JPH089071Y2 - 物品の取り出し装置 - Google Patents

物品の取り出し装置

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JPH089071Y2
JPH089071Y2 JP7146889U JP7146889U JPH089071Y2 JP H089071 Y2 JPH089071 Y2 JP H089071Y2 JP 7146889 U JP7146889 U JP 7146889U JP 7146889 U JP7146889 U JP 7146889U JP H089071 Y2 JPH089071 Y2 JP H089071Y2
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shutter
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宏俊 田原
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、複数個の物品収納部に収納された物品を取
り出す物品の取り出し装置に関するものであり、特に配
送センターにおける物品のピッキング等に好適に用いる
ことができる物品の取り出し装置に関する。
〔従来の技術〕
物品の取り出し装置に関する従来の技術としては、特
開昭58−47220号公報、特開昭60−112531号公報に記載
のもの等が知られている。上記公報に記載されている従
来の技術について説明すると、特開昭58−47220号公報
には、所定位置に搬入される容器連の上面に近接させて
開閉シヤツターを設けると共に、この開閉シヤツターを
底面として、上記容器連の夫々の容器に対応させて被計
量物の貯溜空間を容器と同数だけ形成してなるタイミン
グホツパーを設け、上記開閉シヤツターを移動すること
により、夫々の貯溜空間に貯溜された被計量物を、対応
する夫々の容器に投入供給するようにした自動計量装置
が記載されている。
また、特開昭60−112531号公報には、解載された材料
を搬送する搬送コンベヤの上方に、両方向に駆動可能で
複数の平行なコンベヤからなる積載コンベヤと、この積
載コンベヤに対して長手方向に一定の間隔をおいて直列
に且つやや高い位置にこの積載コンベヤと同様の補助コ
ンベヤとを設け、上記2つのコンベヤを積み上げた状態
の材料に対して交互に移動させ、該積み上げた状態の材
料と上記2つのコンベヤとの相対的な移動方向と逆方向
にコンベヤを駆動させることによって上記2つのコンベ
ヤ間の隙間から搬送コンベヤ上に上記積み上げた状態の
材料の最下段の材料を落下供給する自動解載装置が記載
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の従来の技術は以下のような問題
点を有していた。
即ち、特開昭58−47220号公報に記載の自動計量装置
は、複数個の貯溜空間に貯溜された被計量物を取り出す
ことはできるが、この装置によって傷付き易い物品を取
り扱う場合、開閉シャッターが1枚の板からなるため、
シャッター表面と物品とが摩擦しシャッターによって物
品を傷付けてしまう虞れがある。また、物品を傷付けに
くい材料をシャッターに用いたとしても、このような材
料は一般に摩擦抵抗が大きく、これをシャッター表面に
用いた場合には、物品とシャッターとの間に大きな摩擦
抵抗が生じ、シャッターを開放する度に大きな駆動力が
必要になる虞れがあるにもかかわらず、該公報には、物
品を傷付けにくく、しかも摩擦抵抗の小さい材料或いは
このような材料を用いたシャッターに関しては何ら記載
されておらず、示唆する記載もない。
また、特開昭60−112531号公報に記載の自動材料解載
装置は、コンベヤの移動スピードとコンベヤベルトの回
転スピードが少しでも異なると、材料がコンベヤベルト
上でスリップし、その際、物品を傷付ける虞れがあり、
かつ摩擦抵抗を生じコンベヤの移動或いはコンベヤベル
トの回転に大きな駆動力が必要であり、またスリップを
回避するには、コンベヤの移動スピードとコンベヤベル
トの回転スピードとを正確に同期駆動させることが必要
であるにもかかわらず、該公報には、コンベヤと物品と
の間のスリップを防止すること、即ち物品の傷付きを防
止することに関しては何ら記載されず、示唆する記載も
ない。
