JP3060249B2 - ラミネート金属板の製造方法 - Google Patents
ラミネート金属板の製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた耐食性及び密着
性を有するラミネート金属板を歩留りよく製造する方法
に関するものである。
性を有するラミネート金属板を歩留りよく製造する方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、優れた耐食性及び密着性を有する
ラミネート金属板を製造するに際して、金属板表面に樹
脂を連続的に被覆する場合、予熱してある金属板に押出
機で溶融混練された熱可塑性樹脂を、Tダイから押し出
す方法が知られている(特開昭57-203545 号公報)。
ラミネート金属板を製造するに際して、金属板表面に樹
脂を連続的に被覆する場合、予熱してある金属板に押出
機で溶融混練された熱可塑性樹脂を、Tダイから押し出
す方法が知られている(特開昭57-203545 号公報)。
【0003】図4は特開昭57-203545 号公報に具体的に
開示されたラミネート金属板の製造方法を示したもので
あり、加熱ロール9に巻き付けられ、冷却ロール10に
巻き付けられ、かつ上記加熱ロール9と上記冷却ロール
10で圧接された予熱してある金属板3表面と冷却ロー
ル10との界面に押出機4を経て、Tダイ5より溶融し
た熱可塑性樹脂6を流下して、金属板3に熱可塑性樹脂
6を連続的に被覆する態様を示す。樹脂が被覆された金
属板(ラミネート金属板)8は上記冷却ロール10下流
の水冷槽、冷却ロール等の冷却装置(図示せず)を通し
て巻き取りが行われる。
開示されたラミネート金属板の製造方法を示したもので
あり、加熱ロール9に巻き付けられ、冷却ロール10に
巻き付けられ、かつ上記加熱ロール9と上記冷却ロール
10で圧接された予熱してある金属板3表面と冷却ロー
ル10との界面に押出機4を経て、Tダイ5より溶融し
た熱可塑性樹脂6を流下して、金属板3に熱可塑性樹脂
6を連続的に被覆する態様を示す。樹脂が被覆された金
属板(ラミネート金属板)8は上記冷却ロール10下流
の水冷槽、冷却ロール等の冷却装置(図示せず)を通し
て巻き取りが行われる。
【0004】また、上記加熱ロール9を通常のニップロ
ールとし、ニップロールの上流側に誘導加熱式やガス加
熱式などの予熱装置を配置して、金属板を予熱するよう
にしたラミネート金属板製造方法も知られている。な
お、冷却ロール10は通常安価で、熱伝導性が良く、冷
却性能の良好な、鉄や銅などの金属製内部水冷ロールが
用いられ、さらに樹脂との接触面を鏡面として、樹脂の
表面状態を良好にするために上記金属製内部水冷ロール
の表面を硬質クロムメッキしたものも用いられている。
ールとし、ニップロールの上流側に誘導加熱式やガス加
熱式などの予熱装置を配置して、金属板を予熱するよう
にしたラミネート金属板製造方法も知られている。な
お、冷却ロール10は通常安価で、熱伝導性が良く、冷
却性能の良好な、鉄や銅などの金属製内部水冷ロールが
用いられ、さらに樹脂との接触面を鏡面として、樹脂の
表面状態を良好にするために上記金属製内部水冷ロール
の表面を硬質クロムメッキしたものも用いられている。
【0005】また、ニップロールは金属製ロール胴に通
常、圧着性,耐熱性の良好なシリコンゴム,クロロプレ
ンゴム,ポリ4ふっ化エチレンゴムなどをライニングし
たゴムライニング製ニップロールが用いられている。こ
のような従来法でラミネート金属板を製造する場合、金
属板の予熱温度を高めて、樹脂が金属板に被覆された
後、上記冷却装置で巻き取り可能温度、例えば常温まで
強制冷却されるまで、できるだけ高温で保持することが
密着性を向上させるために必要である。
常、圧着性,耐熱性の良好なシリコンゴム,クロロプレ
ンゴム,ポリ4ふっ化エチレンゴムなどをライニングし
たゴムライニング製ニップロールが用いられている。こ
のような従来法でラミネート金属板を製造する場合、金
属板の予熱温度を高めて、樹脂が金属板に被覆された
後、上記冷却装置で巻き取り可能温度、例えば常温まで
強制冷却されるまで、できるだけ高温で保持することが
密着性を向上させるために必要である。
【0006】一方、エネルギーコスト面からは、低温予
熱で密着性に優れたラミネート金属板を製造することが
最良であるが、従来法では樹脂被覆直後に冷却ロールに
より樹脂を被覆された金属板が冷却されるようになって
いるため、予熱温度が低い場合には、冷却装置で強制冷
却されるまでの金属板の温度が低くなるので、密着性の
優れたラミネート金属板を製造することができないとい
