JP2001018521A - インクジェット記録用ラベル及びインクジェット記録用シート - Google Patents

インクジェット記録用ラベル及びインクジェット記録用シート

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JP2001018521A
JP2001018521A JP11195747A JP19574799A JP2001018521A JP 2001018521 A JP2001018521 A JP 2001018521A JP 11195747 A JP11195747 A JP 11195747A JP 19574799 A JP19574799 A JP 19574799A JP 2001018521 A JP2001018521 A JP 2001018521A
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Hidemasa Mori
英正 毛利
Hisako Kobayashi
久子 小林
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Taiho Kogyo Co Ltd
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Taiho Kogyo Co Ltd
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットプリンターにてインクの定着
性に優れ、高画質の画像を再現することができる受像紙
において、連続自動給紙時におけるダブルフィードを防
止し、安定に搬送することができるインクジェット記録
用ラベル及びインクジェット記録用シートを提案する。 【解決手段】 ラベル基材11と、該ラベル基材11の
一面に形成したAl23系の粉体又はSiO2系の粉体の
何れか一方又は両方と樹脂とを含む受像層12と、該ラ
ベル基材11の他面に粘着剤層14を介して重合した帯
電防止処理と裏面に凹凸処理の少なくとも一方を施した
セパレータ13と、から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンターにてインクの定着性に優れ、高画質の画像を再
現することができるインクジェット記録用ラベル及びイ
ンクジェット記録用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、インク小滴
を発生、噴射させ、このインク小滴を記録媒体に付着さ
せて記録を行っている。この記録方式に用いる記録用シ
ートとしては、各種のものが提案され、紙基材ばかりで
なく、表面にインク定着層(受像層)を形成したポリエ
ステルフィルム等の樹脂フィルムも提案されている。そ
して、近年、パーソナルコンピュータ及び周辺機器の発
達に伴い、画像をデジタル情報として処理して記録する
ことが可能となり、高密度、高画質の鮮明な画像を再現
したラベルが得られるようになった。一方、画像記録後
の用途を考慮して裏面に粘着剤層を形成したラベル形態
の記録用シートも需要が見込まれている。例えば、近
年、各種の遊戯施設やイベント施設等に設置されている
ビデオプリンターは、裏面に粘着剤層を備えた受像層に
写真画像と共に各種の図柄が同時にプリントされるもの
であるが、若年齢層、特に女子中高生の間で流行してい
る。上記インクジェット記録方式で用いる受像層は、高
速でインクを吸収、定着させ、印字物の耐擦性、耐水性
が優れていることが重要な要件であり、優れた受像層を
得るため、種々の検討が行われている。さらに、インク
ジェット記録装置(プリンター)中で記録用シートのダ
ブルフィード(重送)が生ずると、プリンター中の記録
用シートを除いて記録を再開するまでの時間が無駄にな
ったり、その際に記録用シートが汚損して無駄になるた
め、併せて印刷時の連続自動給紙における搬送性を考慮
したシートも各種提案されている。例えば特開平8−2
091号公報や特開平8−2093号公報に記載の記録
用シートは、基材上に、アルミナ水和物多孔層を形成
し、その表面又は裏面にシリカ粒子を付着させてシリカ
ゲル層を形成した構成であり、シート同士の接触面積を
小さくすることにより、連続自動給紙時におけるダブル
フィードを解消しようとするものである。また、特開平
8−2094号公報に記載の記録用シート(記録用紙)
は、合成紙を基材とし、その表面に受像層(インク受容
性被覆層)を、裏面に導電剤と樹脂を主成分とするバッ
ク層を形成した構成であり、帯電を防止することによ
り、連続自動給紙時におけるダブルフィードを解消しよ
うとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の記録用シートは、樹脂フィルムで構成されるシート
基材の表面、若しくは表裏両面に、受像層、シリカゲル
層、バック層等を適宜に形成した構成であるため、シリ
カゲル層やバック層がそれ相応の効果を果たすものでは
あるが、シリカゲル層を受像層やバック層に形成した構
成では、印字物のインクの耐水性不良、定着スピードの
低下、剥離によるピックアップローラへの付着等により
搬送性不良が発生する恐れがある。また、合成紙を基材
とする構成では、両面に軽く帯電防止処理がしてあり、
耐熱性が低いため、直接受像層を塗布(形成)すること
ができない。また、乾燥時にフィルムへの影響が大き
く、特にアルミナ系受像層を塗工乾燥時に高温となるた
め(100℃以上)、フィルムの熱変形、バック層との
密着不良等が生じ易い。
【0004】そこで本発明は、上記ビデオプリンターを
含む各種のインクジェット記録装置において、印刷時の
連続自動給紙におけるダブルフィード等の搬送エラーを
生ずることなく安定に搬送することができる記録用シー
ト及び記録用ラベルを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するために手段】本発明に依るインクジェ
ット記録用ラベルは、前記の目的を達成するため、ラベ
ル基材と、該ラベル基材の一面に形成したAl23 系の
粉体又はSiO2系の粉体の何れか一方又は両方と樹脂と
を含む受像層と、該ラベル基材の他面に粘着剤層を介し
て重合した帯電防止処理及び/又は裏面に凹凸処理が施
されたセパレータと、から成る。
【0006】また、本発明に依るインクジェット記録用
シートは、樹脂フィルム基材と、該基材の一面に形成し
たAl23 系の粉体又はSiO2系の粉体の何れか一方又
は両方と樹脂とを含む受像層と、から成る第1のシート
と、該第1のシートの基材の他面に重合した帯電防止処
理及び/又は裏面に凹凸処理が施された第2シートと、
から成る。上述の如く、本発明に依るインクジェット記
録用ラベル又は記録用シートは、受像層としてAl23
系の粉体又はSiO2系の粉体の何れか一方又は両方と樹
脂により構成したので充分なインク吸収性を有すること
になり、又、セパレータ又は第2のシートには帯電防止
処理及び/又は裏面に凹凸処理を施すことにより印刷時
の連続自動給紙において、ダブルフィードの発生が抑制
され、搬送性が極めて高くなる。受像層に、TiO2やC
aCO3等の白色付与剤を粉体に対して0〜10%混合す
ることにより、Al23 系の粉体からなる受像層の表面
は、光沢性が抑制されて艶消し効果を示し、又SiO2
の粉体からなる受像層の表面には白色度をより向上する
等、記録用シートの表面の白色性を調整することができ
る。さらに、受像層に例えばベンゾトリアゾール等の紫
外線吸収剤や例えば硝酸アルミニウム等の無機酸塩から
なる粘度調整剤などを混合することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】先ず、図1は、本発明に依るイン
クジェット記録用ラベルの基本構成を示す。上記ラベル
は、ラベル基材11と、上記ラベル基材11の上面に形
成した受像層12と、上記ラベル基材11の下面に粘着
層14を介して設けられたセパレータ13とから成る。
【0008】ラベル基材11は、主にポリエステル(P
ET)等の樹脂フィルムを基材として構成され、印刷画
像を考慮して白色顔料練り込みポリエステルフィルム、
気泡混入ポリエステルフィルム(通称白PET)を用い
ることが好ましい。尚、後述するセパレータとの重合に
よりカールが防止されるので、このラベル基材を構成す
る基材は薄肉フィルムでも良いが、各種物品への貼着性
を考慮し、樹脂フィルムで構成した場合には最低でも1
0μm程度、それ以上の厚みのものを用いることが好ま
しい。下地の隠蔽性を考慮すると、最適には30〜12
5μmである。上記ラベル基材11の一面に形成する受
像層12を構成するAl23 系の粉体とは、超微粒粉の
アルミニウム酸化物であり、インク吸収性、染料定着性
などに優れるα,β,γ,δAl23 や水和物である擬
ベーマイトが含まれる。また、上記Al23 系の粉体の
代わりに、SiO2の粉体を用い得る。SiO2としては、
通常のSiO2粉体だけでなく無水硅酸超微粒子粉体をも
用い得る。このSiO2粉体は、上記Al23 系の粉体と
併用して用いることもできる。受像層12は、その細孔
構造が実質的に半径10〜100Åの細孔からなり、細
孔容積が0.3〜1.0cc/gである場合は、十分な
インク吸収性を有するので好ましい。また、この受像層
12の厚さは、10〜50μmであることが望ましい。