従って、本考案の目的は、物品と開閉体とがスリップ
しない構造とし、物品を傷付けることなく、小さな駆動
力で開閉なし得る開閉体を備えた物品の取り出し装置を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、複数個の物品収納部と該物品収納部の開口
部を開閉する開閉体とを備え、該開閉体を開口部に沿っ
て移動させることにより該開口部を開放させて上記物品
収納部に収納された物品を取り出す物品の取り出し装置
において、上記開閉体に回動体を回動自在に設け、該回
動体は、上記開閉体の開放時に、上記物品収納部に収納
された物品によって上記開閉体の移動方向と反対方向に
回転することを特徴とする物品の取り出し装置を提供す
ることにより上記の目的を達成したものである。
尚、本考案は、上記回動体の表面に緩衝材を設けてな
ることが好ましい。
また、本考案は、上記回動体が無端ベルトまたはロー
ラ若しくはホイールであることが好ましい。
〔作用〕
本考案の物品の取り出し装置によれば、開閉体の開放
時に、該開閉体に設けられた回動体が、物品収納部に収
納された物品によって開閉体の移動方向と反対方向に回
転するようになしてあるので、小さな駆動力で開閉体を
開閉でき、かつ物品を傷付けることなく取り出すことが
できる。
〔実施例〕
以下、先ず、本考案の物品の取り出し装置を用いた物
品の取り扱い装置の一実施例について説明する。尚、本
実施例は開口部を備える容器から台所洗剤、衣料用洗
剤、シャンプー、リンス等のボトル形状の物品を取り出
すのに適したものである。
第1図(a),(b)は本考案の物品の取り出し装置
の一実施例を適用した物品の取り扱い装置を示す斜視図
で、同図(a)は物品の取り扱い装置を全体的に示す
図、同図(b)は物品の取り扱い装置の反転装置により
容器と物品取り出し具とを物品切り出し具側に反転させ
た状態を示す図、第2図は第1図(a)における側面を
示す図である。
本実施例の物品の取り出し装置を適用した物品の取り
扱い装置における物品の移し替え装置Aは、第1図
(a)、第2図に示す如く、容器10に収納された物品B
を保管する保管設備Cから、容器10を取り出して容器10
内の物品Bのみを反転装置40を介して本考案の物品の取
り出し装置Eに移し替えるもので、保管設備Cと物品の
取り出し装置Eとの間に位置させて張設されている。ま
た、物品の取り出し装置Eには容器10に収納されている
物品Bの全てが一旦移し替えられ、その後、所望の数量
の物品Bが物品の取り出し装置Eから物品の供給装置D
に取り出される。
而して、物品の移し替え装置Aは、容器10に収納され
ている複数個の物品Bの配列に対応し、物品Bを1個ず
つ仕切るように形成された仕切り21を備えた本考案の物
品の取り出し装置の一実施例である物品取り出し具20
と、保管設備Cから容器10を取り出す容器取り出し装置
30と、物品取り出し具20と容器10とを重ね合わせる重ね
合わせ装置41を有する反転装置40と、これら容器取り出
し装置30、反転装置40を搭載したキャリッジ50と、キャ
リッジ50を昇降自在に支持するスタッカークレーン60と
を備えて構成されている。
また、保管設備Cは、後述する複数列、複数段の流動
棚70を備え、また、物品の供給装置Dは、本考案の一実
施例である物品の取り出し装置Eから取り出された物品
Bを、所望のコンテナ等(図示省略)に搬送、供給する
ように、スパイラルシュート90を主体に構成されてい
る。
また、本考案の一実施例である物品取り出し装置E
は、第6図、第8図(b)に示す如く、複数個に画成さ
れた物品収納部85と、該物品収納部85の開口部を開閉す
る第1の開閉体83a及び第2の開閉体83bとを備えてな
り、第1の開閉体83aに無端ベルト83a4を回動自在に設
けてなる物品切り出し具80を主体に構成されている。
次に上記各構成要素について順次詳述する。
先ず、物品の移し替え装置Aを構成する物品取り出し
具20、容器取り出し装置30及び反転装置40などを第1図
(a)、(b)乃至第5図に基づいて説明する。
本実施例の物品取り出し具20は、第3図(a)に示す
如く、仕切り21、開閉体(シャッタ)22、枠体23等を備
えて構成され、仕切り21の先端部分は、物品取り出し具
20の枠体23に沿う基部24から外方に突出するように形成
されている。そして仕切り21の突出した先端部分を第3
