JPH10166742A - 染料熱転写受容シート - Google Patents
染料熱転写受容シートInfo
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- JPH10166742A JPH10166742A JP8326589A JP32658996A JPH10166742A JP H10166742 A JPH10166742 A JP H10166742A JP 8326589 A JP8326589 A JP 8326589A JP 32658996 A JP32658996 A JP 32658996A JP H10166742 A JPH10166742 A JP H10166742A
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Abstract
してもシート表裏間のブロッキングが生じない染料熱転
写受容シートに関する。 【解決手段】シート状支持体と、前記支持体の片面に染
料を受容する画像受容層、前記支持体の他面に導電性物
質を含有する裏面塗工層を有する染料熱転写シートにお
いて、該裏面塗工層のバインダーとして水溶性樹脂及び
/又は水分散性樹脂を用い、更に炭酸ジルコニウム・ア
ンモニウムを耐水化剤として用いることを特徴とする染
料熱転写受容シートである。
Description
ト(以下、受容シートと略す)に関するものである。さ
らに詳しく述べるならば、本発明は裏面塗工層の耐水性
が良好で、高湿環境で保存してもシート表裏間のブロッ
キングが生じない受容シートに関するものである。
ー、特に昇華型熱転写プリンターの開発が進んでいる。
昇華型熱転写プリンターでは、3色(イエロー、マゼン
タ、シアン)、あるいは4色(イエロー、マゼンタ、シ
アン、ブラック)の昇華性染料層を含むインクリボンを
順番にサーマルヘッドにより加熱し、それぞれの色の染
料の転写量を変化させることにより、濃度階調性に優れ
たフルカラー画像の転写形成が可能になっている。この
ような熱転写プリンターは、テレビ画像やビデオカメラ
で撮影した画像を、例えば、はがきタイプの受容シート
やステッカータイプの受容シートにプリントするなどの
用途で、一般家庭でも急速に普及している。一般に、こ
のようなプリンターは、複数枚の定型サイズにカットさ
れた受容シートをトレー内に装着し、トレーからプリン
ター内に給紙する機構となっている。
や走行性を満足するために塗工層が形成されるが、裏面
塗工層に要求される性能としては、静電気の帯電によ
る走行性不良の防止、静電気の帯電によるゴミやほこ
りの吸引防止、受容シート間の摩擦係数の低減、筆
記性の付与などが挙げられ、係る目的のために、裏面塗
工層には、帯電防止剤、滑剤、顔料などの各種薬品が添
加される。
ート同士が擦れたり、プリンター内を走行中にロールな
どの機械部品と摩擦することで帯電し、静電気的な引力
により受容シート同士が貼り付いたり、受容シートがゴ
ミを吸引し部分的に印画されない(印画抜け)といった
問題の解決のために、受容シートの裏面に帯電防止処理
を施すことが提案されており、受容シートの裏面に導電
性物質を含有する導電性塗料を塗布して、導電性層を形
成することが最も好ましいとされている(特公平6−4
1231号公報)。このような導電性塗料は、帯電防止
剤をバインダー樹脂に溶解、もしくは分散させることに
よって調製するものが一般的であり、係るバインダー樹
脂としては、例えばアクリル樹脂やウレタン樹脂などの
エマルジョン、スチレン−ブタジエン共重合体などのエ
マルジョン、またはポリビニルアルコール、澱粉などの
水溶性樹脂,水分散性樹脂が挙げられる。
ことにより静電気発生を抑制する機構を有する帯電防止
