JPH0790660B2 - 装飾表示用パネルの製造方法 - Google Patents

装飾表示用パネルの製造方法

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JPH0790660B2
JPH0790660B2 JP62164696A JP16469687A JPH0790660B2 JP H0790660 B2 JPH0790660 B2 JP H0790660B2 JP 62164696 A JP62164696 A JP 62164696A JP 16469687 A JP16469687 A JP 16469687A JP H0790660 B2 JPH0790660 B2 JP H0790660B2
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顕至 飯塚
康晴 長友
英雄 小野寺
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、装飾表示パネルであって、例えば表から見た
ときと裏から見たときの文字、絵柄色調等の光学特性を
異にする透視パネルの製造方法に関する。
(従来の技術) 従来、表裏で異なる光学特性を備えた装飾表示パネルと
して、パルネ基板上に微細表示パターンを形成する場合
は、印刷方式、転写方式、エッチング方式等によって製
造する方法がある。例えば、転写方式の場合は、転写基
材上に順次各微細パターン形成用の着色パターン、ある
いは着色表示の着色層を積層して、転写用シートを作成
し、該転写用フィルムを、透明、半透明の被転写基板上
に重ね合わせて加圧、加熱転写して、微細パターンを形
成するものである。そのため、積層転写基材の製造工
程、該転写基材の被転写基板への位置合わせ等重ね合わ
せ工程、及び加圧、加熱操作を伴なう転写基材の剥離工
程等、複雑な製造工程を必要とする。
(発明の目的) 本発明方法は、基板にリフトオフ用の連続した微細パタ
ーン状の剥離層と着色層とを順次積層して一体化した
後、基板よりネガの微細パターン状の剥離層を剥離する
ことによって基板上にポジの積層微細パターンを形成す
ることができるものであって、パターンを形成する場合
は、連続するネガの微細パターン状の剥離層を基板より
剥離して該剥離層より上側の積層構造をリフトオフする
ことによって透視部分を形成し、容易に表示パネルを得
ることができるもので、剥離前においては、剥離層は表
示用パネルを保存しておく場合のパネル上の着色積層構
造体の表面保護フィルムとしての機能を備え、また、表
示パネルとして使用する場合は、直ちに、手指によって
簡単にリフトオフ剥離層を剥離することによって装飾表
示パネルを作成でき、装飾用あるいは展示表示用などの
使用に供することができるようにすることを目的とする
ものである。
(発明の構成) 本発明は、有色又は無色にして透明又は半透明の基板上
に、この基板から剥離容易で且つ網点、格子、線状、砂
目等のネガ状の無地網等の連続微細パターン状剥離層
と、文字、図案、絵柄等を表示した画像状の第1着色層
と、白色あるいは明色乃至暗色の下地隠蔽層と、前記第
1着色層と同一又は異なる文字、図案、絵柄等を表示し
た画像状の第2着色層とをこの順に積層し、 次に上記剥離層と共にこの剥離層上に積層された第1着
色層、下地隠蔽層及び第2着色層を基板上から剥離除去
して、上記連続微細パターンを反転したパターンの第1
着色層、下地隠蔽層及び第2着色層を基板上に残存させ
ることを特徴とする装飾表示用パネルの製造方法であ
る。
本発明の一実施例を図面に従って詳細に説明する。
第1図は、本発明の一実施例であり、ポリ塩化ビニール
等の基板1上に、該基板に対して接着力の少ない且つ適
度な引張強度を備えた樹脂により、丸型あるいはハニカ
ム型網点のネガ状の無地網パターン剥離層2をシルクス
クリーン方式により形成する。そのパターンを形成した
基板1に通常インキ(例えばオフセットインキ、グラビ
アインキ、スクリーンインキ)により、通常印刷方式で
1色又は複数色の文字、絵柄の印刷を行なう。これを第
1着色層3とする。次にその上に白色あるいは明色イン
キ(青、緑、黄色、白と赤の混色インキ等)によりベタ
状に隠蔽層4を印刷する。これにより第1着色層3は隠
蔽される。隠蔽層4は、2層構成あるいはそれ以上の積
層構成とすることが可能であり、それぞれ異なる色(例
えば白色層と明色層)とすることができる。次にその上
より1色又は数色のベタ、文字、絵柄等の印刷を行な
う。これを第2着色層5とする。第1着色層及び/又は
第2着色層は、画線物又はハーフトーン物のいずれであ
ってもよい。このようにして、第2着色層5を形成した
上より、必要に応じて透明樹脂による保護層6をシルク
スクリーン方式あるいはコーティングする。前記剥離層
2の樹脂は、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリプロ
ピレン樹脂等の樹脂のいずれかを主体とする混合樹脂、
あるいはアクリル樹脂、ポリプロピレン樹脂にシリコー
ン油を混入させたものでもよい。しかし、乾燥した後に
おいて引張強度のある樹脂を使用し、層の厚さは適宜調
整する必要がある。また透明あるいは着色されていても
よい。例えばアクリルゴム系樹脂を混合使用することに
よって引張強度を強めることができる。また、本発明方
法としては、印刷方式により剥離層2を形成する他に、
規則的多数の微細な角型孔、円型孔を穿設した樹脂フィ
ルム、金属箔を基板1に重ね合わせて、順次着色層、隠
蔽層等を積層印刷するようにしてもよい。このようにし
て、第1図の積層構造体を備えた装飾表示用パネルが形
成される。基板1に対する微細パターン剥離層2の接着
力は小さい。本発明方法により装飾表示用パネルを作成
する場合は、ネガ状の微細パターンの剥離層2によって
基板1より該ネガ状の微細パターン部分をリフトオフし
て透視部9を形成するもので、第2図はその側面図であ
る。剥離層2をリフトオフすることによって該層より上
