JPH0691516A - 洗浄及びバレル加工方法とその装置 - Google Patents

洗浄及びバレル加工方法とその装置

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JPH0691516A
JPH0691516A JP19270091A JP19270091A JPH0691516A JP H0691516 A JPH0691516 A JP H0691516A JP 19270091 A JP19270091 A JP 19270091A JP 19270091 A JP19270091 A JP 19270091A JP H0691516 A JPH0691516 A JP H0691516A
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JP
Japan
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barrel
cleaning
basket
processing
washing
Prior art date
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Pending
Application number
JP19270091A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Yamada
山田  勉
Narimitsu Takaoka
成光 高岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAKAMAKI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SAKAMAKI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】バレル加工と洗浄を同一の工程で行う。 【構成】被加工物及びメディアとを入れるバレル籠1
と、バレル籠1を収容し洗浄するために洗浄液で満たさ
れた予備洗浄槽3と、洗浄の後、バレル籠1を駆動する
ためのバレル籠駆動装置10と、バレル籠1及びバレル
籠駆動装置10を収容し、かつ洗浄液で満たされたバレ
ル加工及び洗浄槽7と、バレル加工及び洗浄槽7内に設
置され超音波を発生させるための超音波発生装置29
と、洗浄液を洗浄するための沈殿タンク30、フィルタ
ー31等とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄及びバレル加工方
法とその装置に関する。更に詳しくは、被加工物の洗浄
と研磨を同時に能率良く行うための洗浄及びバレル加工
方法とその装置に関する。
【0002】
【従来技術】電気部品等の金属部品の表面及びエッヂを
仕上げ加工する方法の一つとして、バレル加工方法が知
られている。従来の一般的なバレル加工方法は、概ね次
のような工程で行われている。まず、予め回転バレル内
に所定のあらさの研磨石等のメディアとコンパウンドと
の混合物よりなる研磨材を入れた後、バレルの中に被加
工物を所定数入れる。その後、バレルを密閉した後所定
の速度で所定時間バレルを回転駆動させ、バレル内で被
加工物と研磨材とを流動させ、互いの相対運動差による
摩擦で必要とする研磨を行う。
【0003】この研磨の後、バレルの中から被加工物及
び研磨材を取り出す。そしてふるい等により被加工物と
研磨材とを分離し、その後所定のトレー等に移した後、
被加工物に付着したコンパウンド等の研磨材を洗浄によ
り完全に落とす。更に必要があれば、防錆油に漬け防錆
処理を行う。
【0004】一方、前記洗浄に厳密性が要求されるとき
は、バレル加工後洗浄液中に被加工物を浸漬し、洗浄液
を超音波振動させて、更に仕上としてシャワー、浸漬に
より被加工物に付着する切粉などを洗い流して洗浄して
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記バレル加工方法
は、バレル加工と洗浄の2工程が必要となる。したがっ
て、加工時間、コスト高になる。また、バレル加工は、
通常コンパウンドを使用することから、これを無害化す
るための公害防止設備必要となる。本発明は、以上のよ
うな技術背景で発明されたものであり、次の目的を達成
する。
【0006】本発明の目的は、バレル加工と洗浄を同一
の工程で行う洗浄及びバレル加工方法とその装置を提供
することにある。
【0007】本発明の他の目的は、公害防止設備などの
付帯設備の少ない洗浄及びバレル加工方法とその装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は次の手段を採用する。
【0009】被加工物及びメディアとを入れるバレル籠
と、前記バレル籠を収容し洗浄するために洗浄液で満た
された予備洗浄槽と、前記洗浄の後、前記バレル籠を駆
動するためのバレル籠駆動装置と、前記バレル籠及び前
記バレル籠駆動装置を収容し、かつ洗浄液で満たされた
バレル加工及び洗浄槽と、前記バレル加工及び洗浄槽内
に設置され超音波を発生させるための超音波発生装置
と、前記洗浄液を洗浄するためのろ過装置とからなる洗
浄及びバレル加工装置である。
【0010】
【作 用】被加工物及びメディアとをバレル籠に入れて
溶剤で満たされた洗浄槽で洗浄し、前記洗浄の後、溶剤
で満たされた加工槽で前記バレル籠を回転させつつ、超
