JPH0696408A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドの製造方法

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JPH0696408A
JPH0696408A JP26058692A JP26058692A JPH0696408A JP H0696408 A JPH0696408 A JP H0696408A JP 26058692 A JP26058692 A JP 26058692A JP 26058692 A JP26058692 A JP 26058692A JP H0696408 A JPH0696408 A JP H0696408A
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JP
Japan
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core
frame
erasing
magnetic head
recording
Prior art date
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Pending
Application number
JP26058692A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Horiuchi
達也 堀内
Kazuji Miura
和司 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コアとフレームとを固定した後であってもコ
アを熱処理することにより、歪みを除去する。 【構成】 録再または消去用のコアをフレームに固定し
てケース内に収容する磁気ヘッドであって、フレーム1
は高融点非磁性材料からなり、このフレーム1にコア2
3を溶接等により固着保持した後に一体に熱処理する。 【効果】 フレームと一体にコアを熱処理することがで
き、このため、カシメや溶接時に生じたコアの歪みを除
去することができる。また、コアの歪みが除去されるた
め、磁気特性が良好な磁気ヘッドが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、録音再生兼用または消
去用ヘッドのコアを同一のケース内に収容した磁気ヘッ
ドの製造方法に関し、特に、コアの熱処理に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の磁気ヘッドとしては、本出願人
が実開平4−12107号公報によって開示した、所謂
3in1型の型式の構成が知られている。このような磁
気ヘッドの構成を図7及び図8によって説明する。シー
ルドケース21内には、録音再生兼用ヘッド素子と消去
ヘッド素子とが収容されている。そして上記シールドケ
ース21の前端側に形成された湾曲摺動面21aには、
円筒研磨されたセンターコア22、消去コア23及び録
再コア24の先端部分が並設状態にて露出されている。
上記消去コアと録再コア24とはセンターコア22の両
側に配置されていおり、センターコア22と消去コア2
3との間部分及びセンターコア22と録再コア24との
間部分には、消去ギャップ25及び録再ギャップ26が
それぞれ形成されている。また、前記シールドケース2
1の後端部からは、複数本の端子27が突出さている。
【0003】このような磁気ヘッドの内部構成例を図7
によって説明する。先ず上記センターコア22と消去コ
ア23とは、一体の第1コア部材C1から形成されてい
ると共に、前記録再コア24は上記第1コア部材C1と
は別体からなる第2コア部材C2から形成されている。
【0004】即ち、上記第1コア部材C1は、パーマロ
イからなる板材より形成され、直線状をなすセンターコ
ア22と略C字状を消去コア23とが一体的連結状態に
されている。そしてこれら両者22、23の境界部28
において、ほぼ直角方向の折り曲げ加工が施されてい
る。消去コア23の先端部は、センターコア22の先端
部分の一側面に近接配置されており、これら両者22、
23の先端近接部位に前述した消去ギャップ25が形成
されている。また、消去コア23の後方側には、直線状
に形成された基部23aが設けられており、この基部2
3aに対して消去コイル29が巻回装着されている。こ
の消去コイル29の端部は、上述した端子27に接続さ
れている。
【0005】一方、前記第2コア部材C2は、パーマロ
イからなる略C字形状の薄板部材を積層(ラミネート)
することによって録再コア24を構成している。この録
再コア24の先端部は、上記センターコア22の先端部
分の一側面に近接配置されており、これら両者22、2
4の先端近接部位に前述した録再ギャップ26が形成さ
れている。また、録再コア24の後方側には、直線状に
形成された基部24aが設けられており、この基部24
aに対して録再コイル31が巻回装着されている。この
録再コイル31の端部は、上述した端子27側に接続さ
れている。
【0006】上記消去コア23(第1コア部材C1)及
