JP2018012197A - 多色印刷物及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材上の情報を印刷層により隠蔽した多色印刷物であって、従来のスクラッチカードと同様に使用者が情報を隠蔽している印刷層を容易に除去して上記情報を可視化することができ、除去した印刷層の削りかすが使用者の手指やその周辺に付着しない多色印刷物を提供する。【解決手段】基材1上に、互いに印刷パターンが異なるシアン層2、マゼンダ層3、イエロー層4を印刷してなる多色印刷物において、上記シアン層2、マゼンダ層3、イエロー層4のうち、少なくとも一層をプラスチック消しゴムで擦過することによって除去可能な印刷層とし、少なくとも一層をプラスチック消しゴムで擦過しても除去不可能な印刷層とする。【選択図】図2

Description

本発明は、複数色の印刷層を有する多色印刷物に関し、特に消しゴムを擦過することによって絵柄を変化させることができる多色印刷物に関する。
従来、くじや抽選券、プリペイドカードなどにおいて、基材上に印刷された情報を遮蔽層で覆って遮蔽し、使用者が必要時に該遮蔽層を爪やコインなどで削り取って遮蔽されていた印刷層を可視化するスクラッチカードのような多色印刷物が知られている。例えば、特許文献1には、遮蔽層として熱可塑性樹脂中に金属粉末等の不透明粒子を混合分散させた層や、金属蒸着膜を用いたスクラッチカードが開示されている。
特開2007−15204号公報
従来のスクラッチカードは、遮蔽層の削りかすが細かく、該削りかすが使用者の手指や遮蔽層のスクラッチに用いられたコイン、スクラッチカード周辺に付着してしまうといった問題があった。
本願発明の課題は、基材上の情報を印刷層により隠蔽した多色印刷物であって、従来のスクラッチカードと同様に使用者が情報を隠蔽している印刷層を容易に除去して上記情報を可視化することができ、除去した印刷層の削りかすが使用者の手指やその周辺に付着しない多色印刷物を提供することにある。
本発明の第1は、基材と、該基材上に配置された互いに色相と印刷パターンが異なる第1印刷層及び第2印刷層と、を少なくとも具備する多色印刷物(1)であって、
前記第1印刷層がプラスチック消しゴムで擦過しても除去不可能であり、
前記第2印刷層がプラスチック消しゴムで擦過することによって除去可能であり、
前記プラスチック消しゴムで擦過することにより、絵柄が変化することを特徴とする。
上記本発明の多色印刷物(1)においては、以下の構成を好ましい形態として含む。
(2)前記第1印刷層が、紫外線硬化型インキの硬化物であり、前記第2印刷層が、酸化重合型インキの硬化物である。
(3)上記(2)において、前記第2印刷層が、ワックスの固形分を4質量%以上20質量%以下含有する。
(4)上記(2)又は(3)において、旧JIS P 8130に準じて測定される、前記基材の吸油度が500秒以上である。
(5)上記(4)において、前記基材が前記第1印刷層及び第2印刷層を配置した側の表面にバリア層を有する。
(6)上記(2)又は(3)において、旧JIS P 8130に準じて測定される、前記基材の吸油度が500秒未満であり、
前記第1印刷層と前記第2印刷層とが少なくも一部で重なっており、
前記第1印刷層と前記第2印刷層とが重なった領域では、前記第1印刷層が基材側に配置されている。
(7)上記(1)〜(6)において、前記第1印刷層及び前記第2印刷層とは互いに色相及び印刷パターンが異なる第3印刷層を具備している。
(8)上記(7)において、前記第1印刷層、第2印刷層、第3印刷層の色相の組合せが、シアン、マゼンダ、イエローの組合せである。
(9)上記(1)〜(8)において、前記印刷パターンが網点状である。
本発明の第2は、上記(2)の多色印刷物の製造方法(10)であって、
基材上に、紫外線硬化型インキを印刷して所定の色相及び印刷パターンを有する第1印刷層を形成する印刷工程と、酸化重合型インキを印刷して前記第1印刷層とは色相及び印刷パターンが異なる第2印刷層を形成する印刷工程と、を少なくとも有することを特徴とする。
本発明の多色印刷物は、プラスチック消しゴムで擦過することによって除去しうる印刷層と、除去不可能な印刷層とを組み合わせて用いることにより、簡易な構成で、プラスチック消しゴムで擦過するだけで隠蔽されていた情報を可視化することができ、また、プラスチック消しゴムで除去された印刷層は、消しゴムかすに付着しているため、消しゴムかすごと廃棄することができ、基材や使用者の手指、或いはこれらの周辺に付着するおそれがない。
また、本発明の多色印刷物は、複数色の印刷層を組み合わせて構成することから、プラスチック消しゴムで擦過する前後での絵柄の変化が大きく、情報の隠蔽性が高い。
本発明の多色印刷物の一実施形態の、プラスチック消しゴムで擦過する前と擦過した後とのそれぞれの状態を示す断面模式図である。 本発明の多色印刷物の他の実施形態の、プラスチック消しゴムで擦過する前と擦過した後とのそれぞれの状態を示す断面模式図である。 本発明の多色印刷物の他の実施形態の、プラスチック消しゴムで擦過した後の状態を示す断面模式図である。 本発明の多色印刷物において、基材が表面にバリア層を有する実施形態の、プラスチック消しゴムで擦過する前の状態を示す断面模式図である。
本発明の多色印刷物は、基材と、該基材上に配置された互いに色相と印刷パターンが異なる第1印刷層及び第2印刷層と、を少なくとも具備しており、第1印刷層がプラスチック消しゴムで擦過しても除去不可能であり、記第2印刷層がプラスチック消しゴムで擦過することによって除去可能であり、プラスチック消しゴムで擦過することにより、絵柄が変化することに特徴を有する。
本発明の多色印刷物が提供する情報は、プラスチック消しゴムで擦過することによって変化した後の絵柄によって示され、該絵柄は、例えば絵、模様、図形、文字、バーコード等であり、プラスチック消しゴムで擦過する前は、異なる絵柄によって係る情報が隠蔽されている。尚、本発明において「情報が隠蔽されている」とは、係る情報が全てプラスチック消しゴムで擦過することによって除去される印刷層によって覆われて遮蔽されているだけでなく、後述するように、プラスチック消しゴムで擦過することによって除去される印刷層が係る情報の上や周囲に部分的に積層されていることで、全体として視覚的に係る情報が判読できない状態となっていることも含む。
本発明において、「プラスチック消しゴム(字消し)」とは、基材上に鉛筆等で書かれた文字や絵柄を、該基材を削ることなく除去しうるもので、一般的には、塩化ビニル及びフタル酸系可塑剤のような可塑剤を含む消しゴムを指し、JIS S 6050の規格に準拠したものが好ましい。このようなプラスチック消しゴムとして代表的には、トンボ鉛筆株式会社製の「MONO」消しゴムを使うことができ、これは特に、2016年1月1日時点で製造販売されているものをいう。また、天然ゴムからなる消しゴムや、基材を削り取る砂消しゴムのような消しゴムは含まない。
また、「プラスチック消しゴムで擦過することによって除去可能である」とは、JIS P8136に準拠して、板紙耐摩擦試験機(熊谷理化工業(株)製)を用い擦過試験で除去しうる程度である。具体的には、試験機の摩擦子にプラスチック消しゴム(縦10mm、横20mm、厚さ5mm)を両面テープで固定し、試験台に多色印刷物を固定し、荷重1800gfの圧力で往復させ、第1印刷層の印刷パターンが認識できるようになれば、本発明の範疇である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明するが、本発明は下記実施形態に限定されない。
(実施形態1)
本発明において、印刷層としては、互いに色相と印刷パターンが異なる第1印刷層及び第2印刷層とを少なくとも有し、さらに、第3印刷層、第4印刷層を備えていても良い。本実施形態においては、第1印刷層と第2印刷層のみの2色の印刷層を備えた形態を示す。係る2色の色相については、特に限定されないが、便宜上、シアンとマゼンダの2色とした形態を例に挙げて説明する。
図1は、本発明の多色印刷物の第1の実施形態の、プラスチック消しゴムで擦過する前(図1(a))と後(図1(b)、(c)、(d))とを示す断面模式図である。図中、1は基材、2はシアン層、3はマゼンダ層である。
本実施形態において、シアン層2及びマゼンダ層3のうち、一方がプラスチック消しゴムで擦過することによって除去可能な第2印刷層であり、他方がプラスチック消しゴムで擦過しても除去不可能な第1印刷層である。尚、本発明において、第1印刷層、第2印刷層は、印刷順序を規定するものではない。
