JP2000326185A - 研削研磨装置及び研削研磨方法 - Google Patents

研削研磨装置及び研削研磨方法

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JP2000326185A
JP2000326185A JP13642599A JP13642599A JP2000326185A JP 2000326185 A JP2000326185 A JP 2000326185A JP 13642599 A JP13642599 A JP 13642599A JP 13642599 A JP13642599 A JP 13642599A JP 2000326185 A JP2000326185 A JP 2000326185A
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work
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machining
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JP13642599A
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Shinji Yokoyama
真司 横山
Koji Ishizaki
幸治 石崎
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークを研削研磨する工具の加工面の目詰ま
りを迅速に、しかも確実に除去する。 【解決手段】 ワーク2の被加工面2aと工具11の加
工面11aとの間に加工液7を介在させた状態で、ワー
ク2と工具11とを相対移動させることにより、ワーク
2の被加工面2aを加工する。ワーク2の加工後に、工
具11の加工面11aが浸漬するように加工液7を受け
部材6に貯留し、加工液6に超音波振動を加えて工具1
1の目詰まりを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス、セラミック
ス、プラスチックス等のワークを研削或いは研磨する装
置及び方法に関し、特に工具の加工面の目詰まりを防止
することができる研削研磨装置及び研削研磨方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は刊行物「JOEM 光学素子加工
技術 ’92 I−5」の21頁に記載された従来の研
削研磨装置を示す。ワーク61はホルダー62に保持さ
れて上軸部63に回転自在に取り付けられる。上軸部6
3の上方からは加圧機構(図示省略)により荷重Wが与
えられる。下軸部64上部には、工具65を固着した台
金66が設けられている。また、加工部位に加工液68
を吐出するノズル67が設けられている。この装置によ
る加工は、ノズル67から加工液68を供給しながら、
下軸部64を回転させると同時に、上軸部63を揺動さ
せる。これらの相対移動によって、ワーク61下面と工
具65上面が摺り合わせられて、ワーク61に対し加工
が行われる。
【0003】図5に、特開平5−162071号公報に
記載された加工装置を示す。この装置では、加工液73
が供給されるノズル77の出口付近に超音波振動体75
が固定されており、超音波振動体75が超音波発振器7
4に接続されている。ワーク76の加工は、ワーク76
を支持するテーブル78が平行移動すると共に、工具7
1が回転することにより行われる。この加工時には、工
具71の砥粒面72に加工液73を供給しながら、超音
波発振器74を介して超音波振動体75から加工液73
に超音波振動を印加する。このように超音波振動が印加
された加工液73が工具71の砥粒面72に供給される
ことにより、砥粒面72の目詰まりを除去する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す装置の加工
では、ワークと工具の摺り合わせにより発生するガラス
屑などのワークからの屑と摩耗した工具屑とからなるス
ラッジの排出を、特に強制的には行っておらず、加工液
中に懸濁することによって排出している。このため、ス
ラッジの排出が円滑にできないものとなっている。この
スラッジの排出を促進させるために、工具の加工面に溝
を施したり、セルフドレッシング効果の高い工具を用い
ている。
【0005】しかしながら、微小径の工具の場合には、
溝自体が非常に細い幅であるため、すぐに目詰まりを起
こしてしまう。このように工具の加工面や溝が目詰まり
