JPH0697620B2 - 電気接触端子とその製造方法 - Google Patents

電気接触端子とその製造方法

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JPH0697620B2
JPH0697620B2 JP2196339A JP19633990A JPH0697620B2 JP H0697620 B2 JPH0697620 B2 JP H0697620B2 JP 2196339 A JP2196339 A JP 2196339A JP 19633990 A JP19633990 A JP 19633990A JP H0697620 B2 JPH0697620 B2 JP H0697620B2
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hole
contact
constricted
press
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達也 新井
博 大川
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    • H01R12/50Fixed connections
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本発明はプレスフイット型の電気接触端子とその製造方
法に関し、特に、この電気接触端子をプリント基板のス
ルーホール内に固定するための取付部分(スルーホール
圧入部)とその製造方法に関するものである。
《従来の技術》 従来のこの種の電気接触端子は、第18図に示すように接
触部62、62-をブリッジ部63で連ねた断面N形状のスル
ーホール圧入部64を備えており、ブリッジ部63は、対向
する凹部60、61によって形成されている。そして、これ
らの凹部60、61の全深さが、相対向する側面との間の1/
2よりも大きくしてある。また、接触部62、62-は、それ
ぞれの隅角部64、65、66、67をスルーホール68の周面68
aに当接させる構成にしてある。
このように構成された電気接触端子のスルーホール圧入
部64をスルーホール68に圧入した場合、接触部62、63の
それぞれの隅角部64、65、66、67がスルーホール68の周
面68aに当接し、スルーホール68との内接による押圧力
は、ブリッジ部63に屈曲変形により吸収される。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、従来の電気接触端子にあっては、ブリッ
ジ部63に形成された相対向する凹部60、61の全深さが、
相対向する側面との間の1/2よりも大きくしてあるため
に、加工に大きな労力を要し、コイニング加工のパンチ
強度の関係から、例えば、直径0.6mm以下のスルーホー
ルに対応するような極小端子を製造することができなか
った。
また、スルーホール68との内接による押圧力は、ブリッ
ジ部63に屈曲変形により吸収されるように、変形が、ブ
リッジ部63に集中しており、耐応力が小さく、極小なス
ルーホールに対応することができなかった。
さらに、接触部62、63は、それぞれの隅角部64、65、6
6、67をスルーホール68の周面68aに当接させる構成にし
てあるために、変形と押圧力は急激に変化するので、ス
ルーホール圧入時のスルーホール圧入部断面の変形量が
少なく、適応可能なスルーホールの内径が限定され、ス
ルーホールへの圧入力も大きくなるという問題点があっ
た。
本発明は上記の問題点に着目した成されたものであっ
て、その一の目的とするところは、確実な接触機能を保
証するし、また、スルーホールに圧入したときの、スル
ーホール圧入部の変形量が大きく適用可能なスルーホー
ルの内径が広くとれ、極小スルーホールに対応可能にな
るし、当接端部のスルーホールの周面への当接位置が移
動するという不具合が解消できるし、さらには、スルー
ホールの周面を押圧する力を分散させ、スルーホールを
破壊したりスルーホールに配設された回路パターンを切
断するという不具合が解消できる電気接触端子を提供す
ることにある。
また、本発明の他の目的とするところは、請求項(1)