図(c)、(d)に示す如く容器10の開口部11側に反転
して、物品取り出し具20を容器10に重ね合わせた状態に
すると、仕切り21は、物品Bの肩部より下方に先端が到
達するように形成されている。重ね合わされた状態で、
仕切り21は、第3図(a)に示す如く、容器10に収納さ
れている物品Bの配列(4行×3列)に従って物品Bを
1個ずつ仕切る物品収納部(物品仕切部)26として仕切
るように構成され、その外方側端部には面取り21aが形
成され、物品取り出し具20を容器10の開口部11に導入し
易いようになされている。而して、上記シャッタ22は、
第4図に示す如く、シャッタ基板22aと該シャッタ基板2
2aの後端近傍に、該後端縁に沿って形成された細長い矩
形孔22bに回動自在に嵌めこんで架設されたローラ22c
と、該ローラ22cに対向させて該シャッタ基板22aの先端
縁に配設された樹脂ガイド22dと、該樹脂ガイド22dとロ
ーラ22cとの間に掛け回されシャッタ基板22aを被覆した
状態で回動自在に配設された回動体(無端ベルト)22e
とを備えて構成され、物品収納部26の開口部を開閉する
ようになしてあり、シャッタ22が枠体23から引き出され
る際、無端ベルト22eが物品Bのキャップを接触させた
状態で、第3図(a)において時計方向に(第4図にお
いて反時計方向に)回転して物品Bをシャッタ基板22a
に対して相対的に前進させて全ての物品Bを略同時に物
品の取り出し装置Eに移し替えることができるように構
成されている。物品取り出し具20から物品の取り出し装
置Eに物品Bが移し替えられた後は、ピッキング指令に
従って、物品Bをシュート91を介してスパイラルシュー
ト90に取り出して荷揃えするように構成されている。ま
た、第5図は、第3図(a)に示す物品取り出し具20と
は異なる本考案の物品の取り出し装置を構成する他の物
品取り出し具20を示す斜視図で、本実施例の物品取り出
し具20は、枠体23の内部に容器10に対応する基部24を形
成し、該基部24内に該容器10に収納されている物品Bの
配列(6行×8列)に従って物品Bを1個ずつ仕切る物
品仕切部26が形成されており、そのシャッタ22は第4図
に示すものと同様に構成されている。
また、容器取り出し装置30は、第2図に示す如く、ス
タッカークレーン60のキャリッジ50上に設けられたパン
タグラフ式の昇降装置(図示省略)と、該昇降装置上に
載置された固定コンベヤ31と、枢支点32において容器取
り出し側を上下に揺動可能で、しかも、流動棚70に進出
するように走行する走行コンベヤ33とを備えて構成され
ている。
また、反転装置40は、第2図に示す如く、スタッカー
クレーン60のキャリッジ50上を流動棚70に格納された容
器10の流動方向、即ち、流動棚70を基準にすれば前後方
向に沿って走行する走行台42と、走行台42上に立設され
たフレーム43と、フレーム43の上端近傍に支持された回
転軸44と、回転軸44の軸線方向(以下、「左右方向」と
云う)に開閉し、物品取り出し具20を把持する第1把持
ハンド45と、第1把持ハンド45の回転軸44側近傍におい
て垂下されたガイド部材46と、ガイド部材46に沿って容
器10を把持した状態で昇降し、第1把持ハンド45の把持
した物品取り出し具20に容器10を重ね合わせる第2把持
ハンド47等を備えて構成されている。これらのうち、第
1、第2把持ハンド45,47及びガイド部材46によって重
ね合わせ装置41が構成され、反転装置40は、回転軸44を
支点として重ね合わせ装置41を一体に回動させるように
構成されている。尚、第1把持ハンド45は、回転軸44に
平行させてフレーム43に支持されたスクリュー軸48、即
ち、軸中央から一方に右螺子が、他方に左螺子が形成さ
れているスクリュー軸48の駆動によって開閉するように
構成されている。また、第1把持ハンド45の内側には、
物品取り出し具20の両側の基部24の近傍に形成された係
合凹部25(第3図、第5図参照)と係合する係合凸部
(図示省略)が設けられており、第1把持ハンド45が物
品取り出し具20を確実に把持できるようになされ、しか
も反転中に物品取り出し具20が落下することがないよう
に構成されている。また、第2把持ハンド47は、ガイド
部材46に沿って昇降する把持ハンドベースをその一辺と
する平行四辺形型のリンク機構(図示省略)によって構
成され、所望の把持間隔まで左右方向に移動して容器10
