JPH0696330B2 - 表裏で光学特性が異なる透視材の製造方法 - Google Patents

表裏で光学特性が異なる透視材の製造方法

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JPH0696330B2
JPH0696330B2 JP11503986A JP11503986A JPH0696330B2 JP H0696330 B2 JPH0696330 B2 JP H0696330B2 JP 11503986 A JP11503986 A JP 11503986A JP 11503986 A JP11503986 A JP 11503986A JP H0696330 B2 JPH0696330 B2 JP H0696330B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M3/00Printing processes to produce particular kinds of printed work, e.g. patterns
    • B41M3/008Sequential or multiple printing, e.g. on previously printed background; Mirror printing; Recto-verso printing; using a combination of different printing techniques; Printing of patterns visible in reflection and by transparency; by superposing printed artifacts

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、表から見たときと裏から見たときで明暗や色
などの光学特性が異なる透視材の製造方法に係わる。
(従来の技術) 従来の表裏で光学特性が異る透視材の製造方法につき以
下に述べる。
従来にも実開昭57年14101号公報(名称:迷彩透視材)
においてすでに表から見たときと裏から見たときの光学
特性が異なる透視材は公知である。この公報による表裏
で光学特性が異なる透視材の製造方法は、各層を所望の
図形である微細パターンを用いて各々光学特性の違い、
かつ隠蔽力のある二つのインキを重ねて印刷し、この様
な表裏で光学特性が異なる透視材を製造していた。ま
た、特開昭56年153302号公報や特開昭56年153303号公報
や特開昭56年150703号公報に示される様な写真露光法に
よって二つのインキが最終的に重なって残る様にする製
造方法も公知となっている。
(発明が解決しようとする問題点) 上述の様な重ね印刷法や写真露光法による表裏で光学特
性が異なる透視材にも欠点があったので、以下詳述す
る。
まず、重ね印刷法においては、第一の溶剤性インキによ
り印刷された第一の溶剤性インキ層のパターンと第二の
溶剤性インキにより印刷された第一の溶剤性インキ層の
パターンとの位置合わせが難しい。従って完成した透視
材を基板側より見ると、第一の溶剤性インキ層のみなら
ず第一の溶剤性インキ層とずれを生じた第二の溶剤性イ
ンキ層が見えることとなる。このとき、第一の溶剤性イ
ンキ層と第二の溶剤性インキ層の光学特性が異なってい
る為に第一の溶剤性インキ層に対して第二の溶剤性イン
キ層が非常に目立つ状態が生じる。また、基板の反対側
よりこの透視板を見る場合においても同様に印刷がずれ
た部分において第二の溶剤性インキ層が見えることとな
る。この様なことが生じるのは、印刷法では完全に一致
したパターンを設けることが非常に困難なことによる。
この様な事は、写真露光法を用いることにすれば防止で
きる。しかしながらこの写真露光法においてはレジスト
を塗布し、露光し、現像するという工程が必要であり、
この工程が長くなり、また、多くの設備を必要としてい
た。また感光性樹脂は種類も多くなく、従って色彩性や
光透過性から見て充分な樹脂を求める事は難しく、しか
も他の樹脂に比べれば高価であり実用的ではない。
(問題を解決する為の手段) 上述した問題点を解決する為、後述の剥離処理で溶解で
きる様な水溶性インキを基板上へ印刷することで透視部
と非透視部を水溶性インキがある部分とない部分という
形で予め区別しておき、この上より透視部たるべき部分
か非透視部たるべき部分か拘りなくベタを含む任意の図
柄のパターンでインキを少なくとも二回以上印刷する。
最後に、この様な印刷した基板とインキの全体に対して
透視部たるべき部分の各インキ層を除去する様に剥離処
理を行なう。
(作 用) 水溶性インキは、剥離工程を経ると溶解する。それに対
し溶剤性インキは剥離工程を経ても溶解することはな
い。従って溶剤性インキが直接基板上に形成されている
ところでは剥離工程を経ても基板より剥れることはな
い。それに対して、溶剤性インキが基板と水溶性インキ
を介して形成される場合には剥離工程を経ると、支持さ
れるべき水溶性インキが溶けてしまう為に、溶剤性イン
キが基板より剥れる。しかも溶剤性インキが二層以上の
構成をとったとしても各々の層は別個に剥れず一緒に剥
れる。透視部たるべき剥離部分と非透視部たるべき剥離
しない部分とがはっきり分かれ、境界部でも特定層のみ
が残るということがなくなった。
(実施例) 本発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明する。第1
図乃至第5図は、本発明による製造方法を工程順に示し
