JPH05329013A - 貴金属製品の製造方法 - Google Patents
貴金属製品の製造方法Info
- Publication number
- JPH05329013A JPH05329013A JP16861592A JP16861592A JPH05329013A JP H05329013 A JPH05329013 A JP H05329013A JP 16861592 A JP16861592 A JP 16861592A JP 16861592 A JP16861592 A JP 16861592A JP H05329013 A JPH05329013 A JP H05329013A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- precious metal
- product
- fine mesh
- metallic sheet
- noble metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Adornments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】例えば装身具として好適に使用することができ
る貴金属製品の製造方法に関する。 【構成】金属製シートにフォトエッチング工程によって
微細なメッシュの開孔ないし凹凸を施し、その表面に貴
金属ないしは貴金属合金の被膜を形成することを特徴と
する。 【効果】加工時に製品が変形を起こすことがなく、また
編組やロー付け作業を解消して大幅なコストダウンを図
ることができる貴金属製品の製造方法を提供することが
できる。また、モデルの再現性が良好で、かつ微細加工
を施すことができ、極めて高品質の装身具を得ることが
できる。
る貴金属製品の製造方法に関する。 【構成】金属製シートにフォトエッチング工程によって
微細なメッシュの開孔ないし凹凸を施し、その表面に貴
金属ないしは貴金属合金の被膜を形成することを特徴と
する。 【効果】加工時に製品が変形を起こすことがなく、また
編組やロー付け作業を解消して大幅なコストダウンを図
ることができる貴金属製品の製造方法を提供することが
できる。また、モデルの再現性が良好で、かつ微細加工
を施すことができ、極めて高品質の装身具を得ることが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば装身具として
好適に使用することができる貴金属製品の製造方法に関
するものである。
好適に使用することができる貴金属製品の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の装身具等に適用される、所定のメ
ッシュの小孔等を形成した板状の貴金属製品の製造方法
としては、貴金属製のシート部材をプレスやパンチング
等によって打ち抜いたり、貴金属の線材を所定のメッシ
ュに編組することによって得ていた。
ッシュの小孔等を形成した板状の貴金属製品の製造方法
としては、貴金属製のシート部材をプレスやパンチング
等によって打ち抜いたり、貴金属の線材を所定のメッシ
ュに編組することによって得ていた。
【0003】また電鋳(erectroformin
g)によって型の表面に貴金属層を形成することによ
り、所定のメッシュの小孔等を形成した板状の貴金属製
品を得ることも考えられる。
g)によって型の表面に貴金属層を形成することによ
り、所定のメッシュの小孔等を形成した板状の貴金属製
品を得ることも考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら上記従
来例において、打抜き加工の場合には当該打抜き加工に
よって微細なメッシュの製品を得ることが非常に難し
く、特に金属箔などは打抜き加工時に外力により塑性変
形が生じてしまうという欠点があった。
来例において、打抜き加工の場合には当該打抜き加工に
よって微細なメッシュの製品を得ることが非常に難し
く、特に金属箔などは打抜き加工時に外力により塑性変
形が生じてしまうという欠点があった。
【0005】また貴金属の線材を所定のメッシュに編組
する場合には、作業工程の自動化が難しく、編組やロー
付け等のほとんどの工程が手作業のために、コストがか
かりすぎるという欠点があった。
する場合には、作業工程の自動化が難しく、編組やロー
付け等のほとんどの工程が手作業のために、コストがか
かりすぎるという欠点があった。
【0006】さらに、電鋳の場合にも元のデザインの再
現性に乏しく、金属の厚付けではパターンのショートな
どが発生して微細加工が困難であるという欠点があっ
た。
現性に乏しく、金属の厚付けではパターンのショートな
どが発生して微細加工が困難であるという欠点があっ
た。
【0007】この発明は、加工時に製品が変形を起こす
ことがなく、また編組やロー付け作業を解消して大幅な
コストダウンを図ることができる貴金属製品の製造方法
を提供するものである。
ことがなく、また編組やロー付け作業を解消して大幅な
コストダウンを図ることができる貴金属製品の製造方法
を提供するものである。
【0008】