う問題点がある。
熱で密着性に優れたラミネート金属板を製造することが
最良であるが、従来法では樹脂被覆直後に冷却ロールに
より樹脂を被覆された金属板が冷却されるようになって
いるため、予熱温度が低い場合には、冷却装置で強制冷
却されるまでの金属板の温度が低くなるので、密着性の
優れたラミネート金属板を製造することができないとい
う問題点がある。
【0007】このような問題点を解決するため、本発明
者らは以下に示す方法を特願平1-64434 号で提案した。
この特願平1-64434 号記載の方法(先願法と言う)は図
5に示すように、図示しない予熱装置で予熱された金属
板3を金属製、或は金属製ロール胴にゴム等をライニン
グした非冷却或いは加熱ロール1に巻き付け、上記ロー
ル1に巻き付いている金属板3に例えば金属製ロール胴
にシリコンゴム,クロロプレンゴム,ポリ4ふっ化エチ
レンゴムなどをライニングしたゴムライニングニップロ
ール2を圧接し、金属板3表面と上記ニップロール2の
界面に押出機4を経て、Tダイ5より溶融した熱可塑性
樹脂6を流下して金属板3にラミネートさせ、例えば上
記ロール1下流の水スプレーノズル,ガスジェットノズ
ル等を配備してなる冷却装置7にて例えば常温まで冷却
してラミネート金属板8を得るものである。
者らは以下に示す方法を特願平1-64434 号で提案した。
この特願平1-64434 号記載の方法(先願法と言う)は図
5に示すように、図示しない予熱装置で予熱された金属
板3を金属製、或は金属製ロール胴にゴム等をライニン
グした非冷却或いは加熱ロール1に巻き付け、上記ロー
ル1に巻き付いている金属板3に例えば金属製ロール胴
にシリコンゴム,クロロプレンゴム,ポリ4ふっ化エチ
レンゴムなどをライニングしたゴムライニングニップロ
ール2を圧接し、金属板3表面と上記ニップロール2の
界面に押出機4を経て、Tダイ5より溶融した熱可塑性
樹脂6を流下して金属板3にラミネートさせ、例えば上
記ロール1下流の水スプレーノズル,ガスジェットノズ
ル等を配備してなる冷却装置7にて例えば常温まで冷却
してラミネート金属板8を得るものである。
【0008】先願法によれば、ラミネート金属板8が非
冷却或いは加熱ロール1に巻き付いているので、冷却ロ
ール10に巻き付いている従来法よりも、ロール巻き付
きによる温度低下量が大幅に減少し、樹脂が被覆された
後、強制冷却されるまでのラミネート金属板8の温度
(以下、ラミネート金属板の保熱温度という)が大幅に
高くなる。先に述べたように金属板3の予熱温度が低
く、ラミネート金属板の保熱温度が低いと優れた密着性
は得られないので、優れた密着性を得るための保熱温度
を確保するためには、従来法ではロール巻き付きによる
温度低下が大きいので、金属板の予熱温度を大きく高め
る必要があるが、先願法ではロール巻き付きによる温度
低下が小さいので、従来法ほど予熱温度を高める必要が
ない。即ち、先願法によれば、優れた密着性を得る保熱
温度を確保するために必要な予熱温度を従来法に比べて
大幅に低下することができる。
冷却或いは加熱ロール1に巻き付いているので、冷却ロ
ール10に巻き付いている従来法よりも、ロール巻き付
きによる温度低下量が大幅に減少し、樹脂が被覆された
後、強制冷却されるまでのラミネート金属板8の温度
(以下、ラミネート金属板の保熱温度という)が大幅に
高くなる。先に述べたように金属板3の予熱温度が低
く、ラミネート金属板の保熱温度が低いと優れた密着性
は得られないので、優れた密着性を得るための保熱温度
を確保するためには、従来法ではロール巻き付きによる
温度低下が大きいので、金属板の予熱温度を大きく高め
る必要があるが、先願法ではロール巻き付きによる温度
低下が小さいので、従来法ほど予熱温度を高める必要が
ない。即ち、先願法によれば、優れた密着性を得る保熱
温度を確保するために必要な予熱温度を従来法に比べて
大幅に低下することができる。
【0009】なお、図5に示すラミネート金属板の製造
装置例では、ニップロール2としてゴムライニングニッ
プロールを採用しているが、ニップロール2には予熱さ
れた金属板3が巻き付いていないので、例えば鉄,銅等
の金属製内部水冷ロールを採用しても上記作用効果を得
ることができる。また、上記装置例では冷却ライン長を
短くするために、水スプレーノズル,ガスジェットノズ
ル等を有する冷却装置7を設けてラミネート金属板8を
常温まで冷却するように構成しているが、ライン長に制
約がない場合は、自然放冷によって冷却するように構成
してもよい。
装置例では、ニップロール2としてゴムライニングニッ
プロールを採用しているが、ニップロール2には予熱さ
