JPH0665562B2 - 物品の取り出し方法及びその装置 - Google Patents

物品の取り出し方法及びその装置

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JPH0665562B2
JPH0665562B2 JP1015649A JP1564989A JPH0665562B2 JP H0665562 B2 JPH0665562 B2 JP H0665562B2 JP 1015649 A JP1015649 A JP 1015649A JP 1564989 A JP1564989 A JP 1564989A JP H0665562 B2 JPH0665562 B2 JP H0665562B2
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宏俊 田原
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、開口部を有する段ボール箱等の容器から物品
を取り出す物品の取り出し方法及びその装置に関するも
のであり、特に、容器の底面を支承することによって、
容器に収納された物品の配列を乱すことなく物品を取り
出すことのできる物品の取り出し方法及びその装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
物品の取り出し方法及びその装置に関連する従来の技術
としては、特公昭50−16238号公報、特公昭58−27179号
公報に記載のもの等が知られている。
上記公報に記載されている従来の技術について説明する
と、特公昭50−16238号公報には、ケース(容器)に詰
められた壜等を該ケースより仕切ることなく取り出すた
めの壜等の取り出し装置が記載されている。
また、特公昭58−27179号公報には、横伸縮式コンテナ
を反転装置により反転せしめて内容物(物品)を排出す
る内容物排出装置が記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の従来の技術は以下のような問題点
を有していた。
即ち、特公昭50−16238号公報に記載の壜等の取り出し
装置、或いは特公昭58−27179号公報に記載の内容物排
出装置は、反転装置によって物品を取り出す技術を開示
するに過ぎず、容器の底面を支承した状態で仕切りの先
端を容器の開口部から挿入させ、容器内に収納された物
品をその収納状態の配列に対応させて仕切って取り出す
ことについては記載されておらず、何らの示唆もない。
しかも取り扱われる容器の強度、容器の保持方法等によ
っては、容器の底面が第7図に示す如く反り返り、容器
に収納されている物品の配列に乱れが生じることがあ
り、その状態のままでは、挿入されるべき仕切りが物品
に当たってしまい、仕切りを挿入することができない。
従って、本発明の目的は、開口部を有する段ボール箱等
の容器の底面を支承して、容器に一定の配列で収納され
た物品を、その収納状態を乱すことなく確実に取り出す
ことができる物品取り出し方法及びその装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、開口部11を有する容器10に一定の配列で収納
された物品Bを、該物品Bの収納状態の配列に対応させ
て、上記容器10から取り出す物品の取り出し方法であっ
て、上記容器10を、その底面を略平面状に支承する容器
受け台47aで支承したのち、支承された上記容器10の開
口部11を、上記物品Bの収納状態の配列に対応させて該
物品Bを1個ずつ仕切る仕切り21と該仕切り21の基端部
側に対し開閉自在に取り付けられたシャッタ22とを備え
た物品取り出し具20の開口端に重ね合わせ、重ね合わさ
れた上記容器10と上記物品取り出し具20とを反転させ
て、上記仕切り21に則して上記容器10に収納された物品
Bを上記物品取り出し具20に取り出し、上記シャッタ22
を開放して上記物品取り出し具20内の上記物品Bを上記
物品取り出し具20の開口端と反対側の上記仕切り21の基
端部側から取り出すことを特徴とする物品の取り出し方
