JP6578885B2 - スクラッチシート - Google Patents

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本発明は、所定の作業を行うことにより、隠蔽されていた情報を視認可能とするスクラッチシートに関する。
従来、隠したい情報の上に隠蔽層を形成し、この隠蔽層をコイン等でスクラッチする(引っ掻く、擦る)ことにより、隠されていた情報を視認可能にするスクラッチ構造を有するシートが用いられている。このようなスクラッチ構造を有するシートは、くじ、抽選券等、情報を隠蔽しておく必要のある媒体に利用されている。出願人も、スクラッチ構造を有するシート(スクラッチシート)として、様々な形態のものを提案している(特許文献1、2参照)。
特開2013−22853号公報 特開2013−91233号公報
スクラッチシートは、上述のように、くじ、抽選券等に用いられることが多く、エンタテイメント性が要求されるものである。しかしながら、従来のスクラッチシートでは、隠蔽層を削ったり剥がしたり等、所定の作業を行うことにより隠された情報を出現させるだけであった。
そこで、本発明は、所定の作業を行うことにより、単に隠された情報を知ることができるだけでなく、段階的に情報を出現させることが可能なスクラッチシートを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明第1の態様では、
基材と、
前記基材の一方の面に形成されたパターン層と、
前記基材の一方の面における前記パターン層と重ならない領域に、硬貨を構成する金属より硬度が大きい材料である高硬度材料により形成された高硬度材料層と、
前記パターン層と前記高硬度材料層の双方を覆うようにして形成された隠蔽層と、
を有することを特徴とするスクラッチシートを提供する。
本発明第1の態様によれば、スクラッチシートが、基材の一方の面に形成されたパターン層と、基材の一方の面におけるパターン層と重ならない領域に高硬度材料により形成された高硬度材料層と、パターン層と高硬度材料層の双方を覆うようにして形成された隠蔽層と、を有するので、所定の作業を行うことにより、単に隠された情報を知ることができるだけでなく、段階的に情報を出現させることが可能となる。
また、本発明第2の態様では、前記隠蔽層と、前記パターン層および前記高硬度材料層の間には、剥離層が形成されていることを特徴とする。
本発明第2の態様によれば、スクラッチシートにおける隠蔽層と、パターン層および高硬度材料層の間には、剥離層が形成されているので、高硬度材料層の破損を抑えながら、隠蔽層を容易に剥離することが可能となる。
本発明によれば、所定の作業を行うことにより、単に隠された情報を知ることができるだけでなく、段階的に情報を出現させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るスクラッチシートを示す図である。 スクラッチシートの隠蔽層形成前の状態を示す図である。 硬貨により擦られた後の状態におけるスクラッチシートを示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<1.スクラッチシートの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るスクラッチシートを示す図である。図1(a)は平面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A線に対応する断面図である。図1において、1は基材、2はパターン層、3は高硬度材料層、4は剥離層、5は隠蔽層、10はスクラッチシートである。基材1は、パターン層2、高硬度材料層3、剥離層4および隠蔽層5を支持する支持体としての役割を果たすものであり、カードや印刷物等、目的・用途に応じた厚さ・サイズのものが用いられる。基材1の一方の面、他方の面、または両面には、別途印刷インキにより所定の情報が印刷された印刷層が形成されていてもよい。
パターン層2は、文字、図柄等による情報が所定のパターンとして形成された層である。高硬度材料層3は、高硬度材料を含む層である。高硬度材料層3は、パターン層2と重ならない領域に形成される。高硬度材料としては、高硬度材料層3を擦るために用いる硬貨(コイン)よりも高い硬度のものを用いる。パターン層2および高硬度材料層3は、その上に重ねて形成された隠蔽層5により、視認困難なように隠蔽される。
剥離層4は、隠蔽層5をパターン層2および高硬度材料層3から容易に剥離するために形成された層である。剥離層4は、パターン層2と高硬度材料層3の双方を覆うようにして形成されている。隠蔽層5は、パターン層2および高硬度材料層3を隠蔽するために形成された層である。隠蔽層5は、剥離層4に重ねて形成されている。したがって、隠蔽層5も、パターン層2と高硬度材料層3の双方を覆うようにして形成されている。
