JPH0698811A

JPH0698811A - 厨房機器

Info

Publication number: JPH0698811A
Application number: JP4275518A
Authority: JP
Inventors: Hideo Takano; 秀士高野; Hideji Nakamori; 秀二中森; Satoru Satomura; 悟里村; Akira Fukumuro; 晶福室; Makoto Oshikawa; 眞押川; Seiichi Hayashi; 誠一林; Tadayoshi Inoue; 忠好井上; Shunji Kawase; 俊二川瀬
Original assignee: Inax Corp; Obayashi Corp
Current assignee: Inax Corp; Obayashi Corp
Priority date: 1992-09-19
Filing date: 1992-09-19
Publication date: 1994-04-12

Abstract

(57)【要約】【目的】外観形状に優れ、かつ使用機能の向上した厨
房機器の提供を目的とする。【構成】シンク２の上面を覆蓋する開閉可能な開閉蓋
３の裏面には、調理用の電磁プレート４が付設されてお
り、開閉蓋３を開けて天板１の上に電磁プレート４を配
置させ調理を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、調理用に使用する厨
房機器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術及びその課題】従来、厨房機器には、洗い
物のできるシンクと、焼き物等のできる加熱プレート
と、シンク内に湯水を供給する水栓等が露出して設けら
れており、全体的に見栄え性が悪いという問題点があっ
た。

【０００３】

【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、外観形状がスッキリと
し、使い勝手の良好な厨房機器を提供せんことを目的と
し、その第１の要旨は、シンクの上面を覆蓋する開閉可
能な開閉蓋の裏側に調理用の電磁プレートが付設されて
いることである。また第２の要旨は、シンク内にほぼ水
平状に収納される収納位置から、シンクに対しぼほ垂直
に立ち上がる使用位置に亘り回動可能な水栓を備えたこ
とである。また第３の要旨は、基部の外周に所定間隔で
突出された複数の脚バーを有し、該各脚バーは前記基部
に対し水平面内で該基部の外周方向に移動可能に構成さ
れていることである。

【０００４】

【作用】前記第１の要旨において、開閉蓋の裏面には電
磁プレートが付設されているため、通常は開閉蓋が閉じ
られてシンクの上面が覆蓋され、シンクが露出すること
なくスッキリとした外観形状を呈し、開閉蓋を開けて裏
側の電磁プレートを使用して、焼き物調理等を良好に行
うことができる。また、前記第２の要旨において、水栓
は使用しない時にはシンク内に収納しておくことがで
き、シンク周辺に立ち上がり部材がなくスッキリとした
外観形状を呈し、また使用時には、シンクから立ち上げ
て良好に水栓を使用することができる。また、前記第３
の要旨において、複数の脚バーはそれぞれ基部に対し水
平面内で移動可能であるため、例えば車椅子等に乗った
状態で、車椅子が脚バーに触れた時に、脚バーが移動す
ることができるため、車椅子に乗ったまま基部に近づい
て良好に調理等を行うことができる。

【０００５】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は多目的に形成された厨房機器の縦断面構成
図であり、図において、天板１の下面の中心から外れた
位置には、上面側が開放されたシンク２が取付けられて
おり、このシンク２の上面にはヒンジ部５を介し開閉可
能に開閉蓋３が設けられており、この開閉蓋３を閉じた
状態では、開閉蓋３と天板１が面一状をなすように構成
されており、図２に平面図で示すように、シンク２の外
周にはレール６が配設されており、このレール６に前記
ヒンジ部５が取付けられたものとなっており、レール６
に沿ってヒンジ部５を移動させ、開閉蓋３を開いた状態
で、図２のＡまたはＢの位置等に自由に開閉蓋３を天板
１上で移動させることができるものとなっている。この
開閉蓋３の裏側には、通電することにより加熱する電磁
プレート４が一体状に付設されており、シンク２の上面
から開閉蓋３を開けて、天板１上に開閉蓋３を置くと、
上面側に電磁プレート４が配置されることとなり、この
状態で電磁プレート４上で焼き物調理等を行うことがで
きる。

【０００６】また、シンク２内には収納可能な水栓７が
取付けられており、水栓７は図３に平面図で示すよう
に、シンク２の内周面の湾曲形状に対応した湾曲状に形
成されたものであり、その一端部には球状支持部８が設
けられており、他端部に吐出口７ａが形成されている。
この水栓７は使用しない時には図３のように水平状にシ
ンク２内に収納させておくことができ、使用する時には
図４の側断面図で示すように、球状支持部８を支点とし
て垂直状に立ち上げて、Ｃの位置に立設させ、Ｃの状態
から吐出口７ａ側をさらに起き上がらせてＤの状態とし
て、吐出口７ａからシンク２内に吐水させることができ
るように構成されており、前記球状支持部８は係止部９
内に回動可能に嵌め込まれたものとなっている。

【０００７】次に、天板１の下面中央部には上外装体１
０が縦方向に設けられており、この上外装体１０の下端
部の内側には同軸状に中外装体１１が連結されており、
さらに中外装体１１の下端部の内側には下外装体１２が
同軸状に設けられており、下外装体１２の下端部には基
部２１が連結されている。前記上外装体１０内の中心部
にはボールネジ１４が垂設されており、このボールネジ
１４の下端部は、前記中外装体１１内に垂設された中ネ
ジ筒体１５に螺合されており、さらに中ネジ筒体１５
は、前記下外装体１２の中心部に垂設された外ネジ筒体
１６に螺合されている。

