JPH0699006B2 - 移載装置 - Google Patents

移載装置

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JPH0699006B2
JPH0699006B2 JP1477689A JP1477689A JPH0699006B2 JP H0699006 B2 JPH0699006 B2 JP H0699006B2 JP 1477689 A JP1477689 A JP 1477689A JP 1477689 A JP1477689 A JP 1477689A JP H0699006 B2 JPH0699006 B2 JP H0699006B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、開口部を有する段ボール箱、プラスチックコ
ンテナ等の容器に収納された物品を容器ごとに保管設備
から出庫したり、収納されていた物品が取り出され空に
なった容器を効率よく排出するための移載装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
移載装置に関する従来の技術としては、特開昭63−1770
2号公報に記載のもの等が知られている。
上記公報に記載されている従来の技術について説明する
と、特開昭63−17702号公報には、複数の区画収納空間
に沿って走行する走行機体と、この走行機体に設けた昇
降台と、この昇降台に設けた出し入れ具と、この出し入
れ具上のコンテナを保持自在な保持装置と、この保持装
置を回動させる回動装置等とからなる出し入れ装置を設
けた自動倉庫設備が記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の従来の技術は以下のような問題点
を有していた。
即ち、特開昭63−17702号公報に記載の自動倉庫設備
は、コンテナに収納された部品(物品)がホッパに取り
出され上記コンテンナが空になると、空になったコンテ
ナを区画収納空間の端部に設けられた荷受け台まで走行
機体の走行及び昇降台の昇降によって搬送して排出する
ようになしてあるため、空コンテナの排出に多大の時間
を要し、その間は次のコンテナを取り出して部品をホッ
パに供給することができないため、空コンテナの排出を
含めた全体としての処理能力が極めて低いものである。
従って、本発明の目的は、開口部を有する段ボール箱、
プラスチックコンテナ等の容器に収納された物品を容器
ごとに保管設備から出庫したり、収納されていた物品が
取り出されて空になった容器を取り出し、取り出した位
置で走行体及び昇降台を停止したままで排出することが
できる移載装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、保管設備Cから物品Bの収納された容器10を
移載する容器移載装置30及び該容器移載装置30に移載さ
れた容器10を反転させて該容器10から物品Bを取り出す
反転装置40を搭載し上記保管設備Cの方向に走行する走
行台42と、該走行台42を走行自在に支承する昇降台50
と、該昇降台50を昇降自在に支持し保管設備Cの間口に
沿って走行する走行体60とを備えた移載装置において、
上記走行台42と上記走行体60とが互いに略直角方向に走
行するようにそれらを配設すると共に、上記昇降台50に
物品を取り出した後の空の容器を落下排出させる通路を
設けたことを特徴とする移載装置を提供することによっ
て上記の目的を達成したものである。
尚、容器を落下排出させる通路は、走行台42の走行通路
内に設けられた貫通孔51であることが好ましい。
また、上記貫通孔51の下側に上記容器を落下案内するガ
イド板52を設けると共に、該ガイド板52によって落下案
内された上記容器を受けるシュート62を上記走行体60に
設けてあるとより好ましい。
〔作用〕
本発明の移載装置によれば、物品を収納した開口部を有
する段ボール箱、プラスチックコンテナ等の容器を保管
設備から出庫することができると共に、空になった容器
を取り出した位置で効率良く落下排出することができ
る。
〔実施例〕
以下、先ず、本発明の移載装置の一実施例について説明
する。
第1図(a),(b)は移載装置の一実施例を示す斜視
図で、同図(a)は移載装置を適用した装置を示す図、
同図(b)は移載装置の反転装置により容器と物品取り
出し具を物品切り出し具側に反転させた状態を示す図、
第2図は第1図(a)における側面を示す図である。