を把持するように構成されている。また、ガイド部材46
の内側にはスクリュー軸(図示省略)が設けられてお
り、該スクリュー軸を駆動することによって、第2把持
ハンド47を昇降するようにしている。
更に、スタッカークレーン60は、各流動棚70の取り出
し間口71に沿って配設された第1図(a)に示す走行レ
ール61を走行するように構成され、キャリッジ50に搭載
された容器取り出し装置30と反転装置40とを昇降可能に
備えて構成されている。
次に保管設備Cを構成する流動棚70、物品の供給装置
Dを構成するスパイラルシュート90、本考案の一実施例
である物品の取り出し装置Eを構成する物品切り出し具
80等について説明する。
保管設備Cの流動棚70は、複数列、複数段の傾斜ロー
ラコンベヤからなり、その傾斜前端に取り出し間口71が
形成され、且つ、傾斜ローラコンベヤの前端部にはスト
ッパ72が設けられ、供給された容器10が自重によって傾
斜ローラコンベヤを滑落してストッパ72で係止するよう
に構成されている。
また、物品の供給装置Dのスパイラルシュート90は、
複数個のシュート91を介して、夫々の物品の取り出し装
置Eから取り出された物品Bを所望のコンテナ等(図示
省略)に搬送、供給するように構成されている。
また、物品の取り出し装置Eの主体をなす物品切り出
し具80を第6図及び第7図を参照しながら説明する。第
6図は本考案の物品の取り出し装置の一実施例の物品切
り出し具80を示す斜視図、第7図は第6図の構造の理解
を容易にするためにその筐体81を省略した斜視図であ
り、該物品切り出し具80は、第6図に示す如く第3図と
は別形状に形成された物品取り出し具20(図示省略)か
ら移し替えられた物品Bを収納し、1個ずつ切り出し得
るように構成され、物品Bをスパイラルシュート90に案
内するためにシュート91の上部に固定設置されている。
そして、物品取り出し具20の仕切り21に対応させて、物
品Bを1個ずつ仕切る仕切り82と、仕切り82で仕切られ
た行列(4行×6列)状に画成して配設された複数個の
物品収納部85を有する筐体81と、物品収納部85を開閉す
る第1の開閉体(プレートシャッタ)83a及び第2の開
閉体(個別シャッタ)83bと、プレートシャッタ83aを駆
動する第1の駆動機構87及び個別シャッタ83bを駆動す
る第2の駆動機構88とを備え、プレートシャッタ83a
は、行方向(第6図x方向)に移動するように、また個
別シャッタ83bは略1行分の幅を有するプレートからな
り、列方向(第6図y方向)の上記各物品収納部85にそ
れぞれ対応させた4個の個別シャッタ83bが設けられて
おり、個別シャッタ83b毎にx方向に移動するように構
成されている。また、物品切り出し具80の上に物品取り
出し具20を円滑に重ね合わせるように案内するガイド板
84(第2図参照)が物品切り出し具80の上端に設けられ
ている。
上記筐体81は、矩形状に形成されたレールフレーム86
に跨架されており、筐体81の下面には、プレートシャッ
タ83a及び個別シャッタ83bが筐体81の下面に形成された
開口部を開閉するように配設されている。そして、プレ
ートシャッタ83a及び個別シャッタ83bは、それぞれ一体
且つ相対動可能にx方向に略1列分ずつ移動可能に構成
されている。而して、プレートシャッタ83aは、上述の
如く筐体81に固定されたレールフレーム86の一側に沿っ
て配設されたラック87aに噛合するピニオン87bを介して
サーボモータ87cの駆動力を得てx方向に駆動するよう
に構成され、該サーボモータ87cをパルス制御すること
によってプレートシャッタ83aを物品収納部85の開口部
の1列分の位置に対応させて停止位置を位置決めするよ
うに構成されている。プレートシャッタ83aは、第8図
(a)に示す如く、両側縁の折り返し部で上記レールフ
レーム86に係合したプレート基板83a1と、該プレート基
板83a1の後端(第8図(b)右端)に回動自在に配設さ
れたフリーローラ83a2と、該フリーローラ83a2に平行さ
せてプレート基板83a1の先端に配設された樹脂ガイド83
a3と、該樹脂ガイド83a3とフリーローラ83a2との間に掛
け回されてプレート基板83a1を被覆した状態で回動自在
に配設された回動体(無端ベルト)83a4とを備えて構成
され、プレートシャッタ83aが、第6図において右方向
に移動する際、筐体81に収納された物品Bのキャップを
