JP2005225088A - 複写防止紙 - Google Patents
複写防止紙 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005225088A JP2005225088A JP2004036265A JP2004036265A JP2005225088A JP 2005225088 A JP2005225088 A JP 2005225088A JP 2004036265 A JP2004036265 A JP 2004036265A JP 2004036265 A JP2004036265 A JP 2004036265A JP 2005225088 A JP2005225088 A JP 2005225088A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- paper
- vapor deposition
- copy
- metal vapor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
また、印刷が鮮明で複写すれば複写紙が黒変して読み取ることができないようにした複写防止紙を提供する。
さらに、製造が容易で安価につく複写防止紙を提供する。
【解決手段】基材10の片面に、離型層20、保護層30、金属蒸着層40及び接着層50を順次設け、前記金属蒸着層40を電気絶縁性を有するものにした転写材料を、コーテッド紙60に転写して、前記基材10と前記離型層20を除いて形成し、前記保護層30表面に電子複写機、レーザープリンター等のトナが定着できるようにしたもの。
【選択図】 図2
Description
そこで本発明者は、基材の片面に、離型層、保護層、金属蒸着層及び接着層を順次設け、前記金属蒸着層を電気絶縁性を有するものにした転写材料を使用して、これをアート紙、コート紙等で知られるコーテッド紙に転写したのち、前記基材と前記離型層を除いて形成したものは、その上に電子複写機やレーザープリンター等のトナが確実に定着して印刷できると共に、これを複写しても印刷された情報記録は黒変して全く視認できなくなることを見出し本発明を完成した。
また、本発明は、印刷が鮮明で複写すれば複写紙が黒変して読み取ることができないようにした複写防止紙を提供することにある。
さらに、本発明は、製造が容易で安価につく複写防止紙を提供することにある。
また、本発明複写防止紙は、上記課題を達成するため、図面に示すように、上記発明において、前記金属蒸着層が錫又は錫合金からなるものである。
さらに、本発明複写防止紙は、上記課題を達成するため、図面に示すように、上記発明において、前記コーテッド紙の裏面に重送防止用マット層を設けたものである。
本発明において、基材は、ポリエステルフィルム等の合成樹脂フィルム、紙等の従来から転写材料の基材として使用されたものが使用できる。
離型層は、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、ワックス等の従来から転写材料の離型層に使用されたものが使用でき、離型層の形成は、グラビアコート等の公知方法で行われる。
保護層は、無色透明又は着色透明のアクリル系樹脂、ニトロセルロース等の従来から転写材料の保護層として使用されたものが使用でき、保護層の形成は、グラビアコート等の公知方法で行われる。
金属蒸着層は、錫、錫合金が好ましく、表面絶縁電気抵抗値は108 〜1012 オームが好ましい。
接着層は、塩化ビニル樹脂酢酸ビニル樹脂共重合体系樹脂とアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂等との混合物が使用できる。
マット剤は、粒子サイズ10ミクロンメートル以下のシリカを0.07〜6重量%含有した有機溶剤可溶のポリオレフィン系、アクリル系等の樹脂が使用できる。
コーテッド紙は、原紙に、白色微粒子のカオリン、炭酸カルシウム、二酸化チタン、水酸化アルミ、サテン白等の白色顔料を約50%含有し、合成ラテックス、消泡剤、分散剤等を少量添加して、約1ミクロンメートル以下に鏡面ロールで平滑に塗工したものが好ましく、坪量60g/m2 に対し1m2 当たり20g以上塗工されたアート紙や、坪量60g/m2 に対し1m2 当たり10g以上塗工されたコート紙が使用できる。
転写材料は、厚み25ミクロンメートルのポリエステルフィルム10の片面に、厚み1.5ミクロンメートルのアクリル樹脂の離型層20、厚み1.5ミクロンメートルのアクリルーウレタン系樹脂の保護層30、厚み300Åの島状構造の錫の表面電気絶縁電気抵抗値1012 オームの金属光沢の蒸着膜40、塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹脂の溶液を主成分とした接着層50を順次形成したものである。
コーテッド紙60は、84.9g/m2 のコート紙を使用し、裏面に平均粒径10ミクロンメートル以下のシリカ71を0.03〜0.05重量%混合したオレフィン系樹脂溶液のマット剤層70を塗布したものである。
転写材料の接着層50をコーテッド紙60の表面61に接着して転写し、前記ポリエステルフィルム10と前記離型層20を除いて本発明複写防止紙とした。
本実施例の複写防止紙をレーザープリンターで印刷し、その印刷紙をさらにレーザープリンターで複写したところ、複写紙は黒変して印刷された情報記録を視認することができなかった。
20 離型層
30 保護層
40 金属蒸着膜
50 接着層
60 コーテッド紙
70 マット層
Claims (3)
- 基材の片面に、離型層、保護層、金属蒸着層及び接着層を順次設け、前記金属蒸着層を電気絶縁性を有するものにした転写材料を、コーテッド紙に転写して、前記基材と前記離型層を除いて形成し、前記保護層表面に電子複写機、レーザープリンター等のトナが定着できるようにしたことを特徴とする複写防止紙。
- 前記金属蒸着層が錫又は錫合金からなることを特徴とする請求項1記載の複写防止紙。
