JP2538604Y2 - スピーカ - Google Patents

スピーカ

Info

Publication number
JP2538604Y2
JP2538604Y2 JP1988096419U JP9641988U JP2538604Y2 JP 2538604 Y2 JP2538604 Y2 JP 2538604Y2 JP 1988096419 U JP1988096419 U JP 1988096419U JP 9641988 U JP9641988 U JP 9641988U JP 2538604 Y2 JP2538604 Y2 JP 2538604Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
front panel
speaker
ring
outer diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988096419U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0223189U (ja
Inventor
良雄 坂本
滋 椎名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kenwood KK filed Critical Kenwood KK
Priority to JP1988096419U priority Critical patent/JP2538604Y2/ja
Publication of JPH0223189U publication Critical patent/JPH0223189U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2538604Y2 publication Critical patent/JP2538604Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はスピーカに係り、特に、ドーム状の振動板
部とその外周から下垂したコイルボビン部とその下端か
ら水平方向に延設したサスペンション部とが一体に成形
されると共に上記コイルボビン部にボイスコイルを形成
した振動部材が構成され、上記サスペンション部が外磁
型の磁気回路内部で支持されると共に振動板部の外周部
を押さえるようにリング状の制動部材が配置されてなる
スピーカの改良に関するものである。
[従来の技術] 我々は、スピーカユニットの部品点数の削減、組立て
の容易化及び自動化、配線処理の簡略化を図るために、
第2図乃至第5図に示すような形態のスピーカを先に提
案した。
このスピーカは、ドーム状の振動板部21と、その外周
から下垂した円筒状のコイルボビン部22と、その下端か
ら水平方向に延設したサスペンション部23が一体に成形
され、コイルボビン部22にはボイスコイル24を形成して
振動部材2を構成し、上記サスペンション部23を、リン
グ形のマグネット8とポール部11とリング形のトッププ
レート3を有するいわゆる外磁型の磁気回路Xの内部で
支持する構成である。
上記振動部材2は、振動板部21、コイルボビン部22及
びサスペンション部23を耐熱性樹脂フィルム等で一体成
形し、コイルボビン部22には上記のようにボイスコイル
24が形成されている。このボイスコイル24の一方のリー
ド線端部25aはサスペンション部23の表面側に、また、
他方のリード線端部25bはサスペンション部23に形成さ
れた抜き孔を介してサスペンション部23の裏面側に、そ
れぞれ這わされている。
また、サスペンション部23の外周部には立ち下り部が
設けられていてこれがガイド部26となっており、このガ
イド部26をトッププレート3に設けたガイド部31と非磁
性で導電材からなるガイドリング部材5に設けたガイド
部51に嵌合することにより、サスペンション部23をトッ
ププレート3の下部とガイドリング部材5で挟持する。
このように組み込むことにより、サスペンション部23
の表面及び裏面に這わせてある上記リード線端部25a,25
bが、それぞれトッププレート3の下部とガイドリング
部材5に接触して導通することとなる。
この状態でガイドリング部材5の内周部52をヨーク1
のポール部11の外周部に挿入して段部12に嵌合すると、
磁気回路内部にサスペンション部23が配置されると共に
磁気ギャップが正確に保持され、該磁気ギャップの中心
にボイスコイル24を正確に支持させることができ、ま
た、ガイドリング部材5がポール部11に接触して導通す
る。このような構成とすることによりトッププレート3
とヨーク1が音声信号入力用の端子としての機能をも有
することとなる。
フレーム6の取り付けに際しては、フレーム6に取り
付け孔62を、トッププレート3にはネジ孔32をそれぞれ
