JP3174817B2 - 無電解ニッケルメッキ系型の製造方法 - Google Patents

無電解ニッケルメッキ系型の製造方法

Info

Publication number
JP3174817B2
JP3174817B2 JP21363899A JP21363899A JP3174817B2 JP 3174817 B2 JP3174817 B2 JP 3174817B2 JP 21363899 A JP21363899 A JP 21363899A JP 21363899 A JP21363899 A JP 21363899A JP 3174817 B2 JP3174817 B2 JP 3174817B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plating film
electroless nickel
nickel plating
electroless
copper plating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21363899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001040487A (ja
Inventor
隆夫 小川
航一 久保
Original Assignee
ハイパーテック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ハイパーテック株式会社 filed Critical ハイパーテック株式会社
Priority to JP21363899A priority Critical patent/JP3174817B2/ja
Publication of JP2001040487A publication Critical patent/JP2001040487A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3174817B2 publication Critical patent/JP3174817B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemically Coating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々のマーク製品
等の被塗装製品のマスキング塗装に用いられるマスク型
のような無電解ニッケルメッキ系型の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、塗装用マスク型は従来より次の
ような図5および図6の(a)〜(e)、図7の(f)
〜(h)に示す電気メッキ技術により製造されている。
【0003】まず、図5および図6の(a)に示すよう
にユーザから供給された例えば英数字Xを型取った合成
樹脂製のマスク母材1を上面が正方形の平板状をなす導
電材、例えば銅からなる基材2上に両面接着テープ3を
用いて貼り付けて仮固定する。つづいて、図6の(b)
に示すように前記基材2の上面周縁のテープ4を貼り付
けた後、全面にクリアランス塗料からなる剥離層5を塗
布する。
【0004】次いで、図6の(c)に示すように前記テ
ープ4を剥離して、そのテープ4上に位置する剥離層5
部分を除去して前記基材の上面周縁のみを露出させる。
つづいて、図6の(d)に示すように前記露出部を含む
前記剥離層5上に導電性インク膜6を被覆する。
【0005】次いで、図示しないメッキ槽に前記基材2
をその導電性塗料膜6が前記メッキ槽のニッケルメッキ
浴に接触するように設置し、前記基材2を電鋳の給電部
としてニッケル電鋳処理を施すことにより、図6の
(e)に示すように導電性インク膜6上全体に所定厚さ
の電鋳ニッケル被膜7を析出させる。
【0006】次いで、図7の(f)に示すように前記電
鋳ニッケル被膜7を導電性インク膜6(もしくは剥離層
5)から剥がして取出す。つづいて、図7の(g)に示
すように取出したマスク型素材としての電鋳ニッケル被
膜7を切り回し加工を施して不要な箇所(主に周縁部)
を除去した後、周縁端部を精密仕上げして図7の(h)
に示すようにマスク母材と同様な形状を有する電鋳ニッ
