JPH05147602A - 物品の箱詰め装置 - Google Patents

物品の箱詰め装置

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JPH05147602A
JPH05147602A JP3256689A JP25668991A JPH05147602A JP H05147602 A JPH05147602 A JP H05147602A JP 3256689 A JP3256689 A JP 3256689A JP 25668991 A JP25668991 A JP 25668991A JP H05147602 A JPH05147602 A JP H05147602A
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JP3256689A
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English (en)
Inventor
Yoichiro Sugiyama
洋一郎 杉山
Yoshito Masuda
義人 増田
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SHIZUKOU KK
Seiko Corp
Original Assignee
SHIZUKOU KK
Seiko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】一種の把持体により多種類の物品の把持,挿入
が行なえ物品の挿入時の妄動や転倒を防止することがで
きる物品の箱詰め装置を提供する。 【構成】縦横方向へ連動的に移動する物品1の把持体ヘ
ッド9を機台3に取り付け、移送される物品1を一列ご
と把持する把持体10を設けた前記把持体ヘッド9を、所
定角度に回動自在に設けると共に、収納される箱2の保
持体11を傾斜自在に設ける。 【効果】箱詰めされる物品の列数や本数、すなわち、収
納パターンの変化に簡単に対応できて、しかも、物品の
挿入にあっては、傾けられた箱へ安定的に行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品の包装業界等にお
いて、物品、例えば、食品容器を箱へ所定本数詰め込む
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、物品、例えば、調味液,飲料水等
を充填した実ボトルの包装業界等においては、ダンボー
ル箱やPケース等へ複数本、例えば、縦×横が3×5の
15本を収容し梱包して保管あるいは市場提供されてもの
で、この収納パターンはボトル容量や背丈、または、内
容物の種類により異なるものである。
【0003】そして、この実ボトルの箱詰めに使用する
装置は、図7に示すように、コンベア60により一列で連
続移送される実ボトルWを、二列振分あるいは三列振分
した後、所定本数すなわち15本分を1ブロックW1とし、
図8に示すように、前記ブロックW1に対応するチャック
61を備えた挿入装置62により一度に把持した状態でダン
ボール箱63等へ詰め込んでいたもので、この箱詰め装置
は、多種の収納パターンに対応するように汎用性を持た
せているのが一般的である。
【0004】しかしながら、前記した実ボトルの収納パ
ターンの変更に伴うチャック部の互換性が全くないの
で、その変更のたびに、実ボトルの大きさに合わせて間
隔調整したチャックを備える前記挿入装置、すなわち、
専用チャックユニットを交換しなければならないが、こ
のチャックユニットは高価であって、実ボトルのケーシ
ングコストが高騰するばかりか、このユニットの保管や
管理に多くのスペースや手数を必要とする。
【0005】また、前記したチャックユニットの交換に
かなりの時間を費やすため、実ボトルのケーシング作業
を一時中断しなければならず、円滑かつ効率的な箱詰め
がなされない。等の様々な問題点を有するものであっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決するためになされたもので、縦横方向へ連動
的に移動する物品の把持体ヘッドを機台に取り付け、移
送される物品を一列ごと把持する把持体を設けた前記把
持体ヘッドを、所定角度に回動自在に設けると共に、収
納される箱の保持体を傾斜自在に設けることにより、箱
詰めされる物品の列数や本数、すなわち、収納パターン
の変化に簡単に対応できて、しかも、物品の挿入にあっ
ては、傾けられた箱へ安定的に行なわれる物品の箱詰め
装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、機台に設けた物品の移送手段
