JP2006243507A - 電子写真用金属調印字用シート - Google Patents

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智史 川田
Takehiko Nishikawa
健彦 西川
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Abstract

【課題】 金属調の意匠性を持ち、電子写真画像形成方式にて良好な画像を形成でき、画像性、積層性に優れた印字用シートを提供する。
【解決手段】 可視光透過性フィルム基材の片面に電子写真方式で印字可能な印字用コート層が設けられ、その印字用コート層の反対側の可視光透過性フィルム基材の表面に、及び/又は印字用コート層と可視光透過性フィルム基材との間に、表面抵抗率が10Ω/sq以上の範囲にある顔料又は金属粉を含む金属調着色層が設けられている電子写真用金属調印字用シートにする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、トナーを静電転写させて印字させる電子写真画像形成方式の印字装置によって良好な画像を容易に形成でき、また印刷印字装置による印刷適性にも優れた電子写真用金属調印字用シートに関する。
最近、トナーを受像体へ静電転写させて印字させる電子写真画像形成方式の印字装置が普及している。電子写真画像形成方式の印字装置としては、レーザービームプリンタ、複写機やデジタル印刷機などがある。これらの印字装置では、受像体の印字面の帯電を制御し、装置内部に搭載された感光ドラムにて形成されたトナー画像を感光体ドラムから受像体へ転写し、定着ロールにて熱定着し、受像体へ印字している。得られる印字の色は、ブラックトナーから形成されるモノクロ印字と、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの4色のトナーを用いるカラー印字があり、受像体として紙やフィルムを基材とするシートの他に、粘着剤を有するラベルなどがある(例えば、特許文献1参照)。
これらの印字用シートは、視認性や意匠性を向上させるために、白や金属調など目的の色に予め着色する場合がある。その手法としてシート成形時における着色料の添加や、蒸着などの着色処理が行われてきた。
電子写真方式にて印字を形成する場合、基材表面に電位差を生じさせてトナーを静電転写する。
しかし、金属蒸着層などの表面抵抗率が10Ω/sq未満の中間層が存在する印字シートの場合、特にシート裏面側に帯電器を搭載しているレーザービームプリンタなどの電子写真画像形成において、シート表面の帯電を阻害してトナーが転写されず、印字抜けなど画像性に影響を及ぼす問題がある。また、同様に、金属蒸着層などの表面抵抗率が10Ω/sq未満の中間層が存在する印字シートの場合、XEIKON社製「DCP320S」などのデジタル印刷機でロール状態の印字用シートに電子写真方式で印字を行い、ロールをシート状にカットし積層する作業では、印字時に帯電したシートが積層されると、シートはコンデンサのように働き、電荷を保持するため、カットしたシートの端部を揃えて積層することが困難になり、作業性に支障をきたす問題がある。
以上のことから、金属調の意匠性を持つ印字シートを作成する際に、金属蒸着などの導電性中間層は使用できなかった。
特開平4−240889号公報
本発明の電子写真用金属調印字用シートは、金属調の意匠性を持つフィルム基材の印字用シートにおいても、電子写真画像形成方式にて良好な画像を形成でき、画像性、積層性に優れた印字用シートを提供することを目的とする。
かかる実状において、本発明者らは鋭意研究を行った結果、可視光透過性フィルム基材の片面に電子写真方式で印字可能な印字用コート層を設け、その印字用コート層の反対側の可視光透過性フィルム基材の表面に、及び/又は印字用コート層と可視光透過性フィルム基材との間に、表面抵抗率が10Ω/sq以上の範囲にある顔料又は金属粉を含む金属調着色層を設けることにより、上記課題を達成できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、可視光透過性フィルム基材の片面に電子写真方式で印字可能な印字用コート層が設けられ、その印字用コート層の反対側の可視光透過性フィルム基材の表面に、及び/又は印字用コート層と可視光透過性フィルム基材との間に、表面抵抗率が10Ω/sq以上の範囲にある顔料又は金属粉を含む金属調着色層が設けられていることを特徴とする電子写真用金属調印字用シートを提供するものである。