剤自体が低耐水性であるために、高湿環境下で保存した
場合や裏面塗工層に水滴が付いたりすると裏面塗工層が
膨潤、溶出し、受容シートの品質低下や外観不良を起こ
すのみならず、受容シート表裏間でブロッキングが発生
し、プリンターにおける給紙、走行トラブルの原因とな
る。また、バインダー樹脂として、ポリビニルアルコー
ル、澱粉などの水溶性樹脂を使用した場合、上記トラブ
ルは、更に顕著なものとなる。また、はがきタイプの受
容シートの場合、裏面塗工層に宛て先などを記載する必
要があるが、インクジェットプリンターや水性ペン等を
用いた際に裏面塗工層が膨潤、溶出してしまい、はがき
として使用できなくなるといったトラブルも生じてい
る。
の耐水性が良好で、高湿環境保存時でもシート表裏間の
ブロッキングがない受容シートを提供することを目的と
する。更に、インクジェットプリンターや水性ペン等に
より裏面に記録することが可能な受容シートを提供する
ことを目的とする。
達成すべく鋭意検討した結果、受容シートにおいて、裏
面塗工層中に耐水化剤として炭酸ジルコニウム・アンモ
ニウムを使用することにより、裏面塗工層の耐水性が良
好となり、高湿環境保存時でも受容シート表裏間のブロ
ッキングを防止することが可能であることを見いだし
た。 本発明は、シート状支持体と、前記支持体の片面に染
料を受容する画像受容層、前記支持体の他面に導電性物
質を含有する裏面塗工層を有する染料熱転写シートにお
いて、該裏面塗工層のバインダーとして水溶性樹脂及び
/又は水分散性樹脂を用い、更に炭酸ジルコニウム・ア
ンモニウムを耐水化剤として用いることを特徴とする染
料熱転写受容シートである。
性について研究を重ねた結果、特定のバインダー、導電
性物質、顔料と炭酸ジルコニウム・アンモニウムを組み
合わせることにより、際立った効果が得られることを見
出した。 裏面塗工層のバインダーとして水溶性樹脂を用い、導
電性物質がカチオン性導電剤であり、更に、顔料として
硫酸バリウムを有することを特徴とする記載の染料熱
転写受容シートである。 導電性物質が、脂肪族第4級アンモニウム塩である
記載の染料熱転写受容シートである。
として炭酸ジルコニウム・アンモニウムを含有すること
を特徴とするものである。炭酸ジルコニウム・アンモニ
ウムは、一般にカルボキシル基、アミド基、ヒドロキシ
ル基、メチロール基などの官能基を有する化合物、例え
ば、ポリビニルアルコール、澱粉、カルボキシメチルセ
ルロース、カゼイン、アクリル樹脂、スチレン−ブタジ
エン共重合体などとの架橋反応により、水、アンモニ
ア、二酸化炭素を放出し、強固な炭素−酸素−ジルコニ
ウム結合を形成するため、極めて優れた耐水性を発現す
る。さらに、炭酸ジルコニウム・アンモニウムは、上記
のような官能基を有さず一般に架橋反応をしない帯電防
止剤とも相互作用を生じ、帯電防止効果を損なわず、耐
水性を向上させるものである。
ネート系、エポキシ系、ポリアミン系、メラミン系、ポ
リアミド系、尿素ホルマリン系、アミノ系、グリオキザ
ール系、オキサゾリン系、アジリジン系などが広く使用
されている。これらの耐水化剤は、炭酸ジルコニウム・
アンモニウムと同様、ポリビニルアルコール、澱粉、カ
ルボキシメチルセルロース、カゼイン、アクリル樹脂、
スチレン−ブタジエン共重合体などと架橋反応を行い、
これらを耐水化することができるが、反応点を持たない
帯電防止剤は耐水化することができず、結果として塗膜
の耐水化が不十分となる。
モニウムの具体例としては、第一稀元素化学工業社製の
「ジルコゾールAC−7」、「ジルコゾールAC−2
0」、「ジルコゾールAC−20LA」、マグネシウム
・エレクトロン社製の「ベイコート20」などが挙げら
れる。上記炭酸ジルコニウム・アンモニウムの配合量と
しては、特に限定されないが塗工層の全固形分中の0.
