JP3011129B2 - ガラス基板の端面研磨機および端面研磨方法 - Google Patents

ガラス基板の端面研磨機および端面研磨方法

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JP3011129B2
JP3011129B2 JP9081237A JP8123797A JP3011129B2 JP 3011129 B2 JP3011129 B2 JP 3011129B2 JP 9081237 A JP9081237 A JP 9081237A JP 8123797 A JP8123797 A JP 8123797A JP 3011129 B2 JP3011129 B2 JP 3011129B2
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラー液晶
パネル等に用いられるガラス基板の端面を研磨する端面
研磨機および端面研磨方法に関し、特に多段に配置され
た凹型砥石およびカセット型ステージに載置された複数
のガラス基板の端面を一括して研磨処理する機構を用い
た端面研磨機とこれを用いた端面研磨方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】端面研磨機による研磨が必要な背景とし
て、第1に、カラー液晶パネル製造工程において、パタ
ーニングされたガラス基板に配向処理等を行う前にガラ
ス基板を分断する場合がある。分断後のガラス基板端面
は鋭利になっており、ガラス基板搬送時に用いられる搬
送ガイド等を傷つけ、発塵し、ガラス基板に載ると配向
不良等を発生させる場合がある。また、鋭利なガラス基
板端面より欠けが発生しても同様な不良が発生すること
が考えられる。第2に、ガラス基板外形で位置決めを行
う際、ガラス基板外形が高精度に整形されていないと位
置決め不良が発生する恐れがある。
【0003】ここで、従来のガラス基板の端面研磨機の
例を図5、図6を用いて説明する。この端面研磨機は、
図5に示すように、ガラス基板1を載置して2つのカッ
プ型砥石20間に搬送するステージ19と、端面研磨後
のテーパ面とカップ型砥石20底面の研磨面が平行にな
るように4個所に取り付けられたカップ型砥石20と、
カップ型砥石20をテーパ面と水平に回転させるための
回転機構15を備えている。
【0004】この端面研磨機の第1の欠点は、枚葉で研
磨処理が行われるため、研磨処理に時間を要し、大量の
ガラス基板を処理する場合には装置を複数台設置しなけ
ればならない場合がある、という点である。また、第2
の欠点は、ガラス基板のサイズが変わった場合、ガラス
基板1のサイズに合わせてステージ19を交換する必要
があり、ステージ交換および交換後の研磨量調整等の作
業によって装置の稼働率が低下する点である。また、第
3の欠点は、カップ型砥石の底面を使用して研磨を行う
ため、ガラス基板端面の研磨形状が図6に示すような台
形状(C面取り)の加工しか行うことができず、切断面
17の加工および円弧形状(R面取り)加工を行うこと
ができない点である。このため、研磨後の外形形成が行
えず、切断時のテーパ形状を補正することができない。
また、面取り量がガラス基板の厚さに対して多くなった
場合、研磨後、ガラス基板の端面形状が図6に示すよう
に鋭利になり、ガラス基板端部が割れやすくなり、割れ
が発生した場合、装置の稼動に悪影響を及ぼす場合があ
る。
【0005】次に、従来のガラス基板の切断面取り機の
例として、特開昭62−100440号公報に開示され
た装置を図7、図8を参照して説明する。この装置は、
図7に示すように、ガラス基板1を載置し凸型砥石14
上に搬送する支持台12と、支持台12の上下に配置し
た切断線となる切り込み加工および面取り加工を行うV
字状の凸部を有した凸型砥石14と、凸型砥石14を垂
直に回転させるための回転機構15、上下の凸型砥石1
4を切断線13と同一垂直面上に位置決めを行い凸型砥
石14をガラス基板1に接触させるための調節機構16
を備えており、研磨後に切断線13に曲げ応力を加え、
切断を行う。通常、曲げ応力は人手により加えられる。