れた金属板3が巻き付いていないので、例えば鉄,銅等
の金属製内部水冷ロールを採用しても上記作用効果を得
ることができる。また、上記装置例では冷却ライン長を
短くするために、水スプレーノズル,ガスジェットノズ
ル等を有する冷却装置7を設けてラミネート金属板8を
常温まで冷却するように構成しているが、ライン長に制
約がない場合は、自然放冷によって冷却するように構成
してもよい。
【0010】さらに上記製造装置例ではTダイより熱可
塑性樹脂のみを流下しているが、2台の押出機を使って
熱可塑性樹脂及び接着性熱可塑性樹脂を共押出してもよ
い。金属板として、鋼板(箔を含む)、アルミニウム板
(箔を含む)またはこれらの金属板の表面に次のいずれ
かの表面処理、即ち Sn,Zn,Al,Pb,Ni,CrまたはCuのめ
っき 上記に示す金属の2種以上の複合めっき 上記に示す金属の1種以上を含む合金めっき 上記に示す金属の1種以上を主成分とする複合めっ
き を施したものなどが挙げられ、さらに上記金属板にクロ
ム酸塩或いはリン酸塩処理したものも使用できる。
塑性樹脂のみを流下しているが、2台の押出機を使って
熱可塑性樹脂及び接着性熱可塑性樹脂を共押出してもよ
い。金属板として、鋼板(箔を含む)、アルミニウム板
(箔を含む)またはこれらの金属板の表面に次のいずれ
かの表面処理、即ち Sn,Zn,Al,Pb,Ni,CrまたはCuのめ
っき 上記に示す金属の2種以上の複合めっき 上記に示す金属の1種以上を含む合金めっき 上記に示す金属の1種以上を主成分とする複合めっ
き を施したものなどが挙げられ、さらに上記金属板にクロ
ム酸塩或いはリン酸塩処理したものも使用できる。
【0011】また被覆に用いる熱可塑性樹脂とはポリエ
ステル樹脂,ポリオレフィン樹脂,塩化ビニル樹脂,ポ
リカーボネート樹脂などが代表的である。
ステル樹脂,ポリオレフィン樹脂,塩化ビニル樹脂,ポ
リカーボネート樹脂などが代表的である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】周知のように、Tダイ
のスリット状開口から流下する溶融状態の熱可塑性樹脂
膜は、開口からの流下するに従って幅狭まり(ネックイ
ン)が生じ、開口下方の熱可塑性樹脂膜における幅方向
の単位幅当たりの樹脂流量は、中央部は均一であるが中
央部に比べて両端部は大きくなっている。
のスリット状開口から流下する溶融状態の熱可塑性樹脂
膜は、開口からの流下するに従って幅狭まり(ネックイ
ン)が生じ、開口下方の熱可塑性樹脂膜における幅方向
の単位幅当たりの樹脂流量は、中央部は均一であるが中
央部に比べて両端部は大きくなっている。
【0013】このため、先願法において、金属板とニッ
プロールの界面近傍に流下する熱可塑性樹脂膜の幅を、
非冷却或いは加熱ロールに巻き付き通過する金属板の幅
に等しくすると、得られたラミネート金属板の幅方向の
被覆樹脂の厚みが不均一となり、被覆樹脂の厚みの不均
一部分である幅方向の両端部は製品とならず、後工程で
その部分をトリミングする必要があり、製品歩留りが大
幅に低下するという問題点がある。勿論、上記熱可塑性
樹脂膜の幅を上記金属板の幅よりも狭くした場合には、
樹脂で被覆されていない両端部も製品とならないため、
さらに製品歩留りが低下する。
プロールの界面近傍に流下する熱可塑性樹脂膜の幅を、
非冷却或いは加熱ロールに巻き付き通過する金属板の幅
に等しくすると、得られたラミネート金属板の幅方向の
被覆樹脂の厚みが不均一となり、被覆樹脂の厚みの不均
一部分である幅方向の両端部は製品とならず、後工程で
その部分をトリミングする必要があり、製品歩留りが大
幅に低下するという問題点がある。勿論、上記熱可塑性
樹脂膜の幅を上記金属板の幅よりも狭くした場合には、
樹脂で被覆されていない両端部も製品とならないため、
さらに製品歩留りが低下する。
【0014】一方、幅方向の被覆樹脂の厚みが均一なラ
ミネート金属板を得て、製品歩留りを高めるため、金属
板とニップロールの界面近傍に流下する熱可塑性樹脂膜
の幅を、非冷却或いは加熱ロールに巻き付き通過する金
属板の幅よりも大きくして、単位幅当たりの樹脂流量が
等しくなっている熱可塑性樹脂膜の中央部にて上記金属
板を被覆する場合には、両端部の熱可塑性樹脂膜が、比
較的温度の高い非冷却或いは加熱ロールの表面を被覆
し、上記ロール表面に比較的強固に付着して、樹脂が被
覆された金属板が非冷却或いは加熱ロールから離脱する
際に、非冷却或いは加熱ロールの表面に比較的強固に付
着した樹脂膜部分が金属板に被覆された樹脂膜部分から
ひきちぎられ、非冷却或いは加熱ロールに巻き付いてし