5〜5重量%が好ましい。ちなみに、配合量が0.5重
量%に満たないと、塗膜の耐水化が不十分となり、所望
とするブロッキング抑制効果を得ることができない。一
方、5重量%を越えると、塗膜が必要以上に耐水化さ
れ、例えば、水性ペン書き時、あるいはインクジェット
プリント時などに、インクの吸収性が劣化することがあ
る。
ては、アクリル樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、
ポリビニルアルコール、澱粉、カルボキシメチルセルロ
ース、カゼインなど水溶性樹脂,水分散性樹脂の中から
任意に選択することができ、これらを単独、あるいは、
2種以上を併用することができる。勿論これらは、公知
の各種変性処理を施したものであっても構わない。中で
も、水溶性樹脂の使用、特にポリビニルアルコールや澱
粉の使用が、水性ペンやインクジェットプリンタによる
記録に適するので好ましい。
する。帯電防止物質としては、公知のアニオン性、カチ
オン性、およびノニオン性の帯電防止剤が任意に使用で
きる。この中でも特にカチオン性のものは、特に脂肪族
第4級アンモニウム塩は、優れた帯電防止効果を有する
ため好ましい。
剤、有色染料等、また、筆記性付与などの目的で顔料を
添加しても良い。前記滑剤としては、公知のワックス、
シリコーン樹脂などが使用でき、また、顔料としては、
シリカ、カオリン、焼成カオリン、クレー、酸化チタ
ン、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなどから任意に使用
することができる。一般に、炭酸ジルコニウム・アンモ
ニウムは、pH8〜10のアルカリ領域で最も耐水化効
果を発揮するため、硫酸バリウム、炭酸カルシウムなど
は好ましい実施態様であり、さらにこの中でも薄板状硫
酸バリウムは、塗工面平滑性が向上し、受容シート表裏
間の摩擦係数を小さく抑えることができるため、特に好
ましい実施態様である。
性物質としてカチオン性導電剤を用い、更に、顔料とし
て硫酸バリウム、且つ耐水化剤として炭酸ジルコニウム
・アンモニウムを有する裏面塗工層の構成は、極めて耐
水性に優れ、しかもインクジェットプリンター等に対す
る記録適性が優れるので特に好ましい。
ないが、1〜20g/m2 、好ましくは、3〜15g/
m2 の範囲で調節される。ちなみに、塗工量が少なすぎ
ると塗工層の効果が発揮されず、また多すぎてもそれ以
上の効果を期待できないばかりか、コストを上昇させ実
用的でない。
は、コート紙、アート紙、上質紙などの紙基材、ポリエ
チレンなどの熱可塑性樹脂を紙基材にラミネートしたラ
ミネート紙、ポリエステル、ナイロン、ポリオレフィン
(例えばポリプロピレン)などのプラスチックフィルム
や、あるいはポリオレフィン樹脂と無機顔料を主成分と
する2軸延伸した空隙を有する多層構造のフィルムなど
が例示される。さらに、前記の材料を単体で使用するだ
けでなく、ドライラミネート法、ウェットラミネート
法、溶融ラミネート法などの公知の方法により、前記材
料の2種以上を貼り合わせて多層構造にしたものも使用
でき、その組み合わせは限定されない。
00μmが好ましい。ちなみに、厚さが100μmに満
たないと、その機械的強度が不十分となり、かつそれか
ら得られる受容シートの剛度、および変形に対する反発
力が不十分となり、印画の際に生じる受容シートのカー
ルを十分に防止できない。また、厚さが300μmを越
えると、得られる受容シートの紙厚が過大になるため、
プリンターにおける受容シート収容枚数の低下をまねい
たり、あるいは逆に、プリンターの容積増大を招き、プ
リンターのコンパクト化を困難にするなどの問題を生じ
る。
持体の一表面上に設けられる染料受容層は、インクリボ
ンから転写される昇華性染料を染着し得る染着性樹脂を
主成分として形成される。このような染着性樹脂として
は、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、セルロ
ース誘導体等が例示される。
ましくは、3〜10g/m2 の範囲で調節される。ちな
みに、受容層の塗工量が1g/m2 より少ないと、受容
層が基材表面を完全に覆うことができず、画質の低下を
まねいたり、受容シートとインクリボンが接着してしま
う現象(融着)が発生することがある。一方、受容層の
塗工量が12g/m2 より多いと、効果が飽和し不経済
であるばかりでなく、受容層の強度が不足したり、受容
層の厚みが増し基材の断熱効果が十分に発揮されず、画
像濃度が低下することがある。
ルヘッドの加熱によるインクリボンとの融着を防ぐ目的
で、樹脂の架橋剤や、滑剤、剥離剤などを添加すること
が好ましい。また、必要に応じ、他の添加剤、例えば蛍
光染料、可塑剤、酸化防止剤、顔料、紫外線吸収剤等を
添加してもよい。これらの添加剤は、受容層の主成分と
混合し塗工されてもよいし、別の塗工層として受容層の
上、および/または下に塗工されていてもよい。また、
プリンター内を受容シートが走行する際の、静電気に起
因する走行トラブルの発生を防ぐため、受容シートの受
容層面上、あるいは受容層とシート状支持体の間に、裏
面塗工層とは別の帯電防止剤層を塗布してもよい。
層、およびその他の塗工層は、バーコーター、グラビア
コーター、コンマコーター、ブレードコーター、エアー
ナイフコーターなど公知のコーターで塗工、乾燥して形
成することができる。
が、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
なお、実施例において、特に断らない限り「%」、およ
び「部」はすべて「重量%」、および「重量部」を示
す。
