JP2540862B2 - 表裏で光学特性が異なる透視材の製造方法 - Google Patents

表裏で光学特性が異なる透視材の製造方法

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、表から見たときと裏から見たときの光学特
性を異にする透視材の製造方法であって、転写法を用い
て製造する方法に関する。
(従来の技術) このような透視材の製造方法は、透視材の表側あるい
は裏側から観察される着色層や隠蔽層をそれぞれ構成す
る所望の図形を網ドットパターンなど微細パターンに分
解したパターンを用い、光学特性(透過率、反射率、色
相等)を各々相違させ、且つ隠蔽力のある層を中間に介
在させて、あるいはそれぞれ隠蔽力のある2種のインキ
を重ね刷りして製造する方法があり、例えば実開昭57−
14101号公報に開示されている。また、写真露光法によ
る製法としては、特開昭56−150703、特開昭56−15330
2、特開昭56−153303号各公報が開示されている。例え
ば、透明基板4の不透過部分6として形成される微細パ
ターン3(隠蔽層)の表裏に対して微細着色パターンで
ある第1着色層1、第2着色層2の互いの表裏見当合わ
せが必要であり、高度な印刷精度が要求される。また、
写真法(フォトリソ法)では露光における原版の重ね焼
きにおける画像の位置決め精度が要求されるものであ
る。
(発明の目的) 本発明は、従来の製造方法とは異なる転写方式を用い
て透視材を製造する方法であり、高度な見当合わせを要
せず、透視材として必要な透過部分5と不透過部分6か
らなる無地網状ドットなどの微細パターンを、製造工程
の最終工程で転写方式によって形成し、該不透過部分に
隠蔽層設け、その表裏に異なる光学特性の着色層を積層
形成した透視材を、本来表裏いずれか一方側のみに見え
るべき透視材の図柄の一部が、両側から見えてしまうよ
うな見当ずれの発生がなく、容易にしかも簡便に精度よ
く透視材を製造することができるようにすることを目的
とするものである。
(発明の構成) 本発明は、樹脂フィルム等の転写基材上に少なくとも
第1着色層、隠蔽層、あるいは第1着色層、隠蔽層、第
2着色層をこの順に積層し、一方、ガラス等の透明被転
写基板上に接着層あるいは前記第2着色層とすべく着色
された接着層を適宜微細パターン状に形成し、前記転写
基材の着色層形成側と、前記被転写基板の接着層あるい
は着色接着層とを重ね合わせて接着した後、該転写基材
側を剥離して、被転写基板上に前記接着層に対応した適
宜微細パターンを形成することを特徴とする表裏で光学
特性が異なる透視材の製造方法である。
次に本発明方法の一実施例を製造工程に従って詳細に
説明する。まず第1図(a)セロファン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナ
イロン等の単体又はそれらの複合フィルム等を用いた転
写基材7上に、印刷方式あるいはフォトリソ方式により
第1着色層8を形成する。ここで着色層8は全面がベタ
状であっても、あるいは適宜図柄(ハーフトーンあるい
はコンティニアストーンにて階調再現された絵柄、ある
いは線画絵柄等)であってもよい。第1着色層の材質と
しては例えば、通常印刷インキ、あるいは水性または油
性の着色感光性樹脂である。次に第1着色層8上にホワ
イト印刷インキ等によりベタ状に全面隠蔽層9を印刷方
式あるいはコーターにより塗布形成する。次に、その上
より第2着色層10(ベタ状、階調絵柄、線画絵柄等)を
印刷方式又はフォトリソ方式により形成する。第1着色
層と第2着色層は、異なる構図、色彩を用いて形成する
ものであるが、勿論同一の構図、色彩を使用することを
否定するものではない。
一方、第1図(b)透視材の基板となるガラス等の透
明基板11上に必要に応じて前記第2着色層10のインキに
対して活性の少ない樹脂を全面に塗布した後、グラビア
方式、オフセット方式、スクリーン方式等により油性溶
剤性接着剤(塩酢ビ共重合樹脂、アクリル、ゴム系、ウ
レタン系、エポキシ系、尿素系、メラミン系、ポリエチ
レンクロライド系その他、単体又はこれらの複合体の接
着剤、あるいは顔料等着色量無添加のインキ)を使用し
て微細無地網パターン(例えば60線/インチ〜150線/
インチ、あるいはそれ以下又はそれ以上の線数のドッ
ト、格子状パターン)状に接着層12を形成する。該接着
層12の膜厚は5μm前後が適当である。次に第2図、該
基板11の接着層12側と前記転写基材7の着色層形成側と
を重ね合わせ、着色層8、10の融点以下の温度(100℃
前後あるいはそれ以下)で加熱しながら、加圧して、第
2着色層10と接着層12とを接着する。そして第3図、転
写基材7側を基板11より剥離して、前記接着層に対応し
た第1着色層8、隠蔽層9、第2着色層10からなる微細
積層パターンを基板11上に転写して、第4図のような透
視材を製造するものである。
次に本発明方法の他の実施例を詳細に説明する。まず
第5図(a)転写基材7上に、第1着色層8を形成し、
次にその上より隠蔽層9をベタ状に積層する。一方、第
5(b)透明な被転写基板11上に第2着色層と接着層12
