JPH0696826B2 - 皮革様シ−ト状物の裏打ち法 - Google Patents

皮革様シ−ト状物の裏打ち法

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JPH0696826B2
JPH0696826B2 JP31021186A JP31021186A JPH0696826B2 JP H0696826 B2 JPH0696826 B2 JP H0696826B2 JP 31021186 A JP31021186 A JP 31021186A JP 31021186 A JP31021186 A JP 31021186A JP H0696826 B2 JPH0696826 B2 JP H0696826B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は皮革様シート状物の裏面に弾性重合体のフオー
ムを裏張りする方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、皮革様シート状物の裏面に布帛や弾性重合体のフ
オームを裏張りした製品を作るには被接着面に接着剤を
塗布して接着する方法、被接着面を構成している材料の
溶剤を塗布して接着面の一部を溶解して接着する方法
(例えば、特公昭48−922号公報、特公昭56−11787号公
報)などが行われていた。更に人工皮革の柔軟な風合い
を損なわずに布帛を裏張りするのに全面積の5〜70%の
点状の接着剤により接着することが特開昭59−116477号
公報に提案されている。更に布地に軟質ポリウレタンフ
オームを貼着積層して衣料用シートとすることが実開昭
61−112922号公報に、擬革、合成樹脂レザー、布等にス
ポンジシートを重合し、ミシン縫いを施して一体化する
ことが実公昭61−6123号公報に、また繊維質基材にポリ
ウレタン発泡層をフレームラミネート方式で融着するこ
とが特公昭61−43471号公報に提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の接着法で皮革様シート状物の裏面に弾性重合体フ
オームを接着する場合、接着剤を用いる方法では風合い
の変化、透気性、透湿性の低下を小さくするために、接
着剤の選択、接着条件の管理などに厳しい要求が課せら
れる。また、溶剤を用いる方法では更に作業環境の管理
が付加される。従つて皮革様シート状物の接着加工には
設備の複雑化、規模の大型化となり、小片あるいは小量
の接着処理ができないとか、形状の不揃いあるいは変形
したものは接着できないという問題があつた。
特に、皮革様シート状物が衣料用や手袋用などの薄くて
柔軟なものにフオームを裏張りする場合、両者の柔軟性
および皮革様シート状物の表面の状態を損なわずに接着
することは難かしいものであつた。
更に、従来のフレームラミネート法では皮革様に仕上げ
た表面が損なわれるなどの問題があつた。
本発明は皮革様シート状物の風合い、外観を損ねること
なく、更に簡単にして被接着物の形状に係りなく良好な
裏打ちした皮革様シート状物を作ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は少なくとも一面が繊維重合体に弾性重合体を主
体とした重合体が含有されてなる基体または弾性重合体
を主体とした重合体の多孔質基体を有する皮革様シート
状物の基体面に弾性重合体のフォームを裏貼りするに際
し、少なくとも弾性重合体を溶融するに十分な温度に加
熱された熱風または火炎を接合面の1面または両面に当
てて弾性重合体の少なくとも一部を溶融して接合し、皮
革様シート状物の表面を冷却用金属面に当接して冷却す
ることを特徴とする皮革様シート状物の裏打ち法であ
る。
すなわち、本発明は繊維絡合不織布、織布、編布または
起毛面を有する織布あるいは織布などの繊維集合体にポ
リウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、
ポリアクリル酸エステルまたはアクリル酸エステル共重
合体、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、スチレ
ン・ブタジエン共重合体などから選ばれた弾性重合体を
主体とした重合体が多孔質または非多孔質構造体で含有
されてなる基体またはポリウレタンエラストマー、ポリ
エステルエラストマーなどから選ばれた弾性重合体を主
体とした重合体の多孔質基体を一面に有する皮革様シー
ト状物にポリウレタンフオーム、ポリエステルフオー
ム、合成ゴムフオーム、ポリスチレンフオーム、ポリオ