音波で前記被加工物を洗浄しかつバレル加工を行う洗浄
及びバレル加工方法である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。図1は、洗浄及びバレル加工方法とその装置の
概要を示す図である。バレル籠1は、ステンレスのワイ
ヤー又はステンレス板に穴を穿けたもので作られてい
る。この穴は、研磨石等で作られたメディア及び被加工
物が抜けない程度の大きさに作られている。
【0012】このバレル籠1は、チェーンコンベヤ2に
吊り下げられて予備洗浄槽3に送られる。予備洗浄槽3
内は、バレル籠1及びその内に収納されたメディア、被
加工物(図示せず)を洗浄するためのものである。予備
洗浄槽3は、トリクロルエタン等の洗浄剤で満たされて
いる。この洗浄剤は、沈殿タンク4に吐出される。沈殿
タンク4では、被加工物の付着物、メディアの脱落物等
の固形物が沈殿される。沈殿タンク4の洗浄剤の上済み
は、フィルター5を介してポンプ6に吸引された後、再
び予備洗浄槽3に戻される。このため、予備洗浄槽3内
の洗浄剤は、常に清浄に保たれる。
【0013】予備洗浄槽3で洗浄されたバレル籠1は、
予備洗浄槽3から再びチェーンコンベヤ2により、次の
バレル加工及び洗浄槽7の洗浄液に浸される。このと
き、バレル籠1をバレル加工及び洗浄槽7内で回転させ
るために、次に示すバレル回転装置10に装置される。
【0014】バレル回転装置10 図2は、バレル回転装置10の外観を示す図である。バ
レル籠1の中心には、シャフト11,11がそれぞれバ
レル籠の本体に取付けられている。ベース12は、板状
の長方形である。ベース12の一端には、2つのブロッ
ク13が設けられている。両ブロック13,13の間に
は、軸受支持部材14がブロック13,13に揺動自在
に支持されている。
【0015】このために、軸受支持部材14の両側面に
は、軸15,15が固定されている。軸15,15は、
両ブロック13,13内に挿入され回転自在に支持され
ている。更に軸受支持部材14の側面には、バネ止めピ
ン16が固定されている。一方、ブロック13には、バ
ネ止めピン17が設けられこの両者の間には、コイルス
プリング18が掛け渡されている。軸受支持部材14の
バレル籠1側には、軸受19が配置されている。軸受1
9には、バレル籠1の中心軸11の一端が挿入されてい
る。したがって、中心軸11は軸受支持部材14に回転
自在に支持されている。
【0016】一方、ベース12の他端には、軸受支持部
材21が固定され、このバレル籠1側には、6角形の孔
であるソケット22が配置されている。このソケット2
2には、一端を6角形にした中心軸11の一端が挿入保
持されている。ソケット22は、軸受23により回転自
在に軸受支持部21に支持されている。ソケット22の
他端には、スプロケット24が固定されている。スプロ
ケット24には、チェーン25が掛け渡されている。他
方、ベース12の裏面には、電動モータ26が取り付け
られている。電動モータ26の出力軸には、スプロケッ
ト27が取り付けられており、このスプロケット27に
はチェーン25が掛け渡されている。結局、バレル籠1
は、電動モータ26によりスプロケット27、チェーン
25、スプロケット24、ソケット22、中心軸20を
介して回転させられる。
【0017】バレル加工及び洗浄 予備洗浄槽3で洗浄されたバレル籠1とその中の被加工
物及びメディアは、予備洗浄槽3内でバレル籠1、被加
工物及びメディアには付着しているゴミなどが洗浄され
る。この洗浄後、あらかじめ洗浄されているバレル回転
装置10にバレル籠1が装着される。この装置は次のよ
うに行う。軸受支持部材14をコイルスプリング18に
抗して軸15を中心に揺動させ、両軸受支持部材21,
21の間の間隔を広くする。
【0018】バレル籠1の中心軸11の一端をソケット
22に挿入する。更に、軸受支持部材14を元に戻して
軸受19に中心軸の他端を挿入する。バレル籠1が装着
されたバレル回転装置10は、バレル加工及び洗浄槽7
内に沈められる。バレル加工及び洗浄槽7内に沈められ
たバレル籠1とバレル回転装置10は、電動モータ26
が駆動されてバレル籠1が回転させられる。
【0019】この回転によりバレル籠1内のメディア及
び被加工物は相対運動を起こして被加工物を研磨する。
このバレル加工の加工条件、すなわち、バレル籠1の回
転速度、加工時間は、被加工物の材質、バリの程度によ
り決める。このバレル加工に加えて、バレル加工及び洗
浄槽7内には、洗浄液に超音波振動を与えるための超音
波振動子29が設置されている。この超音波振動子29
は、洗浄液を超音波振動させてバレル加工と共に洗浄を
効果的に行う。
【0020】バレル加工及び洗浄槽7内の加工中の洗浄
液は、沈殿タンク30に流され、沈殿タンク30の上澄
み液はフィルター31を通してろ過され、ポンプ32に
よりバレル加工及び洗浄槽7内に戻される。ろ過された
洗浄液は、リンス用シャワー33にも供給される。シャ
ワー33は、バレル加工後ゆすぎのためのものである。
【0021】バレル加工及び洗浄槽7での加工が終了
し、かつシャワーが終了すると、バレル籠1は、バレル
回転装置10から取り外される。バレル籠1をバレル回
転装置10から取り外すときは、軸受支持材14を軸1
5を中心にして揺動させてソケット22から中心軸11
を取り外して、バレル籠1を取り出す。その後、バレル
籠1は、乾燥室34で洗浄液が乾燥された後、チェーン
コンベア2で外部に取り出される。取り出されたバレル