び録再コア24(第2コア部材C2)は、亜鉛合金等に
よって形成されたダイカスト製からなるホルダー32及
び33にカシメ工法によって一旦仮固定された後に、シ
ールドケース21内に収容され、その後、シールドケー
ス21の一側がわから止めネジ34により締め付け、し
かる後にケース内部の空間部分に樹脂を充填して固定す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の磁気ヘッド
において、例えば消去コア23(第1コア部材C1)を
亜鉛合金ダイカスト製のフレーム32にカシメ工法によ
って仮固定した後に、シールドケース21内に収容する
ようにしている。ところが、固定方法としてカシメ工法
を用いると、カシメにより消去コア23に応力がかかる
ことによって予め熱処理したコアであっても歪みが生じ
てしまい、磁気特性が劣化してしまう。また、消去コア
23とフレーム32に固定した後には、歪みを除去する
ことができない問題点があった。
【0008】本発明は、このような問題点を解消するた
めになされたもので、コアとフレームとを固定した後で
あってもコアを熱処理することにより、磁気歪みを除去
することのできる磁気ヘッドを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、録再または消
去用のコアをフレームに固定してケース内に収容する磁
気ヘッドであって、前記フレームは高融点非磁性材料か
らなり、このフレームに前記コアを溶接等により固着保
持した後に一体に熱処理したことを特徴としている。
【0010】
【作用】フレームを高融点非磁性材料によって作成し、
このフレームにコアを溶接等により固着保持すると、フ
レームと一体にコアを熱処理することができ、このた
め、カシメや溶接時に生じたコアの歪みが除去される。
従って、磁気特性が良好な磁気ヘッドが得られる。ま
た、従来では、コアをプレス等により打ち抜き形成した
ときの歪みを除去するために、予めコア自体を熱処理し
た後にフレームに固定していたが、熱処理による硬度の
低下にて、フレ−ム固定作業の時曲がりが発生しやす
く、作業性が悪かった。本発明ではフレームに固定した
最終段階で熱処理できることから、硬度の高いコアをフ
レ−ムに固定することが可能となり、作業性の改善がで
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明にかかる磁気ヘッドの製造方法
の一例について図面を参照しながら説明する。尚、図7
と同符号は同一部分であり、その詳細な説明は省略す
る。図1において、例えば、消去コア23は高融点非磁
性金属板によって形成されたフレーム1に溶接による固
着手段によって一体に固着保持されている。つまり、上
記フレーム1は例えばステンレス材(SUS304等)
等の非磁性金属板を板金加工によって図2及び図3に示
すような形状に打ち抜き形成すると共に、図示右側の前
端部分が所定の角度に折り曲げ形成されている。また、
フレーム1の中央部分には、半抜加工によって2条の突
堤1aが突出形成されていて、この突堤1a間に消去コ
ア23が図2に示すように位置決め状態で載置してい
る。尚、消去コア23とフレーム1との位置決めを行う
際に、図示しない治具を用いるならば、フレーム1に上
記突堤1aを設けなくてもよい。
【0012】上記のようにフレーム1に消去コア23を
位置決めした後に、図3に示すように、消去コア23の
中央平坦部分を電気抵抗溶接機2のスポット電極2aを
押圧付勢すると共に、フレーム1の下面に下部電極2b
を当接して電気抵抗溶接を施して両者を一体に固着保持
する。
【0013】この溶接数は1個所のみならず2個所以上
の複数個所であっても良い。尚、フレーム1と消去コア
23との固着手段は、上述のような電気溶接によらなく
とも、図6に示すようなカシメ工法を用いても良い。即
ち、フレーム1にエンボス等により突起1bを突出形成
すると共に、消去コア23に透孔を穿設し、この消去コ
ア23の透孔を突起1bに嵌合した後に、ポンチ3によ
って突起1aを圧潰してカシメ固着する。
【0014】図3において示したようにフレーム1と消
去コア23とが溶接により一体に固着保持された後に、
両者を同時に消去コア23の磁気歪みを除去可能な所定
の条件にて熱処理を施す。そして、熱処理した後に、消
去コア23に消去コイル29を嵌挿装着し、境界部28
においてほぼ直角方向の曲げ加工が施される。そして、
上記消去コイル29の端部には端子27が接続されて、
図1に示す消去マウント組が作成される。
【0015】ここで、上記曲げ加工にあたっては、境界
部28に予めV溝等を設けて曲げ用の薄肉状案内部を形
成しておくならば、消去コア23に磁気歪みを生じさせ
ることなく、しかも、正確かつ容易に曲げ加工を行うこ
とができる。しかる後に、必要に応じて図7に示した第
1コア部材C1におけるセンターコア22の背面側(図
1の上端面)を平面研磨した上で、この平面研磨面に対
して録再コイル31を挿通した録再コア24の第2コア
部材C2が突き合わされる。
【0016】そして、図4に示すように、フレーム1を
一体に溶接によって固着保持した消去コア23(第1コ
ア部材C1)及びホルダー33をカシメ工法によって一
