JPH069833Y2 - 樹脂被覆金属板の製造装置 - Google Patents

樹脂被覆金属板の製造装置

Info

Publication number
JPH069833Y2
JPH069833Y2 JP6958090U JP6958090U JPH069833Y2 JP H069833 Y2 JPH069833 Y2 JP H069833Y2 JP 6958090 U JP6958090 U JP 6958090U JP 6958090 U JP6958090 U JP 6958090U JP H069833 Y2 JPH069833 Y2 JP H069833Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plate
roll
resin
winding roll
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6958090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0429027U (ja
Inventor
道浩 船木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP6958090U priority Critical patent/JPH069833Y2/ja
Publication of JPH0429027U publication Critical patent/JPH0429027U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH069833Y2 publication Critical patent/JPH069833Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、押出機およびTダイを用いた金属と樹脂の積
層体よりなる樹脂被覆金属板の製造装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来、樹脂被覆金属板製造装置としては、第2図に示す
ように軸芯が同一水平線上に位置する同一径の加熱ロー
ル7と冷却ロール8に巻き付けられ、かつ圧接された金
属板3表面と冷却ロール8との界面に、押出機を経てT
ダイ1より溶融した熱可塑性樹脂2を流下して、金属板
3に熱可塑性樹脂2を連続的に被覆する装置が特開昭5
7−203545号公報で知られている。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来装置は金属板3が一対のロール7、8
に巻き付くパス構成であり、腰折れと称するロールに巻
き付けた場合の金属板3の塑性変形を防止するため、ロ
ール7、8の径を大きくする必要がある。金属板がたと
えば鋼板の場合には、一般に板厚の600倍以上のロー
ル径が必要になる。したがって、押出された熱可塑性樹
脂2が金属板3に固定されるまでの距離g(エアーギャ
ップgと称する)が、一対のロール7、8間の隙間と押
出機の先端のTダイ1とのスペース的な制約のために大
きくなってしまう。また、樹脂は表面張力の関係から、
Tダイ1から押出されて金属板3に固定されるまでの間
にネックインと称する幅縮みを起こし、熱可塑性樹脂2
のエッジ部が厚肉化する現象を示す。特にエアーギャッ
プが長いとネックインが進行し、厚肉化する領域が内部
に拡大する。その厚肉化した部分は製品とはならないの
でトリミングが必要で、厚肉部が大きいと歩留りが悪く
なる。
本考案は上記従来装置の問題点を解決し、歩留り良く樹
脂被覆金属板を製造できる装置を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 本考案の要旨は、巻き付き通過する金属板の腰折れを防
止可能な大径の巻付ロールと、この巻付ロールに巻き付
いている部分の金属板に圧接する巻付ロールよりも小径
の圧接ロールと、この圧接ロールと金属板の界面に押出
機を経て溶融した熱可塑性樹脂を流下するTダイとより
なり、上記圧接ロールの巻付ロールに巻き付いている部
分の金属板への圧接位置を巻付ロールの軸芯を通る水平
線よりも上方にしたことを特徴とする樹脂被覆金属板の
製造装置である。
(作用) 本考案でいう金属板としては、鋼板、アルミ板またはこ
れら金属板の表面に次のいずれかの表面処理を施したも
のなどが挙げられ、さらに上記金属板にクロム酸塩ある
いはリン酸塩処理したものも使用できる。
Sn、Zn、Al、Pb、Ni、CrまたはCuめっき 上記に示す金属の2種以上の複合めっき 上記に示す金属の1種以上を含む合金めっき 上記に示す金属の1種以上を主成分とする複合めっ
き また、本考案に用いる熱可塑性樹脂とはポリエステル樹
脂、ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリアミド樹脂などが代表的であり、これ
らを単層あるいは多層にして押出しても良い。
以下、本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示したものであり、図示し
ない金属板巻き出しリールより払い出された金属板3が
巻き付き通過する金属板の腰折れを防止可能な大径の巻
付ロール4と、この巻付ロール4に巻き付いている部分
の金属板3に圧接する巻付ロール4よりも小径の圧接ロ
ール5と、この圧接ロール5と金属板3の界面に押出機
を経て溶融した熱可塑性樹脂2を流下するTダイ1とよ
りなり、上記圧接ロール5の巻付ロール4に巻き付いて
いる部分の金属板3への圧接位置を巻付ロール4の軸芯
を通る水平線よりも上方にしたものであり、製造された
樹脂被覆金属板6は下流の図示しない巻取りリールによ
り巻き取られる。このように圧接ロール5には金属板3
が巻き付いていないので、金属板3の腰折れとは関係な
く任意にロール径を小さくでき、またこの小径の圧接ロ
ール5の巻付ロール4に巻き付いている部分の金属板3
への圧接位置を巻付ロール4の軸芯を通る水平線よりも
上方にしたので、熱可塑性樹脂2を圧接ロール5によっ
て金属板3に固定させる地点をTダイ1に近付けること
ができ、金属板3の腰折れを防止してエアーギャップg
を短くすることができる。それによりネックインも小さ
くなり、エッジ部の厚肉化した領域を少なくできる。
なお、金属板3と樹脂との密着性を高めるために金属板
3をガス加熱炉などで予熱し、樹脂被覆金属板6が巻き
取られる前に水スプレーなどで冷却し、熱風乾燥装置で
乾燥するようにしてもよい。
