JP2001315445A - 被熱転写記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

被熱転写記録媒体及びその製造方法

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JP2001315445A JP2000133511A JP2000133511A JP2001315445A JP 2001315445 A JP2001315445 A JP 2001315445A JP 2000133511 A JP2000133511 A JP 2000133511A JP 2000133511 A JP2000133511 A JP 2000133511A JP 2001315445 A JP2001315445 A JP 2001315445A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インキとの密着性がよく、熱転写により文字
情報などを鮮明に印字できる受像層を有する被熱転写記
録媒体及びその製造方法を提供する。 【解決手段】基材と、前記基材の一方の面に、少なくと
も、融点が100℃〜200℃の滑剤を1〜5重量%含
み、かつ、ガラス転移点が−30℃〜50℃である熱可
塑性樹脂を10〜30重量%含む材料を用いて形成され
た受像層とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂型インクリボン
などにより熱転写印字が可能であり、乗車券、定期券、
もしくは回数券などに利用できる被熱転写記録媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報記録カード上に可視情報を印
字する用途が普及している。例えば、定期券の乗車区間
や有効期限、プリペイドカードの残高表示及び回数券な
どの可視情報の印字である。これらの記録媒体の基材上
には印字を熱転写するための受像層が形成され、さら
に、偽造や改ざんを防止するために、受像層の上にイン
キで印刷された地紋パターンが形成されている。
【0003】従来、この種の情報記録カードは長期間の
多数回の反復使用を目的としており、情報記録カードの
基材は多数回の使用に耐えうる物理的強度が必要であ
る。また、この基材上に形成される受像層は耐水性、耐
油性、耐磨耗性、耐可塑剤性及び耐薬品性などが要求さ
れている。さらに、この受像層上にはインキを印刷する
ことにより地紋パターンが形成されるので、インキとの
密着性がよい受像層が要求されている。さらに、この受
像層上には熱転写などにより文字情報などが印字される
ので、熱転写時の熱に影響されないで、鮮明に文字情報
を印字することができる受像層が要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、情報記録カード
の偽造防止の機能を向上させるため、受像層の上に印刷
される地紋パターン、すなわち、網点及び万線の組み合
わせからなる複写防止パターンが複雑になってきてい
る。このため、地紋パターンの印刷は従来のグラビア印
刷法からオフセット印刷法へ移行しつつある。これは、
オフセット印刷法は175線/インチ〜250線/イン
チ程度の印刷を行うことができるので、グラビア印刷法
より微細な地紋パターンを印刷することができるからで
ある。
【0005】すなわち、このオフセット印刷法を用いる
ことにより、グラビア印刷法では困難である、カラーコ
ピー機での複写による偽造を防止できる複写防止パター
ンを容易に印刷することができる。このオフセット印刷
法では、例えば、インキを紫外線で硬化させるUVオフ
セットインキを使用することができる。従来技術で形成
した受像層上に、このオフセット印刷法によりUVオフ
セットインキを印刷して地紋パターンを形成すると、受
像層とUVオフセットインキとの密着性が悪いため、地
紋パターンが受像層から剥がれやすいという問題点があ
る。
【0006】例えば、定期券の場合、受像層及び地紋パ
ターンの上に乗車区間や有効期限などを熱転写媒体にて
印字する。受像層からこの印字パターンより早く地紋パ
ターンが剥がれると乗車区間や有効期限などを改ざんし
