JP2000218486A - 面取り装置 - Google Patents

面取り装置

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JP2000218486A
JP2000218486A JP11022866A JP2286699A JP2000218486A JP 2000218486 A JP2000218486 A JP 2000218486A JP 11022866 A JP11022866 A JP 11022866A JP 2286699 A JP2286699 A JP 2286699A JP 2000218486 A JP2000218486 A JP 2000218486A
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liquid crystal
crystal display
display panel
chamfering
panel
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JP11022866A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Yoshimura
哲夫 吉村
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Original Assignee
Sharp Corp
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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、液晶表示パネルの各角部に対し、所
望の大きさ・形状で面取りを行うことができ、さらに、
液晶表示パネルの端面部に面取りを行えるとともに、大
きな設置スペースを必要としない面取り装置を提供す
る。 【解決手段】 液晶表示パネル19を搬送するコロコン
ベア11上方に、送り方向前段側から順に、一対に配さ
れたパネル送り装置12・12、砥石14aをそれぞれ
備えた一対の研磨器14・14、一対に配されたパネル
引き抜き装置15・15が設けられている。また、研磨
器14・14に対して送り方向前段側にはパネル先頭検
知センサ13が設けられている。制御部による砥石14
a・14aの幅方向の移動量の制御は、パネル先頭検知
センサ13による液晶表示パネル19先頭部分の検出結
果および液晶表示パネル19の搬送速度に応じて行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被面取り物として
の、例えば、液晶表示パネルやガラス基板の角部および
/または側面の面取りを行う面取り装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】液晶の電気光学効果をテレビ画像に利用
した表示素子として、液晶表示パネルが提供されてい
る。液晶表示パネルは、行列状に配列された多数の絵素
電極と、該絵素電極に印加された電圧に応じて光を変調
する液晶層とを備えている。
【0003】液晶表示パネルの製造方法として、上記絵
素電極やTFT等が配されるTFT側基板と、カラーフ
ィルタや配向膜等が配されるカラーフィルタ側基板と
を、絵素電極と配向膜とが対向するように貼り合わせた
後、所定のサイズに分断し、続いて、液晶の注入、液晶
注入口の封止、ショートリングの除去等を行う方法が一
般的である。
【0004】上記TFT側基板およびカラーフィルタ側
基板は、基材としてガラスが使用されているため、パネ
ル端面部(エッジ部)、および、角部は衝撃に弱くなっ
ており、該液晶表示パネル生産中のハンドリング、運搬
中の振動、モジュールに組み付ける時のベゼルとの接触
等が原因となって、欠け、割れが起きやすくなってい
る。しかしながら、液晶表示パネルの品質上、欠け、割
れが起こることは許されない。
【0005】液晶表示パネルの欠け、割れを防止する方
法として、例えば、該液晶表示パネル内部に生じる応力
が集中しやすいパネル端面部に面取りを施す方法があ
り、また、ガラス基板の端面部強度をさらに上げる方法
として、特開平8−118220号公報に開示されてい
るように、面取りが施されたガラス基板の端面部に、バ
フ磨き方式等の方法で仕上げ工程を施す方法などがあ
る。
【0006】また、従来の液晶表示パネルの面取り装置
は、図14に示すように、液晶表示パネル101をその
上面に固定する固定台102と、所定の間隔をもって固
定板104に固定され、固定台102上面に対して垂直
な研磨面を持つ一対の円柱状の砥石103・103とを
有している。
【0007】該面取り装置の動作は図15の動作フロー
チャートに示すように、面取り装置が始動されると、図
示しないカセットから液晶表示パネル101がロボット
アームにより吸着・搬出され、旋回ステージとしての固
定台102上に設置される。続いて、液晶表示パネル1
01が固定台102上に吸着・固定され、さらに、固定
台102の位置決めが行われる。
【0008】液晶表示パネル101の角部の面取りは、
固定台102を回転する一対の砥石103・103の方
向に送ることで行われる。そして、砥石103・103
と対向する2つの角部の面取りが完了すると、固定台1
02は所定の位置(固定台旋回位置)にまで後退し、1
80°旋回する。この旋回により、残りの2つの角部が
砥石103・103と対向し、続いて上記の動作を繰り
返すことで、液晶表示パネル101の4つの角部に面取
りが施される。
【0009】面取り終了後の液晶表示パネル101は、
固定台102による吸着が解除された後、ロボットアー
ムにより吸着・搬送され、ブラシ洗浄により洗浄された
後に乾燥され、図示しないアンローダによりカセットに
収納される。
【0010】また、液晶表示パネルの分断方法として、
一般的にガラスカッターによるスクライブ分断が用いら
れている。しかし、スクライブ分断は、分断ラインの外
側にソゲが発生することがある。液晶表示パネルの端子
部に発生するソゲは、従来のショートリンク除去などで
行われている面取りの際に除去できるが、TFT側基板
とカラーフィルタ側基板とが重なっている貼り合わせ部
分の外側に発生しているソゲに関しては、従来の面取り
方法では、砥石が接触しないために除去できないで残っ
たままとなっていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】近年、液晶表示パネル
の大型化や、該表示エリアの長辺と短辺の長さの比が、
例えば16:9となるような画面のワイド化が要求され
ている。しかしながら、従来の面取り装置で上記のよう