レフインフオームなどから選ばれたフオームを裏張りす
る方法にある。特に繊維絡合不織布、とりわけ極細繊維
束または特殊多孔状(フオーム状でない)の特殊形状繊
維の絡合不織布にポリウレタンエラストマーを含有して
なる基体にポリウレタンフオームを裏張りする方法にあ
る。
基体面にフオームを裏張りする方法は、少なくとも弾性
重合体を溶融するに十分な温度、約180℃以上に加熱さ
れた熱風またはバーナーの火炎を被接着面の1面または
両面に当てて被接着面の少なくとも一部、好ましくは弾
性重合体の少なくとも一部を溶融して接合する。被接着
面の溶融処理時間はシート状物の通過速度で15m/分以
上、好ましくは20〜100m/分の範囲で調整する。次い
で、基体とフオームを接合した皮革様シート状物は、皮
革様シート状物の表面、すなわちスエード調表面あるい
はスムース調または型押し調表面を冷却用物体好ましく
は金属面に当接して冷却する。冷却用物体面はシート状
物の接合引き取りロールまたはドラムを兼ねることでも
よい。接合後、可能な範囲の短い時間内に皮革様シート
状物の表面を冷却することは、表面外観を損なうことを
防ぐうえで重要である。特に熱処理時間が長い場合、薄
物の場合には早い時間内に冷却することが外観、風合い
を損なわないためにも必要である。
〔実施例〕
次に、本発明の実施態様を実施例で具体的に説明する。
実施例1 ナイロン−6極細繊維束繊維の絡合不織布にポリエステ
ル系ポリウレタンエラストマーを主体としたポリウレタ
ンエラストマー(溶融温度214℃)が多孔質構造で含有
してなる基体。その基体の一面は不織布構成繊維の一端
によつて構成された繊維立毛表面のスエード調の厚さ0.
75mmのシートの裏面にポリオキシプロピレン系ポリウレ
タンエラストマーフオームを接合するに際し、接合する
スエード調シートの裏面およびフオーム面にガスバーナ
ーの炎を先端(約590℃)を通過速度30m/分で通過させ
て処理した後、直ちに接合してスエード調表面を冷却ド
ラム面に当接して冷却した。得られた裏打ちスエード調
シートは折れしわの良好な骨ばりのない柔軟性を有して
いた。
比較のために、柔軟配合の二液型ポリウレタンの酢酸エ
チル溶液を接着剤とし、その接着剤を100メツシユ刻目
のグラビヤロールで塗布して点接着状に接着し、乾燥
し、48時間キユアーのため室温に放置した。得られた裏
打ちスエード調シートは接着部分でガタガタと折れる見
苦しい折れしわと骨ばりを感ずるばかりではなく、表面
に荒れが目立つ製品となつた。
実施例2 ポリエチレンテレフタレート極細繊維束繊維の絡合不織
布にポリエステル・ポリエーテル系ポリウレタンエラス
トマー(溶融温度210℃)が多孔質構造で含有してなる
基体。その基体の一面はポリウレタンエラストマーの非
多孔質の薄い被覆層が付与されてなる厚さ0.5mmの銀面
層を有する皮革様シートにフオームを裏張りするに際
し、電気ヒーターで加熱された温度約257℃の熱風を両
シートの接合個所に吹き当てながら接合し、冷却ロープ
でプレスと冷却を行つて接着した。得られたシート状物
は衣料用としての柔軟性、保温性を有すると共に接着に
よる通気性、透湿性の低下もなかつた。
〔発明の効果〕
本発明は、皮革様シートの風合い、外観、折れしわ、透
湿性、通気性を損なわずにフオームを裏打ちした皮革様
シートを効率よく製造することができる。更に、シート
の形状に制限されずに簡便に接着することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一面が繊維集合体に弾性重合体
    を主体とした重合体が含有されてなる基体または弾性重
    合体を主体とした重合体の多孔質基体を有する皮革様シ
    ート状物の基体面に弾性重合体のフォームを裏貼りする
    に際し、少なくとも弾性重合体を溶融するに十分な温度
    に加熱された熱風または火炎を接合面の1面または両面
    に当てて弾性重合体の少なくとも一部を溶融して接合
    し、皮革様シート状物の表面を冷却用金属面に当接して
    冷却することを特徴とする皮革様シート状物の裏打ち
    法。
JP31021186A 1986-12-24 1986-12-24 皮革様シ−ト状物の裏打ち法 Expired - Fee Related JPH0696826B2 (ja)

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JPWO2023181789A1 (ja) * 2022-03-22 2023-09-28
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