- 前記コーテッド紙の裏面に重送防止用マット層を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の複写防止紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004036265A JP2005225088A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 複写防止紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004036265A JP2005225088A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 複写防止紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005225088A true JP2005225088A (ja) | 2005-08-25 |
Family
ID=35000169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004036265A Pending JP2005225088A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | 複写防止紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005225088A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009220378A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Dainippon Printing Co Ltd | 複写防止媒体及び複写防止用紙 |
KR101345874B1 (ko) * | 2011-12-22 | 2013-12-30 | 주식회사 코레이트 | 복사 방지용 보안용지 및 이의 제조방법 |
JP5941233B1 (ja) * | 2016-01-28 | 2016-06-29 | 五條製紙株式会社 | 電子写真用基材 |
-
2004
- 2004-02-13 JP JP2004036265A patent/JP2005225088A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009220378A (ja) * | 2008-03-17 | 2009-10-01 | Dainippon Printing Co Ltd | 複写防止媒体及び複写防止用紙 |
KR101345874B1 (ko) * | 2011-12-22 | 2013-12-30 | 주식회사 코레이트 | 복사 방지용 보안용지 및 이의 제조방법 |
JP5941233B1 (ja) * | 2016-01-28 | 2016-06-29 | 五條製紙株式会社 | 電子写真用基材 |
WO2017006626A1 (ja) * | 2016-01-28 | 2017-01-12 | 五條製紙株式会社 | 電子写真用基材 |
CN107182217A (zh) * | 2016-01-28 | 2017-09-19 | 五条制纸株式会社 | 电子照相用基材 |
US20180149988A1 (en) * | 2016-01-28 | 2018-05-31 | Gojo Paper Mfg. Co., Ltd. | Base material for electrophotography |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4100189B2 (ja) | 情報記録媒体及びその製造方法 | |
JP2009137020A (ja) | 保護層転写シート、保護層転写方法及び印画物 | |
JP2005225088A (ja) | 複写防止紙 | |
JP2011201180A (ja) | 熱転写シート及びそれを用いた画像形成方法 | |
JP2009073093A (ja) | 画像形成方法、画像転写媒体および情報記録体 | |
JP2006243507A (ja) | 電子写真用金属調印字用シート | |
JP2006306115A (ja) | 隠蔽カード及びその製造方法 | |
JP6729290B2 (ja) | スクラッチシート | |
JP7035438B2 (ja) | 熱転写受像シート | |
JP2011088285A (ja) | 印刷シートおよびこの印刷シートを用いた転写物 | |
JP6638414B2 (ja) | スクラッチシート | |
JP6578885B2 (ja) | スクラッチシート | |
JP2013237200A (ja) | スクラッチ印刷物及びその製造方法 | |
JP6308823B2 (ja) | 複写防止用紙 | |
JP4548650B2 (ja) | 感圧転写修正テープ | |
JP2002067480A (ja) | 記録用シート | |
JP6686764B2 (ja) | スクラッチシート | |
JP2002127622A (ja) | 熱転写シート | |
JPH0719814Y2 (ja) | 光透過性を有する記録用シート | |
JP2014188893A (ja) | 中間転写記録媒体 | |
JP2001315445A (ja) | 被熱転写記録媒体及びその製造方法 | |
JP5109949B2 (ja) | 印字・記録層を備えたプラスチックカード、シルクスクリーンインク組成物 | |
JP2006044055A (ja) | カード用コア基材シート、並びに、これを用いた情報記録媒体及び情報記録媒体作製方法 | |
JP2001018521A (ja) | インクジェット記録用ラベル及びインクジェット記録用シート | |
JP2014225070A (ja) | 導電性付与転写箔、データキャリア、及び導電パターンの形成方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070109 |
|
RD13 | Notification of appointment of power of sub attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433 Effective date: 20081009 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090707 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091110 |