な液晶表示パネルに面取りを施す場合には、液晶表示パ
ネルを固定する固定台を旋回させるために十分なスペー
スを面取り装置内に確保する必要がある。そのため、面
取り装置の装置幅が長くなり、設置スペースが大きくな
ってしまうという問題があった。
【0012】また、面取り装置への供給、排出手段とし
て従来使用されているロボットアームや、液晶表示パネ
ルを固定するための固定台は、該液晶表示パネルを真空
吸着して固定するものであるが、吸着により液晶表示パ
ネルの反りや、セルギャップの変化等が生じて液晶表示
パネルの表示品位を低下させるという問題があった。
【0013】また、近年、液晶表示パネルの外寸に対す
る表示エリアの割合をより大きくするために、額縁部、
並びに、端子長さの縮小化が進んでいる。液晶表示パネ
ルの外周付近の部位(例えば、端子を設ける部位と設け
ない部位等)ごとに、必要とされる額縁部の大きさは異
なっており、そのため、同一液晶パネル内において角部
付近の空スペースが違っている場合がでてくる。角部の
強度を上げるためにはある程度の大きさ以上で面取りを
行った方がよいので、上記の場合、角部によっては空ス
ペースいっぱいまで面取りをする必要がある。そのため
には、液晶表示パネルの4つの角部を、それぞれ異なる
大きさ・形状で面取りを行うことが必要とされるが、上
記従来の面取り装置では不可能であった。
【0014】さらにまた、液晶表示パネルの外寸に対す
る表示エリアの割合をより大きくするために、額縁部お
よび端子長さの縮小化の他に、ベゼルの外寸の縮小化も
進んでおり、液晶表示パネルとベゼルとの隙間が狭くな
っている。そして、封止樹脂が塗られていない、TFT
側基板とカラーフィルタ側基板との貼り合わせ部分で
は、ガラスカッターによるスクライブ分断で発生するソ
ゲがベゼルと接触してガラスの粉を発生させることがあ
り、該液晶表示パネルの表示品位を下げてしまうという
問題が発生している。
【0015】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その目的は、被面取り物としての
液晶表示パネルやガラス基板の各角部に対し、それぞれ
所望の大きさ・形状で面取りを行うことができる面取り
装置を提供することにあり、さらに、上記液晶表示パネ
ルやガラス基板の端面部に面取りを行うことができると
ともに、大きな設置スペースを必要としない面取り装置
を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
面取り装置は、上記の課題を解決するために、研磨手段
と被面取り物とを、被面取り物の送り方向に相対運動さ
せることにより、被面取り物の角部の面取りを行う面取
り装置において、上記研磨手段が、被面取り物の上面に
平行で、かつ、上記送り方向と直交する方向に移動可能
に設けられており、さらに、上記被面取り物と研磨手段
との距離を測定する距離測定手段と、上記距離測定手段
の測定結果および研磨手段と被面取り物との相対運動の
速度に応じて研磨手段の移動量の制御を行う制御部とを
有することを特徴としている。
【0017】上記の構成によれば、距離測定手段による
被面取り物と研磨手段との距離の測定結果と研磨手段と
被面取り物との相対運動の速度とから、被面取り物の所
定位置と研磨手段とが接触するタイミングを算出するこ
とができる。
【0018】例えば、送り方向後段側の角部に面取りを
施す場合、該角部近傍の面取りの開始位置と研磨手段と
が接触するタイミングを算出し、続いて、制御部によ
り、被面取り物の所定位置(例えば、所望の形状の面取
りライン上の位置)と研磨手段とが常に接触するように
研磨手段の幅方向への移動量の制御を行うことにより、
該角部に対し、所望の形状の面取りラインで面取りを施
すことができる。
【0019】また例えば、送り方向後段側の角部に所望
の形状の面取りラインで面取りを施した後、被面取り物
と研磨手段とが当接しない位置に研磨手段を避難させ、
続いて、送り方向前段側の角部近傍の面取りの開始位置
と研磨手段とが接触するタイミングを算出し、制御部に
より、被面取り物の所定位置(例えば、所望の形状の面
取りライン上の位置)と研磨手段とが常に接触するよう
に研磨手段の幅方向への移動量の制御を行うことによ
り、送り方向前段側の角部に対しても、所望の形状の面
取りラインで面取りを施すことができる。つまり、各角
部の空スペースの形状にあわせて面取りを行うことがで
きるので、角部の強度を効果的にあげることができ、加
えて、被面取り物を回転する回転手段などを設けること
なく、送り方向前段側および後段側の角部の面取りを行
うことができるので、該面取り装置の設置スペースを小
さくすることができる。
【0020】すなわち、被面取り物の各角部に対し、そ
れぞれ所望の大きさ・形状で面取りを行うことができる
とともに、大きな設置スペースを必要としない面取り装
置を提供することができる。
【0021】本発明の請求項2記載の面取り装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1記載の構成におい
て、上記研磨手段として、被面取り物の上面に平行で、
かつ、上記送り方向と直交する方向に設けられた2つの
研磨手段を有し、上記2つの研磨手段の移動量が上記制
御部により互いに独立に制御されていることを特徴とし
ている。
【0022】上記の構成によれば、被面取り物の送り方
向と直交する方向にある2つの角部(送り方向前段側の
2つの角部または送り方向後段側の2つの角部)に対し
同時進行で、かつ、必要に応じて、それぞれ異なる形状
の面取りラインで面取りを施すことが可能な面取り装置
を提供することができる。
【0023】本発明の請求項3記載の面取り装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1または2記載の構
成において、上記被面取り物を送り方向に搬送する搬送
手段を有し、さらに、上記研磨手段をはさんで送り方向
前段側および後段側に、被面取り物の端面部を支持する
押さえ部材が上記搬送手段を挟んでそれぞれ対をなすよ
うに設けられていることを特徴としている。
【0024】上記の構成によれば、研磨手段により被面
取り物の面取りが行われている際に、押さえ部材は被面
取り物の送り方向に平行な2つの端面部を支持している
ので、該被面取り物が面取り時の衝撃などにより幅方向
に位置ずれをおこすことを防止することができる。
【0025】また例えば、搬送手段として、コロコンベ
ア等を利用することにより被面取り物に負担のかからな
い搬送を行うことができる面取り装置を提供することが
できる。
【0026】本発明の請求項4記載の面取り装置は、上
記の課題を解決するために、請求項3記載の構成におい
