JPH0158279B2 - - Google Patents

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JPH0158279B2
JPH0158279B2 JP19834582A JP19834582A JPH0158279B2 JP H0158279 B2 JPH0158279 B2 JP H0158279B2 JP 19834582 A JP19834582 A JP 19834582A JP 19834582 A JP19834582 A JP 19834582A JP H0158279 B2 JPH0158279 B2 JP H0158279B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxide film
pattern
anodic oxide
masking
aluminum
Prior art date
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Expired
Application number
JP19834582A
Other languages
English (en)
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JPS5989794A (ja
Inventor
Takashi Yamaguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corona Kogyo Corp
Original Assignee
Corona Kogyo Corp
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Publication date
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  • Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、蝕刻により浮出しパターンをもつ陽
極酸化アルミニウムプレス成型品の製造法に関す
る。
従来、文字、図形等の所定の浮出しパターンを
もつ陽極酸化アルミニウムプレス成型品は、自動
車のホイールキヤツプ、トランジスターラジオ、
カセツトテープレコーダー等の化粧用器筐等の立
体的な化粧用、表示用パネルとして、又弁当箱そ
の他の日用品、家庭用のアルマイト製品として使
用されているが、その製造法は、アルミニウム素
材平板を第1段階で、所定形状の多数の平板に打
ち抜き、その得られる多数の打抜板の夫々につき
下記の諸工程を施す。即ち、化学研摩、電解研摩
等の前処理−絞り等による屈曲プレス成型加工−
該屈曲成形板の全面に第1次陽極酸化皮膜を形成
すること(更に一般に染色封孔処理)−酸化皮膜
面にパターンマスキングを施すこと−蝕刻処理に
よりマスキングパターンで被覆されない酸化皮膜
面部を除去し金属面を露出させること−該蝕刻面
に第2次陽極酸化皮膜を形成すること(更に一般
に染色封孔処理)−マスキングを除去することの
諸工程を経て製品とする方法であり、このよう
に、各工程に於て、前記多数の打抜き板を個別に
処理する必要があるので、作業能率は極めて悪
く、経済的に大量生産に不適である。
この製造法を改良し、作業能率を向上せしめる
ため、他の製造法として次の方法が一般に採用さ
れている。即ち、アルミニウム素材平板を直ちに
打抜くことなく、そのまゝ研摩処理−第1次陽極
酸化皮膜形成(染色封孔処理)−該平板に同じパ
ターンマスキングの多数を所定間隔を存し施すこ
と−蝕刻処理−蝕刻面の第2次陽極酸化皮膜形成
(染色封孔処理)−マスキング除去を行なつた後、
そのアルミニウム平板をその各パターンマスキン
グ毎にその外周を所定の形状に打抜くこと−その
各打抜き平板につき、絞り等の屈曲プレス成型加
工を行ない夫々の製品として得る製造法である。
然し乍らこの製造法は、前者の製法よりは作業能
率は良くその改善は認められるが、第2次陽極酸
化皮膜形成後に屈曲プレス成型加工を施すので、
その屈曲部分で陽極酸化皮膜は微細な亀裂を生
じ、品質の劣る製品をもたらす危険があり、又使
用中雨水等の侵入により、アルミニウム基材の腐
蝕、使用寿命の短縮をもたらす等の不都合を生
じ、その屈曲部に於ける陽極酸化皮膜が無着色か