の構成を持つ電気接触端子の製造を容易に能率良く製造
することができるし、特に、コイニング加工のパンチ強
度が向上し、コイニング加工が容易になって極小端子の
製作を容易にする電気接触端子の製造方法を提供するこ
とにある。
《課題を解決するための手段》 上記の一の目的を達成するために、本発明は、スルーホ
ール圧入部を、スルーホールの周面に当接する一方の当
接端部とスルーホールの周面に当接する他方の当接端部
と両当接端部を繋ぐブリッジ部とで形成し、ブリッジ部
を、一方の括れ部と中間の括れ部と他方の括れ部と、ま
た、一方の括れ部と中間の括れ部との間の膨出部と中間
の括れ部と他方の括れ部との間の膨出部とより構成し、
一方の括れ部を凹部と窪み部とで挟まれた部分で形成
し、中間の括れ部を凹部と凹部とで挟まれた部分で形成
し、さらに、他方の括れ部を凹部と窪み部とで挟まれた
部分で形成し、これら括れ部をいずれも均等に降伏変形
する略同じ断面形状にし、ブリッジ部の中心Oを中間の
括れ部の中央に位置させ、両当接端部をブリッジ部の中
心Oに対して点対称に位置させると共に、両膨出部を中
心Oに対して点対称に位置させ、中央の括れ部の中心O
に対して点対称に他の括れ部を位置させ、圧縮されない
自由状態では当接端部間の距離Lをスルーホールの直径
Dより大きくなし、膨出部間の距離L-をスルーホールの
直径Dより小さくし、当接端部の当接面をスルーホール
の周面の曲率に等しい曲率にしたことを特徴とする。
また、上記の他の目的を達成するために、本発明は、帯
状の板材にプレス打抜きによって平板部を形成する第1
の抜き工程と、平板部を、凹部とそれに続く膨出部と膨
出部に続く窪み部をそれぞれ形成するための加工面部を
備え且つ加工面部のそれぞれの凹部形成部を、スルーホ
ール圧入部の凹部が、スルーホール圧入部の厚さTの1/
2よりも浅くなるようなパンチ形状になしたコイニング
治具によりコイニング加工するコイニング工程と、コイ
ニング加工された平板部の両端部を抜きパンチにより切
断する第2の抜き工程と、一方の膨出部から当接端部に
掛けての部分を一方の曲げパンチで加圧してこの部分を
曲げると共に、他方の膨出部から当接端部に掛けての部
分を他方の曲げパンチで加圧してこの部分を曲げる曲げ
工程と、一方の面打ちパンチにより、一方の当接端部を
加圧してこの当接端部の当接面にスルーホールの周面の
曲率に等しい曲率を与えると共に、他方の面打ちパンチ
により、スルーホール圧入部の他方の当接端部を加圧し
てこの当接端部の当接面にスルーホールの周面の曲率に
等しい曲率を与えるR面打ち工程とを経てスルーホール
圧入部を形成するようにしたことを特徴とする。
《作用》 上記した請求項(1)の構成により、電気接触端子のス
ルーホールの圧入部がスルーホールに差し込まれた状態
では、スルーホールの圧入部の当接端部間が圧縮され
て、当接端部の当接面がスルーホールの周面に圧接する
のであるが、この場合、当接端部間のブリッジ部が圧縮
を受けて弾性変形するが、ブリッジ部の括れ部はいずれ
も均等に降伏変形する略同じ断面形状であるために、変
形と押圧力がなだらかに変化し、この弾性変形によって
機械的エネルギーが蓄積されて当接端部の当接面で必要
な接触圧を生じしめ、確実な接触機能を保証するし、上
記のようにブリッジ部の括れ部はいずれも均等に降伏変
形する略同じ断面形状であるために、変形と押圧力がな
だらかに変化するので、スルーホールの圧入したとき
の、スルーホール圧入部の変形量が大きく適用可能なス
ルーホールの内径が広くとれ、極小スルーホールに対応
可能になる。
また、ブリッジ部には中央に括れ部の中心Oに対して点
対称の位置に他の括れ部があり、これらの括れ部は凹部
と窪みとで挟まれた部分であるために、スルーホールへ
の圧入時に中央の括れ部がその中心Oを中心に捻られな
がら当接端部が中心O側に直線的に移動するような圧縮
変形を生じ、この圧縮変形の反力がスルーホールの周面
に作用することになり、当接端部のスルーホールの周面
への当接位置が移動して圧縮力が急激に上昇するという
不具合が解消できる。
また、当接端部の当接面はスルーホールの周面の曲率に
等しい曲率にしてあるために、スルーホールの周面を押
圧する力を分散させ、スルーホールを破壊したりスルー
