bとを備えている。
送りテーブル33のテーブル面33a上に吸引保持された液晶セル1は、スライド駆動手段34の作動により第2研磨ホイール22に送られ、回転する第2研磨ホイール22により、他方のガラス基板1bの表面1b1に付着したカレットを研磨除去される。その後、液晶セル1は、第3搬送ユニット38により洗浄工程に搬送される。尚、この実施形態において、第3搬送ユニット38は、真空パッド38a1が設けられた吸引ヘッド38aと、吸引ヘッド38aの上下駆動手段(図示省略)と、吸引ヘッド38aのスライド駆動手段38bとを備えている。
図4は、反転機構10の一構成例を示している。真空パッド10a1が設けられた吸引ヘッド10aが旋回アーム10bに支持され、旋回アーム10bが基台10cに旋回自在に支持されている。吸引ヘッド10aはエアーシリンダ10dにより上下駆動され、旋回アーム10bはエアーロータリアクチュエータ10eにより旋回中心Y回りに旋回駆動される。第1研磨ホイール21により一方のガラス基板1aの表面1a1のカレット除去が行なわれた送りテーブル32上の液晶セル1は、反転機構10の吸引ヘッド10aにより吸引保持され、さらに旋回アーム10bの旋回により、他方のガラス基板1bの表面1b1が上に向いた状態に表裏反転される。そして、この状態で第2搬送ユニット37に受け渡される。
第1研磨ホイール21によるカレット除去と反転機構10による表裏反転が行なわれた液晶セル1は、第2搬送ユニット37により送りテーブル33に搬送され、同時に(又は前後して)、供給部35から新たに供給された液晶セル1が第1搬送ユニット36により送りテーブル32に搬送される。このとき、送り機構31の送りテーブル32、33は第1図に示す供給位置に待機しており、送りテーブル32には一方のガラス基板1aの表面1a1が上に向いた状態で液晶セル1が供給され、送りテーブル33には他方のガラス基板1bの表面1b1が上に向いた状態で液晶セル1が供給される。そして、送り機構10は、第1搬送ユニット36と第2搬送ユニット37からそれぞれ供給された液晶セル1を送りテーブル32、33に吸引保持した後、スライド駆動手段34の作動により送りテーブル32、33を第1図の右側に同時並行して送り移動させる。これにより、2つの液晶セル1について、第1研磨ホイール21による一方のガラス基板1aの表面1a1のカレット除去と、第2研磨ホイール22による他方のガラス基板1bの表面1b1のカレット除去とが同時並行して行なわれる。
第1研磨ホイール21と第2研磨ホイール22によるカレット除去が終了し、送りテーブル32上の液晶セル1が反転機構10(さらには第2搬送ユニット37)に受け渡され、また、送りテーブル33上の液晶セル1が第3搬送ユニット38に受け渡された後、送り機構31のスライド駆動手段34により送りテーブル32、33が供給位置に戻され、以上に説明した動作が繰り返される。
1 液晶セル
1a ガラス基板
1a1 表面
1b ガラス基板
1b1 表面
2 研磨ホイール
2a 回転軸
2b 研磨面
3 コンベア(送り機構)
L 研磨面の長さ
W ガラス基板の幅
21 第1研磨ホイール
22 第2研磨ホイール
10 反転機構
31 送り機構
32 送りテーブル
33 送りテーブル
1a ガラス基板
1a1 表面
1b ガラス基板
1b1 表面
2 研磨ホイール
2a 回転軸
2b 研磨面
3 コンベア(送り機構)
L 研磨面の長さ
W ガラス基板の幅
21 第1研磨ホイール
22 第2研磨ホイール
10 反転機構
31 送り機構
32 送りテーブル
33 送りテーブル
Claims (4)
- 液晶ガラス基板の表面に対して平行な回転軸を有する円筒状の研磨ホイールと、前記液晶ガラス基板と研磨ホイールとの間に相対的な送り運動を与える送り機構とを備え、前記液晶ガラス基板の表面に付着した異物を前記回転する研磨ホイールによって研磨除去する液晶ガラス基板の異物除去装置。
- 前記研磨ホイールの研磨面の長さLが、前記液晶ガラス基板の送り方向と直交する方向の幅Wに対してL≧Wである請求項1に記載の液晶ガラス基板の異物除去装置。
- 前記研磨ホイールは、並列配置された第1研磨ホイールと第2研磨ホイールとで構成され、
前記第1研磨ホイールと第2研磨ホイールとの間に液晶セルを反転させる反転機構が配置され、
前記液晶セルを構成する一方の液晶ガラス基板の表面に付着した異物を前記第1研磨ホイールにより研磨除去し、該液晶セルを前記反転機構により反転させて、他方の液晶ガラス基板の表面に付着した異物を前記第2研磨ホイールにより研磨除去する請求項1又は2に記載の液晶ガラス基板の異物除去装置。 - 前記送り機構は、前記第1研磨ホイールに対する前記液晶セルの送り運動と、前記第2研磨ホイールに対する前記液晶セルの送り運動とを同時並行して行なう請求項3に記載の液晶ガラス基板の異物除去装置。
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JP (1) | JP2005227765A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016140817A (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | 株式会社 ハリーズ | 清掃装置及びワーク清掃システム |
JP2017148778A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 山九株式会社 | 組立式コンテナの検品設備 |
-
2005
- 2005-01-17 JP JP2005009347A patent/JP2005227765A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016140817A (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | 株式会社 ハリーズ | 清掃装置及びワーク清掃システム |
JP2017148778A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 山九株式会社 | 組立式コンテナの検品設備 |
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