また、本発明は、上記電子写真用金属調印字用シートにおいて、印字用コート層の反対側の可視光透過性フィルム基材又は金属調着色層である外面層の表面に粘着剤層が設けられ、さらにその粘着剤層の表面に剥離シートが積層されている電子写真用金属調印字用シートを提供するものである。
また、本発明は、上記電子写真用金属調印字用シートにおいて、印字用コート層の表面抵抗率が10〜1014Ω/sqの範囲である電子写真用金属調印字用シートを提供するものである。
また、本発明は、上記電子写真用金属調印字用シートにおいて、印字用コート層が、可視光透過性フィルム基材の表面にアクリルスチレン樹脂又はポリエステル樹脂を含有する印字用コート層であり、その表面抵抗率が10〜1014Ω/sqの範囲である電子写真用金属調印字用シートを提供するものである。
また、本発明は、上記電子写真用金属調印字用シートにおいて、印字用コート層が2層からなり、上層がアクリルスチレン樹脂又はポリエステル樹脂を含有するものであり、下層が帯電防止剤を含有するものである電子写真用金属調印字用シートを提供するものである。ここで、上層とは、2層からなる印字用コート層のうちシートの最表面側の層を指し、下層とは可視光透過性フィルム基材に近い方の層を指す。
本発明の電子写真用金属調印字用シートは、金属調の意匠性を有し、電子写真画像形成方式にて良好な画像を形成でき、画像性、積層性に優れている。
詳しくは、本発明の電子写真用金属調印字用シートは、シート表面の帯電を阻害することにより発生するトナーの不転写に起因する印字抜けを防止でき、電子写真方式で印字を行い、ロールをシート状にカットする際に、カット後の端部を揃えて積層することを容易に行うことができる。
本発明の電子写真用金属調印字用シートの可視光透過性フィルム基材としては、特に限定されるものではなく、例えば、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂などの可視光透過性フィルムや、これらのフィルムに填料などの充填剤を配合した可視光透過性フィルムや合成紙などが挙げられる。
可視光透過性フィルム基材の厚みは、10〜200μmが好ましく、20〜110μmが特に好ましい。
本発明においては、可視光透過性フィルム基材に金属調の意匠性を持たせるために、印字用コート層の反対側の可視光透過性フィルム基材の表面に、及び/又は印字用コート層と可視光透過性フィルム基材との間に、表面抵抗率が10Ω/sq以上の範囲にある顔料又は金属粉を含む金属調着色層が設けられている。すなわち、金属調着色層が設けられている態様は、印字用コート層、可視光透過性フィルム基材及び金属調着色層が順次積層されているもの、印字用コート層、金属調着色層、可視光透過性フィルム基材及び金属調着色層が順次積層されているもの、印字用コート層、金属調着色層及び可視光透過性フィルム基材が順次積層されているものが挙げられる。特に、印字用コート層の反対側の可視光透過性フィルム基材の表面に表面抵抗率が10Ω/sq以上の範囲にある顔料又は金属粉を含む金属調着色層が設けられることが好ましい。
金属調着色層の表面抵抗率は、10Ω/sq以上であるが、10Ω/sq以上が好ましい。この表面抵抗率の上限値は、特に制限ないが、通常1016Ω/sq以下が好ましく、1015Ω/sq以下が特に好ましい。
金属調着色層に含まれる顔料又は金属粉としては、パール顔料(例えば、マイカなど)などの顔料、アルミニウム、ブロンズ、シルバー、ニッケル、スズなどの金属粉などが挙げられる。
この顔料及び金属粉の平均粒径は、2〜40μmが好ましく、5〜15μmが特に好ましい。
金属調着色層における顔料又は金属粉の含有量は、通常1〜30質量%が好ましく、10〜20質量%が特に好ましい。
顔料及び金属粉の形状は、球状、針状、箔状、葉状などが挙げられる。
金属調着色層は、顔料又は金属粉以外に、バインダーが含まれる。
バインダーとしては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アルキッド樹脂などが挙げられる。
