JPS5934783B2 - デイスク原盤の製法 - Google Patents

デイスク原盤の製法

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Publication number
JPS5934783B2
JPS5934783B2 JP11037076A JP11037076A JPS5934783B2 JP S5934783 B2 JPS5934783 B2 JP S5934783B2 JP 11037076 A JP11037076 A JP 11037076A JP 11037076 A JP11037076 A JP 11037076A JP S5934783 B2 JPS5934783 B2 JP S5934783B2
Authority
JP
Japan
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electroless plating
substrate
layer
grooves
base
Prior art date
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Expired
Application number
JP11037076A
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English (en)
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JPS5335502A (en
Inventor
哲二 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPS5335502A publication Critical patent/JPS5335502A/ja
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Expired legal-status Critical Current

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  • Chemically Coating (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、オーディオディスク、ビデオディスク、特に
レーザー等の光学的手段により記録信号のとり出しを行
う光学ビデオディスクを得る場合に適用して好適なディ
スク原盤の製法に係わる。
本発明の一実施例を第1図ないし第5図を参照して説明
する。先ず最終的に得んとするディスクの記録溝に対応
する溝、即ち所定信号に対応する溝が形成された不導体
基体を用意する。
これがため、第1図に示すように、ガラス板等の不導体
基体1を用意し、これの上にネガタイプ、或いはポジタ
イプの感光性樹脂(フォトレジスト)層2、例えばAZ
1350(シツプレー社製商品名)を、塗布する。次に
、第2図に示すように、感光性樹脂層2を、上述の所定
信号に応じたパターンをもつて露光し、現像して層2の
一部に所定の形状パターンの溝3を形成する。そして、
このようにして溝3が形成された不導体基体1の表面に
第3図に示すように、無電解メッキ法によつて金属層、
例えばニッケルNiメッキ層4を例えば3000A程度
の厚さにメッキして基体1の表面、即ち感光性樹脂層2
の表面とその溝3内を含む表面(以下これを溝3を有す
る基体1の表面という)を良導体化する。
そして、本発明においては、この無電解メッキを従来一
般に知られている無電解メッキ法とは異る方法によつて
行う。即ち、本発明においては、溝3を有する基体1の
表面に触媒金属微粒子、例えばPd)Pt、、Au、、
Ni、、Fe、、Co等の被着、即ちいわばアクチペー
テイング処理を後述する従来方法のようなセンシタイジ
ング処理を介することなく上述の触媒金属の蒸着によつ
て行う。この場合、蒸着触媒金属微粒子は、基体1の溝
3を有する表面を全面的に覆つて被着させる要はなく、
第6図に示すように、触媒金属微粒子5間に微小間隙が
生ずるように、しかしながらできるだけ一様に、微粒子
の一粒子層を形成するように被着する。この触媒金属微
粒子層の被着は、真空ペルシャー内に、基体1の触媒金
属を配し、この触媒金属を加゜熱して蒸気化して被着す
る、いわゆる真空蒸着法によるがこの場合、その蒸着(
ホその厚さをモニター手段によつてモニターしながら、
その厚さが溝3のT丁以下の例えば平均厚さが1人とな
るように、30秒間程度の蒸着によつて行う。次にこの
ようにし・てPd等の触媒金属微粒子が被着された基体
1を洗浄等の処理を施すことなく、そのまま、無電解メ
ッキ液中に浸漬して無電解Niメッキ層4を形成する。
この無電解メツキ液としては、燐Pを含む無電解ニツケ
ルメツキ液、例えば、メツキ液11に対し、NiSO4
,6H2Oが50g1Na4P20,,10H20が1
00g含み、NaOH58%の組成を有しPHlO.l
のメツキ液を用い得る。次にこのようにして無電解メツ
キ層4が形成されて良導体化された基体1上に、第4図
に示すように金属メツキ層6、例えばNiメツキを、溝
3を埋込む厚さの例えば厚さが0.5mmをもつて電気
メツキする。
この電気メツキは、メツキ液11に対し、Nl75〜8
0g,.NiC1218〜20gH3B0337〜42
g0)PH3.5のメツキ液を用い得、このメツキ液を
溶温40℃程度で4〜7A/Dm3の通電によつて3〜