旦仮固定された録再コア24(第2コア部材C2)を、
シールドケース21内に収容し、シールドケース21の
一側がわから止めネジ34により締め付けると共に、ケ
ース内部の空間部分が樹脂により充填されて固定が行わ
れる。最後に図4の一点鎖線で示されるテープ摺動面を
得るべく円筒研磨が行われ、磁気ヘッドが完成する。
【0017】尚、上述の実施例は一例を示すもので、前
述の例では消去ヘッドとフレームとを一体に固着保持し
た例を示したが、録再コアを同様にフレームと一体に固
着した後に熱処理するようにしても良い。また、フレー
ムの材料についても、高融点で非磁性体であれば他のも
のでも良く、本発明を逸脱しない範囲で種々変更可能で
ある。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の磁気ヘッドの製造方法は、フレームを高融点非磁性材
料によって作成し、このフレームにコアを溶接等により
固着保持したので、フレームと一体にコアを熱処理する
ことができ、このため、カシメや溶接時に生じたコアの
歪みを除去することができる。また、コアの歪みが除去
されるため、磁気特性が良好な磁気ヘッドが得られる利
点がある。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる磁気ヘッドにおける消去コアの
実施例を示す側面図である。
【図2】同消去コアとフレームとを固着保持した状態を
示す平面図である。
【図3】同消去コアとフレームとを溶接機により溶接す
る状態を示す側面図である。
【図4】同磁気ヘッドの構成を示す縦断面図である。
【図5】同消去コアの変形例を示す要部縦断面図であ
る。
【図6】同消去コアとフレームとをカシメ固着する状態
を示す側面図である。
【図7】従来の磁気ヘッドを示す縦断面図である。
【図8】同磁気ヘッドの正面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 電気抵抗溶接機 21 シールドケース 22 センターコア 23 消去コア 24 録再コア 25 消去ギャップ 26 録再ギャップ
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 磁気ヘッド製造方法

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 録再または消去用のコアをフレームに固
    定してケース内に収容する磁気ヘッドであって、前記フ
    レームは高融点非磁性材料からなり、このフレームに前
    記コアを溶接等により固着保持した後に一体に熱処理を
    したことを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
JP26058692A 1992-09-04 1992-09-04 磁気ヘッドの製造方法 Pending JPH0696408A (ja)

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JP26058692A JPH0696408A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 磁気ヘッドの製造方法

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JP26058692A JPH0696408A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 磁気ヘッドの製造方法

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Publication Number Publication Date
JPH0696408A true JPH0696408A (ja) 1994-04-08

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ID=17350007

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JP26058692A Pending JPH0696408A (ja) 1992-09-04 1992-09-04 磁気ヘッドの製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100945081B1 (ko) * 2009-04-23 2010-03-05 전남대학교산학협력단 이젝터를 이용한 슬러지의 진공흡입 준설 및 탈수 장치

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4970615A (ja) * 1972-11-09 1974-07-09
JPS56114112A (en) * 1980-02-15 1981-09-08 Canon Inc Magnetic head

Patent Citations (2)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980421