金属調着色層におけるバインダーの含有量は、通常70〜99質量%が好ましく、80〜90質量%が特に好ましい。
金属調着色層は、例えば、金属調の印刷インクで印刷することにより、形成させることができる。印刷インクとしては、公知の印刷インクが使用でき、例えば、紫外線硬化型インク、酸化重合型インクなどが挙げられる。
金属調着色層の厚みは、通常1〜30μmが好ましく、4〜20μmが特に好ましい。
本発明においては、可視光透過性フィルム基材の片面に、又は可視光透過性フィルム基材の片面に設けられている金属調着色層の表面に、電子写真方式で印字可能な印字用コート層が設けられている。
該印字用コート層は、種々の印字用コート剤を含有するが、好ましくはアクリルスチレン樹脂又はポリエステル樹脂を含有する。好ましい態様としては、アクリルスチレン樹脂単独、ポリエステル樹脂単独又はアクリルスチレン樹脂とポリエステル樹脂の組み合わせが挙げられる。アクリルスチレン樹脂は、モノクロトナーの密着性に優れており、ポリエステル樹脂は、カラートナーの密着性に優れている。
アクリルスチレン樹脂は、(メタ)アクリル酸及び/又はそのエステルとスチレン類との共重合体である。(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸又はメタクリル酸を意味する。(メタ)アクリル酸のエステルとしては、前記(メタ)アクリル酸と炭素数1〜10のアルコールとのエステルが好ましく挙げられる。スチレン類としては、スチレン、および炭素数1〜6のアルキル基で置換されたスチレン等が好ましく挙げられる。
(メタ)アクリル酸及び/又はそのエステルとスチレン類との共重合体におけるスチレン類の含有量は、10〜50質量%が好ましく、20〜45質量%が特に好ましい。また、他の共重合可能なモノマーを共重合させてもよい。これらの具体例としては、例えば、アクリルアマイド、アクリロニトリル、無水マレイン酸などが好ましく挙げられる。
また、ポリエステル樹脂は、脂肪族系ポリエステル樹脂、芳香族系ポリエステル樹脂などの種々のポリエステル樹脂が挙げられ、芳香族系ポリエステル樹脂がトナー定着性に優れているので特に好ましい。ポリエステル樹脂は、ポリオールとポリカルボン酸の共縮重合体が好ましく、ポリオールとしては、脂肪族ジオール、脂環式ジオール、芳香族ジオールが好ましく、ポリカルボン酸としては、脂肪族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸が好ましい。
また、ポリエステル樹脂は、ポリエステル樹脂の変性物であってもよい。ポリエステル樹脂の変性物は、例えば、ウレタン変性ポリエステル樹脂が挙げられる。
ウレタン変性ポリエステル樹脂は、例えば、水酸基などの官能基を1分子中に2個以上有するポリエステル樹脂とモノイソシアネート化合物又はポリイソシアネート化合物を反応させることにより、得ることができる。モノイソシアネート化合物又はポリイソシアネート化合物としては、芳香族モノイソシアネート化合物又は芳香族ポリイソシアネート化合物が、印刷適性に優れているので好ましい。
ウレタン変性ポリエステル樹脂は、可視光透過性フィルム基材への密着性が優れ、可視光透過性フィルム基材への追従性に優れる。
アクリルスチレン樹脂、ポリエステル樹脂は、トナーの密着性、ブロッキング防止、プリンタ走行性の面から、ガラス転移温度が−30〜130℃の範囲のものが好ましい。ガラス転移温度が−30℃未満であると、ブロッキングやヒートローラーへの密着性が起こる可能性があり、130℃を超えると、トナー密着性が低下する可能性がある。アクリルスチレン樹脂のガラス転移温度は、10〜110℃が適しており、より好ましくは20〜50℃である。ポリエステル樹脂のガラス転移温度は、−25〜110℃が適しており、より好ましくは50〜100℃である。スチレン含有量が10〜50質量%の範囲にあるアクリルスチレン樹脂は、モノクロトナーの密着性及び印刷性(インク密着性)に優れており、ポリエステル樹脂はカラートナーの密着性に優れている。
アクリルスチレン樹脂とポリエステル樹脂は、いずれか一方を使用してもよいし、両者を併用してもよい。アクリルスチレン樹脂とポリエステル樹脂を併用する場合、両者の混合比率は、通常5:95〜100:0の範囲であり、トナー密着性と印刷インク密着性のバランスから好ましくは15:85〜100:0の範囲である。