【0006】ガラス基板1の切断研磨は、ガラス基板1
の切断線13に合わせて位置調整を行った凸型砥石14
間へガラス基板1を載置した支持台12を切断線13上
に凸型砥石14が接触するように移動させ、ガラス基板
1にV溝を対向形成し、V溝に曲げ応力を加えて分断す
る。分断されたガラス基板1は、V溝の中心部から切断
され、V溝のテーパ部分が面取り形状となる。この装置
を利用した場合、面取り部となるV溝と切断線13が一
括処理されるため、わずかながら切断研磨処理時間を短
縮することができると考えられる。
【0007】しかしながら、以下のような欠点も考えら
れる。この装置の第1の欠点は、枚葉処理を行うため、
切断研磨処理に長時間を要し、大量に処理する場合、装
置を複数台設置しなければならないということである。
また、第2の欠点として、研磨処理によるV溝を切断線
13として分割するため、切断のためのクラックの進行
が少なく、切断時の曲げ応力のバラツキが発生した場
合、切断不良となり、装置の稼動および製品の品質に悪
影響を及ぼす場合があるという点である。第3の欠点と
して、研磨処理を行った後に切断を行うため、図8に示
す切断面17の研磨が行われない。このため、図8に示
すように、切断時に発生する微小クラック18によりガ
ラス剥がれが発生し、ガラス基板搬送時のトラブルの原
因となる場合がある。また、上下の凸型砥石14の位置
がずれた場合、切断面17が図8に示すようにテーパ状
になるが、切断面17の研磨処理も行われないため、ガ
ラス基板1端面形状を補正することができず、製品の品
質に悪影響を及ぼす場合がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の端面研磨機
に関する第1の課題は、研磨処理に時間が必要となるこ
とである。この理由として、カップ型砥石を使用した処
理では研磨面に対して斜め上下方向よりカップ型砥石の
底面が接触するため、一辺の研磨に2軸が必要であり、
ガラス基板を複数枚多段に重ねるバッチ処理を行うこと
ができないためである。
【0009】第2の課題は、ステージにガラス基板を載
置してガラス基板を処理する際、ガラス基板のサイズ変
更によりステージ交換および装置調整が必要となること
である。この理由として、ステージの幅が固定であるた
め、ガラス基板のサイズによっては安定的な支持ができ
ず、加工困難となるためである。
【0010】第3の課題は、ガラス基板の端面形状が台
形状の研磨形態しか処理ができず、研磨後の形状が鋭利
になる場合がある点である。この理由として、研磨用に
カップ型砥石を使用し、その底辺部の平坦な面を研磨用
として回転させて研磨処理を行うため、ガラス基板の端
面処理が行われず、研磨面自体も平坦な形状にしか加工
できないためである。
【0011】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであって、複数枚のガラス基板の一括処理が
行え、異なるサイズのガラス基板にも容易に対応するこ
とで生産性が向上するとともに、良好な端面研磨形状を
得ることができる端面研磨機および端面研磨方法を提供
することを目的とする。
【0012】
【0013】
【課題を解決するための手段】 本発明の端面研磨機は、
矩形のガラス基板を保持する基板受け部の幅がガラス基
板のサイズに合わせて自動調節可能とされ、複数の基板
受け部によって複数枚のガラス基板を多段に収納するカ
セット型ステージと、このカセット型ステージに保持さ
れた複数枚のガラス基板の端面と接触するように研磨面
の中央部が曲面状に窪んだ本研磨処理用の複数の凹型砥
石と、研磨面が凹型砥石の形状よりガラス基板端面との
接触量を軽減したV字状に窪んだ形状とされ、凹型砥石
で使用するものよりも粗い材料で作成された粗研磨処理
用の複数の補助研磨用凹型砥石とが交互に多段に回転可
能に設けられた砥石部と、この砥石部が取り付けられ、
ガラス基板の2辺を処理するためにカセット型ステージ
の両側に配置された回転軸と、ガラス基板の幅と研磨量
に合わせて回転軸をガラス基板の幅方向に自動的に移動
させ、位置固定させるとともに、回転軸の高さを調整す
る回転軸位置決め部を具備したことを特徴とするもので