て、研磨手段をはさんで送り方向前段側に設けられた押
さえ部材の、被面取り物の基準幅寸法に対する押さえ量
を測定する押さえ量測定手段をさらに備え、上記制御部
により、押さえ量測定手段の測定結果に応じた研磨手段
の移動量の制御が行われることを特徴としている。
【0027】上記の構成によれば、被面取り物の端面部
にソゲ等が発生している際に、上記押さえ量測定手段に
よりソゲの大きさを、押さえ部材の被面取り物の基準幅
寸法に対する押さえ量として測定することができる。そ
して、この測定結果を加味して制御部による研磨手段の
移動量の制御が行われることにより、被面取り物の端面
部にソゲが発生している場合でも精度の高い面取りを行
うことのできる面取り装置を提供することができる。
【0028】本発明の請求項5記載の面取り装置は、上
記の課題を解決するために、請求項1ないし4のいずれ
か一項に記載の構成において、上記研磨手段により、被
面取り物の送り方向に平行な端面部の研磨が行われるこ
とを特徴としている。
【0029】上記の構成によれば、被面取り物の送り方
向に平行な端面部に生じたソゲ等の研磨を行うことがで
きる面取り装置を提供することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
ないし図13に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、これによって、本発明が限定されるものではな
い。本発明に係る面取り装置は、例えば、平板状の被面
取り物としてのガラス基板や液晶表示パネル等の角部お
よび/または端面部に面取りを施すためのものである
が、本実施の形態では、特に液晶表示パネルに面取りを
施す場合について説明を行う。
【0031】本発明の実施の形態に係る面取り装置は、
図1および図2に示すように、液晶表示パネル(被面取
り物)19の送り方向(すなわち、パネル進行方向を指
す。以下、送り方向と称する)前段に搬出ロボット17
を備えたローダ20が、送り方向後段に搬入ロボット1
8を備えたアンローダ21が、軸支された搬送コロ11
a…よりなるコロコンベア(搬送手段)11およびブラ
シ洗浄機16を挟むように設けられている。
【0032】さらに、ローダ20とブラシ洗浄機16と
の間に配されたコロコンベア11上方には、送り方向前
段側から順に、一対に配されたパネル送り装置12・1
2、砥石(研磨手段)14aをそれぞれ備えた一対の研
磨器14・14、一対に配されたパネル引き抜き装置1
5・15が設けられている。
【0033】ローダ20の上面は、液晶表示パネル19
…を収納したカセット10をセットすることが可能な構
成となっている。また、搬出ロボット17はコロコンベ
ア11内に配置され、さらに、搬送コロ11a…外周の
最上面と略等しい高さに、液晶表示パネル19を搭載す
る水平面を有しており、該水平面を送り方向の前後方向
に移動させることでカセット10内の液晶表示パネル1
9…を順次コロコンベア11に受け渡す。
【0034】上記搬送コロ11aは二段の段差を有し、
該搬送コロ11aの周面上に液晶表示パネル19を積載
して搬送するものである。幅方向に配される搬送コロ1
1a…の数は特に限定されるものではなく、搬送される
液晶表示パネル19の幅寸法等に応じて決めることがで
きる。尚、本実施の形態の面取り装置では、搬出ロボッ
ト17が配される領域およびブラシ洗浄機16よりも送
り方向後段側の領域においては、左右対称に2個ずつ計
4個の搬送コロ11a…が配され、研磨器14・14が
配される領域においては、左右対称に1個ずつ計2個の
搬送コロ11a・11aが配され、また、残りの領域に
おいては、各軸に左右対称に3個ずつ計6個の搬送コロ
11a…が配された構成となっている。
【0035】搬送コロ11a…の幅方向の配置位置は特
に限定されるものではないが、研磨器14・14が配さ
れる領域においては、該研磨器14・14と搬送コロ1
1a…とが当接しないように配置する必要がある。
【0036】また、搬送コロ11a…の形状も特に限定
されるものではなく、少なくとも研磨器14・14が配
される領域において、液晶表示パネル19の面取りが施
される領域に当接するものでなければよい。
【0037】さらにまた、液晶表示パネル19の搬送手
段は、特にコロコンベア11に限るものではなく、場合
によっては従来公知のものを使用することもできる。例
えば、ベルトコンベアや、送り方向に移動可能であり、
液晶表示パネル19の一面を真空吸着して固定・搬送す
る固定台等であってもよい。この場合でも、例えば、液
晶表示パネル19の送り方向前段側の角部と後段側の角
部とを面取りするために該固定台を回転させる必要がな
いので、面取り装置を小型化することができる。尚、液
晶表示パネル19に負担のかからない搬送が行えるとい
う点では、コロコンベアやベルトコンベア等、液晶パネ
ル19下面に当接して搬送するものがより好ましい。
【0038】一対に配されたパネル送り装置12・12
はそれぞれ、面取り装置に対して上下方向に延びる図示
しない軸により軸支された円柱状の4つのパネル送りコ
ロ(押さえ部材)12a…を有している。パネル送り装
置12・12は、その一方が面取り装置の幅方向(面取
り装置において上記送り方向と直交する方向)に移動可
能に設置されており、残りの他方が固定されて設置され
ている。そして、コロコンベア11により液晶表示パネ
ル19が位置決め部まで搬送されると、液晶表示パネル
19の基準幅寸法〔すなわち、ソゲ19c(図3参照)
を除いた液晶表示パネル19の幅寸法〕に応じて、常に
一方向に液晶表示パネル19の幅寄せを行う。続いて、
パネル送りコロ12a…の側面(周面)により液晶表示
パネル19の側面部(端面部)を挟みつけるように支持
して、該液晶表示パネル19を研磨器14・14に搬送
する。パネル送りコロ12a…は、液晶表示パネル19
の下面を支持する搬送コロ11a…の回転にあわせて、
該液晶表示パネル19を送り方向に送るように一定速度
で回転しており、液晶表示パネル19を滑らせないで送
ることができる。
【0039】また、図3および図4に示すように、幅方
向に移動可能なパネル送り装置12には、パネル送りコ
ロ12aごとに設けられ、該パネル送りコロ12aの側
面に当接し、さらに、幅方向に伸縮可能なバネ12bお
よび、該バネ12bのバネ圧を測定するバネ圧センサ1
2cが設けられている。そして、バネ12bとバネ圧セ
ンサ12cとで押さえ量測定手段を構成している。押さ
え量測定手段は、例えば、図3に示すように液晶表示パ
ネル19の側面部にソゲ19cが存在する場合に、該ソ
ゲ19cの大きさを測定するものである。尚、押さえ量
測定手段の詳細については、液晶表示パネル19の端面
