JPH0436558Y2 - - Google Patents

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JPH0436558Y2
JPH0436558Y2 JP1986178804U JP17880486U JPH0436558Y2 JP H0436558 Y2 JPH0436558 Y2 JP H0436558Y2 JP 1986178804 U JP1986178804 U JP 1986178804U JP 17880486 U JP17880486 U JP 17880486U JP H0436558 Y2 JPH0436558 Y2 JP H0436558Y2
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JP
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brush
holding device
bracket
motor
resin
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JP1986178804U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、カセツトテープレコーダ、ラジカ
セ、ビデオテープレコーダ等に使用される小型直
流モータの刷子保持装置に関するものである。
従来の技術 近年、音響、映像、産業分野を問わず機器の軽
薄短小化が浸透し、小型モータもさらに小型、薄
型化が要求されている。又、コスト的にも大巾な
コストダウンの要望が出され、できる限り部品の
複合化と削減の必要性にせまられている状態であ
る。
以下図面を参照しながら、上述した従来の小型
直流モータの刷子保持装置について説明する。
第7図、第8図は、従来の小型直流モータの刷
子保持装置の一例について説明する。第7図にお
いて、11は金属製の板バネよりなる刷子、12
は刷子組立品の保持装置である樹脂製ブラケツ
ト、13は刷子11をスポツト溶接にて接着した
端子板であり、刷子11とにより刷子組立品を構
成している。第8図は、前記刷子保持装置を備え
た従来の小型直流モータであり、14はモータフ
レーム、15はロータ、16はモータ蓋、17は
界磁マグネツトである。
以上のように構成された、小型直流モータの刷
子保持装置の機能について説明する。
刷子11のガタ及び変形を押さえる為に強度的
な厚みのある端子板13にスポツト溶接等の方法
で固着し、刷子11の保持を端子板13で行い、
この刷子組立品(端子板に刷子をスポツト溶接し
たもの)の保持を樹脂ブラケツト12で行う様に
構成している。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、本来の小
型直流モータの整流接点である刷子、整流子の接
触機能に支障をきたす場合がある。その理由は、
第7図の様に組立時、2本の刷子11が相対向し
て平行に保たれなけれればならないが、刷子11
を端子板13にスポツト溶接する際にゆがみ、ね
じれ、反り等が発生してしまい加工後の修正が必
要となる。又、刷子組立として端子板13にスポ
ツト溶接されたものを樹脂ブラケツト12に挿入
し、制振性を高める為に刷子11と端子板13の
スポツト溶接部を樹脂でモールドして固着する構
成をなしているが、バラツキ等によつて、その制
振機能に差が生じる。
本考案は上記問題点に鑑み、刷子、整流子の接
触の安定性と接点寿命及び接点のスパークノイズ
に関係する刷子の制振機能を維持するものであ
る。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案の刷子保持
装置は、樹脂ブラケツトに刷子を挟持する為の凹
凸部を有する刷子挿入部を形成し、2つ以上の相
対向した凸部で刷子を挟持したものである。
作 用 本考案は上記した構成によつて、直接樹脂ブラ
ケツトにて刷子を保持でき、刷子の制振効果と刷
子保持の安定化が図れ、刷子と整流子の接触の安
定性も図れるものである。
実施例 以下本考案の一実施例の小型直流モータの刷子
保持装置について、図面を参照しながら説明す
る。第1図は本考案の実施例における刷子保持装
置を示すものである。1は板厚0.07〜0.12mmの極
薄板の刷子材よりなる刷子で、制振用バネ部1a
と、回路基板(図示せず)との接続用端子部1b
とが一体に設けられている。2は刷子1を保持す
る樹脂ブラケツトで、後述する刷子固定のための
溶着剤3が設けられている。
以上のように構成された刷子保持装置につい
て、以下第1図〜第5図を用いてその機能と構成
を説明する。
まず第2図は樹脂ブラケツト2を示すもので、
相対向した複数の凸部2aと凹部2bを有する刷
子挿入溝2cが形成してあり、該対向した凸部2
aのスキ間に、第3図、第4図に示す如く刷子の
圧入挟持部であるふくらみ部1cを挿入し挟持さ
せるものである。ここで刷子1は刷子挿入治具4