ある。
【0014】本発明のガラス基板の端面研磨方法は、上
記端面研磨機を用いて、前記粗研磨処理用の複数の補助
研磨用凹型砥石により複数のガラス基板の端面の粗研磨
処理を行い、ついで、前記本研磨処理用の複数の凹型砥
石により複数のガラス基板の端面の本研磨処理を行うこ
とを特徴とするものである。
【0015】本発明の端面研磨機によれば、カセット型
ステージに複数枚のガラス基板が多段に保持され、複数
の凹型砥石が多段に設けられた砥石部によってガラス基
板端面の研磨が行われるので、ガラス基板の一括研磨処
理が可能となり、装置の処理能力を向上することができ
る。
【0016】また、幅が調節可能な基板受け部を有する
カセット型ステージを持ち、砥石部を回転させる回転軸
もその位置が移動可能であるため、多様なサイズのガラ
ス基板に対応することができ、ガラス基板のサイズ変更
時にカセット型ステージの幅および回転軸の位置が自動
的に変化するため、ガラス基板のサイズ変更によって装
置の稼働率が低下するようなことがない。
【0017】さらに、砥石形状が自由に製作できる凹型
砥石を用いることにより、ガラス基板端部の円弧形状の
研磨、切断後の外形寸法補正等が可能になり、ガラス基
板端部からの発塵および外形不良による搬送トラブルを
防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の基本構成例を図1
および図2を参照して説明する。図1は本基本構成例
端面研磨機を示す正面図、図2は同側面図である。
【0019】図1および図2に示すように、本基本構成
の端面研磨機は、研磨されるガラス基板1の幅に合わ
せて基板受け部6の位置が自動的に変化し、4枚のガラ
ス基板1を多段に載置して搬送するカセット型ステージ
2、ガラス基板1の端面形状に合わせて凹部が形成され
た凹型砥石3が4枚のガラス基板1の端面に均一に接触
するように多段に配置された砥石部4、各ガラス基板1
の端面に接触した砥石部4を回転させガラス基板1の端
面を任意の凹形状に研磨処理する回転軸9(第1の回転
軸)、ガラス基板1の幅および研磨量に合わせて回転軸
9の間隔を自動調整する回転軸位置決め部5、等を有し
ている。砥石部4、回転軸9、回転軸位置決め部5は、
ガラス基板1の2辺が処理できるようにカセット型ステ
ージ2の両側に配置されている。
【0020】また、回転軸9は、回転軸位置決め部5の
作動によりガラス基板1の幅方向には移動するが、前後
方向には移動できないようになっており、その位置で回
転するようになっている。そして、カセット型ステージ
2側が図示しない前後移動機構によって前後方向に移動
する構成となっており、各ガラス基板1の側部の端面が
凹型砥石3の回転する研磨面と摺動することで研磨が行
われるようになっている。
【0021】次に、ガラス基板1を多段に載置するカセ
ット型ステージ2の構成について説明する。ガラス基板
1の幅を予め測定しておき、ガラス基板1を研磨機に移
載する際に研磨加工するガラス基板1のサイズを設定す
る。すると、設定されたガラス基板1のサイズに合わ
せ、カセット型ステージ2の基板受け部6がガイド7a
を用いて開閉され、ガラス基板1のサイズに調整され
る。基板受け部6には、ガラス基板1を吸着保持するた
めの吸着機構8が備えられており、研磨時にガラス基板
1が動かないようになっている。なお、中心部に基板受
け部6を設けることによって、ガラス基板1を載置した
際に撓みが生じにくくすることも可能である。
【0022】次に、端面研磨機の砥石部4、回転軸9、
回転軸位置決め部5について説明する。砥石部4には、
研磨処理後に必要とされる凹型形状とされた、例えば研
磨面の中央部が滑らかに丸く窪んだ複数の凹型砥石3が
備えられ、カセット型ステージ2に4枚載置されたガラ
ス基板1端面に接触する位置に凹部が位置決めされるよ
うに、高さ調整がなされ、組み合わせ構成されている。
また、回転軸9には、砥石条件、研磨形状、研磨時の負
荷および周速等により仕様を決定したモータ10が備え
られ、砥石部4が取り付けられている。また、回転軸位
置決め部5は、ガラス基板1のサイズおよび研磨量に合