10μmより薄い場合は染料の定着性及び吸収性が不十
分になり、鮮明で高密度の記録ができなくなる。逆に5
0μmより厚い場合は経済的に不利になるが、インク量
に応じその厚さは適宜に変更できる。また、上記受像層
12を構成する樹脂としては、ポリビニルアルコール
(PVA)、その変性物、SBRラテックス、NBRラ
テックス、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメ
チルセルロース、ポリビニルピロリドンなどを用いるこ
とができる。樹脂の添加量は、Al23 系の粉体の5〜
50重量%程度を採用するのが好ましい。樹脂の添加量
が5重量%より少ないと受像層の強度が不十分になるお
それがあり、逆に50重量%より多い場合はインクの定
着速度や吸収量が不十分になるおそれがある。上記樹脂
はAl23 系の粉体及び必要であれば添加剤を加え、良
く混合してラベル基材11に塗布して受像層12とす
る。また、SiO2系の粉体の場合も、Al23 系粉体と
同様にインクジェットインクの吸収、定着、バインダー
としてのラベル基材の密着性を考慮して樹脂の添加量を
決定するが、SiO2系の粉体に対して、5〜50重量%
の範囲で加えるのが好ましい。
【0009】次に、本発明のインクジェット記録用ラベ
ルを構成するセパレータ13について説明する。セパレ
ータ13は、従来のセパレータと同様に粘着剤層14と
接触する表面にシリコーン等の剥離層13aが形成さ
れ、さらに帯電防止処理が施されている場合、裏面にダ
ブルフィードを防止するための凹凸処理が施されている
場合、その両方が施されている場合がある。帯電防止処
理が施されている場合は、セパレータ13を構成する基
材の表面側又は裏面側、若しくはその両方に帯電防止層
を形成する態様と、帯電防止機能を有する基材を用いる
態様とがある。セパレータ13を構成する基材の表面側
や裏面側に形成する帯電防止層としては、例えばアルミ
蒸着層、導電剤と樹脂を主成分とする導電層などがあ
る。アルミ蒸着を施した樹脂フィルムは広幅の長尺ロー
ル巻き形態で既に各種市販されているので、適宜選択し
て用いることができる。但し、セパレータ13の表面側
にアルミ蒸着層等の帯電防止層を設ける場合は、剥離層
13aの内側に帯電防止層を設けるようにする。また、
セパレータ表面に剥離層13aを形成する場合には、例
えば合成紙などではシリコーンの密着不良によるシリコ
ーン層脱落等が生ずる場合があるので、コロナ処理、ア
ンカー層塗布処理等の密着性向上処理を行った後に剥離
層13aを形成したり、もしくはPETフィルム等に予
め剥離層13aを形成して貼り付けても良い。帯電防止
機能を有する基材としては、合成紙がある。合成紙も各
種市販されているので、適宜選択して用いることができ
る。合成紙の裏面に凹凸処理が施されている場合は、裏
面側の記録用シートの受像層と接触する接触面積を減ず
るものであり、基材の裏面側に凹凸層を形成する態様
と、裏面が凹凸の基材を用いる態様とがある。基材の裏
面側に形成する凹凸層としては、例えばエンボス、ブラ
ストマットなどがある。ブラスト処理した樹脂フィルム
も各種市販されているので、適宜選択して用いることが
できる。裏面が凹凸の基材としては、コート紙等の表面
加工紙を除く紙材がある。紙材も各種市販されているの
で、適宜選択して用いることができる。特に紙材は、樹
脂フィルムと同様以上のコシを有するのが好ましい。
【0010】前記構成のラベル基材11とセパレータ1
3との間に介在させる粘着剤層14は、ゴム系、アクリ
ル系、或いはその他公知のものが用い得る。したがっ
て、用途や仕様に応じて各種の粘着剤組成を選定して用
いればよい。例えば前記プリクラ用のラベルとしては、
各種の素材に対して貼着することが想定され、さらに半
(全)抜き等の抜き加工が想定されるので、初期粘着性
(タック)が高く、再剥離性を持ち、抜き加工性の優れ
た粘着剤組成を用いることが望ましい。
【0011】このように構成される本発明の記録用ラベ
ルは、受像層12を形成したラベル基材11に、帯電防
止処理又は裏面に凹凸処理が施されているセパレータ1
3を重合した構成であるため、この従来にない新規なセ
パレータ13がコシを補強すると共に静電気による帯電
を防止し、連続自動給紙時におけるダブルフィードを解
消し、搬送性を向上することができる。
【0012】図2は、本発明に依るインクジェット記録
用シートの基本構成を示す。上記シートは、樹脂フィル
ム基材21と受像層22とから成る第1のシート20
と、上記第1のシート20の基材21の他面に重なり合
った第2のシート23とから成る。第1のシート20
は、前記インクジェット記録用ラベルに用いられたラベ