まい、操業不能になってしまうという問題点がある。
ミネート金属板を得て、製品歩留りを高めるため、金属
板とニップロールの界面近傍に流下する熱可塑性樹脂膜
の幅を、非冷却或いは加熱ロールに巻き付き通過する金
属板の幅よりも大きくして、単位幅当たりの樹脂流量が
等しくなっている熱可塑性樹脂膜の中央部にて上記金属
板を被覆する場合には、両端部の熱可塑性樹脂膜が、比
較的温度の高い非冷却或いは加熱ロールの表面を被覆
し、上記ロール表面に比較的強固に付着して、樹脂が被
覆された金属板が非冷却或いは加熱ロールから離脱する
際に、非冷却或いは加熱ロールの表面に比較的強固に付
着した樹脂膜部分が金属板に被覆された樹脂膜部分から
ひきちぎられ、非冷却或いは加熱ロールに巻き付いてし
まい、操業不能になってしまうという問題点がある。
【0015】本発明はこのような問題点を解決し、優れ
た耐食性及び密着性を有するラミネート金属板を歩留り
よく製造する方法を提供するものである。
た耐食性及び密着性を有するラミネート金属板を歩留り
よく製造する方法を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は次の通り
である。非冷却或いは加熱ロールに巻き付き通過する、
予熱してある金属板に、ニップロールを圧接し、ニップ
ロールと金属板の界面近傍に、押出機を経てTダイより
溶融した熱可塑性樹脂膜を流下して金属板に熱可塑性樹
脂膜を被覆するラミネート金属板の製造方法において、
上記金属板とニップロールの界面近傍に流下する熱可塑
性樹脂膜の幅を上記金属板の幅よりも大きくして、上記
熱可塑性樹脂膜の幅方向中央部が金属板の全幅を被覆す
ると共に、上記熱可塑性樹脂膜の幅方向両端部が被覆す
る非冷却或いは加熱ロールの表面域に予め油膜を形成し
ておくことを特徴とするラミネート金属板の製造方法。
である。非冷却或いは加熱ロールに巻き付き通過する、
予熱してある金属板に、ニップロールを圧接し、ニップ
ロールと金属板の界面近傍に、押出機を経てTダイより
溶融した熱可塑性樹脂膜を流下して金属板に熱可塑性樹
脂膜を被覆するラミネート金属板の製造方法において、
上記金属板とニップロールの界面近傍に流下する熱可塑
性樹脂膜の幅を上記金属板の幅よりも大きくして、上記
熱可塑性樹脂膜の幅方向中央部が金属板の全幅を被覆す
ると共に、上記熱可塑性樹脂膜の幅方向両端部が被覆す
る非冷却或いは加熱ロールの表面域に予め油膜を形成し
ておくことを特徴とするラミネート金属板の製造方法。
【0017】尚、上記油膜を形成する方法としては、油
を染み込ませたパッド等による擦りつけ法、スプレー
法、静電気塗布法等の既存技術が採用できる。また上記
熱可塑性樹脂膜の幅方向両端部が被覆する非冷却或いは
加熱ロールの表面域に油膜を形成する方法としては、上
記既存技術により、上記熱可塑性樹脂膜の幅方向両端
部が被覆する非冷却或いは加熱ロールの表面域にのみ油
膜を形成する方法、上記表面域よりも多少広めに油膜
を形成する方法、上記ロールの表面全域に油膜を形成
する方法等を採用することができる。上記及び金属板
側に広く油膜を形成する上記の方法では金属板の非樹
脂被覆面に油膜が転写される。
を染み込ませたパッド等による擦りつけ法、スプレー
法、静電気塗布法等の既存技術が採用できる。また上記
熱可塑性樹脂膜の幅方向両端部が被覆する非冷却或いは
加熱ロールの表面域に油膜を形成する方法としては、上
記既存技術により、上記熱可塑性樹脂膜の幅方向両端
部が被覆する非冷却或いは加熱ロールの表面域にのみ油
膜を形成する方法、上記表面域よりも多少広めに油膜
を形成する方法、上記ロールの表面全域に油膜を形成
する方法等を採用することができる。上記及び金属板
側に広く油膜を形成する上記の方法では金属板の非樹
脂被覆面に油膜が転写される。
【0018】更に、上記のように金属板の非樹脂被覆面
に油膜が転写される場合、上記油膜を形成する油の種類
は、ラミネート金属板の用途に応じて選択すればよく、
例えばラミネート金属板の主用途が食品容器である場
合、食品衛生法等で許可され、ラミネート金属板の食品
容器としての利用時の耐食性、塗料密着性、スマッジ性
等の特性を備えた、電気ブリキ等の食品容器用表面処理
鋼板に使用する油の使用が必要であり、油種としては綿
実油、DOS油、ATBS油等が最適である。
に油膜が転写される場合、上記油膜を形成する油の種類
は、ラミネート金属板の用途に応じて選択すればよく、
例えばラミネート金属板の主用途が食品容器である場
合、食品衛生法等で許可され、ラミネート金属板の食品
容器としての利用時の耐食性、塗料密着性、スマッジ性