ホールに配設された回路パターンを切断するという不具
合が解消できる。
また、請求項(2)の製造方法により、請求項(1)の
構成を持つ電気接触端子の製造を容易に能率良く製造す
ることができるし、特に、コイニング工程を設けて、平
板部を、凹部とそれに続く膨出部と膨出部に続く窪みを
それぞれ形成するための加工面部を備え且つ加工面部の
それぞれの凹部形成部を、スルーホール圧入部の凹部
が、スルーホール圧入部の厚さtの1/2よりも浅くなる
ようなパンチ形状になしたコイニング金型によりコイニ
ング加工するようにしたので、コイニング加工のパンチ
強度が向上し、コイニング加工が容易になって極小端子
の製作を容易にしている。
《実施例》 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係わる電気接触端子の正面図、第2図
は同側面図、第3図は第1図A−A線に沿う断面図、第
4図は第1図B−B線に沿う断面図、第5図は第1図C
−C線に沿う断面図、第6図は本発明に係わる電気接触
端子のスルーホール圧入部の最大径スルーホール圧入時
の断面図である。
本発明による電気接触端子は支柱として形成される端子
部分1と、支柱として形成される差込脚部2と、中間に
位置するコネクタ側圧入部3およびスルーホール圧入部
4とを備えている。
このスルーホール圧入部4は、第5図に示すように略S
字形状の断面を有してり、スルーホール20の周面20aに
当接する一方の当接端部5とスルーホール20の周面20a
に当接する他方の当接端部6と両当接端部5、6を繋ぐ
ブリッジ部7とを備え、両当接端部5、6はブリッジ部
7の中心Oに対して点対称位置にある。ブリッジ部7は
一方の括れ部8と中間の括れ部9と他方の括れ部10と、
また、一方の括れ部8と中間の括れ部9との間の膨出部
11と中間の括れ部9と他方の括れ部10との間の膨出部12
とより成り、ブリッジ部7の中心Oは中間の括れ部9の
中央に位置していて、両膨出部11、12は中心Oに対して
点対称位置にある。
一方の括れ部8は凹部13と窪み部14とで挟まれた部分で
あり、中間の括れ部9は凹部13と凹部15とに挟まれた部
分であり、さらに、他方の括れ部10は凹部15と窪み部16
とに挟まれた部分である。また、それぞれの凹部13、15
は、スルーホール圧入部4の厚さtの1/2より浅く形成
されている。
括れ部8、9、10はいずれも均等に降伏変形する略同じ
断面形状であり、また、当接端部5、6の当接面5a,6a
はスルーホール20の周面20aの曲率に等しい曲率にして
ある。
前記当接端部5、6はブリッジ部7の中心Oに対して点
対称位置にあって、圧縮されない自由状態では当接端部
5、6間の距離Lはスルーホールの直径Dより大きくし
てあり、膨出部11、12間の距離L-はスルーホールの直径
Dより小さくしてある。
第6図は、電気接触端子がスルーホール20内にスルーホ
ール圧入部4まで差し込まれた状態が示されている。
この場合、スルーホール圧入部4は、その当接端部5、
6間が圧縮されて、当接端部5、6の当接面5a、6aがス
ルーホール20の周面20aに圧接している。すなわち、当
接端部5、6間のブリッジ部7が圧縮を受けて弾性変形
するが、ブリッジ部7の括れ部8、9、10はいずれも均
等に降伏変形する略同じ断面形状であるために、変形と
押圧力がなだらかに変形し、この弾性変形によって機械
的エネルギーが蓄積されて当接端部5、6の当接面5a、
6aで必要な接触圧を生じしめ、確実な接触機能を保証し
ている。この場合、膨出部11、12はスルーホール20の周
面20aには接触しない。
また、ブリッジ部7には、中央の括れ部9の中心Oに対
して点対称の位置に他の括れ部8、10があり、これらの
括れ部8、10は凹部13と窪み14とで挟まれた部分、凹部
15と窪み16とに挟まれた部分であるために、スルーホー
ル20への圧入時に中央の括れ部9がその中心Oを中心に
第6図に矢印の方向に捻られながら当接端部5、6が中
心O側に直線的に移動するような圧縮変形を生じ、この
圧縮変形の反力がスルーホール20の周面20aに作用する
ことになり、当接端部5、6のスルーホール20の周面20
aへの当接位置が移動して圧縮力が急激に上昇するとい
うことがない。
また、当接端部5、6の当接面5a、6aはスルーホール20
