JPS5974289A - 電鋳用母型の製造方法 - Google Patents
電鋳用母型の製造方法Info
- Publication number
- JPS5974289A JPS5974289A JP18515282A JP18515282A JPS5974289A JP S5974289 A JPS5974289 A JP S5974289A JP 18515282 A JP18515282 A JP 18515282A JP 18515282 A JP18515282 A JP 18515282A JP S5974289 A JPS5974289 A JP S5974289A
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- electroforming
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- metal
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電鋳用母型の製造方法に関するものであり、更
に詳しくは電鋳用母型の表面への導電皮膜形成方法に関
するものである。
に詳しくは電鋳用母型の表面への導電皮膜形成方法に関
するものである。
本来、電鋳用母型の材質は金属かプラスチックであり金
属については第1図の電気かみそり(以下1csと呼す
)外刃の例に示すように母型となる金属1にフォトレジ
スト2で部分絶縁処理しくA)、下地メッキ3を施して
(B)電鋳用母型としており、電鋳に際しては母型表面
をクロム酸などで処理して酸化皮膜4を形成(0)して
電鋳完成品5との剥離性を確保していた。ここでは電鋳
用母型の素材が金属であるために導電皮膜を形成する必
要はなく、むしろ電鋳により製造されたものと素材との
剥離処理を念頭におく必要があった。
属については第1図の電気かみそり(以下1csと呼す
)外刃の例に示すように母型となる金属1にフォトレジ
スト2で部分絶縁処理しくA)、下地メッキ3を施して
(B)電鋳用母型としており、電鋳に際しては母型表面
をクロム酸などで処理して酸化皮膜4を形成(0)して
電鋳完成品5との剥離性を確保していた。ここでは電鋳
用母型の素材が金属であるために導電皮膜を形成する必
要はなく、むしろ電鋳により製造されたものと素材との
剥離処理を念頭におく必要があった。
プラスチックを母型としたものについては第2図に示し
たように、完成品に対してポジティブな母型1(以下、
ポジ母型と記す。)の表面に離型剤2を必要に応じて塗
布しくA)樹脂を注型して完成品に対してネガティブな
母型3(以下、ネガ母型と記す。)を作成する(Btc
)。これが電鋳用母型になるわけであるが電鋳を行なう
部分に周知の無電解メッキにより導電皮膜4を形成(D
)(E)しなくてはならない。
たように、完成品に対してポジティブな母型1(以下、
ポジ母型と記す。)の表面に離型剤2を必要に応じて塗
布しくA)樹脂を注型して完成品に対してネガティブな
母型3(以下、ネガ母型と記す。)を作成する(Btc
)。これが電鋳用母型になるわけであるが電鋳を行なう
部分に周知の無電解メッキにより導電皮膜4を形成(D
)(E)しなくてはならない。
前者の金属母型を用いるものについては、電鋳前に導電
皮膜を形成する必要がない反面、母型と製品の剥離性を
均一にすることが困難でその作業性も低い、さらにこの
ネガ母型の作成は一般に切削或いはプレスによるので複
雑な形状を得ることが大変むずかしくなり適応範囲が限
定されてしまう。また後者のプラスチックを母型とした
ものでは、プラスチック自体の加工性の良さから複雑な
形状のものに対する適応性が良い反面、電鋳前の導電皮
膜形成処理は必要不可欠となる、ここでネガ母型の形状
が複雑で特に深い穴や奥部に凹型の形状を有している場
合、導電性皮膜形成のための無電解メッキを細部まで施
すことが大変困難となり母型通りの電鋳完成品が得られ
ないという欠点を有する。
皮膜を形成する必要がない反面、母型と製品の剥離性を
均一にすることが困難でその作業性も低い、さらにこの
ネガ母型の作成は一般に切削或いはプレスによるので複
雑な形状を得ることが大変むずかしくなり適応範囲が限
定されてしまう。また後者のプラスチックを母型とした
ものでは、プラスチック自体の加工性の良さから複雑な
形状のものに対する適応性が良い反面、電鋳前の導電皮
膜形成処理は必要不可欠となる、ここでネガ母型の形状
が複雑で特に深い穴や奥部に凹型の形状を有している場
合、導電性皮膜形成のための無電解メッキを細部まで施
すことが大変困難となり母型通りの電鋳完成品が得られ
ないという欠点を有する。
本発明はかかる欠点を除去したもので、第3図のように
ポジ母型1を金属との密着性の悪い材質を用いて作成し
くA)、その表面に周知の方法で無電解メッキj漢2を
施こす(B)、さらに必要に応じて高電流で電解メッキ
層3を施しても良い(C)が、これにゴム質の樹脂を注
型してネガ母型4を作成する(D)際に前記導電皮膜2
.3を転写してネガ母型に導電性をもたせるものであり
、その目的は複雑な形状を有する。ものをコスト的に安
価な電鋳法により復製することを可能にするということ