を起こすと、加工の進行が妨げられるだけでなく、工具
の加工面の部分的な目詰まりや溝目詰まりによって加工
液の量が少なくなり、加工液の供給不足により、面精度
の低下や外観品質の低下を誘発する問題がある。一方、
セルフドレッシング効果の高い工具の場合では、工具の
摩耗が大きくなって、面精度の低下等の問題を引き起こ
す問題を有している。
【0006】工具の加工面や溝の目詰まりの除去に対し
て、超音波振動を加えることは大変有効である。しかし
ながら、図5の装置のように、流動している加工液に超
音波を印加させる場合には、1MHz程度以上の発振周
波数が必要となる。通常の超音波洗浄は数十KHz程度
の発振周波数であり、1MHz程度以上ではサブミクロ
ンクラスのパーティクルを落とす程度の強度しか得られ
ず、ある程度固着してしまう工具の加工面や溝の目詰ま
りは除去しきれない場合が多い。
【0007】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、工具の加工面や加工面に設けられ
た溝のスラッジによる目詰まりを防止し、加工の進行の
安定性、高い加工面の精度や外観品質を向上させること
が可能な研削研磨装置及び研削研磨方法を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の研削研磨装置は、ワークの被加工
面と工具の加工面との間に加工液を介在させた状態で、
ワークと工具とを相対移動させることにより、ワークの
被加工面を加工する研削研磨装置において、前記加工液
を受ける受け部材に超音波振動を加える超音波振動子が
設けられていることを特徴とする。
【0009】この発明では、受け部材に設けられた超音
波振動子が、受け部材内の加工液に超音波振動を与え
る。そして、超音波振動を与えられた加工液が、工具の
加工面と接触することにより、工具の加工面や溝に侵入
しているスラッジを除去する。このため、低い発振周波
数であっても、目詰まりを防止することができる。
【0010】請求項2の発明の方法は、ワークの被加工
面と工具の加工面との間に加工液を介在させた状態で、
ワークと工具とを相対移動させることにより、ワークの
被加工面を加工する研削研磨方法において、前記ワーク
加工後に、工具の加工面が浸漬するように前記加工液を
受け部材に貯留し、この加工液に超音波振動を加えるこ
とを特徴とする。
【0011】この発明では、受け部材内に貯留した加工
液に工具の加工面を浸漬し、加工液の超音波振動を加え
るが、超音波振動はワークの加工後に加えるため、ワー
クの加工によって工具の加工面や溝にスラッジが侵入し
ても、加工後にスラッジを除去することができる。ま
た、工具を取り外すことなく、スラッジを除去すること
ができる。
【0012】請求項3の発明の方法は、ワークの被加工
面と工具の加工面との接触加工部が加工液に浸漬した状
態で、ワークと工具とを相対移動させることにより、ワ
ークの被加工面を加工する研削研磨方法において、前記
ワークの加工中又は非加工中に、前記加工液に超音波振
動を加えることを特徴とする。
【0013】この発明では、ワークの加工中又は非加工
中に、加工液に超音波振動を加えるため、スラッジを随
時、除去することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1及び図2は
本発明の実施の形態1の研削装置の一部を破断した正面
図であり、図1は加工中の状態を、図2は加工終了後の
状態を示している。この実施の形態例では、超音波振動
による工具の目詰まり除去をワークの加工後に行うもの
である。
【0015】図1及び図2において、上軸部1はワーク
となるレンズ2を保持するホルダー3と、ホルダー3を
下端部に回転自在に保持する保持軸4と、保持軸4を左
右方向に揺動させる揺動機構(図示省略)と、上方から
下方に向かって保持軸4に荷重Wを与える加圧機構(図
示省略)と、加工終了後に保持軸4を上下動させるシリ
ンダー5とを備えている。
【0016】下軸部10は平板状のメタルボンドダイヤ
モンドからなる工具11が表面に設けられた台金12
と、台金12を回転させるモーター13とを有してい
る。工具11の表面はレンズ2下面の被加工面2aを加
工する加工面11aとなっている。なお、台金12を回
転させるため、モーター13の駆動軸13aと台金12
の軸部12aとがベルト19によって連結されている。
【0017】加工部位を覆うようにカップ型のタライか
らなる受け部材6が設けられていると共に、工具11の
加工面11aには加工液7がノズル8より供給される。
受け部材6の底部には加工液7を排出する排出口9が設
