JP6023007B2 - トリムカバーの製造方法 - Google Patents

トリムカバーの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6023007B2
JP6023007B2 JP2013115279A JP2013115279A JP6023007B2 JP 6023007 B2 JP6023007 B2 JP 6023007B2 JP 2013115279 A JP2013115279 A JP 2013115279A JP 2013115279 A JP2013115279 A JP 2013115279A JP 6023007 B2 JP6023007 B2 JP 6023007B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
urethane foam
leather material
burner
trim cover
leather
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013115279A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014233869A (ja
Inventor
毅 田畑
毅 田畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tachi S Co Ltd filed Critical Tachi S Co Ltd
Priority to JP2013115279A priority Critical patent/JP6023007B2/ja
Publication of JP2014233869A publication Critical patent/JP2014233869A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6023007B2 publication Critical patent/JP6023007B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、ウレタンフォームを接着媒体として表面側に革材を設け、裏面側に裏材を設けたトリムカバーの製造方法に関するものである。
従来、表皮材とスラブ状のウレタンフォームと裏打材で積層材をなすトリムカバーを製造するにはスラブ材を表面加熱することによるフレームラミネート法や接着剤の塗布で、当接面を全面的に接着処理しているのが通常である。特に、高級志向な製品に対しては、表皮材として本革が広く利用されている。
特開平8−183135号公報 特開2006−262959号公報
しかしながら、前述した従来のトリムカバーの製造方法にあっては、革材を表皮材と利用する場合、革材の裏面の毛足を揃えずに、毛先側をウレタンフォームに圧着させると、ウレタンフォームの収縮時に、革材の毛足の長い部分だけ浮いた状態になったり、シワになったりするといった問題点があった。
そのため、革材の裏面の毛足をシェービング加工で削ることにより、毛足を揃え、その後、フレームラミネートによって革材をウレタンフォームに一体に接着しているものもある。これによると、シェービング工程とフレームラミネート工程の二工程が必要である。
そこで、本発明は、一工程で、革材の浮きやシワを低減させるようにしたトリムカバー製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、搬送されるウレタンフォームの裏面側に、搬送される裏材を固着させ、搬送される前記ウレタンフォームの表面側に、搬送される革材を固着させるトリムカバー製造方法において、
前記ウレタンフォームの前記裏面側を第1のバーナで炙ることにより溶かして、前記裏材に前記ウレタンフォームの前記裏面を圧着する工程と、
前記裏地体に固着された前記ウレタンフォームの前記表面側を第2のバーナで炙ることにより溶かして、前記革材の裏面に前記ウレタンフォームの前記表面を圧着する工程と、
前記革材に前記ウレタンフォームを圧着する前に、前記革材の前記裏面を第3のバーナで炙って前記革材の前記裏面の毛足の長い部分を燃やす工程と、を備えたことを特徴とする。
このトリムカバー製造方法においては、革材の裏面にウレタンフォームを圧着する前に、革材の裏面を第3のバーナで炙って革材の裏面の毛足の長い部分を燃やすようにしているので、革材にウレタンフォームを均一に密着させることができ、完成品において、革材の浮きやシワの発生を低減させることができる。なわち、長い毛足は、細い毛足に比べて太いので、長い毛足の先端を第3のバーナで焼くことで、毛足の先端が丸まった形状になり易く、しかも、長い毛足は太いので、毛足が安定して自立し易く、従って、革材の裏面にウレタンフォームを均一且つ確実に密着させることができる。更に、第3のバーナの熱により、革材も加温されているので、溶けたウレタンフォームの接着層を革材の毛足側に均一に密着させ易くなる。
このような現象は、シェービング加工によって革材の毛足を揃えるようにカットする従来シェービング工程と、フレームラミネート工程を一工程で同時に行える。
また、シェービング加工は、毛足を少しずつカットしなければならないので、毛足を揃えるのに手間と時間がかかってしまうが、斯かる不具合もない。