本実施形態においては、基材1上に、先ずシアン層2を印刷し、次いでマゼンダ層3を印刷しており、互いに印刷パターンが異なるため、図1(a)に示したように、基材1及びシアン層2のそれぞれの上に、部分的にマゼンダ層3が積層されている。よって、シアン層2、マゼンダ層3、該シアン層2とマゼンダ層3との積層体、の3色が混在した絵柄が観察される。
〔実施形態1−1〕
図1(b)は、第1印刷層をシアン層2、第2印刷層をマゼンダ層3とし、第2印刷層と基材1との密着性が低い場合に、プラスチック消しゴムで擦過した後の状態を示している。本発明において、第1印刷層と第2印刷層とは、印刷時のインキの組成が大きく異なることから、密着性が低い。よって、本実施形態において、シアン層2とマゼンダ層3とは密着性が低い。また、基材1とマゼンダ層3との密着性も低いことから、プラスチック消しゴムで擦過した際には、マゼンダ層3は基材1上に直接接する部位もシアン層2上に積層する部位も容易に除去されてしまい、基材1上にはシアン層2のみが残る。よって、本実施形態の多色印刷物をプラスチック消しゴムで擦過した後には、シアン層2の色の絵柄で所望の情報が示される。
〔実施形態1−2〕
図1(c)は、第1印刷層をマゼンダ層3、第2印刷層をシアン層2とし、第2印刷層と基材1との密着性が低い場合に、プラスチック消しゴムで擦過した後の状態を示している。実施形態1−1で説明したように、第1印刷層と第2印刷層、即ちマゼンダ層3とシアン層2とは密着性が低い。また、シアン層2と基材1との密着性も低い。よって、プラスチック消しゴムで擦過した際には、マゼンダ層3は全て残り、シアン層2はマゼンダ層3が積層された部位が該マゼンダ層3で保護されて残る。よって、本実施形態の多色印刷物をプラスチック消しゴムで擦過した後には、マゼンダ層3と、シアン層2とマゼンダ層3との積層体と、の2色が混在した絵柄が情報として示される。
〔実施形態1−3〕
図1(d)は、第1印刷層をシアン層2、第2印刷層をマゼンダ層3とし、第2印刷層と基材1との密着性が高い場合に、プラスチック消しゴムで擦過した後の状態を示している。上記したように、シアン層2とマゼンダ層3は密着性が低い。一方、基材1とマゼンダ層3との密着性は高いことから、プラスチック消しゴムで擦過した際には、マゼンダ層3はシアン層2上に積層する部位が、基材1上に直接接する部位よりも優先的に除去され、基材1上に直接接する部位を残すことができる。また、シアン層2はプラスチック消しゴムで擦過しても除去されない。よって、本実施形態の多色印刷物をプラスチック消しゴムで擦過した後には、シアン層2とマゼンダ層3との2色が混在した絵柄が情報として示される。
上記したように、2色の印刷層を用いた場合、プラスチック消しゴムで擦過する前は3色が混在する絵柄であり、プラスチック消しゴムで擦過した後は1色又は2色が混在する絵柄となる。よって、本発明の多色印刷物は、プラスチック消しゴムで擦過する前後での絵柄の変化が大きく、情報の隠蔽性が高い。特に、各印刷層の印刷パターンを網点状とすることにより、1色の場合には濃淡を有する絵柄が、複数色の場合には濃淡に加えて混色して中間色を伴う絵柄が、それぞれ観察され、隠蔽性の高い印刷物となる。また、擦過する前に印刷層の重なりによって段差が生じていても、擦過後に可視化される情報と該段差とが一致しないため、別途、該段差を平坦化する層を設ける必要がない。
(実施形態2)
実施形態1においては、第1印刷層と第2印刷層との2色の印刷層を用いた形態を示したが、さらにこれら印刷層と色相及び印刷パターンが異なる第3印刷層を用いることで、フルカラーの絵柄を表示することができる。本実施形態では、印刷層として、シアン、マゼンダ、イエローの3色を用いた例を挙げるが、本発明では係る3色に限定されるものではない。
図2、図3は、本発明の多色印刷物の第2の実施形態の、プラスチック消しゴムで擦過する前(図2(a))と後(図2(b)〜(g)、図3(a)〜(d))とを示す断面模式図である。図中、4はイエロー層であり、図1と同じ部材は同じ符号を付した。
本実施形態において、第3印刷層としては、プラスチック消しゴムで擦過しても除去不可能な印刷層とする場合と、プラスチック消しゴムで擦過することにより除去可能な印刷層とする場合と、がある。よって、プラスチック消しゴムで擦過しても除去不可能な第3印刷層は第1印刷層と、プラスチック消しゴムで擦過することにより除去可能な第3印刷層は第2印刷層と記す。即ち、シアン層2、マゼンダ層3、イエロー層4のうち、少なくとも一つがプラスチック消しゴムで擦過することによって除去可能な第1印刷層であり、少なくとも一つがプラスチック消しゴムで擦過しても除去不可能な第2印刷層であり、第1印刷層が2層で第2印刷層が1層の場合と、第1印刷層が1層で第2印刷層が2層の場合とがある。尚、本実施形態においても、第1印刷層、第2印刷層は、印刷順序を規定するものではない。