部の面取り動作の説明時に改めて説明を行う。
【0040】パネル送り装置12の幅方向への移動は図
示しないモータによりモータ制御されており、例えば、
面取りが施される液晶表示パネル19の基準幅寸法を登
録することで多種の対応が行えるようになっている。ま
た、後述するパネル先頭検知センサ(距離測定手段)1
3がオフされると、パネル送り装置12が幅方向外側に
移動するように設定されている。
【0041】尚、パネル送り装置12・12に設けられ
るパネル送りコロ12a…の数は特に上記のものに限定
されるものではなく、液晶表示パネル19の送り方向の
寸法や、隣り合うパネル送りコロ12aの配置間隔等に
応じて決めることができる。
【0042】研磨器14・14は、面取り装置に対して
上下方向に延びる図示しない軸により軸支された円柱状
の砥石14a・14aを有し、それぞれが独立に幅方向
に移動可能に設置されている。該研磨器14・14の幅
方向への移動量は、後述する制御部(図4参照)41に
より制御されている。また、円柱状の砥石14a・14
aそれぞれの高さは、液晶表示パネル19の厚さと同等
か、それよりも大きくなっている。
【0043】砥石14a・14aはそれぞれ、幅方向同
一側に配されたパネル送りコロ12a…と逆方向に回転
することで、該砥石14a・14aの側面(周面)に接
する液晶表示パネル19の角部(送り方向後段側の2つ
の角部)に面取りを施す。続いて、砥石14a・14a
間の間隔を所定の値に保って、液晶表示パネル19の送
り方向に平行な2つの側面部に面取りを施し、さらに、
液晶表示パネル19の送り方向前段側の2つの角部に面
取りを施す。また、場合によっては、上記4つの角部お
よび2つの側面部の一部のみに面取りを施すこともでき
る。
【0044】面取りの開始に先立ち、幅方向に移動可能
に設置されたパネル送り装置12と同側に配置された研
磨器14は、該パネル送り装置12と同様に液晶表示パ
ネル19の基準幅寸法に応じて幅方向に移動される。ま
た、固定されたパネル送り装置12と同側に配置された
研磨器14は、該パネル送り装置12と所定の位置関係
になるように幅方向に移動される。したがって、面取り
の開始時には、パネル送り装置12・12と研磨器14
・14とは、面取りが施される液晶表示パネル19の基
準幅寸法に応じた所定位置にそれぞれが移動した状態と
なっている。尚、図3に示すように液晶表示パネル19
の側面部にソゲ19cが存在する場合には、バネ圧セン
サ(圧力センサ)12cによる液晶表示パネル19外寸
の測長結果に応じて、研磨器14・14の位置補正を行
うことが必要である。
【0045】液晶表示パネル19の角部の面取り時に
は、研磨器14・14は、それぞれ後述する制御部(図
4参照)41により制御される図示しないモータにより
幅方向に独立に移動される。この結果、砥石14a・1
4aは、それぞれ幅方向に独立に移動される。研磨器1
4・14の移動のタイミング制御は、パネル送り装置1
2・12の送り方向後段の幅方向中央部に設けられたパ
ネル先頭検知センサ13により、液晶表示パネル19の
先頭部分を検知することにより行われる。パネル先頭検
知センサ13は、砥石14a・14aに対し所定の距離
で設けられているので、液晶表示パネル19と砥石14
a・14aとの間隔が所定の距離となったことを認識す
る距離測定手段として機能する。
【0046】ここで、液晶表示パネル19は一定速度で
搬送されているので、砥石14a・14aとパネル先頭
検知センサ13との送り方向の距離より砥石14a・1
4aと液晶表示パネル19の先頭部分とが接触するタイ
ミングを算出することができ、この算出結果に応じて研
磨器14・14の幅方向の移動量を管理する。
【0047】尚、設置される研磨器14の数、研磨器1
4に設けられる砥石14aの数・形状、および、それら
の配置等は特に上記のものに限定されるものではない。
また、研磨器14に設けられる砥石14aの設置角度も
特に上記のものに限定されるものではない。例えば、薄
い円盤状の研磨面を持つ砥石を、その研磨面が液晶表示
パネル19の辺に当接するような角度で設け、該液晶表
示パネル19の各辺を面取りすることも可能である。
【0048】さらに、距離測定手段は、特にパネル先頭
検知センサ13のような液晶表示パネル19の先頭位置
を検知するものである必要はなく、液晶表示パネル19
上の少なくとも一つの基準位置を検知できるものであれ
ばよい。また、距離測定手段の設置位置も、研磨器14
・14に対し送り方向前段側であれば特に限定されるも
のではない。
【0049】一対に配されたパネル引き抜き装置15・
15はそれぞれ、面取り装置に対して上下方向に延びる
図示しない軸により軸支された円柱状の4つのパネル引
き抜きコロ(押さえ部材)15a…を有している。パネ
ル引き抜き装置15・15は、その一方が幅方向に移動
可能に設置されており、残りの他方が固定されて設置さ
れている。そして、パネル引き抜きコロ15a…の側面
(周面)により液晶表示パネル19を側方から挟みつけ
るように支持して、該液晶表示パネル19を研磨器14
・14から引き抜く。パネル引き抜きコロ15a…は、
液晶表示パネル19の下面を支持する搬送コロ11a…
の回転にあわせて、該液晶表示パネル19を送り方向に
送るように一定速度(パネル送りコロ12a…の回転速
度と同一速度)で回転しており、液晶表示パネル19を
滑らせないで送ることができる。
【0050】尚、パネル引き抜き装置15の幅方向への
移動は図示しないモータによりモータ制御されており、
例えば、面取りが施される液晶表示パネル19の基準幅
寸法を登録することで多種の対応が行えるようになって
いる。また、設けられるパネル引き抜きコロ15a…の
数は特に上記のものに限定されるものではなく、液晶表
示パネル19の送り方向の寸法や、隣り合うパネル引き
抜きコロ15aの配置間隔等に応じて決めることができ
る。
【0051】ブラシ洗浄機16は、送り方向に対して上
下方に配された回転ブラシ16a…を有し、パネル引き
抜き装置15・15により搬送されてきた液晶表示パネ
ル19に洗浄液を噴霧するとともに回転ブラシ16a…
を回転させて、液晶表示パネル19に付着したガラス粉
末・埃等の洗浄を行う。
【0052】洗浄後、液晶表示パネル19は、コロコン
ベア11によりブラシ洗浄機16より搬出される。そし
て、コロコンベア11を挟んで上下方に一対に設けられ
たエアーナイフ31・31により、液晶表示パネル19
の乾燥が行われたのち、該液晶表示パネル19はアンロ
ーダ21へと搬送される。
【0053】アンローダ21の上面は、面取りおよび洗
浄・乾燥が施された液晶表示パネル19…を収納するカ
セット10をセットすることが可能な構成となってい