ケルからなる塗装用マスク型8を製造する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の塗装用マスク型の製造方法にあっては、電鋳ニ
ッケル処理により導電性塗料膜に析出された電鋳ニッケ
ル被膜がマスク型として不要な部分を含むため、切り回
し加工によりこの不要な箇所を除去する必要がある。こ
の切り回し加工において、マスク型として残す箇所と不
要な箇所との境界は外形形状に明確に現れていないた
め、前記電鋳ニッケル被膜の形状とマスク母材の形状と
を対比しながら決定する必要がある。その結果、前記切
り回し加工は専ら熟練者の経験と勘に頼らざる得ず、作
業の煩雑化、製造日数の長期化という問題があった。
【0008】本発明は、熟練を要する後加工処理を施す
ことなく極めて簡単に目的とする形状をなす無電解ニッ
ケルメッキ系型を短期間で製造し得る方法を提供しよう
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる無電解ニ
ッケルメッキ系型の製造方法は、母材の主面の型形成面
に導電性粉末および有機樹脂を含む導電性プライマー層
を選択的に形成する工程と、無電解銅メッキを施して前
記導電性プライマー層上に所望厚さの無電解銅メッキ被
膜を形成する工程と、無電解ニッケルメッキを施して前
記無電解銅メッキ被膜上に所望厚さの無電解ニッケルメ
ッキ被膜を形成する工程と、前記無電解ニッケルメッキ
被膜付き母材を無電解銅メッキ溶解用溶液で処理して前
記無電解ニッケルメッキ被膜を前記無電解銅メッキ被膜
と一緒に剥離して最終形状の無電解ニッケルメッキ系型
を取出す工程とを具備したことを特徴とするものであ
る。
【0010】本発明に係わる別の無電解ニッケルメッキ
系型の製造方法は、母材の主面の型形成面に導電性粉末
および有機樹脂を含む導電性プライマー層を選択的に形
成する工程と、無電解銅メッキを施して前記導電性プラ
イマー層上に所望厚さの無電解銅メッキ被膜を形成する
工程と、無電解ニッケルメッキを施して前記無電解銅メ
ッキ被膜上に所望厚さの無電解ニッケルメッキ被膜を形
成する工程と、前記無電解ニッケルメッキ被膜付き母材
を有機溶剤で処理して前記無電解銅メッキ被膜および無
電解ニッケルメッキ被膜を前記導電性プライマー層と一
緒に剥離して最終形状の無電解ニッケルメッキ系型を取
出す工程とを具備したことを特徴とするものである。
【0011】本発明に係わる別の無電解ニッケルメッキ
系型の製造方法は、母材の主面に、剥離層を形成する工
程と、前記剥離層の型形成面に導電性粉末および有機樹
脂を含む導電性プライマー層を選択的に形成する工程
と、無電解銅メッキを施して前記導電性プライマー層上
に所望厚さの無電解銅メッキ被膜を形成する工程と、無
電解ニッケルメッキを施して前記無電解銅メッキ被膜上
に所望厚さの無電解ニッケルメッキ被膜を形成する工程
と、前記無電解ニッケルメッキ被膜付き母材を有機溶剤
で処理して前記導電性プライマー層、無電解銅メッキ被
膜および無電解ニッケルメッキ被膜を前記剥離層と一緒
に剥離して最終形状の無電解ニッケルメッキ系型を取出
す工程とを具備したことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明に係わる塗装用マスク
型の製造方法を詳細に説明する。
【0013】(第1工程)まず、母材の型形成面に導電
性粉末および有機樹脂を含む導電性プライマーを選択的
塗布技術、例えばスクリーン印刷技術により被覆した
後、乾燥することにより導電性プライマー層を形成す
る。
【0014】前記母材は、例えばABS樹脂のような合
成樹脂から作られる。
【0015】前記“型形成面”とは、前記母材に形成さ
れた最終的に型となる面を意味する。
【0016】前記導電性プライマーを構成成分である導
電性粉末としては、例えばAg,Ni,Cuなどの金属
粉末、導電性を示す金属酸化物、金属窒化物等を挙げる
ことができる。前記導電性プライマーを構成成分である
有機樹脂としては、例えばアクリル樹脂、ウレタン樹脂
等を挙げることができる。
【0017】前記導電性プライマー層は、5〜15μm
の厚さを有することが好ましい。
【0018】(第2工程)無電解銅メッキ処理を施して
前記導電性プライマー層上に所望厚さの無電解銅メッキ