と、前記機台より立設させた支柱と、該支柱へ取り付け
た水平ガイドと、該水平ガイドへ取り付けて駆動手段に
より横移動自在とし、移動始端が前記移送手段の上方に
対応する移動体と、該移動体へ前記水平ガイドと直交す
るように取り付けて移動手段により昇降自在とした吊持
体と、この吊持体の下部へ回動軸により枢着して、操作
手段により所定角度に回動される把持体ヘッドと、この
把持体ヘッドの下部に設けた固定体と可動体とからなり
物品の一列を把持する把持体と、前記移送手段の近傍に
おいてその一側の機台に設けて、傾斜手段により全体が
前記移送手段側へ傾斜する箱保持体と、を備えさせた物
品の箱詰め装置の構成にある。
【0008】また、前記した箱保持手段において、載置
したダンボール箱の前記移送手段側のフラップを挾持し
て外方へ回動させる逃がし手段を備えさせた物品の箱詰
め装置の構成にある。
【0009】
【作用】前記のように構成される本発明の物品の箱詰め
装置は以下に述べる作用を奏する。まず、移送手段によ
り連続的に一列で移送されて把持体ヘッドの下方に達し
た物品は、垂直に降下する吊持体に取り付けた把持体ヘ
ッドの把持体によりその上部を把持される。
【0010】このとき、箱保持体には物品を収納する箱
が供給されていて、傾斜手段により前記移送手段側へ傾
斜させると共に、前記載置した箱がダンボール箱の場合
は、移送手段側のフラップを逃がし手段により略180 °
展開しておく。
【0011】この状態において、前記把持体ヘッドを上
昇させつつ、操作手段により前記箱へ向けて所定角度、
すなわち、前記傾斜された箱保持体とほぼ同一角度に傾
斜させて物品を斜めにした状態で、移動体と吊持体とを
駆動手段および移動手段により横および縦へ同時移動さ
せると、把持された物品は、箱のフラップに干渉するこ
となく箱上に移動すると共に、箱における移送手段側内
壁に沿って所定本数の一列が挿入されるもので、把持体
ヘッドは再び把持開始位置へ復帰する。
【0012】そして、この把持体ヘッドは降下して、そ
の把持体は移送手段により移送される物品列の一列をふ
たたび把持し上昇しつつ、該把持体ヘッドを操作手段に
より所定角度に傾斜させ、前記同様に横および縦へ同時
移動させると、把持された物品は、箱における先に挿入
された物品列に沿って所定本数の一列が挿入されるもの
で、この操作を適宜繰り返せば、あらかじめ設定した一
ブロックの物品群の収容が一列ごと行なわれるものであ
る。
【0013】所定数の収納を収容した箱は、その保持体
の傾斜を元に戻して水平にした後排出して、新たな空箱
を箱保持体へ供給し次の物品収納の準備をする。
【0014】
【実施例】次に、本発明に関する物品の箱詰め装置の実
施の一例を図面に基づいて説明する。図1〜図3におい
てAは、物品、例えば、調味液や飲料水を充填したボト
ル1を、そのキャップ部を把持して所定本数、箱へ、例
えば、ダンボール箱やPケース2等に収納する箱詰め装
置で、収容される前記ボトル1は、箱2に対して、例え
ば、縦横が3×3,3×4,3×5,4×4のように様
々な収納パターンに対応することができる。
【0015】そして、この箱詰め装置Aは、機台3と、
移送手段4と、支柱5に取り付けた水平ガイド6と、移
動体7と、吊持体8と、把持体ヘッド9と、把持体10
と、箱保持体11とにより基本的に構成される。
【0016】前記した移送手段4は、箱形に形成された
機台3の前側において、支持部材12により水平に支持さ
せて、前記ボトル1を一列で連続または間欠的に移送す
るものであって、該ボトル1は両側のガイド13,13によ
って転落することなく安定的に送られるものであり、該
移送手段4の強制駆動により移送するか、図示してない
が、この移送手段4の始端に連係したコンベアによる押
し出しにより順次送られる。
【0017】前記した水平ガイド6は、前記機台3上よ
り立設させた支柱5の上端へその基部を固着してあっ
て、前側へ向かって水平に張り出してある。
【0018】前記した移動体7は、前記水平ガイド6へ
横移動自在に係合してあって、この水平ガイド6の前後
に横架した螺軸14へその中間を螺合してあり、該螺軸14
の一端部には数値制御可能なサーボモータ等の駆動手段
15を連結してあるもので、この駆動手段15の操作により
任意に横移動できるようにしてあると共に、その移動始
端は前記移送手段4の上方に対応するようにしてある。
【0019】前記した吊持体8は、前記移動体7へ前記
水平ガイド6と直交するように取り付けてあるもので、
そのめねじ駒16に螺合される縦の螺軸17を取り付け、そ
の上端に数値制御可能なサーボモータ等の移動手段18を