る。また、搬入ロボット18はコロコンベア11内に配
置され、さらに、搬送コロ11a…外周の最上面と略等
しい高さに液晶表示パネル19を搭載する水平面を有し
ており、該水平面を送り方向に前後に移動させることで
カセット10内に液晶表示パネル19…を収納する。
【0054】すなわち、本実施の形態の面取り装置の動
作は、図5のフローチャートに示すようになっている。
始めに、面取り装置が始動される(S1)と、カセット
10より液晶表示パネル19の搬出が行われ(S2)、
搬出された液晶表示パネル19はコロコンベア11によ
り送り方向に搬送される(S3)。続いて、パネル送り
装置12・12により液晶表示パネル19の幅寄せが行
われ(S4)、さらに、バネ圧センサ(圧力センサ)1
2cによる液晶表示パネル19外寸の測長が行われる
(S5)。
【0055】(S5)における測定結果に基づいて、砥
石14a・14aそれぞれの幅方向の位置補正が行われ
(S6)、続いて、パネル先頭検知センサ13により液
晶表示パネル19の先頭部分が検知される(S7)。
【0056】液晶表示パネル19が砥石14a・14a
に接触する前に、(S6)における砥石14a・14a
それぞれの位置補正に加えて、液晶表示パネル19の基
準幅寸法に応じた砥石14a・14aそれぞれの幅方向
への移動がおこなわれる(S8)。
【0057】そして、(S7)における検知結果に基づ
いて砥石14a・14aを幅方向に独立に移動させ、液
晶表示パネル19の送り方向後段側の2つの角部それぞ
れに対して所望の形状の面取りを行う(S9)。次に、
砥石14a・14aの移動を停止し、該砥石14a・1
4a間の距離を一定に保ったままで、液晶表示パネル1
9の側面部(分断面)の面取りを行う(S10)。続い
て、(S7)における検知結果に基づいて砥石14a・
14aを幅方向に独立に移動させ、液晶表示パネル19
の送り方向前段側の2つの角部それぞれに対して所望の
形状の面取りを行う(S11)。続いて、パネル先頭検
知センサ13がオフされ、パネル送り装置12が幅方向
外側に移動する(S12)。
【0058】液晶表示パネル19の角部および側面部の
面取りが完了すると、該液晶表示パネル19はブラシ洗
浄機16側へ搬送される(S13)。液晶表示パネル1
9は、ブラシ洗浄機16において洗浄され(S14)た
後に、エアーナイフ31・31により乾燥され(S1
5)、続いて、コロコンベア11により送り方向に搬送
される(S16)。最後に液晶表示パネル19は、カセ
ット10へ搬入され(S17)、該面取り装置の動作が
終了する(S18)。
【0059】尚、上記各段階のうち、バネ圧センサ12
cの測定結果に基づく砥石14a・14aそれぞれの位
置補正(S6)と、液晶表示パネル19の基準幅寸法に
応じた砥石14a・14aそれぞれの幅方向への移動
(S8)とは同時に行うことも可能であり、また、(S
6)に先立って(S8)を行うことも可能である。
【0060】次に、液晶表示パネル19に対する面取り
動作の詳細について説明する。図6に示すように、パネ
ル送りコロ12a…およびパネル引き抜きコロ15a…
は、液晶表示パネル19が砥石14a・14aに接触し
ている際には、該液晶表示パネル19の両側面部が常に
パネル送りコロ12a…および/またはパネル引き抜き
コロ15a…のうちの2組以上のコロにより保持される
ように配置されている。このような配置により、面取り
時の衝撃によって該液晶表示パネル19の位置ずれが起
こることを防止し、面取りの精度を向上させることがで
きる。
【0061】また、搬送コロ11a…、パネル送りコロ
12a…およびパネル引き抜きコロ15a…はそれぞ
れ、液晶表示パネル19を送り方向に一定速度で搬送す
ることができるように回転している。搬送コロ11a
…、パネル送りコロ12a…およびパネル引き抜きコロ
15a…の回転速度は特に限定されるものではなく、必
要とされる装置タクト、面取りの精度等に応じて決める
ことができる。
【0062】本実施の形態にかかる面取り装置は、砥石
14a・14aの幅方向への移動速度(移動量)を制御
部(図4参照)41を通じて制御することで様々な形状
に面取り加工を行うことができる。まず、液晶表示パネ
ル19の送り方向後段側の一つの角部の面取り作業につ
いて説明を行う。尚、面取り装置内の座標を、送り方向
をX軸、幅方向をY軸と設定し、以下の説明を行う。
【0063】例えば、R面取り(円周状の面取りライン
となる面取り)を行う場合、図7に示すように、面取り
の半径をR1、砥石14aの半径をr1、R面取りの中
心P1を相対位置の原点、砥石14aの中心Oの座標を
(x,y)とし、さらに、液晶表示パネル19の搬送速
度をv(x座標)、砥石14aの移動速度をu(y座
標)とした場合、液晶表示パネル19と砥石14aとが
接触してからt秒後の位置関係は、 (v・t)2 +(u・t)2 =(R1+r1)2 ・・・・・・(1) ただし、0≦t≦R1/v、 の式で表すことができる。いま、面取り動作時の液晶表
示パネル19の搬送速度vは一定となっているので、上
記の式(1)の関係が成り立つように砥石14aの移動
速度uを制御しながら面取りを行うと、所望の半径のR
面取りを行うことができる。
【0064】また、面取り動作時の液晶表示パネル19
の搬送速度vが一定であるという条件で、 (v・t)2 /a2 +(u・t)2 /b2 =1 ・・・・・・(2) ただし、0≦t≦a/vで、かつa、bは定数、 で表される関係式が成り立つように、面取り動作時の砥
石14aの移動速度uを制御しながら面取りを行った場
合、2つの軸の長さがそれぞれaおよびbの楕円形状の
面取りラインで面取りを行うことができる。a>bの時
は、図8に示すように、点P2を中心とする長軸の長さ
がaで、短軸の長さがbの楕円形状の面取りラインで面
取りを行うことができ、一方、a<bの時は、図9に示
すように、点P3を中心とする短軸の長さがaで、長軸
の長さがbの楕円形状の面取りラインで面取りを行うこ
とができる。
【0065】一方、送り方向後段側の角部に直線状の面
取りラインで面取りを行う場合には、例えば図10ない
し図12に示すように、面取りラインが砥石14aの外
径上の一点Aにおける接線となるべく該砥石14aを移
動させる必要があるので、液晶表示パネル19のエッジ
に点Aが接触するまでは砥石14aを移動させない(す
なわち、砥石14aの移動速度u=0)。そして接触後
は、例えば液晶表示パネル19の搬送速度vとuとが等
しくなるように制御することにより、図10に示すよう
なC面取り(液晶表示パネル19に対して45°の角度
をなす直線状の面取りラインでの面取り)を角部に施す
ことが出来る。
【0066】上記C面取りを含む、直線状の面取りライ
ンで面取りを行う場合には、砥石14aの移動開始のタ