たものと見なされてしまう。従って、熱転写にて文字情
報などが印字される情報記録カードの受像層と地紋パタ
ーンとの密着性は非常に重要である。
【0007】本発明は以上の問題点を鑑みて創作された
ものであり、地紋パターンとの密着性がよく、熱転写に
より文字情報などを鮮明に印字することができる受像層
を有する被熱転写記録媒体及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題は基材と、
前記基材の一方の面に、少なくとも、融点が100℃〜
200℃の滑剤を1〜5重量%含み、かつ、ガラス転移
点が−30℃〜50℃である熱可塑性樹脂を10〜30
重量%含む材料を用いて形成された受像層とを有するこ
とを特徴とする被熱転写記録媒体により解決する。
【0009】本発明によれば、基材上に形成された受像
層に地紋パターンを形成する場合、受像層は融点が10
0℃〜200℃の滑剤を1〜5重量%含み、かつガラス
転移点が−30℃〜50℃の熱可塑性樹脂を10〜30
重量%含んでいるので、受像層と地紋パターンとの密着
性を向上させることができる。また、受像層は融点が1
00℃〜200℃の滑剤を1〜5重量%含んでいるの
で、さらに、次のような作用がある。受像層の上に文字
情報などを熱転写で印字する場合、受像層に含まれる滑
剤は熱転写時の熱の影響を受けやすい。特に、受像層の
表面近傍に存在する滑剤は熱転写による印字に影響を与
える。融点が100℃〜200℃の滑剤を使用すること
により、受像層の表面近傍の滑剤は熱転写時の熱がかか
っても、完全には溶融せず、熱可塑性樹脂となじむ程度
に溶融する。
【0010】すなわち、熱転写時の印字ムラの原因とな
る、受像層の表面近傍の滑剤が完全に溶けて受像層の表
面に滑剤を主成分とする膜が形成されたり、滑剤が固形
状態のまま受像層の表面近傍に点在して受像層の表面が
ざらつくことがなくなる。従って、受像層上に熱転写に
より文字情報などを鮮明に印字することができる。さら
に、好ましい形態においては、受像層はガラス転移点が
−30℃〜50℃の熱可塑性樹脂のほかに、ガラス転移
点が50℃より高い熱可塑性樹脂を含んでいる。これに
よれば、高温、高湿の雰囲気で長期間にわたり被熱転写
記録媒体を複数枚重ねて保管する場合、ガラス転移点が
50℃より高い樹脂を含むので受像層のブロッキングを
防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】(本願発明者の調査)本願発明者
は被熱転写記録媒体の受像層の成分である熱可塑性樹脂
のガラス転移点及び滑剤であるワックスの融点に注目し
た。これらの重量比を変化させて受像層を形成し、この
受像層の上にオフセット印刷法によりUVオフセットイ
ンキを全面に印刷して受像層とUVオフセットインキと
の密着性の調査を行った。
【0012】第1の実験として、ガラス転移点が異なる
熱可塑性樹脂の重量比を変化させて基材上に受像層を形
成し、受像層とUVオフセットインキとの密着性を調査
した。まず、エポキシ樹脂(ガラス転移点:70℃)、
ポリエステル樹脂(ガラス転移点:67℃)、ポリエス
テル樹脂(ガラス転移点:47℃)及びポリエチレンワ
ックス(融点130℃)をそれぞれが所定の重量比にな
るように混合して塗料を作成した。ここで、ガラス転移
点が47℃のポリエスエテル樹脂の重量比を全体の固形
重量比の5重量%以上10重量%未満と、10重量%以
上とに変化させた。また、融点が130℃のポリエチレ
ンワックスの重量比を5重量%とした。
【0013】その後、これらの二種類の塗料をそれぞれ
基材上に塗布し、これを乾燥させて受像層を形成した。
次に、ガラス転移点が47℃のポリエステル樹脂の重量
比が5重量%以上10重量%未満含む受像層上の全面
に、オフセット印刷法により、UVオフセットインキ
(東洋インキ製造(株)製:FDカルトン−P(青
色))を印刷して、テストサンプル1を作成した。
【0014】次に、テストサンプル1の受像層とインキ
との密着性の調査を行った。試験方法はJIS規格に従
い、透明感圧付着テープを印刷したインキに貼り付け、
インキの剥がれ状態を調査した。はがれ状態の評価はJ
IS規格の試験結果の分類に従った。表1はJIS規格
の試験結果の分類を示す表である。
