JPH07182605A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 閉磁路を構成する磁気ヘッド部４をシールド
ケース２に収納してなり、ネジ部材７ａ，７ｂを介し
て、磁気記録再生装置に取付けられる磁気ヘッド装置１
において、シールドケース２の一側部２ａからネジ孔６
を有する取付台片１１を一体に突設させるとともに、こ
の取付台片１１を上記シールドケース２の一側部２ａの
外面と一定の間隔Ｗ１を保って対向するように折曲した
構成とした。また、上記取付部材１１を別部材として設
け、断面Ｕ字状に形成した構成とした。そして、上記ネ
ジ部材７ａ，７ｂにより深く挿入するようにした。 【効果】 簡単な取付けを行え、取付け強度が強く、し
かも、加工工数の簡略化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッド部をシール
ドケース内に収納してなる磁気ヘッド装置に関し、その
磁気ヘッド装置の磁気記録再生装置本体への取付構造に
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、磁気記録再生装置には、磁気記録
媒体と接触して信号記録用及び／又は再生を行う磁気ヘ
ッド装置が搭載されている。この磁気ヘッド装置１０１
は、例えば図１０に示すように、磁気コア部をコアホル
ダーに固定してなる磁気ヘッド部１０４をシールドケー
ス１０２に組込み固定してなるものである。

【０００３】上記シールドケース１０２は、例えばＮｅ
−Ｆｅ系合金（パーマロイ）を深しぼり加工により薄肉
の方形状に成形されてなる。また、シールドケース１０
２の上面１０２ｂには、窓部１０２ｃが切り欠かれ開口
されている。

【０００４】上記磁気ヘッド部１０４の磁気コア部は、
一対の磁気コア半体が突合わされて磁気ギャップＧが形
成されてなる。そして、磁気ギャップＧは、シールドケ
ース１０２の窓部１０３を介して露出し、記録及び／又
は再生を行うこととなる。

【０００５】そして、上記構成からなる磁気ヘッド装置
１０１を磁気記録再生装置に搭載するには、図１０に示
すように、上記シールドケース１０２の一側部１０２ａ
に直接ネジ孔１０９を形成し、ネジ部材１０３ａ，１０
３ｂにより取り付けるか、または、図１１に示すよう
に、上記シールドケース１０２とは別部材のネジ孔１０
６が形成された取付台片１１１を介してネジ部材１０３
ａ，１０３ｂにより取り付けるのが一般である。なお、
上記取付台片１１１は、パーマロイ等の厚さ１〜２ｍｍ
程度の板材をプレス打ち抜きして成形され、上記シール
ドケース１０２の一側部１０２ａの所定個所に正確に位
置合わせを行った後、スポット溶接にて接合されるのが
通常である。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】ところで、前者のシー
ルドケース１０２の一側部１０２ａに直接ネジ孔１０９
を形成して取付ける方法によれば、磁気記録再生装置に
取付ける工数の短縮・簡易化が図られる利点を有してい
る。しかし、薄肉のシールドケース１０２の一側部１０
２ａにネジ孔１０９を直接形成するため、ネジ孔１０９
の深さを充分確保することができず、ネジ山を多く切れ
ないという問題を有していた。したがって、先端側が先
鋭なネジ部材を使用すると確実な固定が困難で、特殊な
ネジを使用しなければならない不便を有していた。

【０００７】また、磁気ヘッド装置の製造の際にシール
ドケース１０２内に磁気ヘッド部１０４を固定する樹脂
を注入すると、上記ネジ孔１０９から樹脂が漏れてしま
うという問題も有していた。したがって、固定用の樹脂
の漏れを防止するため目止め用のテーピング１１０等を
行うことが必要となり、製造の実際においては、磁気記
録再生装置に取付ける工数の短縮化・簡易化が必ずしも
図られていないのが実情である。

【０００８】他方、後者の取付台片１１１を介して取付
ける方法によれば、ネジ孔１０６の深さをその分は確保
できる利点を有する。しかし、シールドケース１０２と
は別部材により成形される取付台片１１１を必要とする
ため、コストが掛かる欠点を有する。また、取付台片１
１１毎に位置決めを行いスポット溶接するには、他に治
具等を使用して慎重に寸法を規制する必要があり、工数
が多く複雑となる欠点を有する。さらに、上記スポット
溶接では、溶接面に汚れや酸化皮膜・バリ等が存在する
と、溶接部の剥離を生じ、取付け強度の低下を招くとい
う問題を有していた。