けられており、この排出口9に電磁弁14が設けられて
いる。排出口9はこの電磁弁14の下方に延びており、
この延設部分がノズル8に連通する連通部分9aとなっ
ており、排出口9から排出された加工液7をノズル8に
循環供給することが可能となっている。電磁弁14の開
閉は制御装置15により行われる。
【0018】制御装置15は上軸部2のシリンダー5や
上述した加圧機構、揺動機構にも接続されて、これらの
作動を制御する。受け部材6の底面には、超音波発振器
によって制御されているランジュバン式の超音波振動子
16が固定されており、超音波発振器17は制御装置1
5と接続される。また、受け部材6の内側面には水位を
検知するためのセンサー18が設けられる。センサー1
8の取付位置は工具11の表面よりも高い位置に設定さ
れる。このセンサー18も制御装置15と接続される。
【0019】加工が開始されると、シリンダー5により
上軸部1が降下して、レンズ2の被加工面2aと工具1
1の加工面11aとが当接し、加圧機構により荷重Wが
与えられる。そして、ノズル8から加工液7が工具11
の表面に供給されると同時に、モーター13による下軸
部10の回転および揺動機構による上軸部1の揺動が開
始する。これにより、レンズ2と工具11とが摺り合わ
されて、工具11の加工面11aによってレンズ2の被
加工面2aへの加工が行われる。これらの作動は制御装
置15により制御される。このとき、電磁弁14は開い
ており、図示を省略したポンプにより加工液7はノズル
8へと循環するようになっている。また、この段階で
は、超音波振動子16の発振は行われていない。
【0020】レンズ2への所定の加工が終了すると、シ
リンダー5により上軸部1が上昇し、レンズ2と工具1
1が離れて、加圧機構により与えられている荷重Wが解
除される。また、モーター13による下軸部10の回転
も停止する。このとき、加工液7の供給は続けられてい
ると共に、電磁弁14が閉められるため、加工液7は受
け部材6内部に貯留する。貯留した加工液の水位が工具
11の表面より高くなったことをセンサー18が検知す
ると、検知信号が制御装置15に出力されて加工液7の
供給が停止して、図2に示す状態になる。
【0021】また、センサー18からの検知信号が入力
されることにより、制御装置15は超音波発振器17の
発振を開始する。この実施の形態では、発振周波数は2
8KHzである。所定の時間(この形態では、10秒)
発振を行い、発振が終了すると、電磁弁14が開き、加
工液7は受け部材6内部から流れ落ちる。
【0022】この実施の形態では、レンズ2への加工の
終了後、加工液7に工具11を浸漬した状態で加工液7
に超音波振動を与えるため、加工後に工具11を超音波
洗浄すると同様な状況となる。このため、工具11の加
工面11aおよび加工面1aに設けられた溝に付着した
スラッジを排出することができる。また、このような工
具11の洗浄をレンズ2への加工と連続して行うことが
できるため、工具11を外して洗浄する場合と比べる
と、作業の手間および工数を大幅に短縮することができ
る。
【0023】この実施の形態では、以上により工具11
の加工面11a表面および溝のスラッジが加工後に除去
されるため、工具11の加工面の作用砥粒数を常に確保
することができ、しかも加工部位への加工液の供給を支
障なく行うことができる。これにより、レンズ2の外観
品質の安定、加工能力の安定、面精度の維持を行うこと
ができる。
【0024】(実施の形態2)図3は実施の形態2にお
ける研磨装置の一部を破断した正面図であり、加工中の
状態を示している。この実施の形態では、工具とワーク
の接触加工部位を加工液に浸漬した状態で加工を行う
が、この加工中に超音波振動を与えて工具の目詰まり除
去するものである。
【0025】図3に示すように、上軸部20はワークと
なるレンズ21を保持するホルダー22と、ホルダー2
2を回転自在に保持する保持軸23と、保持軸23を円
弧方向に揺動させる揺動機構(図示省略)と、上方から
下方に向かって保持軸23に荷重Wを与える加圧機構
(図示省略)とを備えている。
【0026】下軸部30は酸化セリウム固定砥粒からな
る球面形状の工具31が上面に設けられた台金32と、
台金32を回転させるモーター33と有している。工具
31の球面状の表面は、レンズ21下面の被加工面21
aを加工する加工面31aとなっている。なお、台金3
2を回転させるため、モーター33の駆動軸33aと台
金32の軸部32aとがベルト35によって連結されて
いる。
【0027】加工部位を覆うようにカップ型のタライか