である。なお、本発明に適用できるポジ母型の材質とし
ては、シリコンゴム、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等は
とんど全ての樹脂が可能であり、導電膜形成のための無
電解メッキとしては銅、ニッケル、銀など全ての無電解
メッキが適用可能であるが特にニッケルが望ましい。、
またネガ母型用の材質としては望ましくはウレタンゴム
が良い。
ポジ母型1を金属との密着性の悪い材質を用いて作成し
くA)、その表面に周知の方法で無電解メッキj漢2を
施こす(B)、さらに必要に応じて高電流で電解メッキ
層3を施しても良い(C)が、これにゴム質の樹脂を注
型してネガ母型4を作成する(D)際に前記導電皮膜2
.3を転写してネガ母型に導電性をもたせるものであり
、その目的は複雑な形状を有する。ものをコスト的に安
価な電鋳法により復製することを可能にするということ
である。なお、本発明に適用できるポジ母型の材質とし
ては、シリコンゴム、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等は
とんど全ての樹脂が可能であり、導電膜形成のための無
電解メッキとしては銅、ニッケル、銀など全ての無電解
メッキが適用可能であるが特にニッケルが望ましい。、
またネガ母型用の材質としては望ましくはウレタンゴム
が良い。
以下実施例に基づいて本発明の詳細な説明する〈実施例
1〉 本発明の応用として、腕時計用金ケースを電鋳により製
作した。まずケースの原型を真ちゅうで作り注型用シリ
コンゴムで注型してからその型にエポキシ樹脂を流し込
み硬化させてポジ母型を作成した。このポジ母型を脱脂
洗浄後、周知のスズ(II)−パラジウム(II)二液
性の増感−活性化処理を室温で行ない、次亜リン酸系の
還元剤を含有した50℃のニッケル無電解メッキ浴に5
分間浸漬し2500λのニッケル皮膜を形成した。さら
にこの表面に電解ニッケルメッキを規定電流の1.5倍
程度過剰の電流を流して計1μ常の導電及膜を形成した
。なおこの皮膜断面は第4図に示す如くポジ母型1側で
は平滑で皮膜表面g2はかな均凹凸になっていた。これ
は次にウレタンゴムで注型した際に導電皮膜がネガ母型
に食い込むのに有利な形状である。次にウレタンゴムを
ポジ母型に流し込んで室温で24時間かけて硬化させシ
リコンゴムのポジ母型1のみ剥離し、ニッケル皮膜2は
ネガ母型3に転写した。なお以後は全電鋳を行ない20
0μ惧程度の厚みになったらネガ母型から金−ニッケル
層を剥離しニッケルのみエツチングして、全問を金ロウ
で充てんしてケースとした。不法により腕時計用のケー
ス特有の複雑な形状を低コストで出すことが可能になっ
た。
1〉 本発明の応用として、腕時計用金ケースを電鋳により製
作した。まずケースの原型を真ちゅうで作り注型用シリ
コンゴムで注型してからその型にエポキシ樹脂を流し込
み硬化させてポジ母型を作成した。このポジ母型を脱脂
洗浄後、周知のスズ(II)−パラジウム(II)二液
性の増感−活性化処理を室温で行ない、次亜リン酸系の
還元剤を含有した50℃のニッケル無電解メッキ浴に5
分間浸漬し2500λのニッケル皮膜を形成した。さら
にこの表面に電解ニッケルメッキを規定電流の1.5倍
程度過剰の電流を流して計1μ常の導電及膜を形成した
。なおこの皮膜断面は第4図に示す如くポジ母型1側で
は平滑で皮膜表面g2はかな均凹凸になっていた。これ
は次にウレタンゴムで注型した際に導電皮膜がネガ母型
に食い込むのに有利な形状である。次にウレタンゴムを
ポジ母型に流し込んで室温で24時間かけて硬化させシ
リコンゴムのポジ母型1のみ剥離し、ニッケル皮膜2は
ネガ母型3に転写した。なお以後は全電鋳を行ない20
0μ惧程度の厚みになったらネガ母型から金−ニッケル
層を剥離しニッケルのみエツチングして、全問を金ロウ
で充てんしてケースとした。不法により腕時計用のケー
ス特有の複雑な形状を低コストで出すことが可能になっ
た。
〈実施例2〉
本発明を応用して金属のメダルなどの複雑な形状を有す
る装飾品を作った。ポジ母型はポリ塩化ビニルを切削加
工して作り以下実施例1と同様な増感活性化処理の後、
ホルムアルデヒド系の銀鏡反応により0.1μ濯程度の
銀層を形成し実施例1と同様にウレタンゴムで注型、銀
層も転写した。
る装飾品を作った。ポジ母型はポリ塩化ビニルを切削加
工して作り以下実施例1と同様な増感活性化処理の後、
ホルムアルデヒド系の銀鏡反応により0.1μ濯程度の
銀層を形成し実施例1と同様にウレタンゴムで注型、銀
層も転写した。
ここで銀は膜ではなく粒子で転写されるので導電膜とし
ては不充分で、従ってこの転写された銀粒子を触媒核と
してネガ母型表面に無電解ニッケルメッキでさらに導電
化処理し、ニッケル電鋳て製品を作成した。
ては不充分で、従ってこの転写された銀粒子を触媒核と
してネガ母型表面に無電解ニッケルメッキでさらに導電
化処理し、ニッケル電鋳て製品を作成した。
以上のように本発明によれば、これまで電鋳法により作
成が困難であった複雑な形状を有するものが電鋳法で作
成可能となった。従って電鋳法の特徴であるプレス型代