【0015】
【表1】
【0016】ガラス転移点が47℃であるポリエステル
樹脂の重量比が5重量%以上10重量%未満含んで形成
された受像層を有するテストサンプル1では、受像層か
らのUVオフセットインキの剥がれが確認された(表1
の分類3)。次の実験として、ガラス転移点が47℃の
ポリエステル樹脂の重量比が10重量%以上含んで形成
された受像層上の全面に、オフセット印刷法により、U
Vオフセットインキを印刷して、テストサンプル2を作
成した。そして、上記と同じ方法でテストサンプル2の
受像層とUVオフセットインキとの密着性を調査した。
【0017】ガラス転移点が47℃のポリエステル樹脂
の重量比が10重量%以上含んで形成された受像層を有
するテストサンプル2では、受像層からのUVオフセッ
トインキの剥がれは確認されなかった(表1の分類0も
しくは1)。すなわち、ガラス転移点が50℃以下の熱
可塑性樹脂の重量比を上げることによりUVオフセット
インキとの密着性のよい受像層を形成することができる
ことが分かった。
【0018】さらに、本願発明者は上記と同様な方法で
基材上に受像層及び地紋パターンを形成し、ブロッキン
グについて調査した。調査方法としては、基材上に受像
層及び地紋パターンを形成し、これを複数枚重ねて、そ
の上から4.9kPaの荷重をかけ、温度が40℃及び
湿度が90%の雰囲気で 48時間にわたって保管し、
受像層及び地紋パターンの剥がれを目視にて確認した。
【0019】まず、熱可塑性樹脂としてガラス転移点が
47℃のポリエステル樹脂のみとし、これに融点が13
0℃のポリエチレンワックスを5重量%混合して基材上
に受像層を形成した。その後、この受像層の上にオフセ
ット印刷法により、UVオフセットインキで地紋パター
ンを印刷し、テストサンプル3を作成した。そして、テ
ストサンプル3のブロッキングの調査を行った。
【0020】ガラス転移点が47℃のポリエステル樹脂
のみを含む受像層を有するテストサンプル3では、ブロ
ッキングが発生した。しかし、受像層と地紋パターンの
密着性は良好であった。このテストサンプル3の受像層
の成分に、さらに、ガラス転移点が70℃のエポキシ樹
脂を混合し、エポキシ樹脂を50重量%以上含む受像層
を基材上に形成した。この受像層の上に、オフセット印
刷法により、UVオフセットインキで地紋パターンを印
刷し、テストサンプル4を作成した。そして、テストサ
ンプル4のブロッキングの調査を行った。
【0021】ガラス転移点が70℃のエポキシ樹脂を5
0重量%以上含む受像層を有するテストサンプル4では
ブロッキングが発生しなかった。さらに、ガラス転移点
が70℃のエポキシ樹脂の重量比を上げていき、エポキ
シ樹脂が90重量%以上含む受像層を基材上に形成し、
オフセット印刷法により、UVオフセットインキで地紋
パターンを印刷し、テストサンプル5を作成した。そし
て、テストサンプル5のブロッキングの調査を行った。
【0022】ガラス転移点が70℃のエポキシ樹脂が9
0重量%以上含む受像層を有するテストサンプル5では
ブロッキングが発生しなかった。しかし、UVオフセッ
トインキで印刷された地紋パターンとの密着性が低下し
た。すなわち、受像層の成分として、ガラス転移点が5
0℃より高い樹脂の重量比を上げることにより、受像層
のブロッキングを防止できるが、重量比を上げすぎる
と、UVオフセットインキとの密着性が低下することが
分かった。
【0023】以上のことより、受像層の成分として、ガ
ラス転移点が50℃以下の樹脂の重量比を上げるとUV
オフセットインキとの密着性はよいが、ブロッキングが
発生しやすい。また、ガラス転移点が50℃より高い樹
脂の重量比を上げるとUVオフセットインキとの密着性
が悪いが、ブロッキングが発生しなくなることが分かっ
た。
【0024】従って、ガラス転移点が50℃以下の熱可
塑性樹脂及びガラス転移点が50℃より高い熱可塑性樹
脂を所定の重量比にすることにより、UVオフセットイ
ンキとの密着性がよく、かつブロッキングが発生しない
受像層を形成することができる。さらに、詳しくは、本
願発明者の実験により、受像層の組成として、ガラス転
移点が−30℃〜50℃の熱可塑性樹脂の重量比を10
〜30重量%、ガラス転移点が50℃を超える熱可塑性