隠蔽層5は、パターン層2により表現された情報を隠すための層であり、パターン層2を覆うようにして形成されている。隠蔽層5を削る際に、粘着テープ等を用いて剥離することもできるように、隠蔽層5は、銀インキ等を用いて形成されている。
図1(b)の断面図は、スクラッチシート10の層構成を示すものであるため、現実とは厚さの比が異なっている。現実には、スクラッチシートの幅が数十mm〜数百mmであるのに対して、スクラッチシートの厚さは、数百μm程度である。また、図1(b)においては、基材1、パターン層2、高硬度材料層3、剥離層4、隠蔽層5の各層の厚さを同一にして示しているが、現実には、後述するように、それぞれ異なった厚さとなっている。
基材1としては、例えば、上質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙、合成樹脂又はエマルジョン含浸紙、合成ゴムラテックス含浸紙、合成樹脂内添紙、セルロース繊維紙等の紙類、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリレート等の各種合成樹脂のプラスチックシート、また、これらの合成樹脂に白色顔料や充填剤を加えて成膜した白色不透明フィルム、あるいは基材内部に微細空隙(ミクロボイド)を有するフィルム(いわゆる合成紙)を使用することができる。
基材1の厚さについては、特に限定はないが、3μm〜300μmが好ましく、20μm〜175μmであることがより好ましい。基材1の色についても、特に限定はないが、隠蔽層5を剥離した後に、そのままでは、高硬度材料層3による表現を認識できないように、高硬度材料層3と類似の色であることが好ましい。可能であれば、基材1と高硬度材料層3は同色であることがより好ましい。同色とは、完全に同一の色でなくても、太陽光や通常の照明光の下で、2つの色を区別して視認するのが困難な程度の同一性で足りる。例えば、PCCS(日本色研配色体系:Practical Color Co-ordinate System)の24色相の色相環において、ある色相に着目したときに隣接する色相との中間の色までを同色とすることができる。
パターン層2は、上述のように、文字、図柄等による情報が所定のパターンとして形成された層である。パターン層2は、公知の印刷インキを、公知の印刷方式により印刷することにより形成される。
高硬度材料層3は、上述のように、高硬度材料を含む層である。高硬度材料層3に含まれる高硬度材料としては、高硬度材料層3を擦るために用いる硬貨(コイン)を構成する金属よりも硬度が大きいものを用いる必要がある。硬貨を構成する金属より硬度が大きい材料を含むインキ組成物による高硬度材料層3について説明する。
まず、上記の硬貨を構成する金属より硬度が大きい材料としては、例えば、モース(Mose)硬度6.0〜7.0のルチル型酸化チタン、モース(Mose)硬度5.5〜6.0のアナターゼ型酸化チタン、モース(Mose)硬度9.0の酸化アルミニウム(アルミナ)、モース(Mose)硬度7.0の酸化珪素、モース(Mose)硬度9.0の酸化クロム、その他等の1種ないし2種以上を使用することができる。ちなみに、硬貨を構成する金属として一般に用いられている金属の硬度としては、例えば、鉄は、モース(Mose)硬度4.5、黄銅(Cu−Zn)は、モース(Mose)硬度3.0〜4.0、銅は、モース(Mose)硬度3.0、アルミニウムは、モース(Mose)硬度2.9、亜鉛は、モース(Mose)硬度2.5、鉛は、モース(Mose)硬度1.5程度である。
したがって、モース硬度が4.5より大きければ、ほとんどの硬貨を構成する金属より硬度が大きい。そのため、高硬度材料層3としてモース硬度が4.5より大きい材料を用いれば、通常の硬貨で擦った場合に、硬貨が削られて、その金属粉が、高硬度材料層3に積層される。これにより、表面から見た場合は、高硬度材料層3が表現する内容を視認することが可能となる。したがって、高硬度材料層3としてモース硬度が4.5より大きい材料を用いることが好ましい。
高硬度材料層3における、硬貨を構成する金属より硬度が大きい材料を含むインキ組成物としては、例えば、樹脂の1種ないしそれ以上を使用し、それをビヒクルの主成分とする。そして、これに、上記の硬貨を構成する金属より硬度が同等、またはそれよりも硬度が大きい材料の1種ないし2種以上を添加する。更に必要ならば、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤、スリップ剤、その他等の添加剤の1種ないし2種以上を任意に添加する。更にまた、要すれば、染料・顔料等の着色剤を添加し、溶媒、希釈剤等で充分に混練し、調製してインキ組成物を製造することができる。
上記のインキ組成物において、硬貨を構成する金属より硬度が同等またはそれよりも硬度が大きい材料の含有量としては、0.1〜60質量%、好ましくは、10〜50質量%が望ましいものである。本発明においては、上記で製造したインキ組成物を使用し、基材1の一方の面に、例えば、グラビア印刷方式、オフセット印刷方式、凸版印刷方式、フレキソ印刷方式、シルクスクリ−ン印刷方式、転写印刷方式、その他等の印刷方式により印刷して、文字、図形、記号、絵柄、その他等により情報を表現した高硬度材料層3を形成するものである。