本実施形態においては、基材1上に、シアン層2、マゼンダ層3、イエロー層4の順で印刷しており、互いに印刷パターンが異なるため、図2(a)に示したように、シアン層2、マゼンダ層3、イエロー層4、シアン層2とマゼンダ層3との積層体、シアン層2とイエロー層4との積層体、マゼンダ層3とイエロー層4との積層体、シアン層2とマゼンダ層3とイエロー層4との積層体、の7色が混在した絵柄が観察される。
〔実施形態2−1〕
図2(b)は、第1印刷層をシアン層2、第2印刷層をマゼンダ層3とイエロー層4とし、第2印刷層と基材1との密着性が低い場合に、プラスチック消しゴムで擦過した後の状態を示している。第1印刷層と第2印刷層との密着性、即ちシアン層2とマゼンダ層3との密着性、及びシアン層2とイエロー層4との密着性は、いずれも低い。その上、基材1とマゼンダ層3との密着性、及び基材1とイエロー層4との密着性がいずれも低いことから、プラスチック消しゴムで擦過した際には、マゼンダ層3とイエロー層4とは全て除去されてしまい、シアン層2のみが残る。よって、本実施形態の多色印刷物をプラスチック消しゴムで擦過した後には、シアン層2の色と印刷パターンによる絵柄が情報として示される。
尚、本実施形態において、マゼンダ層3とイエロー層4とは、印刷時に用いられるインキの組成が同じ、或いは近いため、密着性が高い。よって、基材1上或いはシアン層2上にマゼンダ層3或いはイエロー層4のみが積層されている部位と、基材1或いはシアン層2の上にマゼンダ層3とイエロー層4とが積層されている部位とでは、プラスチック消しゴムで擦過した際に、前者の部位が優先的に除去され、その後に、後者の部位が除去される。
〔実施形態2−2〕
図2(c)は、第1印刷層をイエロー層4、第2印刷層をシアン層2とマゼンダ層3とし、第2印刷層と基材1との密着性が低い場合に、プラスチック消しゴムで擦過した後の状態を示している。基材1とシアン層2との密着性、基材1とマゼンダ層3との密着性はいずれも低い。よって、プラスチック消しゴムで擦過した際には、イエロー層4が積層されていない部位のシアン層2及びマゼンダ層3が除去され、イエロー層4と、イエロー層4が積層された部位のシアン層2及びマゼンダ層3が残る。よって、本実施形態の多色印刷物をプラスチック消しゴムで擦過した後には、イエロー層4、シアン層2とイエロー層4との積層体、マゼンダ層3とイエロー層4との積層体、シアン層2とマゼンダ層3とイエロー層4との積層体、の4色が混在した絵柄が情報として示される。
尚、本実施形態において、シアン層2とマゼンダ層3とは、印刷時に用いられるインキの組成が同じ、或いは近いため、密着性が高い。よって、基材1上にシアン層2或いはマゼンダ層3のみが積層されている部位と、シアン層2とマゼンダ層3が積層され、イエロー層4が積層されていない部位とでは、プラスチック消しゴムで擦過した際に、前者の部位が優先的に除去され、その後に、後者の部位が除去される。
〔実施形態2−3〕
図2(d)は、第1印刷層をマゼンダ層3、第2印刷層をシアン層2とイエロー層4とし、第2印刷層と基材1との密着性が低い場合に、プラスチック消しゴムで擦過した後の状態を示している。マゼンダ層3とイエロー層4との密着性、基材1とシアン層2との密着性、基材1とイエロー層4との密着性はいずれも低い。よって、プラスチック消しゴムで擦過した際には、イエロー層4と、マゼンダ層3が積層されていない部位のシアン層2が除去され、マゼンダ層3と、マゼンダ層3が積層された部位のシアン層2が残る。よって、本実施形態では、マゼンダ層3、シアン層2とマゼンダ3との積層体、の2色が混在した絵柄が情報として示される。
尚、本実施形態において、シアン層2とイエロー層4とは、印刷時に用いられるインキの組成が同じ、或いは近いため、密着性が高い。よって、基材1上にシアン層2或いはマイエロー層4のみが積層されている部位と、シアン層2上にイエロー層4が積層された部位とでは、プラスチック消しゴムで擦過した際に、前者の部位が優先的に除去され、その後に、後者の部位が除去される。
〔実施形態2−4〕