無端ベルト83a4に接触させた状態で該無端ベルト83a4
反時計方向に回転して物品Bをプレート基板83a1に対し
て相対的に前進させるように構成されている。一方、個
別シャッタ83bは、プレートシャッタ83aの先端縁からx
方向に略1列分の長さだけ進退動できるように構成され
ている。即ち、上記プレートシャッタ83aの裏面側には
チャンネル状のガイドフレーム88aがy方向に配設さ
れ、該ガイドフレーム88aの内側の側面に直交させてエ
アーシリンダ88bが取り付けられ、更にエアーシリンダ8
8bのロッド先端に上記個別シャッタ83bが取り付けられ
ている。そして、該エアーシリンダ88bの作動によって
ガイドフレーム88aの外側の側面に形成されガイド穴88c
を挿通する個別シャッタ83bがロッドを介して個別に進
退動するように構成されている。
また、スパイラルシュート90と物品切り出し具80との
間に形成される空間には、物品の移し替え装置Aの反転
装置40によって反転させて物品取り出し具20を物品切り
出し具80に重積した状態下にある容器10と略同じ高さ位
置に合わせた空容器排出コンベヤ100が配設されてお
り、空になった容器10を、第2把持ハンド47によって空
容器排出コンベヤ100に移載して、空になった容器10を
系外へ排出するように構成されている。
また、第3図(b)〜(d)に示される物品Bは、偏
平形状のプラスチックボトルに収納された商品であり、
4行×3列に配置された12個の物品Bが容器10に収納さ
れている。尚、容器10に収納された複数個の物品Bは、
それらの上部においてある程度の隙間を有し、容器10を
横転等すると配列に乱れを生じ易く、そのために物品取
り出し具20の仕切り21は、基部24から突出するように形
成されている。
また、容器10が、第3図(b)に示す如く、天面部に
開口部11を有する段ボール箱、プラスチックコンテナ等
である場合には、そのまま流動棚70に供給すれば良い
が、容器10が段ボール箱等で包装されている場合には、
天面部を予め切断する等して開口部11を形成してから、
流動棚70に供給するようにすれば良い。
次に、上記実施例の物品取り出し具20及び物品の取り
出し装置Eを用いた物品の取り扱い装置による物品の取
り出しの一実施態様を説明する。
保管設備Cにおける流動棚70の各取り出し間口71に
は、夫々1種類の物品Bを収納している容器10が複数個
格納されている。
一方、物品取り出し具20により仕切られている物品B
が、物品切り出し具80に移し替えられると、反転装置40
がスタッカークレーン60の走行とキャリッジ50の昇降と
により、空になった物品取り出し具20に対向する位置ま
で移動し、空になった容器10を第2把持ハンド47の先端
によって空容器排出コンベヤ100に突き出す。即ち、第
2把持ハンド47の間隔を容器10の幅より若干小さくした
状態で、走行台42を空容器排出コンベヤ100方向に進
め、つまり流動棚70を基準とすれば、後進させることに
より、空になった容器10を空容器排出コンベヤ100に移
載する。また、空になった容器10が移載されると、第1
把持ハンド45が物品取り出し具20の係合凹部25の外側に
位置しているので、第1把持ハンド45を閉じて物品取り
出し具20を把持する。第1把持ハンド45が物品取り出し
具20を把持すると、第1把持ハンド45が、第2図に示す
側面図において時計方向に略10°回転した後、走行台42
が流動棚70方向に、同図において実線で示す位置まで前
進し、第1把持ハンド45が、その状態で更に時計方向に
略170°回転し、第1把持ハンド45が、第2図において
実線で示した状態になる。
更に、スタッカークレーン60の走行とキャリッジ50の
昇降とにより、反転装置40が所望の位置に移動すると共
に、容器取り出し装置30が所望の取り出し間口71に格納
されている容器10を取り出す。即ち、スタッカークレー
ン60のキャリッジ50が所望の位置に停止すると、走行コ
ンベヤ33が取り出し間口71に向かって前進し、その枢支
点32を中心として容器取り出し側を上方に揺動させるこ
とにより、容器10を1個取り出すと、走行コンベヤ33が
後進して、固定コンベヤ31の所定位置に容器10を搬入す
る。
然る後、固定コンベヤ31と走行コンベヤ33とが図外の
パンタグラフ式の昇降装置を介してセンタリング位置ま