被膜を形成した後、無電解ニッケルメッキ処理を施して
前記無電解銅メッキ被膜上に所望厚さの無電解ニッケル
メッキ被膜を形成する。つづいて、この無電解ニッケル
メッキ被膜付き母材を無電解銅メッキ溶解用溶液で処理
して前記無電解ニッケルメッキ被膜を前記無電解銅メッ
キ被膜と一緒に剥離して最終形状の無電解ニッケルメッ
キ型を取出すことにより型を製造する。この時、型の内
面に無無電解銅メッキ被膜が残存する場合、希塩酸水溶
液で処理してその無電解銅メッキ被膜を除去することが
好ましい。
【0019】前記無電解銅メッキ処理は、その後の無電
解ニッケルメッキ処理においてピンホールのない良好な
無電解ニッケルメッキ被膜を形成する作用をなす。この
無電解銅メッキ処理は、例えば銅塩、錯化剤、pH緩衝
剤、ホルムアルデヒドを含むpH12〜13の無電解銅
メッキ浴を用いてなされる。無電解銅メッキ膜は、1〜
3μmの厚さを有することが好ましい。
【0020】前記無電解ニッケルメッキ処理は、例えば
ニッケル塩、錯化剤、pH緩衝剤、次亜リン酸塩を含む
pH4〜5のニッケルメッキ浴を用いてなされる。
【0021】前記無電解ニッケルメッキ被膜の厚さは、
型の種類にもよるが、通常、200μm以上にすること
が好ましい。
【0022】前記無電解銅メッキ溶解用溶液としては、
例えば希塩酸水溶液等を用いることができる。
【0023】本発明において、前記無電解銅メッキ溶解
用溶液の代わりに例えば酢酸エチル、トルエン、ケト
ン、アルコールのような有機溶剤で処理することにより
前記無電解銅メッキ被膜および無電解ニッケルメッキ被
膜を前記導電性プライマー層と一緒に剥離して最終形状
の無電解ニッケルメッキ系型を取出すことを許容する。
【0024】また、本発明において母材の主面の型形成
面に導電性プライマー層を形成するに先立ってに前記母
材表面に剥離層を形成してもよい。
【0025】前記剥離層としては、例えば塩化ビニル樹
脂、ポリエチレン、アクリルラッカー等の材料からな
る。この剥離層の厚さは、5〜20μmのすることが好
ましい。
【0026】このような剥離層を形成する場合、この剥
離層を溶解するトルエン等の有機溶剤で前記無電解ニッ
ケルメッキ被膜付き母材を処理することにより、前記導
電性プライマー層、無電解銅メッキ被膜および無電解ニ
ッケルメッキ被膜を前記剥離層と一緒に剥離して最終形
状の無電解ニッケルメッキ系型を取出すことができる。
なお、かかる工程後に剥離層および導電性プライマー層
を除去することにより無電解銅メッキ被膜および無電解
ニッケルメッキ被膜からなる型を得ることができる。
【0027】さらに本発明において、脱離後の最終製品
形状を有する無電解ニッケルメッキ系型の外周縁部を必
要に応じて精密仕上げすることを許容する。
【0028】以上説明したように本発明によれば、母材
の主面の型形成面に導電性プライマー層を選択的に形成
した後、無電解銅メッキ処理、無電解ニッケルメッキ処
理をこの順序で施すことによって、前記導電性プライマ
ー層上にのみ無電解銅メッキ被膜、無電解ニッケルメッ
キ被膜を形成することができる。つまり、前記母材の型
形成面に位置する導電性プライマー層上に無電解銅メッ
キ被膜を形成した後、この被膜上のみにその面に対して
垂直方向にニッケルが析出して前記導電性プライマー層
と同じ外形形状を有する無電解ニッケルメッキ被膜を形
成できる。
【0029】このような工程後に希塩酸水溶液のような
無電解銅メッキ溶解用溶液で処理して前記無電解ニッケ
ルメッキ被膜を前記無電解銅メッキ被膜と一緒に剥離し
て取出すことにより、最終形状の無電解ニッケルメッキ
からなる型を得ることができる。
【0030】したがって、従来の電鋳技術により型を製
造するような電鋳ニッケル被膜を熟練者により回しきり
加工する煩雑な後工程を行なうことなく、無電解ニッケ
ルメッキ被膜を母材から脱離するという熟練を要さない
極めて簡単な操作で、かつ短期間で型を製造することが
できる。
【0031】また、前記無電解銅メッキ溶解用溶液の代
わりに例えば酢酸エチル、トルエン、ケトン、アルコー
ルのような有機溶剤で処理することにより前記無電解銅
メッキ被膜および無電解ニッケルメッキ被膜を前記導電
性プライマー層と一緒に剥離できるため、熟練を要さな