側にあるネガの積層微細パターン部分は基板1より剥離
し、第1着色層3部分は基板1に対して接着力があるた
め基板1上に残留し、該着色層3の接着力と略同じ接着
力を備えるそれぞれ隠蔽層4と第2着色層5は、着色層
3側に残留し、基板1にポジの積層微細無地網パターン
8が形成される。このようにして、装飾表示パネルを形
成することができる。本発明装飾表示用パネルは、基板
1よりネガ画像の微細パターンの剥離層2部分をリフト
オフして、基板1上に第1着色層3、隠蔽層4、第2着
色層5からなるポジの積層微細パターン8が形成され、
リフトオフした部分は透視部9が形成される。微細パタ
ーン8の隠蔽層4の表裏には該隠蔽層4全面あるいは表
示内容によっては部分的に第1着色層、第2着色層が形
成される。第3図は、基板1上に周辺余白部を残して剥
離層2、第1着色層3、隠蔽層4、第2着色層5を順次
積層して形成した本発明装飾表示用パネルの一実施例の
平面図である。
本発明は、第4図に示すように表示用パネル基板1に形
成した第1着色層3、隠蔽層4、第2着色層5の形成領
域の外周囲に沿って、あるいは該周囲の適当な1〜数個
所に、外側に剥離層2を延設して引剥片7を設けること
ができる。引剥片7部分は、ベタ状に形成してもよい。
ポリ塩化ビニール樹脂基板1に、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリエステル樹脂なとの剥離層2を延設して
引剥片7を設けることによって、まず、引剥片7部分を
手指で摘んで、基板1より引き離した後、該引剥片7を
引張り上げながらそれと連続するネガ状の微細パターン
の剥離層2部分を基板1側よりリフトオフするものであ
る。第5図は引剥片7部分のL−L断面図である。第5
図(a)は、ポリ塩化ビニール樹脂基板1上に引剥片7
を直接形成したものである。第5図(b)は、基板1上
に離型層11を介して引剥片7を形成したものである。離
型層11はシリコーン樹脂を使用することができる。
(発明の作用) 本発明は、基板1上に連続した微細パターンの剥離層2
を積層し、その上に隠蔽層を介して第1着色層と第2着
色層を積層した積層構造体を形成するものであり、基板
1上の該基板と接着力の小さい微細パターン剥離層2を
リフトオフして、前記剥離層の微細パターンに対して反
転した関係にある不透過部分の微細表示パターン8と透
過部分9の形成された表示パネルを得ることができるも
のであり、特に微細パターン積層相互の表裏印刷見当合
わせなどの位置決め操作を必要としない。又、本発明パ
ネルは、そのまま保存しておく場合、剥離層2を引き剥
がさずにそのままの状態で保存しておくことによって、
剥離層2が保護膜としての作用を有する。又、保護層6
は黒インキあるいはアルミ蒸着などの光遮断層とするこ
とによって着色層の顔料耐光性を補強することが可能で
ある。そして使用に供する場合に、剥離層2を剥離して
基板1上に微細パターン8部分を形成し、装飾表示パタ
ーンのある表示パネルを呈示して、展示用、公告表示
用、あるいは通路標識等とすることができる。また、基
板1に対して剥離層2を無地網の微細パターン状に形成
し、しかも予め部分的にベタ状にポジ、ネガの文字、絵
柄等を施すことによって、剥離前は、予め形成されてい
る微細パターン剥離層2に表示されている前記文字、絵
柄など表示パターン8の内容を待ったく判別することが
できないので、例えば、抽選用のチケットやカードなど
に応用するなどの各種展開が可能である。
(発明の効果) 本発明方法は、装飾表示用パネルとして、透明、半透明
基板に積層された第1着色層及び第2着色層によって、
表裏からそれぞれ第1着色層と2着色層とを別々に観視
することができ、又、遠方から見た場合は、微細パター
ンの存在を確認することが困難であり、あたかも、透
明、半透明の基板に着色表示された文字、絵柄等の印刷
された表示パネルとして観視できるものである。そし
て、基板上に直接接したマスクとしての下層の剥離層自
体を剥離するリフトオフ方式であるため、印刷方式なと
によって、基板上にマスク剥離層を形成し、順次インキ
等着色量を印刷積層したものをリフトオフするだけで、
きわめて容易に作成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装飾表示用パネルの一実施例の断面図、
第2図は第1図をリフトオフして表示パネルとして作成
した状態の断面図、第3図は本発明表示用パネルの平面
図、第4図は本発明の他の実施例の平面図、第5図は第
4図のL−L断面図である。 1……基板、2……マスク剥離層 3……第1着色層、4……隠蔽層 5……第2着色層、6……保護層 7……引剥片、8……微細表示パターン 9……透視部 10……リフトオフパターン 11……離型層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−111694(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】有色又は無色にして透明又は半透明の基板
    上に、この基板から剥離容易な連続微細パターン状剥離
    層と、画像状の第1着色層と、白色あるいは明色乃至暗
    色の下地隠蔽層と、前記第1着色層と同一又は異なる画
    像状の第2着色層とをこの順に積層し、 次に上記剥離層と共にこの剥離層上に積層された第1着
    色層、下地隠蔽層及び第2着色層を基板上から剥離除去
    して、上記連続微細パターンを反転した微細表示パター
    ンの第1着色層、下地隠蔽層及び第2着色層を基板上に
    残存させることを特徴とする装飾表示用パネルの製造方
    法。
JP62164696A 1987-07-01 1987-07-01 装飾表示用パネルの製造方法 Expired - Lifetime JPH0790660B2 (ja)

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