また、前記革材の搬送軸線に対する前記第3のバーナの炎の中心を通る炎軸線の炙り角度αは、15 度〜45 度であると好適である。
このような方法を採用すると、革材の毛足の長い先端だけを効率良く焼いて毛足を揃えることができる。
本発明によれば、一工程で、革材の浮きやシワを低減させることができるトリムカバーを製造可能となる。
トリムカバーの断面図である。 本発明に係るトリムカバー製造方法の一実施形態を示す概略図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るトリムカバー製造方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1に示されるように、トリムカバー1において、ウレタンフォーム2の裏面側には裏材4が固着され、ウレタンフォーム2の表面側には革材3の裏面側が固着されている。裏材4は、例えばナイロンなどの素材が利用され、革材3の裏面は、1mm以下の短い毛足3aを有している。
図2に示されるように、このようなトリムカバー1を製造する装置100は、ウレタンフォーム2を供給するための第1のロール部Aと、裏材4を供給するための第2のロール部Bと、革材3を供給するためのストック部Cと、を備えている。
ウレタンフォーム2は、第1のロール部Aからテンションローラ14を介して加圧ローラFまで搬送される。また、裏材4は、第2のロール部Bから加圧ローラFまで搬送され、革材3は、テンションローラ17を介してストック部Cから加圧ローラFまで搬送される。
また、加圧ローラFは、一対のローラ11,12とからなる第1の加圧部F1と、一対のローラ12,13とからなる第2の加圧部F2と、からなる。そして、加圧ローラFは、3個のローラ11,12,13を直列に並べて、ローラ12の共有化を図っている。
さらに、トリムカバー製造装置100には、フレームラミネート法が採用され、ウレタンフォーム2の裏面は、第1の加圧部F1に達する直前で第1のバーナ10の炎10aによって炙られ、溶けた接着層を形成する。同様に、ウレタンフォーム2の表(おもて)面は、第2の加圧部F2に達する直前で第2のバーナ20の炎20aによって炙られ、溶けた接着層を形成する。
第1のバーナ10の炎10aで溶けたウレタンフォーム2は、第1の加圧部F1で裏材4と合流し、加圧されながら、ウレタンフォーム2の裏面が裏材4に貼り合わされる。その結果、裏材4にウレタンフォーム2の裏面が圧着された裏地体Pが形成される。
第1の加圧部F1から出た直後に、裏地体Pに固着されたウレタンフォーム2の表面側を第2のバーナ20の炎20aで炙る。
そして、第1のバーナ20の炎20aで溶けた裏地体Pのウレタンフォーム2は、第2の加圧部F2で革材3と合流し、加圧されながら、ウレタンフォーム2の表面が革材3に貼り合わされる。その結果、革材3に裏地体Pが圧着された完成品としてのトリムカバー1が成形される。
ここで、第2の加圧部F2で革材3に裏地体Pを圧着する前に、革材3の裏面を第3のバーナ30の炎30aで炙って革材3の裏面の毛足3aの長い部分を燃やす。この革材3は、搬送ローラ15に圧着させられながら炎30aで炙られている。
この場合、革材3の毛足3aのうち長い毛足先端だけを効率良く焼くために、革材3の搬送軸線L1に対する第3のバーナ30の炎30aの中心を通る炎軸線L2の炙り角度αを、15度〜45度にするのが好ましい。つまり、毛足3aは、炎30aによって浅い角度から炙られるのが好ましい。なお、搬送軸線L1は、搬送ローラ15の接線方向に延在している。
このように革材3の裏面にウレタンフォーム2を圧着する前に、革材3の裏面を第3のバーナ30で炙って革材3の裏面の毛足3aの長い部分を燃やすようにしているので、革材3にウレタンフォーム2を均一に密着させることができ、完成品としてのトリムカバー1において、革材3の浮きやシワの発生を低減させることができる。すなわち、長い毛足は、細い毛足3aに比べて太いので、長い毛足の先端を第3のバーナ30で焼くことで、毛足3aの先端が丸まった形状になり易く、しかも、長い毛足は太いので、毛足3aが安定して自立し易く、従って、革材3の裏面にウレタンフォーム2を均一且つ確実に密着させることができる。更に、第3のバーナ30の熱により、革材3も加温されているので、溶けたウレタンフォーム2の接着層を革材3の毛足3a側に均一に密着させ易くなる。
このように、シェービング加工によって革材の毛足を揃えるようにカットする従来シェービング工程と、フレームラミネート工程を一工程で同時に行える。
また、シェービング加工は、毛足を少しずつカットしなければならないので、毛足を揃えるのに手間と時間がかかってしまうが、前記第3のバーナ30で長い毛足を焼くことにより、一度で毛足3aを揃えることができる。
また、フレームラミネート法を利用すると、クッション性や吸音性という機能面と、素材の伸縮性を損なわずに立体感のある外観の仕上がりと、が可能になり、品質の向上に寄与する
100…トリムカバー製造装置 1…トリムカバー 2…ウレタンフォーム 3…革材 3a…毛足 4…裏材 10…第1のバーナ 20…第2のバーナ 30…第3のバーナ 30a…炎 F1…第1の加圧部 F2…第2の加圧部 F…加圧ローラ L1…搬送軸線 L2…炎軸線 P…裏地体 α…角度