わせたガイド7b上の位置に回転軸9を移動させ、保持
するようになっている。
【0023】以下、上記構成の端面研磨機の研磨方法を
説明する。最初に、ガラス基板1のサイズおよび端面研
磨の研磨量に合わせて、カセット型ステージ2の幅調整
および回転軸9の位置調整を行う。そして、回転軸位置
決め部5によって研磨位置に位置が変更され位置決めさ
れた回転軸9が、砥石研磨条件に合わせた回転数で回転
する。
【0024】次に、幅をガラス基板1のサイズに合わせ
たカセット型ステージ2に位置決めしたガラス基板1を
4枚載置する。ガラス基板1を載置する際には、カセッ
ト型ステージ2の側面から一括載置するか、1枚ずつ枚
葉で載置する。また、位置決めは研磨時の精度に合わせ
た方法を採用すればよい。例えば、精密な研磨が必要で
ある場合、位置決めを枚葉で行い、カセット型ステージ
2の上段から順に載置し、吸着保持するとよい。
【0025】そして、カセット型ステージ2に4枚のガ
ラス基板を載置し、吸着保持を行った後、カセット型ス
テージ2を2つの砥石部4間で任意の速度で移動させ、
研磨処理を行う。そして、研磨処理後、カセット型ステ
ージ2からガラス基板1を排出する。
【0026】本基本構成例の端面研磨機によれば、カセ
ット型ステージ2に4枚のガラス基板1が保持され、4
個の凹型砥石3を有する砥石部4によってガラス基板1
端面の研磨が行われるので、ガラス基板1の一括研磨処
理が可能となり、装置の処理能力を向上することができ
る。また、幅が調節可能な基板受け部6を有するカセッ
ト型ステージ2を持ち、砥石部4を回転させる回転軸9
もその位置が移動可能であるため、多様なサイズのガラ
ス基板1に対応することができ、ガラス基板1のサイズ
変更時にカセット型ステージ2の幅および回転軸9の位
置が自動調整されるため、ガラス基板1のサイズ変更に
よって装置の稼働率が低下するようなことがない。さら
に、砥石形状が自由に製作できる凹型砥石3を用いるこ
とにより、ガラス基板1端部の円弧形状の研磨、切断後
の外形寸法補正等が可能になり、ガラス基板1端部から
の発塵および外形不良による搬送トラブルを防止するこ
とができる。
【0027】以下、本発明の他の基本構成例を図3を参
照して説明する。図3は本基本構成例の端面研磨機を示
す側面図であるが、本基本構成例先の基本構成例と異
なる点は補助研磨砥石部を有する点である。したがっ
て、その他の共通部分に関しては図3において図1、図
2と同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0028】本基本構成例の端面研磨機における補助研
磨砥石部11と砥石部4は、図3に示すように、カセッ
ト型ステージ2に4枚載置されたガラス基板1の端面に
接触する位置に各々の凹部が位置決めされるように高さ
調整がなされ、組み合わされた4つずつの凹型砥石3
a、3bで構成され、別個の回転軸9にそれぞれ取り付
けられている。
【0029】補助研磨砥石部11は、砥石部4の加工負
荷低減のために、砥石部4で使用する砥石形状よりガラ
ス基板1の端面との接触量を軽減した形状とされ、砥石
部4で使用するものよりも粗い材料で作成された補助研
磨用凹型砥石3bを備えている。例えば、砥石部4の凹
型砥石3aの形状が中央部が丸く窪んだものとすれば、
補助研磨砥石部11の凹型砥石3bの形状は中央部がV
字状に切り込まれた形状となっている。
【0030】一方、砥石部4には、研磨処理後に必要と
される凹型形状とされた凹型砥石3aが備えられてい
る。また、各回転軸9には砥石条件、研磨形状、研磨時
の負荷および周速等により仕様を決定したモータ10が
備えられ、補助研磨砥石部11および砥石部4が取り付
けられている。また、回転軸位置決め部5は、ガラス基
板1のサイズおよび研磨量に合わせた位置に各回転軸9
を移動させ、保持するようになっている。
【0031】以下、上記構成の端面研磨機の研磨方法を
説明する。最初に、ガラス基板1のサイズおよび端面研
磨の研磨量に合わせて、カセット型ステージ2の幅調整
および回転軸9の位置調整を行う。そして、回転軸位置
決め部5によって研磨位置に位置が変更され位置決めさ
れた回転軸9が、砥石研磨条件に合わせた回転数で回転
する。
【0032】次に、幅をガラス基板1のサイズに合わせ
たカセット型ステージ2に位置決めしたガラス基板1を
4枚載置し、吸着保持を行った後、カセット型ステージ
2を補助研磨砥石部11、砥石部4の間で任意の速度で
順に移動させ、粗研磨処理、本研磨処理を連続的に行
う。そして、本研磨処理後、カセット型ステージ2から
ガラス基板1を排出する。
【0033】本基本構成例の端面研磨機においても、
の基本構成例と同様の効果を奏することができる。さら
に、本基本構成例の場合、最終的な研磨を行う砥石部4
の前段に予備的な粗研磨を行うための補助研磨砥石部1
1が設けられているため、砥石部4の加工負荷が軽減さ
れ、凹型砥石3aの寿命を延長することができ、全体と
しての加工時間の短縮や加工精度の向上を図ることもで
きる。
【0034】以下、本発明の一実施の形態を図4を参照
して説明する。図4は本実施の形態の端面研磨機を示す
側面図である。本実施の形態も上記基本構成例と同様、
補助研磨砥石部を有するものであるが、補助研磨用の凹
型砥石と本研磨用の凹型砥石を組み合わせて一つの砥石
部とした点で、上記基本構成例とは異なっている。
【0035】本実施の形態の端面研磨機における砥石部
4は、図4に示すように、カセット型ステージ2に4枚
載置されたガラス基板1の端面に接触する位置に各々の
凹部が位置決めされるように高さ調整がなされ、組み合
わされた本研磨用の凹型砥石3aと補助研磨用の凹型砥
石3bが交互に全部で8段積み重ねられ、回転軸9に取
り付けられている。
【0036】そして、補助研磨用凹型砥石3bは、凹型
砥石3aの加工負荷低減のために、凹型砥石3aよりガ
ラス基板1の端面との接触量を軽減した形状とされ、凹
型砥石3aよりも粗い材料で作成されている。例えば、
凹型砥石3aの形状が中央部が丸く窪んだものとすれ
ば、補助研磨用凹型砥石3bの形状は中央部がV字状に
切り込まれた形状となっている。
【0037】また、回転軸9には砥石条件、研磨形状、
研磨時の負荷および周速等により仕様を決定したモータ
10が備えられ、砥石部4が取り付けられている。ま
た、回転軸位置決め部5は、ガラス基板1のサイズおよ
び研磨量に合わせた位置に回転軸9を移動させ、保持す
るようになっている。さらに、本実施の形態の場合、回
転軸位置決め部5は、回転軸9を任意の高さに移動可能
な構成とされている。
【0038】以下、上記構成の端面研磨機の研磨方法を
説明する。最初に、ガラス基板1のサイズおよび端面研
磨の研磨量に合わせて、カセット型ステージ2の幅調整
および回転軸9の位置調整を行う。また、回転軸位置決
め部5は、まず、ガラス基板1の端面に補助研磨用凹型
砥石3bが接触する位置に回転軸9、すなわち砥石部4
の高さを調整する。そして、回転軸位置決め部5によっ
て研磨位置に位置が変更され位置決めされた回転軸9
が、砥石研磨条件に合わせた回転数で回転する。
【0039】次に、幅をガラス基板1のサイズに合わせ
たカセット型ステージ2に位置決めしたガラス基板1を
4枚載置し、吸着保持を行った後、カセット型ステージ
2を砥石部4の間で任意の速度で移動させ、凹型砥石3
bにより粗研磨処理を行う。
【0040】次に、カセット型ステージ2が砥石部4の
間を通過した後、回転軸位置決め部5が、今度はガラス
基板1の端面に本研磨用凹型砥石3aが接触する位置に
回転軸9、すなわち砥石部4の高さを変更する。そし
て、再度、カセット型ステージ2を砥石部4の間で前回
と逆方向に移動させ、凹型砥石3aによって本研磨処理
を行う。本研磨処理後、カセット型ステージ2からガラ
ス基板1を排出する。
【0041】なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲において種々の変更を加えることが可能である。例
えばカセット型ステージに搭載し得るガラス基板の数、
および凹型砥石の数や形状等については上記実施の形態
に限らず、適宜設計変更が可能である。
【0042】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
端面研磨機によれば、以下のような効果を奏することが
