JPH0424709Y2 - - Google Patents

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JPH0424709Y2
JPH0424709Y2 JP1985164058U JP16405885U JPH0424709Y2 JP H0424709 Y2 JPH0424709 Y2 JP H0424709Y2 JP 1985164058 U JP1985164058 U JP 1985164058U JP 16405885 U JP16405885 U JP 16405885U JP H0424709 Y2 JPH0424709 Y2 JP H0424709Y2
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JP
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top plate
magnetic
edge
pipe
center pole
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 (産業上の利用分野) 本考案はドーム型スピーカ等に最適な磁気回路
ユニツトに係り、特に、振動板、コイルボビン部
及びエツジ部を一体成形した振動系を組み込む場
合の磁気回路ユニツトに関するものである。
(従来の技術) 従来のドーム型スピーカは第5図の断面図に示
すように構成されている。図において、30は外
磁型磁気回路部であつて、ヨーク31、センター
ポール32、マグネツト33、トツププレート3
4等からなつていて磁気ギヤプ35が形成されて
いる。40は振動系であつて、ドーム型振動板4
1とコイルボビン部42を一体形成してこれに湾
曲させたエツジ部43が別に接着されている。そ
して組み立てに際してはエツジ部43の外周縁を
トツププレート34の上面側に形成した取付用段
部36に殆ど弾性を有しないエツジ押え部材3
7,37で挟持するように配置し、フレーム50
先端部で覆うように組み立てられていた。なお、
図中、44はボイスコイルである。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した第5図に示す従来のドーム型スピーカ
においては磁気回路及びドーム型振動板の各組立
工程で各種の治具を用いて接着する等組立工程が
複雑となり、特に接着剤固化後にこれら治具を抜
き出すためのクリアランスを設定しておく必要が
あるから、これらのクリアランスや各パーツの寸
法公差、作業上のバラツキ等が累積誤差となつて
ギヤツプ間隔が大きくなつたり不均一となつて性
能低下の要因となつていた。
我々は上記した従来のドーム型スピーカの欠点
を解消するために、第3図及び第4図に示すよう
に、ドーム振動板部21、コイルボビン部22及
びその下端に水平方向に延出形成されるエツジ部
23を一体成形した略「麦わら帽子」状のドーム
型振動板(以下E・V・D型振動系という)を成
形し、これを磁気回路11の組み立てと同時に組
み込み得るようにしたドーム型スピーカを先に提
案した(例えば、実願昭60−88661号等)。なお、
図中、16は磁気ギヤツプ、17はエツジ部、1
8a及び18bは弾性材、19はフレーム、20
は振動系で、ドーム型振動板21、コイルボビン
部22、エツジ部23が一体成形されている。2
4はボイスコイル、25は磁気回路部で、ヨーク
26、センターポール27、マグネツト28、ト
ツププレート29で構成されている。
この先の提案に係るドーム型スピーカにおける
磁気回路では、センターポール27側にガイド突
起27aが形成されると共にトツププレート29
側にはエツジガイド用の段部29aが形成され、
このトツププレート29の段部29aがセンター
ポール27のガイド突起27aに嵌合されるよう
に組み込むことにより、磁気ギヤツプ16が形成
されると共にエツジ部23を弾性材18a,18
bで挟持されるように構成されている。
しかし、上記構成においては、トツププレート
29とセンターポール27が嵌合接触する構造で
あるために、この接触部分で磁束漏洩を生じ、磁
気ギヤツプ16に必要十分な磁束が集中せず、磁
束形成上の難点が生じていた。この磁束漏洩を防
止するために、上記構成においては、さらにトツ
ププレート29のエツジガイド用の段部29aと
センターポール27のガイド突起27aとの嵌合
量を極力少なくするか、磁気抵抗を増加させて磁
束漏洩を防ぐためにヨーク部を加工する必要があ
る等の課題を生じた。
本考案はこのような観点からなされたものであ
つて、その目的とするところは、上記した従来の
ドーム型スピーカの欠点を解消すると共に我々が
先に提案した上記E・V・D型振動系の組込みに
最適な磁気回路ユニツトを提供することにある。
「考案の構成」 (問題点を解決するための手段) 本考案に係る磁気回路ユニツトは、ドーム型振
動板とコイルボビン部及びその下端に水平方向に
延出形成されるエツジ部が一体成形された振動系
を有するスピーカにおいて、トツププレートの下
面内周縁に段部が形成されると共に、センターポ
ール外周部に非磁性体からなるパイプ状部材が圧
入配置され、該パイプ状部材の外周縁を係合部と
して前記トツププレートの段部に圧入することに
より、所定の磁気ギヤツプが形成されると共に、
前記段部においてトツププレートとパイプ状部材
の間に前記エツジ部が弾性材で狭持されるように
構成されている。
(作用) センターポール外周には非磁性体からなるパイ
プ状部材が配置されていてこれがトツププレート
を強嵌合するための係合部となつているから、ト
ツププレートを圧入すると上記係合部に嵌合して
トツププレートとセンターポールとによつて所定
の磁気ギヤツプが形成され、しかもその全周にお
ける嵌合支持であるから該磁気ギヤツプは均一な
ものとなる。また、これによつて上記振動板のエ
ツジ部を適確に挟持することができる。
上記のように構成された磁気回路ユニツトはセ
ンターポールとトツププレートが非磁性体からな
るパイプ状部材を介して嵌合されるから磁気ギヤ
ツプにおける磁気漏洩の虞はなく、ギヤツプでの
線磁束を向上させることができる。なお、非磁性