い極めて簡単な操作で、かつ短期間で無電解銅メッキ被
膜および無電解ニッケル被膜の2層構造を有する型を製
造することができる。
【0032】さらに、母材の主面の型形成面に導電性プ
ライマー層を形成するに先立ってに前記母材表面に剥離
層を形成し、無電解ニッケルメッキ被膜付き母材を前記
剥離層を溶解するトルエン等の有機溶剤で処理すること
により、前記導電性プライマー層、無電解銅メッキ被膜
および無電解ニッケルメッキ被膜を前記剥離層と一緒に
剥離できるため、熟練を要さない極めて簡単な操作で、
かつ短期間で無電解銅メッキ被膜および無電解ニッケル
被膜の2層構造を有する型を製造することができる。こ
のような剥離層の形成は、脱型を容易にするため母材の
型形成面が複雑な形状を有する場合に特に有効である。
【0033】
【実施例】以下、本発明の好ましい例を図面を参照して
説明する。
【0034】(実施例1)まず、図1および図2の
(a)に示すようにユーザから供給された例えば英数字
Xを型取ったABS樹脂製のマスク母材11を上面が正
方形の平板状をなすABS樹脂製の基台12上に両面接
着テープ13を用いて貼り付けて仮固定した。つづい
て、図2の(b)に示すように前記基台12を含む前記
マスク母材11全面にアクリルラッカーからなる剥離層
14を形成した。ひきつづき、図2の(c)に示すよう
に前記剥離層14のマスク形成面に銀粉末およびアクリ
ル樹脂からなる液状導電性プライマーをスクリーン印刷
により塗布し、乾燥することにより厚さ5〜15μmの
導電性プライマー層15を形成した。
【0035】次いで、前記基台12を含むマスク母材1
をメッキ槽内に収容された下記組成の無電解銅メッキ浴
に1時間浸漬して無電解銅メッキ処理を施すことにより
図2の(d)に示すように前記導電性プライマー層15
に厚さ2μmの無電解銅メッキ膜16を形成した。この
時、前記無電解銅メッキ浴を緩慢に攪拌した。つづい
て、無電解銅メッキ膜が形成されたマスク母材11を有
する基台12をメッキ槽内に収容された下記組成の無電
解ニッケルメッキ浴に2日間浸漬して無電解ニッケルメ
ッキ処理を施すことにより前記無電解銅メッキ膜16上
に厚さ200μmの無電解ニッケルメッキ被膜17を形
成した。この時、前記無電解銅メッキ浴を緩慢に攪拌し
た。
【0036】<無電解銅メッキ浴> ・金属銅;2g/L、 ・ホルムアルデヒド;3g/L、 ・pH緩衝剤;19g/L、 ・pH;12。
【0037】<無電解ニッケルメッキ浴> ・金属ニッケル;6.5〜7.5g/L、 ・次亜リン酸ナトリウム;40g/L、 ・pH緩衝剤;30g/L、 ・pH;3〜4。
【0038】次いで、図2の(e)に示すように前記無
電解ニッケルメッキ被膜付き母材をトルエンで処理して
前記導電性プライマー層15、無電解銅メッキ被膜16
および無電解ニッケルメッキ被膜17を前記剥離層14
と一緒に除去し、さらに剥離層および導電性プライマー
層を除去することにより無電解銅メッキ被膜16および
無電解ニッケルメッキ被膜17からなる2層構造の塗装
用マスク型18を製造した。
【0039】得られた塗装用マスク型18は、マスク母
材11のマスク形成面に位置する導電性プライマー層1
5と同様な外形形状(Xの形状)を有することが確認さ
れた。
【0040】また、得られた塗装用マスク型18を図3
に示すように懸架治具19に懸架し、この懸架治具19
のマスク型18を図4に示すように支持台20に支持さ
れる被塗装部品21の所定の面に当接させ、前記支持台
20と前記懸架治具19とを前記被塗装部品21を挟ん
で図示しない係合部材で締結した後、所定の塗装処理を
行なった。その結果、所期のX形状が未塗装部として露
出された装飾性の高い塗装部品を得ることができた。
【0041】(実施例2)マスク母材のマスク形成面に
銀粉末およびアクリル樹脂からなる液状導電性プライマ
ーを直接スクリーン印刷により塗布、乾燥して導電性プ
ライマー層を形成し、脱型時に前記導電性プライマー層
を溶解した以外、実施例1と同様な方法で無電解銅メッ
キ膜および無電解ニッケルメッキ被膜からなる2層構造
の塗装用マスク型を製造した。
【0042】得られた塗装用マスク型は、マスク母材の
マスク形成面に位置する導電性プライマー層と同様な外
形形状(Xの形状)を有することが確認された。