(実施例) 実施例として、第1図に示すように金属板3として厚み
0.7mm、幅1000mmの鋼板を用い、この鋼板が巻き付
き通過する直径450mm(板厚の約643倍)の巻付ロ
ール4に鋼板を介して直径50mmの圧接ロール5を巻付
ロール4と圧接ロール5のロール軸芯の垂直距離が18
5mmとなるように圧接し、圧接ロール5と鋼板の界面に
押出機を経て温度280℃の変成ポリオレフィン樹脂を
第1図図示の寸法a、b、c、dがa=110mm、b=110m
m、c=95mm、d=20mmのTダイ1より流下し、5
0μmの被膜厚を形成させた。この場合、エアーギャッ
プgは50mmで、通板速度は50m/minであった。樹
脂は鋼板よりも10mm程度内側に被覆され、被覆樹脂の
エッジから30mm程度は目標膜厚の50μmよりも厚膜
になっていたため、鋼板の両方のエッジから45mmずつ
トリミングした。
また、比較例として、第2図に示すように鋼板が巻き付
く一対のロール7、8として直径450mmのロールを用
い、実施例と同一寸法のTダイ1より押出された熱可塑
性樹脂2を鋼板に被覆した。鋼板条件や樹脂条件などの
操業条件は実施例と同様である。この場合、一対のロー
ル7、8とTダイ1とのスペース的な制約のためエアー
ギャップgは100mmが最小であり、被覆樹脂のエッジ
から60mm程度は目標膜厚の50μmよりも厚膜にな
り、鋼板の両方のエッジから75mmずつをトリミングし
た。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によればエアーギャップを
短くすることができ、ネックインを抑制して樹脂被覆金
属板を歩留り良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の説明図、第2図は従来装置の説明
図である。 1…Tダイ、2…熱可塑性樹脂、3…金属板、4…巻付
ロール、5…圧接ロール、6…樹脂被覆金属板、7…加
熱ロール、8…冷却ロール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻き付き通過する金属板の腰折れを防止可
    能な大径の巻付ロールと、この巻付ロールに巻き付いて
    いる部分の金属板に圧接する巻付ロールよりも小径の圧
    接ロールと、この圧接ロールと金属板の界面に押出機を
    経て溶融した熱可塑性樹脂を流下するTダイとよりな
    り、上記圧接ロールの巻付ロールに巻き付いている部分
    の金属板への圧接位置を巻付ロールの軸芯を通る水平線
    よりも上方にしたことを特徴とする樹脂被覆金属板の製
    造装置。
JP6958090U 1990-07-02 1990-07-02 樹脂被覆金属板の製造装置 Expired - Lifetime JPH069833Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6958090U JPH069833Y2 (ja) 1990-07-02 1990-07-02 樹脂被覆金属板の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6958090U JPH069833Y2 (ja) 1990-07-02 1990-07-02 樹脂被覆金属板の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0429027U JPH0429027U (ja) 1992-03-09
JPH069833Y2 true JPH069833Y2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=31605010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6958090U Expired - Lifetime JPH069833Y2 (ja) 1990-07-02 1990-07-02 樹脂被覆金属板の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH069833Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0429027U (ja) 1992-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4213558A (en) Continuous casting and cladding process and apparatus for producing metal clad
JPH069833Y2 (ja) 樹脂被覆金属板の製造装置
JPH0525875Y2 (ja)
JP3060249B2 (ja) ラミネート金属板の製造方法
JPH0563306B2 (ja)
JP2971391B2 (ja) 樹脂被覆金属板の製造方法及び製造装置
JPH03158235A (ja) ラミネート金属板の製造方法
JP2620122B2 (ja) ラミネート金属板製造装置
US4610389A (en) Method for treating a single side of a metallic sheet
JP3162543B2 (ja) ロール交換装置
JP3753406B2 (ja) 樹脂被覆金属板の製造装置および製造方法
JP3090307B2 (ja) 外面樹脂被覆鋼管の製造方法
JP2962345B2 (ja) プラスチック被覆鋼管の製造方法
JP3048781B2 (ja) ラミネート金属板の製造方法
JPH04299140A (ja) ラミネート金属板の製造方法
JP2968413B2 (ja) 熱可塑性樹脂被覆金属板の製造方法
JPH01301317A (ja) ラミネート金属板製造方法
JP2005349787A (ja) 樹脂密着性に優れた樹脂被覆金属板の製造方法
JPH04294142A (ja) 両面樹脂被覆鋼板の製造方法
JPH0430046Y2 (ja)
JPH06320327A (ja) ラミネート金属板の製造におけるトリミング装置
JPH0699502A (ja) 樹脂フィルム積層表面処理鋼板の製造方法
JPH0664093A (ja) ラミネート金属板の製造方法
JPH02298245A (ja) 金属ストリップの連続溶融めっきにおけるめっき付着量調整方法
JP2553910B2 (ja) 樹脂被覆金属板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term