法を提供することによって上記の目的を達成したもので
ある。
また、本発明は、上記発明方法を実施するための好まし
い装置として、開口部11を有する容器10に一定の配列で
収納された物品Bを、該物品Bの収納状態の配列に対応
させて、上記容器10から取り出す物品の取り出し装置で
あって、上記容器10の開口部11に先端が挿入されて、上
記物品Bの収納状態の配列に従って該物品Bを1個ずつ
仕切る仕切り21と該仕切り21の基端部側に対し開閉自在
に取り付けられたシャッタ22とを備えた物品取り出し具
20と、該物品取り出し具20の仕切り21の先端を上記容器
10の開口部11を介して挿入させ、上記容器10の開口部11
と上記物品取り出し具20の開口端とを重ね合わせる重ね
合わせ装置41と、重ね合わされた上記物品取り出し具20
と上記容器10とを反転させて、上記仕切り21に則して上
記容器10に収納された物品Bを上記物品取り出し具20に
取り出す反転装置40とを備えると共に、上記シャッタ22
は、上記容器10と上記物品取り出し具20とが重ね合わさ
れて反転された後に、上記物品取り出し具20の開口端と
反対側の上記仕切り21の基端部側を開放し、該基端部側
から上記物品取り出し具20内の上記物品Bを取り出すよ
うになしてあり、上記重ね合わせ装置41は、上記容器10
の底面を略平面状に支承する容器受け台47aを備えるこ
とを特徴とする物品の取り出し装置を提供するものであ
る。
〔作用〕
本発明の物品取り出し方法及びその装置によれば、容器
の底面を支承して、物品取り出し具に容器の開口部を重
ね合わせ反転させると物品取り出し具の仕切りが、容器
に一定の配列で収納された物品を、その収納状態を乱す
ことなく仕切り、その収納状態のまま確実に取り出す。
〔実施例〕 以下、先ず、本発明の物品取り出し装置の一実施例につ
いて説明する。尚、本実施例は開口部を備える容器から
台所洗剤、衣料用洗剤、シャンプー、リンス等のボトル
形状の物品を取り出すのに適したものである。
第1図(a)、(b)、(c)は物品取り出し装置の一実施例を
示す斜視図で、同図(a)は物品の取り出し装置を適用し
た装置を示す図、同図(b)は物品の取り出し装置の反転
装置により容器と物品取り出し具とを物品切り出し具側
に反転させた状態を示す図、同図(c)は物品の取り出し
装置の要部斜視図、第2図は第1図(a)における側面を
示す図である。
本実施例の物品取り出し装置Aは、第1図(a)、第2図
に示す如く、容器10に収納された物品Bを保管する保管
設備Cから、容器10を取り出して、物品の供給装置Dに
容器10内の物品Bのみを移し替えるもので、保管設備C
と物品の供給装置Dの間に位置させて配設されている。
而して物品の取り出し装置Aは、容器10に収納されてい
る複数個の物品Bの収納状態の配列に対応し、物品Bを
1個ずつ仕切る交叉状に配設された仕切り21を備えると
共に、仕切り21の交叉部の先端より突出させ上記容器10
に収納された物品B間に上記仕切り21を案内するガイド
部材27を設けた物品取り出し具20と、保管設備Cから容
器10を取り出す容器取り出し装置30と、物品取り出し具
20と容器10とを重ね合わせる重ね合わせ装置41を有する
反転装置40と、これら容器取り出し装置30、反転装置40
を搭載したキャリッジ50と、キャリッジ50を昇降自在に
支持するスタッカークレーン60とを備えて構成されてい
る。
また、保管設備Cは、後述する複数列、複数段の流動棚
70を備え、物品の供給装置Dは、物品の取り出し装置A
から物品Bを切り出す物品切り出し具80を備えたスパイ
ラルシュート90を主体に構成されている。
次に上記各構成要素について更に詳述する。
先ず、物品の取り出し装置Aを構成する物品取り出し具
20、容器取り出し装置30、反転装置40などについて説明
する。
物品取り出し具20は、第3図(a)に示す如く、交叉状に
配設された仕切り21、上部を円錐状に形成したガイド部
材27、シャッタ22等を備えた可搬筐体23として構成さ
れ、仕切り21は、物品取り出し具20の可搬筐体23の開口
端に沿う基部24から外方に突出し、その先端が鋸歯状に