で上昇すると、第2把持ハンド47が、取り出された上記
容器10の底面を支承しながらその側面を把持すると共に
センタリングする。センタリング後、第2把持ハンド47
は、ガイド部材46に沿って上昇することによって把持し
た容器10を物品取り出し具20の基部24近傍まで持ち上げ
て、第3図(c)、(d)に示す如く、基部24から下方
に突出した仕切り21を容器10に挿入した状態にして、停
止する。尚、物品Bは、容器10の上部にある隙間によっ
て配列に乱れがあっても、この隙間に仕切り21が挿入さ
れて、物品本来の配列状態を確保して個々に仕切られ
る。また、物品取り出し具20と容器10とが重ね合わされ
るとき、第3図(c)に示す如く、略5mmの隙間δをあ
けると、物品Bを容器10内で物品取り出し具20によりス
ムースに仕切ることができる。
上述の如くして、物品取り出し具20の基部24と容器10
の開口部11とが重ね合わされると、反転装置40が駆動し
て、物品取り出し具20と容器10とを第1図(b)に示す
如く反転させる。即ち、回転軸44を支軸として、第1,第
2把持ハンド45、47とガイド部材46とが第2図において
反時計方向に反転する。この反転動作を更に詳述する
と、第1把持ハンド45が反時計方向に略170°回転した
後、走行台42が後進して、反転過程にある物品取り出し
具20を物品切り出し具80の略上部に位置させた後、更に
第1把持ハンド45が反時計方向に略10°回転し、物品切
り出し具80上に物品取り出し具20と容器10が重ね合わさ
れる。この反転動作により、容器10に収納されている物
品Bは、仕切り21によって1個ずつ仕切られた状態で、
物品取り出し具20上に乗せられる。
物品切り出し具80上に物品取り出し具20と容器10とが
重なり合うと、第1把持ハンド45が開いて物品取り出し
具20を解放すると共に、第2把持ハンド47も開いて容器
10を解放した後、走行台42が前進して、次の物品Bの移
し替えに備えて待機する。
而して、既に物品切り出し具80内に4行×6列からな
る行列状に画成して配設された物品収納部85(第6図参
照)にそれぞれ移し替えられている物品Bは、物品収納
部85の開口部を開閉するプレートシャッタ83a及び個別
シャッタ83bが行方向(x方向)に移動することにより
物品収納部85毎に切り出されてシュート91に落とし込ま
れ、全ての物品Bが物品切り出し具80から順次切り出さ
れる。尚、プレートシャッタ83aの右方向への移動に際
し、物品Bが載置された無端ベルト83a4は物品Bと無端
ベルト83a4との摩擦抵抗によって静止しているものの、
プレート基板83a1が移動するため、無端ベルト83a4がプ
レート基板83a1に対して相対的に反時計方向に回転す
る。つまり、プレートシャッタ83aの移動時に、無端ベ
ルト83a4が物品Bに対して摺動せず、物品Bを傷付ける
虞れがない。
物品切り出し具80に収納されていた全ての物品Bが切
り出されると、物品取り出し具20のシャッタ22(第4図
参照)を開放して物品取り出し具20の仕切り21によって
仕切られている全ての物品Bが物品切り出し具80の物品
収納部85内に自動的に移し替えられる。この際、シャッ
タ22が枠体23から右方向に引き出されると、物品Bが載
置されている無端ベルト22eは、物品Bと無端ベルト22e
との摩擦抵抗によって静止しているものの、シャッタ基
板22aに対して相対的に反時計方向に回転するためシャ
ッタ22の開放に伴って、物品Bを無端ベルト22eから物
品切り出し具80の物品収納部85に順次落とし込む。つま
り、シャッタ22の開放時に無端ベルト22eが物品Bに対
して摺動せず、物品Bを傷付ける虞れがない。
上述の如くして、取り出された物品Bは、シュート9
1、スパイラルシュート90を介して所望のコンテナ等
(図示省略)迄搬送される。尚、複数個のシュート91が
1個のスパイラルシュート90に高さを異にして夫々繋が
っているので、複数個の物品切り出し具80から夫々種類
を異にする物品Bを略同時に1個のコンテナ等に自動的
に荷揃えすることができる。
また、上記実施例において、上記物品取り出し具20の
シャッタ22を構成する無端ベルト22e及び/または上記
物品切り出し具80のプレートシャッタ83aを構成する無
端ベルト83a4それぞれの表面にウレタンフォーム等の緩
衝効果の高い摩擦抵抗の大きな材料を用いても各シャッ