【問題点を解決するための手段】すなわち、この発明の
貴金属製品の製造方法は、金属製シートないし金属箔に
フォトエッチング工程によって微細なメッシュの開孔な
いし凹凸を施し、その表面に貴金属ないしは貴金属合金
の被膜を形成することを特徴とするものである。
貴金属製品の製造方法は、金属製シートないし金属箔に
フォトエッチング工程によって微細なメッシュの開孔な
いし凹凸を施し、その表面に貴金属ないしは貴金属合金
の被膜を形成することを特徴とするものである。
【0009】また、金属製シートないし金属箔として、
弾性率の大きい素材を用いることにより、微細なメッシ
ュを有する製品などの塑性変形の発生を大幅に低減する
ことができる。
弾性率の大きい素材を用いることにより、微細なメッシ
ュを有する製品などの塑性変形の発生を大幅に低減する
ことができる。
【0010】
【作用】この発明の貴金属製品の製造方法は以上のよう
に構成したので、加工時に製品が変形を起こすことがな
く、また編組やロー付け作業を解消して大幅なコストダ
ウンを図ることができる貴金属製品の製造方法を提供す
ることができる。
に構成したので、加工時に製品が変形を起こすことがな
く、また編組やロー付け作業を解消して大幅なコストダ
ウンを図ることができる貴金属製品の製造方法を提供す
ることができる。
【0011】また、モデルの拡大、縮小などの再現性が
良好で、かつ微細加工を施すことができ、極めて高品質
の装身具を得ることができる。
良好で、かつ微細加工を施すことができ、極めて高品質
の装身具を得ることができる。
【0012】さらに、金属製シートないし金属箔とし
て、弾性率の大きい素材を用いることにより、微細なメ
ッシュを有する製品などの塑性変形の発生を大幅に低減
することができた。
て、弾性率の大きい素材を用いることにより、微細なメ
ッシュを有する製品などの塑性変形の発生を大幅に低減
することができた。
【0013】
【実施例】以下、図面に基いてこの発明の貴金属製品の
製造方法の一実施例を説明する。
製造方法の一実施例を説明する。
【0014】図1および図2は、この発明によって得ら
れる貴金属製品を示すものである。この製品は、合金の
薄板等からなる金属製シート1に微細なメッシュの開孔
2を施し、その表面に貴金属ないしは貴金属合金の被膜
3を形成したものである。
れる貴金属製品を示すものである。この製品は、合金の
薄板等からなる金属製シート1に微細なメッシュの開孔
2を施し、その表面に貴金属ないしは貴金属合金の被膜
3を形成したものである。
【0015】上記貴金属製品の製造工程について図3に
より説明する。
より説明する。
【0016】製造に際し所定のモチーフのデザイン画を
準備する。そして別途所定のサイズの金属製シートにレ
ジスト膜を形成し、上記デザイン画を使用してフォトエ
ッチングの手法で描画する。
準備する。そして別途所定のサイズの金属製シートにレ
ジスト膜を形成し、上記デザイン画を使用してフォトエ
ッチングの手法で描画する。
【0017】すなわち、紫外線等を照射して余分なレジ
スト層を除去した上、エッチング液によってレジスト層
を剥離した部位をエッチングする。
スト層を除去した上、エッチング液によってレジスト層
を剥離した部位をエッチングする。
【0018】その後、レジスト層を完全に除去して洗浄
して得た、微細なメッシュの開孔等を施した所定のデザ
インの金属製シートに貴金属メッキを施せば、製作完了
である。
して得た、微細なメッシュの開孔等を施した所定のデザ
インの金属製シートに貴金属メッキを施せば、製作完了
である。
【0019】次に、この発明で得られる貴金属製品の用
途としては、イヤリング、ペンダント、指輪、ブローチ
等の種々の装身具に使用することができ、製品の軽量化
や低コスト化に大きく貢献するものである。
途としては、イヤリング、ペンダント、指輪、ブローチ
等の種々の装身具に使用することができ、製品の軽量化
や低コスト化に大きく貢献するものである。
【0020】
【発明の効果】この発明の貴金属製品の製造方法は以上
のように構成したので、加工時に製品が変形を起こすこ
とがなく、また編組やロー付け作業を解消して大幅なコ
ストダウンを図ることができる貴金属製品の製造方法を
提供することができる。
のように構成したので、加工時に製品が変形を起こすこ
とがなく、また編組やロー付け作業を解消して大幅なコ
ストダウンを図ることができる貴金属製品の製造方法を
提供することができる。
【0021】また、モデルの拡大、縮小などの再現性が
良好で、かつ微細加工を施すことができ、極めて高品質
の装身具を得ることができる。
良好で、かつ微細加工を施すことができ、極めて高品質
の装身具を得ることができる。
【0022】さらに、金属製シートないし金属箔とし
て、弾性率の大きい素材を用いることにより、微細なメ
ッシュを有する製品などの塑性変形の発生を大幅に低減
することができた。
て、弾性率の大きい素材を用いることにより、微細なメ
ッシュを有する製品などの塑性変形の発生を大幅に低減
することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】得られた製品の正面図である。
【図2】その拡大断面図である。