等の特性を備えた、電気ブリキ等の食品容器用表面処理
鋼板に使用する油の使用が必要であり、油種としては綿
実油、DOS油、ATBS油等が最適である。
【0019】
【作用】本発明法は、上記金属板とニップロールの界面
近傍に流下する熱可塑性樹脂膜の幅を上記金属板の幅よ
りも大きくして、上記熱可塑性樹脂膜の幅方向中央部に
て金属板の全幅を被覆するものであるから、ラミネート
金属板の幅方向の被覆樹脂の厚みが均一となる作用があ
る。
近傍に流下する熱可塑性樹脂膜の幅を上記金属板の幅よ
りも大きくして、上記熱可塑性樹脂膜の幅方向中央部に
て金属板の全幅を被覆するものであるから、ラミネート
金属板の幅方向の被覆樹脂の厚みが均一となる作用があ
る。
【0020】また、上記熱可塑性樹脂膜の幅方向両端部
が被覆する非冷却或いは加熱ロールの表面域に予め油膜
を形成しておくものであるから、上記ロールの表面域を
被覆した熱可塑性樹脂膜部の上記ロール表面への付着力
は低減され、幅方向の中央部の樹脂膜が被覆された金属
板が非冷却或いは加熱ロールから離脱する際に、同時に
非冷却或いは加熱ロールの表面を被覆した幅方向両端部
の樹脂膜が非冷却或いは加熱ロールから離脱し、非冷却
或いは加熱ロールへの巻き付きが防止される作用があ
る。
が被覆する非冷却或いは加熱ロールの表面域に予め油膜
を形成しておくものであるから、上記ロールの表面域を
被覆した熱可塑性樹脂膜部の上記ロール表面への付着力
は低減され、幅方向の中央部の樹脂膜が被覆された金属
板が非冷却或いは加熱ロールから離脱する際に、同時に
非冷却或いは加熱ロールの表面を被覆した幅方向両端部
の樹脂膜が非冷却或いは加熱ロールから離脱し、非冷却
或いは加熱ロールへの巻き付きが防止される作用があ
る。
【0021】なお、上記熱可塑性樹脂膜の幅方向両端部
が被覆する非冷却或いは加熱ロールの表面域に予め形成
する油膜厚みは、ロール表面材質、樹脂、油の種類等に
より異なるが、例えばロールが非冷却ゴムライニングロ
ール、樹脂がポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレ
ート、油が綿実油の場合は、1mg/m2 以上が適当であ
る。即ち、油膜厚みが薄すぎると上記ロールへのポリプ
ロピレン、ポリエチレンテレフタレートの付着力低減効
果が少なく、ロールへの巻き付きを防止できない。ま
た、例えば上記ロールの表面全域に予め油膜を形成し、
金属板の非樹脂被覆面に転写油膜を形成すると同時に上
記熱可塑性樹脂膜の幅方向両端部が被覆する非冷却或い
は加熱ロールへの付着力を低減して上記ロールへの巻き
付きを防止する場合、その油膜厚みは3000mg/m2 以下が
適当である。即ち、厚すぎるとラミネート金属板の塗料
密着性等の性能が劣化するので適当でない。
が被覆する非冷却或いは加熱ロールの表面域に予め形成
する油膜厚みは、ロール表面材質、樹脂、油の種類等に
より異なるが、例えばロールが非冷却ゴムライニングロ
ール、樹脂がポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレ
ート、油が綿実油の場合は、1mg/m2 以上が適当であ
る。即ち、油膜厚みが薄すぎると上記ロールへのポリプ
ロピレン、ポリエチレンテレフタレートの付着力低減効
果が少なく、ロールへの巻き付きを防止できない。ま
た、例えば上記ロールの表面全域に予め油膜を形成し、
金属板の非樹脂被覆面に転写油膜を形成すると同時に上
記熱可塑性樹脂膜の幅方向両端部が被覆する非冷却或い
は加熱ロールへの付着力を低減して上記ロールへの巻き
付きを防止する場合、その油膜厚みは3000mg/m2 以下が
適当である。即ち、厚すぎるとラミネート金属板の塗料
密着性等の性能が劣化するので適当でない。
【0022】以下、本発明法を図に基づいて詳細に説明
する。図1は、本発明法を実施する装置例を示したもの
であり、巻出リール11より払い出された金属板3を、例
えばガス加熱式の予熱装置12で予熱し、ターンダウンロ
ール13を経て、非冷却或いは加熱ロール1に巻き付け、
上記ロール1に巻き付いている金属板3にニップロール
2を圧接し、金属板3表面と上記ニップロール2の界面
に、押出機4を経てTダイ5のスリット状開口より溶融
した熱可塑性樹脂膜6を流下して金属板3にラミネート
し、熱可塑性樹脂膜をラミネートされた金属板8を、例
えばガスジェットノズルを配備してなる冷却装置7に
て、例えば常温まで冷却し、常温のラミネート金属板8
を得て、巻取リール14に巻き取るように構成した連続式
ラミネート金属板製造装置において、上記非冷却或いは
加熱ロール1の金属板3の非巻き付き部に、例えば油を
