JPH0741992A - アルミニウム又はその合金の表面処理方法 - Google Patents
アルミニウム又はその合金の表面処理方法Info
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- JPH0741992A JPH0741992A JP20706393A JP20706393A JPH0741992A JP H0741992 A JPH0741992 A JP H0741992A JP 20706393 A JP20706393 A JP 20706393A JP 20706393 A JP20706393 A JP 20706393A JP H0741992 A JPH0741992 A JP H0741992A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】各種の表面形状に対して、アルミニウム又はそ
の合金上にパターン部及び(又は)非パターン部に、陽
極酸化皮膜の任意の着色及び(又は)発色を精度良く、
容易に形成する。 【構成】アルミニウム又はその合金表面に多孔質陽極酸
化皮膜を形成し、該表面に黒色系油溶染料を含む電気絶
縁性の高い樹脂層を形成し、YAGレーザ光を照射して
該樹脂層を任意の形状に除去後、該除去部の多孔質陽極
酸化皮膜を除去し、再度陽極酸化し、多孔質陽極酸化皮
膜を形成し、樹脂を除去して、封孔処理する、アルミニ
ウム又はその合金の表面処理方法。
の合金上にパターン部及び(又は)非パターン部に、陽
極酸化皮膜の任意の着色及び(又は)発色を精度良く、
容易に形成する。 【構成】アルミニウム又はその合金表面に多孔質陽極酸
化皮膜を形成し、該表面に黒色系油溶染料を含む電気絶
縁性の高い樹脂層を形成し、YAGレーザ光を照射して
該樹脂層を任意の形状に除去後、該除去部の多孔質陽極
酸化皮膜を除去し、再度陽極酸化し、多孔質陽極酸化皮
膜を形成し、樹脂を除去して、封孔処理する、アルミニ
ウム又はその合金の表面処理方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルミニウム又はその
合金の表面処理方法に関するものであり、更に詳細に
は、アルミニウム又はその合金表面に形成するパターン
部及び(又は)非パタ−ン部に、任意の着色及び(又
は)発色を形成することができ、筆記具、時計、化粧品
容器などの装飾効果を高めるための方法に関するもので
ある。
合金の表面処理方法に関するものであり、更に詳細に
は、アルミニウム又はその合金表面に形成するパターン
部及び(又は)非パタ−ン部に、任意の着色及び(又
は)発色を形成することができ、筆記具、時計、化粧品
容器などの装飾効果を高めるための方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、アルミニウム上にアルマイトの任
意の着色パタ−ンを形成する方法としては、電気絶縁性
の高い樹脂層を用い、スクリ−ン印刷法、ホトレジスト
法により、任意のパタ−ンを形成後、樹脂層の形成され
ていない部分(形成しようとするパタ−ン)の陽極酸化
皮膜を剥離して再度陽極酸化処理を行うか、或いは染色
してあるアルマイトの染料を硝酸に浸漬し、染料を除去
し、再度染料で着色する方法があった。
意の着色パタ−ンを形成する方法としては、電気絶縁性
の高い樹脂層を用い、スクリ−ン印刷法、ホトレジスト
法により、任意のパタ−ンを形成後、樹脂層の形成され
ていない部分(形成しようとするパタ−ン)の陽極酸化
皮膜を剥離して再度陽極酸化処理を行うか、或いは染色
してあるアルマイトの染料を硝酸に浸漬し、染料を除去
し、再度染料で着色する方法があった。
【0003】ところが、スクリ−ン印刷法は、平面、或
いは、筆記具などの筒状の形状であり、比較的簡単なパ
タ−ンであれば容易に形成できるものの、例えば筆記具
の軸に縦横の微細なパタ−ンを形成しようとすると、パ
タ−ン部がインキの滲みによりつぶれてしまったり、合
わせ目がつぶれてしまう等の問題が発生し、又、曲面
状、球面状、或いは多角形状、3次元的に湾曲した表面
の場合では、パタ−ン形成がほとんど不可能であった。
又、ホトレジスト法では、平面は対応できるものの、各
種の表面形状を有する基材には、対応できないのが現状
であった。
いは、筆記具などの筒状の形状であり、比較的簡単なパ
タ−ンであれば容易に形成できるものの、例えば筆記具
の軸に縦横の微細なパタ−ンを形成しようとすると、パ
タ−ン部がインキの滲みによりつぶれてしまったり、合
わせ目がつぶれてしまう等の問題が発生し、又、曲面
状、球面状、或いは多角形状、3次元的に湾曲した表面