連結してあって、この移動手段18の操作により任意に縦
移動できるようにしてある。
【0020】前記した把持体ヘッド9は、前記吊持体8
の下部において回動軸19により枢着してあり、該回動軸
19に取り付けたレバー20の先端に前記吊持体8に取り付
けた流体シリンダ等の操作手段21を連係して、この操作
手段21により所定角度、例えば、15〜30°の範囲におい
て後記する箱保持体11へ向かって回動される。
【0021】なお、この把持体ヘッド9は、図5に示す
ように、前記吊持体8とは流体シリンダ9aを介して取り
付けられており、該把持体ヘッド9に設けた取付片9bへ
前記流体シリンダ9aのロッド9cを連係すると共に、流体
シリンダ9aより付設した支持片9d,9dに前記把持体ヘッ
ド9の上部に内設した係止片9e,9eを載置・係合させる
ことにより、常時、把持体ヘッド9に掛かる加重は、該
流体シリンダ9aの支持片9dにより支承させ、該把持体ヘ
ッド9へ下方から上に向かって掛かる不測の力は、取付
片9bを介してシリンダ9aのロッド9cに伝達されると共
に、シリンダ9a内に設けたリードスイッチ等の検知器9f
の検出により、ロッド9cを上方へ逃がすと共に、前記把
持体ヘッド9を上方へ持ち上げて各部材の損傷を防止す
るようにしてある。
【0022】前記した把持体10は、前記把持体ヘッド9
の下部に設けて、前記移送手段4上のボトル1の上部、
すなわち、キャップ部を複数本一度に把持するもので、
内側には相対する前記ボトル1のキャップ形状に合致さ
せた段部を刻設した平板状の固定体22と可動体23とから
なる。
【0023】そのうち、固定体22は、図4に示すよう
に、前記把持体ヘッド9の下部後側に取り付けた固定軸
24へ垂直に固着し、可動体23は前記把持体ヘッド9の下
部前側において前記固定軸24と平行に取り付けた回動軸
25へ垂直に固着してあって、この回動軸25に取り付けた
操作レバー26の端部へ、前記把持体ヘッド9の内部に装
着した流体シリンダ等の開閉手段27を連係させてあるも
ので、この開閉手段27の操作により該可動体23を回動さ
せて前記固定体22との協働により前記ボトル1のキャッ
プ部を掴んだり開放したりするものである。
【0024】なお、前記把持体10は、図示してないが、
把持体ヘッド9に対して二列に配設しても良く、この場
合、移送手段4により連続移送されるボトル1は二列に
より送られるもので、この二列を同時に把持することに
より箱詰め作業の能率向上が計れる。
【0025】前記した箱保持体11は、ボトル1を所定数
収納する箱2を挿入時において脱落しないように保持し
ておくもので、前記移送手段4の近傍においてその一側
の機台3に設けた取付部材28に横架させた回動支軸29へ
基台30を回動自在に取り付けてあって、該基台30上に駆
動および遊転コロ31,32からなるコンベア33を水平に設
けてある。
【0026】更に、該コンベア33の後側にはその前後に
支杆34,35を立設して、その上部に前記箱2がダンボー
ル箱によるときは、箱2前後のフラップ2a,2bをそれぞ
れ外側へ折り曲げる押え部材36,37をハイロータ,ロー
タリーアクチエータ等の回動部材38,39により支持して
ある。
【0027】また、前記一方の支杆35の中間には、ハイ
ロータ,ロータリーアクチエータ等の回動部材40により
支持させた逃がし手段41を設けてあるもので、図3に示
すように、先端をUの字状に形成してこの部分を、ダン
ボール箱による箱2の後側のフラップ2cにおける上縁に
係合して、ボトル1の箱2への挿入時、横移動する該ボ
トル1が邪魔にならないように、略180 °程度前記フラ
ップ2cを外方へ回動させる。
【0028】また、前記コンベア33を挟んで両側には、
該コンベア33に載置された箱2の横方向の位置決めを行
なう位置決め手段42,43を設けてあるもので、これらの
間に空箱2が挿入されたときボトル1の収納位置が正し
くセットされる。
【0029】そして、前記基台30は、前記回動支軸29に
取り付けたレバー44に連係させた流体シリンダ等の傾斜
手段45により、前記把持体ヘッド9が回動した角度と同
傾斜まで傾けられるものであり、ボトル1の箱2への挿
入時にあっては、その挿入を容易にすると共に、先に収
容されたボトル1は箱2内において傾斜側の壁に片寄せ
られるので、ボトル1の妄動や転倒が防止されると共
に、次のボトル1の挿入時に先のボトル1との干渉がな
いようにしてある。
【0030】更に、前記したコンベア33の移送前部に
は、箱2の前側に当接してその位置決めを行なうストッ
パー46を流体シリンダ等の操作部材47により取り付けて