形成されている。また、仕切り21の交叉部の先端にガイ
ド部材27が突出するように設けられている。そして仕切
り21の突出した先端部分及びガイド部材27を第3図
(c)、(d)に示す如く容器10の開口部11側に反転して、物
品取り出し具20を容器10に重ね合わせた状態にしようと
すると、まず物品取り出し具20のガイド部材27が4個の
物品Bによって形成される隙間12へ入り込み、続いて仕
切り21の先端が物品Bと他の物品Bとの間に挿入される
ように形成されている。そして仕切り21は、第3図(a)
に示す如く、容器10に収納されている物品Bの配列(4
行×3列)に従って物品Bを1個ずつ収納する物品収納
部26として仕切るように構成されている。また、シャッ
タ22は、1枚の板からなり、全ての物品Bを略同時に、
後述する物品の供給装置Dの物品切り出し具80に移し替
えることができるよう物品取り出し具20の仕切り21の基
端部側に対し開閉自在に取り付けられ、物品取り出し具
20から物品切り出し具80に物品Bが移し替えられた後
は、ピッキング指令に従って、物品Bをシュート91を介
してスパイラルシュート90に切り出して荷揃えするよう
に構成されている。
また、容器取り出し装置30は、後述する反転装置40の走
行台42上に固定設置され、ホイールコンベヤ31と、枢支
点32において容器取り出し側を上下に揺動可能とした揺
動コンベヤ33と、ホイールコンベヤ31及び揺動コンベヤ
33を駆動するための駆動装置(図示省略)とを備え、走
行台42の走行によってその揺動コンベヤ33が流動棚70に
進出するように構成されている。
また、反転装置40は、スタッカークレーン60のキャリッ
ジ50上を流動棚70に格納された容器10の流動方向、即
ち、流動棚70を基準にすれば前後方向に沿って走行する
走行台42と、走行台42上に立設されたフレーム43と、フ
レーム43の上端近傍に支持された回転軸44と、回転軸44
の軸線方向(以下、左右方向と云う)に開閉し、物品取
り出し具20を把持する第1把持ハンド45と、第1把持ハ
ンド45の基端から先端側に僅かにオフセットした位置か
ら回転軸44の軸芯を中心として第1把持ハンド45の垂下
方向に対して時計方向に略90°の方向に垂下するい案内
部材46と、案内部材46に沿って容器10を把持した物品取
り出し具20に容器10を重ね合わせる第2把持ハンド47等
を備えて構成されている。これらのうち、第1、第2把
持ハンド45,47及び案内部材46によって重ね合わせ装置4
1が構成され、反転装置40は、回転軸44を支点として重
ね合わせ装置41を一体に回動させるように構成されてい
る。而して、第1把持ハンド45、45は、アーム43a、43a
を介して回転軸44に対して垂直に取り付けられて回転軸
44と共に回転し得るように構成されている。また、一対
のアーム43a、43a間には回転軸44に平行させたスクリュ
ー軸48、即ち軸中央から一方に右螺子が、他方に左螺子
が形成されたスクリュー軸48が架設されてスクリュー軸
48の駆動によって一対のアーム43a、43aの間隔を拡縮さ
せて一対の第1把持ハンド45、45を開閉し得るように構
成されている。また、第1把持ハンド45の内側には、物
品取り出し具20の開口端両側の基部24の近傍に形成され
た係合凹部25と係合する係合凸部45aが設けられてお
り、第1把持ハンド45が物品取り出し具20を確実に把持
できるようになされ、しかも反転中に物品取り出し具20
が落下することのないように構成されている。
また、第2把持ハンド47は、容器10の底面を略平面状に
支承する孔空きプレートからなる容器受け台47aと、容
器受け台47aの上方を左右方向に移動する一対の把持板4
7b、47bと、把持板47b、47bを開閉するためのスクリュ
ー軸47c、即ち軸中央から一方に右螺子が、他方に左螺
子が形成されているスクリュー軸47cとによって構成さ
れ、把持板47b、47bを所望の把持間隔まで左右方向に移
動して両者の間隔を拡縮して容器10を把持するようにな
してある。また、容器受け台47aが降下端に位置したと