できる。第1の効果は、一括研磨処理により装置の処理
能力を向上できることである。その理由は、カセット型
ステージにガラス基板を多数枚保持し、多段に配置され
た凹型砥石により研磨処理を行うことができるからであ
る。また、一括研磨処理を行うため、バッチ内の加工バ
ラツキが少なく、製品の品質を向上することができる。
【0043】第2の効果は、ガラス基板のサイズが変化
してもステージの交換を行う必要がないということであ
る。その理由は、幅を自動調整可能としたカセット型ス
テージと回転軸を用いることにより、ガラス基板のサイ
ズ変更時にカセット型ステージの幅および回転軸の位置
が自動的に変化するため、従来の装置のようなステージ
の交換が不要となるからである。
【0044】第3の効果は、ガラス基板端面の研磨が可
能で、ガラス基板端面の形状を自由に選択することがで
き、ガラス基板端面からの発塵を抑制できることであ
る。その理由は、砥石形状が自由に加工製造できる凹型
砥石を用いることにより、ガラス基板端面の所望の加工
形状に合わせた砥石形状にすることができるからであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本構成例である端面研磨機の概略
構成を示す正面図である。
【図2】 同、側面図である。
【図3】 本発明の他の基本構成例である端面研磨機の
概略構成を示す側面図である。
【図4】 本発明の実施の形態である端面研磨機の概
略構成を示す側面図である。
【図5】 従来の一例である端面研磨機の概略構成を示
す正面図である。
【図6】 同、端面研磨機による研磨処理後のガラス基
板の端面を示す斜視図である。
【図7】 従来の一例であるガラス基板の切断面取り機
の概略構成を示す正面図である。
【図8】 同、切断面取り機による研磨処理後のガラス
基板の端面を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 カセット型ステージ 3,3a,3b 凹型砥石 4 砥石部 5 回転軸位置決め部 6 基板受け部 7a,7b ガイド 8 吸着機構 9 回転軸 10 モータ 11 補助研磨砥石部 12 支持台 13 切断線 14 凸型砥石 15 回転機構 16 調節機構 17 切断面 18 微小クラック 19 ステージ 20 カップ型砥石

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形のガラス基板を保持する基板受け部
    の幅がガラス基板のサイズに合わせて自動調節可能とさ
    れ、複数の基板受け部によって複数枚のガラス基板を多
    段に収納するカセット型ステージと、 このカセット型ステージに保持された複数枚のガラス基
    板の端面と接触するように、研磨面の中央部が曲面状に
    窪んだ本研磨処理用の複数の凹型砥石と、研磨面が前記
    凹型砥石の形状よりガラス基板端面との接触量を軽減し
    たV字状に窪んだ形状とされ、前記凹型砥石で使用する
    ものよりも粗い材料で作成された粗研磨処理用の複数の
    補助研磨用凹型砥石とが交互に多段に回転可能に設けら
    れた砥石部と、 この砥石部が取り付けられ、ガラス基板の2辺を処理す
    るために前記カセット型ステージの両側に配置された回
    転軸と、 ガラス基板の幅と研磨量に合わせて前記回転軸をガラス
    基板の幅方向に自動的に移動させ、位置固定させるとと
    もに、前記回転軸の高さを調整する回転軸位置決め部を
    具備したことを特徴とする端面研磨機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の端面研磨機を用いて、 前記粗研磨処理用の複数の補助研磨用凹型砥石により複
    数のガラス基板の端面の粗研磨処理を行い、ついで、前
    記本研磨処理用の複数の凹型砥石により前記複数のガラ
    ス基板の端面の本研磨処理を行うことを特徴とするガラ
    ス基板の端面研磨方法。
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