JP3373807B2 - 熱転写記録媒体 - Google Patents

熱転写記録媒体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば熱転写プリ
ンタに使用される熱転写記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、熱転写プリンタにおいては、エッ
ジヘッドプリンタが広く用いられるようになってきてい
る。このエッジヘッドプリンタは、構造的に簡素であり
ながら印字速度が速く(8inch/sec程度)、し
かも、ノンコート紙(いわゆるラフ紙)のような表面の
粗い記録媒体に対して対応することができるという特長
がある。
【0003】従来、このようなエッジヘッドプリンタ用
の熱転写記録媒体としては、例えば、図2に示すような
ものが知られている。図2に示すように、この熱転写記
録媒体101においては、基材102上に剥離層103
が形成され、さらに、この剥離層103の上に高粘度の
インク層104が形成されている。一方、基材102の
反対側の面には、耐熱滑性105層が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、印字
速度のさらなる高速化が進展しており(12inch/
sec程度)、従来技術の熱転写記録媒体では、ノンコ
ート紙に対して高速印字を行うにあたり鮮明な画像が得
られていないのが現状である。
【0005】また、高速印字を行った場合、従来技術に
おいては、印字画像の擦れに対する耐性(耐擦れ性)が
劣化するという問題もある。
【0006】本発明は、このような従来の技術の課題を
解決するためになされたもので、ノンコート紙に対して
高速印字を行った場合に鮮明な画像が得られるととも
に、耐擦れ性を向上しうる熱転写記録媒体を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた本発明は、基材上に、キャンデリラワック
ス(A)を含む剥離層と、スチレン樹脂(B)、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体(C)及び着色成分(D)を含
むインク層とが、順次積層されてなる熱転写記録媒体で
あって、上記キャンデリラワックス(A)と上記スチレ
ン樹脂(B)とがそれらの融点より30℃以上の温度で
加熱溶融させた場合に、それらの重量比率が、10:9
0〜90:10の範囲で分離しない程度の相溶性を示
し、上記スチレン樹脂(B)と上記エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体(D)の重量比率が20:80〜40:60
であることを特徴とする。この場合、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(D)のメルトインデックスが60〜40
0であることも効果的である。また、剥離層にポリスチ
レン−ポリブチレン−ポリスチレン(SBS)を更に含
むことも効果的である。
【0008】本発明者が、ノンコート紙に対する熱転写
記録媒体の転写を検討したところ、印字速度が高まるに
つれて、剥離する箇所が、基材と剥離層との界面から転
写が行われるのではなく、剥離層内部あるいは剥離層と
インク層との界面で剥離が行われることが移行している
が判明した。
【0009】そこで、本発明のように、剥離層にキャン
デリラワックス(A)を含有させ、インク層にキャンデ
リラワックス(A)と相溶性を示すスチレン樹脂(B)
を含有させることによって、剥離層とインク層とが熱転
写時においても十分密着するようになるため、剥離層と
インク層との界面で剥離することなく、剥離層とインク
層は一体となって基材から転写し、これにより、インク
層の円滑な転写及び転写後の確実な保護が可能となる。
その結果、本発明によれば、ノンコート紙に対して高速
印字を行った場合であっても、鮮明な画像が得られると
ともに、耐擦れ性が向上するようになる。
【0010】また、本発明は、バインダ成分として、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体(C)を含むものを用いる
ことから、インク層が高粘度を有するようになりノンコ
ート紙に対するしみ込みを防ぐことができるので、鮮明
な画像が得られる。また、インク層にゴム弾性を付与す
ることができることから、耐擦れ性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る熱転写記録媒
体の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。本発