きに容器受け台47aの孔部にホイールコンベヤ31のホイ
ールが嵌入して孔部から突出するように構成されてい
る。また、案内部材46には、案内部材46に沿ってスクリ
ュー軸46aが設けられており、スクリュー軸46aを駆動す
ることによって、第2把持ハンド47を案内部材46に沿っ
て昇降させることにより容器10を物品取り出し具20に重
ね合わせるようになしてある。
また、スタッカークレーン60は、各流動棚70の取り出し
間口71に沿って配設された第1図(a)に示す走行レール6
1を走行するように構成され、キャリッジ50に搭載され
た容器取り出し装置30と反転装置40とを昇降可能に備え
て構成されている。
次に保管設備Cを構成する流動棚70、物品の供給装置D
を構成する物品切り出し具80、スパイラルシュート90に
ついて夫々説明する。
保管設備Cの流動棚70は、複数列、複数段の傾斜ローラ
コンベヤからなり、その傾斜前端に取り出し間口71が形
成され、且つ、傾斜ローラコンベヤの前端部にはストッ
パ72が設けられ、供給された容器10が自重によって傾斜
ローラコンベヤを滑落してストッパ72で係止するように
構成されている。
また、物品の供給装置Dの物品切り出し具80は、物品取
り出し具20から移し替えられた物品Bを収納し、1個ず
つ切り出し得るように構成された筐体81で、物品Bをス
パイラルシュート90に案内するシュート91の上部に固定
設置されている。そして、物品取り出し具20の仕切り21
に対応して、物品Bを1個ずつ仕切る仕切り82と、収納
された物品Bを1個ずつ切り出しシュート91に落下させ
るためのシャッタ83(第4図参照)とを備えて構成され
ている。また、物品切り出し具80上に物品取り出し具20
を円滑に重ね合わせるように案内するガイド板84が物品
切り出し具80の上端に設けられている(第2図参照)。
また、スパイラルシュート90は、複数個のシュート91を
介して、夫々の物品切り出し具80から切り出された物品
Bを所望のコンテナ等(図示省略)に搬送、供給するよ
うに構成されている。
また、スパイラルシュート90と物品切り出し具80との間
に形成される空間には、物品の移し替え装置Aの反転装
置40によって反転させて物品取り出し具20を物品切り出
し具80に重積した状態下にある容器10と略同じ高さ位置
に合わせた空容器排出コンベヤ100が配設されており、
空になった容器10を、第2把持ハンド47の容器受け台47
aによって押し出して空容器排出コンベヤ100に移載し
て、空になった容器10を系外へ排出するように構成され
ている。
また、容器10は、第3図(b)に示す如く、天面部に開口
部11を有する段ボール箱等である場合には、そのまま流
動棚70に供給すれば良いが、容器10が段ボール箱等で包
装されている場合には、天面部を予め切断する等して開
口部11を形成してから、流動棚70に供給するようにすれ
ば良い。
次に、本発明の物品取り出し方法の一実施態様を、上述
の物品取り出し装置Aを用いた場合の実施対応に基づい
て説明する。
保管設備Cにおける流動棚70の各取り出し間口71には、
夫々1種類の物品Bを収納している容器10が複数個格納
されている。
一方、物品取り出し具20に収納されていた物品Bが、物
品切り出し具80に移し替えられると、反転装置40がスタ
ッカークレーン60の走行とキャリッジ50の昇降とによ
り、空になった物品取り出し具20に対向する位置まで移
動すると共に、空になった容器10を第2把持ハンド47の
容器受け台47aの先端によって空容器排出コンベヤ100に
突き出す。即ち、第2把持ハンド47の昇降により容器受
け台47aを容器10の側面の高さに位置させた状態で、走
行台42を空容器排出コンベヤ100方向に進め、つまり流
動棚70を基準とすれば、後進させることにより、空にな
った容器10を空容器排出コンベヤ100に移載する。ま
た、空になった容器10が移載されると、第1把持ハンド
45が物品取り出し具20の係合凹部25の外側に位置してい
るので、第1把持ハンド45を閉じて物品取り出し具20を
把持する。第1把持ハンド45が物品取り出し具20を把持