の場合では、パタ−ン形成がほとんど不可能であった。
又、ホトレジスト法では、平面は対応できるものの、各
種の表面形状を有する基材には、対応できないのが現状
であった。
【0004】又、最近、YAGレ−ザ光をカ−ボンブラ
ックが効率良く吸収することに着目し、YAGレ−ザ光
とカ−ボンブラックを含む塗料とが、各種基材上に文字
などを形成する、所謂マ−キングに利用されるようにな
った。具体的には、アルミニウム又はその合金上に陽極
酸化皮膜を形成し、その表面にカ−ボンブラックを含む
塗料により塗膜を形成後、YAGレ−ザで該塗膜層を除
去しパタ−ンを形成する試みである。
ックが効率良く吸収することに着目し、YAGレ−ザ光
とカ−ボンブラックを含む塗料とが、各種基材上に文字
などを形成する、所謂マ−キングに利用されるようにな
った。具体的には、アルミニウム又はその合金上に陽極
酸化皮膜を形成し、その表面にカ−ボンブラックを含む
塗料により塗膜を形成後、YAGレ−ザで該塗膜層を除
去しパタ−ンを形成する試みである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】YAGレ−ザでカ−ボ
ンブラックを含む塗膜層を除去しパタ−ンを形成して
も、除去により形成されるべきパタ−ン部表面には、薄
い透明な樹脂層が残っており、その後このパタ−ン部を
水酸化ナトリウムの水溶液に浸漬し、陽極酸化皮膜を除
去しようとしても表面に薄い透明な樹脂層が形成されて
おり除去できないという問題があることが判明した。
ンブラックを含む塗膜層を除去しパタ−ンを形成して
も、除去により形成されるべきパタ−ン部表面には、薄
い透明な樹脂層が残っており、その後このパタ−ン部を
水酸化ナトリウムの水溶液に浸漬し、陽極酸化皮膜を除
去しようとしても表面に薄い透明な樹脂層が形成されて
おり除去できないという問題があることが判明した。
【0006】そこでレ−ザ出力を高くし、処理を行う
と、パタ−ン部の一部分は樹脂層が除去できるものの、
不完全であり、又、下地の陽極酸化皮膜が不均一に除去
されたり、更には、下地のアルミニウム表面があれてし
まったり、或いは、樹脂層が高熱により溶解したり、剥
離が発生したりするので、パタ−ンの精度が低下する等
の問題が発生した。
と、パタ−ン部の一部分は樹脂層が除去できるものの、
不完全であり、又、下地の陽極酸化皮膜が不均一に除去
されたり、更には、下地のアルミニウム表面があれてし
まったり、或いは、樹脂層が高熱により溶解したり、剥
離が発生したりするので、パタ−ンの精度が低下する等
の問題が発生した。
【0007】
【課題を解決するための手段】よって本発明は、これら
の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、各種の
表面形状に対して、アルミニウム又はその合金上にパタ
−ン部及び(又は)非パタ−ン部に、陽極酸化皮膜の任
意の着色及び(又は)発色を精度良く、容易に形成する
ことができる方法を提供することであり、本発明は、Y
AGレ−ザ光を効率良く吸収し、低い出力で除去できる
絶縁性の高い樹脂層を用いることにより、精度の高い多
色陽極酸化皮膜のパタ−ンが形成できることを見い出し
たものである。
の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、各種の
表面形状に対して、アルミニウム又はその合金上にパタ
−ン部及び(又は)非パタ−ン部に、陽極酸化皮膜の任
意の着色及び(又は)発色を精度良く、容易に形成する
ことができる方法を提供することであり、本発明は、Y
AGレ−ザ光を効率良く吸収し、低い出力で除去できる
絶縁性の高い樹脂層を用いることにより、精度の高い多
色陽極酸化皮膜のパタ−ンが形成できることを見い出し
たものである。
【0008】即ち、本発明は、アルミニウム又はその合
金表面に多孔質陽極酸化皮膜を形成し、必要に応じ着色
後、該表面に黒色系油溶染料を含む電気絶縁性の高い樹
脂層を形成し、YAGレ−ザ光を照射して該樹脂層を任
意の形状に除去後、該除去部の多孔質陽極酸化皮膜を除
去し、再度陽極酸化し、多孔質陽極酸化皮膜を形成し、
必要に応じ着色後、樹脂層を除去し、封孔処理してなる
アルミニウム又はその合金の表面処理方法を第1の要旨
とし、アルミニウム又はその合金表面に多孔質陽極酸化
皮膜を形成し、該表面に黒色系油溶性染料を含む電気絶
縁性の高い樹脂層を形成し、YAGレ−ザ光を照射して
該樹脂層を任意の形状に除去後、該除去部の多孔質陽極
酸化皮膜を着色し、その後樹脂層を除去し、封孔処理し
てなるアルミニウム又はその合金の表面処理方法を第2
の要旨とし、アルミニウム又はその合金表面に多孔質陽