らなる受け部材24が設けられ、受け部材24の内部に
は、工具31の加工面31aが加工中に覆われるような
水位となる加工液25が貯留されている。この実施の形
態では、水に酸化セリウム砥粒を懸濁させたものが加工
液25として使用される。受け部材24の側面には、超
音波発振器27によって制御される積層型圧電アクチュ
エータからなる超音波振動子26が固定されている。な
お、超音波振動子26は、その超音波発振面が工具31
の加工面31aに対向するように固定されている。以上
の上軸部20の揺動機構及び加圧機構と、下軸部30の
モーター33と、超音波発振器27とは、制御装置28
に接続されてその作動が制御される。
【0028】加工前にレンズ21は手動でホルダー22
に納められて、工具31の加工面31aと当接される。
加工が開始されると、制御装置28からの信号により、
上軸部の加圧機構が荷重Wを与えると同時に、揺動機構
による上軸部20の揺動と、下軸部30のモーター33
による工具31の回転が始まる。これにより、レンズ2
1の被加工面21aと工具31の加工面31aとが摺り
合わされて加工が行われる。また、超音波発振器27を
介しての超音波振動子26の発振も開始される。
【0029】レンズ21への加工が終了すると、制御装
置28からの信号により上軸部20の揺動機構による揺
動が停止すると同時に、加圧機構により与えられている
荷重Wが解除され、下軸部30のモーター33が停止
し、超音波振動子26の発振の停止が行われる。
【0030】この実施の形態によれば、加工中に加工液
25に工具31を浸漬した状態のままで超音波振動を与
えることができるため、工具31を超音波洗浄しながら
加工を行うと同様な状況となる。これにより、工具31
の加工面31aおよび加工面31aに設けられた溝に付
着した、ガラス屑および摩耗した砥石粉からなるスラッ
ジを排除しながら加工を行うことができる。
【0031】従って、加工中に常に工具31の目詰まり
が除去されるため、実施の形態1と同様の効果が得られ
るだけでなく、より安定した加工能力を得ることができ
る。また、副次的な効果として、加工液25として砥粒
を懸濁させたものを用いるため、超音波発振によって砥
粒の沈降や凝集を防ぐことができ、加工能力が安定する
と共に、レンズ21の外観品質が安定する。
【0032】なお、この実施の形態において、レンズ2
1と工具31との接触面積が多く、工具31の加工面3
1aのスラッジ排除が効果的に行われない場合には、加
工後にレンズ21を工具31の加工面31aから取り除
いた後に、制御装置28の制御によって超音波発振を与
えて除去しても良い。
【0033】以上の実施の形態では、工具とワークとの
間に圧力をかけながら加工する、いわゆる定圧加工につ
いて述べたが、貯留された加工液に工具を浸漬する際に
スペースがある場合には、平面研削盤や芯取り機等の母
性原理に基づく加工装置に適用しても可能である。ま
た、超音波振動子の発振周波数としては、10KHz〜
50KHzが好ましく、このような発振周波数では、短
時間で目詰まりを除去することが可能である。
【0034】以上の説明から、本発明は以下の発明を包
含するものである。
【0035】(1)ワークの被加工面と工具の加工面と
が接触し、相対移動することによりワークに加工を施す
研削研磨装置において、ワークと工具の接触加工部を覆
うように設けられたタライに超音波振動子が固定されて
いることを特徴とする研削研磨装置。
【0036】この発明では、タライに固定した超音波振
動子が作動することにより、工具に付着したスラッジを
除去することができる。
【0037】(2)ワークの被加工面と工具の加工面と
が接触し、相対移動することによりワークに加工を施す
研削研磨方法において、加工後に工具表面が浸るように
タライに加工液を満たし、超音波発振を行うことを特徴
とする研削研磨方法。
【0038】この発明では、工具表面が浸った状態で加
工液に超音波発振を行うため、工具表面に付着している
スラッジを除去することができる。
【0039】(3)ワークの被加工面と工具の加工面と
が接触し、相対移動することによりワークに加工を施す
研削研磨方法において、ワークと工具の接触加工部が加
工液に浸漬した状態で加工を行う際に、加工中あるいは
非加工中に加工液に超音波発振を与えることを特徴とす
る研削研磨方法。
【0040】この発明では、加工中或いは非加工中に加
工液に超音波発振を与えるため、スラッジの除去を随時
行うことができる。
【0041】(4)ワークの被加工面と工具の加工面と
の間に加工液を介在させた状態で、ワークと工具とを相