本実施例の移載装置Aは、第1図(a)、第2図に示す
如く、容器10に収納された物品Bを保管する保管設備C
から、容器10を取り出し物品の供給装置D側に移載し
て、物品の供給装置Dに容器10内の物品Bのみを移し替
えると共に、空になった容器10を物品の供給装置D側か
ら再び取り出して、取り出した位置で空になった容器10
を空容器回収コンベア100へ排出するもので、該移載装
置Aへ保管設備Cと物品の供給装置Dの間に位置させて
配設されている。
而して、移載装置Aは、容器10に収納されている複数個
の物品Bの収納状態の配列に対応し、物品Bを1個ずつ
仕切る交叉状に配設された仕切り21を備えると共に、仕
切り21の交叉部に仕切り21の先端より突出させ上記容器
10に収納された物品B間に上記仕切り21を案内するガイ
ド部材27を設けた物品取り出し具20と、保管設備Cから
容器10を移載する(取り出す)容器移載装置(容器取り
出し装置)30と、物品取り出し具20と容器10とを重ね合
わせる重ね合わせ装置41を有する反転装置40と、これら
容器取り出し装置30、反転装置40を搭載し、保管設備C
の方向に走行する走行台42と、走行台42を走行自在に支
承する昇降台(キャリッジ)50と、キャリッジ50を昇降
自在に支持する走行体(スタッカークレーン)60とを備
え、且つ走行台42とスタッカクレーン60とが互いに略直
角方向に走行すると共に、キャリッジ50に容器10を落下
排出するための通路として貫通孔51を設けて構成されて
いる。
また、保管設備Cは、後述する複数列、複数段の流動棚
70を備え、物品の供給装置Dは、移載装置Aから物品B
を切り出す物品切り出し具80を備えたスパイラルシュー
ト90を主体に構成されている。
次に上記各構成要素について更に詳述する。
先ず、移載装置Aを構成する物品取り出し具20、容器取
り出し装置30、反転装置40、キャリッジ50等について説
明する。
物品取り出し具20は、第3図(a)に示す如く、交叉状
に配設された仕切り21、上部を円錐状に形成したガイド
部材27、シャッタ22等を備えた可搬筐体23として構成さ
れ、仕切り21は、物品取り出し具20の可搬筺体23開口端
に沿う基部24から外方に突出し、その先端が鋸歯状に形
成されている。また、仕切り21の交叉部の先端にガイド
部材27が突出するように設けられている。そして仕切り
21の突出した先端部分及びガイド部材27を第3図
(c),(d)に示す如く容器10の開口部11側に反転し
て、物品取り出し具20を容器10に重ね合わせた状態にし
ようとすると、まず物品取り出し具20のガイド部材27が
4個の物品Bによって形成される隙間12へ入り込み、続
いて仕切り21の先端が物品Bと他の物品Bとの間に挿入
されるように形成されている。仕切り21は、第3図
(a)に示す如く、容器10に収納されている物品Bの配
列(4行×3列)に従って物品Bを1個ずつ収納する物
品収納部26として仕切るように構成されている。また、
シャッタ22は、1枚の板からなり、全ての物品Bを略同
時に、後述する物品の供給装置Dの物品切り出し具80に
移し替えることができるよう物品取り出し具20の仕切り
21の基端部側に対し開閉自在に取り付けられ、物品取り
出し具20から物品切り出し具80に物品Bが移し替えられ
た後は、ピッキング指令に従って、物品Bをシュート91
を介してスパイラルシュート90に切り出して荷揃えする
ように構成されている。
また、容器取り出し装置30は、後述する反転装置40の走
行台42上に設けられており、走行台42の保管設備Cの方
向への走行によってその揺動コンベヤ33が流動棚70に進
出するように構成されている。即ち、容器取り出し装置
30は、走行台42上に設けられたパンタグラフ式の昇降装
置(図示省略)と、該昇降装置上に載置されたコンベヤ
31と、枢支点32において容器取り出し側を上下に揺動可
能とした揺動コンベヤ33とを備えて構成されている。
また、反転装置40は、スタッカークレーン60のシキャリ
ッジ50上を流動棚70に格納された容器10の流動方向、即
ち、流動棚70を基準にすれば前後方向に沿って走行する
走行台42と、走行台42上に立設されたフレーム43と、フ
レーム43の上端近傍に支持された回転軸44と、回転軸44
の軸線方向(以下、左右方向と云う)に開閉し、物品取
り出し具20を把持する第1把持ハンド45と、第1把持ハ
ンド45の回転軸44側近傍において垂下された案内部材46