極酸化皮膜を形成し、着色後、該表面に黒色系油溶性染
料を含む電気絶縁性の高い樹脂層を形成し、YAGレ−
ザ光を照射して該樹脂層を任意の形状に除去後、多孔質
陽極酸化皮膜の着色物質を除去し、再度着色物質を除去
した多孔質陽極酸化皮膜を他の着色物質で着色し、その
後樹脂層を除去し、封孔処理してなるアルミニウム又は
その合金の表面処理方法を第3の要旨とするものであ
る。
金表面に多孔質陽極酸化皮膜を形成し、必要に応じ着色
後、該表面に黒色系油溶染料を含む電気絶縁性の高い樹
脂層を形成し、YAGレ−ザ光を照射して該樹脂層を任
意の形状に除去後、該除去部の多孔質陽極酸化皮膜を除
去し、再度陽極酸化し、多孔質陽極酸化皮膜を形成し、
必要に応じ着色後、樹脂層を除去し、封孔処理してなる
アルミニウム又はその合金の表面処理方法を第1の要旨
とし、アルミニウム又はその合金表面に多孔質陽極酸化
皮膜を形成し、該表面に黒色系油溶性染料を含む電気絶
縁性の高い樹脂層を形成し、YAGレ−ザ光を照射して
該樹脂層を任意の形状に除去後、該除去部の多孔質陽極
酸化皮膜を着色し、その後樹脂層を除去し、封孔処理し
てなるアルミニウム又はその合金の表面処理方法を第2
の要旨とし、アルミニウム又はその合金表面に多孔質陽
極酸化皮膜を形成し、着色後、該表面に黒色系油溶性染
料を含む電気絶縁性の高い樹脂層を形成し、YAGレ−
ザ光を照射して該樹脂層を任意の形状に除去後、多孔質
陽極酸化皮膜の着色物質を除去し、再度着色物質を除去
した多孔質陽極酸化皮膜を他の着色物質で着色し、その
後樹脂層を除去し、封孔処理してなるアルミニウム又は
その合金の表面処理方法を第3の要旨とするものであ
る。
【0009】アルミニウム又はその合金上に多孔質陽極
酸化皮膜を形成する方法としては、公知の方法により行
えばよく、具体的には、電解液として硫酸、リン酸、ク
ロム酸、シュウ酸、炭酸塩、水酸化ナトリウム等の水溶
液、シュウ酸、スルホサリチル酸、スルホフタル酸、ス
ルホマレイン酸、スルホコハク酸、スルホイタコン酸、
スルホフマル酸、マロン酸などに硫酸を加えた混酸の水
溶液などが用いられる。陽極酸化に用いられる電流波形
は、直流、パルス、PR、不完全整流、交流などが用い
られる。
酸化皮膜を形成する方法としては、公知の方法により行
えばよく、具体的には、電解液として硫酸、リン酸、ク
ロム酸、シュウ酸、炭酸塩、水酸化ナトリウム等の水溶
液、シュウ酸、スルホサリチル酸、スルホフタル酸、ス
ルホマレイン酸、スルホコハク酸、スルホイタコン酸、
スルホフマル酸、マロン酸などに硫酸を加えた混酸の水
溶液などが用いられる。陽極酸化に用いられる電流波形
は、直流、パルス、PR、不完全整流、交流などが用い
られる。
【0010】得られた多孔質陽極酸化皮膜は、必要に応
じて着色されるものであり、その着色方法は無機化合物
を含む水溶液に浸漬する方法、2種類の無機化合物に交
互に浸漬する方法、酸性染料、金属錯塩染料、酸性媒染
染料、油溶性染料の溶液に浸漬する方法、金属塩を含む
水溶液中で対極にカ−ボン、白金などの不溶性電極を用
い、交流、直流を印加して多孔質陽極酸化皮膜中に金属
を析出する方法など種々の方法が用いられる。
じて着色されるものであり、その着色方法は無機化合物
を含む水溶液に浸漬する方法、2種類の無機化合物に交
互に浸漬する方法、酸性染料、金属錯塩染料、酸性媒染
染料、油溶性染料の溶液に浸漬する方法、金属塩を含む
水溶液中で対極にカ−ボン、白金などの不溶性電極を用
い、交流、直流を印加して多孔質陽極酸化皮膜中に金属
を析出する方法など種々の方法が用いられる。
【0011】次に電気絶縁性の高い樹脂層について説明
する。樹脂層の形成は、塗装、又はスクリ−ン印刷法に
より形成されるものであり、塗料、又はスクリ−ンイン
キの性状であって、常温で乾燥もしくは反応硬化するも
の、加熱して硬化するものであって、具体的には、アク
リル系、ポリエステル系、エポキシ系、ウレタン系、ア
ルキッド系、ビニル系、フェノ−ル系、シリコン系、フ
ッ素系などが用いられる。
する。樹脂層の形成は、塗装、又はスクリ−ン印刷法に
より形成されるものであり、塗料、又はスクリ−ンイン
キの性状であって、常温で乾燥もしくは反応硬化するも
の、加熱して硬化するものであって、具体的には、アク
リル系、ポリエステル系、エポキシ系、ウレタン系、ア
ルキッド系、ビニル系、フェノ−ル系、シリコン系、フ
ッ素系などが用いられる。
【0012】黒色系油溶染料としては、ニグロシン系の
黒系染料、C.I.ナンバ−では、C.I.Acid
Black2、C.I.Solvent Black
5、C.I.Solvent Black7、C.I.