明の熱転写記録媒体は、例えば、図1に示すように、基
材2の一方の面側に剥離層3及びインク層4が順次形成
されている。また、基材2の他方の面側には、耐熱滑性
層5が形成されている。
【0012】本発明において、基材2は、従来の熱転写
記録媒体に用いられているものを使用することができ、
例えば、コンデンサ紙や硫酸紙のような紙からなるもの
や、ポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、
ポリカーボネートフィルム等のプラスチックからなるも
のを好適に使用することができる。
【0013】ここで、基材2の厚さは、フィルムの強度
及び熱伝導の観点からは、2〜15μmとすることが好
ましく、さらに好ましい基材2の厚さは3〜10μmで
ある。
【0014】一方、剥離層3は、熱転写時においてはイ
ンク層4の転写性を向上させるとともに、平時(非熱転
写時)においては基材2及びインク層4に対し良好に接
着して、インク層4の箔落ち現像を防止する役割を果た
すものである。
【0015】本発明の剥離層3には、ワックス(A)が
含まれる。本発明の場合、ワックス(A)の種類は、ノ
ンコート紙に対する適性を向上させるという観点から、
融点が50〜90℃、より好ましくは、65〜75℃の
ものを用いることが好ましい。
【0016】このようなワックス(A)としては、カル
ナバワックス、キャンデリラワックス、ラノリンワック
ス、ライスワックス、酸化ワックス等があげられる。
【0017】これらのうちでも、キャンデリラワックス
は、ノンコート紙に対する適性を向上させる観点から特
に好ましいものである。
【0018】また、インク落ち防止の観点から、上述の
ワックスに、例えば、ポリスチレン−ポリブチレン−ポ
リスチレン(SBS)等の熱可塑性エラストマーを添加
することもできる。
【0019】剥離層3の厚さは、他の構成要素、例えば
基材2やインク層4の材料や印字条件等を考慮して種々
選択することができるが、印字のエネルギー、塗工性及
び印字品質の観点からは、0.3〜2.0g/m2とす
ることが好ましい。
【0020】一方、本発明のインク層4は、スチレン樹
脂(B)、バインダ成分(C)及び着色成分(D)を含
む。
【0021】この場合、スチレン樹脂(B)としては、
上述したワックス(A)と相溶性を示すものが用いられ
るが、本発明の場合は、ポリマー、オリゴマー状態のい
ずれをも含むものである。
【0022】また、本発明において「相溶性を示す」と
は、ワックス(A)とスチレン樹脂(B)とをそれらの
融点より30℃以上の温度で加熱溶融させた場合に、そ
れらの重量比率が、10:90〜90:10の範囲で分
離しないことをいうものとする。
【0023】本発明の場合、スチレン樹脂(B)及びバ
インダ成分(C)の好ましい重量比率は、10:90〜
50:50であり、より好ましくは、20:80〜4
0:60である。
【0024】バインダ成分(C)に対するスチレン樹脂
(B)の重量比率が10/90より小さいと、印字後に
おける耐擦れ性が悪化という不都合があり、50/50
より大きいと、特に高速印字を行う場合に印字部のきれ
性と耐擦れ性が悪化するという不都合がある。
【0025】また、バインダ成分(C)としては、メル
トインデックスの値が3〜1000のものを用いること
が好ましく、より好ましいメルトインデックスの値は6
0から400である。
【0026】バインダ成分(C)のメルトインデックス
の値が3より小さいと、印字部のきれ性が悪化するとい
う不都合があり、1000より大きいと、ノンコート紙
に対する適性が悪くなるという不都合がある。
【0027】このようなバインダ成分(C)としては、
エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)が特に好まし
い。
【0028】他方、着色成分(D)は、従来より熱転写
記録媒体に用いられているものを使用することができ、
例えば、カーボンブラックや、カラー顔料等を好適に使
用することができる。
【0029】また、本発明の耐熱滑性層5は、公知のシ
リコーン共重合体やシリコーンオイル等を用いて形成さ
れている。
【0030】
【実施例】以下、本発明に係る熱転写記録媒体の実施例
を比較例とともに詳細に説明する。表1は、実施例、比
較例及び参考例に用いられる各配合成分の性質を示すも
の、表2は、実施例、比較例及び参考例の評価結果を示
すものである。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】<実施例1> (耐熱滑性層組成物の調製) アクリル−シリコングラフト樹脂(東亜合成化学社製