体がアルミ等の非鉄金属である場合には磁気歪が
減少し、極めて高性能な磁気回路とすることがで
きる。
(実施例) 本考案に係る磁気回路ユニツトの実施例を第1
及び第2図に基づいて説明するが、第1図は全体
の断面図、第2図は同上部分拡大断面図である。
図において、1は外磁型磁気回路部であつて、
ヨーク2、センターポール3、マグネツト4、ト
ツププレート5によつて構成されており、磁気ギ
ヤツプ6が形成されている。
10はE・V・D型振動系を示し、ドーム型振
動板11、コイルボビン部12、該コイルボビン
部12の下端部から水平方向に延出形成されるエ
ツジ部13、ボイスコイル14からなつている。
15はフレームである。
本考案においては、上記E・V・D型振動系1
0を組み込むために、トツププレート5の内周縁
のマグネツト4側に位置する部分、即ち、下端内
周縁にはエツジ配置部として段部5aを形成する
と共に上記センターポール3側にはトツププレー
ト5を強嵌合するための係合部を形成するもので
あるが、その係合部としてセンターポール3の外
周にアルミ等の非磁性体からなるパイプ状部材7
を嵌合配置して上記段部5aとによつて断面略
「コ」字型のエツジ配置溝を形成し、該エツジ配
置溝内において上記エツジ部13を発泡ウレタン
などの弾性材によるリング状のパツキング部材8
a,8bで挟持せしめたものである。なお、上記
パイプ状部材7としてはアルミ等の非鉄金属が可
能であり、これを使用することによつて磁気歪を
低減させることができる。
次に組立例を述べると、トツププレート5の段
部5a内に一方のパツキング部材8aを介して振
動板のエツジ部13を嵌合せしめると共に該エツ
ジ部13を他方のパツキング部材8bで挟持した
状態でトツププレート5をセンターポール側に圧
入する。これによつて振動板は所定位置に配置さ
れるが、トツププレート5を圧入すると上記パイ
プ状部材7の外周上端縁にトツププレート5の上
記段部5a下端縁が密嵌し、これによつて接着材
を使用することなくトツププレート5を組み込む
ことができると共にトツププレート5の強嵌合に
よつて上記エツジ部13をパツキング部材8a,
8bを介して挟持することができる。なお、エツ
ジ部13の上記段部5aへの嵌合に際してはその
外周端縁が段部奥壁にガイドされるから振動板は
自動的にセンタリング配置される。この場合、エ
ツジ部外周端縁が段部奥壁に当接して仮想的には
ここが振動支点となることが予想されるが、この
種中高域用磁気回路ユニツトにおいてはその振動
巾はミクロン単位であるから実際上の支承とはな
らない。
「考案の効果」 本考案に係る磁気回路ユニツトによれば、セン
ターポール外周には非磁性体からなるパイプ状部
材が配置されていてこれがトツププレートを強嵌
合するための係合部となつているから、トツププ
レートを圧入すると上記係合部に嵌合してトツプ
プレートとセンターポールとによつて所定の磁気
ギヤツプが形成され、しかもその全周における嵌
合支持であるから該磁気ギヤツプは均一なものと
なる。また、これによつて上記振動板のエツジ部
を適確に挟持することができる。
上記のように構成された磁気回路ユニツトはセ
ンターポールとトツププレレートが非磁性体から
なるパイプ状部材を介して嵌合されるから磁気ギ
ヤツプにおける磁気漏洩の虞はなく、ギヤツプで
の線磁束を向上させることができる。また、非磁
性体がアルミ等の非鉄金属である場合には磁気歪
が減少し、極めて高性能な磁気回路とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係る磁気回路ユニ
ツトの実施例を示し、第1図は全体の断面図、第
2図は同上部分拡大断面図、第3図及び第4図は
我々が先に提案したドーム型スピーカを説明する
ための断面図である。第5図は従来の磁気回路ユ
ニツトを示す断面図である。 1……磁気回路部、2……ヨーク、3……セン
ターポール、4……マグネツト、5……トツププ
レート、5a……段部、6……磁気ギヤツプ、7
……パイプ状部材、8a,8b……パツキング部
材、10……振動系、11……ドーム型振動板、
12……コイルボビン部、13……エツジ部、1
4……ボイスコイル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドーム型振動板とコイルボビン部及びその下端
    に水平方向に延出形成されるエツジ部が一体成形
    された振動系を有するスピーカにおいて、 トツププレートの下面内周縁に段部が形成され
    ると共に、センターポール外周部に非磁性体から
    なるパイプ状部材が圧入配置され、該パイプ状部
    材の外周縁を係合部として前記トツププレートの
    段部に圧入することにより、所定の磁気ギヤツプ
    が形成されると共に、前記段部においてトツププ
    レートとパイプ状部材の間に前記エツジ部が弾性
    材で狭持されるように構成されていることを特徴
    とする磁気回路ユニツト。
JP1985164058U 1985-10-28 1985-10-28 Expired JPH0424709Y2 (ja)

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JPS6273699U JPS6273699U (ja) 1987-05-12
JPH0424709Y2 true JPH0424709Y2 (ja) 1992-06-11

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743689B2 (ja) * 1976-05-13 1982-09-16

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743689U (ja) * 1980-08-23 1982-03-10

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JPS5743689B2 (ja) * 1976-05-13 1982-09-16

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