すると、第1把持ハンド45が、第2図に示す側面図にお
いて時計方向に略10°回転した後、走行台42が流動棚70
方向に、同図において実線で示す位置まで前進し、第1
把持ハンド45が、その状態で更に時計方向に略170°回
転し、第1把持ハンド45が、第2図において実線で示し
た状態になる。
更に、スタッカークレーン60の走行とキャリッジ50の昇
降とにより、反転装置40が所望の位置に移動すると共
に、容器取り出し装置30が所望の取り出し間口71に格納
されている容器10を取り出す。即ち、スタッカークレー
ン60のキャリッジ50が所望の位置に停止すると、走行台
42が取り出し間口71に向かって前進し、揺動コンベヤ33
が枢支点32を中心として容器取り出し側を上方に揺動さ
せることにより、容器10を1個取り出すと、ホイールコ
ンベヤ31の所定位置に容器10を搬入する。このとき、容
器受け台47aを予め降下端に位置させてあるため、搬入
された容器10の下方に容器受け台47aが位置している。
然る後、第2把持ハンド47が案内部材46に沿ってセンタ
リング位置、即ち容器受け台47aの上面がホイールコン
ベヤ31の形成する上面より高い位置まで上昇すると、容
器受け台47aが、取り出された上記容器10の底面を略平
面状に支承しながら、スクリュー軸47cの駆動により把
持板47b、47bが所望の間隔まで閉じることによって容器
10の側面を把持すると共にセンタリングする。センタリ
ング後、第2把持ハンド47は、案内部材46に沿って上昇
することによって把持した容器10を物品取り出し具20の
基部24近傍まで持ち上げて、第3図(c)、(d)に示す如
く、基部24から下方に突出した仕切り21の先端及びガイ
ド部材27を容器10に挿入した状態にして、停止する。従
って、容器受け台47aが容器10の底面を略平面状に支承
しているので、容器10の収納された物品Bの収納状態を
乱すことなく、仕切り21を容器10の開口部11に対してス
ムースに挿入できる。尚、容器10と物品取り出し具20と
のセンタリングが多少ずれていても、隙間12に先ずガイ
ド部材27が挿入され物品Bの収納状態を矯正しながら、
続いて仕切り21の先端が挿入されるので、容器10に収納
された物品Bを確実に個々に仕切ることができる。ま
た、物品取り出し具20と容器10とが重ね合わされると
き、第3図(c)に示す如く、略5mmの隙間δをあける
と、物品Bを容器10から物品取り出し具20にスムースに
移し替えることができる。
上述の如くして、物品取り出し具20の基部24と容器10の
開口部11とが重ね合わされると、反転装置40が駆動し
て、物品取り出し具20と容器10とを第1図(b)に示す如
く反転させる。即ち、回転軸44を支点として、第1,第2
把持ハンド45、47と案内部材46とが第2図において反時
計方向に反転する。この反転動作を更に詳述すると、第
1把持ハンド45が反時計方向に略170°回転した後、走
行台42が後進して、反転過程にある物品取り出し具20を
物品切り出し具80の略上部に位置させた後、更に第1把
持ハンド45が反時計方向に略10°回転し、物品切り出し
具80上に物品取り出し具20と容器10が重ね合わされる。
この反転動作により、容器10に収納されていた物品B
は、仕切り21によって1個ずつ仕切られた状態で、物品
取り出し具20に移し替えられる。
物品切り出し具80上に物品取り出し具20と容器10とが重
なり合うと、第1把持ハンド45が開いて物品取り出し具
20を解放すると共に、第2把持ハンド47も開いて容器10
を解放した後、走行台42が前進して、次の物品Bの移し
替えに備えて待機する。
物品切り出し具80に収納されていた物品Bが、物品列に
対応したシャッタ83を順次開放して、物品Bをシュート
91に落とし込み、全ての物品Bが物品切り出し具80から
切り出されると、引き続き、物品取り出し具20のシャッ
タ22を第4図矢示方向に開放して物品取り出し具20に収
納されている物品Bを全て物品切り出し具80に自動的に
移し替える。
上述の如くして、物品切り出し具80に移し替えられた物
品Bを、ピッキング指令の所望の個数に応じて、例えば