【０００９】本発明は、シールドケースを磁気記録再生
装置にネジ部材を介して取付けるに際し、簡易な取付け
が行え、取付強度が強く、しかも、加工工数の簡略化が
行える磁気ヘッド装置を提供することを目的に提案され
たものである。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る磁気ヘッド装置は、閉磁路を構成する
磁気ヘッド部をシールドケースに収納してなり、ネジ部
材を介して、磁気記録再生装置に取付けられる磁気ヘッ
ド装置において、上記シールドケースの一側部からネジ
孔を有する取付台片を一体に突設させた構成とした。

【００１１】また、上記の発明において、上記取付台片
を、上記シールドケースの一側部の外面と一定の間隔を
保って対向するように折曲した構成とした。

【００１２】また、閉磁路を構成する磁気ヘッド部を収
納してなり、ネジ部材を介して磁気記録再生装置に取付
けられるシールドケースと、上記シールドケースの一側
部の外面と接触するネジ孔を有する第１の取付台片部と
上記シールドケースの一側部の内面と接触する第２の取
付台片部とを備え、これらの取付台片部は互いに対向す
るように断面Ｕ字状に折曲形成された取付台片とからな
り、上記取付台板片の第１の取付台片部と第２の取付台
片部とで上記シールドケースの一側部を圧着して、上記
取付台片をシールドケースに固定した構成とした。

【００１３】また、上記の発明において、上記シールド
ケースの一側部に、少なくとも上記ネジ部材が貫通する
幅を有する切り欠き部を形成した構成とした。

【００１４】さらに、上記の発明において、上記断面Ｕ
字状に折曲された取付台片をシールドケース内に磁気ヘ
ッド固定用の樹脂を充填して固定した構成とした。

【００１５】

【作用】本発明において、まず、シールドケースの一側
部に取付台片を一体に形成する上記磁気ヘッド装置にお
いては、ネジ部材を、上記のシールドケースの製造の過
程で該シールドケースに一体に形成される上記取付台片
のネジ孔に挿入係合させる。すると、ネジ部材は、上記
シールドケースの一側部と上記取付台片との間に形成さ
れる一定の間隔に深く挿入されることとなり、簡単かつ
確実にシールドケースを磁気記録再生装置に取付けられ
る。

【００１６】また、断面Ｕ字状の取付台片を別に設けた
上記磁気ヘッド装置においては、まず、Ｕ字状の取付台
片の第１の取付片部と第２の取付片部との間にシールド
ケースの一側部を挿入するようにして、第２の取付片部
を上記シールドケースの一側部に位置させる。次に、上
記第１の取付片部と第２の取付片部とにより、上記シー
ルドケースの一側部を圧着させ固定する。その後、取付
台片のネジ孔にネジ部材を挿入係合させれば、ネジ部材
は、簡単かつ確実にシールドケースを磁気記録再生装置
に取付けられる。

【００１７】さらに、断面Ｕ字状の取付台片を別に設け
た上記磁気ヘッド装置においては、上記シールドケース
の一側部に、少なくとも上記ネジ部材が貫通する幅を有
する切り欠き部を形成して一定の間隔を設けると、上記
断面Ｕ字状の一定の間隔に深く挿入されることとなり、
又、上記シールドケースの一側部を圧着させた後、シー
ルドケース内に磁気ヘッド部の固定用の樹脂を注入して
硬化させることにより、さらに強固に固定される。

【００１８】

【実施例】以下に、本発明の具体的な実施例を図面を参
照して詳細に説明する。なお、ドケースの一側部に取付
台片を一体に形成する上記磁気ヘッド装置を第１の実施
例として、断面Ｕ字状の取付台片を別に設けた上記磁気
ヘッド装置を第２の実施例をして説明する。

【００１９】第１の実施例 第１の実施例の磁気ヘッド装置１は、第１図に示すよう
に、磁気コア部をコアホルダーに固定してなる磁気ヘッ
ド部４をシールドケース２に組込み固定してなるもので
ある。

【００２０】上記磁気ヘッド４の磁気コア部は、一対の
磁気コア半体が突合わせ磁気ギャップＧが形成されてな
る。そして、この磁気ギャップＧは、上記シールドケー
ス２の磁気記録媒体の摺接面に設けられた窓部３を介し
て露出し、記録及び／又は再生を行うこととなる。ま
た、上記磁気ヘッド４のコアホルダーは、上記磁気コア
部の位置決めと、該磁気コア部に他の磁性体が接するこ
とを防止するもので、非磁性金属材料で形成されてな
る。