染み込ませたフエルトを押し付けて、図2に示すように
胴長WR の上記ロール1の表面全域に油膜幅W。(=W
R )の油膜を連続的に形成する油膜形成装置15を配置す
ると共に、上記Tダイ5として、図2に示すようなスリ
ット状開口幅調節板16、16を有して熱可塑性樹脂膜幅を
調節可能なTダイを採用し、図1、図2に示すように金
属板3とニップロール2の界面近傍に流下する熱可塑性
樹脂膜6の幅WP が金属板3の幅WM よりも大きくし
て、図2、図3に示すように樹脂膜6の膜厚分布の均一
な幅方向中央部WPMが金属板3を被覆すると共に樹脂膜
6の膜厚分布の不均一な幅方向両端部WPEが非冷却或い
は加熱ロール1を被覆するようにTダイ5のライン幅方
向位置およびTダイ5のスリット状開口の幅WT を調節
して、ラミネート金属板8を連続的に製造するものであ
る。
する。図1は、本発明法を実施する装置例を示したもの
であり、巻出リール11より払い出された金属板3を、例
えばガス加熱式の予熱装置12で予熱し、ターンダウンロ
ール13を経て、非冷却或いは加熱ロール1に巻き付け、
上記ロール1に巻き付いている金属板3にニップロール
2を圧接し、金属板3表面と上記ニップロール2の界面
に、押出機4を経てTダイ5のスリット状開口より溶融
した熱可塑性樹脂膜6を流下して金属板3にラミネート
し、熱可塑性樹脂膜をラミネートされた金属板8を、例
えばガスジェットノズルを配備してなる冷却装置7に
て、例えば常温まで冷却し、常温のラミネート金属板8
を得て、巻取リール14に巻き取るように構成した連続式
ラミネート金属板製造装置において、上記非冷却或いは
加熱ロール1の金属板3の非巻き付き部に、例えば油を
染み込ませたフエルトを押し付けて、図2に示すように
胴長WR の上記ロール1の表面全域に油膜幅W。(=W
R )の油膜を連続的に形成する油膜形成装置15を配置す
ると共に、上記Tダイ5として、図2に示すようなスリ
ット状開口幅調節板16、16を有して熱可塑性樹脂膜幅を
調節可能なTダイを採用し、図1、図2に示すように金
属板3とニップロール2の界面近傍に流下する熱可塑性
樹脂膜6の幅WP が金属板3の幅WM よりも大きくし
て、図2、図3に示すように樹脂膜6の膜厚分布の均一
な幅方向中央部WPMが金属板3を被覆すると共に樹脂膜
6の膜厚分布の不均一な幅方向両端部WPEが非冷却或い
は加熱ロール1を被覆するようにTダイ5のライン幅方
向位置およびTダイ5のスリット状開口の幅WT を調節
して、ラミネート金属板8を連続的に製造するものであ
る。
【0023】このように、金属板3とニップロール2の
界面近傍に流下する熱可塑性樹脂膜6の幅WP を上記金
属板3の幅WM よりも大きくして、上記熱可塑性樹脂膜
6の膜厚分布の均一な幅方向中央部WPMにて金属板3の
全幅を被覆するものであるから、ラミネート金属板8の
幅方向の被覆樹脂の厚みが均一となり、ラミネート金属
板8の製品歩留りを高めることができる。
界面近傍に流下する熱可塑性樹脂膜6の幅WP を上記金
属板3の幅WM よりも大きくして、上記熱可塑性樹脂膜
6の膜厚分布の均一な幅方向中央部WPMにて金属板3の
全幅を被覆するものであるから、ラミネート金属板8の
幅方向の被覆樹脂の厚みが均一となり、ラミネート金属
板8の製品歩留りを高めることができる。
【0024】また、上記熱可塑性樹脂膜6の膜厚分布の
不均一な幅方向両端部WPEが被覆する非冷却或いは加熱
ロール1の表面域(WP −WM )に予め油膜を形成して
おくものであるから、上記ロール1の表面域(WP −W
M )を被覆した熱可塑性樹脂膜6の幅方向両端部WPEの
上記ロール表面への付着力は低減され、幅方向の中央部
WPMの樹脂膜6が被覆された金属板3が非冷却或いは加
熱ロール1から離脱する際に、同時に非冷却或いは加熱
ロール1の表面を被覆した幅方向両端部WPEの樹脂膜が
非冷却或いは加熱ロール1から離脱し、非冷却或いは加
熱ロール1への巻き付きが防止され、良好に操業するこ
とができ、幅方向両端の両外側に樹脂膜を有したラミネ
ート鋼板8が巻取リール14に巻き取られる。
不均一な幅方向両端部WPEが被覆する非冷却或いは加熱
ロール1の表面域(WP −WM )に予め油膜を形成して
おくものであるから、上記ロール1の表面域(WP −W
M )を被覆した熱可塑性樹脂膜6の幅方向両端部WPEの
上記ロール表面への付着力は低減され、幅方向の中央部
WPMの樹脂膜6が被覆された金属板3が非冷却或いは加
熱ロール1から離脱する際に、同時に非冷却或いは加熱
ロール1の表面を被覆した幅方向両端部WPEの樹脂膜が