ル基材(11)と同様な樹脂フィルム基材21にて構成
する。受像層22についても同様にラベルで説明した受
像層(12)が用い得る。但し、この場合、受像層22
を樹脂フィルムで構成した場合にも50μm或いはそれ
以下の薄肉フィルムを用いることができる。
【0013】第2のシート23は、表面にシリコーン等
の剥離層(13a)を設けない以外は、前記インクジェ
ット記録用ラベルに用いられたセパレータ(13)と同
様なものを用いることができる。第2のシート23に帯
電防止層や凹凸層を設ける場合も、上記インクジェット
記録用ラベルのセパレータ(13)に設けた場合と同様
に設けることができる。
【0014】前記構成の第1のシート20と第2のシー
ト23を一体的に重合するには、粘着剤層や接着剤層を
介して接合するようにしても良いし、熱融着させて接合
するようにしても良い。特に接着剤層を介して接合する
場合は、使用する樹脂や各種の添加剤や充填剤により適
宜に強度等を調整することができるので好ましい。
【0015】このように構成される本発明の記録用シー
トは、受像層を形成した第1のシートに、帯電防止処理
又は裏面に凹凸処理が施されている第2のシートを重合
した構成であるため、第2のシートによってコシが補強
されると共に静電気による帯電が防止され、連続自動給
紙時におけるダブルフィードを解消し、搬送性を向上す
ることができる。また、第2のシートの素材と厚み、粘
着剤層や接着剤層の組成など、各種プリンターに対して
容易に設定変更できる因子が多いので、適宜に調整して
搬送性を向上することができる。
【0016】
【実施例】次にこの発明の実施例を述べるが、この発明
は、下記実施例に限定されるものではない。
【0017】実施例 1 図3は、実施例1のインクジェット記録用ラベルを示
し、ラベル基材11として厚さ50μmの白PET(I
CI メリネックス339)シートを用い、その表面
に、下記の組成を乾燥したら32±3μmになるよう塗
工して受像層12とした。 Al23(日本アエロジル社 アルミナC35%分散液) 60重量% 樹脂ポリビニルアセタール(積水化学社 エスレックKX−1)35重量% TiO2 5重量% セパレータとしては、表面にシリコーン剥離層13aを
有し、表面側に帯電防止層としてAl 15を蒸着した5
0μm厚のPET13のシートを用いた。前記ラベル基
材11とセパレータ13との間に、アクリル系粘着剤1
4(綜研化学社 SKダイン1473H/架橋剤L−4
5(50/0.1))20μmからなる粘着剤層を介在
させ、両者を圧着してインクジェット記録用ラベルを作
製した。
【0018】実施例 2 図4は、実施例2のインクジェット記録用ラベルを示
し、セパレータ13は表面にシリコーン剥離層13aを
有し、表面側にAl 15を蒸着した12μm厚のPET
シート16と、裏面側に約45メッシュのエンボス加工
した38μm厚のPETシート17とをドライラミネー
トした構成から成り、セパレータ13以外のラベル基材
11、受像層12、粘着層14は実施例1と同じ組成の
ものを用い、同じ方法でインクジェット記録用ラベルを
作製した。
【0019】実施例 3 図5は、実施例3のインクジェット記録用ラベルを示
し、セパレータ13は、表面にシリコーン剥離層13a
を有し、表面側にAl 15を蒸着した60μm合成紙
(王子油化合紙社 FPG60)を用い、セパレータ1
3以外のラベル基材11、受像層12、粘着剤層14は
実施例1と同じ組成のものを用い、同じ方法でインクジ
ェット記録用ラベルを作製した。
【0020】実施例 4 ラベルの受像層の構成する組成の配合を下記とし、乾燥
したら32±3μm厚となるようにラベル基材に塗工し
た以外は、実施例1と同じセパレータ、粘着剤層を用い
てインクジェット記録用のラベルを作製した。 Al23(日本アエロジル社 アルミナC35%分散液) 60重量% SiO2(日産化学社 スノーテックスO・20〜21%分散液) 5重量% 樹脂ポリビニルアセタール(積水化学社 エスレックKX−1)35重量%
【0021】実施例 5 ラベルの受像層の構成する組成の配合を下記とし、乾燥
したら32±3μm厚となるようにラベル基材に塗工し
た以外は、実施例1と同じセパレータ、粘着剤層を用い
てインクジェット記録用のラベルを作製した。 Al23(日本アエロジル社 アルミナC35%分散液) 60重量% SiO2(日産化学社 スノーテックスO・20〜21%分散液) 5重量% 樹脂ポリビニルアセタール(積水化学社 エスレックKX−1)30重量% TiO2 5重量%
【0022】実施例 6 ラベルの受像層の構成する組成の配合を下記とし、乾燥
したら32±3μm厚となるようにラベル基材に塗工し
た以外は、実施例1と同じセパレータ、粘着剤層を用い