設けてビス7で取り付けている。また、特性及び品質を
向上させるために振動板部21の外周部を押さえて該外周
部の共振を制動することを目的とするリング形の制動部
材4を配置することがあり、この制動部材4の取り付け
に際してはフレーム6の内周下面側に段部61を設けて該
段部61に収まるように配置し、フレーム6とトッププレ
ート3で挟持し、この状態でフレーム6を上記ビス7で
ビス止めする。
このようにしてフレーム6を取り付けた状態でビス71
によりバッフルBに固定する。なお、図中、8はマグネ
ットである。
[考案が解決しようとする課題] 第2図乃至第5図に示す形態においては、フレーム6
をトッププレート3にビス7で取り付ける構造であり、
スピーカユニットは上記フレーム6を介してビス71でバ
ッフルBに取り付けられる形式であるため、トッププレ
ート3にネジ孔32を設けるための加工費及び取り付け工
賃等を要し、しかも、ビス7及び71が意匠面に露呈する
ため化粧ビスを使用する必要があり、コストアップとな
る難点があった。
また、フレーム6は、形状による成型性及び外観上の
仕上り性等を考慮してダイキャストフレームとしたり樹
脂フレームとするのが一般的であるが、ダイキャストフ
レームの場合はフレームの強度が大きく、バッフルBに
取り付けた際のスピーカの取り付け強度を満たすことが
できて性能を向上させることができる、という利点があ
る反面、部品単価が高く、コストアップとなる欠点があ
る。
一方、樹脂フレームの場合はダイキャストフレームと
比較して安価である反面、フレームの強度が低く、バッ
フルBに取り付けた際のスピーカの取り付け強度が不足
し、性能が低下する、という欠点がある。
この考案の目的は上記した欠点を解消し、トッププレ
ートの外周部を介してバッフルに直接取り付けることに
よりスピーカを強固に取り付けることができ、性能の向
上とコストダウンを図ることができて、我々の提案に係
るスピーカユニットの利点を更に有効に活用することが
できるスピーカを提供することにある。
[課題を解決するための手段] この考案のスピーカは、振動部材と、磁気回路と、リ
ング形の制動部材と、フロントパネルとを有するスピー
カであって、振動部材は、ドーム状の振動板部と、その
外周から下垂した円筒状のコイルボビン部と、その下端
から水平方向に延設したサスペンション部が一体に成形
され、コイルボビン部にはボイスコイルが形成され、磁
気回路は、リング形のマグネットとポール部とリング形
のトッププレートを有する外磁型であって、その内部に
振動部材のサスペンション部を支持し、トッププレート
が、その外周下部に円周方向に延出された取付用フラン
ジを有し、取付用フランジはその外径がマグネットの外
径よりも大きく、制動部材は、その外径がトッププレー
ト上部の外径に等しく、その内径が振動板部の外周を押
さえるべくトッププレートの内径よりも小さい形状であ
って、トッププレートの上部に配置されフロントパネル
によって挟持されていることを特徴とする。
フロントパネルの取り付け形態としては、フロントパ
ネルに上記トッププレートの上部外周縁に嵌合する嵌合
部を設けておいてフロントパネルをトッププレートの圧
入嵌合して取り付ける形態とする。
[作用] ドーム状の振動板部とその外周から下垂した円筒状の
コイルボビン部とその下端から水平方向に延設したサス
ペンション部とを一体成型すると共に上記コイルボビン
部にボイスコイルを形成して振動部材を構成し、上記サ
スペンション部を外磁型の磁気回路内部で支持するよう
にしたスピーカは我々が先に提案したスピーカと同様で
あるが、この場合、トッププレートの外周下部を円周方
向に延出して取付用フランジを形成すると共に該取付用
フランジの外径をマグネットの外径よりも大きくして該
取付用フランジを介してバッフルに直接取り付けるよう
にする。
この形態においては従来のようなフレームは不要であ
り、スピーカをバッフルに強固に固定することができ
る。
また、従来のフレームに対応するように前面側にはフ
ロントパネルを配置するが、このフロントパネルはスピ
ーカユニットを支持するフレームとしての機能は必要で
ないから、軽量で安価な材料で成型でき、また、その取
り付け形態も嵌合部をトッププレートの上部外周縁に圧
入嵌合するだけで取り付ける形態とすることができる。
振動板部の外周部を押さえるようにリング形の制動部
材を配置するが、この制動部材は、その外径がトッププ
レート上部の外径に等しく、その内径が振動板部の外周
を押さえるべくトッププレートの内径よりも小さい形状
とし、トッププレートの上部に配置されフロントパネル
によって挟持するように配置する。
上記のように、フロントパネルをトッププレートに単
に圧入嵌合する形式で取り付けた場合でも、トッププレ
ートとフロントパネルとの間には制動部材が介在するか
ら、フロントパネルの共振に伴なうトッププレートの表