と、案内部材46に沿って容器10を把持した状態で昇降
し、第1把持ハンド45の把持した物品取り出し具20に容
器10を重ね合わせる第2把持ハンド47等を備えて構成さ
れている。これらのうち、第1、第2把持ハンド45,47
及び案内部材46によって重ね合わせ装置41が構成され、
反転装置40は、回転軸44を支点として重ね合わせ装置41
を一体に回動させるように構成されている。尚、第1把
持ハンド45は、回転軸44に平行させてフレーム43に支持
されたスクリュー軸48、即ち、軸中央から一方に右螺子
が、他方に左螺子が形成されているスクリュー軸48の駆
動によって開閉するように構成されている。また、第1
把持ハンド45の内側には、物品取り出し具20の開口端両
側の基部24の近傍に形成された係合凹部25と係合する係
合凸部(図示省略)が設けられており、第1把持ハンド
45が物品取り出し具20を確実に把持できるようになさ
れ、しかも反転中に物品取り出し具20が落下することの
ないように構成されている。また、第2把持ハンド47
は、案内部材46に沿って昇降する把持ハンドベースをそ
の一辺とする平行四辺形型のリンク機構(図示省略)に
よって構成され、所望の把持間隔まで左右方向に移動し
て容器10を把持するように構成されている。また、案内
部材46の内側にはスクリュー軸(図示省略)が設けられ
ており、該スクリュー軸を駆動することによって、第2
把持ハンド47を昇降するようにしている。
また、キャリッジ50は、容器取り出し装置30、反転装置
40を搭載した走行台42を保管設備Cに向けて前後方向に
走行するように支承して構成されている。そして、キャ
リッジ50には矩形状の貫通孔51が走行台42の走行通路内
に設けられており、しかも、流動棚70側に位置してい
る。また、この貫通孔51の下側に2枚のガイド板52、52
を後述するスタッカークレーン60の走行レール61と平行
に垂下させて設けて、後述する如く空になった容器10を
シュート62へ円滑に落下排出されるように構成されてい
る。
更に、スタッカークレーン60は、各流動棚70の取り出し
間口71に沿って配設された走行レール61を走行するよう
に構成され、更にキャリッジ50を昇降自在に支持するよ
うに構成され、該スタッカークレーン60には上述の如く
貫通孔51と2枚のガイド板52、52の下方に位置させたシ
ュート62が設けられている。
次に保管設備Cを構成する流動棚70、物品の供給装置D
を構成する物品取り出し具80、スパイラルシュート90に
ついては夫々説明する。
保管設備Cの流動棚70は、複数列、複数段と傾斜ローラ
コンベヤからなり、その傾斜前端に取り出し間口71が形
成され、且つ、傾斜ローラコンベヤの前端部にはストッ
パ72が設けられ、供給された容器10が自重によって傾斜
ローラコンベヤを滑落してストッパ72で係止するように
構成されている。
また、流動棚70の下部の空間には、空容器回収コンベン
ヤ100が配設されており、キャリッジ50に搭載された反
転装置40によって容器取り出し装置30上に取り出された
空になった容器10が、逆回転する容器取り出し装置30、
即ちコンベヤ31、下方に揺動された揺動コンベヤ33によ
って貫通孔51に落とし込まれ、貫通孔51からガイド板5
2、52及びシュート62を介して空容器回収コンベヤ100へ
落下排出され、空容器回収コンベヤ100によって下流の
処理工程(図示省略)へ搬送するように構成されてい
る。
また、物品の供給装置Dの物品切り出し具80は、物品取
り出し具20から移し替えられた物品Bを収納し、1個ず
つ切り出し得るように構成された筺体81で、物品Bをス
パイラルシュート90に案内するシュート91の上部に固定
設置されている。そして、物品取り出し具20の仕切り21
に対応して、物品Bを1個ずつ仕切る仕切り82と、収納
された物品Bを1個ずつ切り出しシュート91に落下させ
るためのシャッタ83(第4図参照)とを備えて構成され
ている。また、物品切り出し具80上に物品取り出し具20
を円滑に重ね合わせるように案内するガイド板84が物品
切り出し具80の上端に設けられている。
また、スパイラルシュート90は、複数個のシュート91を
介して、夫々の物品切り出し具80から切り出された物品
Bを所望のコンテナ等(図示省略)に搬送、供給するよ
うに構成されている。
また、容器10は、第3図(b)に示す如く、天面部に開
口部11を有する段ボール箱、プラスチックコンテナ等で