印字用コート層は、その表面抵抗率が可視光透過性フィルム基材表面に比較的電位差を生じさせ易い10〜1014Ω/sqの範囲が好ましく、より好ましくは10〜1012Ω/sqの範囲である。
上記表面抵抗率の範囲にするには、アクリルスチレン樹脂又はポリエステル樹脂、あるいはこれらの混合物に、帯電防止剤を適宜配合することにより行うことができる。
帯電防止剤としては、公知の帯電防止剤を使用でき、脂肪族エステル等のノニオン系帯電防止剤、ポリアミン誘導体などのカチオン系帯電防止剤、4級アンモニウム塩系帯電防止剤、アルキルスルフェートやポリアニリンスルホン酸等のアニオン系帯電防止剤、アクリル樹脂系カチオン系帯電防止剤、銅、金、銀、ニッケル、アルミニウム、スズなどの導電性金属又は導電性金属酸化物、あるいはカーボンブラックなどを含有する無機系帯電防止剤、シロキサン系帯電防止剤が使用できる。これらのうち、スズ、4級アンモニウム塩系帯電防止剤が好ましい。また、アクリルスチレン樹脂に混合する場合、アクリル樹脂系カチオン系帯電防止剤が好ましい。
この場合、印字用コート層の塗布量(固形分)は、0.01〜5g/mの範囲が特に好ましい。
また、帯電防止剤層は、アクリルスチレン樹脂又はポリエステル樹脂、あるいはこれらの混合物からなる層の表面又は裏面に設けて上記表面抵抗率の範囲にすることもできる。なかでも、帯電防止剤層は、アクリルスチレン樹脂又はポリエステル樹脂、あるいはこれらの混合物からなる上層の裏面に下層として設け、二層からなる印字用コート層とすることが好ましい。
二層からなる印字用コート層の総塗布量は、0.01〜5g/mの範囲が特に好ましい。また、この二層からなる印字用コート層の上層の塗布量は、0.005〜2.5g/mの範囲が好ましく、下層の塗布量は0.005〜2.5g/mの範囲が好ましい。二層からなる印字用コート層のトナー受理性は、その上層のトナー受理性が強く影響するが、上層の厚みが薄いので、下層のトナー受理性の性質も発現でき、モノクロ印字、カラー印字とも良好な印字性を得ることができる。
また、印字用コート層の被膜強化、ブロッキング防止を図るため、ポリイソシアネート、キレート化合物などの架橋剤を配合してもよい。
また、印字装置での搬送性を向上させるために、印字用シートの裏面に対する印字用コート層の表面の動摩擦係数を0.25〜0.6にすることが好ましい。また、ヒートローラーからの剥離性を上げるためには、印字用シートの表面の中心線平均粗さを0.05〜3.0μmにするのが好ましく、0.1〜2.0μmにするのが特に好ましい。中心線平均粗さが0.05以下であると、ヒートローラーへの接触面積が増えて印字用シートへの蓄熱量が増大し、樹脂が軟化して巻きつきが発生する問題がある。また、中心線平均粗さが3.0以上であると、トナー定着時にボイド状の印字抜けが発生する問題がある。
動摩擦係数と印字用シートの表面の粗さをこれらの範囲にするためには、印字用コート層に充填剤を配合させることができる。充填剤としては、シリカ、タルク、石英、クレー、炭酸カルシウム、酸化チタン、アルミナ、水酸化アルミニウム、球状ポリスチレン樹脂、球状アクリル系樹脂等が挙げられる。これらの充填剤の平均粒径は、0.2〜100μmが好ましく、2〜50μmが特に好ましい。また、印字用コート層における充填剤の配合量は、固形分として0.5〜50質量%が好ましく、5〜30質量%が特に好ましい。
可視光透過性フィルム基材の表面又は金属調着色層の表面に印字用コート層を設けるには、印字用コート層を構成する物質を溶媒又は分散媒等の希釈剤に溶解又は分散させたコート剤を塗布し乾燥するなどの方法で付着させる方法などが挙げられる。なお、印刷用コート層が2層の場合は可視光透過性フィルム基材の表面又は金属調着色層の表面に下層となるコート剤を塗布し乾燥した後、その上に上層となるコート剤を塗布し乾燥すればよい。