イミング(すなわち、砥石14aと液晶表示パネル19
とが接触してから砥石14aの外径上の一点Aと液晶表
示パネル19のエッジとが接触するまでの時間)T1
は、砥石14aの半径をr1とし、さらに、砥石14a
の移動方向(幅方向)に延びる直線と、砥石14aの中
心Oと点Aとを通る直線とのなす鋭角の角度をθとする
と、 T1=〔r1・(1−sinθ)〕/v ・・・・・・(3) ただし、0°<θ<90°、 となり、例えばC面取りの際には、上記の式(3)にお
いてθ=45°となる。
【0067】また、一般に、あるθを設定したとき、砥
石14aの移動速度uを、 tanθ=u/v ・・・・・・(4) ただし、0°<θ<90°、 で表される関係式を満たすよう定めることにより、例え
ばv>u〔すなわち、式(4)において、0°<θ<4
5°〕のときは、図11に示すようなC面取り以外の直
線状の面取り(すなわち、液晶表示パネル19に対して
45°以外の角度をなす直線状の面取りラインでの面取
り)を角部に施すことができる。また、例えばv<u
(すなわち、45°<θ<90°)のときは、図12に
示すようなC面取り以外の直線状の面取りを角部に施す
ことができる。
【0068】面取り量の大きさの管理は、例えば、送り
方向後段側の角部を面取りする際の砥石14aと液晶表
示パネル19との接触位置、および、送り方向前段側の
角部を面取りする際の砥石14aの液晶表示パネル19
への入り込み位置を調整することで行うことができる。
【0069】また、液晶表示パネル19の送り方向後段
側に位置する他の角部の面取りについては、Y軸の座標
を反転することで、同様に加工することができる。
【0070】さらに、液晶表示パネル19の送り方向前
段側に位置する角部の面取りについては、R面取り、楕
円形状面取りの場合は、液晶表示パネル19の外形寸法
に対し面取り開始位置を設定することにより、砥石14
aの移動のタイミングが算出でき、また、面取り動作時
の砥石14aの移動速度uについては、液晶表示パネル
19の送り方向後段側に位置する角部の面取りと同じ条
件を当てはめることができる。
【0071】また、送り方向前段側に位置する角部に面
取りを施す場合は、砥石14a・14aはそれぞれ、液
晶表示パネル19の分断面側から該液晶表示パネル19
へと入り込むように幅方向に移動される。送り方向前段
側に位置する角部にC面取り等、直線状の面取りライン
で面取りを施す場合には、例えば図13に示すように、
面取りラインと液晶表示パネル19との交点Dにおい
て、砥石14aの外径上の一点Bが一致するように砥石
14aの移動開始のタイミングを計算する必要がある。
【0072】液晶表示パネル19の送り側後段の側面部
と砥石14aとが接触してから砥石14aの中心Oと交
点Dとのx座標が等しくなるまでの時間は、液晶表示パ
ネル19の外寸と搬送速度vとにより算出でき、この時
間をT2とする。いま、砥石14aの移動方向(幅方
向)にのびる直線と、砥石14aの中心Oと交点Dとを
通る直線とのなす角度をφとすると、砥石14aの移動
開始のタイミング(すなわち、送り側後段の側面部と砥
石14aとが接触してから送り側前段の角部の面取りを
行うために砥石14aの幅方向への移動を開始するまで
の時間)T3は、 T3=T2+〔(r1/sinφ)・(1−cosφ)〕/v ・・・(5) ただし、0°<φ<90°、 となり、また、このときの砥石14aの移動速度は、上
記の式(4)において、θのかわりにφを代入した値と
すればよい。このようにすることで、液晶表示パネル1
9に対して所望の角度をなす直線状の面取りラインで送
り方向前段側の角部の面取りを行うことができる。
【0073】尚、上記説明の角部の面取り動作において
は、形成される面取りラインが円周状、楕円周状などの
曲線状のもの、または、直線状のものについて説明した
が、特にこれらの形状に限定されるものではない。また
例えば、必要に応じて、曲線状の面取りラインと直線状
の面取りラインとが連続するような面取りを角部に施す
こともできる。
【0074】また、上記説明から明らかなように、液晶
表示パネル19の4つの角部に対して同一形状の面取り
を行うことが可能であるとともに、少なくとも一つの角
部に対して異なる形状の面取りを行うことも可能であ
る。したがって、各角部の空スペースの形状にあわせて
面取りを行うことができるので、角部の強度を効果的に
あげることができる。
【0075】液晶表示パネル19の分断面(液晶表示パ
ネル19の側面部、すなわち端面部に相当)の研磨は、
液晶表示パネル19の送り方向後段の角部の面取りが行
われた後、砥石14aが液晶表示パネル19から離れる
ことなく続けて行われる。
【0076】図3に示すように、液晶表示パネル19の
側面部には、例えば、ガラスカッター等によるスクライ
ブ分断の際にTFT側基板19aとカラーフィルタ側基
板19bとの貼り合わせ部分に発生するソゲ19cが残
っており、液晶表示パネル19の分断面の研磨は主にソ
ゲ19cを研磨して除去するために行われる。したがっ
て、ガラス基板を所定の大きさに切断し、端面部の研磨
が行われた後に組み立てられた液晶表示パネルに関して
は、4つの角部の研磨のみを行えばよい。
【0077】上記説明のように、液晶表示パネル19
は、パネル送り装置12・12により常に一方向に幅寄
せが行われる。この幅寄せは、液晶表示パネル19の基
準寸法ライン(すなわち、ソゲ19cがないと仮定した
ときの端面位置)に接触するようにパネル送りコロ12
a…の位置をあわせることにより行われ、ソゲ19cの
大きさは考慮されていない。したがって、液晶表示パネ
ル19の側面部に残ったソゲ19c等により、幅方向に
移動可能なパネル送り装置12のパネル送りコロ12a
…は外側に押されることとなる。すると、該パネル送り
コロ12a…の側面に当接して幅方向に取り付けられて
いるバネ12b…が縮み、バネ圧センサ12cによりバ
ネ圧が測定できる。バネ圧センサ12cには、複数のバ
ネ12b…よりパネル送りコロ12a…の押され量の情
報が入力されるが、該押され量に基づき制御部41へ出
力されるバネ圧の出力は、複数の押され量の平均値に基
づくもの、または、特定の一つの押され量に基づくもの
のいずれであっても良い。
【0078】尚、バネ12bとバネ圧センサ12cとで
構成される押さえ量測定手段は、パネル送りコロ12a
…の外側への押され量を直接的または間接的に測定でき
るものであればよく、その構成や設置位置などは特に限
定されるものではない。例えば、バネ12bを、パネル
送りコロ12a…を軸支する軸に当接して幅方向に取り
付けるようにしてもよい。これは、パネル送りコロ12
a…が外側に押されることに応じて、該軸も外側に移動