の周面20aの曲率に等しい曲率にしてあるために、スル
ーホール20の周面20aを押圧する力を分散させ、スルー
ホール20を破壊したりスルーホール20に配設された回路
パターンを切断するということはない。
また、上記のようにブリッジ部7の括れ部8、9、10は
いずれも均等に降伏変形する略同じ断面形状であるため
に、変形と押圧力がなだらかに変形するので、スルーホ
ール20を圧入したときの、スルーホール圧入部4の変形
量が大きく適用可能なスルーホール20の内径が広くと
れ、極小スルーホール20に対応可能になる。
この極小スルーホール20へのスルーホール圧入部4の圧
入の状態を第7図に示す。
次に、上記のように構成された電気接触端子の製造方法
について説明する。
電気接触端子は第8図に示すように第1の抜き工程I、
コイニング工程II、第2の抜き工程III、曲げ工程IV、
R面打ち工程V、端子片側抜出し工程VI、仕上げ工程VI
Iの7工程を経て、製作される。このうち、第1の抜き
工程I〜R面打ち工程Vまでがスルーホール圧入部4の
製作工程である。
第1の抜き工程Iは、第13図に示すように帯状の板材30
をプレス打抜きによって行われる。すなわち、第13図に
示すように板材30をダイ31に載せ、抜きパンチ32、32-
を下降してスルーホール圧入部4が、まず平板部33とし
て形成される。
コイニング工程IIは、第14図に示すように平板部33をコ
イニングパンチ34とコイニングダイ35によってコイニン
グ加工して行われる。すなわち、コイニングパンチ34
は、スルーホール圧入部4の凹部13とそれに続く膨出部
12と膨出部12に続く窪み部16をそれぞれ形成するために
加工面部36を備えており、また、コイニングダイ35は、
スルーホール圧入部4の凹部15とそれに続く膨出部11と
膨出部11に続く窪み部14をそれぞれ形成するための加工
面部37を備えている。これらのコイニングパンチ、ダイ
34、35の加工面部36、37のそれぞれの凹部形成部38、39
は、スルーホール圧入部4の凹部13、15が、スルーホー
ル圧入部4の厚さtの1/2よりも浅くなるようなパンチ
形状をなしていて、コイニング加工を容易にしている。
したがって、コイニングパンチ、ダイ34、35間に平板部
33を介在させてコイニングパンチ34で加圧することによ
り、コイニングパンチ34、35の加工面部36、37で、平板
部33に凹部13、15とそれに続く膨出部12、11と膨出部1
2、11に続く窪み部16、14をそれぞれ形成する。
第2の抜き工程IIIは、第15図に示すようにコイニング
加工面に、このコイニング加工形状に合致したガイド部
材40、41を当てて、抜きパンチ42、43を矢印の方向に移
動して行われる。
曲げ工程IVは、第16図に示すようにスルーホール圧入部
4の凹部材13、15にガイド部材44、45を当て、曲げパン
チ46、47を用い、膨出部12から当接端部6にかけての部
分を一方の曲げパンチ46で加圧してこの部分を曲げると
共に、膨出部11から当接端部5にかけての部分を他方の
曲げパンチ47で加圧してこの部分を曲げる。
R面打ち工程Vは、第17図に示すようにスルーホール圧
入部4の一方の凹部13から膨出部12、窪み部16を一方の
ガイド部材48で押さえると共に、他方の凹部材15から膨
出部11、窪み部14を他方のガイド部材49で押さえて、一
方の面打ちパンチ50により、スルーホール圧入部4の一
方の当接端部5を加圧して、この当接端部5の当接面5a
にスルーホール20の周面20aの曲率に等しい曲率を与
え、他方の面打ちパンチ51により、スルーホール圧入部
4の他方の当接端部6を加圧して、この当接端部6の当
接面6aにスルーホール20の周面20aの曲率に等しい曲率
を与える。
このように、第1の抜き工程I、コイニング工程II、第
2の抜き工程III、曲げ工程IV、R面打ち工程Vの5工
程を経て、スルーホール圧入部4が形成される。そし
て、このスルーホール圧入部4の形成後に、端子片側抜
出し工程VI、仕上げ工程VIIの7工程を経て、電気接触
端子が製作される。
《発明の効果》 以上説明したように、本発明は、スルーホール圧入部
を、スルーホールの周面に当接する一方の当接端部とス
ルーホールの周面に当接する他方の当接端部と両当接端