面とフロントパネルの裏面との接触によるビリつき音等
の発生はない。
[実施例] この考案のスピーカの実施例を断面図として示す第1
図に基づいて説明するが、第2図乃至第5図に基づいて
説明した部分と同一部分については同一符号を付してそ
の詳細な説明を省略する。
図において、Aはスピーカユニット全体を示し、ドー
ム状の振動板部21とその外周から下垂する円筒状のコイ
ルボビン部22とその下端から水平方向に延設したサスペ
ンション部23とが一体成型されると共に上記コイルボビ
ン部22にボイスコイル24が形成されて振動部材2が構成
され、上記サスペンション部23が、リング形のマグネッ
ト8とポール部11とリング形のトッププレート3を有す
る外磁型の磁気回路Xの内部で支持される形態であるこ
とは、第2図乃至第5図のものと同様である。
この考案においては、上記トッププレート3の外周下
部を円周方向に延出して薄肉の外周部13を形成し、この
外周部13にビス穴を設けることにより、上記トッププレ
ート3の外周下部に取付用フランジ34を設け、しかも該
取付用フランジ34の外径をマグネット8の外径よりも大
きく形成してマグネット8の外周縁18から突出させてあ
り、この取付用フランジ34を介してビス72でバッフルB
に直接取り付けるようにする。
トッププレート3は材質的には従来のフレーム6より
も大きな強度を有するから、該トッププレート3の下部
に延設形成した取付用フランジ34を介してバッフルBに
取り付けることにより、その取り付け強度は極めて大き
い。
振動板部21の外周部を制動するために配置されるリン
グ形の制動部材9は、その外径がトッププレート3の上
部の外径に等しく、その内径が振動板部21の外周を押さ
えるべくトッププレート3の内径よりも小さい形状であ
って、トッププレート3の上部に配置されフロントパネ
ル10によって挟持される形態で取り付けられる。
フロントパネル10の外周部にはトッププレート3の上
記取付用フランジ34の外周面に嵌合する周壁部10aが形
成されており、裏面側には上記トッププレート3の上部
外周縁33に嵌合する嵌合部としての凸部10bが設けられ
ている。このフロントパネル10は、上記スピーカユニッ
トAがバッフルBに取り付けられると共に上記制動部材
9がトッププレート3上に配置された状態で前面側から
嵌合する形態で取り付けられ、上記周壁部10aをバッフ
ルBに設けた嵌合用段部B1と取付用フランジ34の周面に
圧入すると共に凸部10bをトッププレート3の上部外周
縁33に圧入する。
このようにフロントパネル10を圧入嵌合する形式とす
ることにより、従来のような取付ビス等を要することな
く取り付けることができ、また、トッププレート3とフ
ロントパネル10との間には制動部材9が介在するから、
フロントパネル10の共振に伴なうトッププレート3とフ
ロントパネル10との接触によるビリつき音等の発生はな
い。
[考案の効果] この考案のスピーカによれば、フレームを使用するこ
となく、マグネットの外周縁から突出しているトッププ
レート外周下部の取付用フランジを介してバッフルに直
接取り付ける形態であるから、スピーカを強固に固定す
ることができ、また、前面側に配置されるフロントパネ
ルはフレームのように取り付け荷重がかかる部材ではな
いから、フレームに比して極めて軽量で安価な材料とす
ることができて材料費を低減できる。
また、フロントパネルはトッププレートに圧入嵌合す
るだけで取り付けることができるから、取り付けビス等
は不要となって部品点数を削減でき、コストダウンとな
る。
更に、振動板部の外周部を制動するために配置される
制動部材はトッププレートとフロントパネルとの間に挟
持されるから、フロントパネルをトッププレートに嵌合
して取り付けた場合でもフロントパネルの共振に伴なう
トッププレートとフロントパネルとの接触によるビリつ
き音等の発生を防止することができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のスピーカの実施例を示す断面図であ
る。 第2図乃至第5図は我々が先に提案したスピーカを示
し、第2図はバッフルへの取り付け状態を示す断面図、
第3図は振動部材の組込み状態を示す要部の半截断面
図、第4図は振動部材の要部の斜視図、第5図は同上断
面図である。 A:スピーカユニット、B:バッフル、1:ヨーク、2:振動部
材 3:トッププレート、8:マグネット、9:制動部材、10:フ
ロントパネル 10a:周壁部、10b:凸部、33:トッププレートの上部外周
縁 34:取付用フランジ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動部材(2)と、磁気回路(X)と、リ
    ング形の制動部材(9)と、フロントパネル(10)とを