樹脂を65〜85重量%及びポリエチレンワックスを5
重量%とすることにより、受像層とUVオフセットイン
キとの密着性が良好になり、かつ受像層のブロックキン
グが発生しないことを見出した。
【0025】第2の実験として、本願発明者は熱可塑性
樹脂に混合する滑剤であるワックスの融点に注目した。
第1の実験は熱可塑性樹脂のガラス転移点に注目した実
験であるが、融点が130℃のポリエチレンワックスを
含む受像層とUVオフセットインキとの密着性の実験も
兼ねている。すなわち、融点が130℃のポリエチレン
ワックスと、ガラス転移点が47℃のポリエステル樹脂
を10〜30重量%含む受像層はUVオフセットインキ
との密着性が良好であることは確認されている。
【0026】そこで、融点が130℃のポリエチレンワ
ックスの代わりに、融点が36℃の天然の動物系ワック
スであるラノリンを受像層のワックスに用い、受像層と
UVオフセットインキとの密着性を調査した。まず、エ
ポキシ樹脂(ガラス転移点:70℃)を60重量%、ポ
リエステル樹脂(ガラス転移点:67℃)を5重量%、
ポリエステル樹脂(ガラス転移点:47℃)を30重量
%、ラノリン(融点36℃、天然の動物系ワックス)を
5重量%になるように混合して塗料を作成した。
【0027】その後、基材上にこの塗料を塗布し、乾燥
させて受像層を形成した。次に、受像層上にオフセット
印刷法により、UVオフセットインキを全面に印刷し、
テストサンプル6を作成した。そして、テストサンプル
6の受像層とUVオフセットインキとの密着性の調査を
行った。評価方法及び試験結果の分類は第1の実験と同
様である。
【0028】融点が36℃のラノリンをワックスに使用
した受像層を有するテストサンプル6では、受像層とU
Vオフセットインキとの剥がれが確認された(表1の分
類4)。すなわち、融点が比較的低いワックスを含む受
像層はUVオフセッットインキとの密着性が悪いことが
分かった。さらに、詳しくは、本願発明者の実験によ
り、受像層の成分として融点が100℃〜200℃のワ
ックスの重量比を1〜5重量%の範囲にすることによ
り、受像層の上に印刷されたUVオフセットインキの剥
がれが発生せず、密着性が良好になることを見出した。
【0029】以上の第1の実験結果及び第2の実験結果
より、本願発明者は融点が100℃〜200℃のワック
スを1〜5重量%の範囲で含み、かつガラス転移点が−
30℃〜50℃の熱可塑性樹脂を10〜30重量%の範
囲で含む受像層は、UVオフセットインキとの密着性が
良好で、かつブロッキングが発生しないことを見出し
た。
【0030】(実施の形態)以上の本願発明者の実験結
果に基づき、本発明の実施の形態を図を参照しながら説
明する。図1は本発明の実施の形態の被熱転写記録媒体
を示す断面図である。本発明の実施の形態の被熱転写記
録媒体18は、基材10と、基材10の表面に形成され
た受像層12と、受像層12の上に形成された地紋パタ
ーン16と、基材10の裏側に形成された磁気記録層1
4とで構成されている。
【0031】基材10はポリエステル系樹脂、例えば、
ポリエチレンテフレート(PET)樹脂、ポリプチレン
テレフタレート(PBT)樹脂、ポリ塩化ビニル(PV
C)樹脂、ポリオレフィン(PO)系樹脂などからな
る。これらを材料とする基材10は被記録媒体の用途に
応じて任意の厚さにすることができる。磁気記録層14
は従来からプリペイドカードなどの磁気記録層に用いら
れている、例えば、Ba−フェライト、Sr−フェライ
トなどで形成されている。磁気記録用の材料を結合する
樹脂(バインダー樹脂)として、例えば、ポリエステル
系樹脂、アルキッド系樹脂、ビニル系樹脂、ポリウレタ
ン系樹脂またはそれらの混合樹脂を用いることができ
る。
【0032】受像層12は熱可塑性樹脂及び滑剤である
ワックスを成分として形成されている。受像層12の成
分の一つである熱可塑性樹脂は少なくとも、ガラス転移
点が−30℃〜50℃の熱可塑性樹脂を固形総量100
重量%に対して、10〜30重量%の範囲で含有してい
る。ガラス転移点が−30℃〜50℃の樹脂は、例え
ば、ガラス転移点が47℃のポリエステル樹脂(東洋紡
績(株)製:RV103)もしくは、ガラス転移点が−