Solvent Black3、C.I.Solven
t Black22、C.I.Solvent Bla
ck23、C.I.Acid Black123などで
あり、市販品を挙げれば、Oil BlackBY、O
il BlackBS、Oil Black803、O
il BlackHBB、スペシャルBlackEB、
Spirit BlackAB、(以上、オリエント化
学工業(株))、Aizen SplonBlackB
H、Aizen Splon BlackGSH sp
ecial(以上、保土谷化学工業(株))などが挙げ
られる。その濃度は塗料又はスクリ−ンインキ樹脂固形
分に対して、5〜30重量%程度であればよい。又、必
要に応じて、1060nm近辺に吸収特性を示す色材を
添加してもよい。
黒系染料、C.I.ナンバ−では、C.I.Acid
Black2、C.I.Solvent Black
5、C.I.Solvent Black7、C.I.
Solvent Black3、C.I.Solven
t Black22、C.I.Solvent Bla
ck23、C.I.Acid Black123などで
あり、市販品を挙げれば、Oil BlackBY、O
il BlackBS、Oil Black803、O
il BlackHBB、スペシャルBlackEB、
Spirit BlackAB、(以上、オリエント化
学工業(株))、Aizen SplonBlackB
H、Aizen Splon BlackGSH sp
ecial(以上、保土谷化学工業(株))などが挙げ
られる。その濃度は塗料又はスクリ−ンインキ樹脂固形
分に対して、5〜30重量%程度であればよい。又、必
要に応じて、1060nm近辺に吸収特性を示す色材を
添加してもよい。
【0013】本発明によって得られる着色及び(又は)
発色のパタ−ン形態は、パタ−ン部のみ着色又は発色、
非パタ−ン部のみ着色又は発色、パタ−ン部及び非パタ
−ン部を着色及び(又は)発色の3通りである。
発色のパタ−ン形態は、パタ−ン部のみ着色又は発色、
非パタ−ン部のみ着色又は発色、パタ−ン部及び非パタ
−ン部を着色及び(又は)発色の3通りである。
【0014】
【作用】黒色系油溶染料を含む塗料、又はスクリ−ンイ
ンキを用い、多孔質陽極酸化皮膜を形成したアルミニウ
ム又はその合金上に膜を形成し、その後YAGレ−ザに
より処理すものであり、前記膜はYAGレ−ザ光を十分
に吸収できることから、任意のパタ−ンが形成でき、そ
のパタ−ン部は、レ−ザ光により完全に除去でき、下地
の多孔質陽極酸化皮膜表面状態を損なわず完全に露出し
ているので、その後の処理を容易になすことができ、最
終的に、種々の着色及び(又は)発色パタ−ンを形成す
ることができ、もって、筆記具、化粧品容器、時計など
の外観、意匠を向上することができるものである。
ンキを用い、多孔質陽極酸化皮膜を形成したアルミニウ
ム又はその合金上に膜を形成し、その後YAGレ−ザに
より処理すものであり、前記膜はYAGレ−ザ光を十分
に吸収できることから、任意のパタ−ンが形成でき、そ
のパタ−ン部は、レ−ザ光により完全に除去でき、下地
の多孔質陽極酸化皮膜表面状態を損なわず完全に露出し
ているので、その後の処理を容易になすことができ、最
終的に、種々の着色及び(又は)発色パタ−ンを形成す
ることができ、もって、筆記具、化粧品容器、時計など
の外観、意匠を向上することができるものである。
【0015】
実施例1 内径8mm、肉厚0.2mm、長さ100mmのアルミ
ニウム(JIS1080)のパイプをバフ研磨し、5%
NaOHの水溶液で50℃、1分間エッチング処理し、
30%硝酸で中和処理を行った。その後15%硫酸の電
解液を用い、20℃、1.5A/dm2の電流密度で白
金を対極とし、陽極酸化を30分間行なうことにより多
孔質の陽極酸化皮膜を形成した。皮膜厚さは10μmで
あった。絶縁性を有する樹脂膜は次の方法により形成し
た。塗料としてアクリル系熱硬化型塗料(関西ペイント
(株)製、マジクロンのクリヤ−)を用い、黒色系油溶
染料は、ニグロシンEX(オリエント化学工業(株)
製)を塗料樹脂固形分に対して、15重量%添加し、溶
解分散し、これを専用シンナ−で2倍に希釈し、スプレ
−にて多孔質陽極酸化皮膜を形成したアルミニウムパイ
プにコ−ティングし、160℃、20分間乾燥し、10
μmの厚さに形成した。次にYAGレ−ザで出力28A
で0.1mmの格子パタ−ン状に処理することにより、
0.1mm幅で塗膜を除去した。次に50℃、10%N
aOH水溶液にレ−ザ加工したアルミニウムパイプを浸
漬し、パタ−ン部の多孔質陽極酸化皮膜を除去後、25
℃、3%シュウ酸水溶液中で対極に白金を用い、1.5
A/dm2の電流密度で30分間陽極酸化することによ