た断面図である。
厚さ80μのPETからなる基板(11)の一方の面に直径1mm
で間隔1mmの水玉模様のネガパターンを、水溶性インキ
(東洋インキ製造(株)SSVMAQレジスト(W)を使って
シルクスクリーン印刷をし水溶性インキ層(12)を設け
た。シルクスクリーンは250メッシュでインキの厚さは2
0μである。この上に一方から表現したい図柄を二液反
応型インキである溶剤性を使って250メッシュのシルク
スクリーンで厚さ22μ印刷し第一のパターンインキ層
(13)を形成した。この溶剤性インキは東洋インキ製造
(株)のSS16−000シリーズで、予めインキ100部に東洋
インキ製造(株)のSSUR100B添加剤10部の割合で良く混
合しておいたものである。更にこの上に、同様のインキ
を白そして黒それぞれ25μ、10μを250メッシュのシル
クスクリーンで全面に印刷し第一の全面インキ層(14)
と第二の全面インキ層(16)を形成した。さらにこの上
に逆方向から表現したい図柄を同様のインキを使って25
0メッシュのシルクスクリーンで厚さ15μ印刷し第二の
パターンインキ層(16)を形成した。これを超音波洗浄
器で15分洗浄することで水溶性インキ層(12)より上部
の各インキ層(12)(13)(14)(15)(16)が剥膜さ
れ、表裏で光学特性が異なる透視材が得られる。この透
視材を基板側から見ると、透視部と第一のパターンイン
キ層(13)と第一の全面インキ層(14)のみが見え、第
二の全面インキ層(15)と第二のパターンインキ層(1
6)は全く見れない。また、同様にインキ層側から見る
と、透視部と第二のパターンインキ層(16)と第二の全
面インキ層(15)のみが見え、第一の全面インキ層(1
4)と第一のパターンインキ層(13)は全く見えない。
従って、表裏で光学特性が異なるものとなる。また、一
般的に第一のパターンインキ(13)と第二のパターンイ
ンキ(16)はパターンが別なので、表裏により別な図柄
を表わすことが可能である。
もちろん、上述の実施例は一実施例に過ぎないので、こ
れにかかわらず、印刷法はシルクスクリーン以外でも、
グラビア印刷法、凸版印刷法でも良く、また、インキの
色も各々自由に選択でき、第一の溶剤性インキと第二の
溶剤性インキに隠蔽力があれば、白や黒に限らず種々利
用でき、特にパターンインキ層は層数も限られることも
なく、隠蔽力も必ずしも必要ない。
(発明の効果) 本発明により、表裏一方にのみ見えるべき図形の一部が
反対側に漏れて見えることがなくなり、しかも工程も簡
易になり、しかも材質に制限がなくなった。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は、本発明による製造方法を工程順に
示した断面図である。 (11)……基板、(12)……水溶性インキ層、(13)…
…第一のパターンインキ層、(14)……第一の全面イン
キ層、(15)……第二の全面インキ層、(16)……第二
のパターンインキ層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上の透視部たるべき部分に水溶性イン
    キで印刷を施す工程と、上記基板全面に隠蔽力がある第
    一の溶剤性インキで印刷を施す工程と、上記基板全面に
    隠蔽力がありしかも上記第一の溶剤性インキと光学特性
    が異なる第二の溶剤性インキで印刷を施す工程と、上記
    基板に対する透視部たるべき部分の全てのインキ層を剥
    離する工程を、少なくとも具備する表裏で光学特性が異
    なる透視材の製造方法。
  2. 【請求項2】上記水溶性インキで印刷を施す工程と上記
    第一の溶剤性インキで印刷を施す工程との間に所望の図
    柄の溶剤性インキで印刷を施す工程を行なう特許請求の
    範囲第1項記載の表裏で光学特性が異なる透視材の製造
    方法。
  3. 【請求項3】上記第二の溶剤性インキで印刷を施す工程
    と上記剥離工程との間に所望の図柄の溶剤性インキで印
    刷を施す工程を行なう特許請求の範囲第1項もしくは第
    2項記載の表裏で光学特性が異なる透視材の製造方法。
JP11503986A 1986-05-20 1986-05-20 表裏で光学特性が異なる透視材の製造方法 Expired - Lifetime JPH0696330B2 (ja)

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JPS62270377A JPS62270377A (ja) 1987-11-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH085245B2 (ja) * 1986-09-12 1996-01-24 大日本印刷株式会社 印刷物及びその製造方法
JPH01159285A (ja) * 1987-12-17 1989-06-22 Murata Kinpaku:Kk 透視性印刷物の製造方法
GB9521797D0 (en) 1995-10-24 1996-01-03 Contra Vision Ltd Partial printing of a substrate
WO1998017480A1 (en) * 1996-10-24 1998-04-30 Contra Vision Limited Method for forming durable images on substrates
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