22℃のポリエステルポリウレタン樹脂(東洋紡績
(株)製:UR−8700)を使用することができる。
【0033】ガラス転移点が−30℃〜50℃の樹脂の
重量比としては、ガラス転移点が47℃であるポリエス
テル樹脂を30重量%、もしくはガラス転移点が−22
℃のポリエステルポリウレタン樹脂を10重量%とする
ことが好ましい。好ましい実施の形態においては、受像
層12はガラス転移点が−30℃〜50℃の熱可塑性樹
脂のほかに、ガラス転移点が50℃より高い熱可塑性樹
脂を含んでいる。このガラス転移点が50℃より高い熱
可塑性樹脂として、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリ
ル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、
ポリプロピレン系樹脂、フェノキシ系樹脂及びエポキシ
系樹脂などを使用することができる。
【0034】受像層12の他の成分の一つであるワック
スは合成ワックスからなる。合成ワックスの種類として
は合成炭化水素ワックス及び変成ワックスがある。合成
炭化水素ワックスとしてはフィッシャー・トロプシュワ
ックス及びポリエチレンワックスがある。また、変成ワ
ックスとしてはモンタンワックス誘導体、パラフィンワ
ックス誘導体及びマイクロクリスタリンワックス誘導体
がある。
【0035】以上の合成炭化水素ワックス及び変成ワッ
クスはすべて融点が100℃〜200℃である。受像層
12は少なくとも、これらのワックスを1〜5重量%含
有している。これらのワックスの中では融点が130℃
のポリエチレンワックスが好ましく、また、重量比は5
重量%とすることが好ましい。次に、融点が100℃未
満のワックス、本実施の形態で使用する融点が100℃
〜200℃のワックスもしくは融点が200℃より高い
ワックスをそれぞれ含む受像層の上に、熱転写により印
字を行う際の受像層内のワックスの挙動について説明す
る。
【0036】図3は融点が100℃未満のワックスを含
む受像層12aを有する被熱転写記録媒体の断面図であ
る。図3に示すように、基材10の上に受像層12aが
形成され、受像層12aの上には地紋パターン16が形
成されている。この受像層12aには融点が100℃未
満のワックス(図示せず)と樹脂22とが含まれてい
る。受像層12a上に文字情報などを熱転写プリンター
などで熱転写すると、図3に示すように、ワックスの融
点が比較的低いので、熱転写時の熱で受像層12aの表
面近傍のワックスが溶け出し、受像層の表面にワックス
を主成分とするワックスの膜20が部分的に形成され
る。これにより、転写印字のステッキングや印字ムラが
発生し、鮮明な転写印字層を形成できなくなる。
【0037】図4は融点が200℃より高いワックスを
含む受像層12bを有する被熱転写記録媒体の断面図で
ある。図4に示すように、基材10上に受像層12bが
形成され、受像層12bの上には地紋パターン16が形
成されている。この受像層12bには融点が200℃よ
り高いワックス20aと樹脂22とが含まれている。受
像層12b上に文字情報を熱転写プリンターなどで熱転
写すると、図4に示すように、ワックスの融点が比較的
高いので、熱転写時の熱がかかっても、ワックス20a
は溶融せず、固形状態のまま樹脂中に点在する。これに
より、受像層の表面がざらつくため、転写印字するとき
に印字ムラが発生し、鮮明な転写印字層を形成できなく
なる。
【0038】図5は本実施の形態で使用する融点が10
0℃〜200℃のワックスを含む受像層12cを有する
被熱転写記録媒体の断面図である。図5に示すように、
基材10上に受像層12cが形成され、受像層12cの
上には地紋パターン16が形成されている。この受像層
12cには融点が100℃〜200℃のワックス20b
と樹脂22とが含まれている。受像層12c上に文字情
報を熱転写プリンターなどで熱転写すると、ワックス2
0bの融点は100℃〜200℃なので、熱転写時の熱
でワックス20bは完全には溶融しないが、受像層の表
面ではワックス20bが樹脂22になじむ程度に溶融す
る。
【0039】従って、ワックス20bが樹脂22の中に
点在していても受像層12cの表面がざらつくことはな
いので、転写印字時に印字ムラができることはなく、鮮