図2(e)は、第1印刷層をシアン層2とマゼンダ層3、第2印刷層をイエロー層4とし、第2印刷層と基材1との密着性が低い場合に、プラスチック消しゴムで擦過した後の状態を示している。シアン層2とイエロー層4との密着性、及びマゼンダ層3とイエロー層4との密着性は、いずれも低く、基材1とイエロー層4との密着性も低い。よって、プラスチック消しゴムで擦過した際には、イエロー層4は全て除去され、マゼンダ層3とシアン層2とが残る。よって、本実施形態では、シアン層2、マゼンダ層3、シアン層2とマゼンダ3との積層体、の3色が混在した絵柄が情報として示される。
〔実施形態2−5〕
図2(f)は、第1印刷層をシアン層2とイエロー層4、第2印刷層をマゼンダ層3とし、第2印刷層と基材1との密着性が低い場合に、プラスチック消しゴムで擦過した後の状態を示している。シアン層2とマゼンダ層3との密着性、及び基材1とマゼンダ層3との密着性は低い。よって、プラスチック消しゴムで擦過した際には、イエロー層4が積層されていない部位のマゼンダ層3は除去され、シアン層2とイエロー層4は全部残り、イエロー層4が積層された部位のマゼンダ層3が残る。よって、本実施形態では、シアン層2、イエロー層4、シアン層3とイエロー層4との積層体、マゼンダ層3とイエロー層4との積層体、シアン層2とマゼンダ3とイエロー層4との積層体、の5色が混在した絵柄が情報として示される。
〔実施形態2−6〕
図2(g)は、第1印刷層をマゼンダ層3とイエロー層4、第2印刷層をシアン層2とし、第2印刷層と基材1との密着性が低い場合に、プラスチック消しゴムで擦過した後の状態を示している。基材1とシアン層2との密着性が低いため、プラスチック消しゴムで擦過した際には、マゼンダ層3或いはイエロー層4が積層されていない部位のシアン層2は除去され、マゼンダ層3とイエロー層4は全部残り、マゼンダ層3或いはイエロー層4が積層された部位のシアン層2が残る。よって、本実施形態では、マゼンダ層3、イエロー層4、シアン層3とイエロー層4との積層体、シアン層2とマゼンダ層3との積層体、マゼンダ層3とイエロー層4との積層体、シアン層2とマゼンダ3とイエロー層4との積層体、の5色が混在した絵柄が情報として示される。
〔実施形態2−7〕
図3(a)は、実施形態2−1と同様に、第1印刷層をシアン層2、第2印刷層をマゼンダ層3とイエロー層4とした場合であるが、本実施形態では、第2印刷層と基材1との密着性が高い場合に、プラスチック消しゴムで擦過した後の状態を示している。よって、シアン層2とマゼンダ層3との密着性、及びシアン層2とイエロー層4との密着性は、いずれも低いが、基材1とマゼンダ層3との密着性、及び基材1とイエロー層4との密着性は高い。また、マゼンダ層とイエロー層4との密着性も高い。よって、プラスチック消しゴムで擦過した際には、シアン層2上に積層された部位のマゼンダ層3及びイエロー層4は優先的に除去され、シアン層2と、基材1上に直接接するマゼンダ層3及びイエロー層4と、基材1上に直接接するマゼンダ層3とイエロー層4との積層体と、が残る。よって、本実施形態では、シアン層2、マゼンダ層3、イエロー層4、マゼンダ層3とイエロー層4との積層体、の4色が混在した絵柄が情報として示される。
〔実施形態2−8〕
図3(b)は、実施形態2−3と同様に、第1印刷層をマゼンダ層3、第2印刷層をシアン層2とイエロー層4とした場合であるが、本実施形態では、第2印刷層と基材1との密着性が高い場合に、プラスチック消しゴムで擦過した後の状態を示している。よって、マゼンダ層3とイエロー層4との密着性は低いが、基材1とシアン層2との密着性、基材1とイエロー層4との密着性、シアン層2とイエロー層4との密着性はいずれも高い。よって、プラスチック消しゴムで擦過した際には、マゼンダ層3上に積層された部位のイエロー層4が優先的に除去され、シアン層2と、マゼンダ層3と、基材1に直接接する部位及びシアン層2上に積層された部位のイエロー層4と、が残る。よって、本実施形態では、シアン層2、マゼンダ層3、イエロー層4、シアン層2とマゼンダ層3との積層体、シアン層2とイエロー層4との積層体、の5色が混在した絵柄が情報として示される。
〔実施形態2−9〕