【０００８】また、上外装体１０および中外装体１１に
は、ガイドバー１７，１９を挿着したハウジング１８，
２０が取付けられており、また前記ボールネジ１４は上
外装体１０の外側に配置されたモーター１３にギアを介
し連繋されており、モーター１３が回転すると前記ボー
ルネジ１４が回転し、この回転に伴って中ネジ筒体１５
内にボールネジ１４が下降し、下降端において中ネジ筒
体１５が回転し、さらに中ネジ筒体１５が、前記外ネジ
筒体１６内を下降するように構成されており、この状態
では天板１は前記基部２１側に下降して、下外装体１２
および中外装体１１は上外装体１０内に収納された状態
となる。したがって、モーター１３を駆動することによ
り、天板１の上下高さを任意に変更できるような構造と
なっている。

【０００９】また、前記基部２１の底面には、電源入力
カプラ２４と、給，排水入力カプラ２５が設けられてお
り、このカプラ２４，２５は、床面Ｆの所定位置に予め
埋設状に配置された電源カプラ２６と給，排水カプラ２
７にワンタッチで接続できるものとなっており、接続状
態で電力線と給排水管が連通されるものである。前記基
部２１の外周には図５で示すように、所定間隔で５本の
脚バー２２ａ，２２ｂ，２２ｃ，２２ｄ，２２ｅが突出
されており、各脚バー２２ａ，２２ｂ，２２ｃ，２２
ｄ，２２ｅの先端部には、それぞれ転動可能なボールキ
ャスター２３，２３，２３，２３，２３が取付けられて
いる。

【００１０】なお、各脚バー２２ａ，２２ｂ，２２ｃ，
２２ｄ，２２ｅはそれぞれ水平面内で前記基部２１の外
周に対し移動することができる構造となっており、例え
ば図６に示すように、脚バー２２ａの端部には突出状に
スライド突部２２Ｔが形成されており、このスライド突
部２２Ｔが、前記基部２１に形成されたスライド溝２１
ａ内に係合され、スライド溝２１ａに沿って脚バー２２
ａが水平面内で基部２１に沿って移動可能となってい
る。したがって、各脚バー２２ａ，２２ｂ，２２ｃ，２
２ｄ，２２ｅ間に、例えば車椅子に乗った者が近づいた
場合、車椅子が各脚バー２２ａ，２２ｂ，２２ｃ，２２
ｄ，２２ｅに触れると移動して間隔を開き、車椅子を基
部２１側へ容易に近づけることができ、身体障害者でも
容易に天板１上で調理を行うことができるものであり、
なお、そのような場合には天板１は前述した如く、低い
位置に下降されて良好な使用状態を得ることができる。

【００１１】

【発明の効果】本発明は、シンクの上面を覆蓋する開閉
可能な開閉蓋の裏側に調理用の電磁プレートが付設され
ていることにより、使用しない時にはシンクは開閉蓋に
より隠蔽されてスッキリとした外観形状を呈し、開閉蓋
を開けることによりその裏面に付設されている電磁プレ
ートが露出し、この電磁プレート上で焼き物調理等を行
うことができ、使用機能が向上する。また、シンク内に
ほぼ水平状に収納される収納位置から、シンクに対しぼ
ほ垂直に立ち上がる使用位置に亘り回動可能な水栓を備
えたことにより、使用しない時には水栓をシンク内にコ
ンパクトに収納させて、シンク周辺をスッキリとした外
観形状に維持することができ、使用時には水栓を立ち上
げてシンク内に良好に吐水することができる。また、基
部の外周に所定間隔で突出された複数の脚バーを有し、
該各脚バーは前記基部に対し水平面内で該基部の外周方
向に移動可能に構成されていることにより、例えば車椅
子に乗った身体障害者等が調理等を行う際に近づき、車
椅子が脚バーに触れると、脚バーは水平面内で移動して
間隔を広げ、車椅子を良好に近づけることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】多目的厨房機器の縦断面構成図である。

【図２】図１の平面構成図である。

【図３】シンク内に水栓を収納した状態の平面構成図で
ある。

【図４】図３の状態から水栓を立ち上げて使用する状態
の側面構成図である。

【図５】脚バーの配置状態を示す平面図である。

【図６】脚バーの取付構造を示す要部断面構成図であ
る。

【符号の説明】

１天板２シンク３開閉蓋４電磁プレート５ヒンジ部６レール７水栓８球状支持部９係止部１０上外装体１１中外装体１２下外装体２１基部２２ａ，２２ｂ，２２ｃ，２２ｄ，２２ｅ脚バー２３ボールキャスター２４電源入力カプラ２５給，排水入力カプラ

フロントページの続き (72)発明者里村悟愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地株式会社イナックス内 (72)発明者福室晶愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地株式会社イナックス内 (72)発明者押川眞愛知県常滑市鯉江本町５丁目１番地株式会社イナックス内 (72)発明者林誠一東京都千代田区神田司町２丁目３番地株式会社大林組東京本社内 (72)発明者井上忠好東京都千代田区神田司町２丁目３番地株式会社大林組東京本社内 (72)発明者川瀬俊二東京都千代田区神田司町２丁目３番地株式会社大林組東京本社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】シンクの上面を覆蓋する開閉可能な開閉
蓋の裏側に調理用の電磁プレートが付設されていること
を特徴とする厨房機器。
【請求項２】シンク内にほぼ水平状に収納される収納
位置から、シンクに対しぼほ垂直に立ち上がる使用位置
に亘り回動可能な水栓を備えたことを特徴とする厨房機
器。
【請求項３】基部の外周に所定間隔で突出された複数
の脚バーを有し、該各脚バーは前記基部に対し水平面内
で該基部の外周方向に移動可能に構成されていることを
特徴とする厨房機器。