明な転写印字層を形成することができる。以上のことよ
り、受像層12の成分の一つであるワックスの融点は1
00℃〜200℃の範囲で、好ましくは、110℃〜1
50℃、最適な融点としては130℃である。
【0040】次に、本発明の実施の形態の被熱転写記録
媒体の製造方法を説明する。基材10として白色ポリエ
チレンテレフタレート(PET)シート(東レ(株)
製:E−24(厚さ約188μm)を用いる。まず、図
1に示すように、磁気記録材料として抗磁力219kA
/mのBa−フェライトとアクリル樹脂エマルジョンを
分散・混合して磁気塗料を作成する。そして、この磁気
塗料をグラビアコーターで基材10の裏面に塗布、乾燥
し膜厚が約10μmになるように磁気記録層14を形成
する。
【0041】その後、下記の組成の塗料1を高速プロペ
ラ攪拌機で十分攪拌した後、基材10の表面にグラビア
リバース方式で、乾燥温度120℃の条件で塗布し、乾
燥したあとの厚さが約5μmになるように受像層12を
形成する。 (受像層12形成用の塗料1の組成) エポキシ樹脂(油化シェル(株)製:エピコート1007) ガラス転移点 70℃ 60重量% ポリエステル樹脂(東洋紡績(株)製:RV200) ガラス転移点 67℃ 5重量% ポリエステル樹脂(東洋紡績(株)製:RV103) ガラス転移点 47℃ 30重量% ポリエチレンワックス 融点 130℃ 5重量% 受像層12形成用の塗料1はガラス転移点が47℃であ
るポリエステル樹脂を30重量%含み、かつ融点が13
0℃のポリエチレンワックス5重量%含んでいる。さら
に、ガラス転移点が50℃より高い、エポキシ樹脂及び
ポリエステル樹脂を含んでいる。この組成の塗料1を用
いて形成された受像層12は、UVオフセットインキと
の密着性がよく、ブロッキングが発生せず、熱転写での
印字ムラの発生を防止することができる。なお、受像層
12形成用の塗料として、塗料1の代わりに、下記の塗
料2を用いてもよい。
【0042】 ( 受像層12形成用の塗料2の組成) エポキシ樹脂(油化シェル(株)製:エピコート1007) ガラス転移点 70℃ 70重量% ポリエステル樹脂(東洋紡績(株)製:RV200) ガラス転移点 67℃ 15重量% ポリエステルポリウレタン樹脂(東洋紡績(株)製:UR−8700) ガラス転移点 −22℃ 10重量% ポリエチレンワックス 融点 130℃ 5重量% すなわち、塗料1のガラス転移点が47℃のポリエステ
ル樹脂に代えて、ガラス転移点が−22℃のポリエステ
ルポリウレタン樹脂を用い、この樹脂の重量比を30重
量%から10重量%に変更している。この塗料2を用い
て形成された受像層12は、塗料1を用いて形成された
受像層12と同様な効果を有する。
【0043】また、ガラス転移点が−30℃〜50℃の
範囲の熱可塑性樹脂を10重量%〜30重量%含み、か
つ融点が100℃〜200℃の範囲のワックスを1重量
%〜5重量%含む塗料を用いることにより、上記と同様
の効果を有する受像層12を形成することができる。次
に、受像層12の上に、オフセット印刷法により、UV
オフセットインキ(東洋インキ(株)製:FDカルトン
ーP(青色))を印刷して地紋パターン16を形成す
る。これにより、受像層12上に密着性のよい地紋パタ
ーン16を形成することができる。
【0044】なお、、別の色のインキを用いるなどし
て、地紋パターン16上にさらに、別の地紋パターンを
積層して複雑な地紋パターンを形成してもよい。以上に
より、本発明の実施の形態の被熱転写記録媒体18を製
造することができる。本実施の形態の被熱転写記録媒体
18によれば、受像層12はガラス転移点が47℃のポ
リエステル樹脂を30重量%、もしくはガラス転移点が
−22℃のポリエステルポリウレタン樹脂を10重量%
含み、かつ融点が130℃のポリエチレンワックスを5
重量%含んでいる。
【0045】受像層12はガラス転移点が−30℃〜5
0℃の熱可塑性樹脂と融点が100℃〜200℃のワッ
クスとを含んでいるので、受像層12とオフセット印刷
法によりUVオフセットインキで印刷された地紋パター
ン16との密着性を向上させることができる。これによ
り、複数の色の地紋パターンを積層構造などで形成する