によつて保持し、刷子挿入治具4を凹部2bに位
置させて挿入していくもので刷子の変更なしに挿
入する事ができる。又、凹凸部を設ける事によつ
て、成形時の凸部間のスキ間を一定にする事がで
き、刷子挟持での安定性が図れる。又、第5図は
刷子挿入溝2cへの刷子挿入後の刷子1のズレ、
ガタ、抜け防止の為の固着を示しており、コテ先
等の熱ブロツクヒータ5、又は超音波を使用する
事によつて、刷子挿入部の凸部2aの一部2a′を
溶融する事によつて刷子1を固着するものであ
り、溶融した樹脂が凹部2bを含めたスキ間に流
れる事によつて、ブラケツト上面への溶融樹脂の
流れ出しを防止したものである。第6図は上記刷
子保持装置を備えた小型直流モータを示すもの
で、6はモータフレーム、7はロータ、8はモー
タ蓋である。
考案の効果 以上のように本考案は、刷子の保持装置である
樹脂製ブラケツトに相対向して対称に凹凸部を有
する刷子挿入部(刷子挿入溝)を形成することに
よつて、直接ブラケツトの相対向した凸部で刷子
を挟持することができ、刷子組立時のねじれや反
りを防止して、刷子、整流子の接触の安定性を図
ることができる。又、複数の凸部で刷子を挟持し
ているので刷子の保持力の安定性が図れるととも
に、刷子の制振効果の向上につながり長寿命と特
性の向上が図れる。さらに刷子材のみで刷子部が
構成でき、材料費及び加工費の大巾な低減による
コストダウンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の実施例における刷子保
持装置の平面図及び側面図、第2図は同ブラケツ
トの刷子保持部の平面図、第3図は同ブラケツト
への刷子の挿入状態を示す斜視図、第4図は第3
図のx−x′線における断面図、第5図は刷子保持
部における刷子固定工程を示す説明図、第6図は
本考案の実施例の小型直流モータの半断面図、第
7図a,bは従来の刷子保持装置の平面図及び断
面図、第8図は同刷子保持装置を小型直流モータ
に組込みした半断面図である。 1……刷子、2……ブラケツト、2a……凸
部、2b……凹部、2c……刷子挿入溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 金属製板バネよりなる刷子とその刷子を保持
    する樹脂板ブラケツトとを備え、前記樹脂製ブ
    ラケツトには相対向して対称に凹凸部を有する
    刷子挿入部を形成し、2つ以上の相対向した凸
    部で前記刷子を板バネの厚み方向で挟持した刷
    子保持装置。 (2) 樹脂製ブラケツトの刷子挿入部に挿入される
    刷子の圧入挟持部にふくらみ加工を施した実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の刷子保持装
    置。
JP1986178804U 1986-11-20 1986-11-20 Expired JPH0436558Y2 (ja)

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JP1986178804U JPH0436558Y2 (ja) 1986-11-20 1986-11-20

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JPS6383784U JPS6383784U (ja) 1988-06-01
JPH0436558Y2 true JPH0436558Y2 (ja) 1992-08-28

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6342255B2 (ja) * 2014-08-04 2018-06-13 日本電産サンキョー株式会社 ギヤードモータ
JP7229518B2 (ja) * 2019-01-14 2023-02-28 東京パーツ工業株式会社 モータ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59110351A (ja) * 1982-12-15 1984-06-26 Matsushita Electric Works Ltd ブラシレスモ−タ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5694164U (ja) * 1979-12-21 1981-07-27

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JPS59110351A (ja) * 1982-12-15 1984-06-26 Matsushita Electric Works Ltd ブラシレスモ−タ

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JPS6383784U (ja) 1988-06-01

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