されることを利用したものである。
【0079】また、図4に示すように、バネ圧センサ1
2cおよび一対の研磨器14・14は、共通の制御部4
1に接続されており、バネ圧センサ12cにより測定さ
れたバネ圧に応じて、研磨器14・14の幅方向への移
動量を補正することができるようになっている。制御部
41は、バネ定数とバネ圧の関係から、幅方向に移動可
能なパネル送り装置12のパネル送りコロ12a…が外
側にどの程度押されたかを算出する。該パネル送りコロ
12a…は、これと対向するパネル送りコロ12a…
(すなわち、固定されたパネル送り装置12に設けられ
ているパネル送りコロ12a…)に接触する図示しない
ソゲと、ソゲ19cとの両方の大きさ分移動しているの
で、算出された数値の半分が砥石14a・14aそれぞ
れの補正量になる。この数値をフィードバックして砥石
14a・14aの移動位置を補正し、ソゲ19cを含
む、送り方向に平行な分断面上のソゲを研磨して取り除
く。
【0080】また、液晶表示パネル19の片側の端面部
のみにソゲ19cが発生している場合には、ソゲ19c
が発生した端面部のみ研磨を行うようにすることもでき
る。具体的には、制御部41が算出したパネル送りコロ
12a…の押され量に基づき該端面部を研磨する側の砥
石14aの移動位置を補正することで、該分断面上のソ
ゲ19cの削り取りを行えば良い。
【0081】すなわち、本実施の形態の面取り装置によ
れば、生産中のハンドリング、運搬中の振動、モジュー
ルに組み付ける時のベゼルとの接触等の原因による、液
晶表示パネル19の角部および端面部の欠け、割れを防
ぐことができ、品質の信頼性の向上、および、生産歩留
りの向上を実現することができる。
【0082】尚、本実施の形態の面取り装置は、液晶表
示パネル19を研磨器14・14に対して搬送すること
で、該液晶表示パネル19の角部および/または端面部
の研磨を行うものであるが、場合によっては、研磨器
を、支持・固定された液晶表示パネルに対して動かすよ
うにすることも可能である。この場合、液晶表示パネル
の送り方向とは、研磨器に対する液晶表示パネルの相対
運動の方向を指すものとする。また、研磨器を液晶表示
パネルに対して動かし、かつ、液晶表示パネルを研磨器
に対して搬送する場合も、液晶表示パネルの送り方向と
は、研磨器に対する液晶表示パネルの相対運動の方向を
指すものとする。このように、研磨器を液晶表示パネル
に対して動かす場合には、研磨器の位置および/または
液晶表示パネルの位置を検知するセンサを設けて、その
検知結果により研磨器と液晶表示パネルの距離を算出す
ればよい。
【0083】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の面取り装置は、
以上のように、研磨手段と被面取り物とを、被面取り物
の送り方向に相対運動させることにより、被面取り物の
角部の面取りを行う被面取り物の面取り装置において、
上記研磨手段が、被面取り物の上面に平行で、かつ、上
記送り方向と直交する方向に移動可能に設けられてお
り、さらに、上記被面取り物と研磨手段との距離を測定
する距離測定手段と、上記距離測定手段の測定結果およ
び研磨手段と被面取り物との相対運動の速度に応じて研
磨手段の移動量の制御を行う制御部とを有する構成であ
る。
【0084】上記の構成によれば、距離測定手段による
被面取り物と研磨手段との距離の測定結果と研磨手段と
被面取り物との相対運動の速度とから、被面取り物の所
定位置と研磨手段とが接触するタイミングを算出するこ
とができる。
【0085】例えば、送り方向後段側の角部に面取りを
施す場合、該角部近傍の面取りの開始位置と研磨手段と
が接触するタイミングを算出し、続いて、制御部によ
り、被面取り物の所定位置(例えば、所望の形状の面取
りライン上の位置)と研磨手段とが常に接触するように
研磨手段の幅方向への移動量の制御を行うことにより、
該角部に対し、所望の形状の面取りラインで面取りを施
すことができる。
【0086】また例えば、送り方向後段側の角部に所望
の形状の面取りラインで面取りを施した後、被面取り物
と研磨手段とが当接しない位置に研磨手段を避難させ、
続いて、送り方向前段側の角部近傍の面取りの開始位置
と研磨手段とが接触するタイミングを算出し、制御部に
より、被面取り物の所定位置(例えば、所望の形状の面
取りライン上の位置)と研磨手段とが常に接触するよう
に研磨手段の幅方向への移動量の制御を行うことによ
り、送り方向前段側の角部に対しても、所望の形状の面
取りラインで面取りを施すことができる。つまり、各角
部の空スペースの形状にあわせて面取りを行うことがで
きるので、角部の強度を効果的にあげることができ、加
えて、被面取り物を回転する回転手段などを設けること
なく、送り方向前段側および後段側の角部の面取りを行
うことができるので、該面取り装置の設置スペースを小
さくすることができる。
【0087】すなわち、被面取り物の各角部に対し、そ
れぞれ所望の大きさ・形状で面取りを行うことができる
とともに、大きな設置スペースを必要としない面取り装
置を提供することができるという効果を奏する。
【0088】本発明の請求項2記載の面取り装置は、以
上のように、請求項1記載の構成において、上記研磨手
段として、被面取り物の上面に平行で、かつ、上記送り
方向と直交する方向に設けられた2つの研磨手段を有
し、上記2つの研磨手段の移動量が上記制御部により互
いに独立に制御されている構成である。
【0089】上記の構成によれば、被面取り物の送り方
向と直交する方向にある2つの角部(送り方向前段側の
2つの角部または送り方向後段側の2つの角部)に対し
同時進行で、かつ、必要に応じて、それぞれ異なる形状
の面取りラインで面取りを施すことが可能な面取り装置
を提供することができるという効果を、請求項1に記載
の構成による効果に加えて奏する。
【0090】本発明の請求項3記載の面取り装置は、以
上のように、請求項1または2記載の構成において、上
記被面取り物を送り方向に搬送する搬送手段を有し、さ
らに、上記研磨手段をはさんで送り方向前段側および後
段側に、被面取り物の端面部を支持する押さえ部材が上
記搬送手段を挟んでそれぞれ対をなすように設けられて
いる構成である。
【0091】上記の構成によれば、研磨手段により被面
取り物の面取りが行われている際に、押さえ部材は被面
取り物の送り方向に平行な2つの端面部を支持している
ので、該被面取り物が面取り時の衝撃などにより幅方向
に位置ずれをおこすことを防止することができる。
【0092】また例えば、搬送手段として、コロコンベ
ア等を利用することにより被面取り物に負担のかからな
い搬送を行うことができる面取り装置を提供することが