ある場合には、そのまま流動棚70に供給すれば良いが、
容器10が段ボール箱等で包装されている場合には、天面
部を予め切断する等して開口部11を形成してから、流動
棚70に供給するようにすれば良い。
次に、本発明の移載装置Aによる移載態様の一例につい
て説明する。
保管設備Cにおける流動棚70の各取り出し間口71には、
夫々1種類の物品Bを収納している容器10が複数個格納
されている。
一方、物品取り出し具20に収納されていた物品Bが、物
品切り出し具80に移し替えられると、スタッカークレー
ン60の走行とキャリッジ50の昇降とにより、空になった
容器10と物品取り出し具20に対向する位置まで反転装置
40を走行させると同時に、反転装置40の第1把持ハンド
45の間隔を物品取り出し具20の幅より若干広げた位置
に、また第2把持ハンド47の間隔を容器10の幅より若干
広げた位置に移動させた後、走行台42を物品切り出し具
80側へ移動させる。尚、この際反転装置40は既に物品切
り出し具80側に向いて待機しているので、空になった容
器10と物品取り出し具20の取り出しに先立って反転装置
40を反転させる必要はない。上述の如く、反転装置40を
物品切り出し具80側に進出させて既に開いた第1把持ハ
ンド45及び第2把持ハンド47が各々物品取り出し具20の
係合凹部25の外側及び容器10の外側にそれぞれ位置させ
ると、第1把持ハンド45及び第2把持ハンド47を閉じて
空になった容器10及び物品取り出し具20をそれぞれ把持
し、第1把持ハンド45及び第2把持ハンド47が、第2図
に示す側面図において時計方向に略10゜回転した後、走
行台42が流動棚70方向に前進し、第1把持ハンド45及び
第2把持ハンド47が、その状態で更に時計方向に略170
゜回転した後、走行台42を再び物品切り出し具80側の端
部まで後進することによって第2図に示す如く走行台42
の走行通路内に設けられた貫通孔51を出現させる。そし
て、第2把持ハンド47を開くことによりコンベヤ31上に
解放された空の容器10は、コンベヤ31と揺動コンベヤ33
とが排出方向に駆動されることにより、貫通孔51まで搬
送され、ガイド板52,52によって安定されながらシュー
ト62上に落下し、シュート62を経て空容器回収コンベヤ
100へ排出される。
空の容器10の排出が完了すると、スタッカークレーン60
の走行とキャリッジ50の昇降とにより、反転装置40が所
望の位置に移動すると共に、容器取り出し装置30が所望
の取り出し間口71に格納されている容器10を取り出す。
即ち、スタッカークレーン60のキャリッジ50が所望の位
置に停止すると、走行台42が取り出し開口71に向かって
前進し、揺動コンベヤ33の先端を取り出し間口71の中ま
で進出させ、その枢支点32を中心として揺動コンベヤ33
の容器取り出し側を上方に揺動させることにより、容器
10を1個取り出すと、走行台42を後進すると共に、コン
ベヤ31の所定位置に容器10を搬入する。
然る後、コンベヤ31と揺動コンベヤ33とが図外のパンタ
グラフ式に昇降装置を介してセンタリング位置まで上昇
すると、第2把持ハンド47が、取り出された上記容器10
の底面を支承しながらその側面を把持すると共にセンタ
リングする。センタリング後、第2把持ハンド47は、案
内部材46に沿って上昇することによって把持した容器10
を物品取り出し具20の基部24近傍まで持ち上げて、第3
図(c),(d)に示す如く、基部24から下方に突出し
た仕切り21の先端及びガイド部材27を容器10に挿入した
状態にして、停止する。従って、容器10に行列状に配列
された物品のうち4個の物品Bによって形成された隙間
12に先ずガイド部材27が挿入され、続いて仕切り21の先
端が挿入されるので、容器10に収納された物品Bを確実
に個々に仕切ることができる。また、物品取り出し具20
と容器10とが重ね合わされるとき、第3図(c)に示す
如く、略5mmの隙間δをあけると、物品Bを容器10から
物品取り出し具20にスムースに移し替えることができ
る。
上述の如くして、物品取り出し具20の基部24と容器10の
開口部11とが重ね合わされると、反転装置40が駆動し
て、物品取り出し具20と容器10とを第1図(b)に示す
如く反転される。即ち、回転軸44を支点として、第1,第
2把持ハンド45、47と案内部材46とが第2図において反
時計方向に反転する。この反転動作を更に詳述すると、
第1把持ハンド45が反時計方向に略170゜回転した後、