図3(c)は、実施形態2−4と同様に、第1印刷層をシアン層2とマゼンダ層3、第2印刷層をイエロー層4とした場合であるが、本実施形態では、第2印刷層と基材1との密着性が高い場合に、プラスチック消しゴムで擦過した後の状態を示している。よって、シアン層2とイエロー層4との密着性、及びマゼンダ層3とイエロー層4との密着性は、いずれも低いが、基材1とイエロー層4との密着性は高い。よって、プラスチック消しゴムで擦過した際には、シアン層2或いはマゼンダ層3上に積層された部位のイエロー層4が優先的に除去され、シアン層2と、マゼンダ層3と、基材1に直接接する部位のイエロー層4と、が残る。よって、本実施形態では、シアン層2、マゼンダ層3、イエロー層4、シアン層2とマゼンダ層3との積層体、の4色が混在した絵柄が情報として示される。
〔実施形態2−10〕
図3(d)は、実施形態2−5と同様に、第1印刷層をシアン層2とイエロー層4、第2印刷層をマゼンダ層3とした場合であるが、本実施形態では、第2印刷層と基材1との密着性が高い場合に、プラスチック消しゴムで擦過した後の状態を示している。よって、シアン層2とマゼンダ層3との密着性は低いが、基材1とマゼンダ層3との密着性は高い。よって、プラスチック消しゴムで擦過した際には、シアン層2上に積層され、イエロー層4が積層されていない部位のマゼンダ層4が優先的に除去され、シアン層2と、イエロー層4と、基材1に直接接する部位及びイエロー層4が積層された部位のマゼンダ層3と、が残る。よって、本実施形態では、シアン層2、マゼンダ層3、イエロー層4、シアン層2とイエロー層4との積層体、マゼンダ層3とイエロー層4との積層体、シアン層2とマゼンダ層3とイエロー層4との積層体、の6色が混在した絵柄が情報として示される。
上記実施形態2−7乃至2−10においては、プラスチック消しゴムで擦過する前、シアン層2とマゼンダ層3、シアン層2とイエロー層4、マゼンダ層3とイエロー層4の三つの積層体が存在するが、そのうちの二つの積層体が第1印刷層と第2印刷層の積層体である。そして、係る積層体のうち少なくとも一つは、基材1側に第1印刷層が配置し、その上に第2印刷層が配置している。具体的には、実施形態2−7においては、シアン層2とマゼンダ層3、シアン層2とイエロー層4の積層体において、いずれも基材1側のシアン層2が第1印刷層であり、マゼンダ層3及びイエロー層4が第2印刷層である。また、実施形態2−8においては、マゼンダ層3とイエロー層4との積層体において、基材1側のマゼンダ層3が第1印刷層であり、その上のイエロー層4が第2印刷層である。また、実施形態2−9においては、シアン層2とイエロー層4、マゼンダ層3とイエロー層4の積層体において、いずれも基材1側のシアン層2及びマゼンダ層3が第1印刷層であり、その上のイエロー層4が第2印刷層である。さらに、実施形態2−10においては、シアン層2とマゼンダ層3の積層体において、基材1側のシアン層2が第1印刷層であり、その上のマゼンダ層3が第2印刷層である。
よって、上記実施形態2−7乃至2−10においては、プラスチック消しゴムで擦過する前、第1印刷層と第2印刷層とが少なくとも一部で重なっており、基材側に第1印刷層が配置されていると言える。尚、実施形態2−7、2−9のように、第1印刷層と第2印刷層とが重なっている二つの積層体の両方で第1印刷層が基材側に配置されている場合には、どちらか一方の積層体の第2印刷層は本発明における第3印刷層である。また、実施形態2−8及び2−10のように、第1印刷層と第2印刷層とが重なっている二つの積層体のうち、一方の積層体で第2印刷層が基材側に配置している場合の該第2印刷層は本願発明における第3印刷層である。
上記実施形態2−1乃至2−10においては、3色の印刷層を用いた場合、プラスチック消しゴムで擦過する前は7色が混在する絵柄であり、プラスチック消しゴムで擦過した後は1色乃至6色が混在する絵柄となる。よって、本発明の多色印刷物は、プラスチック消しゴムで擦過する前後での絵柄の変化が大きく、情報の隠蔽性が高い。特に、各印刷層の印刷パターンを網点状とすることにより、1色の場合には濃淡を有する絵柄が、複数色の場合には濃淡に加えて混色して中間色を伴う絵柄が、それぞれ観察され、隠蔽性の高い印刷物となる。また、擦過する前に印刷層の重なりによって段差が生じていても、擦過後に可視化される情報と該段差とが一致しないため、別途、該段差を平坦化する層を設ける必要がない。
本発明においては、上記3色以外にさらに4色目を用いてもよく、例えば、上記3色にブラックを加えた4色でフルカラー印刷しても良く、本発明においては、所望の色の組合せを選択することができる。