金色等の淡色の場合は比較的目立たないが、黒色
や赤色、青色等の濃色染色の場合は、微細な亀裂
部分が白つぽいひゞ割れとして視覚的に目立ち、
意匠的な損傷、商品価値の低下をもたらすおそれ
がある。
本発明は、上記の従来の製造法の欠点を除去
し、大量生産に適すると共に屈曲プレス成型加工
によりその屈曲部に全くひゞ割れのない良質な製
品を確実に得られるパターンをもつ陽極酸化アル
ミニウムプレス成型品の製造法を提供するもの
で、アルミニウム素材平板の全面に、第1次陽極
酸化皮膜を形成し次で同一のパターンマスキング
の多数を所定間隔を存し施し、次で蝕刻処理して
パターンマスキングで被覆されない皮膜を除去
し、金属面を露出させた後であり、且つ該蝕刻面
に第2次陽極酸化皮膜を形成する前に、各同一パ
ターン外周の蝕刻面に屈曲プレス成型を施すこと
を特徴とし、各同一パターンについて打抜き及び
マスキング除去は、蝕刻処理後の任意の段階で行
なうことができる。
次に本発明の実施の1例を第1図A〜Gにつき
説明する。
所定の広幅の方形アルミニウム素材平板1をそ
のまゝ常法により化学研摩、電解研摩処理後、15
%硫酸電解液、液温20℃、直流1.2A/dm2、電
圧15V、50分の陽極酸化処理を行ない、その全面
に第1次陽極酸化皮膜2を形成する。(第1図A)
この場合必要に応じ所望の色に染色する。例えば
金色染色する。次で酢酸ニツケルを主体とする封
孔処理剤を含有する沸騰水中に所要時間浸漬し、
酸化皮膜の封孔処理を行ない染色を内部に封じ込
めた耐蝕性金色の第1次酸化皮膜2を得る。次で
この酸化皮膜2面上に、文字、図形絵模様、これ
らの組み合わせ等の所定のパターン、図示の実施
例の場合は、「CONA」の文字パターンとこれを
囲む円形から成る図形パターンから成る組み合せ
パターンを単位とする同じパターンマスキング3
の多数を一定の間隔を存してスクリーン印刷法で
はマスキングインキにより、写真感光法ではフオ
ートレジスト膜により形成し、これにより陽極酸
化皮膜2の1部を被覆する。(第1図B)このよ
うに処理したアルミニウム平板1を次で荷性ソー
ダ100g/を主体とする蝕刻液中に浸漬し、液
温65℃±5℃で所望の蝕刻深さに比例して5秒〜
100秒間浸漬処理し、前記の各マスキング3で被
覆されていない陽極酸化皮膜2を少くとも除去す
る蝕刻処理を行ないアルミニウム素材の金属面の
露出した蝕刻面4を形成し、或はその浸漬時間を
延長して、その露出したアルミニウム素材平面を
更に蝕刻した所定深さの蝕刻面4を形成する(第
1図C)。
次に、前記の蝕刻処理後のアルミニウム平板1
にその各パターンマスキング3に、換言すれば製
品とすべき単位毎に、その外周を所定の大きさ形
状に打抜き多数の打抜き板5を得る。図示の例で
は、自動車のホイールキヤツプのプレス成型品を
得べく、その各パターン単位毎にその外周を所定
の大きさの円板に打ち抜く。次でその各円形打抜
板5につき先づ絞り加工によりそのパターン外周
の蝕刻面4部で下向きに屈曲せしめた屈曲部6を
もつ皿状のプレス成型板7とする(第1図E)。
かくして皿状のプレス成型板7とした後、これに
第2次陽極酸化処理を施し、前記の蝕刻面4に第
2次陽極酸化皮膜8を形成する(第1図F)。こ
の陽極酸化皮膜形成処理は前記の第一次陽極酸化
処理と同じ条件でよい。この場合、必要に応じ染
色処理、図示のものでは、黒色処理を行ない、次
で前記と同じように封孔処理を行ない、黒色染色
を封じ込めた耐腐蝕性の黒色の第2次陽極酸化皮
膜8とした。次で有機溶剤でそのマスキングイン
キ又はフオートレジスト膜から成るマスキング3
の除去を行なう。然るときは、この除去跡にこれ
に応じて金色に染色された酸化皮膜2から成るパ
ターンaが、黒色に染色された酸化皮膜8面を背
景に、僅かに浮き出した状態の表示面をもつ美麗
な耐蝕性のホイールキヤツププレス成型品Pが多
数得られる。
本法により、比較的小物のネームプレートなど
の小物製品を得るためには、下記のように打抜き
工程を最後に行ないプレス成型加工、第2次陽極
酸化皮膜成形処理等をその一枚の共通のアルミニ
ウム平板で行なうようにし、作業能率を著しく高
めることができる。
即ち、第2図Aは、既に、前記と同様にして蝕
刻処理までを済ませた段階の長矩形のアルミニウ
ム素材平板1を示し、その表面には既にマスキン
グ除去処理をすませた第1次陽極酸化皮膜2から
成る「CONA」の文字パターンaとその外周に