【0043】(実施例3)マスク母材のマスク形成面に
銀粉末およびアクリル樹脂からなる液状導電性プライマ
ーを直接スクリーン印刷により塗布、乾燥して導電性プ
ライマー層を形成し、脱型時に無電解銅メッキ被膜を希
塩酸水溶液で溶解した以外、実施例1と同様な方法で無
電解ニッケルメッキ被膜からなる塗装用マスク型を製造
した。
【0044】得られた塗装用マスク型は、マスク母材の
マスク形成面に位置する導電性プライマー層と同様な外
形形状(Xの形状)を有することが確認された。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に熟練を要
する後加工処理を施すことなく、極めて簡単に目的とす
る形状をなす塗装用マスク型のような型を短期間で製造
できる等顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で用いた基台に固定されたマス
ク母材を示す斜視図。
【図2】本発明の実施例における塗装用マスク型の製造
工程を示す断面図。
【図3】実施例により製造されたマスク型を治具に懸架
した状態を示す斜視図。
【図4】治具に懸架されたマスク型および支持台に被塗
装部品を取付けた状態を示す正面図。
【図5】従来の塗装用マスク型の製造において、基材に
固定されたマスク母材を示す斜視図。
【図6】従来の塗装用マスク型の製造工程を示す断面
図。
【図7】従来の塗装用マスク型の製造工程を示す断面
図。
【符号の説明】
11…マスク母材、 12…基台、 14…剥離層、 15…導電性プライマー層、 16…無電解銅メッキ膜、 17…無電解ニッケル被膜、 18…塗装用マスク型。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 18/00 - 18/54

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母材の主面の型形成面に導電性粉末およ
    び有機樹脂を含む導電性プライマー層を選択的に形成す
    る工程と、 無電解銅メッキを施して前記導電性プライマー層上に所
    望厚さの無電解銅メッキ被膜を形成する工程と、 無電解ニッケルメッキを施して前記無電解銅メッキ被膜
    上に所望厚さの無電解ニッケルメッキ被膜を形成する工
    程と、 前記無電解ニッケルメッキ被膜付き母材を無電解銅メッ
    キ溶解用溶液で処理して前記無電解ニッケルメッキ被膜
    を前記無電解銅メッキ被膜と一緒に剥離して最終形状の
    無電解ニッケルメッキ系型を取出す工程とを具備したこ
    とを特徴とする無電解ニッケルメッキ系型の製造方法。
  2. 【請求項2】 母材の主面の型形成面に導電性粉末およ
    び有機樹脂を含む導電性プライマー層を選択的に形成す
    る工程と、 無電解銅メッキを施して前記導電性プライマー層上に所
    望厚さの無電解銅メッキ被膜を形成する工程と、 無電解ニッケルメッキを施して前記無電解銅メッキ被膜
    上に所望厚さの無電解ニッケルメッキ被膜を形成する工
    程と、 前記無電解ニッケルメッキ被膜付き母材を有機溶剤で処
    理して前記無電解銅メッキ被膜および無電解ニッケルメ
    ッキ被膜を前記導電性プライマー層と一緒に剥離して最
    終形状の無電解ニッケルメッキ系型を取出す工程とを具
    備したことを特徴とする無電解ニッケルメッキ系型の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 母材の主面に、剥離層を形成する工程
    と、 前記剥離層の型形成面に導電性粉末および有機樹脂を含
    む導電性プライマー層を選択的に形成する工程と、 無電解銅メッキを施して前記導電性プライマー層上に所
    望厚さの無電解銅メッキ被膜を形成する工程と、 無電解ニッケルメッキを施して前記無電解銅メッキ被膜
    上に所望厚さの無電解ニッケルメッキ被膜を形成する工
    程と、 前記無電解ニッケルメッキ被膜付き母材を有機溶剤で処
    理して前記導電性プライマー層、無電解銅メッキ被膜お
    よび無電解ニッケルメッキ被膜を前記剥離層と一緒に剥
    離して最終形状の無電解ニッケルメッキ系型を取出す工