できるという効果を、請求項1または2記載の構成によ
る効果に加えて奏する。
【0093】本発明の請求項4記載の面取り装置は、以
上のように、請求項3記載の構成において、研磨手段を
はさんで送り方向前段側に設けられた押さえ部材の、被
面取り物の基準幅寸法に対する押さえ量を測定する押さ
え量測定手段をさらに備え、上記制御部により、押さえ
量測定手段の測定結果に応じた研磨手段の移動量の制御
が行われる構成である。
【0094】上記の構成によれば、被面取り物の端面部
にソゲ等が発生している際に、上記押さえ量測定手段に
よりソゲの大きさを、押さえ部材の被面取り物の基準幅
寸法に対する押さえ量として測定することができる。そ
して、この測定結果を加味して制御部による研磨手段の
移動量の制御が行われることにより、被面取り物の端面
部にソゲが発生している場合でも精度の高い面取りを行
うことのできる面取り装置を提供することができるとい
う効果を、請求項3記載の構成による効果に加えて奏す
る。
【0095】本発明の請求項5記載の面取り装置は、以
上のように、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の
構成において、上記研磨手段により、被面取り物の送り
方向に平行な端面部の研磨が行われる構成である。
【0096】上記の構成によれば、被面取り物の送り方
向に平行な端面部に生じたソゲ等の研磨を行うことがで
きる面取り装置を提供することができるという効果を、
請求項1ないし4のいずれか一項に記載の構成による効
果に加えて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる面取り装置の構成
を示す概略の平面図である。
【図2】図1に示す面取り装置の概略の側面図である。
【図3】図1に示す面取り装置に設けられたパネル送り
装置が液晶表示パネルを押圧して支持する場合におけ
る、該パネル送り装置と液晶表示パネル端面部との位置
関係を示す概略の正面図である。
【図4】図1に示す面取り装置に設けられたパネル送り
装置、研磨器、パネル引き抜き装置の配置関係と、パネ
ル送り装置、研磨器、パネル引き抜き装置と制御部との
制御関係を示す概略の平面図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる面取り装置の動作
フローチャートである。
【図6】図1に示す面取り装置に設けられたパネル送り
コロ、研磨器、および、パネル引き抜きコロの配置関係
を示す概略の平面図である。
【図7】液晶表示パネルの送り方向後段側の角部にR面
取り加工を施す場合における、砥石の相対移動軌跡を表
す概略の平面図である。
【図8】液晶表示パネルの送り方向後段側の角部に楕円
形状の面取りラインで面取り加工を施す場合における、
砥石の相対移動軌跡を表す概略の平面図である。
【図9】液晶表示パネルの送り方向後段側の角部に他の
楕円形状の面取りラインで面取り加工を施す場合におけ
る、砥石の相対移動軌跡を表す概略の平面図である。
【図10】液晶表示パネルの送り方向後段側の角部にC
面取り加工を施す場合における、砥石の相対移動軌跡を
表す概略の平面図である。
【図11】液晶表示パネルの送り方向後段側の角部に他
の傾きを持つ直線状の面取りラインで面取り加工を施す
場合における、砥石の相対移動軌跡を表す概略の平面図
である。
【図12】液晶表示パネルの送り方向後段側の角部にさ
らに他の傾きを持つ直線状の面取りラインで面取り加工
を施す場合における、砥石の相対移動軌跡を表す概略の
平面図である。
【図13】液晶表示パネルの送り方向前段側の角部に直
線状の面取りラインで面取り加工を施す場合における、
砥石の相対移動軌跡を表す概略の平面図である。
【図14】従来の液晶表示パネルの面取り装置の構成を
示す概略の斜視図である。
【図15】図14に示す面取り装置の動作フローチャー
トである。
【符号の説明】
11 コロコンベア(搬送手段) 12a パネル送りコロ(押さえ部材) 12b バネ(押さえ量測定手段) 12c バネ圧センサ(押さえ量測定手段) 13 パネル先頭検知センサ(距離測定手段) 14a 砥石(研磨手段) 15a パネル引き抜きコロ(押さえ部材) 19 液晶表示パネル(被面取り物) 41 制御部
フロントページの続き Fターム(参考) 2H090 HC18 JA11 JB02 JC01 JC02 JC13 JC19 3C034 AA01 BB83 BB85 BB91 CA04 CA13 CB02 3C049 AA03 AA13 AA16 AA18 AB03 AB08 BA07 CA01 CA06 CB01 CB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】研磨手段と被面取り物とを、被面取り物の
    送り方向に相対運動させることにより、被面取り物の角
    部の面取りを行う面取り装置において、 上記研磨手段が、被面取り物の上面に平行で、かつ、上
    記送り方向と直交する方向に移動可能に設けられてお
    り、 さらに、上記被面取り物と研磨手段との距離を測定する
    距離測定手段と、 上記距離測定手段の測定結果および研磨手段と被面取り
    物との相対運動の速度に応じて研磨手段の移動量の制御
    を行う制御部とを有することを特徴とする面取り装置。
  2. 【請求項2】上記研磨手段として、被面取り物の上面に
    平行で、かつ、上記送り方向と直交する方向に設けられ
    た2つの研磨手段を有し、 上記2つの研磨手段の移動量が上記制御部により互いに
    独立に制御されていることを特徴とする請求項1記載の
    面取り装置。
  3. 【請求項3】上記被面取り物を送り方向に搬送する搬送
    手段を有し、 さらに、上記研磨手段をはさんで送り方向前段側および
    後段側に、被面取り物の端面部を支持する押さえ部材が
    上記搬送手段を挟んでそれぞれ対をなすように設けられ
    ていることを特徴とする請求項1または2記載の面取り
    装置。
  4. 【請求項4】研磨手段をはさんで送り方向前段側に設け
    られた押さえ部材の、被面取り物の基準幅寸法に対する
    押さえ量を測定する押さえ量測定手段をさらに備え、 上記制御部により、押さえ量測定手段の測定結果に応じ
    た研磨手段の移動量の制御が行われることを特徴とする
    請求項3記載の面取り装置。
  5. 【請求項5】上記研磨手段により、被面取り物の送り方
    向に平行な端面部の研磨が行われることを特徴とする請
    求項1ないし4のいずれか一項に記載の面取り装置。
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