US380)5重量部を、溶剤としてメチルエチルケト
ン95重量部を用いて溶解し、目的の耐熱滑性層組成物
を調製した。
【0034】(剥離層形成組成物の調製) キャンデリラワックス(加藤洋行社製 キャンデリラワ
ックス)20重量部を、溶剤としてトルエン80重量部
を用いて溶解し、目的の剥離層形成組成物を調製した。
【0035】(インク層形成組成物の調製) スチレン樹脂(B)として、三井石油化学社製FTR8
100、バインダ成分(C)として、EVA(住友化学
工業社製 MB11 メルトインデックス60)14重
量部、着色成分(D)として、カーボンブラック(キャ
ボット社製 モナーク120)6重量部を、溶剤トルエ
ン80重量部を用い、70℃の温度に加熱して溶解させ
た後にかく伴装置を用いてかく伴しながら冷却し、目的
とするインク層形成組成物を得た。本実施例の場合、ス
チレン樹脂(B)とバインダ成分(C)との重量比率
は、30:70である。
【0036】(熱転写記録媒体の作成) 上記耐熱滑性層組成物を用い、グラビアコーティングに
よって厚さ5μmのポリエチレンテレフタレート(PE
T)フィルム(帝人社製 F5)の一方の面(裏側面)
に耐熱滑性層を形成し、その後、溶剤を揮発させた。
【0037】次いで、上記剥離層形成組成物を用い、グ
ラビアコーティングによって上記PETフィルムの他方
の面(表側面)に剥離層を形成し、その後、溶剤を揮発
させた。
【0038】さらに、上記インク層形成分散液を用い、
グラビアコーティングによって上記剥離層上にインク層
を形成して溶剤を揮発させた後、温度50℃で168時
間硬化処理を行い、目的の熱転写記録媒体を得た。
【0039】ここで、各層の厚さは、耐熱滑性層が0.
1μm、剥離層が1.5μm、そしてインク層が1.5
μmである。
【0040】<実施例2> バインダ成分(C)として、メルトインデックスの値が
300のEVA(住友化学工業社製 KE10)を用い
た以外は、実施例1と同様の方法により熱転写記録媒体
を作成した。なお、本実施例の場合、スチレン樹脂
(B)とバインダ成分(C)との重量比率は、30:7
0である。
【0041】<実施例3> バインダ成分(C)として、メルトインデックスの値が
150のEVA(住友化学工業社製 KC10)を用い
た以外は、実施例1と同様の方法により熱転写記録媒体
を作成した。なお、本実施例の場合、スチレン樹脂
(B)とバインダ成分(C)との重量比率は、30:7
0である。
【0042】<参考例1> スチレン樹脂(B)とバインダ成分(C)との重量比率
を10:90とした以外は実施例3と同様の方法により
熱転写記録媒体を作成した。
【0043】<参考例2> スチレン樹脂(B)とバインダ成分(C)との重量比率
を50:50とした以外は実施例3と同様の方法により
熱転写記録媒体を作成した。
【0044】<実施例4> バインダ成分(C)として、メルトインデックスの値が
3のEVA(住友化学工業社製 KA31)を用いた以
外は、実施例1と同様の方法により熱転写記録媒体を作
成した。なお、本実施例の場合、スチレン樹脂(B)と
バインダ成分(C)との重量比率は、30:70であ
る。
【0045】<実施例5> バインダ成分(C)として、メルトインデックスの値が
1000のEVA(東ソー社製 ウルトラセン725)
を用いた以外は、実施例1と同様の方法により熱転写記
録媒体を作成した。なお、本実施例の場合、スチレン樹
脂(B)とバインダ成分(C)との重量比率は、30:
70である。
【0046】<参考例3> ワックス(A)として、カルナバワックス(加藤洋行社
製 カルナバワックス)を用いた以外は、実施例3と同
様の方法により熱転写記録媒体を作成した。なお、本実
施例の場合、スチレン樹脂(B)とバインダ成分(C)
との重量比率は、30:70である。
【0047】<比較例1> スチレン樹脂(B)を配合せず、メルトインデックスの
値が60のEVA(住友化学工業社製 MB11)のみ
を用いてインク層形成組成物を調製した以外は、実施例
1と同様の方法により熱転写記録媒体を作成した。
【0048】<比較例2> スチレン樹脂(B)を配合せず、メルトインデックスの
値が300のEVA(住友化学工業社製 KE10)の
みを用いてインク層形成組成物を調製した以外は、実施
例1と同様の方法により熱転写記録媒体を作成した。
【0049】<比較例3> スチレン樹脂(B)を配合せず、メルトインデックスの
値が150のEVA(住友化学工業社製 KC10)の
みを用いてインク層形成組成物を調製した以外は、実施
例1と同様の方法により熱転写記録媒体を作成した。