の不要化すなわち低コスト化が実現され、また様々な形
状のものができるためモデルバリエーションが多彩にす
ることができた。
成が困難であった複雑な形状を有するものが電鋳法で作
成可能となった。従って電鋳法の特徴であるプレス型代
の不要化すなわち低コスト化が実現され、また様々な形
状のものができるためモデルバリエーションが多彩にす
ることができた。
第1図(A)〜(lはBS外刃電鋳製造方法でIs断面
の様子を追って書いた工程図。1は金属母型、2はフォ
トレジストパターン、3は下地メッキ、4は酸化皮膜、
5は電鋳完成品である。 第2図(A)〜(D)はゴム質母型を用いた従来の方法
の概念図。1はポジ母型、2はlII型剤、3はネガ母
型、4は導電皮膜である。 第3図(A)〜(lは本発明の概念図。1はポジ母型、
2は無電解メッキにより形成された導電皮膜、3は2の
上に電解メッキを施し形成した金属皮膜、4はネガ母型
である。 第4図は本発明による導電皮膜の断面図。1はポジ母型
側、2はネガ母型側である。 以 上 代理人 弁理士 最上 務 第4図
の様子を追って書いた工程図。1は金属母型、2はフォ
トレジストパターン、3は下地メッキ、4は酸化皮膜、
5は電鋳完成品である。 第2図(A)〜(D)はゴム質母型を用いた従来の方法
の概念図。1はポジ母型、2はlII型剤、3はネガ母
型、4は導電皮膜である。 第3図(A)〜(lは本発明の概念図。1はポジ母型、
2は無電解メッキにより形成された導電皮膜、3は2の
上に電解メッキを施し形成した金属皮膜、4はネガ母型
である。 第4図は本発明による導電皮膜の断面図。1はポジ母型
側、2はネガ母型側である。 以 上 代理人 弁理士 最上 務 第4図
Claims (1)
- ゴム質の樹脂を母型として用いる電鋳法において、完成
品に対してポジティブな母型を金属に対する密着性の低
い材質で作成し、その表面に金属皮膜を形成して、その
母型から完成品に対してネガティブな母型すなわち電鋳
用母型を注型により作成する際に、その表面に先の金属
導電皮膜を転写することを特徴とする電鋳用母型の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18515282A JPS5974289A (ja) | 1982-10-20 | 1982-10-20 | 電鋳用母型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18515282A JPS5974289A (ja) | 1982-10-20 | 1982-10-20 | 電鋳用母型の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5974289A true JPS5974289A (ja) | 1984-04-26 |
Family
ID=16165760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18515282A Pending JPS5974289A (ja) | 1982-10-20 | 1982-10-20 | 電鋳用母型の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5974289A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6299492A (ja) * | 1985-10-22 | 1987-05-08 | ケルンフオルシユングスツエントルム・カ−ルスル−エ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 金属からなる多数の板状マイクロ構造体を製造する方法 |
JPH0484978A (ja) * | 1990-07-26 | 1992-03-18 | Bridgestone Corp | ゴルフボールの製造方法 |
CN102691079A (zh) * | 2012-05-03 | 2012-09-26 | 杭州先临快速成型技术有限公司 | 快速制造低温合金浇注模具的方法 |
-
1982
- 1982-10-20 JP JP18515282A patent/JPS5974289A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6299492A (ja) * | 1985-10-22 | 1987-05-08 | ケルンフオルシユングスツエントルム・カ−ルスル−エ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング | 金属からなる多数の板状マイクロ構造体を製造する方法 |
JPH0484978A (ja) * | 1990-07-26 | 1992-03-18 | Bridgestone Corp | ゴルフボールの製造方法 |
CN102691079A (zh) * | 2012-05-03 | 2012-09-26 | 杭州先临快速成型技术有限公司 | 快速制造低温合金浇注模具的方法 |
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