第4図に示す如くシャッタ83を開放して物品Bを順次切
り出すと、切り出された物品Bは、シュート91、スパイ
ラルシュート90を介して所望のコンテナ等(図示省略)
迄搬送される。尚、複数個のシュート91が1個のスパイ
ラルシュート90に高さを異にして夫々繋がっているの
で、複数個の物品切り出し具80から夫々種類を異にする
物品Bを略同時に1個のコンテナ等に自動的に荷揃えす
ることができる。
以上、本発明の物品取り出し装置の一実施例及び物品の
取り出し方法の一実施態様について説明したが、本発明
はこれらの実施例及び実施態様に制限されるものでな
く、例えば第4図乃至第5図に示す物品取り出し具20を
用いても良い。
即ち、第4図は、物品取り出し具20の第2の実施例を示
す図で、第3図に示した物品Bとは別形状の物品B、即
ち偏平形状のプラスチックボトルの頭部にキャップが螺
締された物品Bを移し替えるための物品取り出し具20と
物品切り出し具80とを重ね合わせた状態の概略を示す斜
視図であり、物品Bを切り出すときの状態を示してい
る。尚、4行×2列に配列されて容器10に収納された物
品Bの上部(キャップ側)において、ある程度の隙間12
を有し、容器10を横転等させると配列に乱れを生じ易
く、それがために物品取り出し具20の仕切り21は、基部
24から突出し、物品取り出し具20を容器10に重ね合わせ
た状態になると、仕切り21の先端及びガイド部材27が、
物品Bの肩部より下方に到達するように形成されてい
る。従って、容器10に収納された物品Bの隙間12によっ
て容器10内で物品Bの配列に多少の乱れがあっても、物
品Bを取り出すときには、物品取り出し具20に容器10が
重ね合わされる際に、先ず隙間12にガイド部材27が挿入
され、引き続いて仕切り21の先端が挿入されて物品Bを
本来の配列状態に矯正しながら仕切り21が引き続いて挿
入されるので、容器10に収納された物品Bを確実に個々
に仕切って物品取り出し具20の可搬筐体23内に取り出す
ことができる。
また、第5図は、物品取り出し具20の第3の実施例を示
す斜視図であり、第4図に示した物品Bと同じ物品Bを
容器10から取り出すための物品取り出し具20であり、第
4図に示す物品取り出し具20と異なりシャッタ22が基部
24近傍に設けられており、物品収納部26及び可搬筐体23
を省略し、従って第4図に示す仕切り21の先端部のみか
ら形成された仕切り21を備えた物品取り出し具20として
構成されている。該物品取り出し具20と容器10とが第5
図に示す如く反転すると、物品Bは突出した仕切り21に
よって仕切られてシャッタ22上に載置され、容器10に収
納されたままの状態で物品取り出し具20に取り出され、
物品切り出し具80に物品Bを移し替えるのを待機する。
つまり、容器10が上述した各物品取り出し具20における
可搬筐体23の役割を果たしていることになる。而して、
物品切り出し具80への移し替え指令があると、シャッタ
22が開放し、容器10に収納されている物品Bは物品切り
出し具80に移し替えられる。
尚、第6図に示す如く、容器受け台47aを櫛歯状に形成
し、ホイールコンベヤ31の代わりに複数のチェーンコン
ベヤ31aを櫛歯状の隙間に臨ませるようにしても良い。
また、容器取り出し装置30を走行台42上に設けずキャリ
ッジ50上に独立させて設け、走行台42とは別に独立して
走行するようにしても良い。
また、物品Bが容器10に多段に収納されていても良く、
また、仕切り21が、容器10に収納されている物品Bを2
個以上ずつ仕切るようにしても良い。
〔発明の効果〕
本発明の物品取り出し方法及びその装置は、上述の如
く、容器の底面を支承して、容器に一定の配列で収納さ
れた物品を、その収納状態を乱すことなく確実に取り出
すことができる。
また、反転装置を備えているため、取り出された物品を
物品切り出し具等に確実に移し替えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)、(c)は本発明の物品の取り出し装置の
一実施例を示す斜視図で、同図(a)は物品の取り出し装