部を繋ぐブリッジ部とで形成し、ブリッジ部を、一方の
括れ部と中間の括れ部と他方の括れ部と、また、一方の
括れ部と中間の括れ部との間の膨出部と中間の括れ部と
他方の括れ部との間の膨出部とより構成し、一方の括れ
部を凹部と窪み部とで挟まれた部分で形成し、中間の括
れ部を凹部と凹部とで挟まれた部分で形成し、さらに、
他方の括れ部を凹部と窪み部とで挟まれた部分で形成
し、これら括れ部をいずれも均等に降伏変形する略同じ
断面形状にし、ブリッジ部の中心Oを中間の括れ部の中
央に位置させ、両当接端部をブリッジ部の中心Oに対し
て点対称に位置させると共に、両膨出部を中心Oに対し
て点対称に位置させ、中央の括れ部の中心Oに対して点
対称に他の括れ部を位置させ、圧縮されない自由状態で
は当接端部間の距離Lをスルーホールの直径Dより大き
くなし、膨出部間の距離L-をスルーホールの直径Dより
小さくし、当接端部の当接面をスルーホールの周面の曲
率に等しい曲率にしたから、電気接触端子のスルーホー
ルの圧入部がスルーホールに差し込まれた状態では、ス
ルーホール圧入部の当接端部間が圧縮されて、当接端部
の当接面がスルーホールの周面に圧接するのであるが、
この場合、当接端部間のブリッジ部が圧縮を受けて弾性
変形するが、ブリッジ部の括れ部はいずれも均等に降伏
変形する略同じ断面形状であるために、変形と押圧力が
なだらかに変化し、この弾性変形によって機械的エネル
ギーが蓄積されて当接端部の当接面で必要な接触圧を生
じしめ、確実な接触機能を保証するし、上記のようにブ
リッジ部の括れ部はいずれも均等に降伏変形する略同じ
断面形状であるために、変形と押圧力がなだらかに変化
するので、スルーホールの圧入したときの、スルーホー
ル圧入部の変形量が大きく適用可能なスルーホールの内
径が広くとれ、極小スルーホールに対応可能になる。
また、ブリッジ部には中央に括れ部の中心Oに対して点
対称の位置に他の括れ部があり、これらの括れ部は凹部
と窪みとで挟まれた部分であるために、スルーホールへ
の圧入時に中央の括れ部がその中心Oを中心に第6図に
矢印の方向の捻られながら当接端部が中心O側に直線的
に移動するような圧縮変形を生じ、この圧縮変形の反力
がスルーホールの周面に作用することになり、当接端部
のスルーホールの周面への当接位置が移動して圧縮力が
急激に上昇するという不具合が解消できる。
また、当接端部の当接面はスルーホールの周面の曲率に
等しい曲率にしてあるために、スルーホールの周面を押
圧する力を分散させ、スルーホールを破壊したりスルー
ホールに配設された回路パターンを切断するという不具
合が解消できる。
また、本発明は、帯状の板材にプレス打抜きによって平
板部を形成する第1の抜き工程と、平板部を、凹部とそ
れに続く膨出部と膨出部に続く窪み部をそれぞれ形成す
るための加工面部を備え且つ加工面部のそれぞれの凹部
形成部を、スルーホール圧入時の凹部が、スルーホール
圧入部の厚さtの1/2よりも浅くなるようなパンチ形状
になしたコイニング治具によりコイニング加工するコイ
ニング工程と、コイニング加工された平板部の両端部を
抜きパンチにより切断する第2の抜く工程と、一方の膨
出部から当接端部に掛けての部分を一方の曲げパンチで
加圧してこの部分を曲げると共に、他方の膨出部から当
接端部に掛けての部分を他方の曲げパンチで加圧してこ
の部分を曲げる曲げ工程と、一方の面打ちパンチによ
り、一方の当接端部を加圧してこの当接端部の当接面に
スルーホールの周面の曲率に等しい曲率を与えると共
に、他方の面打ちパンチにより、スルーホール圧入部の
他方の当接端部を加圧してこの当接端部の当接面にスル
ーホールの周面の曲率に等しい曲率を与えるR面打ち工
程とを経てスルーホール圧入部を形成するようにしたか
ら、請求項(1)の構成を持つ電気接触端子の製造を容
易に能率良く製造することができるし、特に、コイニン
グ工程を設けて、平板部を、凹部とそれに続く膨出部と
膨出部に続く窪みをそれぞれ形成するための加工面部を
備え且つ加工面部のそれぞれの凹部形成部を、スルーホ
ール圧入部の凹部が、スルーホール圧入部の厚さtの1/
2よりも浅くなるようなパンチ形状になしたコイニング
金型によりコイニング加工するようにしたので、コイニ