【0050】<比較例4> スチレン樹脂(B)として、ワックス(A)と相溶性を
示さないもの(理化ハーキュレス社製 クリスタレック
ス3100)を用いた以外は、実施例3と同様の方法に
より熱転写記録媒体を作成した。
【0051】(評価) 上述の熱転写記録媒体を以下の評価項目に従って評価し
た。その結果を表2に示す。 1.ノンコート紙適性 感熱転写プリンタ(AVERY社製 バーコードプリン
ターTTX650)を用い、ノンコート紙(Stiel
ow社製 ベラム)上にHV50(ミドルパワー)で、
8又は12inch/secの印字速度で印字したバー
コード像によってノンコート紙適性を評価した。その結
果を表1に示す。ここでは、バーコード像に白ぬけがな
いものを『○』、少しの白ぬけがあるが実用上問題ない
ものを『△』とする。
【0052】2.きれ性 上記感熱転写プリンタを用い、ノンコート紙(Stie
low社製 ベラム)上に上述した条件で印字したバー
コード像によって印字部のきれ性を評価した。その結果
を表2に示す。ここでは、バーコード像に欠け又は尾引
きがないものを『○』、欠け、尾引きは観察されるが実
用上問題のないものを『△』とする。
【0053】3.耐擦れ性 ラビングテスター(テスター産業社製 AB−301ラ
ビングテスター)を用い、上述した条件で印字された1
cm×1cmのコート紙(TEC社製 K8TB)に対
し、200g又は800gの錘を20回往復摺動させた
ときの汚れ具合を目視によって観察した。その結果を表
2に示す。ここでは、画像に欠けがないものを『○』、
画像に少しの欠けがあるが実用上問題ないものを
『△』、画像が読みとれないものを『×』とする。
【0054】表2から理解されるように、実施例1〜5
の熱転写記録媒体は、ノンコート紙に対して最大印字ス
ピード(12ips)で印字した場合においても、鮮明
な印字品質が得られ、また、印字の際のインクの切れも
良好であった。
【0055】一方、比較例1〜4の熱転写記録媒体は、
ノンコート紙に対する適性は概ね良好であったが、印字
速度が8又は12inch/secのいずれの場合にお
いても、耐擦れ性が非常に悪かった。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ノン
コート紙に対して高速印字を行った場合であっても、印
字部のきれ性が良く鮮明な画像を得ることができる。ま
た、本発明によれば、印字後における印字部の耐擦れ性
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱転写記録媒体の構成を示す断面
図である。
【図2】従来の熱転写記録媒体の構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 1 熱転写記録媒体 2 基材 3 剥離層 4 インク層 5 耐熱滑性層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−246159(JP,A) 特開 平10−138643(JP,A) 特開 平2−2076(JP,A) 特開 昭64−51981(JP,A) 特開 平7−81254(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/38 - 5/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材上に、キャンデリラワックスを含有す
    るワックス(A)を含む剥離層と、スチレン樹脂
    (B)、エチレン−酢酸ビニル共重合体を含有するバイ
    ンダ成分(C)及び着色成分(D)を含むインク層と
    が、順次積層されてなる熱転写記録媒体であって、 上記キャンデリラワックス(A)と上記スチレン樹脂
    (B)とがそれらの融点より30℃以上の温度で加熱溶
    融させた場合に、それらの重量比率が、10:90〜9
    0:10の範囲で分離しない程度の相溶性を示し、上記
    スチレン樹脂(B)と上記エチレン−酢酸ビニル共重合
    体(D)の重量比率が20:80〜40:60であるこ
    とを特徴とする熱転写記録媒体。
  2. 【請求項2】エチレン−酢酸ビニル共重合体(D)のメ
    ルトインデックスが60〜400であることを特徴とす
    る請求項1記載の熱転写記録媒体。
  3. 【請求項3】剥離層にポリスチレン−ポリブチレン−ポ
    リスチレン(SBS)を更に含むことを特徴とする請求
    項1又は2のいずれか1項記載の熱転写記録媒体。
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