剥離層4は、隠蔽層5のパターン層2および高硬度材料層3からの剥離を容易にするための層である。そのため、剥離層4としては、隠蔽層5がパターン層2および高硬度材料層3から容易に剥離できるような接着性の低いものを使用することが好ましい。剥離層4の形成には、例えば、フッ素系樹脂、シリコーン、各種のワックスなどの離型剤を添加または共重合させたアクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル樹脂、繊維素系樹脂、ワックス、メラミン系樹脂等を用いることができる。剥離層4を形成するための塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布厚は0.1μm〜10μmである。剥離層4については、隠蔽層5がパターン層2および高硬度材料層3から容易に剥離される状態が実現できる場合は、形成しなくてもよい。
隠蔽層5は、コイン等で削り取ったり、接着剤により剥離したりすることが可能な層であって、パターン層2および高硬度材料層3を隠蔽するための層である。隠蔽層5は、隠蔽性の高いインキを印刷することにより形成される。具体的には、隠蔽性の高い顔料が、比較的多量にバインダ樹脂中に分散したものであって、必要に応じて、着色の目的で、染料もしくは通常の顔料が配合されたインキであってもよい。
隠蔽層5を構成する隠蔽性の高い顔料としては、銀粉末、アルミニウム粉末、黄銅粉末、もしくは銅粉末等の金属系粉末、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、アルミナ、二酸化チタン、シリカ、硫酸バリウム、タルク、カオリン、クレー、カーボンブラック、もしくは樹脂粉末等を使用することができる。また、隠蔽層5を構成するバインダ樹脂としては、上記の隠蔽性の高い顔料を保持し、基材との接着性の良好なものを選択して用いる。例えば、天然ゴム、もしくは塩酸ゴム等のゴム系天然樹脂、ポリブタジエン、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロ二トリル−ブタジエン共重合体、ポリイソプレン、ポリクロロプレン、アクリル、塩化ビニル、もしくは塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等を使用する。
隠蔽層5は、例えば、金属粉をインキ化した銀インキなどをオフセット印刷方式、グラビア印刷方式、シルクスクリーン印刷方式などの公知の印刷方式で形成すればよく、隠蔽性をあげるために複数回印刷してもよい。また、隠蔽性のある異なるインキによる印刷層を複数層形成してもよい。隠蔽層5を形成するための塗布量・塗布厚は特に限定されないが、好ましくは、塗布厚は0.1μm〜10μmである。
<2.実施例>
基材1として、127.9g/m2の三菱製紙株式会社製のマットコート紙「ニューVマット」を使用した。
まず、通常のオフセットインキを用いて、オフセット印刷方式により、上記基材1上に、パターン層2の形成を行った。本実施形態では、図2(a)に示すように、文字状のパターン「あたり」を形成した。
また、同様に通常のオフセットインキを用いて、オフセット印刷方式により、所定のメッセージ(図2(a)の例では、「スクラッチシート」「コインで擦って下さい」「テープで剥離するか、コイン等で削って下さい」等)、その他必要な絵柄等の印刷を行った。
次に、SICPA社製の印刷インキ「COIN−REACTIVE INK」を用いて、オフセット印刷方式により、上記基材1上に、厚さ1μmになるように印刷を行った。この結果、所定の情報を表現した高硬度材料層3が得られた。
続いて、パターン層2および高硬度材料層3を覆うように、剥離剤を、厚さ3μmになるようにスクリーン印刷方式により印刷した。この結果、パターン層2および高硬度材料層3に重なる剥離層4が形成された。
さらに、剥離層4に重ねて、銀インキを、厚さ5μmになるようにスクリーン印刷方式により印刷した。この結果、剥離層4に重なる隠蔽層5が形成された。
これにより、図1に示したようなスクラッチシートが完成した。
隠蔽層5は、金属粉を含む銀色であるため、隠蔽層5を通して、パターン層2に表現された情報を視認することは困難であった。
<3.使用例>
図1に示したスクラッチシート10では、隠蔽層5がパターン層2および高硬度材料層3を覆って形成されている。隠蔽層5は銀色のインキであるため、図1(a)に示すように、パターン層2および高硬度材料層3を視認することはできない。そのため、図1の例では、「テープで剥離するか、コイン等で削って下さい」というメッセージが、隠蔽層5を示す矢印とともに印刷されている。