(実施形態3)
上記実施形態1,2においては、2色或いは3色の印刷層が、互いに重なり合った構成を示したが、本発明においては、基材1と第2印刷層との密着性が低く、基材1に直接接する第2印刷層が、プラスチック消しゴムで擦過することによって除去可能であれば、複数の印刷層が重なり合わない形態も含まれる。
即ち、2色或いは3色の印刷層が互いに重ならずに基材1上に混在した状態で、プラスチック消しゴムで擦過することによって、第2印刷層が除去され、第1印刷層が残され、絵柄が変化する。よって、本発明の多色印刷物は、プラスチック消しゴムで擦過する前後での絵柄の変化が大きく、特に、各印刷層の印刷パターンを網点状とすることにより、複数の印刷層が重なっていなくても、視覚的には複数色が混色した中間色が観察され、これに網点の密度による濃淡も相俟って、隠蔽性の高い印刷物となる。
次に、本発明で用いられる各部材の材料について説明する。
(基材)
基材1としては、第1印刷層、第2印刷層を印刷で形成しうるものであれば、いずれの材料も用いることができる。具体的には、上質紙、コート紙、アート紙、キャストコート紙、フォイル紙、再生紙、含浸紙、可変情報用紙等の紙基材や、ポリエステルフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリスチレンフィルム、塩化ビニルフィルム、ポリイミドフィルム、可変情報用フィルム等のフィルム基材、織布、不織布等の布基材が挙げられる。
本発明において、実施形態1−1、1−2、2−1乃至2−6において用いられる基材1としては、プラスチック消しゴムで擦過することによって第2印刷層の少なくとも一部を容易に除去することができるように、第2印刷層との密着性が低い材料が用いられる。具体的には、旧JIS P 8130に準じて測定される吸油度が500秒以上であることが好ましく、望ましくは1000秒以上である。係る吸油度の規定は、基材1の表面が満たしていればよく、よって、図4に図示するように、基材1として、基体1bとバリア層1aとからなる積層体を用い、第1印刷層,第2印刷層を設ける側のバリア層1aを、吸油度が500秒以上である材料で構成すれば、基体1bとして、吸油度が500秒未満である材料を用いることもできる。
また、実施形態1−3、2−7乃至2−10で用いられる基材1としては、プラスチック消しゴムで擦過した際に、基材1に直接接する部位よりも第1印刷層上に積層された部位の第2印刷層が優先的に除去されるように、基材1と第2印刷層との密着性が高いことが好ましく、具体的には、旧JIS P 8130に準じて測定される吸油度が500秒未満である基材を用いることが好ましい。
尚、本発明において、上記吸油度は旧JIS P 8130に準拠して測定される。具体的には、熊谷理機工業株式会社製の用紙吸油度試験機を用いて、吸油度を測定する用紙をセットし、所定のオイル(ポリブテン)を滴下後、ローラーを転がしてオイルを延ばす。そして、そのオイルの表面光反射変化を電圧変化により測定し、変化に要した秒数を計数して、吸油度とする。
(印刷層)
本発明においては、第2印刷層はプラスチック消しゴムで擦過することによって除去可能であり、第1印刷層はプラスチック消しゴムで擦過しても除去不可能である。
本発明において、プラスチック消しゴムで擦過することによって除去可能な印刷層は、プラスチック消しゴムに含有される可塑剤の作用で除去することができれば特に限定されないが、好ましくは、従来からオフセット印刷で用いられている油性インキの硬化物、即ち、酸化重合型インキの硬化物である。また、特開平6−287496号公報に記載されたインキの硬化物も用いることができる。
酸化重合型インキは、ビヒクル成分の酸化重合により硬化可能なインキである。一般に、酸化重合型インキは、ビヒクル成分として、樹脂、架橋剤又は乾燥促進剤、乾性油又は半乾性油、溶剤等の公知の成分を含む。また、不透明層を形成する場合には、このインキに着色剤を含有させればよい。これらの成分の種類及び量は、本発明の目的、用いられる印刷方法等に応じて適宜設計することができる。
また、第2印刷層はワックスの固形成分を4質量%以上20質量%以下含有することにより、印刷層としての特性や、印刷層形成時のインキの特性を損なうことなく、プラスチック消しゴムで擦過した際に除去しやすくなり、好ましい。望ましくは10質量%以上である。