本発明の印字用シートをラベルとして使用する場合には、可視光透過性フィルム基材の裏面(印字用コート層の反対面)には粘着剤層が設けられる。すなわち、印字用コート層の反対側の可視光透過性フィルム基材又は金属調着色層である外面層の表面に粘着剤層が設けられる。つまり、印字用コート層の反対側の可視光透過性フィルム基材の表面に金属調着色層が設けられていない場合には、可視光透過性フィルム基材が外面層になるので、その可視光透過性フィルム基材の表面に粘着剤層が設けられ、印字用コート層の反対側の可視光透過性フィルム基材の表面に金属調着色層が設けられている場合には、その金属調着色層が外面層になるので、その金属調着色層の表面に粘着剤層が設けられる。この粘着剤層により、被着体にラベルを貼付することができる。
この粘着剤層を構成するための粘着剤としては、特に制限なく、公知の粘着剤を使用でき、例えば、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ゴム系粘着剤、ポリエステル系粘着剤などが使用できる。これらのうち、画像形成装置の内部を汚染することのない粘着剤の使用が望ましい。粘着剤層の塗布量は、固形分として5〜50g/mが好ましく、10〜30g/mが特に好ましい。
粘着剤層の表面には、剥離シートが積層されていることが好ましい。
剥離シートは、種々の剥離シートを使用できるが、代表的には剥離性を表面に有する基材シートから構成される。基材シートとしては、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂などのフィルムや、これらのフィルムに填料などの充填剤を配合したフィルムや合成紙などが挙げられる。また、グラシン紙、クレーコート紙、上質紙などの紙基材が挙げられる。
基材シートの表面に剥離性を持たせるには、その表面に熱硬化性シリコーン樹脂や、紫外線硬化型シリコーン樹脂等の剥離剤を塗布等により付着させる。剥離剤の塗布量は、0.03〜3.0g/mが好ましい。
剥離シートは、剥離剤を有する表面を粘着剤層に接して積層される。
粘着剤層に積層された剥離シートの剥離剤を有しない面(背面)は、他の印字用シートの印字用コート層の表面との滑り性を有することが好ましい。滑り性を付与するため、また平判での使用の際の重送を防止するためには、帯電防止剤を背面に塗布するか、帯電防止剤を基材シートに配合することが好ましい。この帯電防止剤としては、前記の帯電防止剤と同様なものが使用できる。また、易滑性を上げるために、必要性に応じて、シリカ、タルク、石英、クレー、球状ポリスチレン樹脂、球状アクリル系樹脂等の充填剤を基材シートに配合することができる。
本発明の印字用シートにおける印字とは、文字や記号などの狭義の字のみでなく、点、線、図形又はこれらの組合せからなる模様も含む概念である。
次に、本発明を製造例、実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例示によってなんら制約されるものではない。
なお、印字用シートの性能の測定方法は、以下のとおりである。
(1)金属調着色層の表面抵抗率
印字用シートの金属調着色層の表面抵抗率は、JIS K7194に準じ、三菱油化(株)製「表面抵抗計MCP−T400」を用いて測定した。測定値が1×10Ω/sq以上の場合は、JIS K6911に準じ、ADVANTEST社製「デジタルエレクトロメータTR8652」を用いて測定した。
(2)光学濃度値(O.D.)
レーザービームプリンタとしてキャノン株式会社製「COLOR LAZER SHOT LBP−5700」、リコー株式会社製「IPSIO COLOR 8100」を用いて、印字用シートに印字して、印字濃度をマクベス濃度計RD−918で測定し、光学濃度値(OD値)を求めた。
(3)画像性(印字抜け)
光学濃度値の評価で用いたレーザービームプリンタを用いて、印字用シートに印字して、文字部の印字抜けの有無を目視で観察し、下記の基準に従い、評価した。
○:印字抜けがない。
×:印字抜けがある。
(4)画像性(トナー飛び)
光学濃度値の評価で用いたレーザービームプリンタを用いて、印字用シートに印字して、トナー飛びの有無を目視で観察し、下記の基準に従い、評価した。
○:トナー飛びがない。
×:トナー飛びがある。
(5)トナー密着性
光学濃度値の評価で用いたレーザービームプリンタを用いて、印字用シートに印字して、トナー密着性を下記の基準に従って評価した。評価は、JIS L0823に準じて、染色堅牢度試験用摩擦試験機II型にて、綿布(JIS L0823)を用い、綿布が50往復した時のトナー脱落状況を観察し、下記の基準に従い、評価した。