走行台42が後進して、反転過程にある物品取り出し具20
を物品切り出し具80の略上部に位置させた後、更に第1
把持ハンド45が反時計方向に略10゜回転し、物品切り出
し具80上に物品取り出し具20と容器10が重ね合わされ
る。この反転動作により、容器10に収納されていた物品
Bは、仕切り21によって1個ずつ仕切られた状態で、物
品取り出し具20に移し替えられる。
物品切り出し具80上に物品取り出し具20と容器10とが重
なり合うと、第1把持ハンド45が開いて物品取り出し具
20を解放すると共に、第2把持ハンド47も開いて容器10
を解放した後、走行台42が前進して、次の物品Bの移し
替えに備えて待機する。
物品切り出し具80に収納されていた物品Bが、物品列に
対応したシャッタ83を順次開放して、物品Bをシュート
91に落とし込み、全ての物品Bが物品切り出し具80から
切り出されると、引き続き、物品取り出し具20のシャッ
タ22を第4図矢印方向に開放して物品取り出し具20に収
納されている物品Bを全て物品切り出し具80に自動的に
移し替える。
上述の如くして、物品切り出し具80に移し替えられた物
品Bを、ピッキング指令の所望の個数に応じて、例えば
第4図に示す如くシャッタ83を開放して物品Bを順次切
り出すと、切り出された物品Bは、シュート91、スパイ
ラルシュート90を介して所望のコンテナ等(図示省略)
迄搬送される。尚、複数個のシュート91が1個のスパイ
ラルシュート90に高さを異にして夫々繋がっているの
で、複数個の物品切り出し具80から夫々種類を異にする
物品Bを略同時に1個のコンテナ等に自動的に荷揃えす
ることができる。
以上、本発明の移載装置の一実施例及びその移載態様に
ついて説明したが、本発明はこれらの実施例及び実施態
様に制限されるものでなく、例えば第4図乃至第5図に
示す物品取り出し具20を用いても良い。
即ち、第4図は、物品取り出し具20の第2の実施例を示
す図で、第3図に示した物品Bとは別形状の物品B、即
ち偏平形状のプラスチックボトルの頭部にキャップが螺
締された物品Bを移し替えるための物品取り出し具20と
物品切り出し具80とを重ね合わせた状態の概略を示す斜
視図であり、物品Bを切り出すときの状態を示してい
る。尚、4行×2列に配列されて容器10に収納された物
品Bの上部(キャップ側)において、ある程度の隙間12
を有し、容器10を横転等させると配列に乱れを生じ易
く、それがために物品取り出し具20の仕切り21は、基部
24から突出し、物品取り出し具20を容器10に重ね合わせ
た状態になると、仕切り21の先端及びガイド部材27が、
物品Bの肩部より下方に到達するように形成されてい
る。従って、容器10に収納された物品Bの隙間12によっ
て容器10内で物品Bの配列に多少の乱れがあっても、物
品Bを取り出すときには、物品取り出し具20に容器10が
重ね合わされる際に先ず隙間12にガイド部材27が挿入さ
れ、引き続いて仕切り21の先端が挿入されて物品Bを本
来の配列状態に矯正しながら仕切り21が引き続いて挿入
されるので、容器10に収納された物品Bを確実に個々に
仕切って物品取り出し具20の可搬筐体23内に取り出すこ
とができる。
また、第5図は、物品取り出し具20の第3の実施例を示
す斜視図であり、第4図に示した物品BTと同じ物品Bを
容器10から取り出すための物品取り出し具20であり、第
4図に示す物品取り出し具20と異なりシャッタ22が基部
24近傍に設けられており、物品収納部26及び可搬筺体23
を省略し、従って第4図に示す仕切り21の先端部のみか
ら形成された仕切り21を備えた物品取り出し具20として
構成されている。該物品取り出し具20と容器10とが第5
図に示す如く反転すると、物品Bは突出した仕切り21に
よって仕切られてシャッタ22上に載置され、容器10に収
納されたままの状態で物品取り出し具20に取り出され、
物品切り出し具80に物品Bを移し替えるのを待機する。
つまり、容器10が上述した各物品取り出し具20における
可搬筺体23の役割を果たしていることになる。而して、
物品切り出し具80への移し替え指令があると、シャッタ
22が開放し、容器10に収納されている物品Bは物品切り
出し具80に移し替えられる。
尚、流動棚70から容器10を取り出すときに、複数個の容
器10を同時に取り出し、取り出された複数個の容器10を
同時に物品切り出し具80に移し替えた後、空になった複
数個の容器10を同時に排出するようにしても良い。