置を適用した装置を示す図、同図(b)は物品の取り出し
装置の反転装置により容器と物品取り出し具を物品切り
出し具側に反転させた状態を示す図、同図(c)は反転装
置を部分的に破断して示す図、第2図は第1図(a)にお
ける側面を示す図、第3図(a)は物品の取り出し装置を
構成する物品取り出し具の第1の実施例を示す斜視図、
同図(b)は物品を収納した容器を示す斜視図、同図(c)は
同図(a)に示す物品取り出し具と同図(b)に示す容器とが
重ね合わせ装置によって重ね合わされた状態を示す正面
図、同図(d)は同図(c)の側面図、第4図は第2の実施例
の物品取り出し具を示す図で、第3図(b)に示す物品と
は別形状の物品を収納した容器と物品取り出し具とを反
転して物品切り出し具に重ね合わせた状態を示す斜視
図、第5図は第3の実施例の物品取り出し具を示す図
で、第4図に示す物品と同じ物品を容器から取り出すた
めの物品取り出し具であり、この物品取り出し具を物品
切り出し具に重ね合わせた状態を示す斜視図、第6図は
物品の取り出し装置を構成する容器取り出し装置と容器
受け台の第2の実施例を示す要部斜視図、第7図は容器
の底面を略平面状に支承し得ない場合の容器の変形状態
を説明する正面図である。 10;容器、11;開口部 20;物品取り出し具、21;仕切り 40;反転装置 41;重ね合わせ装置 47a;容器受け台、B;物品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部11を有する容器10に一定の配列で収
    納された物品Bを、該物品Bの収納状態の配列に対応さ
    せて、上記容器10から取り出す物品の取り出し方法であ
    って、 上記容器10を、その底面を略平面状に支承する容器受け
    台47aで支承したのち、 支承された上記容器10の開口部11を、上記物品Bの収納
    状態の配列に対応させて該物品Bを1個ずつ仕切る仕切
    り21と該仕切り21の基端部側に対し開閉自在に取り付け
    られたシャッタ22とを備えた物品取り出し具20の開口端
    に重ね合わせ、 重ね合わされた上記容器10と上記物品取り出し具20とを
    反転させて、上記仕切り21に則して上記容器10に収納さ
    れた物品Bを上記物品取り出し具20に取り出し、 上記シャッタ22を開放して上記物品取り出し具20内の上
    記物品Bを上記物品取り出し具20の開口端と反対側の上
    記仕切り21の基端部側から取り出す ことを特徴とする物品の取り出し方法。
  2. 【請求項2】開口部11を有する容器10に一定の配列で収
    納された物品Bを、該物品Bの収納状態の配列に対応さ
    せて、上記容器10から取り出す物品の取り出し装置であ
    って、 上記容器10の開口部11に先端が挿入されて、上記物品B
    の収納状態の配列に従って該物品Bを1個ずつ仕切る仕
    切り21と該仕切り21の基端部側に対し開閉自在に取り付
    けられたシャッタ22とを備えた物品取り出し具20と、 該物品取り出し具20の仕切り21の先端を上記容器10の開
    口部11を介して挿入させ、上記容器10の開口部11と上記
    物品取り出し具20の開口端とを重ね合わせる重ね合わせ
    装置41と、 重ね合わされた上記物品取り出し具20と上記容器10とを
    反転させて、上記仕切り21に則して上記容器10に収納さ
    れた物品Bを上記物品取り出し具20に取り出す反転装置
    40とを備えると共に、 上記シャッタ22は、上記容器10と上記物品取り出し具20
    とが重ね合わされて反転された後に、上記物品取り出し
    具20の開口端と反対側の上記仕切り21の基端部側を開放
    し、該基端部側から上記物品取り出し具20内の上記物品
    Bを取り出すようになしてあり、 上記重ね合わせ装置41は、上記容器10の底面を略平面状
    に支承する容器受け台47aを備える ことを特徴とする物品の取り出し装置。
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