○:トナーの脱落が見られない。
×:トナーの脱落が見られる。
(6)プリンタ搬送性
光学濃度値の評価で用いたレーザービームプリンタを用いて、印字用シート500枚に印字して、搬送不良の枚数を確認した。
(7)動摩擦係数
JIS K7125に準じ、株式会社オリエンテック製「TENSILON/UTM−4−100」を用い、印字用シートの表面と別の印字用シートの裏面が接するように印字用シートを重ね、印字用シートの裏面に対する印字用コート層の表面の動摩擦係数を測定した。
(8)中心線平均粗さ
JIS B0651(測定方法)に準じ、株式会社ミツトヨ製表面粗さ測定器「SURFTEST SV−3000」を用い、JIS B0601で定義される印字用シートの表面の中心線平均粗さを測定した。
(9)印字用コート層の表面抵抗率
印字用コート層の表面抵抗率は、JIS K6911に準じ、ADVANTEST社製「デジタルエレクトロメーターTR8652」を用いて測定した。
(10)シート積層性
レーザビームプリンタとしてXEIKON社製「DCP320S」を用いて、ロール状の印字用シートに印字を行い、印字後シート状にカットし、500枚積層した。下記の基準に従い、評価した。
○:シートの端部を揃えて積層できた。
×:シートの端部を揃えて積層できなかった。
(実施例1)
可視光透過性フィルム基材として厚み50μmのポリエステル樹脂シート(三菱化学ポリエステルフィルム(株)製、商品名「E150」)の表面に、紫外線硬化型銀色印刷インク(株式会社ティーアンドケイ東華社製、商品名「UV No.3シルバー」、アルミニウム粉の形状:葉状、アルミニウム粉の平均粒径:11μm、アルミニウム粉の含有量:15質量%、バインダーの種類:アクリル系樹脂及びポリエステル系樹脂、バインダーの含有量:85質量%)を印刷し、高圧水銀ランプを用いて120W、1灯、ランプ高さ10cm、速度10m/minの条件でインク硬化を行い、金属調着色層(厚み:12μm)を形成した。
該可視光透過性フィルム基材の金属調着色層と反対側の表面に電子写真用の印字用コート層の下層として、四級アンモニウム塩系帯電防止剤〔コルコート株式会社製、商品名「コルコートNR121X−9」、(固形分:10質量%)100質量部、酢酸エチル12質量部、イソプロピルアルコール12質量部、シクロヘキサノン1質量部を混合して均一に混合したもの〕をマイヤーバーで塗工した後、オーブンにて100℃で1分間乾燥させて乾燥塗布量2.0g/mとなるようコート層を形成した。さらに、そのコート層の上に、印字用コート層の上層として、コート剤〔アクリルスチレン樹脂(日本合成化学株式会社製、商品名「コーポニール3682」、スチレン含有量23質量%、ガラス転移温度40℃、固形分40質量%)30質量部、ポリエステル樹脂(東洋紡績株式会社製、商品名「バイロン20SS」、ガラス転移温度67℃、固形分30質量%)70質量部、トルエン200質量部、メチルエチルケトン200質量部、シクロヘキサノン20質量部を均一に混合したもの〕をマイヤーバーで塗工した後、オーブンにて100℃で1分間乾燥させて、乾燥塗布量2.0g/mとなるようコート層を形成し、印字用シート(縦:210mm、横:297mm)を作成した。得られた印字用シートの性能を表1に示した。
(実施例2)
基材シートとして厚み50μmのポリエステル樹脂シート(東洋紡績(株)製、商品名「クリスパー50G1211」)の片面に、シリコーン塗布剤〔シリコーン(信越化学社製、商品名「KS3703」)100質量部、硬化触媒(信越化学社製、商品名「CAT−PL−50T」)1質量部、トルエン450質量部を均一に混合し、脱気したもの〕をマイヤーバーで塗工し、オーブンにて150℃で30秒間乾燥させ、剥離処理層(固形分塗布量:0.5g/m)を形成した。また、ポリエステル樹脂シートの背面に、平判使用時の重走を防止するため、背面処理剤〔アクリル樹脂系カチオン系帯電防止剤(三菱化学社製、商品名「サフトマーST−2000」)100質量部、水260質量部、イソプロピルアルコール340質量部を均一に混合し、脱気したもの〕をマイヤーバーで塗工し、乾燥させ、背面処理層(固形分塗布量:0.5g/m)を形成し、剥離シートを形成した。