てインクジェット記録用のラベルを作製した。 Al23(日本アエロジル社 アルミナC35%分散液) 60重量% SiO2(日産化学社 スノーテックスO・20〜21%分散液) 5重量% 樹脂ポリビニルアセタール(積水化学社 エスレックKX−1)30重量% CaCO3 5重量%
【0023】実施例 7 ラベルの受像層の構成する組成の配合を下記とし、乾燥
したらで32±3μm厚となるようにラベル基板に塗工
して構成し、セパレータとしては、実施例3の60μm
厚の合成紙を用い、ラベル基材及び粘着剤層は実施例1
に記載のものを用い、実施例1と同じ方法でインクジェ
ット記録用ラベルを作製した。 SiO2(日産化学社 スノーテックス40・40〜41%分散液)60重量% PVA(クラレ社 PVA210 10%分散液) 10重量% PVA(クラレ社 PVA120 10%分散液) 25重量% TiO2 5重量%
【0024】実施例 8 図6は、実施例8のインクジェット記録用ラベルを示
し、セパレータ13は、表面にシリコーン剥離層13a
を有し、表面側にAl 15を蒸着した12μm厚のPE
Tのシート16と、60μm厚の合成紙17をドライラ
ミネートした構成から成り、セパレータ以外のラベル基
材11、受像層12、粘着剤層14は実施例1と同じ組
成のものを用い、同じ方法でインクジェット記録用ラベ
ルを作製した。
【0025】実施例 9 セパレータとして、実施例8のAl(アルミ蒸着層)を
除いた構成とし、他は実施例8と同じ組成のものを用
い、同じ方法でインクジェット記録用ラベルを作製し
た。
【0026】実施例 10 ラベルの受像層を構成する組成の配合を実施例4と同じ
くし、セパレータを構成する基材は実施例8に記載と同
じ合成紙を用い、ラベル基材、粘着剤層は実施例1と同
じ組成のものを用い、同じ方法でインクジェット記録用
ラベルを作製した。
【0027】実施例 11 ラベルの受像層を構成する組成の配合を実施例7と同じ
くし、セパレータを構成する基材は実施例9に記載と同
じ合成紙を用い、ラベル基材、粘着剤層は実施例1と同
じ組成のものを用い、同じ方法でインクジェット記録用
ラベルを作製した。
【0028】実施例 12 図7は、実施例12のインクジェット記録用ラベルを示
し、セパレータ13を構成する基材として、裏面側にマ
ット処理を施した100μm厚のPETシートを用い、
裏面にAl 18を蒸着を施し、表面にシリコーン剥離層
13aを形成してセパレータとした。上記セパレータ以
外のラベル基材11、受像層12、粘着剤層14は、前
記実施例1と同じ組成のものを用いてインクジェット記
録用ラベルを作製した。
【0029】比較例 1 セパレータを構成する基材として、表面にシリコーン剥
離層を形成した50μmPETシートを用い、又、受像
層としては、実施例1,4,7に記載の組成をそれぞれ
用いて乾燥したら32±3μmになるように塗工して受
像層とし、上記以外のラベル基材及び粘着剤層は実施例
1と同様のものを用いてインクジェット記録用ラベルを
3枚作成した。
【0030】比較例 2 セパレータを構成する基材として、表面にシリコーン剥
離層を形成した100μmPETシートを用い、又、受
像層としては、実施例1,4,7に記載の組成をそれぞ
れ用いて乾燥したら32±3μm厚になるよう塗工して
受像層とし、上記以外のラベル基材及び粘着剤層は実施
例1と同様のものを用いてインクジェット記録用ラベル
を3枚作成した。
【0031】前記のように作製した実施例1から実施例
12までのラベル12枚及び比較例1,2の各3種宛の
ラベル6枚を、ハガキサイズ(100mm×148m
m)にカットし、キャノンBJC430J、エプソンP
M700Cの2機種のインクジェットプリンターを用い
て搬送テストを実施した。環境温度は25±2℃、湿度
は15±3%であった。10枚を1束として、10回
(合計100枚)のテストを行い、(100−重送回
数)/100で評価した。と判定した。
【0032】結果は、表1に示す通りであって、セパレ
ータに帯電防止処理又は裏面に凹凸処理を施すことによ
り、搬送率は95%以上であった。尚、表中◎は98/
100以上を、○は90/100〜97/100を、×
は89/100以下を示す。
【表1】
【0033】前記ラベル基材を第1のシートとし、前記
セパレータにおける剥離剤層を設けない構成のものを第
2のシートとし、前記と全く同様に粘着剤層により第1
のシートと第2のシートを重合してインクジェット記録
用シートの各実施例及び各比較例を作製した。これらの
シートについて前記と同様の搬送試験を行ったところ、
表1と全く同様の結果が得られた。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明のインクジェ