あるもので、箱2の排出時は、前記コンベア33の上面よ
り埋没させる。
【0031】なお、前記基台3の内部には、ボトル1の
箱2への収納パターンを記憶させる制御部48を内蔵して
あるもので、あらかじめ、設定された収納パターンのプ
ログラムにしたがって、各手段や操作される部材への駆
動・停止のティーチングが行なわれるものである。
【0032】図6において49は、装置Aの手前側に設け
た製函機で、収容する箱2にダンボール箱を用いた場合
には、多数のケースマガジンを収容して順次各フラップ
を折り曲げつつ、下張り等を行なって製函したものを、
装置Aの箱保持体11へ所定タイミングで送り込む。
【0033】図6において50は、装置Aの後側に設けた
封函機で、装置Aにより箱詰めされたボトル1入りの実
箱2の上部フラップを折り曲げて封凾する。
【0034】
【発明の効果】前述のように本発明に関する物品の箱詰
め装置は、移送手段により連続的に移送される物品に対
して、一列ごと把持体により把持して一側に待機する箱
へ挿入するため、物品の形状,種類等の変化により箱へ
の収納パターンが変わっても、該把持体を交換すること
なく、その箱詰め列数と本数との変化に容易に対応する
ことができるので、多種類の収納パターンに対する汎用
性があって、しかも、把持体においては構造も簡単なた
め機械全体を安価に製造できる。
【0035】収容される箱の保持体を一側に傾斜させ、
かつ、物品を把持する把持体を同様に略同傾斜に傾けて
あるので、物品の箱への挿入が容易であって、しかも、
挿入時にあって、収容された物品の妄動や傾斜に起因す
る次の物品の挿入不良や不能となる動作を防止すること
ができ円滑で安定的な箱詰めができる。
【0036】物品を詰め込む箱にダンボール箱を用いた
場合は、箱保持体の一側に設けた逃がし手段により、移
送手段側に位置する箱のフラップを略180 °外方へ転回
されて、把持体ヘッドの横移動時に、該フラップに干渉
することなく円滑に挿入動作が行なわれると共に、物品
を把持した前記把持体ヘッドの移動にその上昇および降
下工程を短縮させることができるので、箱詰めの作業時
間を可及的に短縮させることができ、短時間に大量の箱
詰め処理がなされる。等の格別な効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する物品の箱詰め装置の実施の一例
を示す側面図である。
【図2】図1における要部を示す正面図である。
【図3】図1における把持体ヘッドと箱保持体を傾斜さ
せた状態を示す要部の側面図である。
【図4】図1における把持体ヘッドを拡大して示す要部
の側面図である。
【図5】図1における把持体ヘッドと吊持体との連結状
態を示す一部を破断した要部の側面図である。
【図6】図1における装置の変形例を示す平面図であ
る。
【図7】従来の箱詰め装置における箱詰め状態を示す斜
視図である。
【図8】図7におけるボトル挿入装置の概略を示す正面
図である。
【符号の説明】
1 物品 2 箱 3 機台 4 移送手段 5 支柱 6 水平ガイド 7 移動体 8 吊持体 10 把持体 11 箱保持体 15 駆動手段 18 移動手段 19 回動軸 22 定体 23 可動体 45 傾斜手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台に設けた物品の移送手段と、前記機
    台より立設させた支柱と、該支柱へ取り付けた水平ガイ
    ドと、該水平ガイドへ取り付けて駆動手段により横移動
    自在とし、移動始端が前記移送手段の上方に対応する移
    動体と、該移動体へ前記水平ガイドと直交するように取
    り付けて移動手段により昇降自在とした吊持体と、この
    吊持体の下部へ回動軸により枢着して、操作手段により
    所定角度に回動される把持体ヘッドと、該把持体ヘッド
    の下部に設けた固定体と可動体とからなり物品の一列を
    把持する把持体と、前記移送手段の近傍においてその一
    側の機台に設けて、傾斜手段により全体が前記移送手段
    側へ傾斜する箱保持体とを備えさせたことを特徴とする
    物品の箱詰め装置。
  2. 【請求項2】 前記した箱保持手段において、載置した
    ダンボール箱の前記移送手段側のフラップを挾持して外
    方へ回動させる逃がし手段を備えさせたことを特徴とす
    る請求項1記載の物品の箱詰め装置。
JP3256689A 1991-10-03 1991-10-03 物品の箱詰め装置 Pending JPH05147602A (ja)

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