とを兼ねる着色された接着層13(着色インキ等)を微細
ドットパターン状に印刷方式により形成する。そして、
該被転写基板11の着色接着層13側と、前記転写基材7の
第1着色層8、隠蔽層9形成側とを重ね合わせて、例え
ば隠蔽層9の融点以下の温度に加熱加圧して接着した
後、転写基材7側を剥離して、第6図のような被転写基
板上に微細な積層パターンの形成された透視材を製造す
るものである。このようにして製造された透視材のパタ
ーン形成側には、例えば透明な樹脂の保護被膜を全面に
被覆するようにしてもよい。
また、本発明方法としては、第7図被転写基板11上に
全面に、ポリビニルアルコール等の水溶性の感光性樹脂
を主体とする透明あるいは第2着色層形成用として着色
されたネガタイプの感光性樹脂総14を塗布した後、該樹
脂層14上と第1図(a)に示した第1着色層8、隠蔽層
9、第2着色層10を形成した転写基材7、あるいは第5
図(a)に示した第1着色層と隠蔽層とを形成した転写
基材7の該着色層形成側とを重ね合わせ、被転写基板11
側より微細パターンのネガ原画15を重ね合わせて適宜ド
ットパターン、格子パターンなど無地網の微細パターン
を紫外線露光した後、水性溶剤中に浸漬して未露光部分
の感光性樹脂層14を溶解し、転写基材7を剥離して、被
転写基板上に無地網状の微細積層パターンを形成するも
のである。
(発明の作用) 本発明方法は、転写基材7上に第1着色層8、隠蔽層
9、第2着色層10をベタ状に設け、一方、被転写基板11
上に、微細無地網状パターン(全面同一の線数と比率の
網点、あるいは適宜線数あるいは比率の網点を各種取り
入れた網点など)の接着層12を形成し、該接着層と前記
転写基材7の積層された着色層とを重ね合わせて接着し
た後、転写基材7を剥離して、基板11上に、隠蔽層を介
して表裏で光学特性が異なる着色層を積層した不透過部
分と透過部分からなる微細積層着色パターンを形成する
ものであり、各着色層はベタ状に形成した後に接着層に
対応して転写方式により微細パターン状に形成するた
め、何ら第1着色層、隠蔽層、第2着色層など積層相互
の表裏印刷見当合わせ、あるいは露光における微細パタ
ーンの相対的な位置決め操作の必要がない。
(発明の効果) 本発明方法は、表裏で光学特性が異なる透視材の製造
において、基板上に形成される微細パターンの不透過部
分を構成する積層着色層を、転写方式を用いてパターン
形成するものであり、透視材製造工程において部分的に
印刷方式あるいは露光方式を用いるにしても、従来のよ
うな高い精度の見当合わせを必要としないものであり、
従って表裏で光学特性が異なる透視材を、積層着色層に
色ずれを生じさせることなく簡便にして容易に製造する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図及び第4図は本発明方法の一実
施例の製造工程を説明するための透視材の断面図、第5
図及び第6図は印刷法及び転写法を用いた本発明方法の
他の実施例の製造工程を説明するための透視材の断面
図、第7図は写真法及び転写法を用いた本発明方法の他
の実施例の製造工程を説明するための断面図、第8図は
従来の写真法あるいは印刷法により製造した透視材の断
面図である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂フィルム等の転写基材上全面に少なく
    とも第1着色層、隠蔽層、あるいは第1着色層、隠蔽
    層、第2着色層をこの順に積層し、一方、ガラス等の透
    明被転写基板に、接着層あるいは前記第2着色層とすべ
    く着色された接着層を無地網ドットパターン、格子パタ
    ーン等適宜微細パターン状に形成し、前記転写基材の着
    色層形成側と、前記被転写基板の接着層あるいは着色さ
    れた接着層とを重ね合わせて接着した後、該転写基材側
    を剥離して被転写基板上に前記接着層形成パターンに対
    応する微細積層パターンを形成することを特徴とする表
    裏で光学特性が異なる透視材の製造方法。
  2. 【請求項2】前記被転写基板に前記接着層あるいは前記
    着色された接着層を印刷方式又はフォトリソ方式により
    形成する特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】前記被転写基板にポリビニルアルコール等
    水溶性感光性樹脂製の接着層あるいは第2着色層とすべ
    く着色された同製の接着層を全面塗布形成し、該塗布面
    と前記転写基材の着色層側とを重ね合わせて加熱又は/
    及び加圧して接着した後、被転写基板側より露光手段を
    用いて無地網ドットパターン、格子パターン等適宜微細
    パターンを紫外線露光して接着層に硬化域と未硬化域の
    パターンを形成し、水性溶剤中に浸漬して未硬化域を溶
    解した後、該転写基材側を剥離して被転写基板上に硬化
    域に対応する微細積層パターンを形成することを特徴と
    する表裏で光学特性が異なる透視材の製造方法。
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