り金色の多孔質陽極酸化皮膜をパタ−ン部に10μm形
成した。その後塗膜を剥離し、90℃のイオン交換水に
30分間浸漬し封孔処理を行なうことにより地がアルミ
ニウム色で格子パタ−ン部が金色を有するパイプを得
た。金色のパタ−ンは0.1mmであり、パタ−ンのつ
ぶれはなかった。
ニウム(JIS1080)のパイプをバフ研磨し、5%
NaOHの水溶液で50℃、1分間エッチング処理し、
30%硝酸で中和処理を行った。その後15%硫酸の電
解液を用い、20℃、1.5A/dm2の電流密度で白
金を対極とし、陽極酸化を30分間行なうことにより多
孔質の陽極酸化皮膜を形成した。皮膜厚さは10μmで
あった。絶縁性を有する樹脂膜は次の方法により形成し
た。塗料としてアクリル系熱硬化型塗料(関西ペイント
(株)製、マジクロンのクリヤ−)を用い、黒色系油溶
染料は、ニグロシンEX(オリエント化学工業(株)
製)を塗料樹脂固形分に対して、15重量%添加し、溶
解分散し、これを専用シンナ−で2倍に希釈し、スプレ
−にて多孔質陽極酸化皮膜を形成したアルミニウムパイ
プにコ−ティングし、160℃、20分間乾燥し、10
μmの厚さに形成した。次にYAGレ−ザで出力28A
で0.1mmの格子パタ−ン状に処理することにより、
0.1mm幅で塗膜を除去した。次に50℃、10%N
aOH水溶液にレ−ザ加工したアルミニウムパイプを浸
漬し、パタ−ン部の多孔質陽極酸化皮膜を除去後、25
℃、3%シュウ酸水溶液中で対極に白金を用い、1.5
A/dm2の電流密度で30分間陽極酸化することによ
り金色の多孔質陽極酸化皮膜をパタ−ン部に10μm形
成した。その後塗膜を剥離し、90℃のイオン交換水に
30分間浸漬し封孔処理を行なうことにより地がアルミ
ニウム色で格子パタ−ン部が金色を有するパイプを得
た。金色のパタ−ンは0.1mmであり、パタ−ンのつ
ぶれはなかった。
【0016】実施例2 アルミニウムの1mm厚さの板(JIS1080)を5
0℃、5%NaOH水溶液でエッチングし、30%硝酸
に浸漬し中和処理した。その後硫酸15%、温度20
℃、電流密度1.5A/dm2、30分間陽極酸化し多
孔質陽極酸化皮膜を形成した。その後、青の染料(サン
ド(株)製、Sanodal BlueG)0.2%、
温度70℃の水溶液に浸漬し青色に染色した。乾燥後、
塗料としてフッ素系塗料(旭ガラス(株)製、ルミフロ
ンLF200)を用い、塗料樹脂固形分に対して、黒色
系油溶染料Oil Black BS(オリエント化学
工業(株)製)を20重量%添加し、溶解分散した。専
用シンナ−で2倍に希釈し、専用硬化剤を樹脂固形分に
対して5重量%添加し、スプレ−にて塗布し、100
℃、20分間乾燥することにより15μmの厚さの樹脂
層を形成した。その後、YAGレ−ザで出力30Aでラ
ンダムパタ−ンを形成することによりランダムパタ−ン
加工された部分の樹脂層を完全に除去した。次にランダ
ムパタ−ンが形成されたアルミニウム板を10%NaO
Hに浸漬し、パタ−ン部の青に染色された多孔質陽極酸
化皮膜を除去した。次に再度15%硫酸電解液中で陽極
酸化処理し、多孔質陽極酸化皮膜をランダムパタ−ン部
に形成し、30g/l硫酸ニッケル、30g/lほう酸
水溶液中で対極を白金とし、交流電圧10Vで10分間
処理し、多孔質陽極酸化皮膜にニッケルを析出すること
により黒に着色した。次に塗膜を除去し、イオン交換
水、90℃、30分間封孔処理を行なうことにより地が
青色でランダムパタ−ン部が黒に着色したアルミニウム
板を得た。
0℃、5%NaOH水溶液でエッチングし、30%硝酸
に浸漬し中和処理した。その後硫酸15%、温度20
℃、電流密度1.5A/dm2、30分間陽極酸化し多
孔質陽極酸化皮膜を形成した。その後、青の染料(サン
ド(株)製、Sanodal BlueG)0.2%、
温度70℃の水溶液に浸漬し青色に染色した。乾燥後、
塗料としてフッ素系塗料(旭ガラス(株)製、ルミフロ
ンLF200)を用い、塗料樹脂固形分に対して、黒色
系油溶染料Oil Black BS(オリエント化学
工業(株)製)を20重量%添加し、溶解分散した。専
用シンナ−で2倍に希釈し、専用硬化剤を樹脂固形分に
対して5重量%添加し、スプレ−にて塗布し、100
℃、20分間乾燥することにより15μmの厚さの樹脂
層を形成した。その後、YAGレ−ザで出力30Aでラ
ンダムパタ−ンを形成することによりランダムパタ−ン
加工された部分の樹脂層を完全に除去した。次にランダ
ムパタ−ンが形成されたアルミニウム板を10%NaO
Hに浸漬し、パタ−ン部の青に染色された多孔質陽極酸
化皮膜を除去した。次に再度15%硫酸電解液中で陽極
酸化処理し、多孔質陽極酸化皮膜をランダムパタ−ン部
に形成し、30g/l硫酸ニッケル、30g/lほう酸