ことにより、被熱転写記録媒体18である情報記録カー
ドの隠蔽性が向上し、偽造や改ざんを防止することがで
きる。
【0046】また、受像層12は融点が130℃のワッ
クスを5重量%含んでいるので、上記で説明したよう
に、受像層12に熱転写で印字する際の印字ムラの発生
を防止することができる。さらに、受像層12は他の熱
可塑性樹脂として、ガラス転移点が70℃のエポキシ樹
脂を60重量%含み、ガラス転移点が67℃のポリエス
テル樹脂を5重量%含んでいる。このように、ガラス転
移点が50℃より高い熱可塑性樹脂を含んでいるので、
受像層12のブロッキングの発生を防止することができ
る。
【0047】次に、本実施の形態の被熱転写記録媒体1
8の受像層12に熱転写により印字を行う方法について
説明する。図2は本実施の形態の被熱転写記録媒体18
の受像層12に熱転写により印字を行う状態を示す断面
図である。図2に示すように、受像層12上に、例え
ば、熱転写プリンター(TEC(株)のバーコードプリ
ンタ:B−30)のサーマルヘッドTHによって、熱転
写リボンTRを用いて文字情報などを印字する。
【0048】このとき、受像層12に含まれるポリエチ
レンワックスの融点は130℃なので、熱転写時の熱で
はワックスは完全には溶融せずに、熱可塑性樹脂となじ
む程度に溶融する。従って、受像層12の表面には、印
字ムラの原因となる、受像層12の表面近傍のワックス
が完全に溶融して形成されるワックスの膜20や、固形
のワックスが表面に点在して受像層12の表面がざらつ
くことはないので、印字ムラを防止することができる。
【0049】上記の熱転写プリンターで受像層12上に
文字情報を印字したところ、印字ムラのない鮮明な文字
情報を印字することができた。被熱転写記録媒体18は
情報記録カードであり、定期券、回数券又はプリペイド
カードなどに応用することができる。本発明は、その精
神また主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろ
な形で実施することができる。そのため、前述の実施の
形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈
してはならない。本発明の範囲は、特許請求範囲によっ
て示すものであって、実施の形態には、なんら拘束され
ない。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
熱転写記録媒体の受像層は融点が100℃〜200℃で
ある滑剤を1〜5重量%含み、かつガラス転移点が−3
0℃〜50℃の熱可塑性樹脂を10〜30重量%含んで
いる。これにより、受像層の上に地紋パターンを形成す
る場合、受像層と地紋パターンとの密着性を向上させる
ことが可能となる。
【0051】受像層の上に文字情報などを熱転写で印字
する際、受像層に含まれる滑剤は熱転写時の熱の影響を
受けやすい。特に、受像層の表面近傍に存在する滑剤は
熱転写による印字に影響を与える。本発明の熱転写記録
媒体の受像層は融点が100℃〜200℃の滑剤を含ん
でいるので、受像層の表面近傍の滑剤は熱転写時の熱が
かかっても、完全には溶融せず、熱可塑性樹脂となじむ
程度に溶融する。
【0052】すなわち、熱転写時の印字ムラの原因とな
る、受像層の表面近傍の滑剤が完全に溶けて受像層の表
面に滑剤を主成分とする膜が形成されたり、滑剤が固形
状態のまま受像層の表面近傍に点在して受像層の表面が
ざらつくことがなくなる。従って、受像層上に熱転写に
より文字情報などを鮮明に印字することが可能となる。
【0053】好ましい形態においては、受像層はガラス
転移点が−30℃〜50℃の熱可塑性樹脂のほかに、ガ
ラス転移点が50℃より高い熱可塑性樹脂を含んでい
る。これによれば、高温、高湿の雰囲気で長期間にわた
り被熱転写記録媒体を複数重ねて保管する際、ガラス転
移点が50℃より高い樹脂を含むので受像層のブロッキ
ングを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施の形態の被熱転写記録媒体を示す断
面図である。
【図2】図2は実施の形態の被熱転写記録媒体の受像層
上に熱転写により印字を行う状態を示す断面図である。