【図3】製造工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 金属製シート 2 開孔 3 被膜
Claims (1)
- 【請求項1】 金属製シートないし金属箔にフォトエッ
チング工程によって微細なメッシュの開孔ないし凹凸を
施し、その表面に貴金属ないしは貴金属合金の被膜を形
成することを特徴とする貴金属製品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16861592A JPH05329013A (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 貴金属製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16861592A JPH05329013A (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 貴金属製品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05329013A true JPH05329013A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15871345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16861592A Pending JPH05329013A (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 貴金属製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05329013A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001105796A (ja) * | 1999-07-30 | 2001-04-17 | Sukegawa Electric Co Ltd | 金属装飾板とその製造方法 |
-
1992
- 1992-06-02 JP JP16861592A patent/JPH05329013A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001105796A (ja) * | 1999-07-30 | 2001-04-17 | Sukegawa Electric Co Ltd | 金属装飾板とその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0107983A1 (en) | Method for forming patterns in a metal layer | |
JPH06196603A (ja) | リードフレームの製造方法 | |
JPH05329013A (ja) | 貴金属製品の製造方法 | |
KR100901795B1 (ko) | 마스터를 이용한 금속장식물 제조방법 | |
JPH09300840A (ja) | スクリーンマスクの製造方法 | |
KR970001025B1 (ko) | 장신구용 메달 가공방법 | |
JPH08283962A (ja) | 金属装飾品及び金属装飾品の製造方法 | |
KR100419231B1 (ko) | 액자의 제조방법 | |
JPS61170580A (ja) | 模様付装飾品の製造方法 | |
KR20170114577A (ko) | 실크스크린 인쇄된 전시용 모조 골드바 제조방법 | |
JPH06968Y2 (ja) | 貴金属製装身具 | |
JP3150803B2 (ja) | 時計文字板用足無し時字及びその製造方法並びにそれを使用した時計用文字板 | |
JP3042149B2 (ja) | 貴金属箔の加工方法 | |
KR100736724B1 (ko) | 전주가공과 부식가공을 이용한 전자제품의 표면장식부품제조방법 | |
JPH0320481A (ja) | 貴金属箔造形品の製造方法 | |
JP2625527B2 (ja) | 時計用黒色指針の製造方法 | |
JPH04160179A (ja) | 装飾部材の製造方法 | |
JPH02290992A (ja) | 透し彫り状宝飾品の製造方法 | |
JPH01178337A (ja) | 時計用指針の製造方法 | |
JPS63210284A (ja) | エツチング方法 | |
JP2006104579A (ja) | 被膜付き部材の製造方法 | |
JPH06320898A (ja) | 装飾部材を有する外装部品及びその製造方法 | |
TWI258428B (en) | Method for manufacturing of a stainless steel product having patterns and drawings thereon | |
JP3174817B2 (ja) | 無電解ニッケルメッキ系型の製造方法 | |
JPH0382777A (ja) | 外装部品エッチング加工方法 |