タ22、83aの駆動力を高めることなく、それぞれのシャ
ッタ22、83aに落下する物品Bに対する衝撃力を緩和す
ることができ、より一層物品Bを傷付けることがない。
また、本考案の他の実施例の物品の取り出し装置のシ
ャッタとしては、第9図に示すものがある。
第9図は、本実施例の物品の取り出し装置を物品取り
出し具20のシャッタ22に適用したものを示し、本実施例
では、上記実施例におけるプレート基板22a、ローラ22
c、樹脂ガイド22d及び無端ベルト22eに代えてローラ22f
を複数並設して構成したもので、本実施例においても上
記実施例と同様の作用、効果を奏し得る。勿論、本実施
例においても各ローラ22fの表面にゴム等をライニング
することによって緩衝効果を高めることができる。尚、
更に複数のローラ22fを被覆するように掛け回した無端
ベルトを備えるように構成しても良い。
尚、上記各実施例において、物品取り出し具20及び物
品切り出し具80それぞれの樹脂ガイド22d,83a3は回動自
在なローラであっても良く、また、それぞれのシャッタ
基板22a、83a1は、その上面に無端ベルト22e、83a4との
摩擦抵抗の小さい材料を用いることが好ましい。
また、第9図に示す上記ローラ22fを複数の小径フリ
ーホイールによって構成しても良い。
〔考案の効果〕
本考案の物品の取り出し装置は、開閉体の開放時に、
該開閉体に設けられた回動体が、物品収納部に収納され
た物品によって開閉体の移動方向と反対方向に回転する
ようになしてあるので、小さな駆動力で開閉体を開閉で
き、物品と開閉体とがスリップすることがなく、しかも
物品を傷付けることなく、物品収納部に収納されている
物品を取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は本考案の物品の取り出し装置を
用いた物品の取り扱い装置の一実施例を示す斜視図で、
同図(a)は物品の取り扱い装置を全体的に示す図、同
図(b)は物品の取り扱い装置の反転装置により容器と
物品取り出し具とを物品切り出し具側に反転させた状態
を示す図、第2図は第1図(a)の側面図、第3図
(a)は物品の取り扱い装置を構成する本考案の物品の
取り出し装置を構成する物品取り出し具の一実施例を示
す斜視図、同図(b)は物品を収納した容器を示す斜視
図、同図(c)は同図(a)に示す物品取り出し具と同
図(b)に示す容器とが重ね合わせ装置によって重ね合
わされた状態を示す正面図、同図(d)は同図(c)の
側面図、第4図は第3図(a)の構造の理解を容易にす
るためにシャッタのみを取り出して示す第3図(a)と
は反対側から見た斜視図、第5図は第3図(a)とは仕
切りを異にした物品の取り出し具を示す斜視図、第6図
は本考案の物品の取り出し装置を構成する物品切り出し
具の一実施例を示す斜視図、第7図は第6図の筐体を省
略した状態を示す斜視図、第8図(a)は第7図におけ
る正面図、第8図(b)は第8図(a)におけるA−A
視図、第9図は本考案の物品の取り出し装置を構成する
物品取り出し具の更に他の実施例を示す第4図相当図で
ある。 26、85;物品収納部 22、83a;開閉体 22e、83a4;無端ベルト(回動体) 22f;ローラ(回動体) B;物品

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の物品収納部と該物品収納部の開口
    部を開閉する開閉体とを備え、該開閉体を開口部に沿っ
    て移動させることにより該開口部を開放させて上記物品
    収納部に収納された物品を取り出す物品の取り出し装置
    において、上記開閉体に回動体を回動自在に設け、該回
    動体は、上記開閉体の開放時に、上記物品収納部に収納
    された物品によって上記開閉体の移動方向と反対方向に
    回転することを特徴とする物品の取り出し装置。
  2. 【請求項2】上記回動体の表面に緩衝材を設けてなる、
    請求項(1)記載の物品の取り出し装置。
  3. 【請求項3】上記回動体が、無端ベルトである、請求項
    (1)または(2)記載の物品の取り出し装置。
  4. 【請求項4】上記回動体が、複数のローラまたはホイー
    ルである、請求項(1)または(2)記載の物品の取り
    出し装置。
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