【図3】図3は受像層上に熱転写により印字する際の受
像層に含まれている融点が100℃未満のワックスの状
態を示す断面図である。
【図4】図4は受像層上に熱転写により印字する際の受
像層に含まれている融点が200℃より高いワックスの
状態を示す断面図である。
【図5】図5は受像層上に熱転写により印字する際の受
像層に含まれている融点が100〜200℃のワックス
の状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 基材、 12,12a,12b 受像層、 14 磁気記録層、 16 地紋パターン、 18 被熱転写記録媒体、 20 ワックスの膜 20a,20b ワックス、 22 樹脂。
フロントページの続き (72)発明者 本田 昌洋 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内 Fターム(参考) 2C005 HA04 HA13 HB13 JA01 JA09 JA25 JB19 KA02 KA03 KA15 KA40 LA05 LA30 2H111 AA26 CA02 CA03 CA05 CA30 CA33 CA41 CA46 DA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と、 前記基材の一方の面に、少なくとも、融点が100℃〜
    200℃の滑剤を1〜5重量%含み、かつ、ガラス転移
    点が−30℃〜50℃である熱可塑性樹脂を10〜30
    重量%含む材料を用いて形成された受像層とを有するこ
    とを特徴とする被熱転写記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記滑剤は合成炭化水素もしくは変成ワ
    ックスからなることを特徴とする請求項1に記載の被熱
    転写記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記合成炭化水素はフィッシャー・トロ
    プシュワックスもしくはポリエチレンワックスであるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の被熱転写記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記変成ワックスはモンタンワックス誘
    導体、パラフィンワックス誘導体もしくはマイクロクリ
    スタリンワックス誘導体であることを特徴とする請求項
    2に記載の被熱転写記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記熱可塑性樹脂はポリエステル樹脂を
    主成分とすることを特徴とする請求項1に記載の被熱転
    写記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記材料は前記熱可塑性樹脂の他にガラ
    ス転移点が50℃より高い熱可塑性樹脂を含むことを特
    徴とする請求項1に記載の被熱転写記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記受像層の上に地紋パターンが形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の被熱転写記
    録媒体。
  8. 【請求項8】 前記基材のもう一方の面に磁気記録層を
    有することを特徴とする請求項1に記載の被熱転写記録
    媒体。
  9. 【請求項9】 基材上に、少なくとも、融点が100℃
    〜200℃以下の高分子系の滑剤を1〜5重量%含み、
    かつ、ガラス転移点が−30℃〜50℃である熱可塑性
    樹脂を10〜30重量%含む材料を用いて受像層を形成
    する工程を有することを特徴とする被熱転写記録媒体の
    製造方法。
  10. 【請求項10】 前記受像層を形成する工程の後に、 前記受像層の上に地紋パターンを形成する工程を有する
    ことを特徴とする請求項9に記載の被熱転写記録媒体の
    製造方法。
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