また、空になった容器10を回収するためのシュート62を
空容器回収コンベヤ100側に設置しても良く、また空容
器回収コンベヤ100を貫通孔51の下方に設置しても良
い。
また、上記容器10の開口部11には、該容器10の側面部に
設けても良く、物品Bが容器10に多段に収納されていて
も良く、また、仕切り21が、容器10に収納されている物
品Bを2個以上ずつ仕切るようにしても良い。
〔発明の効果〕
本発明の移載装置は、上述の如く、物品を収納した開口
部を有する段ボール箱、プラスチックコンテナ等の容器
を保管設備から出庫することができると共に、空になっ
た容器を取り出した位置で排出することができるので、
空になった容器を効率良く排出でき、全体としての移載
能力を極めて高くすることができる。
尚、貫通部を走行台の走行通路内に設けることによっ
て、空になった容器を取り出した位置で排出するように
してない移載装置と略同じ大きさの移載装置で、空にな
った容器を取り出した位置で排出することができる。
また、貫通部の下側にガイド板を設けると共に、走行体
にシュートを設けることによって、物品の排出をより確
実にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本発明の移載装置の一実施例を
示す斜視図で、同図(a)は移載装置を適用した装置を
示す図、同図(b)は移載装置の反転装置により容器と
物品取り出し具を物品切り出し具側に反転させた状態を
示す図、第2図は第1図(a)における側面を示す図、
第3図(a)は物品取り出し具の第1の実施例を示す斜
視図、同図(b)は物品を収納した容器を示す斜視図、
同図(c)は同図(a)に示す物品取り出し具と同図
(b)に示す容器とが重ね合わせ装置によって重ね合わ
された状態を示す正面図、同図(d)は同図(c)の側
面図、第4図は第2の実施例の物品取り出し具を示す図
で、第3図(b)に示す物品とは別形状の物品を収納し
た容器と物品取り出し具とを反転して物品切り出し具に
重ね合わせた状態を示す斜視図、第5図は第3の実施例
の物品取り出し具を示す図で、第4図に示す物品と同じ
物品を容器から取り出すための物品取り出し具であり、
この物品取り出し具を物品切り出し具に重ね合わせた状
態を示す斜視図である。 10;容器 30;容器取り出し装置(容器移載装置) 40;反転装置、42;走行台 50;キャリッジ(昇降台) 51;貫通孔(容器を落下排出させる通路) 52;ガイド板 60;スタッカークレーン(走行体) 62;シュート、A;移載装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保管設備Cから物品Bの収納された容器10
    を移載する容器移載装置30及び該容器移載装置30に移載
    された容器10を反転させて該容器10から物品Bを取り出
    す反転装置40を搭載し上記保管設備Cの方向に走行する
    走行台42と、 該走行台42を走行自在に支承する昇降台50と、 該昇降台50を昇降自在に支持し保管設備Cの間口に沿っ
    て走行する走行体60とを備えた移載装置において、 上記走行台42と上記走行体60とが互いに略直角方向に走
    行するようにそれらを配設すると共に、 上記昇降台50に物品を取り出した後の空の容器を落下排
    出させる通路を設けた ことを特徴とする移載装置。
  2. 【請求項2】上記通路が、上記走行台42の走行通路内に
    設けられた貫通孔51である、請求項(1)記載の移載装
    置。
  3. 【請求項3】上記貫通項51の下側に上記容器を落下案内
    するガイド板52を設けると共に、 該ガイド板52によって落下案内された上記容器を受ける
    シュート62を上記走行体60に設けた、請求項(2)記載
    の移載装置。
  4. 【請求項4】上記反転装置40は、上記容器10に収納され
    た物品Bの収納状態の配列に対応させて物品Bを1個ず
    つ仕切る交叉状に配設された仕切り21を備えた物品取り
    出し具20と上記容器10とを重ね合わせる重ね合わせ装置
    41を備え、重ね合わされた上記容器10と上記物品取り出
    し具20とを反転させて上記容器10に収納された物品Bを
    上記物品取り出し具20に取り出すようになしてある、請
    求項(1)記載の移載装置。
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