本発明においては、第2印刷層をプラスチック消しゴムで擦過することによって、第2印刷層の少なくとも一部を除去するが、除去された第2印刷層は、消しゴムかすに付着しているため、消しゴムかすと共に廃棄することができる。よって、除去された第2印刷層が、使用者の手指や多色印刷物、或いはこれらの周辺に付着するおそれがない。
本発明において、プラスチック消しゴムで擦過しても除去不可能な印刷層としては、特に限定されないが、従来からオフセット印刷で用いられている紫外線硬化型インキの硬化物が好ましく用いられる。紫外線硬化型インキは、ビヒクル成分の光重合により硬化可能なインキである。一般に、紫外線硬化型インキは、ビヒクル成分として、樹脂、光重合性モノマー又はオリゴマー、光重合開始剤等の公知の成分を含むが、溶剤等の揮発成分を実質的に含まない。また、不透明層を形成する場合には、このインキに着色剤を与えてもよい。これらの成分の種類及び量は、本発明の目的、用いられる印刷方法等に応じて適宜設計することができる。
(製造方法)
本発明の多色印刷物は、基材1上に第1印刷層と第2印刷層とをそれぞれ印刷によって形成する。第1印刷層、第2印刷層の印刷順序は、各層の配置によって選択される。また、第1印刷層が2層の場合の該2層、第2印刷層が2層の場合の該2層はそれぞれ異なる印刷工程で印刷される。好ましくは、第1印刷層を紫外線硬化型インキで印刷し、第2印刷層を酸化重合型インキで印刷する。
印刷方法としては、特に限定されないが、シルクスクリーン印刷、グラビア印刷、凹版印刷、オフセット印刷、活版印刷、インクジェット印刷、フレキソ印刷等を挙げることができ、特にオフセット印刷が好ましく用いられる。
1:基材、1a:バリア層、1b:基体、2:シアン層、3:マゼンダ層、4:イエロー層

Claims (10)

  1. 基材と、該基材上に配置された互いに色相と印刷パターンが異なる第1印刷層及び第2印刷層と、を少なくとも具備する多色印刷物であって、
    前記第1印刷層がプラスチック消しゴムで擦過しても除去不可能であり、
    前記第2印刷層がプラスチック消しゴムで擦過することによって除去可能であり、
    前記プラスチック消しゴムで擦過することにより、絵柄が変化することを特徴とする多色印刷物。
  2. 前記第1印刷層が、紫外線硬化型インキの硬化物であり、前記第2印刷層が、酸化重合型インキの硬化物であることを特徴とする請求項1に記載の多色印刷物。
  3. 前記第2印刷層が、ワックスの固形分を4質量%以上20質量%以下含有することを特徴とする請求項2に記載の多色印刷物。
  4. 旧JIS P 8130に準じて測定される前記基材の吸油度が500秒以上であることを特徴とする請求項2又は3に記載の多色印刷物。
  5. 前記基材が前記第1印刷層及び第2印刷層を配置した側の表面にバリア層を有することを特徴とする請求項4に記載の多色印刷物。
  6. 旧JIS P 8130に準じて測定される前記基材の吸油度が500秒未満であり、
    前記第1印刷層と前記第2印刷層とが少なくも一部で重なっており、
    前記第1印刷層と前記第2印刷層とが重なった領域では、前記第1印刷層が基材側に配置されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の多色印刷物。
  7. 前記第1印刷層及び前記第2印刷層とは互いに色相及び印刷パターンが異なる第3印刷層を具備していることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の多色印刷物。
  8. 前記第1印刷層、第2印刷層、第3印刷層の色相の組合せが、シアン、マゼンダ、イエローの組合せである請求項7に記載の多色印刷物。
  9. 前記印刷パターンが網点状であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の多色印刷物。
  10. 請求項2に記載の多色印刷物の製造方法であって、
    基材上に、紫外線硬化型インキを印刷して所定の色相及び印刷パターンを有する第1印刷層を形成する印刷工程と、酸化重合型インキを印刷して前記第1印刷層とは色相及び印刷パターンが異なる第2印刷層を形成する印刷工程と、を少なくとも有することを特徴とする多色印刷物の製造方法。
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