JPH05320974A - 電鋳によるバラ文字の製造に用いる電着方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 角のない引っかからない電着物を得る。 【構成】 基板に絶縁物を施し、それに電着をし１次電
着とし、次にその上に剥離処理を行った上２次電着を行
い、２次電着のみを取り出す。すると、角のない電着物
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明の電鋳によるバラ文字の製
造に用いる電着方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】出願人は、特許第１４７２４４３号、特
公昭６３−１８６７４号において電鋳によるバラ文字の
製造方法を提案しているが、本発明はそれの改良に関す
る。この電着は、第５図に示すようにフォトレジスト等
の絶縁物１を基板２の上に行い、電着を行い、第６図に
示すような電着物３を得るが、１つとして見ると第７図
のようになり、手で触れると角４に引っかかり剥れやす
い欠点がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は手で触れても
剥れることのない、電着物を得ることを目的とする。

【０００４】

【問題点を解決するための手段】本発明は、基板に絶縁
物を施し、それに電着を行い、次にその上に剥離処理を
した上、２次電着を行い、引っかかる角のない電着物を
得ることを特徴とする、電鋳によるバラ文字の製造に用
いる電着方法に関する。

【０００５】

【作用】基板にフォトレジストを行い、電着を行い、そ
の上に剥離処理を行い、更に電着を行う。つまり電着を
２度行う。すると、角のない、第４図で示すような第２
次電着物を得られるので、それを用いて次の工程へと進
む。

【０００６】

【実施例】先ず第１工程として、金属の基板２にフォト
レジスト等の絶縁物１を付着させ、電着を行い、電着物
３を得る。第２工程として電着物３の表面に剥離処理を
行う。更に第３工程として、その上に２次電着を行い２
次電着物５を得、これを剥離すると、第３図及び第４図
に示すような、角のない電着物が得られる。これの底面
に、接着剤をつけ次工程に進む。

【０００７】

【発明の効果】本発明は、２度の電着をすることによ
り、側面に角のない、手で触れても引っかかることのな
い電鋳による電着物を得ることが出来、優れた効果を発
する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１工程の側面図である。

【図２】第２工程の側面図である。

【図３】でき上がった電着物の側面図である。

【図４】一つの電着物の側面図である。

【図５】従来例の電着状態を示す側面図である。

【図６】出来上がった従来例の電着物の側面図である。

【図７】一つの出来上がった従来例の電着物の側面図で
ある。

【符号の説明】

１ 絶縁物 ２ 基板 ３ 電着物 ４ 角 ５ ２次電着物

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 基板に絶縁物を施し、それに電着を行
   い、次にその上に剥離処理をした上、２次電着を行い、
   引っかかる角のない電着物を得ることを特徴とする、電
   鋳によるバラ文字の製造に用いる電着方法。