ング加工のパンチ強度が向上し、コイニング加工が容易
になって極小端子の製作を容易にしている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる電気接触端子の正面図、第2図
は同側面図、第3図は第1図A−A線に沿う断面図、第
4図は第1図B−B線に沿う断面図、第5図は第1図C
−線に沿う断面図、第6図は本発明に係わる電気接触端
子のスルーホール圧入部の最大径スルーホール圧入時の
断面図、第7図は本発明に係わる電気接触端子のスルー
ホール圧入部の最小径スルーホール圧入時の断面図、第
8図は本発明に係わる電気接触端子の製造工程図、第9
図は第8図のD−D線に沿う断面図、第10図は第8図E
−E線に沿う断面図、第11図は第8図F−F線に沿う断
面図、第12図は第8図G−G線に沿う断面図、第13図は
第1の抜き工程Iの説明図、第14図はコイニング工程II
の説明図、第15図は第2の抜き工程IIIの説明図、第16
図は曲げ工程IVの説明図、第17図はR面打ち工程Vの説
明図、第18図は従来の電気接触端子のスルーホール圧入
部の断面図、第19図は同スルーホール圧入部のスルーホ
ール圧入時の断面図である。 4…スルーホール圧入部、5、6…当接端部、 7…ブリッジ部、8、9、10…括れ部、 11、12…膨出部、13、15…凹部、 14、16…窪み部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スルーホール圧入部を、スルーホールの周
    面に当接する一方の当接端部とスルーホールの周面に当
    接する他方の当接端部と両当接端部を繋ぐブリッジ部と
    で形成し、ブリッジ部を、一方の括れ部と中間の括れ部
    と他方の括れ部と、また、一方の括れ部と中間の括れ部
    との間の膨出部と中間の括れ部と他方の括れ部との間の
    膨出部とより構成し、一方の括れ部を凹部と窪み部とで
    挟まれた部分で形成し、中間の括れ部を凹部と凹部とで
    挟まれた部分で形成し、さらに、他方の括れ部を凹部と
    窪み部とで挟まれた部分で形成し、これら括れ部をいず
    れも均等に降伏変形する略同じ断面形状にし、ブリッジ
    部の中心Oを中間の括れ部の中央に位置させ、両当接端
    部をブリッジ部の中心Oに対して点対称に位置させると
    共に、両膨出部を中心Oに対して点対称に位置させ、中
    央の括れ部の中心Oに対して点対称に他の括れ部を位置
    させ、圧縮されない自由状態では当接端部間の距離Lを
    スルーホールの直径Dより大きくなし、膨出部間の距離
    L-をスルーホールの直径Dより小さくし、当接端部の当
    接面をスルーホールの周面の曲率に等しい曲率にしたこ
    とを特徴とする電気接触端子。
  2. 【請求項2】帯状の板材にプレス打抜きによって平板部
    を形成する第1の抜き工程と、平板部を、凹部とそれに
    続く膨出部と膨出部に続く窪み部をそれぞれ形成するた
    めの加工面部を備え且つ加工面部のそれぞれの凹部形成
    部を、スルーホール圧入部の凹部が、スルーホール圧入
    部の厚さtの1/2よりも浅くなるようなパンチ形状にな
    したコイニング治具によりコイニング加工するコイニン
    グ工程と、コイニング加工された平板部の両端部を抜き
    パンチにより切断する第2の抜き工程と、一方の膨出部
    から当接端部に掛けての部分を一方の曲げパンチで加圧
    してこの部分を曲げると共に、他方の膨出部から当接端
    部に掛けての部分を他方の曲げパンチで加圧してこの部
    分を曲げる曲げ工程と、一方の面打ちパンチにより、一
    方の当接端部を加圧してこの当接端部の当接面にスルー
    ホールの周面の曲率に等しい曲率を与えると共に、他方
    の面打ちパンチにより、スルーホール圧入部の他方の当
    接端部を加圧してこの当接端部の当接面にスルーホール
    の周面の曲率に等しい曲率を与えるR面打ち工程とを経
    てスルーホール圧入部を形成するようにしたことを特徴
    とする電気接触端子の製造方法。
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