フィルムの表裏に、無機顔料を含むポリオレフィンを主
成分として2軸延伸した厚さ60μmの多層構造フィル
ム(商品名:ユポFPG60,王子油化合成紙製)を、
ポリエステル系接着剤を用い、ドライラミネート法で貼
り合わせてシート状支持体とした。その一方の面上に、
下記組成の受容層塗液を塗工量8g/m2 となるように
グラビアコーターにより塗工、乾燥し、染料画像受容層
を形成した。さらに、もう一方の面上に、下記組成の塗
液1を塗工量7g/m2 となるようにバーコーターによ
り塗工、乾燥して裏面塗工層を形成し、受容シートを得
た。
塗液2を用いて裏面塗工層を形成した。 「塗料2」 成 分 重量部 薄板状硫酸バリウム(商品名:板状硫酸バリウムA,堺化学工業製)73部 アクリル−スチレン共重合体エマルジョン (商品名:KE252,日本カーバイド工業製) 12部 酸化澱粉(商品名:エースA,王子コーンスターチ製) 6部 カチオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット9800,三洋化成製)6部 炭酸ジルコニウム・アンモニウム (商品名:ジルコゾールAC−7,第一稀元素化学工業製) 3部 水 250部
塗液3を用いて裏面塗工層を形成した。 「塗液3」 成 分 重量部 薄板状硫酸バリウム(商品名:板状硫酸バリウムA,堺化学工業製)70部 酸化澱粉(商品名:エースA,王子コーンスターチ製) 20部 カチオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット9800,三洋化成製)8部 炭酸ジルコニウム・アンモニウム (商品名:ジルコゾールAC−7,第一稀元素化学工業製) 2部 水 250部
塗液4を用いて裏面塗工層を形成した。 「塗液4」 成 分 重量部 薄板状硫酸バリウム(商品名:板状硫酸バリウムA,堺化学工業製)70部 ポリビニルアルコール(商品名:PVA110,クラレ製) 20部 カチオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット9800,三洋化成製)8部 炭酸ジルコニウム・アンモニウム (商品名:ジルコゾールAC−7,第一稀元素化学工業製) 2部 水 250部
塗液5を用いて裏面塗工層を形成した。 「塗液5」 成 分 重量部 薄板状硫酸バリウム(商品名:板状硫酸バリウムA,堺化学工業製)70部 酸化澱粉(商品名:エースA,王子コーンスターチ製) 20部 カチオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット9800,三洋化成製)8部 炭酸ジルコニウム・アンモニウム (商品名:ジルコゾールAC−20,第一稀元素化学工業製) 2部 水 250部
塗液6を用いて裏面塗工層を形成した。 「塗液6」 成 分 重量部 薄板状硫酸バリウム(商品名:板状硫酸バリウムA,堺化学工業製)60部 アクリル−スチレン共重合体エマルジョン (商品名:KE252,日本カーバイド工業製) 15部 酸化澱粉(商品名:エースA,王子コーンスターチ製) 10部 カチオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット9800,三洋化成製) 15部 水 250部
塗液7を用いて裏面塗工層を形成した。 「塗液7」 成 分 重量部 薄板状硫酸バリウム(商品名:板状硫酸バリウムA,堺化学工業製)73部 アクリル−スチレン共重合体エマルジョン (商品名:KE252,日本カーバイド工業製) 12部 酸化澱粉(商品名:エースA,王子コーンスターチ製) 9部 カチオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット9800,三洋化成製)6部 水 250部
塗液8を用いて裏面塗工層を形成した。 「塗液8」 成 分 重量部 薄板状硫酸バリウム(商品名:板状硫酸バリウムA,堺化学工業製)70部 酸化澱粉(商品名:エースA,王子コーンスターチ製) 20部 カチオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット9800,三洋化成製) 10部 水 250部
塗液9を用いて裏面塗工層を形成した。 「塗液9」 成 分 重量部 薄板状硫酸バリウム(商品名:板状硫酸バリウムA,堺化学工業製)70部 ポリビニルアルコール(商品名:PVA110,クラレ製) 20部 カチオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット9800,三洋化成製) 10部 水 250部
塗液10を用いて裏面塗工層を形成した。 「塗液10」 成 分 重量部 薄板状硫酸バリウム(商品名:板状硫酸バリウムA,堺化学工業製)70部 酸化澱粉(商品名:エースA,王子コーンスターチ製) 20部 カチオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット9800,三洋化成製)8部 変性ポリアミン系樹脂(商品名:PA620,日本PMC製) 2部 水 250部
塗液11を用いて裏面塗工層を形成した。 「塗液11」 成 分 重量部 薄板状硫酸バリウム(商品名:板状硫酸バリウムA,堺化学工業製)70部 酸化澱粉(商品名:エースA,王子コーンスターチ製) 20部 カチオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット9800,三洋化成製)8部 エポキシ系樹脂(商品名:デナコールEX−313, ナガセ化成工業製) 2部 水 250部