【００２１】また、上記シールドケース２は、上記磁気
コア部を外部有害磁気等から保護するためのもので、内
部が中空の直方体形状をなし、この上面２ｂは緩やかな
円弧状に形成されている。また、緩やかな円弧状の上面
２ｂの中央部には矩形の切り欠き部３が設けられ、該切
り欠き部３に上記磁気コア部が係合し、上記磁気ギャッ
プＧが露出するようになっている。そして、上記シール
ドケース２の上面２ｂ側に上記磁気記録媒体が走行（図
１中、矢印Ｓで走行方向を示す）することとなる。

【００２２】ここで、上記シールドケース２は、図２に
示すように、製造される。すなわち、まず、Ｎｅ−Ｆｅ
系合金（パーマロイ）等を深しぼり加工により、断面が
凸形状になるように突出させた後、いわゆる端面切りに
より、該凸形状の端部を切断する（図２中、ａに示
す）。このとき、従来のものは、該凸形状の端部を揃え
て切断させるが、本実施例のシールドケース２は、その
一側部２ａに取付台片１１を残して切断する（図２中、
ａに示す）。上記取付台片１１は、本実施例ではシール
ドケース２の一側部２ａの幅と同じ横幅として突設させ
たものであるが、必ずしも同じある必要はなく、取付け
場所に応じて変更してもよい。このように製造されるシ
ールドケース２は、磁気記録媒体の摺接面となる上面２
ｂが緩やかな円弧状に膨出して形成されてなる。

【００２３】次に、上記取付台片１１に、ネジ部材７
ａ，７ｂで磁気ヘッド装置１を磁気記録再生装置本体に
取付けるためのネジ孔６，６を形成する（図２中、ｂに
示す）。なお、磁気記録再生装置本体側の所定個所に
は、上記取付台片１１のネジ孔６，６と対応したネジ孔
が形成された被取付部８が設けられている。

【００２４】次いで、上記ネジ孔が形成された上記取付
台片１１を曲げ加工により上記シールドケース２の一側
部２ａと対向するように折曲する（図２中、ｃに示
す）。このとき、上記折曲される取付台片１１と上記シ
ールドケース２の一側部２ａとは、図３に示すように、
一定の間隔Ｗ１が形成されるように断面Ｕ字状に形成す
る。そして、最後に、上記シールドケース２の上面２ｂ
の中央部に矩形の窓部３を切り欠いて開口する（図２
中、ｄに示す）。

【００２５】上記のように製造されるシールドケース２
内には、図１に示すように、磁気コア部を保持してなる
コアホルダーや巻線、端子等とともに磁気ヘッド部４を
固定する樹脂５を充填する。この固定用の樹脂５が硬化
すると、コアホルダーや巻線、端子等がシールドケース
２内に固定されて組み込まれる。

【００２６】上記のようにコアホルダー等が組み込まれ
たシールドケース２を磁気記録再生装置に取付ける場合
には、図３に示すように、上記取付台片１１のネジ孔６
にネジ部材７ａを挿通係合して、磁気記録再生装置本体
側の所定個所に配された被取付部８に取付ける。

【００２７】このとき、上記取付台片１１と上記シール
ドケース２の一側部２ａとは、断面横Ｕ字形状を呈する
ように一定の間隔Ｗ１が保たれているため、挿通された
ネジ部材７ａは、この間隔Ｗ１によって充分な深さの係
合状態を得ることができる。したがって、例えば、先端
側が先鋭なネジ部材７ａであっても、シールドケース２
の一側部２ａのネジ孔６に充分な取付け強度をもって確
実に磁気記録再生装置に取付けられることとなる。

【００２８】なお、上記第１の実施例では、シールドケ
ース２の磁気記録媒体の走行方向に対し上側となる一側
部２ａに取付台片１１を取付ける場合について説明した
が、本実施例では、図４に示すように、シールドケース
２の左右側（磁気記録媒体の走行方向Ｓの側）の一側部
９を延長して一体に取付台片１１を設けようにしても良
い。

【００２９】第２の実施例 第２の実施例の磁気ヘッド装置１は、上記第１の実施例
がシールドケース２の一側部２ａを延長させて一体に取
付台片１１を設けたものであるのに対し、図５に示すよ
うに、上記シールドケース２とは別部材により取付台片
２１を設けてなるものである。以下、説明の都合上、第
１の実施例と同一部材は同一符号をもって示す。