Claims (2)

  1. 搬送されるウレタンフォームの裏面側に、搬送される裏材を固着させ、搬送される前記ウレタンフォームの表面側に、搬送される革材を固着させるトリムカバー製造方法において、
    前記ウレタンフォームの前記裏面側を第1のバーナで炙ることにより溶かして、前記裏材に前記ウレタンフォームの前記裏面を圧着する工程と、
    前記裏地体に固着された前記ウレタンフォームの前記表面側を第2のバーナで炙ることにより溶かして、前記革材の裏面に前記ウレタンフォームの前記表面を圧着する工程と、
    前記革材に前記ウレタンフォームを圧着する前に、前記革材の前記裏面を第3のバーナで炙って前記革材の前記裏面の毛足の長い部分を燃やす工程と、を備えたことを特徴とするトリムカバー製造方法。
  2. 前記革材の搬送軸線に対する前記第3のバーナの炎の中心を通る炎軸線の炙り角度αは、15度〜45度であることを特徴とする請求項1記載のトリムカバー製造方法
JP2013115279A 2013-05-31 2013-05-31 トリムカバーの製造方法 Expired - Fee Related JP6023007B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013115279A JP6023007B2 (ja) 2013-05-31 2013-05-31 トリムカバーの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013115279A JP6023007B2 (ja) 2013-05-31 2013-05-31 トリムカバーの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014233869A JP2014233869A (ja) 2014-12-15
JP6023007B2 true JP6023007B2 (ja) 2016-11-09

Family

ID=52136940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013115279A Expired - Fee Related JP6023007B2 (ja) 2013-05-31 2013-05-31 トリムカバーの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6023007B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104983098B (zh) * 2015-07-01 2017-09-26 维柏思特衬布(南通)有限公司 一种高弹衬布的生产工艺

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59162045A (ja) * 1983-03-04 1984-09-12 アキレス株式会社 凹凸模様を有する積層体の製造方法
JPS6353014A (ja) * 1986-08-22 1988-03-07 Takashimaya Nitsupatsu Kogyo Kk 自動車内装材の製造法
JPH0696826B2 (ja) * 1986-12-24 1994-11-30 株式会社クラレ 皮革様シ−ト状物の裏打ち法
US5891293A (en) * 1996-10-16 1999-04-06 Foamex L.P. Method of forming foam-fabric laminates
JP3627924B2 (ja) * 2001-08-31 2005-03-09 株式会社タチエス 車両用シートのトリムカバー製造方法
JP2006262959A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Tachi S Co Ltd シートのトリムカバー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014233869A (ja) 2014-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101858942B1 (ko) 종이와 코팅지가 합지된 친환경 데코시트 제조장치
JP5346573B2 (ja) 吸収性物品の製造方法
JP6023007B2 (ja) トリムカバーの製造方法
JPWO2018070150A1 (ja) 伸縮シート、それを用いた着用物品および伸縮シートの製造装置
JP2013202951A (ja) キッチンペーパーの製造方法
US20010039998A1 (en) Process for the production of laminated pockets and laminated pocket
JP6679208B2 (ja) 積層体及びクッション体
CN107002350B (zh) 人造革聚氨酯复合材料的维度增强
KR20130037149A (ko) 천연가죽 라미네이팅 방법 및 이를 이용한 천연가죽 시트
JP5192803B2 (ja) 皮革と樹脂フォームの接着方法および皮革積層体の製造方法
KR101228132B1 (ko) 리본형 직물 및 리본형 직물의 제조방법
KR20170131984A (ko) 자동차 볼륨 시트 커버 제조 방법
CN107003636A (zh) 剥离构件的制造方法
JP2011528634A (ja) 2枚以上のペーパーウェブ又は層を接着する装置及び方法
KR101745885B1 (ko) 장식 밴드 제조 장치
JP2011152640A (ja) 木質化粧ボードの端面加工方法
KR20070120800A (ko) 폴리우레탄장갑 제조장치 및 제조방법
KR102174441B1 (ko) 페브릭을 중간심재로 활용한 육아용 매트제조방법
CN103029402A (zh) 皮革层叠方法和通过皮革层叠方法制成的皮革座椅
JP4760263B2 (ja) エンボス加工用離型紙
KR101396791B1 (ko) 가열 압착을 이용한 가죽과 폴리에스터 다층 견면의 라미네이팅 접합 방법
JP5269993B2 (ja) 2つ以上のペーパーウェブ又は層を接着によって結合する装置及び方法
JP4708140B2 (ja) エンボス加工用離型紙の製造装置および製造方法
JP7317753B2 (ja) 積層体及びクッション体
KR20190082550A (ko) 발포폴리우레탄 용융접착 피브이시매트의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160816

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161006

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6023007

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees