JPH06968Y2 - 貴金属製装身具 - Google Patents

貴金属製装身具

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JPH06968Y2
JPH06968Y2 JP9202490U JP9202490U JPH06968Y2 JP H06968 Y2 JPH06968 Y2 JP H06968Y2 JP 9202490 U JP9202490 U JP 9202490U JP 9202490 U JP9202490 U JP 9202490U JP H06968 Y2 JPH06968 Y2 JP H06968Y2
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JP
Japan
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precious metal
pattern
foil body
foil
stitch pattern
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健司 古屋
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株式会社八紘商会
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、貴金属製装身具としての装飾性に優れると
ともに、箔形状のモチーフが枠から簡単に剥離するこの
ない貴金属製装身具に関するものである。
[従来の技術] 従来、貴金属製装身具は、複数の色合の素材を積層し
てそれを表面に現出させることにより色分け模様とした
り、象眼その他の手法で貴金属の素地に模様を現出さ
せたりすることが一般に行われてきた。
また、貴金属の素地にエッチングなどの加工を施して
所定のモチーフの模様を得たり、化学反応による変色
を利用して着色することも行われている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、の複数の色合の素材を積層してそれを
表面に現出させる手法では、任意のモチーフで模様を描
くことが非常に困難で、素材自体もコスト高になるとい
う欠点があった。
またの象眼その他の方法で貴金属の素地に模様を現出
させる手法では、加工に手間がかかり量産性が低下する
という欠点がある。
さらに、の貴金属の素材にエッチングなどの加工を施
して所定のモチーフの模様を得ようとする場合、模様の
幅を細くすると、素材の厚みを薄くする必要があって模
様の幅を細くすることができない。また箔体をエッチン
グ加工しようとしても、素材や金やプラチナでは不可能
であった。
の化学反応による変色を利用して着色しようとする
と、ほとんど貴金属の色合がなくなってしまうという欠
点がある。
この考案は従来例の以上の欠点を解消しようとするもの
で、貴金属素材の色合を何ら損なうことなく、しかも模
様の端面が平滑で、かつ直線的に形成できる貴金属製装
身具を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] この考案の貴金属製装身具は、所定のモチーフからなる
貴金属製の箔体を、所定の厚さにアディティブ法で形成
するとともに、この箔体上をまたぐ編目模様を、貴金属
細線で箔体と一体に形成したことを特徴とするものであ
る。
また上記編目模様を形成する貴金属細線が、100μm
以下であることをも特徴としている。
上記構成においてアディティブ法で形成するとは、所定
のモチーフを写真製版技術による原画の再生によって形
成し、かつ電鋳技術による貴金属製の箔体形成によっ
て、箔状に積層して行くことである。
[作用] この考案に係る貴金属製装身具は、所定のモチーフから
なる貴金属製の箔体をアディティブ法で形成するととも
に、上記箔体上をまたぐ編目模様を、貴金属細線で箔体
と一体的に形成したので、貴金属素材の色合をそのまま
活用し、かつ模様の端面が平滑で、かつ直線的に形成で
き、非常に美しい模様を得ることができる。
また、非常に模様の加工がしやすく、編目模様も貴金属
細線で箔体と一体的に形成されるので、コストの大幅な
削減が可能であり、しかも箔体が編目模様から剥離する
こともない。
さらに、貴金属製の箔体は平面や球面、その他の任意の
曲率を持つものとすることが可能である。
[実施例] 次にこの考案に係る貴金属製装身具の一実施例を図面に
基づいて説明する。第1図および第2図において、1は
金や銀、プラチナなどの貴金属からなる枠である。この
枠1内には、所定のモチーフからなる、やはり貴金属製
の箔体3が保持されている。
上記において貴金属製の箔体3の形成に際しては、所定
のモチーフを写真製版技術による原画の再生によって形
成し、かつ得たマスクでマスキングしながら、電鋳技術
による貴金属製の箔体形成を行うことによって、アディ
ティブ法で箔状に積層して行くことである。このような
箔体3は、端面が直線的でかつ平滑度の非常に高い良好
な平滑表面であった。
この箔体3上には枠1との間を連結するように、編目模
様5が形成してある。この編目模様5は、貴金属細線で
箔体3と一体に形成している。すなわち、箔体3のモチ
ーフとともに編目模様5をも、写真製版技術による原画
の再生によって形成し、かつ得たマスクでマスキングし
ながら電鋳技術による貴金属製の箔体形成を行うことに
よって、箔状に積層するのである。もちろん、箔体3と
編目模様5とを別々に電鋳してもよい。もちろん、枠1
も同様にして形成される。上記編目模様としては、通常
の編目状、格子状、スリット状その他の適宜模様が採用
できる。
上記編目模様5は、上記アディティブ法によって貴金属
細線とした場合、100μm以下の太さにすることがで
き、非常に均一で品質の良好な製品が得られる。この場
合、貴金属細線の太さを所定の幅としても、その厚みは
自由に決定することができる。
以上のようにして製造した考案に係る貴金属製装身具
は、ペンダントトップ、イヤリング、ブローチその他の
装身具として適宜使用することができる。
[考案の効果] この考案に係る貴金属製装身具は、所定のモチーフから
なる貴金属製の箔体をアディティブ法で形成するととも
に、上記箔体上をまたぐ編目模様を、貴金属細線で箔体
と一体に形成したので、貴金属素材の色合をそのまま活
用し、模様の端面が直線的でかつ平滑に形成でき、非常
に美しい模様を得ることができる。
また、非常に模様の加工がしやすく、編目模様も貴金属
細線で箔体と一体的に形成されるので、コストの大幅な
削減が可能であり、しかも箔体模様が剥離することもな
い。
さらに、貴金属製の箔体は平面や球面、その他の任意の
曲率を持つものとすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る貴金属製装身具の正面図、第2
図は拡大断面図である。 1…枠 3…箔体 5…編目模様

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のモチーフからなる貴金属製の箔体
    を、所定の厚さにアディティブ法で形成するとともに、
    この箔体上をまたぐ編目模様を、貴金属細線で箔体と一
    体に形成したことを特徴とする貴金属製装身具。
  2. 【請求項2】編目模様を形成する貴金属細線が100μ
    m以下である請求項1記載の貴金属製装身具。
JP9202490U 1990-08-30 1990-08-30 貴金属製装身具 Expired - Lifetime JPH06968Y2 (ja)

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JPH0448810U JPH0448810U (ja) 1992-04-24
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JP7469784B2 (ja) * 2019-08-19 2024-04-17 株式会社内藤貴金属製作所 金属製装身具

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