4時間行う。
その後、第5図に示すように、この金属メツキ層6を基
本体1から引き剥す。
かくすると、無電解メツキ層4と、基体1の溝3を有す
る表面、即ち感光性樹脂層2とその溝3を通じて露呈す
る基体1自体の表面とはその密着性が低いので、金属メ
ツキ層6は無電解メツキ層4と共に、基体1より剥離し
、溝3に対応する突起8を有するデイスク原盤7が得ら
れる。このデイスク原盤7は、上述した無電解メツキ液
としてP(燐)を含むニツケルメツキ液を用いた場合、
その表面の無電解ニツケルメツキ層4にPが微小量含ま
れていてこれが硬質であるので、基体1よりの剥離性に
優れ、また、この原盤自体をスタンバ一として、目的と
するデイスクをプレス成型、或いはモールド成形できる
が、或る場合は、この原盤7をマザー盤としで、これよ
りスタンバ一を得るようにすることもできる。そして、
このような本発明方法によつて得た原盤7は、表面が緻
密で、又、再現性に優れている。
因みに、従来、この種デイスク原盤を得るに当つては、
第3図で説明した無電解メツキ層4の無電解法として通
常一般のニツケル無電解メツキ法によつていた。この通
常一般のニツケル無電解メツキ法とは、溝3を形成した
基体1をSncl4溶液に浸漬するいはゆるセンシタイ
ジング処理を施し、その後水洗し、その後PdCl2溶
液中に浸漬し、基体表面に付着しているSncl2とP
dC(172とのSnCl2+PdCl2→SnCl4
+Pdなる反応によつて基体表面にPdを析出させてい
わゆるアクチペーテイング処理をなし、その後、再び水
洗して不要のSncl4を洗い落し、その後、無電解メ
ツキ液中に浸漬して無電解メツキ層4を形成するという
方法がとられる。ところが、このような方法による場合
、析出されたPdは、第7図に示すように、その粒径が
0.5〜1μmにも及ぶ大なる粒径を有する。したがつ
て、光学ビデオデイスクのようにその溝の深さ及び幅が
微細なものにあつては、この大粒径のPdが基体1の溝
3に存在することによつて突起8、したがつて最終的に
得るデイスクの溝が溝3に対応しなくなるとか、更に、
原盤7の表面にはこのPd粒子が抜け出て生ずる大きな
凹凸が生じ、記録せんとする信号の忠実度が低下する。
又、この従来の方法による場合、センシタイジング及び
アクチベーテイングの各処理後に夫々洗浄工程を伴うも
のであり、その作業は煩雑であるのみならず、この各水
洗は、夫々完全な洗浄ではなく、夫々所定のセンシタイ
ジングとアクチベーテイングの効果を残してなされるも
のであるからその各作業は可成りの経験と、熟練を要し
、また再現性に乏しいという欠点がある。ところが、上
述した本発明方法によれば、このような欠点がなく、微
細なPd粒子を被着せしめ得ることによつて高忠実で、
しかも従来方法のようなセンシタイジング処理、アクチ
ベーテイング処理を回避したことによつて工程が簡略で
、再現性の良いデイスク原盤を得ることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明によるデイスク原盤の製法
の一例を示す工程図、第6図はその説明に供する断面図
、第7図は従来方法の説明に供する断面図である。 1は基体、2は感光性樹脂、3は溝、4は無電解メツキ
層、6は電気メツキ層、7はデイスク原盤である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 所定信号に対応する微細な溝が形成された不導体基
    体に蒸着法により金属微粒子を被着させ、燐を含む無電
    解メッキ液中に浸漬して上記金属微粒子を触媒として無
    電解メッキを施して上記基体の表面を良導体化し、その
    後電気メッキを施し、上記無電解メッキ層及び電気メッ
    キ層を上記基体の表面から剥離してディスク原盤を得る
    ことを特徴とするディスク原盤の製法。
JP11037076A 1976-09-14 1976-09-14 デイスク原盤の製法 Expired JPS5934783B2 (ja)

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JP11037076A JPS5934783B2 (ja) 1976-09-14 1976-09-14 デイスク原盤の製法

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JPS5335502A JPS5335502A (en) 1978-04-03
JPS5934783B2 true JPS5934783B2 (ja) 1984-08-24

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5532266A (en) * 1978-08-28 1980-03-06 Nippon Columbia Co Ltd Master disc for record
JPH0246366B2 (ja) * 1980-08-11 1990-10-15 Discovision Ass
JPS58141435U (ja) * 1982-03-15 1983-09-22 株式会社東芝 光学デイスク形成用スタンパ−製造装置

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JPS5335502A (en) 1978-04-03

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