籠1内のメディアと被加工物は、分離されて加工は終了
する。
【0022】加工例 前記した洗浄及びバレル加工装置によりバレル加工した
加工例を示す。
【0023】被加工物の種類 :SUS430、プレ
ス加工部品で厚さ0.3mm、外径約30φ メディア :チップトン社製、GT#5 洗浄液 :トリクロルエタン 洗浄槽での洗浄時間:15分 バレル加工時間 :15分 バレル回転数 :20RPM 表面アラサ :図3(a)はバレル加工前の表面
アラサ計によるバリの高さ、図3(b)はバレル加工及
び洗浄後のバリの高さを示す。
【0024】図3(b)のデータから、被加工物のエッ
ヂのバリが充分に除去されていることがうかがえる。
【0025】
【発明の効果】以上詳記したように、バレル加工と洗浄
とが1工程で行える。バレル加工に使用されているコン
パウンドを必要としないので、これを処理する設備が必
要ない。液中での回転バレルと同時に超音波洗浄を行う
ので、スマットが被加工物に付着しないために、スマッ
ト処理が不要である。更に、条件設定によっては、単独
のバレル加工より早い加工ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、洗浄及びバレル加工装置の概要を示す
図である。
【図2】図2は、バレル回転装置の外観を示す図であ
る。
【図3】図3(a)は、バレル加工前の被加工物のエッ
ヂの表面アラサ計によるバリの高さを示すデータ例であ
る。図3(b)は、洗浄及びバレル加工後の被加工物の
エッヂの表面アラサによるバリの高さを示すデータ例で
ある。
【符号の説明】
1…バレル籠、2…チェーンコンベヤ、3…予備洗浄
槽、4,30…沈殿タンク、5,31…フィルター、
6,32…ポンプ、7…バレル加工及び洗浄槽、10…
バレル回転装置
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物及びメディアとをバレル籠に入れ
    て溶剤で満たされた洗浄槽で洗浄し、 前記洗浄の後、溶剤で満たされたバレル加工槽で前記バ
    レル籠を回転させつつ、超音波で前記被加工物を洗浄し
    かつバレル加工を行う洗浄及びバレル加工方法。
  2. 【請求項2】被加工物及びメディアとを入れるバレル籠
    と、 前記バレル籠を収容し洗浄するために洗浄液で満たされ
    た予備洗浄槽と、 前記洗浄の後、前記バレル籠を駆動するためのバレル籠
    駆動装置と、 前記バレル籠及び前記バレル籠駆動装置を収容し、かつ
    洗浄液で満たされたバレル加工及び洗浄槽と、 前記バレル加工及び洗浄槽内に設置され超音波を発生さ
    せるための超音波発生装置と、 前記洗浄液を洗浄するためのろ過装置とからなる洗浄及
    びバレル加工装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記バレル籠は多角形であって、前記バレル籠に設けら
    れた中心軸を回転自在にベースに支持する支持手段と、
    前記中心軸を伝動手段を介して駆動し、前記ベースに設
    けられた電動機とからなる洗浄及びバレル加工装置。
JP19270091A 1991-07-08 1991-07-08 洗浄及びバレル加工方法とその装置 Pending JPH0691516A (ja)

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JP19270091A JPH0691516A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 洗浄及びバレル加工方法とその装置

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JP19270091A JPH0691516A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 洗浄及びバレル加工方法とその装置

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JPH0691516A true JPH0691516A (ja) 1994-04-05

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ID=16295598

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JP19270091A Pending JPH0691516A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 洗浄及びバレル加工方法とその装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011005355A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Sintokogio Ltd メディアの表面付着物の除去方法
CN108907904A (zh) * 2018-07-25 2018-11-30 四川中科海科技有限责任公司 低碳钢零件的表面研磨工艺
JPWO2018092799A1 (ja) * 2016-11-18 2019-10-17 有限会社小林商会 マフラー洗浄装置およびマフラー洗浄方法

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