塗液12を用いて裏面塗工層を形成した。 「塗液12」 成 分 重量部 薄板状硫酸バリウム(商品名:板状硫酸バリウムA,堺化学工業製)60部 酸化澱粉(商品名:エースA,王子コーンスターチ製) 20部 カチオン系帯電防止剤(商品名:ケミスタット9800,三洋化成製) 11部 炭酸ジルコニウム・アンモニウム (商品名:ジルコゾールAC−20,第一稀元素化学工業製) 9部 水 250部
いて、下記の評価を行った。評価結果を表1に示す。
した後、乾いた布で水滴を拭き取り、裏面塗工層の溶け
具合を下記評価基準により目視評価した。 〔耐水性評価基準〕 ○:裏面塗工層は溶けていない。 △:裏面塗工層が溶けて若干とれているが実用上問題な
い。 ×:裏面塗工層が溶けて完全にとれている。
キング(プリンター走行性および画質) 上記受容シートを受容層面と裏面塗工層面を重なり合う
ようにして500枚重ねて、35℃、80%の環境に4
8時間放置した後、下から25枚を昇華ビデオプリンタ
ー(商品名:UP−1800,ソニー製)にて連続プリ
ントして、下記評価基準により走行性を評価し、そのう
ち下から5枚目のサンプルについて下記評価基準によ
り、走行性、および画質を評価した。 〔走行性評価基準〕 ○:走行不良なし ×:走行不良が発生 〔画質評価基準〕 ○:ブロッキング跡なし ×:ブロッキング跡あり (3)インクジェット記録時のインク吸収性(IJプリ
ント吸収性) 受容シートの裏面塗工層上にインクジェットプリンター
(商品名:BJC−610JW,キャノン製)で印字
し、1分後に指先で軽くこすって、インクの吸収性を下
記基準により目視で評価した。 〔インク吸収性評価基準〕 ○:インクのこすれ汚れなし ×:インクが吸収されておらず、こすれ汚れあり
塗工層の耐水性が良好であり、高湿環境保存時でも受容
シート表裏間のブロッキングがなく、実用的価値が高い
ものである。
Claims (3)
- 【請求項1】シート状支持体と、前記支持体の片面に染
料を受容する画像受容層、前記支持体の他面に導電性物
質を含有する裏面塗工層を有する染料熱転写シートにお
いて、該裏面塗工層のバインダーとして水溶性樹脂及び
/又は水分散性樹脂を用い、更に炭酸ジルコニウム・ア
ンモニウムを耐水化剤として用いることを特徴とする染
料熱転写受容シート。 - 【請求項2】裏面塗工層のバインダーとして水溶性樹脂
を用い、導電性物質がカチオン性導電剤であり、更に、
顔料として硫酸バリウムを有することを特徴とする請求
項1記載の染料熱転写受容シート。 - 【請求項3】導電性物質が、脂肪族第4級アンモニウム
塩である請求項2記載の染料熱転写受容シート。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32658996A JP3744090B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 染料熱転写受容シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32658996A JP3744090B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 染料熱転写受容シート |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10166742A true JPH10166742A (ja) | 1998-06-23 |
JP3744090B2 JP3744090B2 (ja) | 2006-02-08 |
Family
ID=18189514
Family Applications (1)
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JP32658996A Expired - Fee Related JP3744090B2 (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 染料熱転写受容シート |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3744090B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020068100A (ko) * | 2001-02-20 | 2002-08-27 | 김승환 | 열전사용 전사지 제조방법 및 그 물품 |
JP2005171472A (ja) * | 2003-11-17 | 2005-06-30 | Fuji Xerox Co Ltd | 記録用紙及びこれを用いた画像記録方法 |
JP2014065242A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写システムおよび印画物の製造方法 |
-
1996
- 1996-12-06 JP JP32658996A patent/JP3744090B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4556522B2 (ja) * | 2003-11-17 | 2010-10-06 | 富士ゼロックス株式会社 | 記録用紙及びこれを用いた画像記録方法 |
JP2014065242A (ja) * | 2012-09-26 | 2014-04-17 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写システムおよび印画物の製造方法 |
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