【００３０】まず、上記シールドケース２は、従来と同
様に、凸形状の端部を揃えて切断させれる。そして、こ
のシールドケース２の一側部２ａには、図６ｃ及び図７
に示すように、切り欠き部１３が長方形状に形成されて
いる。この切り欠き部１３は、ネジ部材７ａ，７ｂを深
く挿入させる役割を果たすもので、図７及び図８に示す
ように、少なくとも、ネジ部材７ａ，７ｂの径よりも広
い横幅を設けてなり、また、縦方向（深さ）に一定の間
隔Ｗ２が設けられるようになされている。

【００３１】また、取付台片２１は、図６ａに示すよう
に、洋白、パーマロイ、鉄等の厚さ１〜２ｍｍ程度の板
材２２を、長方形状にプレス打ち抜きにより成型されて
なる。この取付台片２１の第１の取付片部２１ｂ（図
中、上側）には、ネジ部材７ａ，７ｂで磁気ヘッド装置
１を磁気記録再生装置本体に取付ける際のネジ孔６，６
が形成されている。

【００３２】また、上記取付台片２１の横幅Ｍ１は、図
７に示すように、上記シールドケース２の磁気記録媒体
走行方向の幅Ｍ２よりも若干幅狭に形成され、シールド
ケース２の一側部２ａの内面１４に嵌合され得るように
設定されている。そして、この取付台片２１を断面横Ｕ
字形状にとなるように、中央から折曲する（図６中、ｂ
に示す）。

【００３３】そして、上記構成の取付台片２１をシール
ドケース２の一側部２ａに取付ける場合には、まず、図
６ｂに示すように、Ｕ字形状の取付台片２１間に上記シ
ールドケース２の一側部２ａを挿入するようにして、第
２の取付片部２１ａを上記シールドケース２の一側部２
ａの内面１４に位置させる。この場合、図７に示すよう
に、この取付台片１１の横幅Ｍ１は、磁気記録媒体の走
行方向Ｓの幅Ｍ２よりも若干幅狭に形成されているの
で、シールドケース２の一側部２ａの内面１４に嵌合状
態で位置させることができる。なお、かかる状態におい
て、上記シールドケース２の切り欠き部１３が閉塞され
るため、樹脂５が充填されても、漏れが生じることが防
止される。

【００３４】次いで、図５に示すように、上記取付台片
２１の第１の取付片部２１ｂと第２の取付片部２１ａと
により、シールドケース２の一側部２ａを圧着して強固
に固定する。

【００３５】このとき、図７及び図８に示すように、上
記シールドケース２の一側部２ａに切り欠いた切り欠き
部１３によって一定の間隔Ｗ２が形成される。すなわ
ち、この一定の間隔Ｗ２がネジ溝の深さの役割を果た
し、上記取付台片２１側から挿通されたネジ部材７ａ
は、この間隔Ｗ２によって充分な深さの係合状態を得る
ことができる。したがって、先端側が先鋭なネジ部材７
ａであっても、シールドケース２の一側部２ａのネジ孔
６に充分な取り付け強度をもって確実に磁気記録再生装
置に取付けられることとなる。

【００３６】その後、上記シールドケース２内に、巻
線、端子等とともに磁気ヘッド４の固定用の樹脂５を注
入して硬化させる。そして最後に、シールドケース２の
磁気記録摺動面となる上面２ｂを研磨して磁気ヘッド装
置１が完成する。

【００３７】このようにして、組み込まれたシールドケ
ース２を磁気記録再生装置本体に取付ける場合には、図
８に示すように、上記取付台片２１のネジ孔６にネジ部
材７ａを挿通係合して、磁気記録再生装置本体の被取付
部８に取付ける。

【００３８】なお、上記第２の実施例では、シールドケ
ース２の磁気記録媒体の走行方向に対し上側となる一側
部２ａに上記横Ｕ字状の取付台片２１を取付ける場合に
ついて説明したが、本実施例では、図９に示すように、
シールドケース２の磁気記録媒体の走行方向に対する左
右側の一側部１２に上記横Ｕ字状の取付台片２１を取付
けるようにしても良い。

【００３９】

【発明の効果】本発明において、シールドケースに一側
部に取付台片を一体に形成した磁気ヘッド装置は、上記
シールドケースの一側部からネジ孔を有する取付台片を
一体に突設させるとともに、この取付台片を上記シール
ドケースの一側部の外面と対向するように折曲したもの
であるから、薄肉のシールドケースの一側部において
も、ネジ部材を深く係合できるため、磁気記録再生装置
に強い取付け強度をもって確実に取付けることができ
る。また、上記取付台片によって高精度をもって磁気記
録再生装置に取付けることができ、又、固定用の樹脂の
漏れが防止される等種々の効果を有する。