非冷却或いは加熱ロール1から離脱し、非冷却或いは加
熱ロール1への巻き付きが防止され、良好に操業するこ
とができ、幅方向両端の両外側に樹脂膜を有したラミネ
ート鋼板8が巻取リール14に巻き取られる。
【0025】なお、本例ではラミネート鋼板8の幅方向
両端の両外側に樹脂膜を有したまま巻き取っているが、
例えば冷却装置7と巻取リール14との間に樹脂カッター
を設けることにより、ラミネート鋼板8の幅方向両端の
両外側の樹脂膜をカッティング除去してから巻き取るこ
とができる。
両端の両外側に樹脂膜を有したまま巻き取っているが、
例えば冷却装置7と巻取リール14との間に樹脂カッター
を設けることにより、ラミネート鋼板8の幅方向両端の
両外側の樹脂膜をカッティング除去してから巻き取るこ
とができる。
【0026】
【実施例】図1の非冷却ロール1として外径450m
m、胴長1200mmの内部非冷却ゴムライニングロー
ルを用い、ニップロール2として外径300mm、胴長
1200mmの内部非冷却シリコンゴムライニングロー
ルを採用した連続式ラミネート金属板製造装置を使用し
て、金属板3として厚み0.2mm、幅800mmの電
解クロム酸処理鋼板を用い、この鋼板を200℃に予熱
した後、油膜形成装置15によりロール胴長全域に30m
g/m2 の油膜を形成した非冷却ロール1に巻き付く上
記鋼板表面と上記ニップロールとの界面に押出機4を経
て、Tダイ5よりポリエチレンテレフタレートを溶融押
出流下した。溶融樹脂の温度は280℃、被覆幅は86
0mmで、鋼板より両側30mmずつ広く被覆した。こ
のときのラインスピードは50m/minであり、また
圧接後、鋼板を非冷却ロールに巻き付ける角度は90°
とした。
m、胴長1200mmの内部非冷却ゴムライニングロー
ルを用い、ニップロール2として外径300mm、胴長
1200mmの内部非冷却シリコンゴムライニングロー
ルを採用した連続式ラミネート金属板製造装置を使用し
て、金属板3として厚み0.2mm、幅800mmの電
解クロム酸処理鋼板を用い、この鋼板を200℃に予熱
した後、油膜形成装置15によりロール胴長全域に30m
g/m2 の油膜を形成した非冷却ロール1に巻き付く上
記鋼板表面と上記ニップロールとの界面に押出機4を経
て、Tダイ5よりポリエチレンテレフタレートを溶融押
出流下した。溶融樹脂の温度は280℃、被覆幅は86
0mmで、鋼板より両側30mmずつ広く被覆した。こ
のときのラインスピードは50m/minであり、また
圧接後、鋼板を非冷却ロールに巻き付ける角度は90°
とした。
【0027】ラミネートされた鋼板は圧接後3秒で非冷
却ロール1下流の冷却装置7に到達し、ガスジェットで
常温まで冷却してから巻き取り、ラミネート鋼板8コイ
ルを得た。鋼板より広幅に被覆した樹脂が、鋼板を巻き
付けてある非冷却ロール1に付着せず、ラミネート鋼板
8の幅方向両端の両外側に樹脂膜を有したまま、巻き取
ることができ、操業性も良好で、得られたラミネート鋼
板8の幅方向の樹脂膜の幅方向の厚み分布は50μm一
定であり、ラミネート鋼板の製造歩留りは100%であ
った。
却ロール1下流の冷却装置7に到達し、ガスジェットで
常温まで冷却してから巻き取り、ラミネート鋼板8コイ
ルを得た。鋼板より広幅に被覆した樹脂が、鋼板を巻き
付けてある非冷却ロール1に付着せず、ラミネート鋼板
8の幅方向両端の両外側に樹脂膜を有したまま、巻き取
ることができ、操業性も良好で、得られたラミネート鋼
板8の幅方向の樹脂膜の幅方向の厚み分布は50μm一
定であり、ラミネート鋼板の製造歩留りは100%であ
った。
【0028】
【比較例1】比較例として、上記実施例において非冷却
ロール1に油膜を形成せずに操業したところ鋼板より広
幅に被覆した樹脂が、鋼板を巻き付けてある非冷却ロー
ル1に付着し、非冷却ロール1に巻き付いて操業不能に
なった。
ロール1に油膜を形成せずに操業したところ鋼板より広
幅に被覆した樹脂が、鋼板を巻き付けてある非冷却ロー
ル1に付着し、非冷却ロール1に巻き付いて操業不能に
なった。
【0029】
【比較例2】比較例として、上記実施例において非冷却
ロール1に油膜を形成せず、Tダイ5のスリット状開口
幅を調節して溶融樹脂の被覆幅を800mmとして操業
したところ、操業は良好であり、得られたラミネート鋼
板8の幅方向の中央部750mmの樹脂膜の幅方向の厚
み分布は50μm一定であった。しかしながら、幅方向
の両端部25mmの樹脂膜の幅方向の厚み分布は不均一
であり、幅方向の両端部25mmをトリミングして製品
としなければならず、ラミネート鋼板の製造歩留りは9
3%であった。
ロール1に油膜を形成せず、Tダイ5のスリット状開口