水溶液中で対極を白金とし、交流電圧10Vで10分間
処理し、多孔質陽極酸化皮膜にニッケルを析出すること
により黒に着色した。次に塗膜を除去し、イオン交換
水、90℃、30分間封孔処理を行なうことにより地が
青色でランダムパタ−ン部が黒に着色したアルミニウム
板を得た。
【0017】実施例3 実施例2で用いたアルミニウム板を実施例2と同様の条
件で青色に染色した多孔質陽極酸化皮膜を形成した。ス
クリ−ンインキとしてエポキシ系インキ(セイコ−アド
バンス(株)製、セイコ−1300番のメジウム)を用
い、黒色系油溶染料スペシャルBlackEB(オリエ
ント化学工業(株)製)をインキ樹脂固形分に対して、
30重量%添加し、三本ロ−ルで溶解分散した。青色に
染色したアルミニウム板にスクリ−ン印刷法により全面
に印刷し、130℃、30分間乾燥し、8μmの印刷層
を形成した。次にYAGレ−ザで出力32Aで、ラセン
状パタ−ンを0.2mmの幅で形成することにより、ラ
セン状パタ−ンに樹脂層を完全に除去した。次に50
℃、10%NaOHに浸漬しラセン状パタ−ン部の多孔
質陽極酸化皮膜を除去した。50℃、10%酸性ふっ化
アンモニウム水溶液に浸漬しラセン状パタ−ン部のアル
ミニウム表面をあらし、艶消し状にし、15%硫酸電解
液中で再度陽極酸化処理し、多孔質陽極酸化皮膜を形成
し、赤の染料(サンド(株)製、Aluminium
Red RLW)0.5%、70℃の水溶液に浸漬し赤
に染色し、次に樹脂層を剥離し、イオン交換水、90
℃、30分間浸漬し、封孔処理を行なうことにより地が
青色でラセンパタ−ン部が艶消し状で赤に着色したアル
ミニウム板を得た。
件で青色に染色した多孔質陽極酸化皮膜を形成した。ス
クリ−ンインキとしてエポキシ系インキ(セイコ−アド
バンス(株)製、セイコ−1300番のメジウム)を用
い、黒色系油溶染料スペシャルBlackEB(オリエ
ント化学工業(株)製)をインキ樹脂固形分に対して、
30重量%添加し、三本ロ−ルで溶解分散した。青色に
染色したアルミニウム板にスクリ−ン印刷法により全面
に印刷し、130℃、30分間乾燥し、8μmの印刷層
を形成した。次にYAGレ−ザで出力32Aで、ラセン
状パタ−ンを0.2mmの幅で形成することにより、ラ
セン状パタ−ンに樹脂層を完全に除去した。次に50
℃、10%NaOHに浸漬しラセン状パタ−ン部の多孔
質陽極酸化皮膜を除去した。50℃、10%酸性ふっ化
アンモニウム水溶液に浸漬しラセン状パタ−ン部のアル
ミニウム表面をあらし、艶消し状にし、15%硫酸電解
液中で再度陽極酸化処理し、多孔質陽極酸化皮膜を形成
し、赤の染料(サンド(株)製、Aluminium
Red RLW)0.5%、70℃の水溶液に浸漬し赤
に染色し、次に樹脂層を剥離し、イオン交換水、90
℃、30分間浸漬し、封孔処理を行なうことにより地が
青色でラセンパタ−ン部が艶消し状で赤に着色したアル
ミニウム板を得た。
【0018】実施例4 実施例1で用いたアルミニウム材を実施例1と同様の条
件にて多孔質陽極酸化皮膜を形成し、樹脂膜形成、レ−
ザ加工条件、パタ−ンを同様の条件で実施した。その後
黒の染料(サンド(株)製、Aluminium Bl
ack 2LW)を用い、1.0%、60℃、10分間
の条件でパタ−ン部の多孔質陽極酸化皮膜に染料を吸着
させ、90℃のイオン交換水中で20分処理し、該パタ
−ン部の着色した多孔質陽極酸化皮膜を封孔処理した。
その後樹脂層を除去し、再度封孔処理を行なうことによ
り、地がアルミニウム色で、パタ−ン部が黒に着色した
アルミニウムのパイプを得た。
件にて多孔質陽極酸化皮膜を形成し、樹脂膜形成、レ−
ザ加工条件、パタ−ンを同様の条件で実施した。その後
黒の染料(サンド(株)製、Aluminium Bl
ack 2LW)を用い、1.0%、60℃、10分間
の条件でパタ−ン部の多孔質陽極酸化皮膜に染料を吸着
させ、90℃のイオン交換水中で20分処理し、該パタ
−ン部の着色した多孔質陽極酸化皮膜を封孔処理した。
その後樹脂層を除去し、再度封孔処理を行なうことによ
り、地がアルミニウム色で、パタ−ン部が黒に着色した
アルミニウムのパイプを得た。
【0019】実施例5 実施例2で用いたアルミニウム板を用い、実施例2と同
様の条件にて多孔質陽極酸化皮膜、着色、樹脂膜形成、
レ−ザ加工を行った。その後30%の硝酸にパタ−ンを
形成したアルミニウムの板を浸漬し、パタ−ンの多孔質
陽極酸化皮膜に吸着している青色の染料を除去した。そ
の後黒の染料(サンド(株)製、Aluminium
Black 2LW)を用い、1.0%、60℃、10
分間処理し、青色の染料を除去した多孔質陽極酸化皮膜
に再度黒の染料を吸着させた。その後90℃のイオン交