    有するスピーカであって、 振動部材(2)は、ドーム状の振動板部(21)と、その
    外周から下垂した円筒状のコイルボビン部(22)と、そ
    の下端から水平方向に延設したサスペンション部(23)
    が一体に成形され、コイルボビン部(22)にはボイスコ
    イル(24)が形成され、 磁気回路(X)は、リング形のマグネット(8)とポー
    ル部(11)とリング形のトッププレート(3)を有する
    外磁型であって、その内部に振動部材(2)のサスペン
    ション部(23)を支持し、トッププレート(3)が、そ
    の外周下部に円周方向に延出された取付用フランジ(3
    4)を有し、取付用フランジ(34)はその外径がマグネ
    ット(8)の外径よりも大きく、 制動部材(9)は、その外径がトッププレート(3)上
    部の外径に等しく、その内径が振動板部(21)の外周を
    押さえるべくトッププレート(3)の内径よりも小さい
    形状であって、トッププレート(3)の上部に配置され
    フロントパネル(10)によって挟持されている スピーカ。
  2. 【請求項2】フロントパネル(10)は、トッププレート
    (3)の上部外周縁に圧入嵌合するための嵌合部(10
    b)が設けられている 請求項1記載のスピーカ。
JP1988096419U 1988-07-22 1988-07-22 スピーカ Expired - Lifetime JP2538604Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988096419U JP2538604Y2 (ja) 1988-07-22 1988-07-22 スピーカ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988096419U JP2538604Y2 (ja) 1988-07-22 1988-07-22 スピーカ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0223189U JPH0223189U (ja) 1990-02-15
JP2538604Y2 true JP2538604Y2 (ja) 1997-06-18

Family

ID=31321323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988096419U Expired - Lifetime JP2538604Y2 (ja) 1988-07-22 1988-07-22 スピーカ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2538604Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5622400Y2 (ja) * 1975-04-07 1981-05-26
JPH04639Y2 (ja) * 1985-06-12 1992-01-09
JPS62155597U (ja) * 1986-03-24 1987-10-02

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0223189U (ja) 1990-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4106858B2 (ja) スピーカユニット
JP2538604Y2 (ja) スピーカ
US20070003080A1 (en) Speaker apparatus
US3679844A (en) Moving coil loudspeaker using thin magnet
JPH08237793A (ja) スピーカ
US4212001A (en) Electric horn
JPS5942797Y2 (ja) 平面スピ−カ
JP3812103B2 (ja) スピーカの製造方法
JPS6342630Y2 (ja)
JPS5844711Y2 (ja) スピ−カ−
JPH073748Y2 (ja) スピ−カの取付構造
JPH0139040Y2 (ja)
JPS6345116Y2 (ja)
JPH0514638Y2 (ja)
JP2005006140A (ja) スピーカの振動板
JPH0713351Y2 (ja) ドーム型スピーカ
KR20030008844A (ko) 돔형 스피커
JPS6322788Y2 (ja)
JPH0735515Y2 (ja) スピーカ
JPS6320236Y2 (ja)
JPH0388498A (ja) 防磁形スピーカーユニット
JPS6311813Y2 (ja)
JPH1127772A (ja) スピーカ
JPH099376A (ja) 反発磁気回路型スピーカ
JPS6342624Y2 (ja)