得られた剥離シートの剥離処理層面に、粘着剤〔アクリル系粘着剤(東洋インキ株式会社製、商品名「オリバインBSP1109」)100質量部、イソシアナート系架橋剤(東洋インキ株式会社製、商品名「BHS8515」)3.2質量部を均一に混合し、脱気したもの〕をマイヤーバーで塗工し、オーブンにて100℃で1分間乾燥させ、乾燥塗布量20g/mとなるよう粘着剤層を形成した。その後、ラミネーターを用いて実施例1で用いた印字用シートの金属調着色層とその粘着剤層とを貼り合わせて、印字用シートを形成し、実施例1と同様にして評価した。結果を表1に示す。
(実施例3)
可視光透過性フィルム基材として厚み50μmのポリエステル樹脂シート(三菱化学ポリエステルフィルム(株)製、商品名「E150」)の表面に、紫外線硬化型銀色印刷インク〔(株式会社ティーアンドケイ東華社製、商品名「UV No.3シルバー」)100質量部にアルミペースト(東洋アルミニウム株式会社製、商品名「0200M」、アルミニウム粉の形状:箔状、アルミニウム粉の平均粒径:10μm、アルミニウム粉の含有量:65質量%、溶剤の含有量:35質量%)を10質量部を添加したものを印刷し、高圧水銀ランプを用いて120W、1灯、ランプ高さ10cm、速度10m/minの条件でインク硬化を行い、金属調着色層(厚み:12μm)を形成した以外は、実施例1と同様の印字用シートを形成して評価した。結果を表1に示す。
(実施例4)
紫外線硬化型銀色印刷インク(株式会社ティーアンドケイ東華社製、商品名「UV No.3シルバー」の代わりに、紫外線硬化型銀色印刷インク(株式会社ティーアンドケイ東華社製、商品名「UVシルバーTK」、アルミニウム粉の形状:葉状、アルミニウム粉の平均粒径:15μm、アルミニウム粉の含有量:15質量%、バインダーの種類:アクリル系樹脂、バインダーの含有量:85質量%)を使用した以外は実施例1と同様の印字用シートを形成して、評価した。結果を表1に示す。
(比較例1)
可視光透過性フィルム基材として厚み50μmのポリエステル樹脂シート(三菱化学ポリエステルフィルム(株)製、商品名「E150」)の表面に、アルミニウム蒸着を施して、金属調着色層を形成したこと以外は、実施例1と同様にして印字用シートを形成して評価した。結果を表2に示す。
(比較例2)
実施例2と同様にして剥離シートを形成し、粘着剤層を形成した後、ラミネーターを用いて比較例1と同様に作成した印字用シートの金属調着色層と粘着剤層とを貼り合わせて印字用シートを形成し、実施例1と同様に評価した。結果を表2に示す。
Figure 2006243507
Figure 2006243507
本発明は、電子写真用金属調印字用シートは、レーザービームプリンタ、複写機やデジタル印刷機など種々の電子写真画像形成方式の印字装置に、印字用シートとして、利用できる。また、本発明は、電子写真用金属調印字用シートは、ラベルとしても利用できる。

Claims (5)

  1. 可視光透過性フィルム基材の片面に電子写真方式で印字可能な印字用コート層が設けられ、その印字用コート層の反対側の可視光透過性フィルム基材の表面に、及び/又は印字用コート層と可視光透過性フィルム基材との間に、表面抵抗率が10Ω/sq以上の範囲にある顔料又は金属粉を含む金属調着色層が設けられていることを特徴とする電子写真用金属調印字用シート。
  2. 印字用コート層の反対側の可視光透過性フィルム基材又は金属調着色層である外面層の表面に粘着剤層が設けられ、さらにその粘着剤層の表面に剥離シートが積層されている請求項1に記載の電子写真用金属調印字用シート。
  3. 印字用コート層の表面抵抗率が10〜1014Ω/sqの範囲である請求項1又は2に記載の電子写真用金属調印字用シート。
  4. 印字用コート層が、可視光透過性フィルム基材の表面にアクリルスチレン樹脂又はポリエステル樹脂を含有する印字用コート層であり、その表面抵抗率が10〜1014Ω/sqの範囲である請求項1〜3のいずれかに記載の電子写真用金属調印字用シート。
  5. 印字用コート層が2層からなり、上層がアクリルスチレン樹脂又はポリエステル樹脂を含有するものであり、下層が帯電防止剤を含有するものである請求項1〜4のいずれかに記載の電子写真用金属調印字用シート。
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