幅を調節して溶融樹脂の被覆幅を800mmとして操業
したところ、操業は良好であり、得られたラミネート鋼
板8の幅方向の中央部750mmの樹脂膜の幅方向の厚
み分布は50μm一定であった。しかしながら、幅方向
の両端部25mmの樹脂膜の幅方向の厚み分布は不均一
であり、幅方向の両端部25mmをトリミングして製品
としなければならず、ラミネート鋼板の製造歩留りは9
3%であった。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、優
れた耐食性、密着性を有するラミネート金属板を歩留り
よく製造することができる。
れた耐食性、密着性を有するラミネート金属板を歩留り
よく製造することができる。
【図1】本発明法を実施する装置例の説明図である。
【図2】本発明法を実施する装置例の説明図である。
【図3】本発明法を実施する装置例の説明図である。
【図4】従来法の説明図である。
【図5】先願法の説明図である。
1 非冷却或いは加熱ロール 2 ニップロール 3 金属板 4 押出機 5 Tダイ 6 熱可塑性樹脂膜 7 冷却装置 8 ラミネート金属板 9 加熱ロール 10 冷却ロール 11 巻出リール 12 予熱装置 13 ターンダウンロール 14 巻取リール 15 油膜形成装置 16 スリット状開口幅調節板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 31/30 B32B 15/08
Claims (1)
- 【請求項1】 非冷却或いは加熱ロールに巻き付き通過
する、予熱してある金属板に、ニップロールを圧接し、
ニップロールと金属板の界面近傍に、押出機を経てTダ
イより溶融した熱可塑性樹脂膜を流下して金属板に熱可
塑性樹脂膜を被覆するラミネート金属板の製造方法にお
いて、上記金属板とニップロールの界面近傍に流下する
熱可塑性樹脂膜の幅を上記金属板の幅よりも大きくし
て、上記熱可塑性樹脂膜の幅方向中央部が金属板の全幅
を被覆すると共に、上記熱可塑性樹脂膜の幅方向両端部
が被覆する非冷却或いは加熱ロールの表面域に予め油膜
を形成しておくことを特徴とするラミネート金属板の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3095340A JP3060249B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | ラミネート金属板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3095340A JP3060249B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | ラミネート金属板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04325251A JPH04325251A (ja) | 1992-11-13 |
JP3060249B2 true JP3060249B2 (ja) | 2000-07-10 |
Family
ID=14134971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3095340A Expired - Fee Related JP3060249B2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | ラミネート金属板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3060249B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4640956B2 (ja) * | 2005-06-23 | 2011-03-02 | 東洋鋼鈑株式会社 | ラミネートロール、有機樹脂被覆金属板の製造装置および有機樹脂被覆金属板の製造方法 |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP3095340A patent/JP3060249B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04325251A (ja) | 1992-11-13 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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