換水で20分間処理し、該パタ−ン部の着色した多孔質
陽極酸化皮膜を封孔処理した。その後樹脂層を除去し、
再度封孔処理を行なうことにより、地が青色でパタ−ン
部が黒に着色したアルミニウムの板を得た。
様の条件にて多孔質陽極酸化皮膜、着色、樹脂膜形成、
レ−ザ加工を行った。その後30%の硝酸にパタ−ンを
形成したアルミニウムの板を浸漬し、パタ−ンの多孔質
陽極酸化皮膜に吸着している青色の染料を除去した。そ
の後黒の染料(サンド(株)製、Aluminium
Black 2LW)を用い、1.0%、60℃、10
分間処理し、青色の染料を除去した多孔質陽極酸化皮膜
に再度黒の染料を吸着させた。その後90℃のイオン交
換水で20分間処理し、該パタ−ン部の着色した多孔質
陽極酸化皮膜を封孔処理した。その後樹脂層を除去し、
再度封孔処理を行なうことにより、地が青色でパタ−ン
部が黒に着色したアルミニウムの板を得た。
【0020】比較例1 実施例1で用いた塗料に代えカ−ボンブラックの分散し
た黒の塗料(アクリル系熱硬化型塗料、関西ペイント
(株)製)を用い、他は、実施例1と同様に行ったが、
レ−ザ加工されたパタ−ン部の多孔質陽極酸化皮膜は1
0%NaOH水溶液に浸漬しても除去できず、再度3%
シュウ酸電解液中で陽極酸化処理を行っても金色の多孔
質陽極酸化皮膜の形成はできなかった。
た黒の塗料(アクリル系熱硬化型塗料、関西ペイント
(株)製)を用い、他は、実施例1と同様に行ったが、
レ−ザ加工されたパタ−ン部の多孔質陽極酸化皮膜は1
0%NaOH水溶液に浸漬しても除去できず、再度3%
シュウ酸電解液中で陽極酸化処理を行っても金色の多孔
質陽極酸化皮膜の形成はできなかった。
【0021】比較例2 実施例3で用いたスクリ−ンインキに代えカ−ボンブラ
ックの分散した黒のインキ(セイコ−アドバンス(株)
製、セイコ−1300番)を用い、他は実施例3と同様
に行ったが、パタ−ン部の多孔質陽極酸化皮膜の除去は
できず、ラセンパタ−ンの形成はできなかった。
ックの分散した黒のインキ(セイコ−アドバンス(株)
製、セイコ−1300番)を用い、他は実施例3と同様
に行ったが、パタ−ン部の多孔質陽極酸化皮膜の除去は
できず、ラセンパタ−ンの形成はできなかった。
【0022】尚、以上の実施例、比較例において、レ−
ザ加工機は、(株)東芝製、LAY−724CBを用い
た。
ザ加工機は、(株)東芝製、LAY−724CBを用い
た。
【0023】以上の実施例1〜5、比較例1、2につい
てパタ−ン形成状態を表1に示す。
てパタ−ン形成状態を表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】上記表でも明らかなように、本発明によ
る製造方法によって得られたアルミニウム又はその合金
の表面パタ−ンは、均一なパタ−ンであった。
る製造方法によって得られたアルミニウム又はその合金
の表面パタ−ンは、均一なパタ−ンであった。
Claims (3)
- 【請求項1】 アルミニウム又はその合金表面に多孔質
陽極酸化皮膜を形成し、必要に応じ着色後、該表面に黒
色系油溶染料を含む電気絶縁性の高い樹脂層を形成し、
YAGレ−ザ光を照射して該樹脂層を任意の形状に除去
後、該除去部の多孔質陽極酸化皮膜を除去し、再度陽極
酸化し、多孔質陽極酸化皮膜を形成し、必要に応じ着色
後、樹脂層を除去し、封孔処理してなるアルミニウム又
はその合金の表面処理方法。 - 【請求項2】 アルミニウム又はその合金表面に多孔質
陽極酸化皮膜を形成し、該表面に黒色系油溶性染料を含
む電気絶縁性の高い樹脂層を形成し、YAGレ−ザ光を
照射して該樹脂層を任意の形状に除去後、該除去部の多
孔質陽極酸化皮膜を着色し、その後樹脂層を除去し、封
孔処理してなるアルミニウム又はその合金の表面処理方
法。 - 【請求項3】 アルミニウム又はその合金表面に多孔質
陽極酸化皮膜を形成し、着色後、該表面に黒色系油溶性
染料を含む電気絶縁性の高い樹脂層を形成し、YAGレ
−ザ光を照射して該樹脂層を任意の形状に除去後、多孔
質陽極酸化皮膜の着色物質を除去し、再度着色物質を除
去した多孔質陽極酸化皮膜を他の着色物質で着色し、そ
の後樹脂層を除去し、封孔処理してなるアルミニウム又
はその合金の表面処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20706393A JP3203895B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | アルミニウム又はその合金の表面処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0741992A true JPH0741992A (ja) | 1995-02-10 |