図1に示したスクラッチシート10において、メッセージに従い、粘着テープの粘着面を隠蔽層5に粘着させた後、粘着テープをスクラッチシート10から剥がす。すると、隠蔽層5は、粘着テープの粘着面に付着した状態で、粘着テープとともに、スクラッチシート10から剥離される。この際、剥離層4が存在することにより、隠蔽層5は、比較的小さい粘着力であってもパターン層2および高硬度材料層3から剥離されることになる。このため、隠蔽層5を剥がす際に、パターン層2および高硬度材料層3を破損する恐れが小さい。隠蔽層5は、必ずしも粘着テープを用いて剥がす必要はなく、コインで削ることにより除去してもよい。コインで削る場合であっても、剥離層4が存在することにより、隠蔽層5をより除去し易くなる。
剥離層4とともに隠蔽層5を剥がすと、スクラッチシート10は図2に示すような状態となる。図2は、粘着テープにより隠蔽層5が剥離された後の状態におけるスクラッチシートを示す図である。図2(a)は、この時点におけるスクラッチシートの平面図であり、図2(b)は、図2(a)のB−B線に対応する断面図である。図2(b)に示すように、元のスクラッチシート10からは、剥離層4および隠蔽層5が剥離され、パターン層2および高硬度材料層3か露出した状態となる。これにより、スクラッチシート10の表面から見た場合は、図2(a)に示すように、パターン層2が表現する文字「あたり」を視認することが可能となる。高硬度材料層3は、パターン層2と重ならない領域に形成されているため、「あたり」の文字と重ならない位置に存在することになる。
基材1の色と高硬度材料層3の色が同一である場合は、高硬度材料層3が表現している情報を視認することができない。本実施形態のように、基材1と高硬度材料層3がともに白色である場合は、図2(a)に示すように、パターン層2が表現する文字「あたり」を視認することはできるが、高硬度材料層3が表現する情報を視認することはできない。そのために、図2の例では、「コインで擦って下さい」というメッセージが、高硬度材料層3の存在位置を示す矢印とともに印刷されている。
図2に示したスクラッチシート10において、メッセージに従い、高硬度材料層3を硬貨で擦ると、高硬度材料層3に含まれる、硬貨を構成する金属より硬度が大きい材料である高硬度材料により、硬貨が削られる。そして、削られた硬貨から出る金属粉は、高硬度材料層3に積層される。
この結果、スクラッチシート10は図3に示すような状態となる。図3は、硬貨により擦られた後の状態におけるスクラッチシートを示す図である。すなわち、図3(b)に示すように、高硬度材料層3の上に金属粉6が積層された状態となる。これにより、スクラッチシート10の表面から見た場合は、高硬度材料層3が表現する文字「大」を視認することが可能となる。全体としては、図3(a)に示すように、高硬度材料層3が表現する文字「大」とパターン層2が表現する文字「あたり」が並んでいる状態が視認される。したがって、このスクラッチシートが「大あたり」であることを認識することができる。
利用者にしてみると、粘着テープで剥離するか、コイン等で削ることにより、隠蔽層5を除去して、パターン層2により表現された情報(図2、3の例では、「あたり」)を1つ目の情報として取得することができる。そして、高硬度材料層3をコインで擦ることにより、コインの金属粉を高硬度材料層3に付着させて、高硬度材料層3により表現された情報を2つ目の情報(図3の例では、「大」)として取得することができる。このように、利用者は、1つのスクラッチシートで、段階的に2回楽しむことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態においては、隠蔽層5と、パターン層2および高硬度材料層3の間に、剥離層4を形成するようにしたが、隠蔽層5をパターン層2および高硬度材料層3から剥離することができれば、必ずしも剥離層4を形成する必要はない。
1・・・基材
2・・・パターン層
3・・・高硬度材料層
4・・・剥離層
5・・・隠蔽層
6・・・金属粉
10・・・スクラッチシート

Claims (2)

  1. 基材と、
    前記基材の一方の面に形成されたパターン層と、
    前記基材の一方の面における前記パターン層と重ならない領域に、硬貨を構成する金属より硬度が大きい材料である高硬度材料により形成された高硬度材料層と、
    前記パターン層と前記高硬度材料層の双方を覆うようにして形成された隠蔽層と、
    を有し、
    前記基材の一方の面には、前記隠蔽層に覆われた位置であって、前記パターン層および前記高硬度材料層と重ならない位置に、高硬度材料層の位置を示す情報が形成されていることを特徴とするスクラッチシート。
  2. 前記隠蔽層と、前記パターン層および前記高硬度材料層の間には、剥離層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスクラッチシート。
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