【００４０】他方、シールドケースとは別に断面Ｕ字状
に折曲された取付台片を設けた磁気ヘッド装置において
は、閉磁路を構成する磁気ヘッド部を収納してなり、ネ
ジ部材を介して磁気記録再生装置に取付けられるシール
ドケースと、上記シールドケースの一側部の外面と接触
するネジ孔が形成された第１の取付台片部と上記シール
ドケースの一側部の内面と接触する第２の取付台片部と
を有し、これらの取付台片部は互いに対向するようにし
て断面Ｕ字状に折曲形成されてなる取付台片とからな
り、上記取付台板片の第１の取付台片部と第２の取付台
片部とで上記シールドケースの一側部を圧着して、上記
取付台片をシールドケースに固定したものであるから、
従来行われていた取付台板片片のスポット溶接等が不要
となる。したがって、組み立て工数の簡略化が図られる
ことは勿論、溶接部の剥離が生じて取付け強度が低下を
招くようなことが完全に防止されて、簡単かつ確実に磁
気記録再生装置に取付けることができる。

【００４１】さらに、上記シールドケースとは別に断面
Ｕ字状に折曲された取付台片を設けた磁気ヘッド装置に
おいては、磁気ヘッド部の固定用の樹脂を注入すれば、
製造の過程を利用して上記取付台片の固定が強固に行
え、また、シールドケースの一側部に切り欠き部を形成
すれば、この間隔によりネジ部材を深く係合できるた
め、磁気記録再生装置に強い取付け強度をもって取付け
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用した磁気ヘッド装置の第一の実施
例を示す分解斜視図である。

【図２】上記実施例のシールドケースの製造工程を示す
斜視図である。

【図３】上記実施例の取り付け状態を示す部分拡大断面
図である。

【図４】上記実施例の他の応用例を示す斜視図である。

【図５】本発明を適用した磁気ヘッド装置の第二の実施
例を示す分解斜視図である。

【図６】上記実施例のシールドケースと取付台片の製造
工程を示す斜視図である。

【図７】図６のＡ−Ａ線拡大断面図である。

【図８】上記実施例の取り付け状態を示す部分拡大断面
図である。

【図９】上記実施例の他の応用例を示す斜視図である。

【図１０】従来の磁気ヘッド装置の分解斜視図である。

【図１１】従来の他の磁気ヘッド装置の分解斜視図であ
る。

【符号の説明】

１・・・磁気ヘッド装置 ２・・・シールドケース ２ａ・・・シールドケースの一側部 ４・・・磁気ヘッド部 ５・・・樹脂 ６・・・ネジ孔 ７ａ，７ｂ・・・ネジ部材 １４・・・シールドケースの一側部の内面 １５・・・シールドケースの一側部の外面 １１，２１・・・取付台片 １３・・・切り欠き部 ２１ａ・・・取付台片の第１の取付片部 ２１ｂ・・・取付台片の第２の取付片部 Ｗ１，Ｗ２・・・一定の間隔

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 閉磁路を構成する磁気ヘッド部をシール
   ドケースに収納してなり、ネジ部材を介して、磁気記録
   再生装置に取付けられる磁気ヘッド装置において、 上記シールドケースの一側部からネジ孔を有する取付台
   片を一体に突設させたことを特徴とする磁気ヘッド装
   置。
2. 【請求項２】 上記取付台片を、上記シールドケースの
   一側部の外面と一定の間隔を保って対向するように折曲
   したことを特徴とする請求項１記載の磁気ヘッド装置。
3. 【請求項３】 閉磁路を構成する磁気ヘッド部を収納し
   てなり、ネジ部材を介して磁気記録再生装置に取付けら
   れるシールドケースと、 上記シールドケースの一側部の外面と接触するネジ孔を
   有する第１の取付台片部と上記シールドケースの一側部
   の内面と接触する第２の取付台片部とを備え、これらの
   取付台片部は互いに対向するように断面Ｕ字状に折曲形
   成された取付台片とからなり、 上記取付台板片の第１の取付台片部と第２の取付台片部
   とで上記シールドケースの一側部を圧着して、上記取付
   台片をシールドケースに固定したことを特徴とする磁気
   ヘッド装置。
4. 【請求項４】 上記シールドケースの一側部に、少なく
   とも上記ネジ部材が貫通する幅を有する切り欠き部を形
   成したことを特徴とする請求項３記載の磁気ヘッド装
   置。
5. 【請求項５】 上記断面Ｕ字状に折曲された取付台片を
   シールドケース内に磁気ヘッド固定用の樹脂を充填して
   固定したことを特徴とする請求項３記載の磁気ヘッド装
   置。