JP3203895B2 JP3203895B2 (ja) | 2001-08-27 |
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ID=16533595
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP20706393A Expired - Fee Related JP3203895B2 (ja) | 1993-07-29 | 1993-07-29 | アルミニウム又はその合金の表面処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3203895B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1302566A1 (de) * | 2001-10-11 | 2003-04-16 | FRANZ Oberflächentechnik GmbH & Co KG | Erzeugung eines metallisch leitfähigen Oberflächenbereichs auf oxidierten Al-Mg-Legierungen |
KR100929225B1 (ko) * | 2009-06-17 | 2009-12-01 | 주식회사 아이엠글로벌 | 애노다이징 및 유브이를 이용한 금속플레이트제품의 색상구현방법 |
KR101414676B1 (ko) * | 2013-10-02 | 2014-07-07 | 박세두 | 다색상 구현이 용이한 데코플레이트 제품의 제조방법 |
CN104562129A (zh) * | 2013-10-17 | 2015-04-29 | 富鼎电子科技(嘉善)有限公司 | 金属基体表面处理方法 |
US9804354B2 (en) | 2012-12-26 | 2017-10-31 | Sharp Kabushiki Kaisha | Lens drive apparatus |
CN113481563A (zh) * | 2021-08-02 | 2021-10-08 | 林敏� | 铝合金上色处理工艺 |
CN114395785A (zh) * | 2022-01-04 | 2022-04-26 | 富泰华工业(深圳)有限公司 | 一种用于阳极氧化后的铝合金件的处理方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT201600116007A1 (it) * | 2016-11-16 | 2018-05-16 | Nitty Gritty Srl | Metodo per elettromarcatura in nero di alluminio metallico non trattato e dispositivo che ne attua il metodo |
-
1993
- 1993-07-29 JP JP20706393A patent/JP3203895B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2003033778A1 (de) * | 2001-10-11 | 2003-04-24 | FRANZ Oberflächentechnik GmbH & Co KG | Erzeugung eines metallisch leitfähigen oberflächenbereichs auf oxidierten al-mg-legierungen |
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US9804354B2 (en) | 2012-12-26 | 2017-10-31 | Sharp Kabushiki Kaisha | Lens drive apparatus |
KR101414676B1 (ko) * | 2013-10-02 | 2014-07-07 | 박세두 | 다색상 구현이 용이한 데코플레이트 제품의 제조방법 |
CN104562129A (zh) * | 2013-10-17 | 2015-04-29 | 富鼎电子科技(嘉善)有限公司 | 金属基体表面处理方法 |
CN113481563A (zh) * | 2021-08-02 | 2021-10-08 | 林敏� | 铝合金上色处理工艺 |
CN113481563B (zh) * | 2021-08-02 | 2024-02-27 | 林敏� | 铝合金上色处理工艺 |
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