対移動させることにより、ワークの被加工面を加工する
研削研磨装置において、上記工具の加工面に超音波振動
を加えるため、上記加工液を受ける受け部材に超音波振
動子が設けられていることを特徴とする研削研磨装置。
【0042】この発明では、受け部材に設けた超音波振
動子が超音波発振することにより、加工液に超音波発振
を与えるため、工具の加工面に付着しているスラッジを
除去することができる。
【0043】(5)上記超音波振動子の超音波発振面
は、上記工具の加工面に対向していることを特徴とする
上記(4)項記載の研削研磨装置。
【0044】この発明では、超音波振動子の超音波発振
面が工具の加工面に対向しているため、工具の加工面に
対して超音波発振を効率良く作用させることができる。
【0045】(6)上記受け部材は、カップ状であるこ
とを特徴とする上記(4)又は(5)項記載の研削研磨
装置。
【0046】この発明では、受け部材がカップ状となっ
ているため、加工液を充分に貯留することができる。
【0047】(7)上記ワークの被加工面と工具の加工
面との間に向けて加工液を吐出するノズルと、上記受け
部材から加工液を排出する排出口と上記ノズルとを連通
させる連通部材と、をさらに備えていることを特徴とす
る上記(4)〜(6)項のいずれかに記載の研削研磨装
置。
【0048】この発明では、ノズルから吐出した加工液
を連通部材によってノズルに再供給することができ、加
工液の循環使用を行うことができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、超音波振動を与えられた加工液が工具の加工面
と接触して、工具の加工面や溝に侵入しているスラッジ
を除去するため、目詰まりを防止することができる。
【0050】請求項2の発明によれば、ワークの加工後
に超音波振動を加工液に加えるため、ワークの加工によ
って工具の加工面や溝にスラッジが侵入しても、加工後
にスラッジを除去することができ、しかも、工具を取り
外すことなく除去することができる。
【0051】請求項3の発明によれば、ワークの加工中
又は非加工中に、加工液に超音波振動を加えるため、ス
ラッジを随時、除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における加工中の部分破
断正面図である。
【図2】実施の形態1における加工後の部分破断正面図
である。
【図3】本発明の実施の形態2における部分破断正面図
である。
【図4】従来の加工装置の正面図である。
【図5】超音波発振を加える従来の加工装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
2 21 レンズ 2a 21a 被加工面 6 24 受け部材 7 25 加工液 16 26 超音波振動子 17 27 超音波発振器 11 31 工具 11a 31a 加工面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C049 AA04 AA09 AA17 AA19 BA07 BC03 CA05 CA06 CA07 CB01 3C058 AA04 AA09 AA19 BA07 BC03 CA05 CA06 CA07 CB01 DA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの被加工面と工具の加工面との間
    に加工液を介在させた状態で、ワークと工具とを相対移
    動させることにより、ワークの被加工面を加工する研削
    研磨装置において、 前記加工液を受ける受け部材に超音波振動を加える超音
    波振動子が設けられていることを特徴とする研削研磨装
    置。
  2. 【請求項2】 ワークの被加工面と工具の加工面との間
    に加工液を介在させた状態で、ワークと工具とを相対移
    動させることにより、ワークの被加工面を加工する研削
    研磨方法において、 前記ワーク加工後に、工具の加工面が浸漬するように前
    記加工液を受け部材に貯留し、この加工液に超音波振動
    を加えることを特徴とする研削研磨方法。
  3. 【請求項3】 ワークの被加工面と工具の加工面との接
    触加工部が加工液に浸漬した状態で、ワークと工具とを
    相対移動させることにより、ワークの被加工面を加工す
    る研削研磨方法において、 前記ワークの加工中又は非加工中に、前記加工液に超音
    波振動を加えることを特徴とする研削研磨方法。
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