矩形状の蝕刻面4を存してこれを囲んで外周が梯
形状の第1次陽極酸化皮膜2から成る輪かく図形
パターンaとの組み合わせパターンを単位とした
同一のパターンaが、多数一定の間隔を存して長
さ方向に配置形成され、そのパターンa外周の残
部全面は蝕刻面4形成されている段階のものであ
る。各パターンマスキングにつき、共通のマスキ
ング除共処理をすませた上記平板1につき、次
で、前記実施例のように各パターン単位毎に打抜
きを行なうことなく、そのまゝで各文字パターン
aの外周の該矩形状の蝕刻面4に於て方形の絞り
加工を行ない、屈曲部6をもつ各プレス成型板7
を形成し、次で第2次陽極酸化黒色染色処理を施
し、その各プレス成型板7の蝕刻面4に1度に黒
色染色の第2次陽極酸化皮膜8を形成する。この
際同時に平板1の残余の蝕刻面4も黒色染色の第
2次陽極酸化皮膜8が形成されることは云うまで
もない(第2図B及び第2図C)。
かくして、その各プレス成型板7に黒色の陽極
酸化皮膜8面を背景に無染色のアルマイト色に光
つたCONAの文字が僅かに浮き出し表示された
耐蝕性プレス成型品が得られる。次でこれを各成
型品につきその外周の無染色のアルマイト色の梯
形輪廓図形に沿つて一度に打抜くことにより、第
2図D示の如き各別の本発明プレス成型品Pを一
挙に得られる。
このように本発明によるときは、アルミニウム
素材平板の状態に於て、第1次陽極酸化皮膜を形
成すると共にパターンマスキングの多数を施すよ
うにしたので、所定のパターンを皮膜面上に正確
且つ容易に形成できるばかりでなく、蝕刻処理後
であり且つ第2次陽極酸化皮膜形成前に、同一の
各パターンにつき、その外周の蝕刻面で屈曲プレ
ス成型を行ない、その後に第2次陽極酸化皮膜を
形成するようにしたので、その屈曲部に於て全く
ひゞ割れのない耐蝕性の保証された良好な屈曲プ
レス成型品が確実に得られ、生産能率が高い等の
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図A乃至第1図Gは、本法実施の1例の製
造工程図を示し、第1図Aは陽極酸化処理を施し
たアルミニウム素材平板の1部の平面図、第1図
Bはマスキング処理後の仝平面図、第1図Cは蝕
刻処理後の断面図、第1図Dは、打抜き平板の平
面図、第1図Eは絞り加工後の截断側面図、第1
図Fは陽極酸化皮膜形成後の平面図、第1図Gは
製品の1部を截除した斜面図、第2図A乃至第2
図Dは他の実施例を示し、第2図Aは、蝕刻処理
後の多数の単位パターンをもつアルミニウム平板
の1部を省略した平面図、第2図Bは屈曲プレス
成型並に第2次陽極酸化形成後の仝平面図、第2
図Cは第2図BのA−A線截断面図、第2図Dは
製品の斜面図を示す。 1…アルミニウム素材平板、2…第1次陽極酸
化皮膜、3…パターンマスキング、4…蝕刻面、
5…打抜き板、6…屈曲部、7…プレス成型板、
8…第2次陽極酸化皮膜、a…パターン、P…製
品。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アルミニウム素材平板の全面に、第1次陽極
    酸化皮膜を形成し、次で同一のパターンマスキン
    グの多数を所定間隔を存し施し、次で蝕刻処理し
    てパターンマスキングで被覆されない皮膜を除去
    し、金属面を露出させた後であり、且つ該蝕刻面
    に第2次陽極酸化皮膜を形成する前に、各同一パ
    ターン外周の蝕刻面に屈曲プレス成型を施すこと
    を特徴とするパターンをもつ陽極酸化アルミニウ
    ムプレス成型品の製造法。
JP19834582A 1982-11-13 1982-11-13 パタ−ンをもつ陽極酸化アルミニウムプレス成型品の製造法 Granted JPS5989794A (ja)

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KR100451937B1 (ko) * 2001-01-31 2004-10-22 주식회사 엘지 전자레인지의 전면시트의 제조방법 및 그것을 부착한전자레인지
JP2012117144A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Imec 正確に制御されたマスク陽極酸化のための方法
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