ット記録用ラベルは、ラベル基材の一面にAl23系の
粉体又はSiO2系の粉体の何れか一方又は両方と樹脂と
を含む受像層が形成され、セパレータには帯電防止処理
及び/又は裏面に凹凸処理が施されているので、受像層
は十分なインク吸収性を有し、印刷時の連続自動給紙に
おける搬送性も高いものとなる。また、本発明のインク
ジェット記録用シートは、上記ラベルのラベル基材が第
1のシートに、セパレータが第2のシートに相当し、受
像層や帯電防止処理、凹凸処理は同様であるから、受像
層は十分なインク吸収性を有し、印刷時の連続自動給紙
における搬送性も高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクジェット用ラベルの基本構
成を示す断面図である。
【図2】本発明によるインクジェット記録用シートの基
本構成を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例1のインクジェット記録用ラベ
ルの断面図である。
【図4】本発明の実施例2のインクジェット記録用ラベ
ルの断面図である。
【図5】本発明の実施例3のインクジェット記録用ラベ
ルの断面図である。
【図6】本発明の実施例8のインクジェット記録用ラベ
ルの断面図である。
【図7】本発明の実施例12のインクジェット記録用ラ
ベルの断面図である。
【符号の説明】
11 ラベル基材 12 受像層 13 セパレータ 14 粘着剤層 20 第1のシート 21 樹脂フィルム基材 22 受像層 23 第2のシート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベル基材と、該ラベル基材の一面に形
    成したAl23 系の粉体又はSiO2系の粉体の何れか一
    方又は両方と樹脂とを含む受像層と、該ラベル基材の他
    面に粘着剤層を介して重合した帯電防止処理と裏面に凹
    凸処理の少なくとも一方を施したセパレータと、から成
    るインクジェット記録用ラベル。
  2. 【請求項2】 セパレータは、帯電防止処理として、ア
    ルミ蒸着層が形成されている請求項1に記載のインクジ
    ェット記録用ラベル。
  3. 【請求項3】 セパレータは、帯電防止機能を有する合
    成紙を基材として構成されている請求項1又は2に記載
    のインクジェット記録用ラベル。
  4. 【請求項4】 受像層は、Al23 系の粉体又はSiO2
    系の粉体の何れか一方又は両方に、更に白色付与剤を粉
    体に対して0〜10%含むことを特徴とする請求項1〜
    3に記載のインクジェット記録用ラベル。
  5. 【請求項5】 白色付与剤は、TiO2又はCaCO3の何
    れか一方または両方である請求項4に記載のインクジェ
    ット記録用ラベル。
  6. 【請求項6】 樹脂フィルム基材と、該基材の一面に形
    成したAl23 系の粉体又はSiO2系の粉体の何れか一
    方又は両方と樹脂とを含む受像層と、から成る第1のシ
    ートと、該第1のシートの基材の他面に重合した帯電防
    止処理と裏面に凹凸処理の少なくとも一方を施した第2
    シートと、から成るインクジェット記録用シート。
  7. 【請求項7】 第2のシートは、帯電防止処理として、
    アルミ蒸着層が形成されている請求項6に記載のインク
    ジェット記録用シート。
  8. 【請求項8】 第2シートは、帯電防止機能を有する合
    成紙を基材として構成されている請求項6又は7に記載
    のインクジェット記録用シート。
  9. 【請求項9】 受像層は、Al23 系の粉体又はSiO2
    系の粉体の何れか一方又は両方に、更に白色付与剤を粉
    体に対して0〜10%含むことを特徴とする請求項6〜
    8に記載のインクジェット記録用シート。
  10. 【請求項10】 白色付与剤は、TiO2又はCaCO3
    何れか一方または両方である請求項9に記載のインクジ
    ェット記録用シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002348555A (ja) * 2001-05-24 2002-12-04 Lintec Corp 工程シート付ラベルシート及びその製造方法
JP2018086824A (ja) * 2016-11-30 2018-06-07 リンテック株式会社 インクジェット被印刷材料、積層体ロール、及び印刷物

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