    程とを具備したことを特徴とする無電解ニッケルメッキ
    系型の製造方法。
JP21363899A 1999-07-28 1999-07-28 無電解ニッケルメッキ系型の製造方法 Expired - Fee Related JP3174817B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21363899A JP3174817B2 (ja) 1999-07-28 1999-07-28 無電解ニッケルメッキ系型の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21363899A JP3174817B2 (ja) 1999-07-28 1999-07-28 無電解ニッケルメッキ系型の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001040487A JP2001040487A (ja) 2001-02-13
JP3174817B2 true JP3174817B2 (ja) 2001-06-11

Family

ID=16642478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21363899A Expired - Fee Related JP3174817B2 (ja) 1999-07-28 1999-07-28 無電解ニッケルメッキ系型の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3174817B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001040487A (ja) 2001-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH047117B2 (ja)
EP0107983A1 (en) Method for forming patterns in a metal layer
US20100159268A1 (en) Method for producing decorative surface structures
JP3174817B2 (ja) 無電解ニッケルメッキ系型の製造方法
JP2948366B2 (ja) プラスチック成形体の部分めっき方法
JPH01500677A (ja) 無電解ニツケル又は銅めつき用クロムマスク
JP2001073154A (ja) 部分めっきプラスチック成形体の製造方法
JPH08267768A (ja) インクジェットプリンタヘッドの製造方法
JPH09148714A (ja) 立体成形回路基板の製造方法
JP2517505B2 (ja) 電磁波遮蔽成形体の製造方法
JP2881717B2 (ja) 貴金属による中空電鋳製品の製造方法
JPS633963A (ja) インクジエツトノズルの製造方法
JPH09117865A (ja) 電着砥石及びその製造方法
JPH02225688A (ja) 電鋳金型の製造方法
JPH09506468A (ja) プリント回路基板の製造方法
JP2003170110A (ja) 表面処理方法
JP2502954B2 (ja) 電鋳成形型の製造方法
JPS6179785A (ja) 装飾品の部分めつき方法
JP2987389B2 (ja) スクリーン印刷用製版スクリーンの製造方法
JPH11284317A (ja) 曲面体表面における金属パターン形成方法
JPS61288094A (ja) 透光性プラスチツクのメツキ方法
JPS6345887A (ja) プリント配線板の製造方法
JP3177869B2 (ja) 装飾体の製造方法
JPS5974289A (ja) 電鋳用母型の製造方法
JPS6050196A (ja) プラスチック上への部分電気めっき方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090330

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100330

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees